JP2002128011A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2002128011A
JP2002128011A JP2000325572A JP2000325572A JP2002128011A JP 2002128011 A JP2002128011 A JP 2002128011A JP 2000325572 A JP2000325572 A JP 2000325572A JP 2000325572 A JP2000325572 A JP 2000325572A JP 2002128011 A JP2002128011 A JP 2002128011A
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JP
Japan
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film
film roll
packaging
rotation
roll
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JP2000325572A
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English (en)
Inventor
Norifumi Hirobe
憲史 廣部
Tsutomu Nobushige
労 信重
Susumu Kimoto
進 木本
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装装置において、フィルムロールが空にな
ったのを逸早く検出し得ると共にフィルムの除去を失念
しにくくする。 【解決手段】 巻出ローラに装着したフィルムロールF
rから引出し手段202によりフィルムFを引き出し包
装部Sへ搬送し、そのフィルムFの下側からエレベータ
機構208により被包装物を突き上げて該被包装物の上
面をフィルムFで覆って包装する包装装置に関する。巻
出ローラ70の回転速度を検出する回転速度検出器を設
け、引出し手段202がフィルムFの引き出し動作をし
ている際に回転速度検出器により検出した回転速度が所
定の回転速度以下である場合にはフィルムロールFrが
空になっていると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装装置、詳しく
は包装ステーションに張設した伸縮性のあるフィルム
(ストレッチフィルム)に向って下方から商品を押し上
げた後、フィルムで商品を包装する包装装置に関し、特
に、フィルムの巻出に関するものである。
【0002】
【従来の技術および欠点】図8に示すように、この種の
包装装置では、巻出ローラに装着したフィルムロールF
rから、フィルム渡し手段5および搬送ベルト202な
どの引出し手段によりフィルムFを引き出し、切断装置
6でフィルムFの後端を切断した後、フィルムFを包装
ステーション(包装部)Sまで搬送して張設する。前記
フィルムFは、その搬送経路においてフィルムセンサ3
5によりフィルム長が検出され、予め設定されたフィル
ム長に比べ検出長が短い場合には、フィルムロールFr
が空になったと判断され、その表示がなされる。これに
より、オペレータにフィルムロールFrを新しいものと
交換するタイミングを知らせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、フィルムFの後端を検出してフィルムロールFr
が空になったことを検出するので、実際にフィルムFが
空になってから検出するまでに時間がかかる。そのた
め、稼働率の低下を招く。
【0004】また、従来は、長さの不足したフィルムが
搬送ベルト202に挟まれた状態のままで、当該フィル
ムを取り除くのを失念して次のフィルムロールからフィ
ルムを巻き出すことがあり、この場合、フィルムの切れ
端が詰まって予期せぬトラブルへと発展することがあ
る。
【0005】したがって、本発明の目的は、包装装置に
おいて、フィルムロールが空になったのを逸早く検出し
得ると共にフィルムの除去を失念しにくくすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明は、巻出ローラに装着したフィルムロー
ルから引出し手段によりフィルムを引き出し包装部へ搬
送し、そのフィルムの下側からエレベータ機構により被
