JP3455111B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JP3455111B2
JP3455111B2 JP23035098A JP23035098A JP3455111B2 JP 3455111 B2 JP3455111 B2 JP 3455111B2 JP 23035098 A JP23035098 A JP 23035098A JP 23035098 A JP23035098 A JP 23035098A JP 3455111 B2 JP3455111 B2 JP 3455111B2
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的粗大な粒子
と、微細な粒子の双方を持つ粉塵の集塵に用いて好適な
集塵装置に関するものであって、具体的には、溶接作業
や溶断作業、或は、レーザー加工等によって発生する火
の粉やヒュームと云ったダスト類を分離、捕集する場合
に用いて好適な集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶接作業や溶断作業等の時に発生するヒ
ューム粉塵には、火花が含まれているため、このヒュー
ム粉塵をそのまま発生源から乾式の集塵機で集塵する
と、火花によって引火された粉塵が火の粉となって集塵
機の内部に吸込まれて、これがフイルターに燃え移って
火災を引き起す危険がある。
【0003】そこで従来は、ヒューム粉塵を吸い込む吸
引通路の途中に、例えば実開平5−70616号公報に
見られるような不燃性フイルターを用いた集塵装置を設
置したり、或は、例えば特開平9−52010号公報に
見られるようなプレダストボックスを設置することによ
って、火災の発生を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
公報に記載されている集塵装置の場合は、火の粉やヒュ
ーム等を含んだ粗大な粉塵と、通常の微細な粉塵を同じ
バケットの中に回収するように構成されているため、微
細な粉塵を火種が完全に消えてからバケットに落し込む
必要があって、取り扱い上、何かと煩わしい問題があっ
た。
【0005】また、上記後者の公報に記載されているプ
レダストボックスは、集塵機とは別の場所にこのプレダ
ストボックスを設置するか、或は、集塵機の外側にこの
プレダストボックスを抱かせた状態で設置して、火の粉
と化した粉塵を一旦プレダストボックスで回収した後、
火の粉の無いヒュームや粉塵を集塵機で回収するもので
あるから、構造が複雑になって装置全体が大型化、高コ
スト化してしまう問題があった。
【0006】従って本発明の技術的課題は、1台にて、
火の粉やヒュームと云った比較的粗大な粉塵と、微細な
粉塵の双方を分離した状態で、且つ、火災等が発生しな
いように安全に捕集できるように工夫した集塵装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】ブロアーの吸引作用又は吹き込み作用が及
ぶ給気通路を通して機体内部に送り込まれた含塵気体か
ら、火災の発生原因となる火の粉やヒーム、或は、その
他の各種ダスト類を分離して捕集するように構成した集
塵装置であって、
【0009】(1) ブロアーの吸引作用又は吹き込み
作用が及ぶ給気通路を通して機体内部に送り込まれた含
塵気体から、火災の発生原因となる火の粉やヒーム、或
は、その他の各種ダスト類を分離して捕集するように構
成した集塵装置であって、上記機体の内部に、内外二重
の筒体によって上記の給気通路に通じる粉塵旋回空間を
設け、これ等内筒体と外筒体の各下側部の夫々には内外
二重のガイド筒体を間隔をあけて連設して、両ガイド筒
体の下側部に内外二重で、且つ、内筒体の内部空間と上
記粉塵旋回空間の夫々に独立して通じる構造の内側及び
外側の各ダスト回収部を取外し自在に接続し、上記内外
二重のダスト回収部を移動用の車輪を備えたバケット構
造に構成する一方、上記機体の下側部には、内外二重の
ダスト回収部を一体に持ち上げて、その各上端口を内筒
体と外筒体の各ガイド筒体の下端口に密接に連通接続す
ることができるリフトを設けると共に、上記内筒体の内
部空間に通じる機体の上部室を、除塵装置付きのフイル
ターと清浄空気の排出口を備えた空気清浄室と成し、且
つ、上記内筒体とその下側ガイド筒体の上側部の両方、
或は、いずれか一方の面に、上記の粉塵旋回空間と内部
空間とを連通する多数の空気排気孔を穿設すること。
(請求項1)
【0010】(2) 粉塵旋回空間と内部空間を連通す
