JP3455897B2 - 油圧圧着工具における作動油の戻し防止機構 - Google Patents
油圧圧着工具における作動油の戻し防止機構Info
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Description
の端末処理において使用する油圧圧着工具に係り、特
に、油圧圧着工具のシリンダ内に供給された作動油の不
意の戻しを防止する油圧圧着工具における作動油の戻し
防止機構に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、電線の端末処理を行うための手動
式の油圧圧着工具が知られており、かかる油圧圧着工具
としては、図1に示すものがある。この油圧圧着工具
1′は、工具ボディ2を有しており、この工具ボディ2
内には、図2に示すように、シリンダ室20が形成され
ている。なお、図1および図2は、本発明による油圧圧
着工具を示すものであるが、これらの図に示した部分に
ついては、従来の油圧圧着工具もほぼ同一の構成を有す
るので、従来の油圧圧着工具の説明をするにあたり、こ
れらの図を使用する。 【0003】シリンダ室20内にはピストン21と戻し
バネ22が設けられており、吸入弁29を介してシリン
ダ室20内に作動油が供給されると、ピストン21が戻
しバネ22の付勢力に抗する方向に移動する。そして、
ピストン21が同方向に移動することにより、図1に示
すリンク杆13A,13Bにそれぞれ枢着された三角板
14A,14Bが上下対称に回動し、これらの三角板1
4A,14Bに枢着されたダイスヘッド15A,15B
により電線の端末を圧着するというものである。 【0004】また、端末処理作業が終了した後は、リリ
ースレバー39を所定の大きさ以上の力で操作すること
により、図5に示すプッシュピン50が上方向に押圧さ
れ、戻し弁38が開放される。そして、油路37および
戻し油路35を介してシリンダ室20内とオイルタンク
7(図1参照)とが連通し、戻しバネ22の付勢力によ
って、シリンダ室20内の作動油がオイルタンク7に戻
される構成となっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の油
圧圧着工具1′では、リリースレバー39を所定の大き
さ以上の力で操作することによりプッシュピン50を介
して必ず戻し弁38が開放され、戻し弁38が開放され
ると、シリンダ室20内の作動油は、必ずオイルタンク
7に戻ることになる。このため、端末処理作業を行って
いる最中の作業員が誤ってリリースレバー39を操作し
てしまい、所定の大きさ以上の力がリリースレバー39
にかかってしまうと、油路37と戻し油路35が連通
し、シリンダ室20内の作動油がオイルタンク7に戻っ
てしまう。このように、シリンダ室20内の作動油がオ
イルタンク7に戻ることにより、シリンダ室20内の圧
力が低下し、圧着不良の原因となるものであった。 【0006】そこで、本発明の課題は、作業中に作業員
が誤ってリリースレバーを操作してしまった場合であっ
ても、オイルタンクに作動油が戻ることがなく、もって
シリンダ室内の圧力低下に伴う圧着不良などが起こるこ
とがない油圧圧着工具を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に係る油圧圧着工具における作動油の戻し防止機構
は、シリンダ内における作動油の内圧に対応して増減す
る戻し弁シート力によって戻し弁を閉方向に押圧して戻
し油路を閉鎖する一方、リリースレバーを操作すること
によって戻し弁を開方向に押圧して戻し油路を開放する
機能を有する油圧圧着工具において、前記戻し弁と前記
リリースレバーとの間に収縮スプリングを介在させ、こ
の収縮スプリングは、前記戻し弁シート力が所定値以下
のときに前記リリースレバーを操作すると前記戻し弁を
開方向に押圧して前記戻し油路を開放し、前記戻し弁シ
ート力が前記所定値を越えたときに前記リリースレバー
を操作すると前記スプリングが収縮して前記戻し弁が前
記戻し油路を閉鎖した状態を維持する大きさのバネ力を
有することを特徴とするものである。 【0008】本発明においては、戻し弁とリリースレバ
ーとの間に、端末処理作業を行っている間に戻し弁にか
かっている戻し弁シート力よりも小さく、端末処理作業
を行っていない間に戻し弁に掛かっている戻し弁シート
力よりも大きいバネ力を有する収縮スプリングが介在さ
れている。ここで、本発明において「収縮スプリング」
とは、力が与えられていない状態から所定の大きさ以上
の大きさの外力を与えることによって収縮し、伸長する
方向に付勢力を生じるスプリングをいい、「バネ力」と
は、収縮スプリングが収縮するために必要な大きさの力