包装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルムで覆
い、フィルムの端部を被包装物の底面に折り込む包装装
置であって、前記巻出ローラの回転速度を検出する回転
速度検出器を設け、前記引出し手段がフィルムの引き出
し動作を行っている際に前記回転速度検出器により検出
した回転速度が所定の回転速度以下である場合には前記
フィルムロールが空になっていると判断するようにした
ことを特徴とする。
【0007】フィルムロールが空になると、引出し手段
がフィルムの引出し動作を行っても、巻出ローラの回転
速度が小さくなっていたり、あるいは、巻出ローラが停
止する。回転速度検出器が前記巻出ローラの回転速度を
検出し、当該検出値が所定の閾値よりも小さい場合は、
フィルムロールが空になったとCPUが判断する。
【0008】一方、本第2発明は、巻出ローラに装着し
たフィルムロールから引出し手段によりフィルムを引き
出し包装部へ搬送し、そのフィルムの下側からエレベー
タ機構により被包装物を突き上げて該被包装物の上面を
フィルムで覆い、フィルムの端部を被包装物の底面に折
り込む包装装置であって、前記巻出ローラの回転を検出
する回転検出器を設け、前記引出し手段がフィルムの引
き出し動作を行っている際に前記巻出ローラが回転して
いない場合には前記フィルムロールが空になっていると
判断するようにしたことを特徴とする。
【0009】フィルムロールが空になると、引出し手段
がフィルムの引出し動作を行っても、巻出ローラの回転
が停止する。回転検出器は前記巻出ローラの回転が停止
したのを検出し、これにより、CPUはフィルムロール
が空になっていると判断する。
【0010】本発明において、「巻出ローラの回転(速
度)を検出する」とは、巻出ローラ自体の回転(速度)
を検出してもよいが、巻出ローラと同期して回転する駆
動軸やアイドラの回転(速度)を検出してもよい。ま
た、「回転を検出する」とは、回転速度を検出する必要
はなく、回転しているか否かを検出するものであっても
よいことを意味する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。本実施形態では包装貼付システ
ムについて説明する。該包装貼付システムは図1の商品
MをトレーTごと包装する包装装置の機能に加え、包装
後にラベルを貼付する貼付機能を備えている。なお、以
下の説明において、商品MはトレーT上に載って搬送さ
れていくが、「商品M」とは、トレーT内の内容物を指
す場合と、内容物、トレーTおよびフィルムFを含んだ
概念で用いる場合とがある。また、商品は必ずしもトレ
ーT上に載っている必要はない。
【0012】基本構造:図1に示すように、本包装貼付
システムは、商品Mを正面側2aから搬入して正面側2
aに排出する前方排出型の包装貼付システムであって、
正面2aには、コンベヤなどの供給装置20が設けてあ
る。
【0013】図2において、供給装置20は、商品Mの
載ったトレー(被包装物)Tをリフタ201上に供給す
る。リフタ201の各ポスト210は、包装機構200
の包装ステーション(包装部)Sの直下に配置されてい
ると共に、昇降手段(エレベータ機構)208により上
下昇降自在とされている。このリフタ201は、供給装
置20から商品Mが供給されると、上昇して商品Mを包
装ステーションSまで持ち上げる。
【0014】一方、包装動作に先立ち、前記包装ステー
ションSには、張設状態のフィルムFが一対の搬送ベル
ト202,202によって供給されている。このフィル
ムFは、商品Mが押し上げられると、商品Mの上面に密
着する。この状態で、フィルム折込み機構203は、図
3の一対の左右折込板204,204と、後折込板20
5と、丸棒状の前折込部材206と、プッシャー207
(図2)によって、フィルムFの前後左右の各側縁部
を、トレーTの底面側に折り込んで商品Mを包装すると
共に、図2の熱溶着コンベヤ211上に包装済の商品を
搬送する。熱溶着コンベヤ211は、底面に折り込まれ
たフィルムF同士を互いに溶着し、その後、トレーTが
排出台209上に排出される。
【0015】一方、前記包装ステーションSの上方に
は、商品の内容に応じたラベルLを発行するラベルプリ
ンタ(ラベル発行部)12とラベル貼付機13が配設さ
れている。ラベル貼付機13は、商品Mが排出台209
上に排出されるまでの間に、ラベルプリンタ12から発