る空気排気孔を、内筒体とその下側ガイド筒体の上側部
の両方、或は、いずれか一方で、且つ、フイルターの下
側投影部分から外れた面に穿設すること。(請求項2)
【0011】(3) 内筒体と外筒体の各下側部に連設
する内外二重のガイド筒体を、下方に向けて次第にその
径を窄める略円錐形状に形成して、これ等各ガイド筒体
の下端口に、一体に構成した内側及び外側の各ダスト回
収部を取外し自在に接続すること。(請求項3)
【0012】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、給気通路から機体内部に送り込まれた含塵気体
は、内筒体と外筒体の間の粉塵旋回空間内に入って旋回
するが、この時、火災を発生し易い火の粉の如き比較的
粗大で重量が重いダスト類は、遠心力により粉塵旋回空
間の最外周を旋回しながら次第に降下し、下側のガイド
筒体に案内されて外側のダスト回収部に落下回収され
る。一方、火の粉等を含まない微細粉塵を含んだ気流
は、空気排気孔を通って内筒体の内部空間から機体の上
部室に入り、ここでフイルターで濾過されて清浄空気と
なって排出口より機体の外部に排出されると共に、フイ
ルターに捕集された微細粉塵は、除塵装置の運転時に内
筒体の下側部に接続した内側のダスト回収部に落下回収
されて、上記外側のダスト回収部に回収された火の粉等
を含んだ粗大な粉塵とは完全に分離されるから、発火の
危険を解消することができる。更に、内側のダスト回収
部はガイド筒体の下端口に取付けられ、空気排気孔は内
筒体か、或は、ガイド筒体の上側部に設けられていて、
両者は上下に隔てられているため、粉塵旋回空間から空
気排気孔を通って内部空間に入った気流が、内側のダス
ト回収部に回収されている微細粉塵を再飛散させること
がなく、従って、微細粉塵のフイルターへの再付着を防
止することを可能にする。
【0013】更に上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、火の粉等の粗大なダストと、フイルターか
ら払い落された微細なダストを、バケット構造に造った
各ダスト回収部に分離回収し、これを移動用の車輪で任
意の場所に移動して容易に廃棄することができると共
に、内筒体と外筒体の各ガイド筒体に対するこのバケッ
ト状ダスト回収部の接続は、機体の下側部に設けたリフ
トを用いて容易に、且つ、確実に行うことができ、ま
た、その取外しもこのリフトを用いて容易に行うことを
可能にする。
【0014】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、空気排気孔がフイルターの下側投影部分から外
れた面、具体的には、フイルターから落下する粉塵が直
接落ちない面に形成されているため、除塵運転によって
フイルターから落下した微細粉塵が、空気排気孔を通っ
て火の粉等が回収されている外側のダスト回収部に落ち
込むことを防止できるものであって、これにより除塵運
転時の火災発生を確実に防止することを可能にする。
【0015】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、内筒体と外筒体の下側に連設した各ガイド筒体
が、夫々末窄まりの略円錐形状、即ち、略ホッパー形状
に形成されているため、粉塵旋回空間内で旋回する火の
粉のような粗大なダストは、このホッパー形状のガイド
通路に案内されて旋回しながら極めてスムーズに外側の
ダスト回収部内に回収され、また、除塵運転によってフ
イルターから落下する微細ダストも、ガイド筒体の略円
錐形状のホッパー形状にガイドされてスムーズに内側の
ダスト回収部に回収することができ、更に、これ等両ガ
イド筒体の下端口を細かく絞った形状によって、各ダス
ト回収部の小型コンパクト化を可能にすることができ
る。
【0016】以上の如くであるから、上記(1)〜
(3)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る集塵装置の
実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の正
面図、図2はそのX−X線に沿った平断面図、図3は図
2のY−Y戦に沿った正断面図であって、これ等の図面
に於いて、1は全体を略円筒状に形成した集塵機の機
体、11はこの機体1を床面上に支持する支持脚、1A
と1Bは機体1に設けた含塵気体の給気口と清浄空気の
排出口であって、ブロアー(図示省略)の吸引作用又は
吹き込み作用によって給気口1Aから機体1内に送り込
