JP2000106544A - 光増幅器及び波長多重光伝送システム - Google Patents

光増幅器及び波長多重光伝送システム

Info

Publication number
JP2000106544A
JP2000106544A JP10273557A JP27355798A JP2000106544A JP 2000106544 A JP2000106544 A JP 2000106544A JP 10273557 A JP10273557 A JP 10273557A JP 27355798 A JP27355798 A JP 27355798A JP 2000106544 A JP2000106544 A JP 2000106544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
optical
signal light
gain
optical amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10273557A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomasa Shimojo
直政 下條
Takao Naito
崇男 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10273557A priority Critical patent/JP2000106544A/ja
Priority to US09/330,610 priority patent/US6268955B1/en
Priority to FR9908395A priority patent/FR2784526B1/fr
Publication of JP2000106544A publication Critical patent/JP2000106544A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/293Signal power control
    • H04B10/294Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation
    • H04B10/2941Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation using an equalising unit, e.g. a filter
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers
    • H01S3/06754Fibre amplifiers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】波長多重信号光の利得等化と雑音光の抑圧とを
1つの光デバイスにより実現させた簡略な構成で安価な
光増幅器及びそれを用いた波長多重光伝送システムを提
供する。 【解決手段】本発明の光増幅器10は、EDF1、励起
光源2及び合波器3を備えた従来の光増幅器に対して、
EDF1の利得波長特性に対応した周期的な損失波長特
性を有する光フィルタ4を設けて構成される。光フィル
タ4は、損失波長特性の1周期に相当する間隔(FS
R)がEDF1の利得ピーク波長差に対応し、かつ、最
大損失波長がEDF1の長波長側の利得ピーク波長に略
一致した特性を持つ。この光フィルタ4により、長波長
側の利得ピーク波長付近に配置された信号光の利得等化
が行われるとともに、短波長側の利得ピーク波長付近で
発生する雑音光が抑圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長の異なる複数
の信号光を含んだ波長多重信号光を一括して増幅する光
増幅器及び波長多重信号光を増幅中継しながら伝送する
波長多重光伝送システムに関し、特に、波長多重信号光
の利得等化と雑音光の抑圧とを行うことが可能な光増幅
器及び波長多重光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の長距離光伝送システムでは、光信
号を電気変換し、タイミング再生(retiming)、波形等化
(reshaping) 及び識別再生(regenerating)を行う光再生
中継器を用いて光伝送を行ってきた。しかし、現在では
光増幅器の実用化が進み、光増幅器を線形中継器として
用いる光増幅中継伝送方式が検討されている。光再生中
継器を光増幅中継器に置き換えることにより、中継器内
の部品点数が大幅に削減されて、信頼性が確保されると
ともに大幅なコストダウンが見込まれる。
【0003】また、光伝送システムの大容量化を実現す
る方法としては、1つの伝送路に波長の異なる複数の信
号光を多重化して伝送する波長多重(WDM)光伝送方
式が注目されている。WDM光伝送方式と光増幅中継伝
送方式を組み合わせたWDM光増幅中継伝送方式におい
ては、光増幅器を用いて各波長の信号光を一括して増幅
することが可能であり、簡素な構成(経済的)で、大容
量かつ長距離伝送が実現可能である。
【0004】現在、実用化されている光増幅器として
は、例えば、エルビウムドープ光ファイバ増幅器(以
下、EDFAとする)等がある。その基本構成は、図1
0に示すように、エルビウムドープファイバ1(以下、
EDF1とする)と、励起光を発生する励起光源2と、
入力ポートINに入射される信号光及び励起光源2から
出射される励起光を合波してEDF1に供給する合波器
3と、を備える。図10の光増幅器100は、EDF1
内における信号光と励起光の伝搬方向が同方向となる前
方励起型の構成である。また、前方励起型以外の他の基
本構成としては、図11に示すような信号光と励起光の
伝搬方向が逆方向となる後方励起型の光増幅器100'
や、図示しないが励起光がEDF1の両端から供給され
る双方向励起型の光増幅器もある。
【0005】このようなEDFを用いた光増幅器の利得
波長特性は、図12に示すように、2つの利得ピークを
