JP4064690B2 - 光増幅装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された信号光を増幅して出力する光増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、希土類元素の誘導放出現象を利用して信号光を直接増幅する希土類元素ドープファイバを備えた光増幅装置が知られている。このものは、長距離光通信において、伝送中の損失を補償するために用いられている。
【0003】
ところで、伝送容量を拡大させるために、波長の異なる複数の信号光を1本の光ファイバで同時に伝送する波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送方式が採用されている。
【0004】
このWDM伝送方式においては、Cバンドと呼ばれる1525nm〜1560nmの波長帯域と、Lバンドと呼ばれる1570nm〜1605nmの波長帯域とが利用されており、これらCバンド及びLバンドでの光増幅は、希土類元素としてエルビウム(Er)を光ファイバのコアにドープしたエルビウムドープファイバ(以下、EDFという)が用いられる。尚、このEDFを備えた光増幅装置は、エルビウムドープファイバ増幅装置(以下、EDFAという)と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、伝送容量の更なる大容量化を目指して、WDM伝送方式においてCバンド及びLバンド以外の波長帯域を利用することが考えられている。
【0006】
ところが、Erに限らずその他の希土類元素をドープした希土類元素ドープファイバを用いた光増幅装置では、Cバンド及びLバンド以外の波長帯域において満足の行く増幅性能が得られない。
【0007】
そこで、希土類元素ドープファイバを用いる代わりに、ラマン散乱現象を利用したラマン増幅ファイバを用いた光増幅装置が考えられる。ラマン散乱現象は、物質内の振動現象により、入射光と異なる波長の光が散乱されるものであり、このラマン増幅ファイバに強い励起光を入射することにより、1.5μm付近ではこの入射した励起光に対して約100nm長波長側の光信号を増幅させることができる。従って、ラマン増幅ファイバを用いた光増幅装置では、励起光の波長を調整することで、Cバンド及びLバンド以外の波長帯域の光増幅が可能になる。
【0008】
そして、Cバンド及びLバンド増幅用ファイバである希土類元素ドープファイバと、ラマン増幅ファイバと直列に接続することで、いわゆる多段の光増幅装置を構成することにより、増幅帯域をさらに拡大させる考えられる。
【0009】
しかしながら、Lバンド増幅用ファイバの雑音指数(NF:Noise Figure)が比較的大きいことから、このLバンド増幅用ファイバを組み込んだ多段構成の光増幅装置では、その雑音指数が大きくなってしまうという不都合がある。
【0010】
また、希土類元素ドープファイバとラマン増幅ファイバとにより多段に構成することで広帯域の光増幅を可能にした光増幅装置においては、利得波長特性を平坦化させることも重要である。さらに、多段構成の光増幅装置の効率を向上させたいという要求もある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、希土類元素ドープファイバと、ラマン増幅ファイバとからなる多段に構成された光増幅装置において、効率を向上させることにあり、さらには、利得波長特性も向上させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
具体的に、本発明は、入力された信号光を増幅して出力する光増幅装置を対象とし、希土類元素イオンの誘導放出現象を利用して互いに異なる波長帯の信号光を増幅する第1及び第2の希土類元素ドープファイバと、ラマン散乱現象を利用して信号光を増幅するラマン増幅ファイバと、互いに異なる波長の励起光を出力する第1及び第2の励起光源とを備えたものとする。
【0013】
そして、上記第1及び第2の希土類元素ドープファイバとラマン増幅ファイバとを、信号入力側から上記第1の希土類元素ドープファイバ、ラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバの順で直列に接続し、上記第1及び第2の励起光源は、該第1の励起光源の励起光が、上記ラマン増幅ファイバに入射された後に第1の希土類元素ドープファイバに入射される一方、上記第2の励起光源の励起光が、上記ラマン増幅ファイバに入射された後に第2の希土類元素ドープファイバに入射されるように構成され、上記第1及び第2の励起光源の励起光による上記ラマン増幅ファイバの2つの増幅帯域の内の一方は、利得波長特性の平坦化に利用され、他方は、増幅帯域の拡大に利用されることを特定事項とするものである。
