JP3460016B2 - 製袋充填機における溶断フィルム巻取り装置 - Google Patents

製袋充填機における溶断フィルム巻取り装置

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JP3460016B2
JP3460016B2 JP12531199A JP12531199A JP3460016B2 JP 3460016 B2 JP3460016 B2 JP 3460016B2 JP 12531199 A JP12531199 A JP 12531199A JP 12531199 A JP12531199 A JP 12531199A JP 3460016 B2 JP3460016 B2 JP 3460016B2
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fusing
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勲 齋藤
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株式会社フジキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製袋充填機でフィ
ルムの長手方向の重合端縁部が溶断シールされた際に発
生する幅狭帯状のフィルムクズを巻取る溶断フィルム巻
取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横型製袋充填機等の包装機により被包装
物を熱収縮性の帯状フィルムで包込み、該フィルムの長
手方向の重合端縁部を溶断シールすると共に、被包装物
を挟む前後においてフィルムを横シール・切断した後
に、加熱手段によりフィルムを加熱収縮することで、被
包装物にフィルムが密着した包装体が得られる。このよ
うな収縮包装を行なう場合では、フィルムの長手方向の
重合端縁部を溶断シールするときに、溶断シール部(縦
シール部)から不要な溶着代部分が幅狭帯状のフィルム
クズとなって連続的に発生するため、このフィルムクズ
を包装機に設けた巻取り装置の巻取り部材に巻取ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記巻取り装置では、
包装機の溶断シール機構から排出されるフィルムクズの
排出速度に対して前記巻取り部材の回転速度が速くなる
と、フィルムクズに過度な巻取り張力が作用してしま
い、該フィルムクズが巻取り途中で破断する難点があ
る。また巻取り張力が弱いと、フィルムクズの巻取りが
良好に行なわれないばかりでなく、フィルムクズが溶断
ローラ等に巻込まれてバックテンションが作用して、フ
ィルムクズの巻取り中に該クズが破断する不具合が発生
する。
【0004】前記フィルムクズの巻取り張力はフィルム
の溶断シール部に作用するため、該張力が大きく変動す
ると、フィルムの良好な溶断シールが行なえず、見栄え
の劣るシール状態となる等のシール不良を生ずる恐れが
ある。更には、前記巻取り装置の巻取り部材に直接巻取
ったフィルムクズを処分するに際し、フィルムクズが巻
取り部材に過度な巻取り張力で巻取られていると、巻取
り部材からのフィルムクズの取除き作業が困難となる等
の問題も招く。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、製袋充填機から排出される幅狭
帯状のフィルムクズを連続的に巻取るに際し、フィルム
クズに適度な巻取り張力を作用することで、巻取り不良
やシール不良の発生を防止し得る製袋充填機における溶
断フィルム巻取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る製袋充
填機における溶断フィルム巻取り装置は、フィルムの長
手方向の重合端縁部を挟持して、該フィルムを下流側へ
向けて給送する一対の送りローラと、該ローラの下流側
に位置してフィルムの前記重合端縁部を溶断シールする
一対の溶断ローラとから製袋充填機の溶断シール機構
構成され、前記溶断ローラでフィルムの長手方向の重合
端縁部を溶断シールした際に発生する幅狭帯状のフィル
ムクズを連続的に巻取る溶断フィルム巻取り装置であっ
て、前記フィルムクズが連続的に直接巻付けられる巻取
り手段が、巻取り軸に自由端側から着脱自在に取付けら
れる巻取り機構と、前記巻取り手段が取付けられる前記
巻取り軸を回転駆動するモータと、前記モータの回転速
度を制御するモータ変速手段と、前記フィルムクズが巻
掛けられる案内ガイドを備え、前記モータの回転により
前記巻取り手段における巻取り軸の軸方向に案内ガイド
を往復移動して、該巻取り手段に対してフィルムクズを
軸方向に略均等に巻付ける巻取り位置振分手段と、前記
巻取り位置振分手段から巻取り機構までの間のフィルム
