JP3454853B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JP3454853B2
JP3454853B2 JP34068792A JP34068792A JP3454853B2 JP 3454853 B2 JP3454853 B2 JP 3454853B2 JP 34068792 A JP34068792 A JP 34068792A JP 34068792 A JP34068792 A JP 34068792A JP 3454853 B2 JP3454853 B2 JP 3454853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
standard
circuit
color
color plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34068792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05344524A (ja
Inventor
雅彦 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP34068792A priority Critical patent/JP3454853B2/ja
Publication of JPH05344524A publication Critical patent/JPH05344524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3454853B2 publication Critical patent/JP3454853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色面順次撮像方式電子
内視鏡装置に関する。特に、色面順次照明用光源装置を
表示装置等の標準TV(テレヒ゛シ゛ョン)方式によらず共通に
使用可能とするための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に組長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種の治
療処置のできる内視鏡が広く利用されている。この内視
鏡は医療の分野のみならず、工業の分野においても利用
されている。
【0003】また、電荷給合素子(CCD)等の固体撮
像素子を撮像手段に用いた電子内視鏡も種々提案され、
実用化されつつある。
【0004】内視鏡は、挿入部を細径にすることが必要
になるため、固体撮像素子の大きさも制限され、解像度
を大きくすることが困難である。そのため色回転フィル
タを経て、異る波長域の照明光を順次出射し、各照明光
のもとで撮像した各色画像信号を合成してカラー画像化
する面順次方式は、次の様な利点を有する。すなわち、
面順次方式は、白色照明のもとで色フィルタを備えた撮
像手段でカラー撮影を行う同時式のものより、高解像の
カラー画像が得られる利点を有する。
【0005】こうした、前記電子内視鏡のうち、面順次
式で撮像する内視鏡装置としては、例えば特開昭61−
82731号公報に示されているものがある。この電子
内視鏡装置の光源装置では、白色の照明光をR(赤),
G(緑),B(青)等に順次切換える色回転フィルタを
必要としている。
【0006】一方、前記面順次式の撮像装置で得られた
撮像信号を標準的なTV信号に変換する信号処理装置に
は、PAL(Phase alternation by line),NTSC
(National Television System Comitee),SECAM
等の異なった方式がある。従って、モニタにも、各方式
のものがそれぞれある。
【0007】しかも、光源装置は、前記各方式毎に、回
転フィルタの例えばR,G,Bの透過窓の面積が異な
り、また回転フィルタの回転周波数に違いがあり、つま
り同フィルタの回転速度等の制御に違いがある。
【0008】このため、PAL,NTSC等異なるビデ
オ方式のビデオプロセッサやモニタを有する場合、前記
のようにPAL,NTSC等の異なるTV方式に応じた
回転フィルタ及びその制御を行う光源装置が、それぞれ
必要となる。つまり、複数種類の光源装置が必要となる
といった不都合がある。
【0009】そこで、本出願人は、特開平1−2174
13号公報において、前記の点を解決した光源装置を提
