JP3456555B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP3456555B2
JP3456555B2 JP33205694A JP33205694A JP3456555B2 JP 3456555 B2 JP3456555 B2 JP 3456555B2 JP 33205694 A JP33205694 A JP 33205694A JP 33205694 A JP33205694 A JP 33205694A JP 3456555 B2 JP3456555 B2 JP 3456555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話装置に関し、詳
しくは、短縮発信や留守番機能、ワイヤレス機能等を有
する多機能型の電話機、ファクシミリ等の応用電話装置
など、マイクロコンピュータを内蔵する電話装置におい
て、その内部配線数を低減することができ、断線や故障
が少なく、製造し易い電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電話機や、ファクシミリのような
応用電話装置にあっては、各種の機能付加の要求から内
部にマイクロコンピュータ(CPU,MCUあるいはM
PU等のコントローラ)が内蔵され、その操作パネルに
はテンキーのほかに各種の機能キーが設けられている。
さらに、操作パネルには液晶表示装置(以下LCD)等
が搭載されているものもある。そのため、操作パネルの
裏側にはLCDやキーボードを搭載するための回路基板
(以下パネル基板)が設けられ、マイクロコンピュータ
と、ダイアルパルス発生回路(以下DP発生回路)、ダ
イアル トーン マルチ 周波数信号発生回路(以下D
TMF発生回路)、メモリなどが装置本体の回路基板
(以下メイン基板)に設けられている。したがって、そ
の組立工程ではパネル基板とメイン基板とを接続するこ
とが必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の装置
では、各種の機能キーの増加に伴ってパネル基板からメ
イン基板への配線数が増加してきており、その接続作業
に手数がかかる。特に、テンキー等は、マトリックス状
に配置されている関係で、縦方向と横方向に複数、例え
ば、4×3、4×4、そして最近では、5×5などのキ
ー配列になっていて、その信号線の配線数は、8本以
上、ときには十数本にもなる。その上に、LCDがパネ
ル基板側に搭載される電話装置では、このLCDへの配
線がさらに加わる。配線数の増加は、接触不良の原因に
つながり、断線や故障の原因になる。さらには、製造工
数あるいは製造時間を増加させる欠点もある。特に、小
型軽量化が必要な携帯用の電話装置などでは、配線の増
加が小型化の障害になる。
【0004】しかも、電話装置は、停電時にもダイアル
発信ができなければならないので、回線からの電力を受
けて動作する、できるだけ消費電力を抑えた低電圧駆動
のCPUやMPU,MCU等のコントローラが必要にな
る。なお、停電時にCPUを動作させないでダイヤルデ
ータを発生する電話装置としては、本願出願人による出
願,特開平4−37351がある。この発明の目的は、
内部配線数を低減することができ、断線や故障が少な
く、製造し易い電話装置を提供することにある。この発
明の他の目的は、停電時にCPUやMPU等のコントロ
ーラを動作させないでダイヤル発信が可能で、停電時の
動作電力を抑制でき、断線や故障が少ない表示装置を搭
載する電話装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の電話装置の構成は、テンキーと記号
キーとを有するキーボードと、クロックに応じて前記キ
ーボード上の入力キーに対応するシリアルな入力データ
を発生するシリアルデータ発生回路と、前記キーボード
からの信号に応じてキーが入力されたことを示すキー入
力信号(キ−押下信号)を発生するキー入力信号発生回
路と、これらシリアルデータ発生回路とキー入力信号発
生回路とが設けられたパネル基板と、前記クロックを発
生するクロック発生回路と、前記クロックと前記キー入