クズの巻取り経路に配設され、フィルムクズが巻掛けら
れて該フィルムクズに張力を付与すると共に前記溶断シ
ール機構から巻取り機構に至るフィルム移送速度と該巻
取り機構の巻取り速度との差により変位するテンション
ローラを備える張力付与手段と、前記テンションローラ
の変位を連続的に検出する張力検出手段と、前記張力検
出手段の検出結果に基づき、前記モータ変速手段に対し
て速度指令を発して前記モータの回転速度を変化させる
制御手段とを備え、前記巻取り手段へのフィルムクズの
巻取り張力が強過ぎてフィルムクズの取除きが困難とな
らず、かつ巻取り張力が緩過ぎて溶断シール不良、巻取
り不良とならない適度な巻取り張力を付与し得るよう決
定されたフィルムの性状に応じた巻取り張力の基準値に
基づいて、前記張力付与手段の重量およびテンションロ
ーラの変位範囲を設定し、前記制御手段は、その変位範
囲内において張力検出手段から入力される検出値に応じ
てモータ変速手段を介して前記モータの回転速度を変化
させることを特徴とする。
【0007】
【作用】フィルムの長手方向の重合端縁部が溶断シール
された際に生ずる幅狭帯状のフィルムクズは、巻取り機
構の巻取り手段に直接巻取られる。このとき、巻取り位
置振分手段によりフィルムクズは、巻取り手段における
巻取り軸の軸方向に対して振分けられて該巻取り手段の
軸方向に略均等に巻付けられる。フィルムクズが巻掛け
られるテンションローラを備える張力付与手段の重量お
よびテンションローラの変位範囲は、巻取り手段へのフ
ィルムクズの巻取り張力が強過ぎず、かつ緩過ぎない適
度な巻取り張力を付与し得る基準値を基に設定されてい
る。そして、フィルムクズの巻取り作業に際しては、溶
断シール機構から巻取り機構に至るフィルム移送速度と
該巻取り機構の巻取り速度との差によりテンションロー
ラが変位すると、該テンションローラを前記変位範囲に
保持するよう巻取り機構のモータの回転速度が制御さ
れ、これによりフィルムクズは巻取り手段に常に適度な
巻取り張力で巻取られる。
【0008】初期セット運転時には、製袋充填機のフィ
ルム移送機構と溶断シール機構の溶断ローラとが停止し
た状態で、巻取り機構の巻取り軸が通常の巻取り速度よ
りも低速に設定された速度となるよう前記モータを回転
駆動することで、前記巻取り手段にフィルムクズが巻取
られる。そして、巻取り手段に巻取られるフィルムクズ
の巻取り張力が大きくなり、この値が巻取りトルク制限
手段の制限値以上になると、該巻取りトルク制限手段に
よりモータの回転力を巻取り軸に伝達しないようトルク
制限が行なわれ、溶断ローラから巻取り機構に至る間に
存在するフィルムクズが破断されるのは防止される。
【0009】前記溶断シール機構から巻取り機構までの
間のフィルムクズの巻取り経路に存在するフィルムクズ
が破断すると、これを破断検出手段が検出して、包装異
常として製袋充填機の作動が停止制御される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る製袋充填機に
おける溶断フィルム巻取り装置につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0011】図1は、横型製袋充填機の要部を示すもの
であって、供給源からフィルム移送機構(何れも図示せ
ず)により引出されて筒状成形された筒状フィルム(フィ
ルム)10の長手方向の重合端縁部を挟持して、該フィ
ルム10を下流側へ向けて給送する一対の送りローラ1
2,12と、該ローラ12,12の下流側に位置して筒状
フィルム10の前記重合端縁部を溶断シールする一対の
溶断ローラ14,14とから縦シール機構(溶断シール機
構)16が構成される。そして、被包装物18が供給さ
れた筒状フィルム10の長手方向の重合端縁部に、縦シ
ール機構16によって溶断シールを施すことで生ずる不
要となる幅狭帯状のフィルムクズ10aが、縦シール機
構16の下方に配置された溶断フィルム巻取り装置19
の巻取り機構20に連続的に巻取られるようになってい
る。なお、縦シール機構16から巻取り機構20に至る
間のフィルムクズ10aの巻取り経路には、ガイド部材
22およびガイドローラ25が配設されており、両部材
22,25によって縦シール機構16から排出されたフ
ィルムクズ10aが巻取り機構20に案内されるよう構
成される。
【0012】前記ガイド部材22とガイドローラ25と
の間の巻取り経路に、前記巻取り機構20における後述
の巻取り軸32の軸方向に往復移動して、フィルムクズ
10aを巻取り機構20における巻取り手段39の軸方
向に略均等に巻付ける巻取り位置振分手段としてのトラ
バーサ24が配設されている。このトラバーサ24は、
図2および図3に示す如く、横型製袋充填機の機枠23
に固定されて前方(図2の下側)に延出する筒状ハウジン
