JP3455074B2 - 配電盤用引出形接地装置 - Google Patents

配電盤用引出形接地装置

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JP3455074B2
JP3455074B2 JP21424197A JP21424197A JP3455074B2 JP 3455074 B2 JP3455074 B2 JP 3455074B2 JP 21424197 A JP21424197 A JP 21424197A JP 21424197 A JP21424197 A JP 21424197A JP 3455074 B2 JP3455074 B2 JP 3455074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面保守形コンパ
クトキュービクル等の閉鎖配電盤等に用いられる引出形
接地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、閉鎖配電盤は、内部が隔壁に
より前後に仕切られ、奥側に母線室が、手前側に遮断器
室が形成されている。遮断器室の奥の隔壁には、母線室
の母線に接続されるブッシングと負荷ケーブルに接続さ
れる変流器とが取り付けられており、その手前の遮断器
室に引出形遮断器が押し込まれて、それらブッシングや
変流器の接触端子と接続されるようになっている。これ
らの配電盤では、保守点検の際、遮断器をオフ状態にし
て、図7及び図8に示す接地器具を用いて、主回路の停
止確認と接地着脱を行なっている。
【0003】図7は、接地器具の非使用時の状態を示
し、電路側金具71に一端が接続された鎖76の他端に
キー73が取り付けられており、キー73は接地側金具
72に挿入された状態で機構的にロックされて、抜き取
り不能の状態である。また、電路側金具71と接地側金
具72とは、鎖76よりも充分に長い、接続リード線7
7により接続されている。つまり、この状態では、電路
側金具71と接地側金具72とが、長さの短い鎖76に
より拘束されて、このままでは電路側金具71を電路
(図示せず)に接続しても、他端の接地側金具72を接
地端子74まで引き回して接続することができない。
【0004】図8は、接地器具の使用状態を示し、接地
側金具72の凹部に接地端子74を挿入し、上部から蝶
ネジ75を締め込み、完全に接続させる。ここで、接地
端子74が確実に固定されると、キー73のロックが解
除されて、接地側金具72からキー73を抜き取ること
が可能になる。そこで、キー73を接地側金具72から
抜き取ると、それまで鎖76により移動範囲が拘束され
ていた電路側金具71の移動が自由となり、電路側金具
71を電路(図示せず)まで移動させて接続すること
で、接地端子74と電路を接続することができる。ここ
で、キー73を接地側金具72から抜き取った後は、今
度は蝶ネジ75がロックされて緩めることができなくな
る。
【0005】また、接地器具を取り外す場合の手順は、
取付と逆の順番となり、電路側金具71を電路から取り
外して、接地側金具72まで移動させて、キー73を接
地側金具72に挿入して、蝶ネジ75のロックを解除し
て、接地側金具72を接地端子74から取り外すことに
より行われる。この方法は、母線が通電されている状態
での接地方法であり、この方法以外に、他の配電盤にお
ける接地方法として、配電盤内母線の通電を止め遮断器
を取外し、同様な接地器具を用いて接地着脱を行なうこ
ともある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いずれの場合でも、こ
の接地器具は、主回路との接地着脱を手順通りに行なえ
ばインターロック機構が作動するものの、そのインター
ロック機構は接地側金具72のみに限られている。つま
り、接地側金具72が接地端子74と完全圧着すること
で、キー73が接地側金具72と分離可能となり、電路
側金具71は接地側金具72との接続リード線範囲内で
移動自由となる。しかしながら、電路側金具71と配電
盤主回路側の端子あるいは母線等との接続に対しては、
インターロック機構は付属しておらず、単に手作業によ
り締め付けてそれを確認するという手順がとられてい
る。
【0007】また、これらの配電盤では、主回路の母線
および端子が配電盤前面扉の開口部から奥まった場所に
位置しており、作業員がこの接地器具を主回路の各相ご
とに着脱する作業は、非常に煩わしい。しかも、主回路
側金具と主回路の母線や端子との接地・着脱の操作につ
いては、その後の確認が怠われる可能性もあり、保安上
の問題になっていた。そこで、母線との接地作業を手作
業にたよることなく、3相一括して機構的に接地線との
接続ができる配電盤用引出形接地装置の出現が望まれて