案している。この光源装置では、色面順次光を発生する
ための回転色フィルタをカセット状に形成し、これを光
源装置に対して抜き差し自在としている。そして、前記
光源装置では、挿入されたフィルタ・カセットの種類に
応じて、回転フィルタの制御速度を変更するように構成
されている。
【0010】前記光源装置を用いれば、回転色フィルタ
のカセットを交換し、内蔵した複数種類の同期信号発生
回路を選択することにより、この光源装置一台で、複数
のTV方式に対応することができる。
【0011】また、特開平3−68330号公報では、
光源装置と組み合わされる本体装置の種類に応じて、回
転フィルタの回転速度及び位相合わせを変更可能とした
光源装置を提案している。この電子内視鏡装置によれ
ば、回転色フィルタの回転周波数を変ることができ、か
つ精度の高いサーボ制御を行うことができる。この光源
装置も、回転色フィルタの回転周波数を変えることによ
り、複数のTV方式に対応できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、色面
順次方式の電子内視鏡装置は、表示装置のTV方式によ
って画像信号のフレーム周波数が異なるため、それらT
V方式に応じて異なる繰り返し周期の色面順次照明光源
を使用していた。例えば、NTSC方式ではRGB照明
光の繰り返し周波数が29.97Hzの光源を使用し、P
AL方式では25Hzの光源を使用していた。これらの方
法では、表示の1フレーム期間毎にRGB各色について
の撮像が完了するため、色面順次信号を同時化するため
のメモリへの書き込み、読み出し制御が簡単化できる利
点があった。しかしながら、前記従来の光源装置は、内
部に複数のサーボ回路を含む構成のため、回路規模が大
きくかつ複雑となり、また調整工程も増えるため、コス
ト高の要因となっていた。
【0013】あるいは、モニタや記録装置の複数のTV
方式に合わせて、前述のように別々のビデオプロセッサ
を用意するために、それぞれ別々に開発しており、開発
効率が悪く、また共通化が図れていないので量産効果も
期待できなかった。
【0014】本発明は前記事情にかんがみてなされたも
ので、その目的は、表示装置等と、内視鏡及び光源装置
の照明系・撮像系とのTV方式が異なる場合でも、共通
の色面順次光源を使用して色面順次撮像を可能とすると
共に、装置の開発効率の向上、及びコスト低減が図れる
電子内視鏡装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、異なるTV方式にそ
れぞれ対応した信号を出力する電子内視鏡装置におい
て、共通の回路を増やして、コスト低減及び開発効率を
上げられる電子内視鏡装置を提供することにある。
【0016】
【発明が解決するための手段】請求項1記載の電子内視
鏡装置は、第1のフレーム周波数で被写体を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段が前記被写体を撮像した画像信
号を受けて、前記第1のフレーム周波数と約n/m倍
(n,mは自然数、かつn≠m)である第2のフレーム
周波数を有する標準TV方式の信号を生成する信号生成
手段と、前記信号生成手段から出力される所定のタイミ
ングで、前記撮像手段の第1のフレーム周波数を前記第
2のフレーム周波数に同期させるタイミング制御手段と
を有している。
【0017】請求項2記載の電子内視鏡装置は、第1の
フレーム周波数で、順次異なる複数の色成分光により被
写体を照明するための色面順次照明光を発する色面順次
照明手段と、前記色面順次照明手段の照明光のもとで撮
像された画像信号を受けて、前記第1のフレーム周波数
と約n/m倍(n,mは自然数、かつn≠m)である第
2のフレーム周波数を有する標準TV方式の信号を生成
する信号生成手段と、前記信号生成手段から出力される
所定のタイミングで、前記色面順次照明手段の第1のフ
レーム周波数を前記第2のフレーム周波数に同期させる
タイミング制御手段とを有している。
【0018】請求項3記載の電子内視鏡装置は、第1の
標準TV信号のフレーム周期で、順次異なる複数の色成
分光により被写体を照明するための色面順次照明光を発
する色面順次照明手段と、前記色面順次照明手段の照明
光のもとで、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手
段が撮像した色面順次画像信号を、前記第1標準TV方