力信号と前記入力データとを受けて前記入力データに応
じて生成したシリアルなキーデータと制御信号と前記ク
ロックあるいはこのクロックに対応して発生せた他のク
ロックとをパラレルに出力する演算処理装置と、DP発
生回路およびDTMF発生回路のいずれかの回路と、前
記クロック発生回路の前記クロックと、前記キー入力信
号、前記入力データ、そして前記演算処理装置からの前
記パラレルな出力信号とを受け、定常動作時には前記パ
ラレルな出力信号をパラレルに出力し電源断時には前記
クロック発生回路の前記クロックと、前記キー入力信
号、前記入力データとをパラレルに出力する選択回路
と、この選択回路のパラレルな出力信号を受けてシリア
ルな前記入力データをパラレルなダイアルデータに変換
するデータ変換回路と、前記演算処理装置と前記DP発
生回路および前記DTMF発生回路のいずれかの回路と
前記選択回路とデータ生成回路とを有するメイン基板
と、前記クロックとキー入力信号と前記入力データとを
前記選択回路の他方の入力と前記演算処理装置とにそれ
ぞれパラレルに入力する配線と、前記回線からの電力を
前記メイン基板の前記いずれかの回路と前記クロック発
生回路と前記データ変換回路と前記パネル基板とに送出
する電源回路とを備えるものである。
【0006】
【作用】このようにパネル基板側にシリアルデータ発生
回路とキー入力信号発生回路とを設けてメイン基板側に
シリアルに入力キーデータを伝送することによりパネル
基板とメイン基板とを接続する信号線の数を低減でき
る。そして、メイン基板側には、選択回路の後にシリア
ルな入力キーデータをパラレルなダイアルデータに変換
する変換回路を設けて、演算処理装置からの信号とパネ
ル基板からの信号とを切換えるようにする。これにより
電源断時や停電時には、パネル基板からの信号を直接受
けることができるので演算処理装置を動作させないで済
む。
【0007】
【実施例】図1において、10は、電話装置であって、
11は、そのメイン基板、12は、操作パネルの裏面側
に設けられたパネル基板である。メイン基板11には、
電話交換機に対して回線接続信号を発生するダイアラ3
と、入力キーデータに応じて各種のキーデータを生成し
かつ装置のコントロールをする演算処理装置としてCP
Uを主体とするコントローラ4(以下CPU4)、電源
断検出回路5、定常動作時にCPU4を主体として電力
を供給する電源回路6、停電時に回線L1 ,L2 からの
電力を内部回路に供給する電源回路7等が設けられてい
る。また、キーボード1とインタフェース2とがパネル
基板12に搭載され、キーボード1には、テンキーと記
号キーとからなる4×4のキーが配列されている。
【0008】インタフェース2に設けられているシリア
ルデータ発生回路2aは、キーボード1の入力されたキ
ーについてクロック発生回路2cからのクロックに従っ
て入力キーデータSDOを生成して信号線9aに出力す
る。クロック発生回路2cは、前記入力キーデータを転
送するクロックCLKを発生してシリアルデータ発生回
路2aと信号線9bとに出力する。キー入力信号発生回
2bは、キーボード1からの信号を受けてキーが押下
されたとき、これを検出してキー押下パルスKDを出力
する。この信号KDは、信号線9cとシリアルデータ発
生回路2aとクロック発生回路2cとに送出されてこれ
ら回路の駆動信号になる。1aは、キーボード1からイ
ンタフェース2に信号を伝達する配線であり、最低でも
8本乃至は十数本のラインがある。一方、インタフェー
ス2からメイン基板11へ向かう信号線9a〜9cから
なる3本のラインは、メイン基板側に設けられた3ビッ
トパラレルの端子を有する接続端子部9に接続される。
【0009】ダイアラ3は、接続端子部9に接続される
3ビットパラレルの配線部31a,31bと、3ビット
パラレルで入力信号の切換えを行う切換回路32、デー
タ変換回路33、DTMF発生回路34、DP発生回路
35、メモリ36、そして発振/起動回路37とから構
成されている。接続端子部9は、3ビットのデータを配
線部31b を介してCPU4へと送出するとともにと、
配線部31a を介して切換回路32に送出する。切換回
