JP3461113B2 - 光増幅器 - Google Patents
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Description
や光信号処理系において必要とされる光増幅器に関す
る。
の光増幅器の構成を図23〜図25に示す。図23,図
24,図25はそれぞれ、従来技術の光増幅器の第1,
第2,第3の構成である。
幅部23−2および利得等化器23−3よりなる。その
光増幅器23−1は、伝送ファイバ23−4,23−5
に接続されている。多波長の信号光が、その光増幅器2
3−1に入射し、増幅される。前記増幅部23−2は、
利得媒質23−6(希土類添加ファイバまたは導波
路)、励起光源23−7、および、利得媒質23−6の
前段に設置された光部品23−8(励起光と信号光の合
波器、光アイソレータ等)と、利得媒質23−6の後段
に設置された光部品23−9(光アイソレータ等)より
なる(参考文献:Massicott et al., Electron. Lett.,
vol.26, No.20, pp.1645-1646, 1990)。
性を、図26(a)〜図26(c)に示す。図26
(a)は、利得媒質23−6の利得の波長依存性を示し
ている。図26(a)で、利得のピーク値は約30d
B、利得平坦帯域(例えば、3dB利得低下帯域)は約
10nmである。利得等化器23−3の損失を図26
(b)に示す。その損失のピーク値は、約10dBであ
る。図26(a)の利得から図26(b)の損失を引い
た値が、光増幅器23−1の利得であるが、それを図2
6(c)に示す。ただし、簡単のため、光部品23−8
と光部品23−9の損失は無視した。利得等化器23−
3を用いたことで、利得平坦帯域は約30nmに増加し
た。このように、利得平坦帯域が広がれば、信号光波長
間隔が等しい場合、より多くの波長の(したがって多く
のチャンネルの)信号光を同一利得で増幅できるという
利点がある。
るが、図23に比べ、より低雑音な光増幅器の構成であ
る。図23の場合と異なるのは、励起光波長の異なる2
つの励起光源23−7,24−3を用いていることであ
る。励起光源24−3が出力する励起光の波長は、励起
光源23−7が出力する励起光の波長より短く、利得媒
質23−6の(信号光入力方向に対して)上位部分を、
図23に比べ、より高い反転分布状態で励起する(参考
文献:Massicott et al., Electron. Lett., vol.28, N
o.20, pp.1924-1925, 1992)。
はないが、本発明の構成に類似した構成の光増幅器であ
る。増幅部が前段(増幅部25−2)および後段(増幅
部25−3)に分かれており、それらの間に、帯域制限
光フィルタまたは分散補償器25−4が設置してある。
信号光は、おもに単一波長である。帯域制限光フィルタ
を用いた場合には、利得媒質が2ヵ所に分かれているの
で、レーザ発振や増幅された自然放出光による増幅特性
劣化を被ることなく、高利得化が可能である。分散補償
器を用いた場合には、分散補償器の損失による信号対雑
音比の劣化を除去することができる(参考文献:Masuda
et al., Electron. Lett., vol.26, No.10, pp.661-66
2, 1990)。
示した構成における、平坦利得帯域の平坦利得依存性、
および、光増幅器飽和出力パワーの等化器損失依存性
を、それぞれ図9(a)および図9(b)に示した。図
9(a)より、平坦利得帯域は平坦利得の増加と共に減
少し、平坦利得は、レーザ発振や増幅された自然放出光
による増幅特性劣化により、30dB程度に制限され
る。一方、図9(b)より、光増幅器飽和出力パワー
は、等化器損失の増加と共に著しく減少する。ところ
が、広い平坦利得帯域を得るには、大きな等化器損失が
必要とされるため、大きな光増幅器飽和出力パワーを保
ったまま、広い平坦利得帯域を得ることが困難になる、
という欠点が生じる。
た、広帯域な光増幅器を提供することにある。
に、以下の手段を用いる。
ルビウム添加ファイバを利得媒質とし、信号光を広帯域
で平坦に増幅する光増幅器であって、前記エルビウム添
加ファイバと、前記エルビウム添加ファイバを励起する
