JP3458440B2 - シャ−プペンシル - Google Patents

シャ−プペンシル

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JP3458440B2 JP02608194A JP2608194A JP3458440B2 JP 3458440 B2 JP3458440 B2 JP 3458440B2 JP 02608194 A JP02608194 A JP 02608194A JP 2608194 A JP2608194 A JP 2608194A JP 3458440 B2 JP3458440 B2 JP 3458440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸筒の先端に先部材が
配置され、その先部材に芯戻り止め部材が挿着されたシ
ャ−プペンシルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉛芯を保持する芯戻り止め部材の脱落防
止構造の考案の1例として、実開昭54−27735号
公報が知られている。以下詳述すると、口金内には予め
鉛芯の保持を行う保持チャックが挿着されており、その
保持チャックの後端には略半円形状の係止突起が形成さ
れている。そして、その係止突起は、カシメ治具を口金
に圧入し、そのカシメ治具で内壁面を押圧変形させるこ
とにより形成しているものである。
【0003】また、芯戻り止め部材の脱落防止構造の他
の発明の例として、特開昭62−280090号公報が
知られている。この発明は、芯戻り止め部材の脱落を防
止する係止突起を、芯戻り止め部材を先金に挿着する前
に切削により形成するものである。以下説明すると、最
初に先金の内側を第1治具により適宜の形状に形成後
し、次いで、先端に突状の外形部分が形成された第2治
具を細く形成された先金内に挿入し、その第2治具を偏
心回転させることにより三角形状の係止突起を形成して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の前
者においては、係止突起を形成し保持チャックが抜けに
くくはなったものの、その品質的な面でまだ問題があっ
た。その問題とは、係止突起の高さのばらつきである。
保持チャック挿着後、カシメ治具により先口の内壁面を
押圧変形させているだけなので、係止突起の高さにばら
つきが生じてしまう。この係止突起のばらつきにより、
係止突起が低い場合には保持チャックが脱落しやすくな
ってしまうものであった。また、係止突起が高すぎる場
合や係止突起の先端にバリが生じてしまった場合には、
鉛芯の挿通孔が塞がれ鉛芯の繰り出しが妨げられてしま
い筆記不能になってしまうものであった。また、後者に
おいては、生産性の面で問題があった。つまり、細く形
成された先金内に第2治具を挿入し、偏心回転させて内
面を円周状に切削することにより係止突起を形成してい
るので、切削速度を上げることはできず切削に非常な神
経と時間を費やしていた。また、第2治具は非常に細い
ため、切削刃の切れ味が悪くなりやすく、又、折損しや
すく頻繁に交換せねばならないものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、軸筒の先端に先部材が配置さ
れ、その先部材に芯戻り止め部材が挿着されたシャ−プ
ペンシルであって、前記芯戻り止め部材の後方に係止突
起を形成し、その係止突起の頂部に平坦部を形成したシ
ャープペンシルにおいて、それら係止突起、並びに、平
坦部を押圧棒によって形成すると共に、その押圧棒の前
記平坦部を形成する部分の外径を、前記 平坦部の内径と
同径にしたことを要旨とするものである。
【0006】
【実施例】1例を図1、図2に示し説明する。シャ−プ
ペンシルの軸筒1の先端には、真鍮部材の表面にニッケ
ルクロムメッキなどを施した先部材2が螺合や圧入など
により固定されている。その先部材2の先端には、芯保
護管3が圧入固定されているが、芯保護管3は先部材2
と一体であってもよい。また、前記軸筒1の内部には、
チャック体4とそのチャック体4を開閉するチャックリ
ング5などからなる鉛芯繰り出し機構6が前後動可能に
配置されている。さらに、前記先部材2の内側には、鉛
芯繰出し時その鉛芯の後退を防止する芯戻り止め部材7
が挿着されている。
【0007】その芯戻り止め部材7の後方には、係止突
起8が円周状に形成されており、芯戻り止め部材7の先
部材2からの脱落を防止している。次ぎにその係止突起
8の具体的な形状について詳述する。芯戻り止め部材7
の後端側より、断面が扇状の第1の曲面部9に連設して
頂部となる一定距離の平坦部10が形成されている。そ
して、その平坦部10に連設して第1の曲面部9より曲
率半径が大なる第2の曲面部11が形成されており、そ
の第2の曲面部11に連設して膨出部8aが形成されて
いる(図2参照)。
【0008】次ぎに作用について説明する。先部材2に
芯戻り止め部材7を挿着するときには、膨出部8aを通
して曲率半径が大なる第2の曲面部11より容易に圧入
することができる。また、芯戻り止め部材7の挿着後
は、芯戻り止め部材7の後端が第2の曲面部11より曲
率半径の小さい第1の曲面部9に係止しているため脱落
しにくい。また、平坦部10を形成することにより係止
突起8の高さが一定になる。
【0009】次ぎに係止突起8の形成方法の1例につい
て説明する。最初に先部材2を形成する金属製の棒状部
材12を一般的なタレット旋盤やNC(ニュ−メリック