路32は、CPU4からの3ビットパラレルのデータ信
号と接続端子部9からの3ビットパラレルのデータのい
ずれかを選択する。これは、ビット対応に設けられた2
入力1出力の3個のスイッチ32a,32b,32cか
らなるセレクタであって、選択した入力信号をデータ変
換回路33へと出力する。
【0010】データ変換回路33は、切換回路32の3
ビットパラレルの信号を受けてそのうちのCPU4から
受ける信号SDOに対応するキーデータあるいはインタ
フェース2からの信号SDOに従って0から9までno
キー(ナンバーキー)に対応する4ビットの数値コード
あるいは”*”や”#”などの記号キーに対応する4ビ
ットの記号コードである、ダイヤルデータを生成してメ
モリ36、DTMF発生回路34、DP発生回路35へ
と送出する。さらに、前記のダイヤルデータの発生タイ
ミングの直前に発振/起動回路37を起動してDTMF
発生回路34、DP発生回路35、メモリ36を動作さ
せる同期クロックSYNを発生させてこれらを動作させ
る。
【0011】DTMF発生回路34は、同期クロックS
YNに応じて入力されたダイアルデータに基づき、高低
2周波のトーン信号を組み合わせた送信信号を生成し
て、DTMF信号として回線L1 ,L2 へ出力する。D
P発生回路35は、同期クロックSYNに応じて入力さ
れたダイアルデータに基づき、ダイアルパルスを生成し
て、DP信号として回線L1 ,L2 へ出力する。なお、
DTMF発生回路34とDP発生回路35のいずれか
は、マニュアルの選択スイッチ(図示せず)によりあら
かじめ回線L1 ,L2 側に接続されていて、DTMF信
号かDP信号のいずれか一方の信号が回線L1 ,L2 に
送出される。ここで、切換回路32は、定常動作時は、
CPU4側に切換えられていて、CPU4からの信号を
データ変換回路33に送出する。メモリ36は、入力さ
れたダイアルデータを、例えば、リダイアルのために一
時的に記憶する。なお、CPU4は、着信信号検出・判
定回路8を通して回線L1 ,L2 に接続され、通話信号
の送受信と通話に必要な処理を行う。また、通話関係の
通話処理回路50は、発明に直接関係していないので詳
細は省略してある。
【0012】CPU4は、受けた入力キーデータSDO
に従って、所定の処理を実行し、内部のROM等のメモ
リに記憶されている所定のデータやキーデータをシリア
ルに発生して、これとクロックCLKとキー押下信号と
を生成してこれらを信号を切換回路32へと送出する。
電源回路6は、AC100Vの商用電源から電力を受け
てそれを装置のDC電圧6V程度の電源に落とす安定化
電源回路である。その出力ラインは、ダイオード38に
接続されこれを介してCPU4と電源断検出回路5へと
電力を送出し、さらにダイオード39を介してCPU4
を除いたメイン基板11の各部回路にその電力を供給す
る。
【0013】電源回路7は、電話回線から45Vの電圧
のDC電力を受けてそれを装置のDC電圧6V程度の電
源に落とす電源回路である。その出力ラインは、ダイオ
ード40を介してダイオード39のカソード側に接続さ
れ、ダイオード39と同様に装置内部の各部回路に電力
を供給する。これは、停電時に有効になる。電源断検出
回路5は、電源回路7の電圧を検出し、それが5V以下
の所定値より低下したとき、いわゆる停電時などで電源
断になったときにこれを検出してその検出信号により切
換回路32の各スイッチ回路32a,32b,32cを
点線で示す残りの端子側の接続に切換えてCPU4側の
入力からインタフェース2側に入力にする。これにより
停電したときなどの電源断状態のときには、電話回線か
らの受けた電力によりキーボード1から入力された入力
キーデータを切換回路32を介してデータ変換回路33
へと送出することができる。
【0014】さて、この実施例は、メイン基板11とパ
ネル基板12との間の配線がパネル基板12に電力を供
給する配線のほかは、基本的にはインタフェース2とダ
イアラ3を接続する3本の信号線で済む。なお、接地
(GND)配線側は、パネル基板12に対する電力供給
側ですでになされているものとし図では示していない。