励起光源からなる増幅部を複数個備え、前記増幅部は、
利得等化器を間に挟んで直列に接続され、前記励起光源
は、波長1.53μmの光を出力する光源であり、前記
光増幅器は、入力側に方向性結合器を備え、さらに前記
光増幅器が接続されるシリカファイバ伝送路に対し前記
方向性結合器を介してラマン増幅励起光を送る励起光源
を備え、前記ラマン増幅励起光の波長は、前記ラマン増
幅励起光による前記シリカファイバ伝送中でのラマン利
得を含む、前記光増幅器による総合利得のスペクトルが
広帯域化される、1.51μmから1.53μmの範囲
であり、前記利得等化器は、前記総合利得のスペクトル
が、1550〜1600nm帯域を含む75nmの帯域
に渡って平坦化するように設定されていることを特徴と
している。
である。
ファイバを利得媒質とし、信号光を広帯域で平坦に増幅
する光増幅器であって、前記エルビウム添加ファイバ
と、前記エルビウム添加ファイバを励起する励起光源か
らなる増幅部を複数個備え、前記増幅部は、利得等化器
を間に挟んで直列に接続され、前記励起光源は、波長
1.53μmの励起光と同じ利得スペクトルを与える、
波長の異なる複数の光を出力する光源であり、前記光増
幅器は、入力側に方向性結合器を備え、さらに前記光増
幅器が接続されるシリカファイバ伝送路に対し前記方向
性結合器を介してラマン増幅励起光を送る励起光源を備
え、前記ラマン増幅励起光の波長は、前記ラマン増幅励
起光による前記シリカファイバ伝送中でのラマン利得を
含む、前記光増幅器による総合利得のスペクトルが広帯
域化される、1.51μmから1.53μmの範囲であ
り、前記利得等化器は、前記総合利得のスペクトルが、
1550〜1600nm帯域を含む75nmの帯域に渡
って平坦化するように設定されていることを特徴として
いる。
し、分割した利得媒質間に利得等化器を接続した光増幅
器の第1〜第6の構成についてその概要を説明すし、そ
のあとそれらの実施形態および参考形態を説明する。
示す。本発明の一部分の第1の構成である図1は、従来
技術の図23と、増幅部が前段(増幅部1−2)および
後段(増幅部1−3)の2つに分かれている点で大きく
異なる。また、従来技術の図25とは、前段の増幅部1
−2と後段の増幅部1−3の間に設置する光部品が利得
等化器1−4であり、入力信号光が広帯域な多波長光で
ある点で大きく異なる。
を図7(a),図7(b),図8に示す。図7(a)
は、利得媒質の利得の波長依存性を示している。図7
(a)で、利得のピーク値は約40dBであり、従来技
術の場合に比べ、レーザ発振や増幅された自然放出光に
よる増幅特性劣化がないので、高い値が得られる。前段
の増幅部1−2の利得の典型値は25dBであり、後段
の増幅部1−3の利得の典型値は15dBである。ま
た、ある一定値(例えば10dBまたは20dB)以上
の利得も増加している。利得等化器1−4の損失を図7
(b)に示す。その損失のピーク値は、約10dBおよ
び20dBである。
引いた値が、光増幅器1−1の利得であるが、それを図
8に示す。ただし、簡単のため、光部品1−8,1−1
0と光部品1−12,1−14の損失は無視した。損失
ピーク値が約10dBのときの利得平坦帯域は30nm
であり、損失ピーク値が約20dBのときの利得平坦帯
域は50nmである。図26(c)、すなわち、従来技
術における平坦利得値20dBのときの利得平坦帯域は
30nmであり、図8、すなわち、本発明の一部分の構
成における平坦利得値20dBのときの利得平坦帯域は
50nmであるから、本発明の一部分の構成により、利
得平坦帯域が顕著に拡大したことがわかる。
る平坦利得帯域の平坦利得依存性を示す。従来技術に比
べ、利得平坦帯域が顕著に拡大したことがわかる。図9
(b)に本発明の一部分の構成における光増幅器飽和出
力の等化器損失依存性を示した。本発明の一部分の構成
では、利得等化器1−4のあとに光増幅器(増幅部1−
3)があるので、光増幅器飽和出力は等化器損失にあま
り依存しないことがわかる。従来技術に比べ、光増幅器
飽和出力が顕著に増大していることがわかる。以上のよ
うに、本発明の一部分の第1構成では、高い光増幅器飽
和出力を保ったまま、広い利得平坦帯域を確保すること
ができる。