グ60の外周に、軸方向に往復移動する移動体61が配
設されると共に、該移動体61にはフィルムクズ10a
が巻掛けられる案内ガイド62が立設されている。前記
機枠23の裏側には、後述するインバータ等のモータ変
速手段63により回転速度が制御されるモータ64が配
設されると共に、該モータ64により回転駆動される駆
動シャフト65が回転自在に配設される。そして、駆動
シャフト65に歯車機構66を介して連繋される往復移
動機構(図示せず)が筒状ハウジング60の内部に配設さ
れており、該往復移動機構に前記移動体61が連繋して
ある。すなわち、モータ64を回転駆動することによ
り、往復移動機構を介して移動体61および案内ガイド
62が軸方向の所定範囲を往復移動し、該案内ガイド6
2に巻掛け案内されるフィルムクズ10aの巻取り機構
20への巻取り経路を軸方向に変動してフィルムクズ1
0aを振分けることで、該巻取り機構20の巻取り手段
39にフィルムクズ10aが軸方向に略均等に巻付けら
れるようになっている。
【0013】前記巻取り機構20では、図4に示す如
く、前記機枠23に固定されたハウジング26に、中空
軸28が回転自在に挿通支持され、該中空軸28は、前
記駆動シャフト65に歯車機構67を介して連繋され
て、前記モータ64により回転駆動されるよう構成され
る。また、中空軸28のハウジング26から前方に突出
する端部外周に、後述する巻取りトルク制限手段46を
構成するホィール30が一体的に回転するよう外嵌して
ある。
【0014】前記中空軸28の内部に、巻取り軸32が
回転自在に挿通支持されており、該巻取り軸32は、中
空軸28から前方に、前記筒状ハウジング60やガイド
ローラ25と平行となるよう所定長さで延出してしてい
る。この巻取り軸32の延出部32aにおける中空軸2
8の前端部に近接する位置に、回転板33が一体回転可
能に外嵌されると共に、該回転板33には、図3に示す
如く、巻取り軸32の軸心を中心とする仮想円の周上に
おいて、周方向に離間して複数(実施例では4つ)の係止
孔33aが形成され、各係止孔33aに、後述する巻付
けバー34の自由端部34aが挿入係止されて位置決め
保持されるようになっている。また巻取り軸32の延出
部32aには、円錐台形状の保持部材35が、その大径
端部を回転板33に指向する姿勢で一体回転可能に外嵌
される。更に、巻取り軸32の保持部材35から前方に
突出する自由端側(前端側)に雄ネジ部38が形成され、
該雄ネジ部38を介して巻取り軸32の自由端側から巻
取り手段39が着脱自在に取付けられるよう構成され
る。
【0015】前記巻取り手段39は、図4に示す如く、
巻取り軸32の雄ネジ部38に螺合可能な雌ネジ部40
を軸方向一端に形成した取付け軸41の軸方向他端部
に、該取付け軸41を正逆回転させる操作ハンドル42
を外嵌して備え、該ハンドル42を回転することで巻取
り手段39の巻取り軸32に対する取付けと取外しを行
なうよう構成される。また取付け軸41には、その軸方
向一端と操作ハンドル42との間に、支持部材43が回
動自在に外嵌されると共に、該支持部材43には、前記
回転板33の係止孔33aと同数(4本)の巻付けバー3
4が、周方向に離間してその一端部を介して取付け軸4
1の径方向に揺動自在にピン接続されている。各巻付け
バー34は、操作ハンドル42とは反対方向に所定長さ
で延出し、その自由端部34aを、前記回転板33の対
応する係止孔33aに挿入係止することで、4本の巻付
けバー34が保持部材35の外周面で当接保持された状
態で巻取り軸32を取囲む外方に臨み、これら巻付けバ
ー群に前記フィルムクズ10aが直接巻付けられるよう
構成される。
【0016】前記巻取り機構20には、前記モータ64
からの回転力を巻取り軸32に伝達する巻取りトルク制
限手段46が配設されている。この巻取りトルク制限手
段46は、図4に示す如く、前記中空軸28に外嵌され
て巻取り軸32に対しては自由回転可能なホィール30
と、前記回転板33の後面側に一体回転可能に配設され
た円盤状のプレート47と、ホィール30とプレート4
7とを連繋し、ホィール30との間に所定の摩擦力が与
えられる皮革等を材質とする丸ベルト48とから基本的
に構成される。すなわち、プレート47の裏面には、図
2および図3に示す如く、前記巻取り軸32と平行な1
本の第1支持ピン49と、該第1支持ピン49とは周方
向に離間すると共に相互に径方向に離間する複数の第2
支持ピン50とが固定されている。前記ホィール30に
形成された周溝30aに巻架された丸ベルト48の両自
由端部には、夫々金具51,51が配設され、丸ベルト
48の一端部に配設された一方の金具51は、前記第1
支持ピン49に回動自在に取付けられる。また、丸ベル
ト48の他端部に取付けられた他方の金具51と前記複
数の内の何れかの第2支持ピン50との間には、引張り