まれた含塵気体が、機体1内に設けた集塵装置によって
濾過された後、清浄空気となって排出口1Bから排出さ
れる仕組に成っている。
【0018】2は機体1の内部を上下に仕切る仕切板、
3は機体1の下側部に連設した外筒体、4はこの外筒体
3の内部に間隔をあけて同心的に設けた内筒体で、これ
等両筒体3,4の間隔が、上記給気口1Aを通って送り
込まれて来る含塵気体の粉塵旋回空間3′を構成してお
り、また、この粉塵旋回空間3′は、含塵空気中の粗大
なダスト、つまり火の粉のような重さがあるダストHD
…を遠心力によって最外周に沿って旋回させることによ
って、微細粉塵と分離する機能を発揮する。
【0019】尚、図面では機体1の下側部に外筒体3を
連設して粉塵旋回空間3′を構成しているが、外筒体3
をわざわざ設けずに機体1の下端部をそのまま外筒体と
して用いてもよく、その選択は任意とする。
【0020】3Eと5Eは、上記外筒体3と内筒体4の
下端部に夫々連設した外部と内部の各ガイド筒体で、こ
れ等のガイド筒体3E,5Eは、いずれも図示の如く下
方に向けて次第にその径を窄める略円錐形状に形成され
ていて、両ガイド筒体3E,5Eの間隔が上記の粉塵旋
回空間3′に通じるホッパー形状の外部ガイド通路3A
を構成し、内部ガイド筒体5Eの内側が、上記内筒体4
の内部空間5に通じる同じくホッパー構造の内部ガイド
通路5Xに成っていて、粉塵旋回空間3′で分離された
火の粉のような粗大なダストHD…は、上記の外部ガイ
ド通路3Aを通って下方に落下される仕組に成ってい
る。
【0021】1Hは上述した仕切板2によって仕切られ
た機体1の上部室、即ち、空気清浄室、2Aはこの仕切
板2の中央に開口した上記内筒体4の内部空間5と空気
清浄室1Hを連通する連通口、6は連通口2A上に取付
けた成形フイルターであって、後述する空気排気孔を通
って内部空間5より連通口2Aを経て空気清浄室1H側
に送り込まれて来る含塵気流は、この成形フイルター6
によって微細粉塵が捕集された後、清浄空気と成って排
出口1Bから排出されるように構成されている。
【0022】7はエアーホース8を通して送られて来る
圧縮空気を各ノズル7A…から吹出すことによって、上
記のフイルター6に付着した粉塵を払い落す除塵パイプ
(除塵装置)であって、この除塵パイプ7は駆動機構9
によってガイド軸10に沿って往復移動しながら、フイ
ルター6の全体に除塵用の圧縮エアーを吹き付けて除塵
するように構成されており、また、このフイルター6か
ら払い落された粉塵は、内筒体4の内部空間5を通って
その下側の内部ガイド通路5Xに向けて落下される仕組
に成っている。
【0023】尚、図2に於いて10A,10Aは上記ガ
イド軸10の支持脚、1R,1Rは空気清浄室1Hの内
部両側に架設した上記支持脚10A,10A用の取付板
を示す。
【0024】図3に於いて、4P…は上述した内筒体4
とそのガイド筒体5Eの上側部の両方、或は、いずれか
一方であって、且つ、上記フイルター6の下側投影部分
から外れた面、即ち、フイルター6から落下する粉塵P
Dが直接落ちてこない部分に多数設けた空気排気孔で、
この空気排気孔4P…は、給気口1Aから粉塵旋回空間
3′に送り込まれ旋回することによって、火の粉のよう
な粗大なダストHDを分離した残りの含塵気流、つまり
発火の危険がない微細粉塵を含んだ気流のみを、内筒体
4の内部空間5に送り込んでフイルター6に濾過させる
ことができるように構成されている。
【0025】次に、図1並びに図3に於いて夫々符号1
2にて全体的に示したのはダスト回収用バケツトで、底
部に移動用の車輪12K,12K(キャスター)を取付
けたこのバケット12の内部には、外周と底面に夫々一
定の間隔をあけた状態で、上述した内部ガイド通路5X
に通じるバケット構造の内側ダスト回収部13が設けら
れていて、自重によって落下して来る粉塵PD…と、上
記フイルター6から払い落されて来る粉塵PD…を回収
するように構成されている。
【0026】また、14Aは上述したダスト回収用バケ
ット12の内周壁と、内側ダスト回収部13の外周壁と
の間隔に構成した上記外部ガイド通路3Aに通じるダス
ト回収通路、14は上記バケット12内に構成した外側
ダスト回収部であって、図示の如くこれ等内側と外側の
ダスト回収部13,14は独立した一体構造に成ってい
るが、内側のダスト回収部13のみを単独で取外せるよ
うに構成してもよい。
【0027】図4と図5は、集塵運転時に上述したバケ
ット12を図1に示すように床面から持ち上げて、図3
及び図4に示すように内外の各ダスト回収部13,14