ここで、パネル基板に発振/起動回路37を設けてパネ
ル基板からメイン基板への信号線を4本としてメイン基
板に同期クロックSYNを送出してもよい。この場合に
は、シリアルデータ、シリアルクロック、同期クロッ
ク、キー押下信号で構成されるシリアル伝送を行うこと
になる。
【0015】図2は、LCDをパネル基板に搭載した実
施例であって、CPUからLCDに表示データを伝送す
るラインが追加されている。この実施例では、インタフ
ェース2に換えてインタフェース20が操作パネル12
に設けられている。さらに、操作パネル12には、装置
の動作状態を表示するLED21とLCD23とが設け
られている。一方、メイン基板11側にインタフェース
20とCPU4との間でデータの授受を行う中継回路3
0が設けられている。なお、接続端子部9は、配線ライ
ン22を接続するものであるが、この配線ライン22の
説明の都合上、図では省略してある。
【0016】インタフェース20からダイアラ3への配
線は、電源ラインを除くと3本の制御線と3本の信号線
との6本の配線ライン22による。3本の制御線は、キ
ー入力割込み線である端子*KDのライン(キー押下信
号KDの入力ライン),リード制御線である端子*RE
のライン,ライト制御線である端子*WEのラインから
なる。3本の信号線は、インタフェース20からダイア
ラ3へのシリアル伝送ラインである端子SDO−端子S
DIのライン(入力キーデータの入力ライン)、ダイア
ラ3からインタフェース20へのシリアル伝送ラインで
ある端子SDI−端子SDOのライン(表示データの出
力ライン)、ダイアラ3からインタフェース20へクロ
ックを供給するクロック供給ラインである端子SCKの
ライン(クロックCLKのライン)である。なお、符号
の前の*は、図面のオーババーに対応し、LOWレベル
アィテイブの信号を示す。
【0017】ダイアラ3とCPU4とは、同様に3本の
制御線と3本の信号線との6本の配線ライン41で接続
されている。3本の制御線は、前記と同様に、キー入力
割込み線である端子*KDのライン,リード制御線であ
る端子*REのライン,ライト制御線である端子*WE
のラインからなる。3本の信号線は、ダイアラ3からC
PU4へのシリアル伝送ラインである端子SDO−端子
SDIのライン、CPU4からダイアラ3へのシリアル
伝送ラインである端子SDI−端子SDOのライン、ダ
イアラ3からインタフェース20へクロックKを供給す
るクロック供給ラインである端子SCKのラインであ
る。
【0018】このダイアラ3は、図4に示すように、中
継回路30と、中継回路30のシリアル/パラレル変換
回路302およびコード変換回路31とが図1における
配線31a,31bとデータ変換回路33に対応する回
路になっている。図1の切換回路32と図1のクロック
発生回路2cに対応するシリアルクロック発生回路30
1(図4参照)が中継回路30の内部に設けられてい
る。中継回路30は、CPU4からの伝送データをイン
タフェース20へ送出し、インタフェース20からの伝
送データをCPU4へと送出する、中継回路である。ま
た、これは、電源遮断検出回路5からの検出出力を受け
て、電源断状態にあるときには、各端子に対応する接続
ラインである、SCKライン、SDOライン、SDIラ
イン、そして*REラインの各ラインについては、内部
に設けられた切換回路32により内部回路に切換える。
停電時にダイヤル発振するために切換回路32のスイッ
チ回路32a,32b,32cは、それぞれのラインの
接続を内部回路に切換える。停電時には、これらスイッ
チ回路により中継回路30の内部回路がインタフェース
20に接続される。そして、定常動作状態のときには各
ラインは、ダイアラ3の中継回路30内部では、入力側
と出力側とが単に接続されただけのスルー接続の状態に
ある。すなわち、伝送される信号は、単にダイアラ3
(その中継回路30)を通過するだけである。
【0019】インタフェース20は、図2に示すよう
に、内部にレジスタ20a,20b,20cとコントロ
ーラ20dを有している。コントローラ20dは、キー
ボード1のキー押下信号*KDをCPU4に対する割り
込み信号として端子*KDに送出する。そして、入力さ
