JPH07281254A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH07281254A
JPH07281254A JP6876994A JP6876994A JPH07281254A JP H07281254 A JPH07281254 A JP H07281254A JP 6876994 A JP6876994 A JP 6876994A JP 6876994 A JP6876994 A JP 6876994A JP H07281254 A JPH07281254 A JP H07281254A
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JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
camera
cantilever
exterior
taking lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP6876994A
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English (en)
Inventor
Shunji Matsutani
俊司 松谷
Takashi Muroi
隆 室井
Tatsuya Suzuki
達哉 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6876994A priority Critical patent/JPH07281254A/ja
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、撮影光学系等を保護するための保
護カバーを有するカメラにおいて、簡単な構造とするこ
とにより、保護カバーを開閉させる機構の部品点数を極
力少なくして、低コストで生産性の高いカメラを提供す
る。 【構成】 少なくとも撮影レンズ11を保護する第1の
位置(閉状態)と、第1の位置より移動して撮影レンズ
11を露呈させる第2の位置(開状態)との間をカメラ
本体における外装1の内側にて摺動可能に設けられた保
護カバー10と、該保護カバー10を第1の位置もしく
は第2の位置に保持するための付勢手段であるトグルバ
ネ13と、保護カバー10より一体的に延出された弾性
を有する片持ち梁10aと、片持ち梁10aの略先端に
形成されカメラ本体の外装1に設けられた孔1cより外
部に露呈する操作部材である操作ツマミ6とを具備する
ことを特徴とするカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラ、詳しくは撮
影光学系等を保護するための保護カバーを有するカメラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラ等においては、
カメラ本体における外装部の前面内部側に摺動可能な保
護カバーを設け、カメラを使用しない場合には、上記保
護カバーを閉状態とすることによって、カメラの外装部
の前面側に設けられている、例えば撮影レンズからなる
撮影光学系等を保護するようにする一方、写真撮影を行
なう場合には、上記保護カバーを閉状態から移動させて
開状態とすることで、カメラの外装部の前面側に設けら
れている、上記撮影光学系等を露呈させるようにしたも
のが、従来より種々提案され、また実用化されている。
【0003】例えば、実公昭62−24270号公報に
開示されているカメラの保護カバー装置においては、カ
メラ本体の前面側に設けられている撮影レンズ鏡枠の下
側に配設した開閉ボタンを横方向に摺動させることによ
って、カメラ本体内に設けられた保護カバーを撮影レン
ズ鏡枠の窓部に対して縦方向に移動するようにして、上
記保護カバーの開閉を行なうようにしたものである。
【0004】また、特開平1−237530号公報に開
示されている保護カバー開閉機構を有するカメラにおい
ては、カメラ本体の前カバーの内側に保護カバーを設
け、この保護カバーを開閉するための手動操作手段と開
閉連動手段とを配設したものであって、上記保護カバー
をカメラ本体の内側に設けたことで、保護カバーの摺動
部に砂や塵芥等の異物が入り込んだり、保護カバー装置
の故障等によって、保護カバーが動作しなくなってしま
たった場合には、上記保護カバーの開き側への移動を規
制するようにしたことによって、カメラのスイッチがオ
ン(ON)にならないようにようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記実公昭