の各上端口を、上述した内部ガイド通路5Xと外部ガイ
ド通路3Aの下端口に夫々密接な状態に連通接続し、ま
た、回収したダストHD…とPD…を廃棄する時に、図
5に示すようにバケット12の全体を床面上に降ろすこ
とができるリフトの構造を説明したものであって、これ
等の図面と図1並びに図2に於いて、15は前述した支
持脚11の内部に設けたリフト用支持フレーム、15
A,15Aはその左右の支持板を示す。
【0028】また、16T,16Tは上記左右の支持板
15A,15Aに取付軸19を用いて夫々上下回動自在
に取付けたリフトレバー、16はこれ等両リフトレバー
16T,16Tの根端間に取付けたリフト杆、17,1
7は各リフトレバー16T,16Tの先端部側面と、上
記左右の支持板15A,15Aの間に、上述した取付軸
19と上部取付軸18によって夫々上下スライド自在に
取付けた左右の昇降板、17Aと17Bは各取付軸1
8,19用のガイド長孔を示す。
【0029】更に図中、17X,17Xは上記左右の昇
降板17,17の上端部に屈曲形成した左右のリフト
片、12T,12Tはこれ等左右のリフト片17X,1
7Xに対応させて上記バケット12の左右両側面に突設
した把手を示し、更に、図4と図5に於いて20は軸2
0Aを用いて上記左右の昇降板17,17の側面に夫々
回転自在に取付けたベアリングで、このベアリング20
が図示したように上記各リフトレバー16T,16Tの
先端部側面に形成した略円弧形状のガイド溝16Rの中
に嵌込まれている。
【0030】以上の如く構成したリフトによれば、図5
の状態からリフトレバー16T,16Tをリフト杆16
を用いて図4の状態に押し下げると、ベアリング20が
ガイド溝16Rの上端側に移動する関係で、左右の昇降
板17,17が押し上げられて左右のリフト片17X,
17Xがバケット12の把手12T,12Tを押し上げ
るため、バケット12の全体が車輪12K,12Kを浮
かせた状態に押し上げられて、内外の各ダスト回収部1
3,14の各上端口を、夫々パッキンRKを介して内部
と外部の各ガイド通路5X,3Aの下端口に密接した状
態で連通接続して、各ダストPD…,HD…を分離した
状態で回収することを可能にする。
【0031】また、上記押し下げたリフトレバー16
T,16Tをリフト杆16を持って図5の如く上方に回
動して、フック15Fに懸掛した場合には、上記のベア
リング20がガイド溝16Rの下端側に移動して、取付
軸19との半径を狭める関係で、昇降板17,17が降
下してバケット12を図5の如く床面上に降ろして、車
輪12Kによる移動を可能にする。
【0032】尚、上述したリフトの構造は実施の一例で
あって、モータやシリンダーと云った他の駆動手段を用
いてバケット12を昇降作動する場合もあり、また、バ
ケット12の代りに回収袋やケースと云った他の回収手
段を用いてダストPDとHDを分離回収する場合もあっ
て、リフトとバケット12の構造が図示のものにのみ限
定されないことは勿論であり、その選択は任意とする。
【0033】本発明に係る集塵装置は以上述べた如き構
成であるから、ブロアーを駆動して含塵気体を給気口1
Aから粉塵旋回空間3′の中に送り込めば、この空間
3′に沿って含塵気体が旋回し、旋回中に遠心力によっ
て火の粉のような重量が重くて粗大なダストHD…は、
空間3′の最外周を旋回しながら次第に外部ガイド通路
3Aの方向に落下し、バケット12の外側のダスト回収
部14内に回収される。
【0034】一方、粉塵旋回空間3′内で粗大なダスト
HD…を分離した残りの含塵気体は、空気排気孔4P…
を通って内部空間5からフイルター6に送り込まれ、こ
こで微細粉塵が捕集された後、清浄空気となって排出口
1Bから機体1の外に排出される。
【0035】そして、フイルター6に捕集された微細粉
塵は、除塵パイプ7からの除塵エアーの吹出しによって
払い落され、内部空間5、内部ガイド通路5Xを通って
バケット12の内側ダスト回収部13に回収され、回収
したこれ等各ダストPD…,HD…は、リフト操作によ
ってバケット12を床面上に降ろすことにより、車輪1
2K,12Kを用いて容易に廃棄することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係る集塵装置
によれば、1台の装置によって火の粉やヒューム等を含
んだ可燃性のダストと、通常の微細粉塵をまとめて集塵
できるため、装置全体の構成が簡略化して省スペース
化、低コスト化を可能にすると共に、火の粉やヒューム
