JPH0655273A - 溶接機用コンタクトチップの製造方法 - Google Patents

溶接機用コンタクトチップの製造方法

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Publication number
JPH0655273A
JPH0655273A JP23134192A JP23134192A JPH0655273A JP H0655273 A JPH0655273 A JP H0655273A JP 23134192 A JP23134192 A JP 23134192A JP 23134192 A JP23134192 A JP 23134192A JP H0655273 A JPH0655273 A JP H0655273A
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JP
Japan
Prior art keywords
hole
cut
wire guide
cutting
guide hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP23134192A
Other languages
English (en)
Inventor
Norisuke Miyazaki
順介 宮崎
Minoru Masumoto
実 枡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Bussan Co Ltd
Daihen Corp
Original Assignee
Toyo Bussan Co Ltd
Daihen Corp
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Publication date
Application filed by Toyo Bussan Co Ltd, Daihen Corp filed Critical Toyo Bussan Co Ltd
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Publication of JPH0655273A publication Critical patent/JPH0655273A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】消耗電極ワイヤ給電長を長くでき、ワイヤ案内
穴の偏心や曲がりの発生がなく、かつ加工が簡単な溶接
機用コンタクトチップの製造方法を提供すること。 【構成】内部にワイヤ案内穴を設けた長尺の穴あき棒か
ら一定寸法のチップ素材を切断し、チップ素材の一端部
外周に雄ねじ部を切削し、チップ素材の一端部に開口す
る上記ワイヤ案内穴の開口部にワイヤ導入用のテーパ部
を切削する。また、チップ素材の外周面の対称位置に工
具把持用の平行な2平面を切削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消耗電極ワイヤに溶接電
流を供給する溶接機用コンタクトチップの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトチップにワイヤ案内穴
を加工するには、切削加工による機械加工法と、衝撃加
圧によるスエージング法(特公昭56−25353号公
報)とが一般的である。チップ穴は消耗電極ワイヤ径に
応じて決められ、通常は0.8〜2.5mmφの細径穴
であり、穴長は穴径の20〜50倍と長い。そのため、
機械加工法でワイヤ案内穴を加工しようとすると、特殊
ドリルが必要であり、かつドリルが折れやすい。また、
細径穴では偏心しやすいため高速穴明けが不可能で、加
工時間が長くなるとともに、製作コストがかかるという
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、スエージング法
の場合は、上記のような機械加工法における問題はない
が、チップ内の消耗電極ワイヤ給電長が機械加工法で形
成されたコンタクトチップより短いため、消耗電極ワイ
ヤとの摩耗が早く、コンタクトチップの寿命が短い欠点
がある。また、スエージング中にワイヤ案内穴の偏心や
曲がりが発生するため、ワイヤを円滑に案内しにくい欠
点がある。そこで、本発明の目的は、消耗電極ワイヤ給
電長を長くでき、ワイヤ案内穴の偏心や曲がりの発生が
なく、かつ加工が簡単な溶接機用コンタクトチップの製
造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、内部にワイヤ案内穴を設けた長尺の
穴あき棒から一定長さのチップ素材を切断する工程と、