持つことが知られている。図12には、EDFAを飽和
領域で動作させたときの利得波長特性の一例が示してあ
る。この利得波長特性では、短波長側の利得ピーク波長
が1534nm付近にあり、長波長側の利得ピーク波長
が1558nm付近にある。また、利得波長特性が比較
的平坦になる波長帯域幅(例えば、3dB帯域幅や10
dB帯域幅など)は、長波長側の利得ピークの方が短波
長側の利得ピークよりも広くなる。このため、EDFA
を用いたWDM光増幅中継伝送方式においては、長波長
側の利得ピーク波長付近を中心に波長多重信号光を配置
する場合が多い。
【0006】ところで、波長多重信号光の増幅は、上記
のように光増幅器の利得波長特性が比較的平坦になる波
長帯に対応させて行われるが、例えば図13に示すよう
に、光送信器Tx及び光受信器Rxの間に複数の光増幅
器100を配置して多段中継を行う場合などでは、それ
ぞれの光増幅器100における各波長の信号光の利得差
が蓄積されるようになる。これにより、多段中継後の各
波長の信号光に大きなレベル差が生じて、光受信器が波
長多重信号光を正常に受信できなくなることがある。
【0007】そこで、従来の光増幅器では、各波長の信
号光の利得を平坦化する利得等化器を設けることで、上
記のような利得差の蓄積を防いできた。一例として、現
在実用化の段階にある8波多重光伝送システムでは、波
長多重信号光のチャネル間隔(波長間隔)を0.8nm
とした場合に、信号光波長帯域幅として5.6nmが必
要となるが、この信号光波長帯域については、例えば1
0000kmの伝送においても、1種類の利得等化器(光
フィルタ)を用いて比較的簡単に利得等化を実現できる
ことが知られている。なお、チャネル間隔0.8nm
は、1.55μm帯において周波数間隔100GHzに
相当し、これはITUの国際標準である。
【0008】また、従来の光増幅器では、短波長側の利
得ピーク波長付近における雑音光(自然放出光雑音)を
抑圧するための専用の光フィルタが、上記の利得等化器
とは別に設けられる場合も多い。即ち、波長多重信号光
の帯域外にある短波長側の利得ピークは、余分な雑音光
を発生させることになるため、波長多重信号光の光SN
比を劣化させる。上記の光フィルタは、この余分な雑音
光を抑圧することで光SN比の劣化を防ぐものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の光増幅器では、利得等化器及び雑音光抑圧
用光フィルタといった2つの光デバイスが個別に設けら
れるため、光増幅器全体の構成が複雑になるとともに、
2つの光デバイスそれぞれで発生する挿入損失や偏光依
存性損失を補う必要も生じ、光増幅器のコスト上昇を招
いてしまうという問題がある。
【0010】特に、更なる大容量伝送を目指したWDM
光増幅中継伝送システムの実現には、上記波長多重信号
光の利得等化及び雑音光の抑圧が重要となる。例えば、
16波の波長多重光伝送システムを考えた場合、チャネ
ル間隔を0.8nmとしたときには、光増幅器の信号光
波長帯域幅として12nmが必要となる。このような広
い信号光波長帯域幅を持つ光増幅器を実現するには、長
波長側の利得ピーク波長付近において利得波長特性が平
坦となる波長帯域幅を広くする必要がある。このために
は、例えば図14に示すように、光増幅器への光入力パ
ワーを小さくして光増幅器を非飽和領域で動作させる方
法などが知られている。図15には、EDFAを非飽和
領域で動作させたときの利得波長特性の一例を示す。
【0011】図15のようにEDFAを非飽和領域で使
用すると、長波長側の利得ピーク波長付近における利得
平坦部分の帯域幅が広くなる。しかしながら、短波長側
の利得ピーク波長付近の利得が増大するので、余分な雑
音光をより多く発生させることになってしまう。このた
め、EDFAを飽和領域で動作させる場合と比べて、波
長多重信号光の光SN比を大きく劣化させる可能性があ
る。従って、波長多重信号光の利得等化とともに雑音光
抑圧の必要性が増大する。
【0012】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、波長多重信号光の利得等化と雑音光の抑圧とを1
つの光デバイスにより実現させた簡略な構成で安価な光
増幅器及びそれを用いた波長多重光伝送システムを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明の光増幅
器は、希土類元素をドープした希土類元素ドープファイ
バと、該希土類元素ドープファイバを励起するための励
起光を発生する励起光源と、該励起光源で発生した励起
光を前記希土類元素ドープファイバに入射させる合波部
と、を備え、波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多
重信号光を一括して増幅する光増幅器において、前記希
土類元素ドープファイバの利得波長特性における隣り合
う利得ピーク間の波長差に基づいた所定のスペクトル間
隔で周期的に変化する損失波長特性を有し、該損失波長
特性における最大損失波長が、前記波長の異なる複数の
信号光が配置される一方の利得ピーク波長に略一致した
光フィルタを備えて構成される。
【0014】かかる構成の光増幅器では、励起光源で発
生した励起光が合波部を介して希土類元素ドープファイ
バに供給されることで、希土類元素ドープファイバが励
起される。この希土類元素ドープファイバに波長多重信
号光が入射されると、波長多重信号光は希土類元素ドー
プファイバの利得波長特性に従って増幅される。この利
得波長特性は、例えば2つの利得ピークを持つため、各
波長の信号光が配置された一方の利得ピークに対応して
各信号光間に利得偏差が生じ、また、他方の利得ピーク
に対応して雑音光が発生することになる。しかし、周期
的な損失波長特性をもつ光フィルタに波長多重信号光を
送ることで、利得偏差の平坦化と雑音光の抑圧とが同時
に行われ、信号光利得の揃った光SN比の高い波長多重
信号光が得られるようになる。
【0015】従って、利得等化及び雑音光抑圧が1つの
光フィルタで実現されるため、光増幅器の構成が簡略化