【0014】
こうすることにより、第1及び第2の希土類元素ドープファイバ、並びにラマン増幅ファイバは、信号入力側から、第1の希土類元素ドープファイバ、ラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバの順に直列に接続されているため、信号光は、第1の希土類元素ドープファイバ、ラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバの順に、これら各ファイバ内を通過する。
【0015】
ここで、ラマン増幅ファイバの増幅帯域を、上記第1及び第2の希土類元素ドープファイバの増幅帯域と異ならせれば、第1の希土類元素ドープファイバにおいては、所定の波長帯域の信号光が増幅され、ラマン増幅ファイバにおいて、上記第1の希土類元素ドープファイバの増幅帯域とは異なる波長帯域の信号光が増幅されかつ、第2の希土類元素ドープファイバにおいて、上記第1の希土類元素ドープファイバ及びラマン増幅ファイバの増幅帯域とは異なる波長帯域の信号光が増幅される。従って、これら3つのファイバにより、互いに異なる波長帯域の信号光がそれぞれ増幅されるため、光増幅装置の増幅帯域が拡大する。
【0016】
また、上記の構成では、第1及び第2の希土類元素ドープファイバ、並びにラマン増幅ファイバの3つのファイバに対し、これら3つのファイバに入射する励起光を出力する励起光源を、第1及び第2の2つの励起光源のみを備えるようにする。これにより、光増幅装置の簡略化が図られる。
【0017】
そして、第1の励起光源からの励起光は、ラマン増幅ファイバに入射し、その残余の励起光が第1の希土類元素ドープファイバに入射され、第2の励起光源からの励起光、ラマン増幅ファイバに入射し、その残余の励起光が第2の希土類元素ドープファイバに入射される。
【0018】
ここで、ラマン散乱現象によって光増幅を行うには、ラマン増幅ファイバに比較的強い励起光を入射させる必要があるのに対し、希土類元素イオンの誘導放出現象によって光増幅を行うには、希土類元素ドープファイバに入射する励起光は、ラマン増幅ファイバに入射させる励起光よりも弱い励起光であってもよい。従って、上記の構成によると、ラマン増幅ファイバには、第1の励起光源からの強い励起光が入射されて、このラマン増幅ファイバにおいて信号光が増幅される一方、第1の希土類元素ドープファイバには、残余の励起光(弱い励起光)が入射されるが、この弱い励起光によっても、この第1の希土類元素ドープファイバにおいて信号光が増幅される。ラマン増幅ファイバにはまた、第2の励起光源からの強い励起光が入射されて、このラマン増幅ファイバにおいて信号光が増幅される一方、第2の希土類元素ドープファイバには、残余の励起光(弱い励起光)が入射されるが、この弱い励起光によっても、この第2の希土類元素ドープファイバにおいて信号光が増幅される。つまり、光増幅装置の効率が向上する。
【0019】
また、希土類元素ドープファイバでは、入射された励起光の波長帯域での光増幅が行われる一方、ラマン増幅ファイバでは、入射された励起光の波長に対して、所定波長(約100nm)だけ長波長側の帯域での光増幅が行われる。よって、同じ波長の励起光をラマン増幅ファイバ及び第1の希土類元素ドープファイバに入射させることで、このラマン増幅ファイバの増幅帯域と、第1の希土類元素ドープファイバの増幅帯域とは互いに異なるようになる。同様に、同じ波長の励起光をラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバに入射させることで、このラマン増幅ファイバの増幅帯域と、第2の希土類元素ドープファイバの増幅帯域とは互いに異なるようになる。尚、第1及び第2の励起光源の出力する励起光は波長は互いに異なるため、第2の希土類元素ドープファイバの増幅帯域は、第1の希土類元素ドープファイバの増幅帯域とも異なるようになる。また、ラマン増幅ファイバには、第1及び第2の励起光源から、互いに異なる波長の2つの励起光がそ れぞれ入射されるため、この励起光の各波長に対応して、互いに異なる波長帯域の信号光が増幅される。従って、上記の構成によると、光増幅装置の増幅帯域が拡大する。
【0020】