62−24270号公報による手段によれば、開閉ボタ
ンの横方向の摺動動作によって、保護カバーを縦方向に
移動させるようにしたので、その際に開閉ボタンの横方
向の移動を保護カバーの縦方向の移動に変換するための
機構が必要となってしまい、これにより、部品点数が多
くなってしまうという問題点がある。
【0006】また、上記特開平1−237530号公報
による手段によれば、保護カバーの開き側への移動を規
制する機構のために、部品点数が多くなってしまうと共
に、保護カバーの開閉機構が複雑になってしまうという
問題点がある。
【0007】本発明の目的は、撮影光学系等を保護する
ための保護カバーを有するカメラにおいて、保護カバー
を開閉させる機構を簡単な構造として、部品点数を極力
少なくすることで、低コストで生産性の高いカメラを提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
少なくとも撮影レンズを保護する第1の位置と、この第
1の位置より移動して撮影レンズを露呈させる第2の位
置との間を、カメラ本体における外装の内側にて摺動可
能に設けられた保護カバーと、この保護カバーを第1の
位置もしくは第2の位置に保持するための付勢手段と、
上記保護カバーより一体的に延出された、弾性を有する
片持ち梁と、この片持ち梁の略先端に形成され、カメラ
本体における外装に設けられた孔より外部に露呈する操
作部材とを具備することを特徴とし、上記片持ち梁の延
出方向は、上記保護カバーの摺動方向に沿っていること
を特徴とする。
【0009】そして、上記保護カバーは、撮影レンズと
同時にファインダ部もしくは測光用窓部の少なくとも一
方を保護することを特徴とする。
【0010】
【作用】カメラ本体における外装の内側にて摺動可能に
設けられた保護カバーを、撮影レンズを保護する第1の
位置(閉状態)と撮影レンズを露呈させる第2の位置
(開状態)との間で移動させ、上記保護カバーが第1の
位置(閉状態)にあるときには、撮影レンズと同時にフ
ァインダ部もしくは測光用窓部の少なくとも一方を保護
し、上記保護カバーが第2の位置(開状態)にあるとき
には、撮影レンズと同時にファインダ部もしくは測光用
窓部を露呈させて写真撮影を行なう。
【0011】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例のカメラの外観を示す正
面図であって、カメラの保護カバーの閉状態の場合を示
している。また、図2は、この一実施例のカメラの保護
カバーの外観を示す拡大正面図を示している。
【0012】図1に示すように、カメラ本体における外
装1の前面側のほぼ中央部には撮影レンズ窓4が配設さ
れており、この撮影レンズ窓4の後方には、撮影光学系
である撮影レンズ11がカメラ本体に配設されている。
また、上記撮影レンズ窓4の上部側には、ファインダ部
であるファインダ窓2が設けられており、このファイン
ダ窓2の後方のカメラ本体にはファインダレンズ12が
配設されている。そして、上記撮影レンズ窓4の下部側
には測光用窓部5が設けられており、さらに、上記カメ
ラ本体の外装1の前面側右側方の上部には、ストロボ窓
3が配設されている。
【0013】上記カメラ本体における外装1の内側に
は、この外装1の内側に沿って円弧状の曲面をなす、例
えば樹脂製の薄板等による強固な材質によって形成され
ている保護カバー10が配設されている。この保護カバ
ー10は、図2に示すように、その下部側に一体的に延
出された弾性を有する片持ち梁10aを有しており、こ
の片持ち梁10aの略先端部に形成されている操作部材
である操作ツマミ6が、図1に示すように、上記外装1
の中央下部側に設けられている孔1cより外部に露呈す
るように設けられている。
【0014】また、図2に示すように、この操作ツマミ
6の外縁部には、例えば樹脂等の弾性を有する部材によ
って、上記操作ツマミ6と一体的に形成されているツマ
ミ部10cが設けられている。そして、上記片持ち梁1
0aは、上記保護カバー10の摺動方向に沿う方向に延
出して形成されている。
【0015】なお、ここで、上記保護カバー10は、バ
リアと言い換えることもできる。また、上記片持ち梁1
0aは、腕部と言い換えることもできる。さらに、上記
操作部材である操作ツマミ6は、開閉部材もしくは開閉
ツマミと言い換えることもできる。
【0016】一方、図1、図2に示すように、上記保護
カバー10の片持ち梁10aの一端の先端部に一体的に
形成される上記操作ツマミ6は、これを横方向に摺動さ
せることによって、上記保護カバー10をカメラ本体の