行されたラベルLを商品Mの上面に貼付する。
【0016】フィルムの供給:図4の正面図に示すよう
に、前記包装機構200の左右方向Yの両側には、フィ
ルム渡し手段5および切断装置6からなるフィルム供給
機構と、フィルムロールFrとが、それぞれ一対設けら
れている。前記左右のフィルム供給機構のうち、いずれ
か一方のフィルム供給機構が選択されて、フィルムFが
包装機構200に供給される。
【0017】前記フィルム渡し手段5は、フィルムロー
ルFrから巻き出されたフィルムFを前記搬送ベルト2
02に受け渡す。フィルムFは、搬送ベルト(引出し手
段)202によって、図2に示すように、幅方向Xの両
側縁部Fsを挟持され、所定の引出速度V1で所定量引
き出された後、図4に示す切断装置6によってフィルム
渡し手段5と搬送ベルト202との間において切断され
る。
【0018】要部の構成:前記フィルムロールFrは巻
出装置7によって以下に説明するように巻出可能となっ
ている。該巻出装置7は、前記フィルムFの引出時にお
いて該フィルムロールFrの回転を助長するための装置
であり、左右に一対設けられている。以下の説明では主
に右側の巻出装置7について説明する。
【0019】図5に示すように、前記巻出装置7は、フ
ィルムロールFrが装着される巻出ローラ70を巻出方
向(図5における反時計まわり)に回転させるものであ
り、駆動軸(アイドラ)74およびモータ78を備えて
いる。前記巻出ローラ70と駆動軸74との間や、駆動
軸74とモータ78の出力軸75との間には、それぞれ
ベルト72,77が架け渡されており、前記モータ78
の出力軸75の回転により駆動軸74を介して巻出ロー
ラ70が回転される。前記モータ78の回転力によるフ
ィルムロールFrの周速度V2は、搬送ベルト202
(図4)によるフィルムFの前記引出速度V1よりも常
に小さな値になるように設定されている。たとえば、前
記フィルムロールFrの周速度V2は、フィルムロール
Frが最大径の場合に、前記引出速度V1よりも若干小
さい値に設定されている。
【0020】図6に示すように、前記駆動軸74はブレ
ーキ85およびワンウェイクラッチ86が設けられてい
る。前記ワンウェイクラッチ86は、たとえば、ラチェ
ットを用いたフリーホイールからなり、図5の駆動軸7
4の巻出方向(反時計まわり方向)のみの回転を巻出ロ
ーラ70に伝える。すなわち、ワンウェイクラッチ86
は、フィルムFがフィルムロールFrから巻き出される
方向に巻出ローラ70が回転するのを許容すると共に、
巻出ローラ70が反対方向に回転するのを防止するよう
に設定されている。したがって、前記モータ78の回転
が駆動軸74を介して巻出ローラ70に伝達され、モー
タ78はフィルムロールFrを反時計まわりに周速度V
2=(モータ78による回転速度)×(フィルムロール
の半径)×2πで回転させる。一方、フィルムFの引出
速度V1がモータ78による周速度V2を越える値に設
定されており、そのため、ワンウェイクラッチ86(図
6)が若干空回りして、これにより、引出速度V1と周
速度V2との速度差が吸収される。
【0021】前記ブレーキ85(図6)は、たとえば電
磁ブレーキからなり、後述するように、前記モータ78
の回転が停止した後に前記巻出ローラ70が慣性で回転
するのを防止する。
【0022】機器構成:図7に示す前記供給装置20
は、計量コンベヤ100、重量検出器101および計量
手段106を備えている。該計量コンベヤ100に載置
された商品Mの重量は重量検出器101で検出され、重
量信号として計量手段106を介してマイコン3に出力
される。
【0023】図7に示すように、本システムを制御する
マイコン3には、図示しないインターフェイスを介して
前記計量手段106、CCDカメラ2、タッチスクリー
ン10、ストロークキー部11、ラベルプリンタ12、
計量包装値付制御部14および回転速度検出器8などが
接続されている。マイコン3はタイマ1、CPU4およ
びメモリ9を有している。
【0024】前記回転速度検出器8は、巻出ローラ70
の回転速度を検出するためのものであり、たとえば、図
6に示す駆動軸74と一体に回転するスリット付きの円
板80を回転させて、該スリットを通過する光を検出す
る光電式のロータリーエンコーダで構成されてる。前記
マイコン3は、回転速度検出器8からの検出情報とベル
ト72のプーリの比に基づいて巻出ローラ70の回転速
度(rpm) を算出する。