れたキー信号のビットデータをレジスタ20aにセット
する。レジスタ20a,20b,20cはここでは16
ビットのレジスタである。キーボード1を5×5のマト
リックスとすれば、16ビットのうち縦5ビット×横5
ビットに割当てられた10ビットがキーデータとして使
用され、他の6ビットは相手先コードあるいはコマンド
コードとして利用される(図3の(C) 参照)。この場
合、例えば、最初に相手先コードあるいはコマンドコー
ド6ビットと次の最初の5ビットがキーボードマトリッ
クスの行方向のキー入力位置を、その次の5ビットがカ
ラム方向のキー入力位置を示すデータになる。
【0020】レジスタ20aのデータは、次のクロック
タイミングで送信用のレジスタ20bにセットされ、レ
ジスタ20aは次のキー入力を受ける。レジスタ20b
のデータは、コントローラ20dの制御で端子SCKか
ら受けるクロックCLKに同期してダイアラ3に向けて
端子SDOから送出される。レジスタ20cは、受信用
のレジスタであって、CPU4からシリアルに送信され
た16ビットのデータを記憶する。このデータは、LC
D駆動回路(図示せず)を介してLCD21に送出され
る。
【0021】ここでは、コントローラ20dは、端子*
RE,端子*WEに受ける信号に応じて各レジスタのデ
ータについてデータ送受信の制御をする。インタフェー
ス20とCPU4との送信は、CPU4からの指令に応
じて行われる。すなわち、CPU4は、キー入力割り込
み信号をインタフェース20から端子*KDのラインを
介してダイアラ3の中継回路30(以下単にダイアラ3
で説明)経由で受けたときに、図3の(a) に示すよう
に、端子*REのラインを介してリードイネーブル信号
*REをダイアラ3経由でコントローラ20dに送出し
てデータ読み出しを行う。*RE信号を受けている間、
コントローラ20dは、レジスタ20bのデータをダイ
アラ3の端子SDIに送出し、ダイアラ3の端子SDO
経由でCPU4にシリアル転送し、CPU4がそれを受
ける。このときには、同時にクロックCLKがCPU4
の端子SCKからダイアラ3の中継回路30の端子(以
下単にダイアラ3の端子で説明)SCKに送出されて、
ダイアラ3を通過してインタフェース20の端子SCK
に入力される。その結果、入力キーデータは、リードイ
ネーブル信号*REを受けたコントローラ20dの制御
によりクロックCLKに同期してインタフェース20の
レジスタ20bからCPU4に端子SDOのラインを通
してシリアルに転送される。この場合のインタフェース
の送信タイミングを示すのが図3の(a) である。
【0022】CPU4は、表示データがあるときには、
図3の(b) に示すように、端子*WEのラインを介して
ライトイネーブル信号*WEをダイアラ3経由でコント
ローラ20dに送出し、表示データ等のデータをレジス
タ20cに書込む。*WE信号とともにCPU4は、端
子SDOから転送するデータをシリアルにダイアラ3の
端子SDIに送出する。ダイアラではこのデータを端子
SDOに送出する。前記と同様に、このとき、同時にク
ロックCLKがCPU4の端子SCKからダイアラ3の
端子SCKに送出されて、ダイアラ3を通過してインタ
フェース20の端子SCKに入力される。その結果、表
示データ等は、ライトイネーブル信号*WEを受けたコ
ントローラ20dの制御によりクロックCLKに同期し
てインタフェース20のレジスタ20cに格納される。
この場合のインタフェースの受信タイミングを示すのが
図3の(b) である。そして、インタフェース20ではさ
らにレジスタ20cに格納させたデータから、相手先コ
ードをデコードしてそれが自己宛であるので、相手先コ
ードに続く表示データにもとづいてCDドライバを介し
てLCD23に送出する。また相手先コードによっては
LED21に送出することもある。
【0023】CPU4は、図1と同様に、入力された入
力キーデータに従って、所定の処理を実行し、内部のR
OM等のメモリに記憶されている所定のコードデータを
発生してダイアラ3に送出する。また、ダイアラ3とC
PU4との送信は、CPU4からの指令に応じて図3