バネ53が弾力的に張架されており、該引張りバネ53
の張力によって丸ベルト48をホィール30の周溝30
aに所定圧力で圧接することで、ホィール30の回転に
伴ってプレート47、すなわち巻取り軸32および巻取
り手段39を回転させてフィルムクズ10aの巻取りを
行ない得るようになっている。
【0017】ここで、前記巻取りトルク制限手段46で
の制限値は、後述する張力付与手段68に設定される最
大巻取り張力(例えば300g)より大きく、かつフィル
ムクズ10aの引張り破断力よりは弱い値に設定されて
いる。すなわち、巻取り手段39に対するフィルムクズ
10aの巻取り張力が、前記制限値より小さい場合に
は、ホィール30に対して丸ベルト48がスリップする
ことなく、前記モータ64からの回転力を巻取り軸32
に伝達してフィルムクズ10aの巻取りを行なう。そし
て、巻取り手段39に対するフィルムクズ10aの巻取
り張力が前記制限値以上になった場合には、ホィール3
0に対して丸ベルト48がスリップして、モータ64か
らの回転力が巻取り軸32へ伝達されるのが制限され、
これによって後述する初期セット運転に際し、前記フィ
ルムクズ10aに過度な巻取り張力が作用して該フィル
ムクズ10aが破断するのを防止するよう構成される。
また前記引張りバネ53を引掛ける第2支持ピン50を
変更して丸ベルト48のホィール30に対する圧接力を
調節することで、使用される各種フィルムの性状に応じ
てフィルムクズ10aの許容される巻取り張力(制限値)
が調節可能である。
【0018】前記トラバーサ24とガイドローラ25と
の間の巻取り経路には、前記フィルムクズ10aに所定
の巻取り張力を付与する張力付与手段68が配設されて
いる。この張力付与手段68は、図2に示す如く、前記
機枠23に回動自在に枢支されて前方に延出する枢支軸
69に一端が取付けられて、トラバーサ24とガイドロ
ーラ25との間に臨むフィルムクズ10aの巻取り経路
と交差する方向に所要範囲で揺動するテンションアーム
70と、該アーム70の自由端部に回動自在に枢支され
て、前記ガイドローラ25と平行に延在するテンション
ローラ71とから構成され、該テンションローラ71に
フィルムクズ10aが巻掛けられている。そして、テン
ションローラ71は、前記縦シール機構16から巻取り
機構20に至るフィルム移送速度と該巻取り機構20の
巻取り速度との差によって、前記テンションアーム70
が枢支軸69を支点として揺動することで上下方向に変
位するよう構成される。
【0019】ここで、実施例のようにテンションアーム
70を揺動するよう構成した張力付与手段68では、該
アーム70の揺動支点(枢支軸69)に対する張力付与手
段68の重量およびテンションローラ71の変位範囲
を、前記巻取り手段39へのフィルムクズ10aの巻取
り張力が強過ぎてフィルムクズ10aの取除きが困難と
ならず、かつ巻取り張力が緩過ぎて溶断シール不良、巻
取り不良とならない適度な張力を付与し得るように設定
している。この張力値については、各種フィルムの性状
に対してテストを重ねた結果、巻取り張力が比較的低張
力である50g〜300gの範囲内の所定値に設定され
ていれば良いことが確認された。従って、実際の包装に
際しては、包装に使用されるフィルムの性状に応じて、
前記張力値の範囲内で最も適切な基準値を選択決定し、
この基準値に基づいて前記張力付与手段68の重量およ
びテンションローラ71の変位範囲を設定するようにし
ている。
【0020】なお、実施例ではテンションアーム70の
揺動範囲内で約13%程度の張力変動があり、その変動
分を考慮して基準値を基に張力付与手段68の重量およ
びテンションローラ71の変位範囲が設定される。この
13%の張力変動は、各種フィルムの性状毎の変化値と
しては許容範囲内であり、従ってテンションローラ71
が変位範囲内で変位しても、フィルムに悪影響を与える
ことはないようになっている。
【0021】前記枢支軸69には、テンションローラ7
1の変位を連続的に検出する張力検出手段としてのポテ
ンショメータ72が配設され、該ポテンショメータ72
からの検出信号が制御手段73に入力されるよう構成さ
れる(図1参照)。この制御手段73では、入力されたポ
テンショメータ72の検出値に応じてモータ変速手段6
3に対して所定の変速指令を発し、前記モータ64の回
転速度を変化させることで、前記テンションローラ71
を前記変位範囲に保持するよう設定される。これによ
り、前記張力付与手段68によりフィルムクズ10aに
は、前述した適度な張力が付与され、該フィルムクズ1
0aは常に適度な巻取り張力で巻取り手段39に連続的
に巻取られるようになっている。なお実施例では、包装
機の通常運転時においてテンションローラ71の変位範
囲内での最上昇位置に対応する検出信号がポテンショメ