横方向に移動させるようになっていると共に、上記片持
ち梁10aの他端部に穿設されている取付孔10bに、
後述する付勢手段であるトグルバネ13が取付けられて
おり、このトグルバネ13の付勢力によって、上記撮影
レンズ11を保護する第1の位置(第1の状態)である
閉位置(閉状態)側、もしくは、上記撮影レンズ11を
露呈させる第2の位置(第2の状態)である開位置(開
状態)側とに、上記保護カバー10を保持するようにな
っている。
【0017】つまり、カメラを携帯する場合やカメラを
保管するような、写真撮影を行わない場合には、上記保
護カバー10を上記第1の位置(閉状態)側に移動させ
て、上記トグルバネ13の付勢力によって上記第1の位
置(閉状態)にこれを保持することで、カメラ本体の前
面側に配設された撮影レンズ11、ファインダ部もしく
は測光用窓部等を保護カバー10で覆い、これによっ
て、外部からの圧力や衝撃等から上記撮影レンズ11、
ファインダ部もしくは測光用窓部等を保護する一方、写
真撮影を行なう場合には、上記保護カバー10を上記第
2の位置(開状態)に移動させて、上記トグルバネ13
の付勢力によって上記第2の位置(開状態)にこれを保
持することで、上記カメラ本体の前面側に配設された撮
影レンズ11、ファインダ部もしくは測光用窓部等をカ
メラの外部に露呈させるようになっている。
【0018】図3は、上記一実施例のカメラの側面の要
部断面図であって、上記図1においてA−A線に沿う線
で切断した要部詳細縦断面図である。図3に示すよう
に、上記カメラ本体の外装1の内側の上面部と底面部に
は、ガイド部であるガイドレール1a,1bがカメラ本
体の外装1の内側に若干突出して設けられている。この
ガイドレール1a,1bと上記外装1の前面側の裏面部
との間に、上記保護カバー10の上端部および下端部を
当接させて摺動させることにより、該保護カバー10が
横方向へ摺動されるようになっていると同時に、上記保
護カバー10の片持ち梁10aおよびその先端部の操作
ツマミ6は、カメラ本体の外装1に設けられたガイド部
であり摺動部である孔1cに沿ってガイドされて摺動す
るようになっている。
【0019】図4は、上記一実施例のカメラ本体におけ
る外装の外観図であって、上記保護カバーを閉状態とし
た際に上記外装を背面側から見た図である。図4に示す
ように、上記保護カバー10の付勢手段である上記トグ
ルバネ13は、その一端を保護カバー10の片持ち梁1
0aの一端部に設けられた取付孔10bに取付けられて
おり、また、上記トグルバネ13の他端はカメラ本体の
外装1の裏面側に配設されているバネ取付ボス1fに取
付けられている。そして、上記トグルバネ13は、保護
カバー10が横方向に摺動する際に、その摺動の両端、
即ち、上記保護カバー10によって撮影レンズ11を保
護する第1の位置(閉状態)と、撮影レンズ11を露呈
する第2の位置(開状態)において、その付勢方向がそ
れぞれ反転するように配設されている。
【0020】また、上記カメラ本体の外装1の裏面側に
は、不動部材であるストッパ部1d,1eが上記外装1
に固着されており、撮影レンズ11を保護する第1の位
置(閉状態)においては、保護カバー10の中央部の一
端部10eが、上記ストッパ1eに当接すると同時に、
上記操作ツマミ6のツマミ部10cが、外装1の孔1c
の一端部の保護カバーストッパ1gに、上記トグルバネ
13の付勢力によって当接されることで、該操作ツマミ
10cが強制的に弾性変形されて保護カバー10の閉状
態が保持されるようになっており、また、これにより、
上記保護カバー10の閉方向の摺動が規制されるように
なっている。
【0021】一方、撮影レンズ11を露呈する第2の位
置(開状態)においては、保護カバー10の中央部の他
端部10dが、上記ストッパ1dに当接すると同時に、
上記操作ツマミ6のツマミ部10cが、外装1の孔1c
の他端部の保護カバーストッパ1hに、上記トグルバネ
13の付勢力によって当接されることで、該ツマミ部1
0cが強制的に弾性変形されて保護カバー10の開状態
が保持されるようになっており、またこれにより、上記
保護カバー10の開方向の摺動が規制されるようになっ
ている。このように上記一実施例のカメラにおける保護
カバーのストッパ構造は、保護カバー10の摺動する両
端部、即ち、上記保護カバー10を保護する第1の位置
(閉状態)と、保護カバー10を露呈する第2の位置
(開状態)において、それぞれ二重のストッパ構造、つ
まり、ダブルストッパ構造を構成している。
【0022】そして、図6は、上記一実施例のカメラの
保護カバーを開閉する操作ツマミの摺動部、即ち、外装