されてコストの低減を図ることができ、また、光デバイ
スを設けることによる挿入損失や偏波依存性損失が減少
して、優れた増幅特性を実現できる。また、前記光フィ
ルタの具体的な配置としては、前記希土類元素ドープフ
ァイバの信号光入射端よりも前段か、または、前記希土
類元素ドープファイバの信号光出射端よりも後段とする
ことができる。
【0016】希土類元素ドープファイバの信号光入射端
よりも前段に光フィルタを設けるようにすれば、光増幅
器が高出力特性を持つようになり、希土類元素ドープフ
ァイバの信号光出射端よりも後段に光フィルタを設ける
ようにすれば、光増幅器が優れた雑音特性を持つように
なる。さらに、前記光フィルタの具体例としては、マッ
ハ・ツェンダー型フィルタ、エタロンフィルタ及び長周
期ファイバグレーティングフィルタのいすれか1つを用
いるようにしてもよい。
【0017】上述した光増幅器について、前記波長多重
信号光は、前記所定のスペクトル間隔の略1/2倍に相
当する波長帯域内に、前記波長の異なる複数の信号光を
含むようにするのが好ましい。このようにすることで、
光フィルタによる各波長の信号光の利得等化がより確実
に行われるようになる。また、前記希土類元素ドープフ
ァイバとしては、エルビウムをドープしたエルビウムド
ープファイバを用いてもよい。
【0018】エルビウムドープファイバを用いる場合の
構成として、前記光フィルタは、前記所定のスペクトル
間隔が24nmを中心とする値に設定され、かつ、前記
最大損失波長が1558nmを中心とする値に設定さ
れ、前記波長多重信号光は、波長間隔を0.8nmとし
た16波の信号光を含むようにするのが好ましい。ま
た、前記波長多重信号光については、波長間隔を1.6
nmとした8波の信号光を含むようにすることもでき
る。
【0019】あるいは、前記光フィルタは、前記所定の
スペクトル間隔が12nmを中心とする値に設定され、
かつ、前記最大損失波長が1558nmを中心とする値
に設定され、前記波長多重信号光は、波長間隔を0.8
nmとした8波の信号光を含むようにしてもよい。ま
た、本発明の波長多重光伝送システムは、波長の異なる
複数の信号光を含んだ波長多重信号光を光伝送路に送信
する光送信手段と、前記光伝送路を伝わる波長多重信号
光を一括して増幅する複数の光増幅器と、前記光伝送路
を介して伝送される波長多重信号光を受信する光受信手
段と、を備えて構成された波長多重光伝送システムにお
いて、前記複数の光増幅器のうちの少なくとも1つの光
増幅器が、希土類元素をドープした希土類元素ドープフ
ァイバと、該希土類元素ドープファイバを励起するため
の励起光を発生する励起光源と、該励起光源で発生した
励起光を前記希土類元素ドープファイバに入射させる合
波部と、前記希土類元素ドープファイバの利得波長特性
における隣り合う利得ピーク間の波長差に基づいた所定
のスペクトル間隔で周期的に変化する損失波長特性を有
し、該損失波長特性における最大損失波長が、前記波長
の異なる複数の信号光が配置される一方の利得ピーク波
長に略一致した光フィルタと、を備えるものである。
【0020】かかる構成の波長多重光伝送システムで
は、光送信手段から送信された波長多重信号光は、各光
増幅器において増幅されながら光受信手段まで伝送され
る。この波長多重信号光の増幅中継伝送において、複数
の光増幅器のうちの少なくとも1つが、周期的な損失波
長特性をもつ光フィルタを備えることによって、その光
フィルタで信号光の利得等化及び雑音光の抑圧が行われ
る。これにより、伝送特性の優れた波長多重光伝送シス
テムを低コストで実現することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態に係る光
増幅器の構成を示すブロック図である。ただし、上述し
た従来の光増幅器の構成と同じ部分には同一の符号を付
すものとし、以下同様とする。
【0022】図1において、本光増幅器10は、例え
ば、従来の前方励起型の光増幅器について、周期的な損
失波長特性を有する光フィルタ(FIL)4を波長多重
信号光Sの入射側に設けたものである。具体的には、希
土類元素ドープファイバとしてのEDF1と、励起光を
発生する励起光源2と、該励起光源2から出射される励
起光をEDF1の信号光入射端側から供給する合波部と
しての合波器3と、該合波器3及び入力ポートINの間
に挿入された光フィルタ4と、から構成される。ここで
は、例えば、1558nmを中心とする波長帯域に16
波の信号光を含んだ波長多重信号光Sが、上記の光増幅
器10により増幅される場合について説明する。
【0023】光フィルタ4は、例えば図2の下段に太線
で示すように、損失波長特性の1周期に相当する間隔
(自由スペクトル間隔(free-spectral-rang)、以下F
SRとする)がEDF1の長波長側の利得ピーク波長と
短波長側の利得ピーク波長との差Δλに対応し、かつ、
最大損失波長がEDF1の長波長側の利得ピーク波長に
略一致した特性を持つ。ただし、図には光フィルタ4の
損失波長特性が相対的な透過率で示してある。この光フ
ィルタ4の具体的な設定としては、最大損失波長を15
58nm±3nmに設定し、FSRを24nm±4nm
に設定するのが好ましい。
【0024】なお、光フィルタ4のFSRの値は光増幅
器10の動作状態に応じて設定する必要がある。これ
は、EDF1の利得ピーク波長差Δλが光増幅器10の
動作状態によって変化するためである。図3は、利得ピ
ーク波長差Δλが光増幅器10の動作状態によって変化
することを示す一例である。図3では、長波長側の利得
ピークと短波長側の利得ピークとの利得差ΔG(図2参
照)に対する利得ピーク波長差Δλの関係が表されてい
る。利得ピークの差ΔGの値は、上述の図12と図15
を比べてもわかるように、光増幅器の動作状態に応じて
変化する。従って、図3の関係から利得ピーク波長差Δ
λが光増幅器10の動作状態によって変化することがわ
かる。
【0025】また、上記の設定では、EDF1の短波長
側の利得ピーク波長と光フィルタ4の透過率が極小とな
る波長とが略一致するようになっている。しかし、短波
長側の利得ピーク波長付近における光フィルタ4の特性