をいう。 【0009】戻し弁とリリースレバーとの間に、かかる
大きさのバネ力を有する収縮スプリングを介在させるこ
とにより、端末処理作業を行っている間は、戻し弁シー
ト力の方が収縮スプリングのバネ力よりも大きくなる。
このため、作業員が誤ってリリースレバーを操作してし
まった場合でも、収縮スプリングが収縮してリリースレ
バーの操作により生じる押圧力を吸収するので、戻し弁
が開くことはない。一方、端末処理作業を行っていない
ときには、戻し弁シート力よりも収縮スプリングのバネ
力の方が大きいので収縮スプリングが収縮することはな
いため、リリースレバーを操作するとスプリングを介し
て戻し弁を開方向に押圧し戻し油路を開放することがで
きる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は本発明に
係る作動油の戻し防止機構を備える油圧圧着工具の部分
破断断面図、図2は図1の油圧圧着工具における工具ボ
ディの部分破断側面図、図3は図1の油圧圧着工具にお
ける工具ボディの他の部分の部分破断断面図である。 【0011】図1に示す油圧圧着工具1は、充電式油圧
圧着工具であり、工具ボディ2の後部(図面右方)には
減速機ケース3が取り付けられており、この減速機ケー
ス3に減速機4が収装されている。減速機4と工具ボデ
ィ2の間には油室5が形成されており、減速機4の後部
にはモータ6が接続されている。減速機ケース3の外周
にはオイルタンク7が設けられており、減速機ケース3
には、油室5とオイルタンク7とを連通する連通孔8が
穿設されている。また、オイルタンク7の上部には、こ
れと一体的に給油口9が設けられており、この給油口9
は工具カバー10を貫通して上方に突出し、給油栓11
が取り付けられている。 【0012】さらに、工具ボディ2の前部にはフレーム
12が螺着されており、フレーム12には、リンク杆1
3A,13Bのそれぞれの一端部が枢着されている。リ
ンク杆13A,13Bのそれぞれの他端部には、三角リ
ンク板14A,14Bの上方頂点部分が枢着されてお
り、三角リンク板14A,14Bのそれぞれの前方頂点
部分には、ダイスヘッド15A,15Bが枢着されてい
る。 【0013】また、工具ボディ2から後部のモータ6ま
での部分は工具カバー10によって包み込まれており、
工具カバー10を工具ボディ2の下方に延伸してハンド
ル部16が形成されている。ハンドル部16には、スイ
ッチ17が内装されているとともに、ハンドル部16の
基部にトリガー18が設けられている。そして、ハンド
ル部16の下端部には着脱自在に充電式電池19が取り
付けられている。 【0014】工具ボディ2の前端には、図2に示すよう
に、シリンダ室20が形設されており、シリンダ室20
には、大径部と小径部とからなるピストン21が戻しバ
ネ22によって後方に付勢された状態で内装されてい
る。ピストン21の先端部には連結板23が固定されて
おり、連結板23の端部には一対の三角リンク板14
A,14Bの後方頂点部が、枢着軸イ,イにより、それ
ぞれ枢着されている。また、フレーム12には、ピスト
ン21および連結板23を挟む位置に、枢着軸ロ,ロに
よって、一対のリンク杆13A,13Bのそれぞれの一
端部が枢着されている。これらのリンク杆13A,13
Bのそれぞれの他端部には、枢着軸ハ,ハによって、三
角リンク板14A,14Bの上方頂点部が枢着されてい
る。これらのリンク杆13A,13Bを介して三角リン
ク板14A,14Bが工具ボディ2側に保持されてい
る。また、三角リンク板14A,14Bの前方頂点部に
は、枢着軸ニ,ニにより、一対のダイスヘッド15A,
15Bの後端部が枢着されている。なお、上記各枢着軸
イ,ロ,ハ,ニはスナップリングSにより着脱可能に取
り付けられ、ダイスヘッド15A,15Bや三角リンク
板14A,14Bの着脱を可能にしている。 【0015】ダイスヘッド15A,15Bは、従来より
使用される油圧式でない手動圧着工具などにも利用され
ている既存のものである。ダイスヘッド15A,15B
は、異なる電線サイズに対応する複数組(本実施形態で
は4組)の圧着部を有する圧着ダイス部15a,15b
を備えており、枢着部ホ,ホによりかしめ止めされた連
結材24により開閉自在に一体化されている。 【0016】工具ボディ2の後端部には、図2に示すよ
うに、プランジャ室25が設けられている。このプラン
ジャ室25には、バネ27によって後方側に付勢された
状態で収装されたプランジャ26,26が工具軸線をは
さんで一体に設けられている。プランジャ室25は、油
路28と吸入弁29とを経由して後方に形設されている
油室5(図1参照)に連通している一方、吐出弁30を