の一部分の構成を図27に示す。3分割した利得媒質の
間に2つの利得等化器1−4、1−4’を設置してい
る。2つの利得等化器1−4、1−4’を用いているた
め、総合した利得等化器の損失ピーク値は、30dB程
度に設定できる。このときの利得平坦領域は約60nm
である。利得媒質を2分割した場合の利得平坦帯域は5
0nmであるから、3分割することにより利得平坦帯域
を約10nm拡大することができる。なお、図では利得
媒質を3分割までした例について示してあるが、分割数
をN(Nは2以上整数)とし、分割された利得媒質を構
成要素とするN個の増幅部と、その増幅部間に設けられ
た(N−1)個の利得等化器とを備えた光増幅器として
もよい。なお、光増幅器は、分割数Nを増やすことで、
利得媒質の帯域範囲内で利得平坦帯域を徐々に拡大して
いくことができる。
している。本発明の一部分の第2構成は、図1に示す構
成(第1の構成)の増幅部1−2,1−3を、それぞ
れ、図2に示す構成に置き換えたものである。すなわ
ち、図1とは、増幅部の励起光源が異なっている。図2
では、図面の簡単化のため、図1との相違点のみを、図
1の増幅部1−2に対応する増幅部2−1について示し
た。この相違点は、図1の増幅部1−3に対応する増幅
部(図示略)についても同様である。本構成は、図1に
比べ、より低雑音な光増幅器の構成である。図1の場合
と異なるのは、励起光波長の異なる2つの励起光源1−
7,2−2を用いていることである。励起光源2−2が
出力する励起光の波長は、励起光源1−7が出力する励
起光の波長より短く、利得媒質1−9の(信号光入力方
向に対して)上位部分を、図1に比べ、より高い反転分
布状態で励起する。
る。図23(従来技術)とは、伝送ファイバ23−4を
増幅媒質として用い、その励起光源3−3があらたに設
置されている点が異なる。伝送ファイバ23−4はラマ
ン増幅を行い、その利得は希土類添加ファイバなどの利
得媒質の利得波長依存性の平坦化、すなわち、利得等化
を行う波長依存性を有するようになっている。すなわ
ち、励起光の波長が、利得等化を行う波長のラマンシフ
ト量(シリカファイバで約110nm)だけ、短波長側
に設定されている。この全体構成の利得特性を図10に
示す。総合利得(利得媒質利得−等化器損失+ラマン利
得)の利得平坦帯域は、ラマン増幅を行わない場合の利
得(利得媒質利得−等化器損失)の利得平坦帯域より広
くなるという利点が生じている。
る。図2(本発明の一部分の第2構成)と利得および雑
音特性は同様であるが、構成部品がより簡易・安価・安
定な構成である。低雑音特性を確保するために、励起波
長が短い励起光源2−2を用いている。光部品4−2を
用いて、利得媒質1−9をレーザ発振媒質とするレーザ
リング(光部品1−8〜利得媒質1−9〜光部品1−1
0〜光部品4−2〜光部品1−8)を構成する。このと
き、光部品1−8および光部品1−10はレーザ発振光
に対して、それぞれ合波器および分波器を有する。その
レーザ発振光は、図2(本発明の一部分の第2構成)に
おける励起光源1−7が出力する励起光と同様の作用、
すなわち、利得媒質を所望の反転分布状態に励起する作
用を有する。
している。図4(本発明の参考例の第1の構成)と類似
の構成であるが、レーザ発振光の伝搬方向が図4の場合
と逆である。このとき、光部品1−8および光部品1−
10はレーザ発振光に対して、それぞれ、合波器および
分波器を有するが、それらは方向性の合分波器である光
サーキュレータ等であることが新たに可能であり、効率
も良い。レーザ発振光は信号光と逆方向に伝搬するた
め、信号光の波長に関係なくレーザ発振光の波長を設定
でき、部品構成の任意度が広がり、有利である。
している。図5(本発明の参考例の第2の構成)と類似
の構成であるが、励起光源6−2を新たに設置して、励
起光をレーザリングの経路を利用して追加している。し
たがって、総合の励起光強度を増加させ、光増幅器の飽
和出力を増加させることができる。
および参考構成を示したが、以下に、従来技術との相違
を明確にするために、従来技術および本発明の一部分の
典型例の構成と、それらの構成のときの利得特性を図を
用いて説明する。利得媒質は、エルビウム添加ファイバ
(Er3+添加ファイバ:EDF)とした。エルビウム添