ータ72から制御手段73に入力された場合にモータ6
4を停止し、以下該最上昇位置からの下降位置に応じて
モータ64の速度が高速となり、最下降位置で予め設定
された最高速度でモータ64を回転させる制御が行なわ
れる。また図3に示すように、前記テンションアーム7
0を挟む揺動軌跡上に一対のストッパ74,74が離間
して配設され、両ストッパ74,74によりテンション
アーム70の揺動範囲が規制され、テンションアーム7
0が両ストッパ74,74に当接しないように、前記制
御手段73によりモータ64の変速制御が行なわれる。
【0022】前記フィルムクズ10aの巻取り経路、す
なわち実施例では縦シール機構16とトラバーサ24と
の間に、フィルムクズ10aの破断を検出する破断検出
手段75が配設されている。この破断検出手段75は、
図5に示す如く、ホルダ76に回動自在に枢支されてフ
ィルムクズ10aが巻掛けられる案内軸77と、該案内
軸77に一体回転自在に配設された検出レバー78およ
び錘兼用の検知板79と、ホルダ76に配設されて検知
板79を検出可能な近接センサ80とから構成される。
前記検出レバー78と検知板79とは、案内軸77に対
して周方向に離間して配設されて、検知板79は案内軸
77を、検出レバー78が前記フィルムクズ10aに常
に接触する方向に回動付勢するよう構成される。また検
知板79は、案内軸77に巻掛け案内されてトラバーサ
24の案内ガイド62に至るフィルムクズ10aの巻取
り経路が、該案内ガイド62の軸方向への往復移動によ
り変動する範囲内においては、前記近接センサ80に対
する非検出位置に保持されるよう設定される。そして、
フィルムクズ10aが破断することで検出レバー78が
検知板79の自重により回動した際には、該検知板79
が近接センサ80による検出位置に到来し、これにより
破断検出信号が前記制御手段73に入力されるよう構成
してある。なお、制御手段73に破断検出信号が入力さ
れると、該制御手段73では包装異常と判断して包装機
の作動を停止制御するようになっている。また、包装異
常に際して警報ブザーを鳴らしたり、警報ランプの点灯
等により作業者に包装異常を覚知させることも可能であ
る。
【0023】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る製袋充填
機における溶断フィルム巻取り装置の作用につき説明す
る。本実施例においては、テンションアーム70の揺動
範囲内において、前記張力変動(13%)を考慮しても巻
取り張力が最小の場合でも50g以下とならず、また最
大の場合でも300g以上とならないように基準値が決
定されるようになっている。
【0024】前記横型製袋充填機の運転開始前に、使用
される帯状フィルム10の性状に応じて、例えばフィル
ムクズ10aに付与される巻取り張力が50g〜300
gの間で最も適切な張力を基準値として選択決定したも
とで、前記張力付与手段68の重量をその基準値を基に
設定すると共にテンションローラ71の変位範囲を設定
する。前記縦シール機構16で溶断されたフィルムクズ
10aを、前記ガイド部材22、破断検出手段75、ト
ラバーサ24、テンションローラ71およびガイドロー
ラ25に夫々巻掛けた後に、その先端を巻取り手段39
にセットする。フィルムクズ10aの巻取り開始の初期
セット運転においては、包装機の起動ボタンを押すこと
で、前記フィルム移送機構、縦シール機構16の送りロ
ーラ12,12および溶断ローラ14,14の夫々が停止
状態で、前記巻取り装構20の巻取り軸32を通常の巻
取り速度よりも低速に設定された速度となるよう前記モ
ータ64を回転駆動して、縦シール機構16から巻取り
機構20に至る巻取り経路に存在するフィルムクズ10
aの緩みを解消するべく該フィルムクズ10aを巻取り
手段39に巻取る。この場合に、前記テンションアーム
70が最上昇位置を規制するストッパ74に当接して揺
動が規制されることで、フィルムクズ10aに作用する
巻取り張力が増加し、その張力が前記制限値以上になる
と、前記巻取りトルク制限手段46の丸ベルト48がホ
ィール30に対してスリップし、前記モータ64の回転
力は巻取り軸32側に伝達されなくなる。すなわち、巻
取りトルク制限手段46での制限値は、フィルムクズ1
0aの引張り破断力よりは弱い値に設定されているの
で、フィルムクズ10aに過度な巻取り張力が作用して
該フィルムクズ10aが破断するのを防止し得ると共
に、巻取り経路にはフィルムクズ10aが張った状態に
保持される。
【0025】なお、前記初期セット運転は予め設定され
た時間(数秒)だけ行なわれるよう構成されており、前記
縦シール機構16から巻取り機構20の間のフィルムク
ズ10aの状態によっては、前記テンションアーム70
がストッパ74に当接しない状態で通常運転に移行する
こともある。