は、その波長帯の光を減衰させるものであれば雑音光を
抑圧する効果が生じるため、透過率が極小となる波長が
多少ずれていても構わない。
【0026】さらに、光フィルタ4により利得等化を確
実に行うための波長多重信号光Sの波長帯域幅BW(図
2参照)は、光フィルタ4のFSRの1/2倍程度とす
るのが適している。従って、上記光フィルタ4の設定で
は、波長多重信号光Sの望ましい波長帯域幅BWが12
nm±2nmとなる。ここでは、16波の波長多重信号
光Sを想定しており、ITUの国際標準に対応させてチ
ャネル間隔を0.8nmとすると、波長帯域幅BWが1
2nmとなるため、このような場合には上記光フィルタ
4の設定が最適なものであるといえる。
【0027】上述したような周期的な損失波長特性を有
する光フィルタ4の具体例としては、例えば、マッハ・
ツェンダー(Mach-Zehnder)型フィルタやエタロンフィ
ルタ、長周期ファイバグレーティングフィルタなどの公
知の光デバイスとすることができる。なお、長周期ファ
イバグレーティングフィルタは、例えば、Ashish M.Ven
gsarkar et al,“Long-Period Fiber Gratings as Band
-Rejection Filters,"JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOG
Y,VOL.14,NO.1,JANUARY 1996. 等で提案されたものであ
る。ここでは、図4にマッハ・ツェンダー型フィルタの
概略を示しておく。
【0028】図4(A)に示すように、マッハ・ツェン
ダー型フィルタは、入力側光ファイバ41の一端から出
射される信号光がレンズ42で平行光とされ、その平行
光が、レンズ42と所定の距離を隔てて配置されたレン
ズ43によって集光されて出力側光ファイバ44に入射
される。各レンズ42,43の間には、所定の厚さのガ
ラス板45が、平行光に対して所定の角度だけ傾けて挿
入される。これにより、図4(B)の等価回路に示すよ
うなマッハ・ツェンダー干渉計が構成され、周期的な損
失波長特性を有する光フィルタとなる。この場合、マッ
ハ・ツェンダー型フィルタのFSRはガラス板45の厚
さで決まる。また、ガラス板45の挿入量により周期的
に変化する損失の深さ(最大の損失量)が決まり、これ
はマッハ・ツェンダー干渉計の分岐比を可変させるのと
等価である。さらに、ガラス板45を傾けることで最大
損失波長が変化し、これは遅延量を少し変化させること
に対応する。
【0029】次に、第1の実施形態の動作について説明
する。本光増幅器10が起動されると、励起光源2で発
生した励起光が合波器3を介してEDF1に供給され、
EDF1が励起状態とされる。そして、外部からの波長
多重信号光Sが光増幅器10の入力ポートINに入射さ
れると、その波長多重信号光Sが光フィルタ4に送られ
る。
【0030】光フィルタ4では、入力された波長多重信
号光Sについて、後段のEDF1で生じる各波長の信号
光間の利得偏差を予め補償するように長波長側の利得ピ
ーク波長付近の光成分(信号光)を所定量だけ減衰させ
るとともに、後段のEDF1で雑音光が増幅されないよ
うに短波長側の利得ピーク波長付近の光成分(雑音光)
を減衰させる。
【0031】光フィルタ4を通過した波長多重信号光S
は、合波器3を介してEDF1に入射され、EDF1の
誘導放出作用により増幅された後、出力ポートOUTか
ら外部に出射される。この出力ポートOUTから出射さ
れる波長多重信号光Sは、16波の信号光の各利得が略
均一となり、短波長側の利得ピーク波長付近の雑音光が
抑圧された光SN比の高い信号となる。
【0032】このように第1の実施形態によれば、ED
F1の利得波長特性に対応した周期的な損失波長特性を
有する光フィルタ4を信号光入射側に設けたことによっ
て、長波長側の利得ピーク波長付近における信号光利得
の平坦化(利得等化)と、短波長側の利得ピーク波長付
近における雑音光の抑圧とを、1つの光デバイスにより
実現することができる。これにより、従来の光増幅器の
ように利得等化器及び雑音光抑圧用光フィルタといった
2つの光デバイスを個別に設ける必要がなくなるため、
光増幅器の構成の簡略化が可能となって、コストの低減
を実現できる。また、光デバイスを設けることによる挿
入損失や偏波依存性損失を減少させることが可能であ
り、増幅特性の優れた光増幅器を提供することができ
る。
【0033】なお、上述した第1の実施形態では、15
58nmを中心とする波長帯域にチャネル間隔0.8n
mで16波の信号光を含む波長多重信号光の増幅を行う
場合について説明したが、本発明における波長多重信号
光についての設定はこれに限られるものではない。例え
ば、チャネル間隔を1.6nmとした8波の信号光を含
む波長多重信号光などとしてもよい。
【0034】また、EDF1の利得ピーク波長差Δλに
対して、光フィルタ4の損失波長特性の1周期分に相当
する間隔が略一致するようにFSRを24nm±4nm
に設定したが、この他にも、例えば、利得ピーク波長差
Δλと損失波長特性の2周期分の間隔が略一致するよう
にFSRを12nm±4nmに設定するようにしても構
わない。この場合の信号光波長帯域幅BWは6nm±2
nmとするのが適するため、波長多重信号光としては、
例えば、チャネル間隔を0.8nmとした8波の信号光
を含むように設定するのが好ましい。
【0035】さらに、前方励起型の光増幅器に光フィル
タ4を設けた場合を説明したが、後方励起型や双方向励
起型の光増幅器についても、前方励起型の場合と同様に
して本発明を適用可能である。図5には、後方励起型の
光増幅器に本発明を適用したときの構成例を示してお
く。図5の光増幅器10’では、損失波長特性を有する
光フィルタ4が、入力ポートINとEDF1の信号光入
射端との間に挿入されることで、第1の実施形態の場合
と同様の作用効果が得られる。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図6は、第2の実施形態に係る光増幅器の構成を示
すブロック図である。図6において、本光増幅器20