介してシリンダ室20に連通している。 【0017】また、図1に示すように、油室5内にはプ
ランジャ26,26に当接する斜板31が配置されてい
る。斜板31は、減速機4のシャフト32の先端部32
aにベアリング33,33を介して嵌合されている。こ
の先端部32aは、工具軸線方向に対して傾斜するよう
に形成されている。このため、モータ6を駆動してシャ
フト32を工具軸線を中心に回転させると、シャフト3
2の先端部32aに嵌合する斜板31に当接するプラン
ジャ26,26が往復動してポンプ作用が行われるよう
になっている。 【0018】さらに、工具ボディ2部分には、図3に示
すように、油路34と戻り油路35との間に高圧規制弁
36が設けられている。そして、シリンダ室20内の作
動油による油圧が規定値以上の高圧、具体的には、圧着
が完了する圧力に若干の余裕を加味した圧力に到達する
と、高圧規制弁36が開いてシリンダ室20内の作動油
を油室5に戻すように規制されている。 【0019】また、油路37と戻り油路35との間に
は、戻し弁38が設けられており、端末処理作業中、戻
し弁38は閉じられている。この戻し弁38は、端末処
理作業中に開くことがないように、内圧によるシート力
とシート用バネ38Aの付勢力によって、鋼球38Bが
押圧されている。そして、端末処理作業が終了すると、
リリースレバー39を操作することにより、収縮スプリ
ング40を介してプッシュピン38Cが押し上げられ、
戻し弁38が解放される。この収縮スプリング40は、
前記シート用バネ38Aの付勢力よりも大きく、かつ、
端末処理作業を行っている際に鋼球38Bを押圧する内
圧によるシート力とシート用バネ38Aの付勢力との和
(以下、「戻し弁シート力」という)よりも小さいバネ
力を有している。これら戻し弁38、リリースレバー3
9、収縮スプリング40などによって本発明に係る作動
油の戻し防止機構が構成される。ところで、端末処理作
業を行っている際の内圧によるシート力は、端末処理作
業の種類によって代わるが、たとえば190kgf/cm2 の
シリンダ室20の内圧で作業を行う際には、内圧による
シート力は10kgf/cm2 程度となる。いま、シート用バ
ネ38Aの付勢力は相当小さいと考えられるので、収縮
スプリング40のバネ力は、たとえば8kgf/cm2 程度に
設定するのが好適である。もちろん、収縮スプリング4
0のバネ力は、これを用いる油圧圧着工具の種類や用途
などに応じて適宜の所定値に設定変更することができ
る。 【0020】なお、符号41は、リリースレバー39が
押し込まれすぎるのを抑止するためのストッパーであ
る。また、工具操作性を良くするため、ダイスヘッド1
5A,15Bが、このフレーム12部分で工具ボディ2
に対して、図1に示す矢印Tのように、180度回転が
できるように、フレーム12には廻り止め42を施して
ある。 【0021】以上の油圧圧着工具1においては、ハンド
ル部16を把持し、ダイスヘッド15A,15Bの圧着
ダイス部15a,15bに電線とスリーブをセットし
て、トリガー18を押す。すると、スイッチ17が働
き、モータ6が作動して、減速機4を介して斜板31が
回転し、一対のプランジャ26,26が交互に往復動し
てポンプ作用をする。このポンプ作用により、油室5内
の作動油は、オイルタンク7の作動油の補給を受けなが
ら、吸入弁29と吐出弁30を通ってシリンダ室20内
に供給される。そして、シリンダ室20内を戻しバネ2
2の付勢力に抗する方向に圧力を高め、戻しバネ22の
力に抗してピストン21を前進駆動させる。ピストン2
1の前進に伴い連結板23も前進し、この前進によって
三角リンク板14A,14Bは、リンク杆13A,13
Bによって拘束されている枢着軸ハ,ハを支点として外
回りに回動する。三角リンク板14A,14Bの回動に
伴い、三角リンク板14A,14Bとダイスヘッド15
A,15Bとの枢着軸ニ,ニ同士の間が離間する。この
ため、ダイスヘッド15A,15Bは枢着軸ホ,ホを中
心に回動して圧着ダイス部15a,15b間を閉じ、圧
着ダイス部15a,15b間で電線とスリーブとの圧着
が行われる。また、圧着が行われる間、プランジャ2
6,26のポンプ作用により、圧着が完了し、かつ若干
の余裕がある圧力に到達するまで、シリンダ室20内に
作動油が供給される。 【0022】そして、圧着が完了してから若干の余裕が
ある圧力にシリンダ室20内の圧力が到達すると、高圧
規制弁36が作動してシリンダ室20内の圧力が急激に
低下する。その後、トリガー18から指を離してポンプ
作用を停止させ、リリースレバー39を押すことによ
り、戻し弁38が開き、戻しバネ22の力によるピスト
ン21の後退とともにシリンダ室20内の作動油は油室
5内とオイルタンク7に戻り、ピストン21と連結板2