【0026】所定時間経過後に前記横型製袋充填機が通
常運転に移行すると、前記フィルム移送機構、送りロー
ラ12,12および溶断ローラ14,14が、予め設定さ
れた包装能力に基づく通常速度で回転し、前記被包装物
18が供給された筒状フィルム10が下流側に移送され
ると共に、その長手方向の重合端縁部が縦シール機構1
6で溶断シールされる。このとき、前述した初期セット
運転により前記テンションアーム70が最上昇位置でス
トッパ74に当接して揺動が規制されている場合は、前
記モータ64は一旦停止制御されるが、縦シール機構1
6からフィルムクズ10aが排出されることでテンショ
ンローラ71が下降して変位範囲内に至るとモータ64
が回転する。すなわち、巻取り機構20の巻取り軸32
が通常の巻取り速度となるよう駆動されたモータ64か
らの回転力が巻取りトルク制限手段46を介して巻取り
軸33に伝達され、該巻取り軸33と一体的に巻取り手
段39が回転して、縦シール機構16から排出されるフ
ィルムクズ10aは、トラバーサ24の案内ガイド62
が巻取り軸32の軸方向に往復移動することで、前記巻
取り手段39の軸方向に略均等となるよう連続的に直接
巻取られる。なお、初期セット運転から通常運転に移行
する際に、前記テンションローラ71が変位範囲内に臨
んでいれば、前記モータ64は停止することなく低速か
ら通常速度に変速制御される。
【0027】ここで、前記初期セット運転から通常運転
に移行する際に、前記破断検出手段75の検知板79が
近接センサ80による検出位置に到来している場合は、
前記フィルムクズ10aが破断しているか、あるいは前
記巻取り経路で緩過ぎる状態で臨んでいるとして、破断
検出信号が前記制御手段73に入力される。この場合に
は、制御手段73は包装異常と判断して包装機の作動を
停止制御する。
【0028】前記横型製袋充填機の通常運転に際し、前
記縦シール機構16から巻取り機構20に至るフィルム
移送速度より該巻取り機構20の巻取り速度が速くなる
と、前記張力付与手段68のテンションアーム70が揺
動してテンションローラ71が上方に変位する。このテ
ンションローラ71の変位を前記ポテンショメータ72
が検出し、その検出信号に基づいて制御手段73がモー
タ変速手段63に対して減速信号を発し、前記モータ6
4の回転速度が低くなることでテンションローラ71は
下方に変位する。また、前記フィルム移送速度より巻取
り速度が遅くなると、張力付与手段68のテンションア
ーム70が揺動してテンションローラ71が下方に変位
する。このテンションローラ71の変位をポテンショメ
ータ72が検出し、その検出信号に基づいて制御手段7
3がモータ変速手段63に対して増速信号を発し、前記
モータ64の回転速度が速くなってテンションローラ7
1は上方に変位する。
【0029】このように、前記フィルム移送速度と巻取
り速度との差に応じて変位するテンションローラ71の
位置を連続的に検出してモータ64を変速制御すること
で、テンションローラ71を基準値に基づく予め設定さ
れた変位範囲に保持し、これによってフィルムクズ10
aに作用する巻取り張力を常に適度な値に保つことがで
きる。従って、前記巻取り手段39へのフィルムクズ1
0aの巻取り張力が強過ぎて、フィルムクズ10aの巻
取り手段39からの取除きが困難となるのは防止され
る。また前記巻取り張力が緩過ぎて、フィルムクズ10
aが溶断ローラ14等に巻込まれてフィルムクズ10a
の引出しに対するバックテンションが作用して破断する
等の不具合の発生を防ぐことができる。更に、フィルム
クズ10aの巻取り張力を常に適度な値に保持し得るか
ら、筒状フィルム10の溶断シールを良好に行なうこと
ができ、溶断シール部の見栄えが劣るシール不良が発生
するのを抑制し得る。
【0030】本願発明に係る溶断フィルム巻取り装置
は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、各
種の変更が可能である。例えば、実施例の張力付与手段
はテンションローラを揺動自在なテンションアームに配
設したが、機枠に対して垂直上下方向に移動自在に構成
した部材にテンションローラを配設した構成を採用可能
である。また前記モータからの回転力を巻取り軸に伝達
する巻取りトルク制限手段に関しては、実施例の構成に
限定されるものでなく、機械的な摩擦板、その他の手段
を採用可能であると共に、該制限手段自体を省略して、
機構の簡略化を図ることもできる。更に張力検出手段と
しては、実施例のような可変抵抗型式のポテンショメー
タの他に、枢支軸に配設したスリット板と光電センサと
の組合わせ等からなるパルス信号発振手段によりテンシ
ョンアームの揺動位置を検出する等、位置を連続的に検
出し得るその他の手段を採用し得る。
【0031】前記破断検出手段に関しても、実施例の構