示すタイミングで行われる。CPU4は、まず、インタ
フェース20から受信したシリアルな入力キーデータの
信号SDOに応じて各種のキーに対応するシリアルなキ
ーデータを生成する。それを図3(c) に示すフォーマッ
トに従って相手先ビットをダイアラ3を指定するコード
にしてダイアラ3に送出する。端子*WEのラインにラ
イトイネーブル信号を送出するのは前記と同様である。
ダイアラ3は、端子SDIにCPU4の端子SDOから
のデータをシリアルに受けてそれを中継回路30からダ
イアルデータ等のコード変換回路31に送出する。コー
ド変換回路31に相手先コードをデコードしてそれがダ
イアラであるのでダイアルデータに変換してメモリ3
6、DTMF発生回路34、DP発生回路35へと送出
する。同時に、発振/起動回路305(図1の発振/起
動回路37に対応する)を起動する。
【0024】次にダイアルデータの発生動作について図
4に従って説明する。図4は、中継回路30のブロック
図であって、ここでは、特に、端子識別のためにインタ
フェース20側に接続される端子の後に符号Pを付して
CPU4側と区別している。中継回路30は、クロック
発生回路2dに対応するシリアルクロック発生回路30
1と、シリアル/パラレル変換回路302、リードイネ
ーブル回路303、そしてシリアルコントローラ304
とからなる。そして、切換スイッチ回路32a,32
b,32cは、図示する接続状態が定常動作状態であっ
て、電源回路6からの電力が正常に供給されている状態
である。
【0025】定常動作状態のときには、キー入力割り込
み信号(*KD信号)を受けたCPU4は、端子*WE
のラインを介してライトイネーブル信号*WEが発生し
てダイアラ3に送出し、さらにクロックCLKをCPU
4の端子SCKからダイアラ3の端子SCKに送出す
る。さらに、入力キーデータに応じて生成したキーデー
タをダイアラ3に出力する。ダイアラ3では、ライトイ
ネーブル信号*WEとクロックCLKとがシリアル/パ
ラレル変換回路302に入力され、さらにCPU4から
送信されたキーデータが端子SDIを介してシリアル/
パラレル変換回路302に入力される。そこで、ダイア
ラ3のシリアル/パラレル変換回路302において、
信されたキーデータがパラレルビットに変換されコード
変換回路31に送出され、ここでデコードされる。デコ
ードされた結果がダイアラ3を指定するものでないとき
には、発振/起動回路305に起動信号Sを送出しな
い。その結果、コード変換回路31により変換されたデ
ータは意味を持たない。なお、端子*REのラインを介
してリードイネーブル信号*REが発生してインタフェ
ース20からCPU4がデータを受けるときには、シリ
アル/パラレル変換回路302にリードイネーブル信号
*REが入力されてシリアル/パラレル変換回路302
の動作が停止される。
【0026】コード変換回路31でデコードされた結果
がダイアラ3のときには、起動信号Sが送出されて発振
/起動回路305が起動され、内蔵された発振器が動作
して同期クロックSYNがダイアラ3内部のDTMF発
生回路34、DP発生回路35、メモリ36等に送出さ
れて、これら回路が動作する。ところで、CPU4のダ
イアラ3の端子SDIに入力されたデータは、出力側の
端子SDOとワイヤ接続されているので、インタフェー
ス20の端子SDIにも送出されるが、インタフェース
20側のコントローラ20dは、相手先コードが相違す
るので、CPU4からのデータの受信処理はしない。
【0027】電源が断になったときには、切換スイッチ
回路32a,32b,32cは、図に点線で示す残りの
端子側に接続される。このときには、シリアルコントロ
ーラ304が電源断検出回路5からの電源断検出信号に
応じて動作し、インタフェース20から端子*KDのラ
インを介してキー入力割り込み信号を受ける。そして、
シリアルコントローラ304は、リードイネーブル回路
303、シリアルクロック発生回路301と発振/起動
回路305を起動する。これによりクロックCLKが端
子SCKPからインタフェース20に送出される。さら
に、シリアルコントローラ304の起動信号を受けてリ
ードイネーブル信号発生回路303からリードイネーブ