加濃度は1000ppmとし、1550nmにおける信
号光の未飽和吸収係数は1dB/mとする。
第1および第2の典型例の構成を示す。図11(a)
は、励起波長が1.48μmの第1の従来技術の典型例
である。EDF・11−6の長さは50m、励起光パワ
ーは100mW、利得等化器11−3のピーク損失は1
0dB以下である。このときの利得の波長依存性(利得
スペクトル)を図12(a)に示した。平坦利得20d
B、平坦帯域30nm(1535〜1565nm)であ
る。図11(b)は、励起波長が1.55μmの第2の
従来技術の典型例である。EDF・12−4の長さは1
50m、励起光パワーは200mW、利得等化器11−
3のピーク損失は10dB以下である。このときの利得
の波長依存性(利得スペクトル)を図12(a)に示し
た。平坦利得20dB、平坦帯域40nm(1570〜
1610nm)である。
示す。2段増幅構成であり、前段のEDF・13−7の
長さは100mであり、後段のEDF・13−11の長
さは70mである。また、前段のEDF・13−7の利
得は25dBであり、後段のEDF・13−11の利得
は15dBである。その間に設置された利得等化器13
−4のピーク損失は20dBである。総合した利得スペ
クトルを図12(b)に示す。平坦利得20dB、平坦
帯域50nm(1550〜1600nm)である。上記
の従来技術および本発明の一部分の典型例の利得スペク
トルを比較すると明らかなように、本発明の一部分の典
型的構成を採用することにより、平坦帯域が顕著に拡大
した。
は、利得媒質を2ヵ所または3ヶ所以上に分けて設置す
ることにより、総合利得を、レーザ発振や増幅された自
然放出光による利得劣化の影響なく増大させるととも
に、ある一定以上の利得を有する帯域を、従来技術に比
べ、増大させている。また、利得等化器の損失値を大き
くとって、利得平坦帯域を従来技術に比べ、広げること
を可能にしている。さらに、利得等化器の後段に利得媒
質を設置する構成をとっているので、利得等化器の損失
値を大きくとっても、光増幅器の飽和出力を大きく保つ
ことができ、利得等化器の損失値を大きくとったとき、
光増幅器の飽和出力が顕著に低下する従来技術の欠点を
克服している。
て説明する。図14は、この発明の第1参考形態による
広帯域光増幅器の構成例を示すブロック図である。本参
考形態では、利得媒質としてエルビウム添加ファイバ
(Er3+添加ファイバ:EDF)を用い、2段増幅構成
をとっている。エルビウム添加濃度は1000ppmと
し、1550nmにおける信号光の未飽和吸収係数は1
dB/mとする。前段のEDF・14−8の長さは10
0mであり、後段のEDF・14−12の長さは70m
である。励起光源14−6,14−10は、1.53μ
mの半導体レーザ(LD)であり、励起光パワーは10
0mWである。励起光と信号光の合波器14−7,14
−11は誘電体多層膜フィルタ、利得等化器14−4は
Split Beam Fourier Filter (フーリエフィルタ)であ
る。利得等化器(フーリエフィルタ)14−4のピーク
損失は17dBである。前段のEDF・14−8の利得
は25dBであり、後段のEDF・14−12の利得は
15dBである。光アイソレータをレーザ発振防止のた
め、前段の増幅部に2個、後段の増幅部に1個設置して
いる。なお、利得等化器14−4は、利得平坦帯域が拡
大し、利得媒質の広波長域で有効なパラメータ設定され
るものとする。
図15に示した。平坦利得17dB、利得平坦帯域50
nmを得ている。また、1.54〜1.61μmの多波
長信号入力(例えば、20波、100波)のときの飽和
出力は約15dBmであり、十分高い。ただし、合波器
14−7,14−11、光アイソレータ14−9,14
−13、利得等化器(フーリエフィルタ)14−4の挿
入損失は各1dBとした。
6は、この発明の第2参考形態による広帯域光増幅器の
構成例を示すブロック図である。図14(第1参考形
態)とは励起光源部が異なる。他は第1参考形態と同様
である。励起光源16−4,16−8は、波長1.48
μm、出力光パワー100mWのLDであり、励起光源
16−6,16−10は、波長1.55μm、出力光パ