成に限定されるものでなく、近接センサを光電センサに
変更し、検知板が光電センサの検出光を遮蔽した際にフ
ィルムクズの破断を検出するよう構成したり、またはフ
ィルムクズ自体を直接検出可能なセンサを用い、該セン
サがフィルムクズを検出しなくなった際にフィルム破断
を検出するようにしてもよい。更には、破断検出手段自
体を省略して、機構の簡略化を図ることも可能である。
また巻取り機構については、巻取り軸に巻取り手段を着
脱自在に取付ける場合で説明したが、巻取り軸に巻取り
手段が取外し不能に配設されているものであってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
係る製袋充填機における溶断フィルム巻取り装置では、
溶断シール機構から巻取り機構に至るフィルム移送速度
と該巻取り機構の巻取り速度との差により変位するテン
ションローラの変位を張力検出手段によって連続的に検
出して、巻取り機構を駆動するモータの回転速度を制御
することでテンションローラを予め設定された変位範囲
に保持するよう構成したので、巻取り機構により巻取ら
れる幅狭帯状のフィルムクズに過度な張力が作用するこ
となく、良好な巻取りを行ない得る。従って、フィルム
クズが巻取り途中で破断したり、シール不良を招くとい
う不具合を回避できる。またフィルムクズの巻取り張力
は、巻取り機構における巻取り手段に対して強過ぎず、
かつ緩過ぎないような適度な張力に設定されて巻取りが
行なわれるようになっているので、フィルムクズの巻取
り手段からの取除き作業を容易に行ない得ると共に良好
な巻取りが達成される。更に、フィルムの性状に応じて
巻取り張力を最適な値に設定するので、各種フィルムク
ズの巻取りを良好に行なうことができる。
【0033】本発明の請求項4に係る溶断フィルム巻取
り装置では、巻取り機構に巻取りトルク制限手段を設け
たことで、初期セット運転に際し、溶断シール機構から
巻取り機構に至る巻取り経路に存在するフィルムクズ
を、破断させることなく所要の張力で張った状態に保持
することができる。更に、本発明の請求項5に係る溶断
フィルム巻取り装置では、フィルムクズが破断した際に
は、包装異常として製袋充填機を停止させて対応し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る溶断フィルム巻取
り装置と縦シール機構とを示す概略構成図である。
【図2】実施例に係る溶断フィルム巻取り装置を示す平
面図である。
【図3】実施例に係る溶断フィルム巻取り装置の正面図
である。
【図4】実施例に係る巻取り機構を一部縦断して示す側
面図である。
【図5】実施例に係る破断検出手段およびトラバーサを
示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 筒状フィルム(フィルム) 10a フィルムクズ12 送りローラ 14 溶断ローラ 16 縦シール機構(溶断シール機構) 20 巻取り機構 24 トラバーサ(巻取り位置振分け手段) 32 巻取り軸 39 巻取り手段 46 巻取りトルク制限手段62 案内ガイド 63 モータ変速手段 64 モータ 68 張力付与手段 70 テンションアーム 71 テンションローラ 72 ポテンショメータ(張力検出手段) 73 制御手段 75 破断検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−257796(JP,A) 特開 平11−60001(JP,A) 特開 平9−274910(JP,A) 特開 平9−323851(JP,A) 特開 昭61−127575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/198

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム(10)の長手方向の重合端縁部を
    挟持して、該フィルム(10)を下流側へ向けて給送する一
    対の送りローラ(12,12)と、該ローラ(12,12)の下流側に
    位置してフィルム(10)の前記重合端縁部を溶断シールす
    る一対の溶断ローラ(14,14)とから製袋充填機の溶断シ
    ール機構(16)が構成され、前記溶断ローラ(14,14)でフ
    ィルム(10)の長手方向の重合端縁部を溶断シールした際
    に発生する幅狭帯状のフィルムクズ(10a)を連続的に巻
    取る溶断フィルム巻取り装置であって、 前記フィルムクズ(10a)が連続的に直接巻付けられる巻
    取り手段(39)が、巻取り軸(32)に自由端側から着脱自在
    に取付けられる巻取り機構(20)と、 前記巻取り手段(39)が取付けられる前記巻取り軸(32)を
    回転駆動するモータ(64)と、 前記モータ(64)の回転速度を制御するモータ変速手段(6