3は後退する。この後退に伴い、三角リンク板14A,
14Bは枢着軸ハ,ハを支点に内回りに回動し、一対の
枢着軸ニ,ニを接近させるので、圧着ダイス部15a,
15b間が開いて圧着電線を解放する。なお、この油圧
圧着工具1では、作業の終了後、不用意にトリガー18
を押す場合を考慮し、安全のためのロック機構としてト
リガー18に掛け金43を施せるようにしてある。 【0023】さて次に、かかる油圧圧着工具に用いられ
る本発明の作動油の戻し防止機構の作用について図面を
用いて説明する。端末処理作業中は、本来、リリースレ
バー39を操作することはないが、作業員が誤ってこれ
を操作してしまうことがある。かかる場合には、図4
(a)に示すように、リリースレバー39には特に規制
はかかっていないので、ストッパー41まで押し込ま
れ、収縮スプリング40を上方向、換言すれば、戻し弁
38を開く方向に押し上げる。ところが、鋼球38Bに
は、戻し弁シート力がかかっており、この戻し弁シート
力は収縮スプリング40のバネ力よりも大きい。したが
って、収縮スプリング40は、リリースレバー39と鋼
球38Bに一体的に形成されているプッシュピン38C
との間で収縮する。このため、戻し弁38は戻し油路3
5と油路37を閉鎖したままなので、シリンダ室20内
の内圧は、高圧規制弁36が作動する圧力になるまで確
実に上昇することになる。 【0024】そして、端末処理作業が終了した際には高
圧規制弁36が作動し、シリンダ室20内の内圧が急激
に低下して戻し弁シート力が、収縮スプリング40のば
ね力よりも小さくなる。この時点では、プランジャ2
6,26は作動しているため、わずかに内圧が掛かって
いる状態である。その後、トリガー18から指を離し
て、プランジャ26,26を停止させると、シリンダ室
20内の内圧が0になる。シリンダ室20内の内圧が0
になると、戻し弁シート力は、シート用バネ38Aの付
勢力のみとなるので、戻し弁シート力が収縮スプリング
40のバネ力よりも小さくなる。戻し弁シート力が収縮
スプリング40のバネ力よりも小さくなったときにリリ
ースレバー39を操作すると、図4 (b)に示すよう
に、収縮スプリング40が収縮することはない。したが
って、リリースレバー39を操作することにより、収縮
しない収縮スプリング40を介してプッシュピン38C
を押し上げることができる。かくして、戻し弁が開き、
油路37と戻し油路35とが連通するので、シリンダ室
20内の作動油を油室5およびオイルタンク7に確実に
戻すことができる。 【0025】 【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る作動油の戻
し防止機構を有する油圧圧着工具によれば、作業中に作
業員が誤ってリリースレバーを操作してしまった場合で
あっても、オイルタンクに作動油が戻ることがない。し
たがって、シリンダ室内の圧力低下に伴う圧着不良など
が起こることがないようにすることが可能となる
圧圧着工具の部分破断断面図である。 【図2】図1の油圧圧着工具における工具ボディの部分
破断側面図である。 【図3】図1の油圧圧着工具における工具ボディの他の
部分の部分破断断面図である。 【図4】本発明に係る作動油の戻し防止機構の作用図で
ある。 【図5】従来の油圧圧着工具における工具ボディの部分
破断側面図である。 【符号の説明】 1 油圧圧着工具 2 工具ボディ 3 減速機ケース 4 減速機 5 油室 7 オイルタンク 10 工具カバー 20 シリンダ室 35 戻し油路 36 高圧規制弁 37 油路 38 戻し弁 38A シート用バネ 38B 鋼球 38C プッシュピン 39 リリースレバー 40 収縮スプリング
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリンダ内における作動油の内圧に対応
して増減する戻し弁シート力によって戻し弁を閉方向に
押圧して戻し油路を閉鎖する一方、リリースレバーを操
作することによって戻し弁を開方向に押圧して戻し油路
を開放する機能を有する油圧圧着工具において、 前記戻し弁と前記リリースレバーとの間に収縮スプリン
グを介在させ、 この収縮スプリングは、前記戻し弁シート力が所定値以
下のときに前記リリースレバーを操作すると前記戻し弁
を開方向に押圧して前記戻し油路を開放し、前記戻し弁
シート力が前記所定値を越えたときに前記リリースレバ
ーを操作すると前記スプリングが収縮して前記戻し弁が
前記戻し油路を閉鎖した状態を維持する大きさのバネ力
を有することを特徴とする油圧圧着工具における作動油
の戻し防止機構。
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