は、例えば、EDF1、励起光源2及び合波器3を備え
た前方励起型の光増幅器について、周期的な損失波長特
性を有する光フィルタ4を波長多重信号光Sの出射側に
設けたものである。この光フィルタ4は、第1の実施形
態で用いたものと同様であって、ここではEDF1の信
号光出射端と出力ポートOUTとの間に配置される。
【0037】このような光増幅器20では、第1の実施
形態の場合の動作と同様に、励起状態とされた光増幅器
20の入力ポートINに外部から波長多重信号光Sが入
射されると、その波長多重信号光Sは、合波器3を介し
てEDF1に送られ増幅された後に、EDF1から光フ
ィルタ4に送られる。EDF1から出射される波長多重
信号光Sは、EDF1の長波長側の利得ピークに応じて
各波長の信号光の利得に偏差が生じ、また、短波長側の
利得ピーク波長付近に増幅された雑音光成分を含んだも
のとなる。このような波長多重信号光Sが光フィルタ4
に入力されることによって、各波長の信号光の利得偏差
が平坦化されるとともに、短波長側の利得ピーク波長付
近の雑音光が抑圧される。そして、光フィルタ4を通過
した波長多重信号光Sは、出力ポートOUTを介して外
部に出射される。
【0038】このように第2の実施形態によれば、ED
F1の利得波長特性に対応した周期的な損失波長特性を
有する光フィルタ4を信号光出射側に設けるようにして
も、第1の実施形態の場合と同様の効果を得ることが可
能である。また、光フィルタ4をEDF1後段の信号光
出射側に設けたことにより、第1の実施形態の場合と比
べて雑音特性に優れた光増幅器となる。即ち、第1の実
施形態では、EDF1で増幅される前のレベルの小さい
波長多重信号光Sが光フィルタ4に入力されるため、光
フィルタ4における損失が雑音特性に影響を及ぼすこと
になる。一方、第2の実施形態の場合では、EDF1で
十分に増幅された波長多重信号光Sが光フィルタ4に入
力されるため、光フィルタ4における損失の影響が小さ
くなり、雑音特性に優れたものとなる。ただし、第2の
実施形態の場合には、EDF1で増幅された波長多重信
号光Sに対して光フィルタ4での損失が発生するため、
波長多重信号光Sの出力レベルは、第1の実施形態の場
合に比べて低くなることがある。従って、雑音特性と高
出力特性のいずれを優先させるかに応じて、第1、2の
実施形態を適宜に選択するのが望ましい。
【0039】なお、上述した第2の実施形態では、前方
励起型の光増幅器に光フィルタ4を設けた場合を説明し
たが、後方励起型や双方向励起型の光増幅器にも本発明
を適用可能である。図7には、後方励起型の光増幅器に
本発明を適用したときの構成例を示しておく。図7の光
増幅器20’では、光フィルタ4が、合波器3と出力ポ
ートOUTとの間に挿入されることで、第2の実施形態
の場合と同様の作用効果が得られる。
【0040】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8は、第3の実施形態に係る波長多重光伝送
システムの構成を示すブロック図である。図8におい
て、本波長多重光伝送システムは、光送信手段としての
光送信器Txと光受信手段としての光受信器Rxとの間
に、例えば、上述した第1の実施形態の光増幅器10を
中継器として複数接続した構成である。光送信器Tx及
び光受信器Rxは、従来の波長多重光伝送システムで用
いられるものと同一のものである。
【0041】このような波長多重光伝送システムにおい
ては、光送信器Txから送信された波長多重信号光S
が、周期的な損失波長特性をもつ光フィルタ4を備えた
各光増幅器10で順次増幅されながら光受信器Rxまで
伝送される。各光増幅器10では、信号光に対する利得
等化と雑音光の抑圧とが光フィルタ4により施されるた
め、各波長の信号光のレベルが揃った光SN比の高い波
長多重信号光Sが、光送信器Txから光受信器Rxに伝
送されるようになる。
【0042】このように第3の実施形態によれば、波長
多重光伝送システムの各中継器として、光フィルタ4を
備えた光増幅器10をそれぞれ用いたことによって、伝
送特性の優れた波長多重光伝送システムを低コストで実
現することができる。次に、本発明の第4の実施形態に
ついて説明する。図9は、第4の実施形態に係る波長多
重光伝送システムの構成を示すブロック図である。
【0043】図9において、本波長多重光伝送システム
は、光送信器Txと光受信器Rxの間の複数の中継区間
について、例えば、4つの中継器によって構成される図
の一点鎖線で示す中継区間毎に、上述した第1の実施形
態の光増幅器10を配置して構成したものである。前記
中継区間内の4つの中継器は、利得等化器や雑音光抑圧
用の光フィルタを設けていない従来の光増幅器100で
ある。各中継区間毎に配置される光増幅器10の光フィ
ルタ4は、前段の中継区間で発生し蓄積された信号光の
利得偏差を平坦化し、また、前段の中継区間で発生し蓄
積された雑音光を抑圧するような損失波長特性を有する
ものとする。
【0044】このような波長多重光伝送システムでは、
光送信器Txから送信された波長多重信号光Sが、4つ
の光増幅器100で順次増幅されることにより、各光増
幅器100で発生する信号光の利得偏差及び雑音光が蓄
積される。そして、その利得偏差及び雑音光を含んだ波
長多重信号光Sが光増幅器10に入力されることで、信
号光に対する利得等化と雑音光の抑圧とが光フィルタ4
よって施され、さらに増幅された後に、次段の中継区間
に送られる。上記の動作が各中継区間毎に繰り返されな
がら波長多重信号光Sが光受信器Rxまで伝送される。
【0045】このように第4の実施形態によれば、複数
の中継器からなる中継区間毎に光フィルタ4を備えた光
増幅器10を設け、中継区間内で発生し蓄積される利得
偏差及び雑音光を1つの光増幅器10で一括して利得等
化及び雑音光抑圧するようにしたことで、より簡略な構
成で安価な波長多重光伝送システムを実現することがで
きる。
【0046】なお、上述した第4の実施形態では、光フ
ィルタ4を備えた光増幅器10を4つの光増幅器100
毎に配置する構成としたが、光増幅器10の配置はこれ