いた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、盤本体内を垂直な隔壁により前
後に仕切り、奥側に主回路母線を上下方向に配設した母
線室を形成し、手前側を上下方向複数段に分割して、複
数の遮断器室と、一または複数の接地装置室と、を設
け、遮断器室には前後動可能な遮断器を配置し、隔壁を
貫通して配設したブッシングを介して遮断器を主回路母
線に接続する配電盤で、主回路母線の接地を行うため前
後動可能な接地装置とともに接地装置室に装着される配
電盤用引出形接地装置であって、接地装置室に配設され
たガイドレールと、接地装置室に接地装置を載置したと
きガイドレールに沿って摺動し、接地装置が同一軌跡上
を前後動するように案内するガイド金具と、接地装置に
形成されて接地装置が奥側に移動したときに隔壁のブッ
シング導体を挟着する接触子と、この接触子に一端が、
また、他端が盤本体の接地母線にそれぞれ接続され、接
地装置の前後動に対応して引き回しされる接地線と、接
地装置を手前側に引き出した待機位置で、ガイド金具上
でガイドレール側に向けて付勢されているロッドがガイ
ドレールの係止孔に進入して接地装置の移動を固定する
係止機構とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、遮断器室で装着されている遮断器の遮断状態を検知
するリミットスイッチと、リミットスイッチの検知信号
にもとづいて、遮断器が遮断されていない場合にガイド
レールの係止孔に進入しているロッドの移動を拘束する
ことで係止機構の解除操作を禁止し、遮断器が遮断され
ている場合にガイドレールの係止孔からロッドを引き出
し自在として係止機構の解除操作を可能にするインター
ロック手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明による引出形接地装置を前
面保守形閉鎖配電盤に適用した場合の配電盤の構成を示
す断面図である。図において、1は盤本体であり、図面
左側を前方、右側を後方とする。盤本体1は、その内部
を、前後方向中間よりやや後方寄りの位置で、上下方向
の隔壁2により仕切り、奥側(右側)に母線室3を形成
する。また、隔壁2の手前側(左側)を上中下3段に仕
切り、それぞれ遮断器室4、接地装置室5、遮断器室6
とし、遮断器7、接地装置8、遮断器9が、それぞれ装
着されている。これら各室4〜6は、それぞれ前面の扉
11〜13により開閉可能であり、内部の保守・点検の
作業はこれら扉11〜13を開放しておこなわれる。
【0012】母線室3内には、上下方向に主回路を構成
する1組の母線14が配設され、この母線14が、上
段、中断、下段で分岐されて、それぞれの段の基準レベ
ルから同一の高さで隔壁2を貫通して配設されたブッシ
ング15〜17と接続されている。また、ブッシング1
5,17の下方には、同じく基準レベルから同一の高さ
で隔壁2を貫通してブッシング18,19が配設されて
おり、このブッシング18,19には、負荷側のケーブ
ル21,22が接続されている。さらに、負荷側ケーブ
ル21には変流器23と零相変流器24が挿通され、負
荷側ケーブル22には変流器25が挿通されている。ま
た、母線室3内の右下には、接地母線26が引き込まれ
ている。
【0013】また、隔壁2の左側の遮断器7,9および
接地装置8は、それぞれ各段共通のスライド機構(図示
せず)により、前後方向(図では左右方向)に、往復動
可能に支持されている。遮断器7,9の後部(図では右
側)には、詳細な図示を省略しているが、ブッシング1
5,17〜19の導体を抜き差し自在に挟着する接触子
が形成されている。すなわち、遮断器7,9を奥に押し
込むことで、それら接触子がブッシング15,17〜1
9の導体を挟着し、母線14と負荷側ケーブル21,2
2との間に、遮断器7,9が接続される。この接続状態
で、遮断器7,9の遮断操作、投入操作が可能になる。
また、その状態から遮断器7,9を手前に引き出すと、
それら接触子がブッシング15,17〜19の導体から
抜き取られて、遮断器7,9が取り外された状態とな
る。
【0014】同様に、中段の接地装置8についても、遮
断器7,9と共通するレベルにブッシング16の導体を
抜き差し自在に挟着する接触子38(図3参照)が形成
されている。この接触子38の他端には、接地母線26
と接続するための引き回し自在な接地線41(図3参
照)が接続されている。すなわち、接地装置8を奥に押
し込むことで、その接触子38がブッシング16の導体
を挟着することにより、母線14と接地母線26とが接
続される。また、その状態から接地装置8を手前に引き
出すと、接触子38がブッシング16の導体から抜き取
られて、接地装置8が取り外された状態となり、後述す
