JP3457745B2 - 釣糸巻取装置 - Google Patents

釣糸巻取装置

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JP3457745B2
JP3457745B2 JP20304194A JP20304194A JP3457745B2 JP 3457745 B2 JP3457745 B2 JP 3457745B2 JP 20304194 A JP20304194 A JP 20304194A JP 20304194 A JP20304194 A JP 20304194A JP 3457745 B2 JP3457745 B2 JP 3457745B2
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陽嗣 水口
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三明マリン株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、イカ釣機等に用いて好
適な釣糸巻取装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特願昭58-98579号に記載の如く、
ハウジングに支持される巻取軸を軸方向にトラバースさ
せつつ回転させて釣糸を巻取る釣糸巻取装置がある。こ
の釣糸巻取装置は、巻取軸に取付けた巻取ドラムに、漁
具を構成する釣糸を巻取り、巻出し可能としている。例
えば、イカ一本釣り漁業において、漁具は、テグス又は
ワイヤの釣糸の先に30本前後の疑似針を約1メートル間
隔にテグスにより連結し、その先端に重りをつけて構成
される。そして、巻取ドラムを正転、逆転することによ
り疑似針を下降、上昇させ、イカを釣り上げる。この釣
糸巻取装置では、巻取ドラムに巻取られる疑似針が互い
に重なって絡み合うことのないように、巻取軸を左右に
トラバースさせながら回転させるのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然るに、釣糸巻取装置
では、巻取ドラムによる釣糸の巻取り、巻出し時に疑似
針が海中で小魚の動きに見えるように巻取ドラムを変形
ドラムとし、また漁獲の向上を図るために巻取ドラムに
よる釣糸の巻取り、巻出し操作に電気的なシャクリ(巻
取ドラム1回転の中で釣糸の速度変化を付ける)を加え
ている。このため、巻取ドラムの回転時に釣糸がたるん
で巻取ドラムの側板から巻取軸回りに外れることがあ
り、このたるんで外れた釣糸が巻取ドラムの巻取回転時
に巻取軸に巻取られて巻付き、漁具を破損させ、釣糸巻
取装置にも無理な力を及ぼして釣糸巻取装置を破損させ
ることがある。 【0004】本発明は、巻取ドラムから外れた釣糸を簡
易な構成により、再び巻取ドラムに拾い上げて回復する
ことを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに
支持される巻取軸の端部に巻取ドラムを固定し、この巻
取軸及び巻取ドラムを軸方向にトラバースさせつつ巻取
り回転もしくは巻出し回転させ、釣糸を巻取りもしくは
巻出す釣糸巻取装置において、巻取ドラムの側板の外周
部に糸外れ回復用突起部を設け、この突起部の巻取り回
転時に巻取り回転方向に先行する面は釣糸に係合し、巻
出し回転時に巻出し回転方向に先行する面は釣糸に非係
合となるように形成されてなるように形成されてなるよ
うにしたものである。 【0006】 【作用】 巻取ドラムの側板を越えて巻取軸回りに外れた釣糸
は、巻取ドラムの巻取回転時に僅かな巻数だけ巻取軸に
巻付くだけで、巻取軸側から海中側に向けて延在し、そ
の釣糸中間部を巻取ドラムの側板に設けてある突起部の
巻取回転方向に先行する面に係合して拾い上げられ、再
び巻取ドラムにて巻取られる。従って、釣糸が何重にも
巻取軸回りに絡み付いて漁具及び釣糸巻取装置の破損が
生ずることを防止するとともに、漁具の交換に要する無
駄時間をなくし、操業の効率を向上させることができ
る。 【0007】上記により糸外れを回復して巻取った
釣糸の巻出し時には、当該釣糸の巻出し過程で、巻取軸
に巻付けられた糸外れ部分が巻出されるに至る。このと
き、巻取ドラムの側板に設けてある突起部の巻出回転方
向に先行する面は、巻取軸側から海中側に向けて延在し
ている釣糸中間部を横切ることになるが、この釣糸中間
部に非係合となるように形成されているので、この釣糸
中間部上を滑るように横切り、この糸外れ部分を巻取軸
から巻出すことを妨げない。 【0008】 【実施例】図1は第1実施例に係る釣糸巻取装置を示す
模式図、図2は釣糸巻取装置の糸外れ回復状態を示す模
式図、図3は突起部の釣糸係合面と釣糸非係合面とを示
す模式図、図4は第2実施例に係る釣糸巻取装置を示す
模式図、図5は第3実施例に係る釣糸巻取装置の糸外れ
回復状態を示す模式図である。 【0009】(第1実施例)(図1〜図3) 釣糸巻取装置10は、図1に示す如く、ハウジング11
に支持される巻取軸の両端部に巻取ドラム13を固定
し、この巻取軸12及び巻取ドラム13を軸方向にトラ
バースさせつつ巻取り回転もしくは巻出し回転させ、釣
糸1を巻取りもしくは巻出す。このとき、釣糸1は、巻
取ドラム13の出側正面で、フロントローラ14にガイ
ドされて海中に延びる(図2)。 【0010】尚、釣糸巻取装置10の巻取軸12を駆動
する構造としては、例えば特願平4-102450号に係るもの
を採用できる。即ち、この釣糸巻取装置10では、単一
の駆動源により駆動されるトラバース作動軸と回転作動
軸とを並置し、トラバース作動軸は巻取軸にトラバース