【0025】前記メモリ9には、商品情報記憶部90お
よび速度閾値記憶部91が設けられている。該速度閾値
記憶部91には、フィルムロールFrが空になっている
か否かの判断を行うための速度閾値Vsが予め記憶され
ている。CPU4は、巻出ローラ70の回転速度が該速
度閾値Vs以下であるか否かの判別を行い、当該回転速
度が速度閾値Vs以下である場合には、フィルムロール
Frが空であると判断する。該速度閾値Vsの値は、以
下に説明するような値に設定されている。
【0026】図5に示すフィルムロールFrは、前述の
ように、搬送ベルト202による引き出し動作によって
前記引出速度V1で回転する。ここで、前記引き出し動
作中に、フィルムFが最後まで引き出され、該フィルム
Fの後端がフィルムロールFrから離れると、巻出ロー
ラ70の回転速度がモータ78による前記周速度V2ま
で急激に低下する。一方、前記引き出し動作開始時に、
すでにフィルムロールFrが空の場合には、巻出ローラ
70はモータ78によって周速度V2で回転される。し
たがって、フィルムロールFrが最大径の場合におい
て、引出速度V1に対応する巻出ローラ70の回転速度
をVH(rpm) とし、一方、モータ78による周速度V2
に対応する巻出ローラ70の回転速度をVL(rpm) とす
ると、速度閾値Vsの値は、VH>Vs>VLに設定さ
れている。すなわち、速度閾値Vsは、モータ78によ
る巻出ローラ70の回転速度VLよりも若干大きな値に
設定されている。
【0027】前記CPU4は、搬送ベルト202がフィ
ルムFの引き出し動作をしている際に、すなわち、搬送
ベルト202が駆動し、かつ、切断装置6によりフィル
ムFを切断する前に、フィルムロールFrが空になって
いると判断した場合には、直ちに搬送ベルト202を停
止させる。同時に、モータ78の回転を停止させると共
に、ブレーキ85を作動させて巻出ローラ70の回転を
停止させる。
【0028】フィルムの供給方法:図4に示すフィルム
渡し手段5が、フィルムロールFrから巻き出されたフ
ィルムFを前記搬送ベルト202に受け渡すと、フィル
ムFは、搬送ベルト202によって、引出速度V1で引
き出される。この引出しの直後に、図5に示すモータ7
8が回転を開始し、駆動軸74を介して巻出ローラ70
を回転駆動させ、フィルムロールFrを反時計まわりに
周速度V2で回転させる。その際、引出速度V1が周速
度V2を越えているので、その速度差(V1−V2)に
相当する分だけ、ワンウェイクラッチ86が空回りす
る。
【0029】前記フィルムセンサ35により検出された
フィルム長が所定の長さに達すると、CPU4は搬送ベ
ルト202を停止させる。同時に、CPU4はモータ7
8の回転を停止させると共に、ブレーキ85を作動させ
て駆動軸74を停止させ、これにより、巻出ローラ70
の回転が停止する。その後、図4の切断装置6によっ
て、フィルムFがフィルム渡し手段5と搬送ベルト20
2との間において切断される。
【0030】フィルムロールの空検出:図7に示す前記
CPU4は、前記搬送ベルト202がフィルムFの引き
出し動作を行っている際に、前記回転速度検出器8の検
出情報に基づいて算出した巻出ローラ70の回転速度
と、前記速度閾値記憶部91から読み出した速度閾値V
sとの比較を所定の短い間隔で繰り返し行う。CPU4
は、当該回転速度が速度閾値Vs以下である場合には、
フィルムロールFrが空になっていると判断して、直ち
に搬送ベルト202の駆動を停止させる。同時に、前記
モータ78の回転を停止させると共に、ブレーキ85を
作動させて巻出ローラ70の回転を停止させる。該停止
後、オペレータが、本システムの側方からフィルムロー
ルFrを取り換えると共に、フィルム渡し手段5の下方
に垂れ下がっているフィルムFを取り出す。
【0031】このように、巻出ローラ70の回転速度を
検出することで、フィルムロールFrが空になっか否か
の判断を行うので、フィルムロールFrが空になったこ
とを逸早く知ることができる。そのため、システムの可
動率が向上する。
【0032】また、フィルムロールFrが空になった際
に、直ちに搬送ベルト202の送りを停止させて、最後
のフィルムFの後端が搬送ベルト202,202の間に
巻き込まれるのを防止することができる。そのため、フ
ィルムロールFrの取替時に、フィルムFの切れ端が空
のフィルムロールFrの近傍に見えるので、当該切れ端
の除去処理を失念しにくくなる。しかも、該空ロールを