チップ素材の一端部外周に雄ねじ部を切削する工程と、
チップ素材の一端部に開口する上記ワイヤ案内穴の開口
部にワイヤ導入用のテーパ部を切削する工程と、チップ
素材の外周面の対称位置に工具把持用の平行な2平面を
切削する工程と、を含むものである。また、第2の発明
は、内部に貫通穴を設けた長尺の穴あき棒から一定長さ
のチップ素材を切断する工程と、貫通穴より外径の大き
なドリルによって、貫通穴を下穴とするワイヤ案内穴を
チップ素材に形成する工程と、チップ素材の一端部外周
に雄ねじ部を切削する工程と、チップ素材の一端部に開
口する上記ワイヤ案内穴の開口部にワイヤ導入用のテー
パ部を切削する工程と、チップ素材の外周面の対称位置
に工具把持用の平行な2平面を切削する工程と、を含む
ものである。
【0005】
【作用】第1の発明の場合、まず長尺の穴あき棒から一
定長さのチップ素材を切断し、このチップ素材の一端部
外周にチップ本体への螺着用雄ねじ部をねじ切りバイト
等で切削加工し、この雄ねじ部側のワイヤ案内穴の一端
開口部にバイトやテーパリーマ等の工具によってワイヤ
導入用のテーパ部を切削する。そして、チップ素材の外
周面に平行な2面をフライス等で切削して、これをチッ
プ締付時の工具把持面とする。このように、予め形成さ
れている穴あき棒の穴に加工を施すことなくワイヤ案内
穴として使用するため、穴明け加工の手間が省けるとと
もに、テーパ部,雄ねじ部,平面部などは全て切削加工
されるので、チップ素材に無理な荷重が掛からず、ワイ
ヤ案内穴の偏心や曲がりの発生がなく、穴内面の円滑性
も良好である。
【0006】また、第2の発明の場合には、第1の発明
に加え、穴あき棒の貫通穴を下孔として用い、この穴を
ドリルで広げることによりワイヤ案内穴を形成してい
る。そのため、穴長が穴径の20〜50倍と長い場合で
あっても、ドリルにかかる負担が小さく、ドリルが折れ
にくく、かつ高速穴明けも可能である。
【0007】
【実施例】図1,図2は本発明にかかる溶接機用コンタ
クトチップの一例を示す。コンタクトチップ1は銅合金
よりなり、その一端部外周面には先端に到るに従い先細
なテーパ面2が形成され、中央部3は円柱形状をなして
いる。中央部3とテーパ面2との間には、対称位置に平
行な2平面4が形成されている。この平面4は、コンタ
クトチップ1をチップ本体に締結する際にレンチ等の工
具の把持面となる。コンタクトチップ1の他端部外周に
は、中央部3より小径な雄ねじ部5が形成されている。
コンタクトチップ1の軸心にはワイヤ案内穴6が形成さ
れており、その他端側(雄ねじ部5側)の開口部にはワ
イヤ導入用のテーパ部7が形成されている。上記コンタ
クトチップ1の消耗電極ワイヤ給電長Lはコンタクトチ
ップ1の全長からテーパ部7を除いた長さであり、スエ
ージング加工されたコンタクトチップに比べて消耗電極
ワイヤ給電長を長くできる。
【0008】次に、上記コンタクトチップ1の製造方法
を図3に従って説明する。まず銅合金よりなる長尺な穴
あき丸棒を用意し、この穴あき丸棒からコンタクトチッ
プ1の長さに相当する一定長さのチップ素材10を切断
する(図3のa参照)。なお、上記穴あき丸棒は、その
中心にワイヤ案内穴6と同一径の貫通穴11を有し、か
つ曲がりの無い直棒を使用する。このような穴あき丸棒
は冷間圧延技術によって容易に製作できる。次に、チッ
プ素材10の一端側にバイト等の工具によってテーパ面
2を切削加工する(図3のb参照)。次に、テーパ面2
を形成したチップ素材10の他端部をバイト等によって
小径な軸部12に切削する(図3のc参照)。次に、小
径に切削されたチップ素材10の軸部12に雄ねじ部5
をねじ切りバイト等で切削加工する(図3のd参照)。
次に、雄ねじ部5側の貫通穴11の開口部に、バイトや
テーパリーマ等の工具によってワイヤ導入用のテーパ部
7を切削する(図3のe参照)。最後に、テーパ面2を
形成したチップ素材10の外周面の対称位置に平行な2
平面4をフライス等によって同時に切削する(図3のf
参照)。なお、2平面4の他に、これと直角な2平面を
形成してもよい。
【0009】以上にようにして製造されたコンタクトチ
ップ1は、そのワイヤ案内穴6が予め形成された穴あき
棒を素材として使用しているので、穴加工が不要とな
り、加工時間の短縮、製作コストの低減を達成できる。
また、外周部の加工はすべて切削加工であるため、ワイ
ヤ案内穴6に無理な荷重がかからず、スエージング法の
ような穴の偏心や曲がりがなく、穴内面の円滑性も損な
われない。
【0010】なお、上記加工方法では、穴あき棒からチ
ップ素材10を切断した後で、テーパ面2、雄ねじ部
5、テーパ部7等を切削したが、穴あき棒にこれらの部