る係止機構により、所定の待機位置に保持される。
【0015】図1では、遮断器7,9および接地装置8
は、いずれも奥に押し込まれて接続された状態であり、
これらを引き出した位置が、図中の2点鎖線で示した位
置となる。また、図中の各段には、それぞれ固定枠27
〜29が配設されており、遮断器7,9および接地装置
8を前後動させる際に左右方向が偏らないように案内し
て位置決めをする。さらにまた、図には示していない
が、遮断器7,9には、その遮断状態を検知するための
リミットスイッチが設置されており、その検知信号が接
地装置8へ送られる。
【0016】図2は、図1の接地装置室5内から固定枠
28を取り出して示した外観図である。固定枠28の底
板28aの上面中央部分前後方向に、断面ハット形状に
折曲されて形成されたガイドレール20が配設されてい
る。このガイドレール20は、前後動する接地装置8を
ガイドするためのものである。また、この固定枠28
は、底板28aに形成されている取付孔(図示せず)に
より、盤本体1にボルト締めにより取り付けられる。
【0017】次に、接地装置8について説明する。図3
は図1から接地装置8を取り出してその外観を示した図
であり、図4は図3のA−A線断面図である。また、図
5は図4の要部を拡大して示した図であり、接地装置8
の下部に形成された係止手段の具体的構成を示す。図
3、図4において、31はケースであり、手前側(図3
の左側)に、前後動させる際に用いる取っ手32が取り
付けられ、下面の四隅に前後動させるための車輪33
が、下面前後方向に断面コ字形状のガイド金具34が取
り付けられている。
【0018】このガイド金具34は、盤本体1の中段の
固定枠28に配設されたガイドレール20に嵌合され
て、ケース31の前後動を案内する。また、ケース31
の左右側面には、前後動の際に固定枠28と当接するた
めの案内板35が取り付けられている。さらに、ケース
31の後部には、エポキシ樹脂製の碍子36が相ごとに
突設されて、その先端にそれぞれL字形導体板37が固
定され、その先端の水平部分に、接触子38が固定され
ている。接触子38はバネにより互いに当接するように
支持された上下1対の接触片からなり、その間に、前述
のブッシング16の導体が挟着される。
【0019】L字形導体板37は、横方向の導体板39
により互いに接続されるとともに、導体板39に、接地
線41が接続されている。接地線41は、接地装置8の
前後動に対応できるように、引き回しが可能なフレキシ
ブルリード線が用いられる。次に、接地装置8を手前に
引き出した待機位置に保持しておく係止機構と、他の遮
断器が遮断されている場合のみ前後動を可能にするイン
ターロック機構について説明する。図4、図5に示すよ
うに、ケース31の右側面内側には、ブラケット42を
介して、ソレノイド43により出没駆動されるプランジ
ャ44が支持されている。
【0020】プランジャ44は、通常の状態で突出して
おり、ソレノイド43が励磁されると、内部に引き込ま
れる。ソレノイド43は、他の段に設置されている遮断
器7,9が遮断されていることをリミットスイッチ(図
示せず)が検知すると、通電されて励磁されプランジャ
44を引き込む。プランジャ44はその突出した位置
で、下側に配設されているロッド45の上端と当接し
て、ロッド45の上昇を阻止する。ロッド45の下端
は、図5に示すように、ガイド金具34に形成された孔
34aに挿通されて支持されており、ケース31が手前
側に引き出されている待機状態(図1の2点鎖線位置)
で、盤本体1側のガイドレール20に形成された係止孔
20aに、ロッド45の下端が係合している。
【0021】また、ガイド金具34には、ブラケット4
6を介して操作レバー47が軸支されており、操作レバ
ー47の基端が、ロッド45の上部に連結されていると
ともに、操作レバー47の基端寄りの位置でブラケット
46の間に引っ張りコイルばね48を張着して、操作レ
バー47を時計方向に付勢している。これらにより、係
止機構が構成される。この係止機構を係止状態にセット
するには、ケース31を待機位置に載置する際に、ソレ
ノイド43を強制励磁してプランジャ44をいったん後
退させてから操作レバー47を押し下げてロッド45を
上昇させた状態で、ケース31の前後方向の位置合わせ
をする。
【0022】正確に待機位置に合わせたところで、操作
レバー47を戻して、盤本体1側のガイドレール20に
形成された係止孔20aにロッド45を挿入する。ここ
で、ロッド45は操作レバー47により、下方向に押圧
された状態に保たれる。次に、ソレノイド43の強制励
磁を解除してプランジャ44を突出させることにより、
操作レバー47の操作が不可能となる。この状態で、ケ
ース31が係止されて、接地装置8の前進操作が禁止さ