こうしてラマン増幅ファイバの増幅帯域を2つにすることで、光増幅装置の増幅帯域の拡大と、利得波長特性の平坦化とを同時に実現することができる。すなわち、第1及び第2の希土類元素ドープファイバの内の一方の利得波長特性が平坦化されない(例えばその増幅帯域における長波長側の利得が低下している)場合に、ラマン増幅ファイバの2つの増幅帯域の内の一方の波長帯域を、上記希土類元素ドープファイバの増幅帯域において利得が低下している波長帯域に合わせるようにするのである。例えば、第1の励起光源からの励起光が入射される第1の希土類元素ドープファイバの利得波長特性が平坦化していない場合には、ラマン増幅ファイバにおいて、第2の励起光源からの励起光による増幅帯域を、その利得が低下している波長帯域に合わせるようにする。逆に、第2の励起光源からの励起光が入射される第2の希土類元素ドープファイバの利得波長特性が平坦化していない場合には、ラマン増幅ファイバにおいて、第1の励起光源からの励起光による増幅帯域を、その利得が低下している波長帯域に合わせるようにする。
【0021】
こうすることで、希土類元素ドープファイバの光増幅では低下してしまう利得分が、ラマン増幅ファイバによる光増幅により補完される。こうして、光増幅装置の増幅帯域を拡大しつつ、その利得波長特性を平坦化させることができる。
【0022】
ここで、ラマン増幅ファイバの増幅帯域を、希土類元素ドープファイバの増幅帯域における利得が低下している波長帯域に合わせるには、励起光の波長を調整するのがよい。
【0023】
つまり、ラマン増幅ファイバの利得ピーク波長は、励起光の波長に対して約100nm長波長側になるため、ラマン増幅ファイバの利得波長特性は、励起光の波長を調整することによって容易に変化させることができる。一方、希土類元素ドープファイバの利得波長特性は、励起光の波長の変化に対して鈍感である(励起光の波長を変えても、利得波長特性はあまり変化しない)。このため、励起光の波長を調整することによって、ラマン増幅ファイバの増幅帯域だけを調整することができ、このラマン増幅ファイバの増幅帯域を、希土類元素ドープファイバの増幅帯域における利得が低下している波長帯域に合わせることが容易に行い得る。
【0024】
尚、3段構成の増幅装置では、その全体の雑音指数をNFtotalとし、その真数表示を雑音係数Ftotalとすると(つまり、NFtotal=10log(Ftotal))、雑音係数Ftotalは、
Ftotal=F1+F2/G1+F3/(G1・G2) …(1)
で表される。尚、F1〜F3:各段(1〜3段)の雑音係数(真数表記)。G1,G2:各段(1,2段)の利得(真数表記)である。
【0025】
尚、第1及び第2の希土類ドープファイバに添加する希土類元素は、例えばEr、Yb(イッテルビウム)、Nd(ネオジム)等のいずれでもよい。また例えば、第1の希土類元素ドープファイバに添加する希土類元素と、第2の希土類元素ドープファイバに添加する希土類元素とは、互いに同じでもよいし、互いに異ならせてもよい。
【0026】
上記第2の希土類元素ドープファイバの長さは、第1の希土類元素ドープファイバの長さよりも長くされているとしてもよい。
【0027】
上記第1の希土類元素ドープファイバは、Cバンド増幅用ファイバとし、第2の希土類元素ドープファイバは、Lバンド増幅用ファイバとしてもよい。
【0028】
尚、この場合、ラマン増幅ファイバの増幅帯域は、Cバンドよりも短波長側の帯域、又はLバンドよりも長波長側の帯域のいずれでもよい。ラマン増幅ファイバの増幅帯域を、Cバンドよりも短波長側の帯域、又はLバンドよりも長波長側の帯域とすることにより、光増幅装置の増幅帯域が拡大することとなる。
【0029】
また、ラマン増幅ファイバの増幅帯域を、Cバンド又はLバンドに重なる帯域にして、これらCバンド又はLバンドでの利得波長特性を平坦化させるようにしてもよい。
【0030】
上記第1の励起光源は、1.48μm帯の励起光を出力するように構成し、第2の励起光源は、1.53μm帯の励起光を出力するように構成してもよい。
【0031】
こうすることで、第1の励起光源からの1.48μm帯の励起光は、第1の希土類元素ドープファイバに入射されて、ここで、Cバンドの光増幅がなされる。一方、第2の励起光源からの1.53μm帯の励起光は、ラマン増幅ファイバに入射されて、ここで、1.53μm帯よりも0.1μmだけ長波長側である1.63μm帯の光増幅がなされかつ、第2の希土類元素ドープファイバに入射されて、ここで、Lバンドの光増幅がなされる。従って、1.48〜1.63μm帯の光増幅が可能になる。
【0032】