分を切削した後で、チップ素材10を穴あき棒から切断
してもよい。また、図3のa〜fの各工程の順序は実施
例に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
【0011】コンタクトチップ1のワイヤ案内穴6に挿
通される消耗電極ワイヤの径は0.8〜2.5mmφま
で種々あり、その径に応じた貫通穴を有する穴あき棒を
準備するのは困難である。そこで、一定の径の貫通穴1
1を有する穴あき棒を一種類だけ準備し、この貫通穴1
1を下孔とし、各ワイヤ径に応じた径のドリルを用いて
貫通穴11を広げることにより、ワイヤ案内穴6を形成
すればよい。その他の工程は図3の(a)〜(f)と同
様であるため、説明を省略する。この場合には、貫通穴
11がドリルのガイドになるので、穴長が穴径の20〜
50倍と長い場合であっても、ドリルにかかる負担が小
さく、ドリルが折れにくく、かつ高速穴明けも可能であ
る。また、従来の機械加工法のような穴の偏心や曲がり
も発生しない。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、第1の発
明によれば、予め形成されている穴あき棒の穴に加工を
施すことなくワイヤ案内穴として使用するため、穴明け
加工の手間が省けるとともに、テーパ部,雄ねじ部,平
面部などは全て切削加工されるので、チップ素材に無理
な荷重が掛からず、ワイヤ案内穴の偏心や曲がりがな
く、穴内面の円滑性も良好である。また、スエージング
加工されたコンタクトチップに比べて消耗電極ワイヤ給
電長を長くできるので、消耗電極ワイヤとの摩耗が少な
く、コンタクトチップの寿命が長い。第2の発明によれ
ば、穴あき棒の貫通穴を下孔として用い、この穴をドリ
ルで広げることによりワイヤ案内穴を形成するようにし
たので、穴長が穴径の20〜50倍と長い場合であって
も、ドリルにかかる負担が小さく、ドリルが折れにく
く、かつ高速穴明けも可能である。また、一種類の穴あ
き棒で多種類の穴径を有するコンタクトチップを簡単に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造されたコンタクトチップの
一例の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明にかかるコンタクトチップの製造順序を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 コンタクトチップ 4 平面部 5 雄ねじ部 6 ワイヤ案内穴 7 テーパ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にワイヤ案内穴を設けた長尺の穴あき
    棒から一定長さのチップ素材を切断する工程と、 チップ素材の一端部外周に雄ねじ部を切削する工程と、 チップ素材の一端部に開口する上記ワイヤ案内穴の開口
    部にワイヤ導入用のテーパ部を切削する工程と、 チップ素材の外周面の対称位置に工具把持用の平行な2
    平面を切削する工程と、を含む溶接機用コンタクトチッ
    プの製造方法。
  2. 【請求項2】内部に貫通穴を設けた長尺の穴あき棒から
    一定長さのチップ素材を切断する工程と、 貫通穴より外径の大きなドリルによって、貫通穴を下穴
    とするワイヤ案内穴をチップ素材に形成する工程と、 チップ素材の一端部外周に雄ねじ部を切削する工程と、 チップ素材の一端部に開口する上記ワイヤ案内穴の開口
    部にワイヤ導入用のテーパ部を切削する工程と、 チップ素材の外周面の対称位置に工具把持用の平行な2
    平面を切削する工程と、を含む溶接機用コンタクトチッ
    プの製造方法。
JP23134192A 1992-08-05 1992-08-05 溶接機用コンタクトチップの製造方法 Pending JPH0655273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100583068B1 (ko) * 2004-09-17 2006-05-26 손동주 용접케이블을 위한 커플링 및 그의 제조방법
CN112975064A (zh) * 2018-10-26 2021-06-18 林肯环球股份有限公司 双焊丝焊接或增材制造接触尖端以及扩散管

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100583068B1 (ko) * 2004-09-17 2006-05-26 손동주 용접케이블을 위한 커플링 및 그의 제조방법
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