ワー1mWのLDである。EDF・14−8,14−1
2内に入射した1.48μmの励起光は、該EDF・1
4−8,14−12に吸収され、一方、1.55μmの
励起光は、該EDF・14−8,14−12中で増幅さ
れる。その結果、該EDF・14−8,14−12の上
位部では1.48μmの励起光パワーが支配的である
が、下位部では1.55μmの励起光パワーが支配的に
なる。総合的には、1.53μmで励起した第1参考形
態と同じ利得を得ることができる。さらに、上位部での
反転分布が1.48μm励起により高まるので、雑音特
性が向上する。具体的には、雑音指数が低減される。図
17に第2参考形態および第1参考形態における雑音指
数の信号光波長依存性を示す。第2参考形態の方が雑音
指数が低くなっていることがわかる。
8は、この発明の第1実施形態による広帯域光増幅器の
構成例を示すブロック図である。図14(第1の参考形
態)とは、ラマン増幅を加えている点が異なる。伝送フ
ァイバ(シリカファイバ)18−4を、波長1.51μ
m、出力光パワー200mWの励起光源(LD)・18
−6で励起している。伝送ファイバ18−4は、60k
mの分散シフトファイバである。1.61μmでのラマ
ン利得は5dBである。図19に本実施形態による利得
スペクトルを示す。第1参考形態に比べ、平坦利得で1
0dB、利得帯域で25nmの向上がある。
である光サーキュレータを用いるとよい。なぜならば、
伝送ファイバに対する励起波長(1.51μm)と信号
光の方向が異なることから、光サーキュレータによる光
の合波が容易に行えるからである。また、合波器18−
5としてWDM(Wavelength Division Multiplexing)
カプラを用いる場合に比べ、光サーキュレータを用いる
ことにより励起波長近くの信号光の光増幅も可能とな
り、光増幅する帯域の広帯域化を図ることが可能となる
からである。
0は、この発明の第3参考形態による広帯域光増幅器の
構成例を示すブロック図である。本参考形態は、図16
(第2参考形態)とは、前段および後段の増幅部におけ
るEDFの励起部の構成が異なる。したがって、図20
では、前段の増幅部20−1のみ示した。後段の増幅部
(図示略)の構成は、前段の増幅部20−1の構成と同
様である。励起光源16−4は、波長1.48μm、出
力光パワー100mWのLDである。波長1.55μm
のLDを用いる代わりに、リングレーザを構成し、波長
1.55μmの高強度レーザ発振光を発振させている。
リングレーザは、EDF・14−8、リングレーザ用合
波器(合波器20−2,20−3)、狭帯域透過光フィ
ルタ20−6、可変減衰器20−5、および、光アイソ
レータ20−4で構成されている。合波器20−2,2
0−3は、レーザ発振光波長のみ狭帯域に合波・分波す
るWDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ
を用いると良い。得られる増幅特性は、第2参考形態の
場合と同じである。本構成では、励起光源(LD)が1
個で済むため、構成が簡易・高安定などの利点がある。
1は、この発明の第4参考形態による広帯域光増幅器の
構成例を示すブロック図である。図20(第3参考形
態)とは、リングレーザを構成するにあたって、光アイ
ソレータ20−4,リングレーザ用合波器(合波器20
−2,20−3)を用いず、光サーキュレータ21−
2,21−3を用いている点が異なる。光サーキュレー
タ21−2,21−3を用いることにより、光部品点数
が減り、構成が簡易になるなどの利点がある。
2は、この発明の第5参考形態による広帯域光増幅器の
構成例を示すブロック図である。図21(第4参考形
態)とは、リングレーザのループを用いて励起光源を1
個増設している点で異なる。これにより、信号光利得の
劣化なしに総合励起光パワーを増大して、信号光飽和出
力を増大させることができるなどの利点がある。
第1の実施形態では、増幅部が2段ありその間に利得等
化器を設けた構成を例にして説明したが、各実施形態に
おいて説明した増幅部をN段(Nは2以上の整数)設
け、それぞれの増幅部の間に利得等化器を設けた構成と
してもよい。
を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの
