JP3457859B2 - 曲線推進用小口径推進装置及び方法 - Google Patents

曲線推進用小口径推進装置及び方法

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JP3457859B2 JP27890997A JP27890997A JP3457859B2 JP 3457859 B2 JP3457859 B2 JP 3457859B2 JP 27890997 A JP27890997 A JP 27890997A JP 27890997 A JP27890997 A JP 27890997A JP 3457859 B2 JP3457859 B2 JP 3457859B2
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博義 三木
和弘 西本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば通信用管路、
下水道、ガス管等の地中への埋設を、地面を開削しない
非開削工法にて施工する際の、トンネル築造に使用され
る曲線推進用小口径推進装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、通信用管路の地下設備の供給部あ
るいは地上への立ち上がり部の施工においては図5
(a)に示すように、急曲線部以外の一般区間6の管路
60は発進立坑801からの推進により行い、急曲線区
間7の管路70は到達立坑802を開削により構築し、
先導体の回収や設備の構築等を行っていた。
【0003】また、図5(b)に示すように、発進立坑
801から到達立坑802までの一般区間6の管路60
は発進立坑801からの推進により行い、到達立坑80
2から到達目的地までの急曲線区間7の管路70は到達
立坑802からの急曲線推進により行っていた。しかし
ながら、この場合にも、一般区間6と急曲線区間7を連
続で施工することはできず、到達立坑802を必要とし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、到達立坑を必要とせず、直線推
進の一般区間と急曲線区間を連続で施工し得る曲線推進
用小口径推進装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の曲線推進用小口径推進装置は、所定角度で回
転が可能な接合部を有するロッ棒と、このロット棒の
先端部に設けられ推進による土圧を利用して曲線推進す
ように前記ロット棒より直径が大きく形成され且つ下
面先端がテーパー状に切り欠かれると共に上面先端がテ
ーパー状に突出して形成されるテーパーヘッドと、前記
ロット棒の周囲に設けられ直線推進する外筒管と、前記
外筒管の先端部に設けられ前記テーパーヘッドを覆い且
つ前記テーパーヘッドに係止されるかみ合わせ構造に構
成される先端外筒管部材とを具備することを特徴とする
ものである。
【0006】また本発明の曲線推進用小口径推進方法は
前記曲線推進用小口径推進装置を使用した推進方法にお
いて、直線推進時には前記外筒管を推進装置により推し
進め、その方向修正は、外筒管内のロット棒のテーパー
ヘッドを修正方向に押し出し、テーパー面にかかる土圧
を利用して行い、曲線推進位置に達すると前記ロット棒
を外筒管から押し出し、前記テーパーヘッドにかかる土
圧を利用して進行方向を修正した後に該テーパーヘッド
の位置を確認し、前記ロット棒を曲線推進到達位置の方
向に押し出し、該テーパーヘッドが前記曲線推進到達位
置に達した後、ロット棒の先端に引き込み治具と引き込
み管を接続し、ロット棒を引き込むことにより引き込み
管を埋設することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。図1(a)は本発明の一実
施形態例に係るパイロット管を示す断面図、図1(b)
は図1(a)のロット棒を示す平面図、図1(c)は図
1(b)のロット棒の接合部を示す側面図である。図に
おいて、1はロット棒、2はロット棒の接合部、3は外
筒管、4はテーパーヘッド、5はかみ合わせ構造、21
はピン、22は凸部、23,24は凹部形成部である。
【0008】すなわち、パイロット管はロット棒1とこ
のロット棒1の周囲を覆うように設けられた外筒管3の
二重構造からなる。前記ロット棒1の先端部にはテーパ
