JP3460739B2 - レンズバリア付きカメラ - Google Patents
レンズバリア付きカメラInfo
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Description
に係り、特に撮影レンズを覆うレンズバリアをカメラの
本体ケースの前面にスライド移動自在に設けたレンズバ
リア付きカメラに関する。
造には、前カバーの内側でレンズバリアをスライドさせ
る内スライドタイプと、前カバーの外側でレンズバリア
をスライドさせる外スライドタイプとがある。内スライ
ドタイプのレンズバリアは、スライド支持構造が表面に
現れない利点があるが、レンズバリアをカメラ本体ケー
ス内に収納する為、カメラ本体が大型になるという欠点
がある。
は、レンズバリアがカメラ本体ケースの外側をスライド
移動する為、スペース的には有利であるが、レンズバリ
アのスライド支持構造をカメラ表面に現れないように工
夫する必要がある。レンズバリアをプラスチックで形成
すると、スライド支持構造の設計の自由度は比較的高
く、例えば、図3に示すように、レンズバリア1の内側
の上下にガイド溝2、2を一体に形成し、そして、この
ガイド溝2、2をスライド支持するガイドレール3、3
を本体ケース4の前面に形成することにより、レンズバ
リア1の移動時に前記ガイド溝2を外部から見えないよ
うにできる。
で形成すると、その強度及び遮光性を保障する目的で肉
厚を厚めに形成せざるを得ず、レンズバリアが大型にな
るという欠点がある。一方、レンズバリアを薄板状の金
属で形成すると、レンズバリアの肉厚を薄くできると共
に遮光性が得られ、また、カメラの小型化にもつながる
という利点がある。
バリアを薄板の金属で形成しようとすると、ガイド溝等
スライド支持部をレンズバリアに形成し難いと共に、カ
メラ前面のレンズバリアの摺動面に傷が付くという欠点
がある。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、レンズバリアを金属で形成すると共に、カメラ前面
に傷を付けないレンズバリア付きカメラを提供すること
を目的とする。
成するために、カメラの本体ケースの前面に設けられ、
カメラの撮影レンズを覆う閉位置と該撮影レンズを露出
する開位置との間でスライド移動するレンズバリアを備
えたカメラに於いて、前記レンズバリアを金属で形成す
ると共に、該レンズバリアの内側に樹脂製のバリア受け
部材を固着し、該バリア受け部材を本体ケース側との摺
動面にして前記レンズバリアをスライド移動自在とした
ことを特徴としている。
レンズバリアの内側に樹脂製のバリア受け部材を固着
し、このバリア受け部材を本体ケース側との摺動面にし
てレンズバリアをスライド移動自在とした。従って、本
発明は、レンズバリア側に形成できないスライド支持部
を樹脂製のバリア受け部材側に形成できるので、レンズ
バリアを金属で形成でき、また、前記樹脂製のバリア受
け部材を摺動面として利用したので、カメラ前面に傷が
付かない。
縁部を折り曲げて形成した折り曲げ部でバリア受け部材
を収納するようにしたので、前記折り曲げ形成によりレ
ンズバリアの強度が向上し、また、この折り曲げ部でバ
リア受け部材をレンズバリアによって確実に目隠しする
ことができる。
リア付きカメラの好ましい実施例について詳説する。図
1は、本発明に係るレンズバリア付きカメラの実施例を
示す組み立て斜視図である。同図に示すように、レンズ
バリア付きカメラは、カメラの本体ケースを構成する前
カバー10、レンズバリア12、内枠14等を有してい
る。
などの金属で略矩形状に形成され、その前面には、後述
するレンズバリア12がスライド移動自在に支持されて
いる。前カバー10の内側には、プラスチック製の内枠
14が固着されている。前カバー10と内枠14には、
各々の前面に撮影レンズ用開口部16、18、ストロボ
発光部用開口部20、22、及びファインダ用開口部2
4、26がそれぞれ対応して形成されている。
にアルミニウム、又はチタンなどの薄板状の金属で形成
され、閉じた時に、前カバー10の撮影レンズ用開口部
16を覆う大きで、且つ、開いた時に前記開口部16と
重ならない大きさに形成される。また、レンズバリア1
2の内側には、プラスチック板製のバリア受け部材28
が固着されている。このバリア受け部材28の上下に
は、それぞれ一対のガイドピン30、30、32、32
が前カバー10に向けて植設されている。
バー10の前面にレンズバリア12のスライド移動方向
に沿って形成された溝状の通し孔34を介して、内枠1
4の上ガイド溝38にスライド移動自在に係合される。
また、下側のガイドピン32、32は、前カバー10の
前面にレンズバリア12のスライド移動方向に沿って形
成された溝状の通し孔36を介して、内枠14の下ガイ
ド溝40にスライド移動自在に係合される。
イドピン30、30には、内枠14の内側からストッパ
42、42が固着され、このストッパ42、42によっ
てレンズバリア12のガイド溝38からの抜けが防止さ
れている。また、下ガイド溝40に係合されたガイドピ
ン32、32には、内枠14の内側から板バネ44が固
着され、この板バネ44の付勢力によってレンズバリア
12の前カバー10からの浮きが防止されている。
0、46に係合されたガイドピン48、50により、前
記レンズバリア12に連動してスライド移動自在となっ
ている。また、板バネ44の上端部には係合片52が内
枠14に向けて突出形成されている。この係合片52
は、内枠14に形成された溝54内に挿通され、レンズ