部の孔1c部の要部断面図であって、後述する図5(保
護カバー開状態)においてB−B線に沿う線で切断した
要部拡大横断面図を示している。
【0023】図6に示すように、カメラ本体の外装1の
孔1cは、これに保護カバー10の片持ち梁10aの先
端の操作ツマミ6を、上記外装1の裏面側の斜め方向か
ら挿入することによって、上記保護カバー10の外装1
への組み付けが可能となるように形成されており、保護
カバー10が外装1に組み付けられた後は、保護カバー
10と外装1とが重なり合って配設されるようになって
いるために、保護カバー10の片持ち梁10aを外装1
から簡単に抜去することができないような構造となって
いる。なお、上記一実施例のカメラの保護カバーにおい
ては、該保護カバー10と操作ツマミ6とを一体成形と
している例を示しているが、これらを別体として構成す
ることも可能である。即ち、保護カバー10より一体的
に延出された片持ち梁10aの先端部を、カメラ本体の
外装1の孔1cに裏面側より組み付けた後、上記外装1
の表面側から、上記孔1cから外部に露呈している片持
ち梁10aの先端部に操作ツマミを組み付けるようにし
ても同様である。
【0024】以上のように構成された上記一実施例のカ
メラにおいて、保護カバーを開閉する場合の動作を、以
下に説明する。まず、保護カバー10が撮影レンズ11
を保護する第1の位置(閉状態)にある際には、カメラ
本体の外装1の内側において、トグルバネ13の付勢力
によって保護カバー10が閉方向に付勢されており(図
1参照)、該保護カバー10はその中央の一端部10e
側が、上記外装1の内側のストッパ1eに当接されると
同時に、カメラ本体の外装1の外側において、保護カバ
ー10の操作ツマミ6のツマミ部10cが、保護カバー
ストッパ1gに当接されることで、上記保護カバー10
の第1の位置(閉状態)における位置規制が行われる
(図4参照)。
【0025】図5は、上記一実施例のカメラの外観を示
す正面図であって、カメラの保護カバーを開状態とした
場合を示す図である。上述の図1に示すような、保護カ
バー10が撮影レンズ11を保護する第1の位置(閉状
態)にある状態で、操作ツマミ6をトグルバネ13の閉
方向への付勢力に逆らって摺動させる。すると、カメラ
本体の外装1の内側において、保護カバー10は撮影レ
ンズ11を露呈する第2の位置(開状態)の方向へと移
動するので、該保護カバー10の片持ち梁10aの一端
部に取付けられている上記トグルバネ13の付勢方向は
反転する。従って、上記保護カバー10は開方向に付勢
されることとなり、図5に示す状態となる。
【0026】即ち、保護カバー10が撮影レンズ11を
露呈する第2の位置(開状態)に移動した場合には、カ
メラ本体の外装1の内側において、トグルバネ13の付
勢力によって保護カバー10は開方向に付勢されてお
り、該保護カバー10はその中央の他端部10d側が、
外装1の内側のストッパ1dに当接されると同時に、カ
メラ本体の外装1の外側において、保護カバー10の操
作ツマミ6のツマミ部10cが、保護カバーストッパ1
hに当接されることで、上記保護カバー10の第2の位
置(開状態)における位置規制が行われる。
【0027】以上説明したように、上記一実施例によれ
ば、撮影レンズ11等を保護する保護カバー10を有す
るカメラにおいて、保護カバー10の開閉を案内するガ
イドレール1a,1bをカメラ本体における外装の内側
に構成すると共に、保護カバー10より一体的に延出さ
れた片持ち梁10aを外装1の孔1cに沿って摺動させ
るようにして、該保護カバー10の開閉操作を行なう構
造とし、操作ツマミ6を保護カバー10の片持ち梁10
aの略先端に一体的に形成したので、上記保護カバー1
0の光軸方向に対する受け部材や保護カバー10を開閉
するための操作ツマミ部材を特に必要とすることもな
く、簡単な構造とすることができる。従って、保護カバ
ー10を開閉させる機構の部品点数の減少を実現するこ
とができ、低コスト化を実現することができる。
【0028】また、保護カバー10を、撮影レンズ11
を保護する第1の位置(閉状態)と、撮影レンズ11を
露呈する第2の位置(開状態)との異なる方向に、それ
ぞれ付勢させるようにするために、付勢手段であるトグ
ルバネ13の付勢方向を反転させるように配置したこと
で、上記付勢手段を1つの部材とすることができる。
【0029】そして、上記保護カバー10より一体的に
延出された片持ち梁10aとその先端の操作ツマミ6
を、弾性を有する部材を用いて形成し、保護カバー10
の開閉両状態でのストッパ構造をダブルストッパ構造と
したことによって、上記保護カバー10と外装1のスト
