JP3456351B2 - スタッカ用地上コンベアの水切装置 - Google Patents

スタッカ用地上コンベアの水切装置

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泰三 村上
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は石炭等のばら物をパ
イルに積上げるスタッカにばら物を供給する地上コンベ
アのコンベアベルト上に貯った雨水を排水する水切装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】図4は旋回起伏式のスタッカの正面図で
ある。図においてaはスタッカで走行路b上に敷設され
たレール上を走行し、ヤードにパイルcを積付ける。ス
タッカ走行路bに沿って設けられ、ばら物dを運ぶ地上
コンベアeを図示しないトリッパで持上げ、機内ベルト
コンベアfを介してブームg先端から放出し所定のパイ
ルcを形成する。 【0003】かかるヤードにおいて、スタッカaの休止
中に雨が降った場合には、コンベアベルト1は図4に示
すようにトラフを形成しているのでコンベアベルト1上
に両水が貯る。スタッカaの運転を再開する前には貯っ
た雨水を排水する必要がある。雨水の排水のためにコン
ベアベルト1上にスクレーパを設けて掻き落とせばよい
が、固定のスクレーパはトリッパでコンベアベルト1を
持ち上げるとき邪魔になるので取り付けることができ
ず、従来はトリッパでコンベアベルト1を持ち上げると
きに、雨水がコンベアベルト1の傾斜を上がりきれず、
コンベアベルト1の両側からあふれ出すことにより排水
を行っていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしこのような排水
方法だと次のような問題がある。 (1)コンベアベルトから水がよく切れず運転再開まで
に長時間を要する。 (2)雨水のあふれ出す位置が一定せず、汚水がヤード
を汚すことになる。 (3)トリッパではコンベアベルトに連れて上昇しよう
とする水とコンベアベルトの走行に逆って流下しようと
する水がぶつかりあいコンベアベルト両側からあふれ切
れない水は、排水されず残ってしまう。 【0005】本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案
出されたもので、スタッカの走行の邪魔にならず、コン
ベアベルトに付着した雨水を完全に掻き落とすことがで
きて、スタッカの運転再開までの時間を短縮することが
できるスタッカ用地上コンベアの水切装置を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のスタッカ用地上コンベアの水切装置は石炭等の
ばら物をパイルに積付けるスタッカの走行路に沿って設
けられた地上コンベアのコンベアベルト上に貯った雨水
の排水に使用されるスタッカ用地上コンベアの水切装置
であって、地上コンベアの両側に水平回動可能に設けら
れ、使用しないときはスタッカの走行の邪魔にならない
位置に退避し、水切運転時には、先端部をベルト走行方
向上流側で、互いに当接してV字状を形成する1対のス
クレーパ板と、コンベアベルトの下方に昇降可能に設け
られ、水切運転時にはスクレーパ板の下面にコンベアベ
ルトを水平に当接させるように上昇する押付ローラとか
らなる。 【0007】次に本発明の作用を説明する。スタッカの
運転中は、スクレーパ板は退避し、押付ローラは下って
いる。地上のコンベアの水切運転を行うときにはスクレ
ーパ板はベルト走行方向上流側で先端部を互いに当接し
てV字状を形成する。また押付ローラは上昇して、コン
ベアベルトをスクレーパ板下面に水平に当接させる。こ
の状態でコンベアベルトを走行させるとベルト上の雨水
はスクレーパ板に沿って流れ、コンベアベルトの両側か
ら流れ落ちるので、それを集水して排水管により外部に
導き、必要に応じて排水処理する。 【0008】スクレーパ板によりベルトに付着した水を
掻き落すので、短時間でスタッカの運転再開が可能にな
る。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の1実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のスタッカ用
地上コンベアの水切装置の平面図であり、図2は同じく
側面図であり、図3は図2のA−A矢視図である。これ
らの図において1はコンベアベルトである。コンベアベ
ルト1は図4に示すように石炭等のばら物dをパイルc
に積付けるスタッカaの走行路bに沿って設けられた地
上コンベアeに使用されるもので、3本のトラフローラ
6により支持されてトラフ状に形成され、積載断面積の
増大と調心効果を持たせている。 【0010】スタッカaの運転休止中に雨が降った場合
には、ベルト上に雨水が貯るのでスタッカaの運転再開
前に排水する必要があり本発明の水切装置2を使用す
る。 【0011】水切装置2を図1ないし図3に示す。3は
スクレーパ板で、上下1対の軸受3gに支持された垂直
軸3aから水平に張り出して固着されており、下部には
ゴム板が取り付けられている。3bは垂直軸3aから水