    3)と、前記フィルムクズ(10a)が巻掛けられる案内ガイド(62)
    を備え、前記モータ(64)の回転により 前記巻取り手段(3
    9)における巻取り軸(32)の軸方向に案内ガイド(62)を往
    復移動して、該巻取り手段(39)に対してフィルムクズ(1
    0a)を軸方向に略均等に巻付ける巻取り位置振分手段(2
    4)と、 前記巻取り位置振分手段(24)から巻取り機構(20)までの
    間のフィルムクズ(10a)の巻取り経路に配設され、フィ
    ルムクズ(10a)が巻掛けられて該フィルムクズ(10a)に張
    力を付与すると共に前記溶断シール機構(16)から巻取り
    機構(20)に至るフィルム移送速度と該巻取り機構(20)の
    巻取り速度との差により変位するテンションローラ(71)
    を備える張力付与手段(68)と、 前記テンションローラ(71)の変位を連続的に検出する張
    力検出手段(72)と、 前記張力検出手段(72)の検出結果に基づき、前記モータ
    変速手段(63)に対して速度指令を発して前記モータ(64)
    の回転速度を変化させる制御手段(73)とを備え、 前記巻取り手段(39)へのフィルムクズ(10a)の巻取り張
    力が強過ぎてフィルムクズ(10a)の取除きが困難となら
    ず、かつ巻取り張力が緩過ぎて溶断シール不良、巻取り
    不良とならない適度な巻取り張力を付与し得るよう決定
    されたフィルム(10)の性状に応じた巻取り張力の基準値
    に基づいて、前記張力付与手段(68)の重量およびテンシ
    ョンローラ(71)の変位範囲を設定し、前記制御手段(73)
    は、その変位範囲内において張力検出手段(72)から入力
    される検出値に応じてモータ変速手段(63)を介して前記
    モータ(64)の回転速度を変化させることを特徴とする製
    袋充填機における溶断フィルム巻取り装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値は、50g〜300gの間の
    低い巻取り張力である請求項1記載の製袋充填機におけ
    る溶断フィルム巻取り装置。
  3. 【請求項3】 前記張力付与手段(68)は、揺動自在なテ
    ンションアーム(70)と、該アーム(70)の自由端部に配設
    される前記テンションローラ(71)とから構成され、前記
    フィルムクズ(10a)に前記の適度な巻取り張力を付与し
    得るように、前記テンションアーム(70)の揺動支点に基
    づく張力付与手段(68)の重量およびテンションローラ(7
    1)の変位範囲が設定される請求項1または2記載の製袋
    充填機における溶断フィルム巻取り装置。
  4. 【請求項4】 前記巻取り機構(20)には、前記モータ(6
    4)から巻取り軸(32)へ伝達される回転力を制限する巻取
    りトルク制限手段(46)が設けられると共に、該トルク制
    限手段(46)の制限値は、巻取り機構(20)に設定される巻
    取り張力より大きく、かつフィルムクズ(10a)の引張り
    破断力より低い値に設定され、初期セット運転におい
    て、製袋充填機のフィルム移送機構と溶断シール機構(1
    6)の溶断ローラ(14,14)とを停止した状態で、巻取り機
    構(20)の巻取り軸(32)が通常の巻取り速度よりも低速に
    設定された速度となるよう前記モータ(64)を回転駆動し
    て前記巻取り手段(39)にフィルムクズ(10a)を巻取り、
    前記溶断ローラ(14,14)から巻取り機構(20)に至る間に
    存在するフィルムクズ(10a)に加わる巻取り張力が前記
    制限値以上になった際には、前記巻取りトルク制限手段
    (46)でモータ(64)の回転力を巻取り軸(32)に伝達しない
    トルク制限を行なってフィルムクズ(10a)を破断させな
    いよう構成した請求項1〜3の何れかに記載の製袋充填
    機における溶断フィルム巻取り装置。
  5. 【請求項5】 前記溶断シール機構(16)から巻取り機構
    (20)までの間のフィルムクズ(10a)の巻取り経路に、フ
    ィルムクズ(10a)の破断を検出する破断検出手段(75)が
    配設され、前記制御手段(73)は、該破断検出手段(75)に
    よりフィルムクズ(10a)の破断が検出された際には、包
    装異常として製袋充填機の作動を停止制御する請求項1
    〜4の何れかに記載の製袋充填機における溶断フィルム
    巻取り装置。
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