ーヘッド4が設けられる。このテーパーヘッド4はロッ
ト棒1より直径が大きく形成され、下面先端がテーパー
状に切り欠かれると共に上面先端がテーパー状に突出し
て形成される。前記ロット棒1は複数のロット部材がテ
ーパーヘッド4と一方向に設定された推進線形方向に対
して任意の角度で回転が可能な接合部2で連結されてい
る。前記接合部2は一方のロット部材の後端部に凹部形
成部23,24により形成された凹部内に他方のロット
部材の前端部の凸部22を遊挿し、ピン21を前記凹部
形成部23,24と凸部22に通してロット部材を回転
自在に取り付けて構成される。前記外筒管3は複数の外
筒管部材を連結して構成され、各外筒管部材は後端部内
周に内周切欠溝が設けられると共に前端部外周に外周切
欠溝が設けられ、一方の外筒管部材の外周切欠溝に他方
の外筒管部材の内周切欠溝を嵌合して連結される。前記
外筒管3の先端部は前記テーパーヘッド4を覆うように
先端外筒管部材が設けられ、この先端外筒管部材はテー
パーヘッド4の後面周縁部に係止されるかみ合わせ構造
5に構成される。したがって、ロット棒1を矢印A方向
に移動した場合には、外筒管3と独立にロット棒1のみ
が矢印A方向に移動し、ロッド棒1を矢印B方向に移動
した場合には、ロット棒1がかみ合わせ構造5で外筒管
3に係止されてロット棒1と外筒管3が一体となって矢
印B方向に移動する。前記外筒管3の先端外筒管部材と
テーパーヘッド4がかみ合わせ構造5となっているた
め、外筒管3内に土砂等が流入するのを防止することが
できる。さらに、ロット棒1はそれのみで地山への貫入
ができるようにスライド構造になっていると共に軸を中
心に回転が可能な構造にもなっており、テーパーヘッド
4の微調整が必要な場合は、発進側にて連結されたロッ
ト棒1を回転することにより可能である。なお、この構
造は直線推進の一般区間の方向修正もできる。
【0009】図2及び図3は本発明の一実施形態例に係
る施工手順を示す断面図である。図中、図1と同一部分
は同一符号を付して説明する。図において、9は引き込
み管、10は引き込み治具、11は路面である。すなわ
ち、図2(a)に示すように直線推進の一般区間の推進
では、パイロット管の外筒管3を矢印A方向に推進する
ことによりロット棒1も同時に推進可能である。次に、
図2(b)に示すように直線推進の一般区間の方向修正
状況では、ロット棒1のテーパーヘッド4を修正方向に
押し出し、外筒管3とロット棒1を同時に矢印A方向に
推進し、テーパーヘッド4のテーパー面にかかる土圧を
利用し方向修正を行う。次に、図2(c)に示すように
ロット棒1のみを貫入させた曲線の線形推進状況では、
ロット棒1の先端の位置(水平、垂直)を確認し、ロッ
ト棒1を押し出し推進位置に到達させる。次に、図3
(a)に示すように引き込み管9に引き込み治具10を
取り付けた状況では、推進位置に到達後、ロット棒1に
取り付けた引き込み治具10に引き込み管9を接続し、
ロット棒1で矢印B方向に引き込む。次に、図3(b)
に示すように外筒管3と同時に引き込む状況では、ロッ
ト棒1で引き込み治具10と合わせた外筒管3をともに
矢印B方向に引き込む。
【0010】図4は本発明に係る異なる深さの推進位置
での推進方法の一例を示す断面図である。図中、図1〜
図3と同一部分は同一符号を付して説明する。すなわ
ち、推進位置が深い場合は、ロット棒1と外筒管3の同
時推進距離が短くなり、また推進位置が浅い場合は、ロ
ット棒1と外筒管3の同時推進距離が長くなる。推進位
置が深い場合と推進位置が浅い場合の同時推進距離の差
分はDであり、ロット棒1と外筒管3の同時推進の到達
位置を設定できる。なお、この推進方法は推進中に簡易
に急曲線推進を行うものであり、当初より土被り等の条
件が変わる場合はロット棒1の接合部2の角度を変更し
たものを利用することも一例ではある。また、ロット棒
1は前面にある障害物を左右方向にかわすこともでき
る。
【0011】以上のように、直線推進の一般区間と急曲
線区間の全てに一連で推進が可能なように、テーパーヘ
ッドと一方向に設定された任意角度に回転可能な接合部
を有したロット棒と、これを覆う外筒管の二重構造から
なるパイロット管を用い、ロット棒は外筒管とは独立し
ており、かつ推進方向及びロット棒軸を中心に回転可能
であり、このロット棒と外筒管を推進の任意位置まで推
進した後、ロット棒を貫入し地山の反力から曲線推進を