取り出す際に該フィルムFの切れ端も同じ箇所から取り
出せるので、切れ端の除去作業も容易になる。
【0033】また、たとえば、下記の(1)式に従って
巻出ローラ70の回転速度および引出速度V1に基づい
てフィルムロールFrの現在の外径φを算出し、当該現
在の外径φが所定の閾値φsよりも小さい場合には、フ
ィルムロールFrが空に近いことをタッチスクリーン1
0に表示したり、音声で出力させるようにしてもよい。 φ=V1/(巻出ローラ70の回転速度)……(1) 巻出ローラ70の回転速度=(検出回転速度)×(プー
リ比)
【0034】なお、モータ78は必ずしも設ける必要が
ない。また、前記モータ78を設けない場合には、フィ
ルムロールFrが空になった際に巻出ローラ70が停止
するから、前記速度閾値Vsの値を「0」(巻出ローラ
70が回転していない状態)に設定してもよい。さら
に、前記回転速度検出器8の代わりに巻出ローラ70が
回転しているか否かの検出を行う回転検出器を設け、搬
送ベルト202が前記引き出し動作を行っている際に、
巻出ローラ70が回転していない場合には、フィルムロ
ールFrが空であると判断するようにしてもよい。
【0035】また、フィルム渡し手段5によるフィルム
の引出し時についてもフィルムロールの空検出を行って
もよい。
【0036】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、本発明は、1本のフィルムロー
ルを用いて、フィルムの幅方向にフィルムを引き延ばし
て(プリストレッチ)フィルム幅を変更し、幅狭のフィ
ルムで大きなトレーを包装するタイプの包装装置にも適
用し得る。また、本発明は、フィルム渡し手段は必ずし
も設ける必要がなく、フィルムにミシン目を入れ、フィ
ルムの引き出しによって該フィルムをカットするタイプ
の包装装置にも適用し得る。なお、該包装装置では、フ
ィルムの前端部分を挟持部材(引出手段)で挟んで引き
出す(たとえば、特開平10−59309号)。さら
に、本発明は特願平11−137025号のように、フ
ィルムに突き上げたトレーの上端部分をヒータローラで
加熱溶着しつつ溶断するような、いわゆるトップシール
式の包装装置にも適用し得る。なお、この包装装置は、
フィルムの搬送方向下流側に配置される巻取手段(引出
手段)によって、包装に使用されなかったフィルムを巻
き取りながらフィルムを引き出す。したがって、そのよ
うな変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の
範囲内のものと解釈される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巻出ローラの回転(速度)を検出して、フィルムロール
が空になったか否かを判断するので、空になったことを
逸早く知ることができるから、装置の稼働率が向上す
る。
【0038】また、フィルムロールが空になった際に、
最後のフィルムの後端が搬送ベルトに巻き込まれるまで
に搬送ベルトの送りを停止させることにより、フィルム
の切れ端が空ロールの近くに見えるから、当該切れ端の
除去処理を失念しにくくなる。しかも、空ロールを取り
出す際に切れ端も同じ箇所から取り出せるので、除去作
業も容易になる。
【0039】また、空ロールに近いことを出力するよう
にすれば、段取り換えの準備を予め行うことができ、便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す包装貼付システムの
概略斜視図である。
【図2】包装機構を示す概略側面図である。
【図3】フィルムの折り込み動作を示す斜視図である。
【図4】フィルムの供給機構を示す概略正面図である。
【図5】巻出装置を示す正面図である。
【図6】巻出装置を示す平面図である。
【図7】包装貼付システムを示す概略構成図である。
【図8】従来のフィルムの供給機構を示す概略正面図で
ある。
【符号の説明】
8:回転速度検出器 70:巻出ローラ 75:出力軸 78:モータ 85:ブレーキ 86:ワンウェイクラッチ 202:搬送ベルト(引き出し手段) 208:昇降手段(エレベータ機構) F:フィルム Fr:フィルムロール Fs:側縁部 S:包装部(包装ステーション) T:トレー(被包装物) V1:引出速度 V2:周速度
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月26日(2000.10.