また、ラマン増幅ファイバに、第1の励起光源からの1.48μm帯の励起光をも入射したときは、ここで、1.48μm帯よりも0.1μmだけ長波長側である1.58μm帯の光増幅がなされる。これにより、第2の希土類元素ドープファイバによる光増幅でLバンドでの利得波長特性が平坦化されないときでも、ラマン増幅ファイバによる光増幅により利得の低下分が補完されて、Lバンドでの利得波長特性が平坦化される。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における光増幅装置は、第1及び第2の希土類元素ドープファイバと、ラマン増幅ファイバとからなる多段構成の光増幅装置であって、これらの各ファイバを、信号入力側から第1の希土類元素ドープファイバ、ラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバの順に直列に接続しかつ、第1の励起光源からの励起光を、ラマン増幅ファイバと第1の希土類元素ドープファイバとの双方に入射させ、第2の励起光源からの励起光を、ラマン増幅ファイバと第2の希土類元素ドープファイバとの双方に入射させるものである。このため、増幅帯域が拡大した光増幅装置を、励起光源の数を減らして簡略化することができる。
【0034】
また、第1及び第2の励起光源からの励起光を、ラマン増幅ファイバに入射した後に、その残余の励起光を、第1及び第2の希土類元素ドープファイバに入射させることで、ラマン増幅ファイバと、第1及び第2の希土類元素ドープファイバとの双方において、十分に光増幅を行うことができ、光増幅装置の効率を向上させることができる。
【0035】
さらに、ラマン増幅ファイバに第1及び第2励起光源からの励起光をそれぞれ入射して、このラマン増幅ファイバにより2つの波長帯域の光増幅を行うようにすることで、その一方の増幅帯域を、光増幅装置の増幅帯域の拡大に利用する一方で、他方の増幅帯域を、光増幅装置の利得波長特性を平坦化することに利用することができ、増幅帯域の拡大と利得波長特性の平坦化との双方を実現することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0037】
参考形態>
図1は、本発明の参考形態に係る光増幅装置11を示しており、このものは、Erイオンの誘導放出現象により信号光を増幅する、第1及び第2の希土類元素ドープファイバとしての第1及び第2のエルビウムドープファイバ(EDF)21,22と、ラマン散乱現象により信号光を増幅するラマン増幅ファイバ31とから構成されている。
【0038】
上記各EDF21,22は、コア・クラッドからなる光ファイバのコアに、Erが添加されて構成されている。また、第1のEDF21は、Cバンド増幅用に構成されている一方、第2のEDF22はLバンド増幅用に構成されている。これらの各EDF21,22は、そのファイバ長が互いに相違し、Lバンド増幅用に構成された第2のEDF22のファイバ長は、Cバンド増幅用に構成された第1のEDF21のファイバ長よりも長くされている。従って、第1のEDF21の雑音指数は、第2のEDF22の雑音指数よりも小さい。
【0039】
一方、上記ラマン増幅ファイバ31は、分散補償ファイバにより構成されている。こうすることで、利得効率を高めることができる。尚、ラマン増幅ファイバ31は、必ずしも分散補償ファイバである必要はない。
【0040】
上記の各ファイバ21,22,31は、信号入力側から、第1のEDF21、ラマン増幅ファイバ31及び第2のEDF22の順で、直列に接続されている。
【0041】
そして、第1のEDF21とラマン増幅ファイバ31との間の位置には、2つの光合波器41,42が介設されており、第1の光合波器41は、第1のEDF22の出力ポートに接続されている一方、第2の光合波器42は、ラマン増幅ファイバ31の入力ポートに接続されている。
【0042】
上記第1の光合波器41には、第1の励起光源51が接続されており、この第1の光合波器41は、第1の励起光源51から出力された励起光を信号入力側に送るように構成されている(同図の一点鎖線の矢印参照)。
【0043】
一方、上記第2の光合波器42には、第2の励起光源52が接続されており、この第2の光合波器42は、この第2の励起光源52から出力された励起光を信号出力側に送るように構成されている(同図の二点鎖線の矢印参照)。
【0044】
上記第1の励起光源51は、1.48μm帯の励起光を出力するように構成されている一方、第2の励起光源52は、1.53μm帯の励起光を出力するように構成されている。
【0045】