に限られるものではなく、必要に応じて適宜な間隔で光
増幅器10を配置することができる。また、上述した第
3、4の実施形態では、光送信器Tx及び光受信器Rx
の間に、第1の実施形態の光増幅器10を設ける場合に
ついて説明したが、この光増幅器10に代えて、図5に
示した光増幅器10’や第2の実施形態の光増幅器2
0、または図7に示した光増幅器20’等を設けても構
わない。
【0047】さらに、上述した第1〜4の実施形態で
は、EDF1を用いた光増幅器について説明したが、本
発明はこれに限らず、エルビウム以外の希土類元素をド
ープした公知の希土類元素ドープファイバを用いて光増
幅器を構成してもよい。この場合、使用する希土類元素
ドープファイバの利得波長特性に応じて、光フィルタ4
の最大損失波長やFSRを設定する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光増幅器
は、希土類元素ドープファイバの利得波長特性に対応し
た周期的な損失波長特性を有する光フィルタを設けたこ
とによって、信号光の利得等化及び雑音光の抑圧が1つ
の光フィルタで実現される。このため、従来のように2
つの光デバイスを個別に設ける必要がなくなるので、光
増幅器の構成が簡略化されコストの低減を図ることがで
きる。また、光デバイスを設けることによる挿入損失や
偏波依存性損失が減少して、増幅特性に優れた光増幅器
を提供できる。
【0049】さらに、希土類元素ドープファイバの信号
光入射端よりも前段に光フィルタを設けることで、高出
力の光増幅器を実現でき、一方、希土類元素ドープファ
イバの信号光出射端よりも後段に光フィルタを設けるこ
とで、雑音特性に優れた光増幅器を実現できる。加え
て、光フィルタのスペクトル間隔(FSR)の略1/2
倍に相当する波長帯域内に、波長多重信号光の各波長光
が含まれるようにすることで、光フィルタによる信号光
の利得等化をより確実に行うことができる。
【0050】また、本発明の波長多重光伝送システム
は、光送信手段及び光受信手段の間に配置される複数の
光増幅器のうちの少なくとも1つが、周期的な損失波長
特性をもつ光フィルタを備えることによって、その光フ
ィルタで信号光の利得等化及び雑音光の抑圧が行われる
ようになるため、伝送特性の優れた波長多重光伝送シス
テムを低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光増幅器の構成
を示すブロック図である。
【図2】同上第1の実施形態における光フィルタの損失
波長特性及びEDFの利得波長特性を示す図である。
【図3】同上第1の実施形態について利得ピーク波長差
が光増幅器の動作状態によって変化することを説明する
図である。
【図4】同上第1の実施形態で用いるマッハ・ツェンダ
ー型フィルタの概略を示す図である。
【図5】同上第1の実施形態について後方励起型とした
場合の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る光増幅器の構成
を示すブロック図である。
【図7】同上第2の実施形態について後方励起型とした
場合の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る波長多重光伝送
システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る波長多重光伝送
システムの構成を示すブロック図である。
【図10】従来の前方励起型の光増幅器の構成を示すブ
ロック図である。
【図11】従来の後方励起型の光増幅器の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】エルビウムドープファイバ増幅器の飽和領域
における利得波長特性の一例を示す図である。
【図13】従来の波長多重光伝送システムの構成を示す
ブロック図である。
【図14】光増幅器の動作状態を示す図である。
【図15】エルビウムドープファイバ増幅器の非飽和領
域における利得波長特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…エルビウムドープファイバ(EDF) 2…励起光源 3…合波器 4…光フィルタ 10,10’,20,20’…光増幅器 41…入力側光ファイバ 42,43…レンズ 44…出力側光ファイバ 45…ガラス板 IN…入力ポート OUT…出力ポート Tx…光送信器 Rx…光受信器 S…波長多重信号光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/00 14/02 Fターム(参考) 5F072 AB09 AK06 JJ20 KK07 KK08 KK30 RR01 YY17 5K002 BA05 CA02 CA10 CA13 DA02 FA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素をドープした希土類元素ドー
    プファイバと、 該希土類元素ドープファイバを励起するための励起光を
    発生する励起光源と、 該励起光源で発生した励起光を前記希土類元素ドープフ
    ァイバに入射させる合波部と、 を備え、波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重信
    号光を一括して増幅する光増幅器において、 前記希土類元素ドープファイバの利得波長特性における
    隣り合う利得ピーク間の波長差に基づいた所定のスペク
    トル間隔で周期的に変化する損失波長特性を有し、か
    つ、該損失波長特性における最大損失波長が、前記波長
    の異なる複数の信号光が配置される一方の利得ピーク波
    長に略一致した光フィルタを備えて構成されたことを特
    徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタが、前記希土類元素ドー
    プファイバの信号光入射端よりも前段に設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  3. 【請求項3】 前記光フィルタが、前記希土類元素ドー