ッパ部1e,1d、および、上記操作ツマミ6と外装1
のストッパ部1g,1hとの部品間のバラツキによって
生じる部材同士の隙間の発生を防止することができると
同時に、上記保護カバー10を外装1に組み付ける際に
おいても、保護カバー10の片持ち梁10aの先端の操
作ツマミ6の弾性によって、外装1の孔1cに容易に挿
入することができるので、生産性の向上に寄与すること
ができる。
【0030】さらに、保護カバー10は上記第1の位置
(閉状態)において、撮影レンズ11および撮影レンズ
窓4以外にも、ファインダレンズ12およびファインダ
窓2もしくは測光用窓部5も覆うような構造となってい
るので、カメラの使用者が上記保護カバー10が第1の
位置(閉状態)にある際にファインダ窓2を覗いても、
画面が見えない構造となっている。従って、撮影レンズ
11等が保護カバー10によって覆われている第1の位
置にある状態において、写真撮影を行おうとしてもファ
インダ窓2を覗くことによって、保護カバー10が閉状
態にあることが確認することができるので、保護カバー
10の閉状態でシャッターレリーズを行なった結果、写
真を得ることができないという失敗を防止することがで
きる。
【0031】[付記] (1) 少なくとも撮影レンズを保護する第1の位置
と、この第1の位置より移動して撮影レンズを露呈させ
る第2の位置との間を、カメラ本体における外装の内側
にて摺動可能に設けられた保護カバーと、この保護カバ
ーを第1の位置もしくは第2の位置に保持するための付
勢手段と、上記保護カバーより一体的に延出された、弾
性を有する片持ち梁と、この片持ち梁の略先端に形成さ
れ、カメラ本体における外装に設けられた孔より外部に
露呈する操作部材と、を具備することを特徴とするカメ
ラ。
【0032】(2) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記片持ち梁の延出方向は、上記保護カバーの摺動
方向に沿っている。
【0033】(3) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記保護カバーは、撮影レンズと同時にファインダ
部もしくは測光用窓部の少なくとも一方を保護する。
【0034】(4) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記保護カバーはカメラ本体に設けられたガイド部
に沿って摺動される。
【0035】上記カメラは、カメラ本体における外装の
内側にて摺動可能に設けられた保護カバーを、撮影レン
ズを保護する第1の位置と撮影レンズを露呈させる第2
の位置との間で移動させ、上記保護カバーが第1の位置
にあるときには、撮影レンズと同時にファインダ部もし
くは測光用窓部の少なくとも一方を保護し、上記保護カ
バーが第2の位置にあるときには、撮影レンズと同時に
ファインダ部もしくは測光用窓部を露呈させる。そし
て、上記保護カバーは、カメラ本体内のガイド部材に沿
って摺動される。
【0036】これによって、保護カバーの開閉機構を簡
単な構造とすることができ、部品点数を減少させること
ができるので、低コスト化が実現できる。また、簡単な
構造としたために組み立てが容易となるので、生産性の
向上に寄与し、さらに、カメラ本体内に上記保護カバー
および開閉機構を配設しても、カメラを大型化させるこ
ともない。
【0037】(5) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記付勢手段は、上記保護カバーが第1の位置と第
2の位置にある場合で、該保護カバーに作用する付勢力
の方向が異なるものである。
【0038】(6) 付記第5に記載のカメラにおい
て、上記付勢手段はトグルバネによって構成される。
【0039】上記カメラは、保護カバーが上記第1の位
置と第2の位置にある場合に、該保護カバーに作用する
付勢力の方向を、トグルバネによって反転させるように
したので、部品点数を減少させる機構とすることができ
る。
【0040】(7) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記片持ち梁は、上記保護カバーをカメラに組み込
む際に、上記孔の底面に押し付けられて延出方向と直交
する方向に撓むものである。
【0041】これにより、上記カメラに容易に保護カバ
ーを組み付けることができるので、上記カメラの生産性
の向上に寄与することができる。
【0042】(8) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記外装に設けられた孔は、上記保護カバーの摺動