力を伝達し、回転作動軸は巻取軸に回転力を伝達するも
のである。そして、トラバース作動軸は、巻取軸に平行
配置される状態で駆動源により回転せしめられ、その外
周部にトラバース溝を備えるとともに、該トラバース溝
に係合して軸方向にトラバースするトラバース体を備
え、該トラバース体を軸方向にて巻取軸に係合させ、該
トラバース体のトラバース力を巻取軸に伝えて該巻取軸
をトラバースさせるように構成される。また、回転作動
軸は、巻取軸に平行配置され、軸方向には移動自在で周
方向には一体の回転体をその外周部に備え、該回転体を
駆動源により回転せしめるとともに、上記トラバース体
を軸方向にて該回転体に係合させ、該回転体を巻取軸の
トラバースに追従移動させながら、該回転体の回転力を
巻取軸に伝えて該巻取軸を回転させるように構成される
ものである。 【0011】然るに、巻取ドラム13は、図1、図2に
示す如く、巻取軸12に固定される一対の側板21、2
1と、両側板21、21間に架け渡されるステー22と
から構成させる。そして、巻取ドラム13は、一対の側
板21、21のうち、ハウジング11寄りの側板21の
外周部に、糸外れ回復用突起部23を設けている。本実
施例では、突起部23は、側板21と別体とされ、側板
21に取着される。 【0012】ここで、図3に示す如く、突起部23の巻
取り回転時に巻取り回転方向Aに先行する面は釣糸1に
係合するように急峻な立上がりの釣糸係合面23Aとさ
れている。また、突起部23の巻出し回転時に巻出し回
転方向に先行する面は釣糸1に非係合となるように緩や
かな立上がりの釣糸非係合面23Bとされている。 【0013】以下、本実施例の作用について説明する。 巻取ドラム13の側板21を越えて巻取軸12回りに
外れた釣糸1は、巻取ドラム13の巻取回転時に僅かな
巻数だけ巻取軸12に巻付くだけで、巻取軸12側から
海中側に向けて延在し、巻取ドラム13とフロントロー
ラ14の間の張力作用下でその釣糸1の中間部を巻取ド
ラム13の側板21に設けてある突起部23の巻取回転
方向に先行する面(釣糸係合面23A)に係合して拾い
上げられ、再び巻取ドラム13にて巻取られる。従っ
て、釣糸1が何重にも巻取軸12回りに絡み付いて漁具
及び釣糸巻取装置10の破損が生ずることを防止すると
ともに、漁具の交換に要する無駄時間をなくし、操業の
効率を向上させることができる。 【0014】上記により糸外れを回復して巻取った
釣糸1の巻出し時には、当該釣糸1の巻出し過程で、巻
取軸12に巻付けられた糸外れ部分が巻出されるに至
る。このとき、巻取ドラム13の側板21に設けてある
突起部23の巻出回転方向に先行する面(釣糸非係合面
23B)は、巻取軸12側から海中側に向けて延在して
いる釣糸1の中間部を横切ることになるが、この釣糸1
の中間部に非係合となるように形成されているので、こ
の釣糸1の中間部上を滑るように横切り、この糸外れ部
分を巻取軸12から巻出すことを妨げない。 【0015】(第2実施例)(図4) 図4の釣糸巻取装置30が上述の釣糸巻取装置10と異
なる点は、糸外れ回復用突起部31を巻取ドラム13の
側板21に一体成形したことのみにある。 【0016】(第3実施例)(図5) 図5の釣糸巻取装置40が前述の釣糸巻取装置10と異
なる点は、巻取ドラム13とフロントローラ14の間に
張力が作用していない場合にも、巻取ドラム13の側板
21を越えて巻取軸12回りに外れた釣糸1の中間部を
糸外れ回復用突起部23に必ず係合させるべく、側板2
1の前面に外れ糸ガイドバー41を立設したことのみに
ある。 【0017】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。 【0018】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、巻取ドラ
ムから外れた釣糸を簡易な構成により、再び巻取ドラム
に拾い上げて回復することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は第1実施例に係る釣糸巻取装置を示す模
式図である。 【図2】図2は釣糸巻取装置の糸外れ回復状態を示す模
式図である。 【図3】図3は突起部の釣糸係合面と釣糸非係合面とを
示す模式図である。 【図4】図4は第2実施例に係る釣糸巻取装置を示す模
式図である。 【図5】図5は第3実施例に係る釣糸巻取装置の糸外れ
回復状態を示す模式図である。 【符号の説明】 1 釣糸 10、31、40 釣糸巻取装置 11 ハウジング 12 巻取軸 13 巻取ドラム 21 側板 23、31 糸外れ回復用突起部 23A 釣糸係合面 23B 釣糸非係合面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハウジングに支持される巻取軸の端部に
    巻取ドラムを固定し、この巻取軸及び巻取ドラムを軸方
    向にトラバースさせつつ巻取り回転もしくは巻出し回転
    させ、釣糸を巻取りもしくは巻出す釣糸巻取装置におい
    て、 巻取ドラムの側板の外周部に糸外れ回復用突起部を設
    け、 この突起部の巻取り回転時に巻取り回転方向に先行する
    面は釣糸に係合し、巻出し回転時に巻出し回転方向に先
    行する面は釣糸に非係合となるように形成されてなるこ
    とを特徴とする釣糸巻取装置。
JP20304194A 1994-08-05 1994-08-05 釣糸巻取装置 Expired - Fee Related JP3457745B2 (ja)

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