れる。これらリミットスイッチ、ソレノイド43、プラ
ンジャ44等により、インターロック機構が構成され
る。
【0023】また、実際に配電盤の保守・点検のため、
この接地装置8を前進させて接地動作をさせる場合は、
当然その手順として他の遮断器7,9が遮断された後で
あるため、遮断器7,9の遮断がリミットスイッチによ
り検出される。それにより、ソレノイド43が通電・励
磁され、プランジャ44が後退して、操作レバー47の
操作が可能となる。ここで、作業員は、操作レバー47
を押し下げて、ロッド45を上昇させて係止を解除し、
接地装置8を奥に押し込むことで、接地装置8の後部の
接触子38が、ブッシング16の導体に嵌着して母線1
4が接地される。
【0024】この接地状態で、上下の段の遮断器7,9
等の点検作業をした後に、再び、接地装置8を手前側に
引き出し、待機位置まで戻すと、ガイドレール20の係
止孔20aに、ロッド45が進入して、係止状態とな
る。次に接地装置8が待機位置に係止された状態で、遮
断器7,9が投入されると、それをリミットスイッチが
検知して、ソレノイド43への通電が停止され、プラン
ジャ44が復帰・前進して、ロッド45の上端を覆い、
操作レバー47の操作を不可能にする。その結果、遮断
器7,9が投入された通常の状態では、接地装置8を奥
に押し込みことがロックされる。すなわち、盤の保守・
点検を開始する際に、作業員が手順を誤って、遮断器
7,9を遮断させずに接地装置8を操作することが防が
れる。
【0025】また、この接地装置8は、上述したように
ケース31を奥に所定ストローク押し込むことで自動的
に接地がおこなわれるため、接地のための作業時間が短
縮されるとともに、安全性が向上する。なお、図5のブ
ラケット46の端部には、ケース31自体を接地するた
めの接地端子49が設置されている。また、リミットス
イッチやソレノイド43を駆動する電源には、接地装置
8内に組み込んでおいたバッテリーが用いられる。ま
た、この実施形態では、プランジャ44をノーマル前進
型(ソレノイド非励磁で突出)としたが、ノーマル後退
型(ソレノイド励磁で突出)を用いた構成とすることも
可能である。
【0026】図6は、接地線41の他端に接続された接
触子と接地極端子との接続の状態を示し、図(a)は接
続状態の正面図、図(b)は図(a)の横断面図、図
(c)は左側面図、図(d)は右側面図である。図にお
いて、51は接地極端子51であり、その両端に取付座
が形成されており、取付状態を図示していないが、この
取付座により、接地装置室5の左右側面部等にボルトに
より固定される。また、接地極端子51は圧着端子52
に接続された電線53により、盤本体1の接地母線26
と接続される。他方、接地線41の他端は、圧着端子5
4を介して、接触子取付座55に接続されている。
【0027】接触子取付座55には、前端が開いた形状
をした上下2対の接触子56が、先端が互いに当接しあ
うように圧縮コイルバネ57に付勢されながら取り付け
られている。これら接触子56は、その上側部分が、接
地極端子51の上面に配設されているガイドレール58
とバーロック金具59の間に案内されるようにして、接
地極端子51側に進入させることで、接地極端子51を
両面から挟圧して、接触状態となる。なお、図中の60
は、接地極端子51の進入位置を規制するストッパーで
あり、61は接触子取付座55の上面に取り付けられた
バーロックピン固定座である。
【0028】このようにして、接地極端子51に対し、
接地線41と一体の接触子56を着脱自在にしたこと
で、接地装置8を盤本体1から取り外す場合および取り
付ける場合の作業性が良くなる。また、この接地極端子
51は、保守点検時、主回路をオフした際、主回路のみ
接地するばかりでなく、接地極端子51に備えられた接
触子部分はじめ圧着端子接続部を介して、必要に応じて
配電盤本体1やその他計器用変成器や指示計器等盤構成
機器や保守点検時の測定機器の接地にも、用いることが
可能であり、現場での接地配線の作業時間が短縮され
る。
【0029】また、図1の実施形態では、説明を省略し
たが、遮断器室4および遮断器室6にも、接地装置室5
と同様に、接地装置8が載置された場合に、待機位置に
係止する機構を設けておけば、遮断器室4,6を接地装
置室として変更することも可能であり、配電盤の仕様変
更等に柔軟に対応することが可能になる。さらにまた、
実施形態は、前面保守形閉鎖配電盤に適用したものであ
るが、他に受電盤、フィーダ盤等についても同様に適用
可能である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、接地装置の取付を、遮断器の着脱と同様な手順によ
り、装置本体を配電盤の段に載置して押し込むことで、
機構的に接触子がブッシングの導体を挟着し接地線と接