方向に延びる長孔である。
【0043】(9) 付記第8に記載のカメラにおい
て、上記保護カバーが第1の位置にある際に、上記操作
部材は上記付勢手段の付勢力によって上記長孔の一方の
端部に押し付けられる。
【0044】(10) 付記第9に記載のカメラにおい
て、上記操作部材が上記長孔の一方の端部に押し付けら
れている際に、上記片持ち梁は上記付勢力によって弾性
変形する。
【0045】(11) 付記第9に記載のカメラにおい
て、上記操作部材が上記長孔の一方の端部に押し付けら
れることによって、上記保護カバーが上記カメラ本体に
対して位置決めされる。
【0046】(12) 付記第1に記載のカメラにおい
て、上記保護カバーが第1の位置および第2の位置にあ
る際に、該保護カバーは上記付勢手段の付勢力によって
カメラ本体内の不動部材に押し付けられる。
【0047】(13) 付記第12に記載のカメラにお
いて、上記保護カバーは、上記カメラ本体内の不動部材
に押し付けられることによって弾性変形する。
【0048】(14) 付記第12に記載のカメラにお
いて、上記保護カバーは、上記カメラ本体内の不動部材
に押し付けられることによって、上記カメラ本体に対し
て位置決めされる。
【0049】上記カメラにおいて、外装の孔を長孔とし
て、これに沿って保護カバーの片持ち梁を摺動させる。
そして、上記保護カバーは、上記付勢手段の付勢力によ
って、上記長孔の一方の端部に押し付けられる。このと
き、上記片持ち梁は弾性変形する。そして、上記保護カ
バーのカメラ本体に対する位置決めが行われる。これと
同時に、保護カバーはカメラ本体内の不動部材に押し付
けられることによって弾性変形する。そして、カメラ本
体に対して位置決めされる。
【0050】このような二重のストッパ構造(ダブルス
トッパ構造)とすることで、上記保護カバーを、第1の
位置および第2の位置において確実に保持することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮影
光学系等を保護するための保護カバーを有するカメラに
おいて、保護カバーを開閉させる機構を簡単な構造とし
て、部品点数を極力少なくすることで、低コストで生産
性の良いカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラにおいて、保護カバ
ーの閉状態を示す正面図。
【図2】上記図1のカメラの保護カバーの外観を示す拡
大正面図。
【図3】上記図1のカメラにおいて、図1のA−A線に
沿った線で切断した要部詳細縦断面図。
【図4】上記図1のカメラにおいて、保護カバーの閉状
態の背面側から見た図。
【図5】上記図1のカメラにおいて、保護カバーの開状
態を示す正面図。
【図6】上記図1のカメラの保護カバーを開閉する摺動
部(外装1の孔1c)の断面図であって、上記図5のB
−Bに沿う線で切断した要部横断面図。
【符号の説明】
1……外装 1c……孔(ガイド部、摺動部) 2……ファインダ窓(ファインダ部) 3……ストロボ窓 4……撮影レンズ窓 5……測光用窓部 6……操作ツマミ(操作部材、開閉部材、開閉ツマミ) 10……保護カバー(バリア) 10a……片持ち梁(腕部) 11……撮影レンズ(撮影光学系) 12……ファインダレンズ(ファインダ部) 13……トグルバネ(付勢手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも撮影レンズを保護する第1
    の位置と、この第1の位置より移動して撮影レンズを露
    呈させる第2の位置との間を、カメラ本体における外装
    の内側にて摺動可能に設けられた保護カバーと、 この保護カバーを第1の位置もしくは第2の位置に保持
    するための付勢手段と、 上記保護カバーより一体的に延出された、弾性を有する
    片持ち梁と、 この片持ち梁の略先端に形成され、カメラ本体における
    外装に設けられた孔より外部に露呈する操作部材と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記片持ち梁の延出方向は、上記保護
    カバーの摺動方向に沿っていることを特徴とする、請求
    項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記保護カバーは、撮影レンズと同時
    にファインダ部もしくは測光用窓部の少なくとも一方を
    保護することを特徴とする、請求項1に記載のカメラ。
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