これにより、第1の励起光源51からの励起光である1.48μm帯の励起光は、第1のEDF21に入射されるのに対し、第2の励起光源52からの励起光である1.53μm帯の励起光は、先ず、ラマン増幅ファイバ31に入射され、その後に残余の励起光が、第2のEDF22に入射されるようになる。
【0046】
次に、この光増幅装置11の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、これら図1及び図2における丸数字の1〜3の符号はそれぞれ対応するものであり、増幅帯域を示すものである。
【0047】
先ず、信号光は、信号入力側から第1のEDF21に入射される。これと共に、この第1のEDF21には、第1の励起光源51からの1.48μm帯の励起光が入射される。これにより、第1のEDF21では、Erイオンの誘導放出現象により、Cバンドの信号光が増幅される(図2の丸数字の1参照)。
【0048】
次いで、この信号光は、ラマン増幅ファイバ31に入射される。このラマン増幅ファイバ31には、上記第2の励起光源52からの1.53μm帯の励起光が入射される。これにより、ラマン増幅ファイバ31では、ラマン散乱現象により、励起光の波長に対して約0.1μmだけ長波長側の信号光が増幅される。従って、1.63μm帯の信号光が増幅される(図2の丸数字の3参照)。
【0049】
最後に、上記信号光は、第2のEDF22に入射される。この第2のEDF22には、上記第2の励起光源52から出力されかつ、上記ラマン増幅ファイバ31を通過した後の1.53μm帯の励起光が入射される。これにより、Erイオンの誘導放出現象によって、Lバンドの信号光が増幅される(図2の丸数字の2参照)。
【0050】
こうして、この光増幅装置11においては、上記第1及び第2のEDF21,22、並びにラマン増幅ファイバ31によって互いに異なる波長帯域であるCバンド、Lバンド及び1.63μm帯の信号光がそれぞれ増幅される。このため、増幅帯域の拡大が図られる。
【0051】
また、この光増幅装置11においては、第1及び第2のEDF21,22、並びにラマン増幅ファイバ31を備える一方で、これらの各ファイバ21,22,31に入射させる励起光を出力する励起光源は、第1及び第2の励起光源51,52の2つである。こうして、励起光源の数を減らすことにより、光増幅装置11を簡略化することができる。
【0052】
また、こうして、励起光源51,52の数を減らしても、第2の励起光源から出力された励起光を、ラマン増幅ファイバ31と、第2のEDF22との双方に入射させるため、これらの2つのファイバ31,22において光増幅が行われ、増幅帯域を拡大させることができる。
【0053】
さらに、第2の励起光源52からの励起光を、先ずラマン増幅ファイバ31に入射するように構成することで、ラマン増幅ファイバ31において光増幅を行うには、比較的強い励起光を入射させる必要があるところを、これが実現する。一方、第2のEDF22には、ラマン増幅ファイバ31に入射された後の残余の励起光が入射されるが、この第2のEDF22において光増幅を行うには、比較的弱い励起光でも可能であることから、上記残余の励起光でも、第2のEDF22において十分に光増幅が行われる。こうして、第2の励起光源52からの励起光により、ラマン増幅ファイバ31及び第2のEDF22の双方において光増幅を行うことで、光増幅装置11の効率を向上させることができる。
【0054】
実施形態
図3は、実施形態に係る光増幅装置12を示しており、このものは、第1及び第2の励起光源51,52の配置が、上記参考形態に係る光増幅装置11とは異なる。
【0055】
尚、この光増幅装置12における、第1及び第2EDF21,22、ラマン増幅ファイバ31、並びに第1及び第2の励起光源51,52自体の構成は、それぞれ参考形態と同じであるため、同じの符号を付してその説明は省略する。
【0056】
この光増幅装置12は、第1及び第2のEDF21,22、並びにラマン増幅ファイバ31が、信号入力側から第1のEDF21、ラマン増幅ファイバ31及び第2のEDF22の順で直列に接続されて構成されている。この点は、上記参考形態に係る光増幅装置11と同じである。
【0057】
参考形態に係る光増幅装置11と異なる点は、第2及び第1の光合波器42,41が、上記第1のEDF21とラマン増幅ファイバ31との間の位置、及びラマン増幅ファイバ31と第2のEDF22との間の位置にそれぞれ介設されている点である。
【0058】
つまり、1.58μm帯の励起光を出力する第2の励起光源52が接続された第2の光合波器42は、ラマン増幅ファイバ31の入力ポートに接続されているのに対し、1.48μm帯の励起光を出力する第1の励起光源51が接続された第1の光合波器41は、上記ラマン増幅ファイバ31の出力ポートに接続されている。