平に、かつ、スクレーパ板3と略直角方向に張り出して
固着されたレバーである。3eは軸受3g,3g間を連
結する半円状のブラケットである。3dは電動シリンダ
3cを支持するブラケットで、基端部が半円状のブラッ
ケト3eに固着されている。電動シリンダ3cのピスト
ン側はレバー3b先端に枢着され、シリンダ側はブラケ
ット3dに枢支されている。なお、3fは支持フレーム
である。 【0012】4はコンベアフレームである。5はコンベ
アベルト1の進行方向を示す矢印である。6はトラフロ
ーラであり、1本の水平ローラと2本の傾斜ローラとか
らなる。7は押付ローラで、5本の水平ローラ7bより
なり、水平ローラ7bは対向する1対のブラケット7a
により支持されている。7c,7cは2本のクロスシャ
フトであり、各シャフト7cにはそれぞれ1対のアーム
7dが固着されており、アーム7d先端がブラケット7
aの両端を枢支している。各クロスシャフト7cは1対
の軸受7fにより支持されている。クロスシャフト7c
の一端にアーム7eが固着されている。7gは電動シリ
ンダでモータ7hにより駆動されており、ピストンの先
端が下流側のアーム7e先端に枢着されている。上流側
アーム7eと下流側のアーム7eは連結ロッド7jで連
結されている。8は支持フレームである。 【0013】次に本実施形態の作用を説明する。スタッ
カaが通常の運転をしているときには、図1に一点鎖線
で示すようにスクレーパ板3はコンベアベルト1の進行
方向と平行な位置に退避している。その際電動シリンダ
3cは最も引込んだ位置となっている。 【0014】また、押付ローラ7も図2に一点鎖線で示
すように下った位置に退避している。その際電動シリン
ダ7gは最も引込んだ位置となっている。 【0015】コンベアベルト1上に雨水が貯った状態か
ら、地上コンベアeが水切運転をする場合には、スクレ
ーパ板3は図1に実線で示すように先端部をベルト走行
方向上流側で互いに当接してV字状を形成する。この際
電動シリンダ3cは最も延びた位置になっている。押付
ローラ7は図2に実線で示すように上昇してコンベアベ
ルト1をスクレーパ板3に押し付ける。この状態でコン
ベアベルトが矢印5の方向に走行すると、コンベアベル
ト1上の雨水はスクレーパ板3に当って2つに分れベル
トコンベア1の両端から流下する。流下した雨水は図示
しない樋などに受けられ、外部に流出する。 【0016】このように本水切装置2は通常運転時には
退避して運転の邪魔になることはなく、水切運転時には
スクレーパ板3がV字状を形成し、押付ローラ7により
コンベアベルト1がスクレーパ板3下面に水平に押し付
けられるので、コンベアベルト1に付着した水も完全に
掻き落すことができる。 【0017】本発明は以上述べた実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。 【0018】 【発明の効果】以上述べたように本発明のスタッカ用地
上コンベアの水切装置は、V字形状のスクレーパ板を2
つ割りにして退避可能に設け、昇降可能な押付ローラに
より、コンベアベルトをスクレーパ板に押し付けるよう
にしたので、運転中は退避して邪魔にならず、水切運転
中はスクレーパ板によりベルトに付着した水を完全に掻
き落すことができるので、スタッカの運転再開が短時間
でできるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の水切装置の平面図である。 【図2】本発明の水切装置の側面図である。 【図3】図2のA−A矢視図である。 【図4】スタッカの正面図である。 【符号の説明】 1 コンベアベルト 2 水切装置 3 スクレーパ板 7 押付ローラ a スタッカ b 走行路 e 地上コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/00 B65G 45/14 - 45/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 石炭等のばら物をパイルに積付けるスタ
    ッカの走行路に沿って設けられた地上コンベアのコンベ
    アベルト上に貯った雨水の排水に使用されるスタッカ用
    地上コンベアの水切装置であって、地上コンベアの両側
    に水平回動可能に設けられ、使用しないときは内側面が
    コンベアベルトの幅よりも広く開き、スタッカがトリッ
    パによりコンベアベルトを持ち上げて走行するときの
    魔にならない位置に退避し、水切運転時には、先端部を
    ベルト走行方向上流側で、互いに当接してV字状を形成
    する1対のスクレーパ板と、コンベアベルトの下方に昇
    降可能に設けられ、水切運転時にはスクレーパ板の下面
    にコンベアベルトを水平に当接させるように上昇する押
    付ローラとからなることを特徴とするスタッカ用地上コ
    ンベアの水切装置。
JP26162096A 1996-10-02 1996-10-02 スタッカ用地上コンベアの水切装置 Expired - Fee Related JP3456351B2 (ja)

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