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明は、巻出ローラに装着したフィルムロー
ルから引出し手段によりフィルムを引き出し包装部へ搬
送し、そのフィルムの下側からエレベータ機構により被
包装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルムで覆っ
て包装する包装装置であって、前記巻出ローラの回転速
度を検出する回転速度検出器を設け、前記引出し手段が
フィルムの引き出し動作を行っている際に前記回転速度
検出器により検出した回転速度が所定の回転速度以下で
ある場合には前記フィルムロールが空になっていると判
断するようにしたことを特徴とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】一方、本第2発明は、巻出ローラに装着し
たフィルムロールから引出し手段によりフィルムを引き
出し包装部へ搬送し、そのフィルムの下側からエレベー
タ機構により被包装物を突き上げて該被包装物の上面を
フィルムで覆って包装する包装装置であって、前記巻出
ローラの回転を検出する回転検出器を設け、前記引出し
手段がフィルムの引き出し動作を行っている際に前記巻
出ローラが回転していない場合には前記フィルムロール
が空になっていると判断するようにしたことを特徴とす
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 進 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E051 AA08 AB06 BA12 CA04 CA08 CB05 DA10 EB03 EB10 FB02 FC02 HA08 HC03 JA01 JA02 KA02 KA07 KB06 LA04 LA07 LB05 LB07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻出ローラに装着したフィルムロールか
    ら引出し手段によりフィルムを引き出し包装部へ搬送
    し、そのフィルムの下側からエレベータ機構により被包
    装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルムで覆って
    包装する包装装置であって、 前記巻出ローラの回転速度を検出する回転速度検出器を
    設け、 前記引出し手段がフィルムの引き出し動作を行っている
    際に前記回転速度検出器により検出した回転速度が所定
    の回転速度以下である場合には前記フィルムロールが空
    になっていると判断するようにした包装装置。
  2. 【請求項2】 巻出ローラに装着したフィルムロールか
    ら引出し手段によりフィルムを引き出し包装部へ搬送
    し、そのフィルムの下側からエレベータ機構により被包
    装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルムで覆って
    包装する包装装置であって、 前記巻出ローラの回転を検出する回転検出器を設け、 前記引出し手段がフィルムの引き出し動作を行っている
    際に前記巻出ローラが回転していない場合には前記フィ
    ルムロールが空になっていると判断するようにした包装
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記引出し手段として、フィルムの両側縁部を上下から
    挟み付けて包装部へ搬送する2組の搬送ベルトを備え、 前記フィルムロールが空になっていると判断した場合に
    は、最後のフィルムの切れ端の後端が搬送ベルトに巻き
    込まれる前に、前記搬送ベルトの搬送動作を停止させる
    ようにした包装装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記回転速度からフィルムロールの現在の外径を算出
    し、フィルムロールが空に近いことを出力するようにし
    た包装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2において、 前記フィルムロールからフィルムを引き出した後に作動
    させて前記巻出ローラの回転を抑止するブレーキを備え
    たことを特徴とする包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項1もしくは2において、 前記巻出ローラを回転駆動させるモータを設け、該モー
    タの回転力によるフィルムロールの周速度よりも前記フ
    ィルムの引出速度の方が大きな値に設定されている包装
    装置。
JP2000325572A 2000-10-25 2000-10-25 包装装置 Pending JP2002128011A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335440A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Ishida Co Ltd 包装装置
JP2008254104A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Zoken:Kk 加工装置

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