【0059】
この構成により、第1の励起光源51からの励起光である1.48μm帯の励起光は、先ずラマン増幅ファイバ31に入射され、その後に残余の励起光が第1のEDF21に入射されるようになる(同図の一点鎖線の矢印参照)。これに対し、第2の励起光源52からの励起光である1.53μm帯の励起光は、先ず、ラマン増幅ファイバ31に入射され、その後に残余の励起光が、第2のEDF22に入射されるようになる(同図の二点鎖線の矢印参照)。
【0060】
次に、この光増幅装置12の動作について、図3及び図4を参照しながら説明すると、先ず、信号光は、信号入力側から第1のEDF21に入射される。これと共に、この第1のEDF21には、第1の励起光源51から出力されかつラマン増幅ファイバ31を通過した後の1.48μm帯の励起光が入射される。これにより、第1のEDF21では、Erイオンの誘導放出現象により、Cバンドの信号光が増幅される(図4の丸数字の1参照)。
【0061】
次いで、この信号光は、ラマン増幅ファイバ31に入射される。このラマン増幅ファイバ31には、第1の励起光源51からの1.48μm帯の励起光が入射される。これにより、ラマン増幅ファイバ31では、ラマン散乱現象により、励起光の波長に対して約0.1μmだけ長波長側の信号光が増幅される。従って、1.58μm帯の信号光が増幅される(図4の丸数字の4参照)。これと同時に、このラマン増幅ファイバ31には、上記第2の励起光源52からの1.53μm帯の励起光が入射される。これにより、ラマン増幅ファイバ31では、ラマン散乱現象により、励起光の波長に対して約0.1μmだけ長波長側の信号光が増幅される。従って、1.63μm帯の信号光が増幅される(図4の丸数字の3参照)。
【0062】
最後に、上記信号光は、第2のEDF22に入射される。この第2のEDF22には、上記第2の励起光源52から出力されかつ上記ラマン増幅ファイバ31を通過した後の1.53μm帯の励起光が入射される。これにより、Erイオンの誘導放出現象によって、Lバンドの信号光が増幅される(図4の丸数字の2参照)。
【0063】
こうして、この光増幅装置12においては、上記第1及び第2のEDF21,22、並びにラマン増幅ファイバ31によって互いに異なる波長帯域であるCバンド、Lバンド、1.58μm帯及び1.63μm帯の信号光がそれぞれ増幅される。このため、増幅帯域の拡大が図られる。これと共に、第1及び第2のEDF21,22は、残余の励起光により光増幅を行うことで、光増幅装置12の効率を向上させることができる。
【0064】
また、励起光源が、第1及び第2の励起光源51,52の2つであることにより、光増幅装置12を簡略化することができる。
【0065】
さらに、この実施形態に係る光増幅装置12では、増幅帯域の拡大に加えて、利得波長特性が平坦化する。
【0066】
つまり、図4に示すように、第2のEDF22の利得波長特性が平坦化できない場合、詳しくは、Lバンドにおける長波長側(約1.58μm帯)において利得が低下している場合でも、ラマン増幅ファイバ31により1.58μm帯の信号光が増幅されることで、第2のEDF22による光増幅では低下してしまう利得を補完することができる。これにより、光増幅装置12の利得波長特性を平坦化することができる。このように、実施形態に係る光増幅装置12では、第1及び第2の励起光源51,52から出力された励起光のそれぞれをラマン増幅ファイバ31に入射するように構成することで、第1の励起光源51からの励起光による増幅帯域は、利得波長特性の平坦化に利用する一方で、第2の励起光源52からの励起光による増幅帯域は、光増幅装置12の増幅帯域の拡大に利用する。これにより、この光増幅装置12では、増幅帯域の拡大と、利得波長特性の平坦化とを共に達成することができる。
【0067】
ここで、ラマン増幅ファイバ31の利得波長特性は、励起光の波長の変化に対して敏感であるのに対し、EDFの利得波長特性は、励起光の波長の変化に対して鈍感である。このことから、第1の励起光源51からの励起光の波長を調整することによって、第1のEDF21の利得波長特性をほとんど変えることなく、ラマン増幅ファイバ31の、第1の励起光源51からの励起光による増幅帯域(図4の丸数字の4)を調整することができ、ラマン増幅ファイバ31の増幅帯域を、Lバンドにおいて利得が低下している波長帯域に合わせることを容易に行うことができる。
【0068】