コントロ−ル)旋盤13などに固定する。次いで、棒状
部材12の内側を先部材2の内側の形状にバイト(切削
刃:図示せず)により切削形成する(図3参照)。次い
で、切削した棒状部材12の内側に押圧棒14を圧接
し、摺り鉢状の変形部12aをつぶすように押圧変形さ
せることにより係止突起8を形成する(図4参照)。
尚、押圧棒14は、摺り鉢状の変形部12aに沿って導
かれ、正確に位置決めされるものである。その押圧棒1
4の形状は、先端側より、小径部15と大径部16とよ
り構成されており、その小径部と大径部の連設部17
は、前記第2の曲面部11と同形の曲面部に形成されて
いる。また、押圧棒14の小径部15と大径部16は、
先部材2の内側の内径よりも小さく設定されており、そ
の大径部16で変形部12aを変形せしめ、小径部15
で係止突起8の高さを一定に形成している。最後に棒状
部材12の外形を切削し、外形を先部材2の形状に整え
る。尚、本実施例においては、押圧棒14の連設部17
を曲面部としたが、傾斜角度をもたせた直線部としても
よい。言うまでもないが、この場合、係止突起8の第2
の曲面部11は、曲面ではなく傾斜角度のある直線部と
なる
【0010】また、前記実施例では、係止突起8を少な
い押圧力で容易に形成するために、先部材2となる棒状
部材12を回転させながら円周状に形成したが、棒状部
材12の回転を停止させ図5に示すように部分的(2個
所〜6個所)に形成してもよい。部分的に係止突起8を
形成することにより、品質検査などを行うために先部材
2の内径寸法を測定する際、各係止突起8の間(非形成
部)から容易に測定することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、軸筒の先端に先部材が配置さ
れ、その先部材に芯戻り止め部材が挿着されたシャ−プ
ペンシルであって、前記芯戻り止め部材の後方に係止突
起を形成し、その係止突起の頂部に平坦部を形成したシ
ャープペンシルにおいて、それら係止突起、並びに、平
坦部を押圧棒によって形成すると共に、その押圧棒の前
記平坦部を形成する部分の外径を、前記平坦部の内径と
同径にしたので、係止突起の突起高さのばらつきがなく
なり安定した芯戻り止め部材の脱落防止が図れる。ま
た、係止突起の形成作業、並びに挿着作業の容易性が図
られ生産性が飛躍的に向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に相当するA部拡大図である。
【図3】本発明の形成方法を示す縦断面図である。
【図4】図3に相当する次ぎの動作を示す縦断面図であ
る。
【図5】係止突起の他の例を示す縦断面図である。
【図6】図5に相当するB−B線横断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒 2 先部材 3 芯保護管 4 チャック体 5 チャックリング 6 鉛芯繰り出し機構 7 芯戻り止め部材 8 係止突起 8a 膨出部 9 第1の曲面部 10 平坦部(頂部) 11 第2の曲面部 12 棒状部材 12a 変形部 13 旋盤 14 押圧棒
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−280090(JP,A) 実開 平2−34293(JP,U) 実開 昭51−159536(JP,U) 実開 昭54−27735(JP,U) 実開 昭53−103336(JP,U) 実開 昭52−149744(JP,U) 実開 昭53−78139(JP,U) 実開 昭53−76049(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 21/00 - 21/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒の先端に先部材が配置され、その先
    部材に芯戻り止め部材が挿着されたシャ−プペンシルで
    あって、前記芯戻り止め部材の後方に係止突起を形成
    し、その係止突起の頂部に平坦部を形成したシャープペ
    ンシルにおいて、それら係止突起、並びに、平坦部を押
    圧棒によって形成すると共に、その押圧棒の前記平坦部
    を形成する部分の外径を、前記平坦部の内径と同径にし
    たことを特徴とするシャ−プペンシル。
  2. 【請求項2】 軸筒の先端に先部材が配置され、その先
    部材に芯戻り止め部材が挿着されるシャ−プペンシルで
    あって、前記先部材の内壁面に芯戻り止め部材の脱落を
    防止する係止突起を、前記先部材の切削過程で押圧棒に
    より押圧変形させることにより形成し、その後、前記芯
    戻り止め部材を挿着したことを特徴とする請求項1記載
    のシャ−プペンシル。
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JPS555345Y2 (ja) * 1976-05-08 1980-02-07
JPS5376049U (ja) * 1976-11-26 1978-06-24
JPS5378139U (ja) * 1976-11-30 1978-06-29
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JPH0647206B2 (ja) * 1986-05-30 1994-06-22 ぺんてる株式会社 シヤ−プペンシルの金属製先金の製造方法
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