続され、再び、装置本体を引き出すことで、接触子がブ
ッシングの導体から外れて接地線との接続が断たれる。
それにより、主回路母線の接地のための作業が確実にか
つ簡単に行えるようになり、危険で煩わしい接地線の接
続作業が不要となる。
【0031】請求項2の発明によれば、接地装置本体を
手前の待機位置から押し出して主回路母線に接地線を接
続させようとする場合に、他の段の遮断器が遮断されて
いない場合はインターロック手段が作動して係止手段の
解除操作ができなくなり、誤操作を防止して安全性が向
上する。
【0032】また、各段の遮断器または接地装置を前後
動させる機構を互いに共通化したことで、遮断器載置用
段から遮断器を取り外した後に、その段に接地装置を装
着して接地させることも可能になり、配電盤の使用形態
が増し、配電盤の仕様変更への対応性が向上するという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を前面保守形閉鎖配電盤に適用した場合
の配電盤の断面図である。
【図2】図1の固定枠を取り出してその外観を示した図
である。
【図3】図1の接地装置を取り出してその外観を示した
図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4の要部を拡大して示した図である。
【図6】接地線他端の接地極との接続の状態を示す図で
ある。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 盤本体 2 隔壁 3 母線室 4 遮断器室 5 接地装置室 6 遮断器室 7 遮断器 8 接地装置 9 遮断器 11〜13 扉 14 母線 15〜19 ブッシング 20 ガイドレール 20a 係止孔 21,22 負荷側ケーブル 26 接地母線 27〜29 固定枠 31 ケース 32 取っ手 33 車輪 34 ガイド金具 34a 孔 35 案内板 36 碍子 37 L字形導体板 38 接触子 39 導体板 41 接地線 42 ブラケット 43 ソレノイド 44 プランジャ 45 ロッド 46 ブラケット 47 操作レバー 48 引っ張りコイルばね 49 接地端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/16,11/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤本体内を垂直な隔壁により前後に仕切
    り、奥側に主回路母線を上下方向に配設した母線室を形
    成し、手前側を上下方向複数段に分割して、複数の遮断
    器室と、一または複数の接地装置室と、を設け、遮断器
    室には前後動可能な遮断器を配置し、隔壁を貫通して配
    設したブッシングを介して遮断器を主回路母線に接続す
    る配電盤で、主回路母線の接地を行うため前後動可能な
    接地装置とともに接地装置室に装着される配電盤用引出
    形接地装置であって 地装置室に配設されたガイドレールと、 接地装置室に接地装置を載置したときガイドレールに沿
    って摺動し、接地装置が同一軌跡上を前後動するように
    案内するガイド金具と、 接地装置に形成されて接地装置が奥側に移動したときに
    隔壁のブッシング導体を挟着する接触子と、 この接触子に一端が、また、他端が盤本体の接地母線に
    それぞれ接続され、接地装置の前後動に対応して引き回
    しされる接地線と、 接地装置を手前側に引き出した待機位置で、ガイド金具
    上でガイドレール側に向けて付勢されているロッドがガ
    イドレールの係止孔に進入して接地装置の移動を固定す
    る係止機構と、 を備えたことを特徴とする配電盤用引出形接地装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配電盤用引出形接地装置
    において 遮断器室で 装着されている遮断器の遮断状態を検知する
    リミットスイッチと、 リミットスイッチの検知信号にもとづいて、遮断器が遮
    断されていない場合にガイドレールの係止孔に進入して
    いるロッドの移動を拘束することで係止機構の解除操作
    を禁止し、遮断器が遮断されている場合にガイドレール
    の係止孔からロッドを引き出し自在として係止機構の解
    除操作を可能にするインターロック手段と、 を備えたことを特徴とする配電盤用引出形接地装置。
JP21424197A 1997-08-08 1997-08-08 配電盤用引出形接地装置 Expired - Fee Related JP3455074B2 (ja)

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