    プファイバの信号光出射端よりも後段に設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  4. 【請求項4】 前記光フィルタは、マッハ・ツェンダー
    型フィルタ、エタロンフィルタ及び長周期ファイバグレ
    ーティングフィルタのいずれか1つであることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1つに記載の光増幅器。
  5. 【請求項5】 前記波長多重信号光は、前記所定のスペ
    クトル間隔の略1/2倍に相当する波長帯域内に、前記
    波長の異なる複数の信号光を含むことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1つに記載の光増幅器。
  6. 【請求項6】 前記希土類元素ドープファイバは、エル
    ビウムをドープしたエルビウムドープファイバであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の光
    増幅器。
  7. 【請求項7】 前記光フィルタは、前記所定のスペクト
    ル間隔が24nmを中心とする値に設定され、かつ、前
    記最大損失波長が1558nmを中心とする値に設定さ
    れ、 前記波長多重信号光は、波長間隔を0.8nmとした1
    6波の信号光を含むものであることを特徴とする請求項
    6記載の光増幅器。
  8. 【請求項8】 前記光フィルタは、前記所定のスペクト
    ル間隔が24nmを中心とする値に設定され、かつ、前
    記最大損失波長が1558nmを中心とする値に設定さ
    れ、 前記波長多重信号光は、波長間隔を1.6nmとした8
    波の信号光を含むものであることを特徴とする請求項6
    記載の光増幅器。
  9. 【請求項9】 前記光フィルタは、前記所定のスペクト
    ル間隔が12nmを中心とする値に設定され、かつ、前
    記最大損失波長が1558nmを中心とする値に設定さ
    れ、 前記波長多重信号光は、波長間隔を0.8nmとした8
    波の信号光を含むものであることを特徴とする請求項6
    記載の光増幅器。
  10. 【請求項10】 波長の異なる複数の信号光を含んだ波
    長多重信号光を光伝送路に送信する光送信手段と、 前記光伝送路を伝わる波長多重信号光を一括して増幅す
    る複数の光増幅器と、 前記光伝送路を介して伝送される波長多重信号光を受信
    する光受信手段と、 を備えて構成された波長多重光伝送システムにおいて、 前記複数の光増幅器のうちの少なくとも1つの光増幅器
    が、 希土類元素をドープした希土類元素ドープファイバと、 該希土類元素ドープファイバを励起するための励起光を
    発生する励起光源と、 該励起光源で発生した励起光を前記希土類元素ドープフ
    ァイバに入射させる合波部と、 前記希土類元素ドープファイバの利得波長特性における
    隣り合う利得ピーク間の波長差に基づいた所定のスペク
    トル間隔で周期的に変化する損失波長特性を有し、か
    つ、該損失波長特性における最大損失波長が、前記波長
    の異なる複数の信号光が配置される一方の利得ピーク波
    長に略一致した光フィルタと、 を備えたことを特徴とする波長多重光伝送システム。
JP10273557A 1998-09-28 1998-09-28 光増幅器及び波長多重光伝送システム Withdrawn JP2000106544A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273557A JP2000106544A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 光増幅器及び波長多重光伝送システム
US09/330,610 US6268955B1 (en) 1998-09-28 1999-06-11 Optical amplifier and wave length division multiplexed light transmission system
FR9908395A FR2784526B1 (fr) 1998-09-28 1999-06-30 Amplificateur optique et systeme de transmission de lumiere a multiplexage de longueurs d'onde

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273557A JP2000106544A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 光増幅器及び波長多重光伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000106544A true JP2000106544A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17529476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10273557A Withdrawn JP2000106544A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 光増幅器及び波長多重光伝送システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6268955B1 (ja)
JP (1) JP2000106544A (ja)
FR (1) FR2784526B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344052A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Neotek Research Co Ltd 光通信システムの利得固定平坦型光増幅器