ル信号が端子*REPに送出される。その結果としてイ
ンタフェース20からは、端子SDIにレジスタ20b
のデータが転送され、それがシリアル/パラレル変換回
路302に送出され、コード変換回路31へと送出され
る。電源断時には、シリアルコントローラ304から起
動信号を受けて相手先コードに関係なしに発振/起動回
路305が動作しているのでコード変換回路31により
変換されたデータはダイアルデータとして有効になる。
【0028】図2の実施例では、メイン基板11とパネ
ル基板12との間の配線は、6本の信号線の配線で済
む。なお、インタフェース2あるいは20と本体基板1
1との接続形態としては、コネクタを利用してもよい
し、端子に直付けしてもよい。配線の接続形態は、各種
のものを採用することができる。また、CPU4は、M
PUあるいはMCUを主体とするコントローラが用いら
れてもよいことはもちろんである。また、選択回路のス
イッチは入力信号で切換動作をするものであれば、停電
時や定常動作状態において電力の供給は不要である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明にあって
は、パネル基板側にシリアルデータ発生回路とキー入力
信号発生回路とを設けてメイン基板側にシリアルに入力
データを伝送することによりパネル基板とメイン基板と
を接続する信号線の数を低減し、さらに、メイン基板側
には、選択回路の後にシリアルな入力データをパラレル
なダイアルデータに変換する変換回路を設けて、演算処
理装置からの信号とパネル基板からの信号とを切換える
ようにして停電状態でもダイアル発信できるようにして
いるので、電源断時や停電時には、パネル基板からの信
号を直接受けることができ、演算処理装置を動作させな
いで済む。その結果、停電時等の電源断時の電力を低く
抑えることができる。また、信号線の数が低減できるの
で、断線や故障が少なく、製造のし易い電話装置が実現
できる。さらに、定常動作時には、演算処理装置が入力
キーデータを受けて短縮ダイヤル(入力データ)から正
規のダイヤル信号(シリアルキーデータ)を生成するこ
とを始めとして、入力キーについての各種の付加機能に
応じた処理とこの処理に応じてキーボード上のキーに対
応するシリアルなキーデータを出力する。また、停電時
には演算処理装置が動作せずに電話装置としてダイアル
発信が行えるために、この演算処理装置として安価な汎
用CPUやMPU,MCU等のコントローラなどを使す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の電話装置を適用した一実施
例のブロック図である。
【図2】図2は、この発明の電話装置を適用した他の一
実施例のブロック図である。
【図3】図3は、図2の実施例におけるパネル基板側の
回路とメイン基板側の回路の送受信動作の説明図であ
る。
【図4】図4は、そのダイアラの内部の送受信制御回路
の詳細ブロック図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2,20…インタフェース、3…ダイ
アラ、4…CPU、5…電源断検出回路、6,7…電源
回路、9…接続端子部、9a,9b,9c…配線、10
…電話装置、11…本体側基板(メイン基板)、12…
操作パネル側基板(パネル基板)、31…コード変換回
路、32…切換回路、33…データ変換回路、34…D
TMF(2周波トーン)信号発生回路、35…DP(ダ
イアルパルス)信号発生回路、36…メモリ、37…発
振/起動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/31 H04M 1/21 H04M 1/23

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンキーと記号キーとを有するキーボード
    と、クロックに応じて前記キーボード上の入力キーに対
    応するシリアルな入力データを発生するシリアルデータ
    発生回路と、前記キーボードからの信号に応じてキーが
    入力されたことを示すキー入力信号を発生するキー入力