参考形態および実施形態に限られるものではなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。
べ、利得平坦帯域が広く、かつ、高飽和出力・低雑音な
光増幅器を実現できるという効果がある。
ク図である(利得媒質を2分割した場合)。
ク図である。
る。
ク図である。
ク図である。
ク図である。
グラフである。
グラフである。
術の特性を示すグラフである。
である。
である。
特性を示すグラフである。
ック図である。
幅器の構成例を示すブロック図である。
フである。
幅器の構成例を示すブロック図である。
数スペクトルを示すグラフである。
幅器の構成例を示すブロック図である。
フである。
幅器の構成例を示すブロック図である。
幅器の構成例を示すブロック図である。
幅器の構成例を示すブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
フである。
ック図である(利得媒質を3分割した場合)。
−4……利得等化器、 1−5,1−6……伝送ファイ
バ、1−7,1−11……励起光源、1−8,1−1
0,1−12,1−14……光部品、1−9,1−13
……利得媒質
Claims (2)
- 【請求項1】 エルビウム添加ファイバを利得媒質と
し、信号光を広帯域で平坦に増幅する光増幅器であっ
て、 前記エルビウム添加ファイバと、前記エルビウム添加フ
ァイバを励起する励起光源からなる増幅部を複数個備
え、 前記増幅部は、利得等化器を間に挟んで直列に接続さ
れ、 前記励起光源は、波長1.53μmの光を出力する光源
であり、前記光増幅器は、入力側に方向性結合器を備え、さらに
前記光増幅器が接続されるシリカファイバ伝送路に対し
前記方向性結合器を介してラマン増幅励起光を送る励起
光源を備え、 前記ラマン増幅励起光の波長は、前記ラマン増幅励起光
による前記シリカファイバ伝送中でのラマン利得を含
む、前記光増幅器による総合利得のスペクトルが広帯域
化される、1.51μmから1.53μmの範囲であ
り、 前記利得等化器は、前記総合利得のスペクトルが、15
50〜1600nm帯域を含む75nmの帯域に渡って
平坦化するように設定されている ことを特徴とする光増
幅器。 - 【請求項2】 エルビウム添加ファイバを利得媒質と
し、信号光を広帯域で平坦に増幅する光増幅器であっ
て、 前記エルビウム添加ファイバと、前記エルビウム添加フ
ァイバを励起する励起光源からなる増幅部を複数個備
え、 前記増幅部は、利得等化器を間に挟んで直列に接続さ
れ、 前記励起光源は、波長1.53μmの励起光と同じ利得
スペクトルを与える、波長の異なる複数の光を出力する
光源であり、前記光増幅器は、入力側に方向性結合器を備え、さらに
前記光増幅器が接続されるシリカファイバ伝送路に対し
前記方向性結合器を介してラマン増幅励起光を送る励起
光源を備え、 前記ラマン増幅励起光の波長は、前記ラマン増幅励起光
による前記シリカファイバ伝送中でのラマン利得を含
む、前記光増幅器による総合利得のスペクトルが広帯域
化される、1.51μmから1.53μmの範囲であ
り、 前記利得等化器は、前記総合利得のスペクトルが、15
50〜1600nm帯域を含む75nmの帯域に渡って
平坦化するように設定されている ことを特徴とする光増
幅器。
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JP9-34067 | 1997-02-18 | ||
JP03638298A JP3461113B2 (ja) | 1997-02-18 | 1998-02-18 | 光増幅器 |
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-
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- 1998-02-18 JP JP03638298A patent/JP3461113B2/ja not_active Expired - Lifetime
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