KR100703412B1 (ko) 2005-02-02 2007-04-03 삼성전자주식회사 파장 잠김 방식의 광송신기와 그를 이용한 수동형광가입자 망

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4340355B2 (ja) * 1999-07-06 2009-10-07 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 波長利得特性シフトフィルタ、光伝送装置および光伝送方法
US6856768B2 (en) * 2000-03-03 2005-02-15 At&T Corp. Dynamic add/drop of channels in a linear-optical-amplifier-based wavelength-division-multiplexed system
US6646795B1 (en) * 2000-11-20 2003-11-11 Nortel Networks Limited Optical amplifier

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3556379B2 (ja) 1996-03-07 2004-08-18 富士通株式会社 光伝送システム
JP3670434B2 (ja) * 1996-04-22 2005-07-13 ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド 多段光ファイバ増幅器を有するシステム
JPH09289349A (ja) * 1996-04-23 1997-11-04 Nec Corp 光イコライザおよびこれを用いた光増幅装置と波長多重光伝送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344052A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Neotek Research Co Ltd 光通信システムの利得固定平坦型光増幅器
KR100703412B1 (ko) 2005-02-02 2007-04-03 삼성전자주식회사 파장 잠김 방식의 광송신기와 그를 이용한 수동형광가입자 망

Also Published As

Publication number Publication date
FR2784526B1 (fr) 2006-07-28
FR2784526A1 (fr) 2000-04-14
US6268955B1 (en) 2001-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6151160A (en) Broadband Raman pre-amplifier for wavelength division multiplexed optical communication systems
US6700696B2 (en) High order fiber Raman amplifiers
EP0794599B1 (en) Optical communication system
KR100330209B1 (ko) 광대역 광섬유증폭기 및 그 증폭 방법
JPH11331094A (ja) 広帯域光増幅器
JPH11103113A (ja) 光増幅器
JP2001102666A (ja) 光増幅器
WO1998036479A1 (fr) Amplificateur optique et systeme de transmission l'utilisant
US20020024721A1 (en) Raman amplifier
CN113746552A (zh) C+l掺铒光纤放大器中的增益均衡
JP2001313433A (ja) 光増幅器及び光増幅方法
US6603598B1 (en) Optical amplifying unit and optical transmission system
JP3884744B2 (ja) 利得平坦化された広帯域エルビウム添加光ファイバ増幅器
CA2365544A1 (en) High order fiber raman amplifiers
AU2000233234A1 (en) Optical amplifier and optical transmission system
US6556346B1 (en) Optical amplifying unit and optical transmission system
JP4176527B2 (ja) ラマン増幅器およびそれを用いた光伝送システム
CA2321439A1 (en) Optical amplifying unit and optical transmission system
WO2005004356A1 (ja) 遠隔励起を用いた光ファイバ通信システム
US6690685B1 (en) Method for producing a fiber laser
EP1347544A1 (en) Gain flattening optical fiber amplifier
JP2000106544A (ja) 光増幅器及び波長多重光伝送システム
US6417960B1 (en) Method of equalizing gain utilizing asymmetrical loss-wavelength characteristics and optical amplifying apparatus using same
EP0989693A1 (en) Optical amplification system including an Erbium-Ytterbium co-doped fiber
JP4078104B2 (ja) 光ファイバ増幅器及び光信号の増幅方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110