尚、以下の条件下ではEDFの利得波長幅を拡大することは可能であるが、利得波長特性が平坦化し難い。このため、光増幅装置12を上記の構成にすることで、増幅帯域の拡大と利得波長特性の平坦化とが共に達成され、好適である。
【0069】
つまり、第1のEDF21の濃度条長積:10〜25(kppm・m)、第2のEDF22の濃度条長積:20〜100(kppm・m)。尚、濃度条長積とは、EDFにドープされたErの濃度(ppm)と、このEDFの長さ(m)との積であり、その単位は、ppm・mである。尚、1000ppm・mを、1kppm・mという。
【0070】
また、第1の励起光源51の励起波長:1.45〜1.50(μm)、第2の励起光源52の励起波長:1.52〜1.57(μm)。第1の励起光源51の励起入力:5〜300(mW)、第2の励起光源52の励起入力:15〜900(mW)。
【0071】
<他の実施形態>
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記各実施形態では、光増幅装置11,12に用いる希土類元素ドープファイバを、Erが添加されたEDF21,22としているが、その他の希土類元素(Yb、Nd等)が添加されたファイバとしてもよい。尚、この場合は、ファイバに添加された希土類元素に応じて、励起光源51,52が出力する励起光の波長を変える必要がある。
【0072】
また、例えば光増幅装置11,12における信号出力側(第2のEDF22よりも信号出力側)位置に利得等価器を介設して、利得波長特性を平坦化させるようにしてもよい。また、例えば第1のEDF21よりも信号入力側位置と、第2のEDF22よりも信号出力側位置とのそれぞれにアイソレータを設けて、信号光出力を向上させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考形態に係る光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 参考形態に係る光増幅装置の利得波長特性を示す図である。
【図3】 実施形態に係る光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施形態に係る光増幅装置の利得波長特性を示す図である。
【符号の説明】
11,12 光増幅装置
21 第1のEDF(第1の希土類元素ドープファイバ)
22 第2のEDF(第2の希土類元素ドープファイバ)
31 ラマン増幅ファイバ
51 第1の励起光源
52 第2の励起光源

Claims (4)

  1. 入力された信号光を増幅して出力する光増幅装置であって、
    希土類元素イオンの誘導放出現象を利用して互いに異なる波長帯域の信号光を増幅する第1及び第2の希土類元素ドープファイバと、
    ラマン散乱現象を利用して信号光を増幅するラマン増幅ファイバと、
    互いに異なる波長の励起光を出力する第1及び第2の励起光源とを備え、
    上記第1及び第2の希土類元素ドープファイバとラマン増幅ファイバとは、信号入力側から上記第1の希土類元素ドープファイバ、ラマン増幅ファイバ及び第2の希土類元素ドープファイバの順で直列に接続されており、
    上記第1及び第2の励起光源は、該第1の励起光源の励起光が、上記ラマン増幅ファイバに入射された後に第1の希土類元素ドープファイバに入射される一方、上記第2の励起光源の励起光が、上記ラマン増幅ファイバに入射された後に第2の希土類元素ドープファイバに入射されるように構成され
    上記第1及び第2の励起光源の励起光による上記ラマン増幅ファイバの2つの増幅帯域の内の一方は、利得波長特性の平坦化に利用され、他方は、増幅帯域の拡大に利用される
    ことを特徴とする光増幅装置。
  2. 請求項において、
    第2の希土類元素ドープファイバの長さは、第1の希土類元素ドープファイバの長さよりも長くされている
    ことを特徴とする光増幅装置。
  3. 請求項1又は2において、
    第1の希土類元素ドープファイバは、Cバンド増幅用ファイバであり、
    第2の希土類元素ドープファイバは、Lバンド増幅用ファイバである
    ことを特徴とする光増幅装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    第1の励起光源は、1.48μm帯の励起光を出力するように構成され、
    第2の励起光源は、1.53μm帯の励起光を出力するように構成されている
    ことを特徴とする光増幅装置。
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