のような可燃性の粗大なダストと、微細粉塵を夫々別の
回収部に分離して回収するため、火災発生の危険もなく
安全に使用できる利点を備えるものであって、溶接作業
や溶断作業、或は、レーザー加工等で発生する粉塵気体
の集塵に用いて、誠に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集塵装置の全体を説明した正面図
である。
【図2】図1のX−X線に沿った平断面図である。
【図3】図2のY−Y線に沿った正断面図である。
【図4】リフト操作によるバケットの持ち上げ状態を説
明した一部断面正面図である。
【図5】リフト操作によってバケットを床面上に降ろし
た状態を説明した一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 集塵機の機体 1A 給気口 1B 排出口 1H 空気清浄室 3 外筒体 3E 外部ガイド筒体 3A 外部ガイド通路 3′ 粉塵旋回空間 4 内筒体 4P 空気排気孔 5 内部空間 5E 内部ガイド筒体 5X 内部ガイド通路 6 フイルター 7 除塵パイプ 12 バケット 12K 車輪 13 内側ダスト回収部 14 外側ダスト回収部 16T リフトレバー PD 微細なダスト HD 粗大なダスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 50/00 B01D 50/00 501H 502 502B (56)参考文献 特開 平3−288511(JP,A) 特開 平5−104033(JP,A) 特開 平7−229617(JP,A) 特開 平8−206543(JP,A) 特開 平10−192628(JP,A) 実開 平3−103057(JP,U) 実開 平3−103059(JP,U) 実開 昭48−66166(JP,U) 実開 昭53−157476(JP,U) 実開 昭59−10824(JP,U) 実開 昭62−156329(JP,U) 実開 平4−134417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/42 B01D 45/12 B01D 50/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロアーの吸引作用又は吹き込み作用が
    及ぶ給気通路を通して機体内部に送り込まれた含塵気体
    から、火災の発生原因となる火の粉やヒーム、或は、そ
    の他の各種ダスト類を分離して捕集するように構成した
    集塵装置であって、 上記機体の内部に、内外二重の筒体によって上記の給気
    通路に通じる粉塵旋回空間を設け、これ等内筒体と外筒
    体の各下側部の夫々には内外二重のガイド筒体を間隔を
    あけて連設して、両ガイド筒体の下側部に内外二重で、
    且つ、内筒体の内部空間と上記粉塵旋回空間の夫々に独
    立して通じる構造の内側及び外側の各ダスト回収部を取
    外し自在に接続し、上記内外二重のダスト回収部を移動
    用の車輪を備えたバケット構造に構成する一方、上記機
    体の下側部には、内外二重のダスト回収部を一体に持ち
    上げて、その各上端口を内筒体と外筒体の各ガイド筒体
    の下端口に密接に連通接続することができるリフトを設
    ると共に、上記内筒体の内部空間に通じる機体の上部
    室を、除塵装置付きのフイルターと清浄空気の排出口を
    備えた空気清浄室と成し、且つ、上記内筒体とその下側
    ガイド筒体の上側部の両方、或は、いずれか一方の面
    に、上記の粉塵旋回空間と内部空間とを連通する多数の
    空気排気孔を穿設したことを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 粉塵旋回空間と内部空間を連通する空気
    排気孔を、内筒体とその下側ガイド筒体の上側部の両
    方、或は、いずれか一方で、且つ、フイルターの下側投
    影部分から外れた面に穿設したことを特徴とする請求項
    1記載の集塵装置。
  3. 【請求項3】 内筒体と外筒体の各下側部に連設する内
    外二重のガイド筒体を、下方に向けて次第にその径を窄
    める略円錐形状に形成して、これ等各ガイド筒体の下端
    口に、一体に構成した内側及び外側の各ダスト回収部を
    取外し自在に接続したことを特徴とする請求項1記載の
    集塵装置。
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