バリア12のスライド移動に伴って溝54内を移動し、
溝54の右端に形成された爪56に係合することにより
レンズバリア12を閉位置で保持することができ、溝5
4の左端に形成された爪58に係合することによりレン
ズバリアを開位置で保持することができる、いわゆるク
リック機構を成している。
リア付きカメラによれば、金属で形成したレンズバリア
12にプラスチック製のバリア受け部材28を固着し、
この受け部材28を介してレンズバリア12をスライド
移動自在にした。従って、本実施例では、レンズバリア
12側に形成できないガイドピンを、プラスッチ製の受
け板28側に形成したので、レンズバリア12を金属で
形成することが可能となり、また、レンズバリア12は
プラスチック製のバリア受け部材28を摺動面としてス
ライド移動するので、前カバー10の前面にスライド傷
は付かない。
では図2に示すように、レンズバリア12の周縁部を内
側に折り曲げ、そして、この折り曲げ部13にバリア受
け部材28を収納させている。これにより、レンズバリ
ア12は、折り曲げ形成によって強度が向上し、また、
この折り曲げ部13でバリア受け部材28を収納するよ
うにしたので、バリア受け部材28をレンズバリア12
で確実に目隠しすることができる。
14に支持させたが、内枠14は必ずしも必要なもので
はないので、バリア受け部材28を前カバー10にスラ
イド移動自在に直接支持させても良い。また、前カバー
10をプラスチックで形成した場合には、内枠14は不
要なので、バリア受け部材28を前カバー10にスライ
ド移動自在に支持させれば良い。
バリア付きカメラによれば、金属で形成したレンズバリ
アの内側に樹脂製のバリア受け部材を固着し、このバリ
ア受け部材を本体ケース側との摺動面にしてレンズバリ
アをスライド移動自在としたので、レンズバリアを金属
で形成でき、また、前記樹脂製のバリア受け部材を摺動
面として利用したので、カメラ前面に傷が付かない。
を示す組み立て斜視図
大断面図
図
Claims (2)
- 【請求項1】カメラの本体ケースの前面に設けられ、カ
メラの撮影レンズを覆う閉位置と該撮影レンズを露出す
る開位置との間でスライド移動するレンズバリアを備え
たカメラに於いて、 前記レンズバリアを金属で形成すると共に、該レンズバ
リアの内側に樹脂製のバリア受け部材を固着し、該バリ
ア受け部材を本体ケース側との摺動面にして前記レンズ
バリアをスライド移動自在としたことを特徴とするレン
ズバリア付きカメラ。 - 【請求項2】前記レンズバリアは、その周縁部が内側に
折り曲げ形成され、該レンズバリアの折り曲げ部の内側
に前記バリア受け部材が収納されていることを特徴とす
る請求項1記載のレンズバリア付きカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16532694A JP3460739B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | レンズバリア付きカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16532694A JP3460739B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | レンズバリア付きカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0829834A JPH0829834A (ja) | 1996-02-02 |
JP3460739B2 true JP3460739B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=15810212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16532694A Expired - Fee Related JP3460739B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | レンズバリア付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3460739B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4546417B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2010-09-15 | オリンパス株式会社 | レンズバリアのスライド機構およびカメラ |
WO2007126035A2 (en) | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Olympus Corporation | Sliding mechanism of lens barrier, lens barrier, and camera |
JP2012022117A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子機器 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16532694A patent/JP3460739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0829834A (ja) | 1996-02-02 |
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