    信号発生回路と、これらシリアルデータ発生回路とキー
    入力信号発生回路とが設けられた、操作パネル側に配置
    されるパネル側基板と、 前記クロックを発生するクロック発生回路と、 前記クロックと前記キー入力信号と前記入力データとを
    受けて前記入力データに応じて生成したシリアルなキー
    データと制御信号と前記クロックあるいはこのクロック
    に対応して発生せた他のクロックとをパラレルに出力す
    る演算処理装置と、 ダイアルパルス発生回路およびダイアル トーン マル
    チ 周波数信号発生回路のいずれかの回路と、 前記クロック発生回路の前記クロックと、前記キー入力
    信号、前記入力データ、そして前記演算処理装置からの
    前記パラレルな出力信号とを受け、定常動作時には前記
    パラレルな出力信号をパラレルに出力し電源断時には前
    記クロック発生回路の前記クロックと、前記キー入力信
    号、前記入力データとをパラレルに出力する選択回路
    と、 この選択回路のパラレルな出力信号を受けてシリアルな
    前記入力データをパラレルなダイアルデータに変換する
    データ変換回路と、 前記演算処理装置と前記ダイアルパルス発生回路および
    前記ダイアル トーン マルチ 周波数信号発生回路のいずれかの回路と前記選
    択回路とデータ変換回路とを有するメイン基板と、 前記クロックとキー入力信号と前記入力データとを前記
    選択回路の他方の入力と前記演算処理装置とにそれぞれ
    パラレルに入力する配線と、 前記回線からの電力を前記メイン基板の前記いずれかの
    回路と前記クロック発生回路と前記データ変換回路と前
    記パネル基板とに送出する電源回路とを備える電話装
    置。
  2. 【請求項2】前記選択回路は、少なくとも一方の入力に
    前記演算処理装置からの前記パラレルな出力信号をパラ
    レルに受け、他方の入力に前記クロック発生回路の前記
    クロックと前記キー入力信号と前記入力データとをパラ
    レルに受け、定常動作時には前記一方の入力をパラレル
    に出力し電源断時には前記他方の入力を出力する請求項
    1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記パネル側基板に表示装置とコ
    ントローラとを備え、前記演算処理装置から前記表示装
    置へ出力データを送出する配線が前記メイン基板と前記
    パネル基板側との間に設けられ、前記演算処理装置は、
    CPUを主体として構成され、このCPUは前記キー入
    力信号を受けて定常動作時には前記クロック発生回路に
    換えて前記クロックを発生して前記パネル側基板に前記
    クロックとリード制御信号とを送出して前記コントロー
    ラを制御し、前記入力データを前記クロックに応じて受
    け、かつ、前記パネル側基板に前記クロックとライト制
    御信号とを送出して前記コントローラを制御し、前記パ
    ネル側基板に前記表示装置の表示データを送出する請求
    項1記載の電話装置。
  4. 【請求項4】さらに前記定常動作状態において、前記パ
    ネル側基板からの前記キー入力信号と前記入力データと
    を受けてこれらキー入力信号と入力データとを通過させ
    て前記CPUに送出し、前記CPUからの前記リード
    御信号と前記ライト制御信号と前記表示データとを受け
    これらリード制御信号とライト制御信号と表示データ
    を通過させて前記パネル側基板に送出する中継回路を
    備え、前記選択回路は、前記定常動作状態において前記
    CPUからの前記クロックと前記入力データに応じて生
    成したキーデータとを前記データ変換回路に送出し、電
    源遮断時には前記中継回路を通過する前記入力データと
    前記クロック発生回路により発生したクロックとを前記
    データ変換回路に送出する請求項3記載の電話装置。
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