可能とし、直線推進の一般区間においてはロット棒と外
筒管を同時に地中に貫入し、その後の急曲線区間におい
てはロット棒のみを貫入することにより、テーパーヘッ
ドのテーパー部に対する地山の反力から曲線推進する。
なお、ロット棒の曲率は接合部に設けた任意角度により
一義的に設定されており、同時にロット棒とこれを覆う
外筒管を地中へ貫入する位置により、目標とする位置へ
の推進が可能となる。
【0012】このように、直線推進時には外筒管を推進
装置により推し進め、曲線推進位置に達するとロット棒
を外筒管から押し出し、テーパーヘッドにかかる土圧を
利用して進行方向を修正した後にテーパーヘッドの位置
を確認し、前記ロット棒を曲線推進到達位置の方向に押
し出し、該テーパーヘッドが前記曲線推進到達位置に達
した後、ロット棒の先端に引き込み治具と引き込み管を
接続し、ロット棒を引き込むことにより引き込み管を埋
設することにより、推進区間内において到達立坑を必要
とせず立ち上がり部の急曲線施工を可能とするため、路
面の掘削工事が不要となり、経済的で工期の短縮を図れ
る効果がある。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、到達
立坑を必要とせず、直線推進の一般区間と急曲線区間を
連続で施工し得る曲線推進用小口径推進装置及び方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態例を示す断面図、
(b)は本発明の一実施形態例に係るロッド棒を示す平
面図、(c)は本発明の一実施形態例に係るロッド棒の
接合部を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態例に係る施工手順を示す断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態例に係る施工手順を示す断
面図である。
【図4】本発明に係る異なる推進位置での推進方法の一
例を示す断面図である。
【図5】従来の曲線推進用小口径推進方法を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…ロット棒、2…ロット棒の接合部、3…外筒管、4
…テーパーヘッド、5…かみ合わせ構造、9…引き込み
管、10…引き込み治具、11…路面、21…ピン、2
2…凸部、23,24…凹部形成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 E21D 9/093 F16L 1/024

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定角度で回転が可能な接合部を有する
    ロッ棒と、 このロット棒の先端部に設けられ推進による土圧を利用
    して曲線推進するように前記ロット棒より直径が大きく
    形成され且つ下面先端がテーパー状に切り欠かれると共
    に上面先端がテーパー状に突出して形成されるテーパー
    ヘッドと、 前記ロット棒の周囲に設けられ直線推進する外筒管と 前記外筒管の先端部に設けられ前記テーパーヘッドを覆
    い且つ前記テーパーヘッドに係止されるかみ合わせ構造
    に構成される先端外筒管部材と を具備することを特徴と
    する曲線推進用小口径推進装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の曲線推進用小口径推進装
    置を使用した推進方法において、 直線推進時には前記外筒管を推進装置により推し進め、
    その方向修正は、外筒管内のロット棒のテーパーヘッド
    を修正方向に押し出し、テーパー面にかかる土圧を利用
    して行い、曲線推進位置に達すると前記ロット棒を外筒
    管から押し出し、前記テーパーヘッドにかかる土圧を利
    用して進行方向を修正した後に該テーパーヘッドの位置
    を確認し、前記ロット棒を曲線推進到達位置の方向に押
    し出し、該テーパーヘッドが前記曲線推進到達位置に達
    した後、ロット棒の先端に引き込み治具と引き込み管を
    接続し、ロット棒を引き込むことにより引き込み管を埋
    設することを特徴とする曲線推進用小口径推進方法。
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