式の約n/m倍(n,mは自然数、かつn≠m)のフレ
ーム周期を有する第2の標準TV方式の映像信号を生成
する信号生成手段とを備えている。この電子内視鏡装置
は更に、前記色面順次照明手段を制御するために前記第
2の標準TV方式のフレーム周期の約m/n倍の周期を
有する疑似撮像同期信号を発生すると共に、第2の標準
TV方式のフレーム周期のm/n倍の周期で色面順次撮
像するように、前記撮像手段を制御する第1の制御手段
と、前記第2の標準TV方式の同期信号を発生する第2
の制御手段と、前記色面順次照明手段の繰り返し周期ま
たは位相の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記
検出手段が検出した周期または位相の少なくとも一方
と、前記第2の制御手段の同期信号とを比較して、その
結果に基づいて、前記第1の制御手段が発生する信号の
位相を合わせるタイミング制御手段と、前記第1の制御
手段から入力される疑似撮像同期信号に同期するよう
に、前記色面順次照明手段において繰り返される色面順
次照明の位相を制御する色面順次照明制御手段とを備え
ている。
【0019】
【作用】請求項1記載の構成において、信号生成手段
は、撮像手段により第1のフレーム周波数で撮像された
被写体の画像信号を受けて、前記第1のフレーム周波数
と約n/m倍である第2のフレーム周波数を有する標準
TV方式の信号を生成する。このとき、タイミング制御
手段は、信号生成手段から出力される所定のタイミング
で、前記撮像手段の第1のフレーム周波数を前記第2の
フレーム周波数に同期させている。
【0020】また、請求項2記載の構成において、信号
生成手段は、第1のフレーム周波数であり、且つ順次異
なる複数の色成分光のもとで撮像された画像信号を受け
て、第1のフレーム周波数と約n/m倍である第2のフ
レーム周波数を有する標準TV方式の信号を生成する。
このとき、タイミング制御手段は、前記信号生成手段か
ら出力される所定のタイミングで、前記色面順次照明手
段の第1のフレーム周波数を前記第2のフレーム周波数
に同期させている。
【0021】さらに、前記請求項3の構成において、第
1の制御手段は、前記第2の標準TV方式のフレーム周
期の約m/n倍の周期を有する疑似撮像同期信号を発生
して、色面順次照明制御手段に出力する。
【0022】そして、前記色面順次照明制御手段が、第
1の制御手段から入力される疑似撮像同期信号に同期す
るように、前記色面順次照明の繰り返しの位相を制御す
ることにより、色面順次照明手段が、第2の標準TV信
号のフレーム周期の約m/n倍の繰り返し周期で、順次
異なる複数の色成分光により被写体を照明するための色
面順次照明光を発する。
【0023】ところで、前記タイミング制御手段は、前
記検出手段が検出した色面順次照明手段の繰り返し周期
または位相の少なくとも一方と、第2の制御手段の同期
信号とを比較して、その結果に基づいて第1の制御手段
が発生する信号の位相を合わせている。
【0024】また、前記第1の制御手段は、第2の標準
TV方式のフレーム周期のm/n倍の周期で色面順次撮
像するように、前記撮像手段を制御している。前記撮像
手段は、面順次照明手段が照射する、第2の標準TV信
号のフレーム周期の約m/n倍の繰り返し周期で、順次
異なる複数の色成分光により被写体を照明するための色
面順次照明光のもとで、被写体を撮像する。
【0025】そして、前記信号処理手段は、前記撮像手
段が出力する信号を信号処理して、第1標準TV方式の
約n/m倍のフレーム周期を有する第2の標準TV方式
のモニタ手段に出力する。モニタ手段は、内視鏡像を表
示する。
【0026】
【実施例】本発明の概念構成図である図1に示す構成例
をもとに、本発明の電子内視鏡装置の概略について説明
する。
【0027】図1に示す電子内視鏡装置は、被写体50
を撮像して信号を出力する撮像手段5を有する内視鏡1
と、前記撮像手段5の出力信号を第1の標準TV信号に
変換する信号処理手段6を有する信号処理装置2と、色
面順次照明光を発生し、かつ照明光の繰り返し周期及び
位相を検出して信号処理装置2に出力する光源装置3
と、信号処理手段6が出力する信号を表示するモニタ手
段4とを備えている。
【0028】前記信号処理装置2は、第2の標準TV方
式の同期信号を発生する第2の制御手段7と、第2の制
御手段7からの第2の標準TV方式の同期信号に基づい
て、第1の標準TV方式の撮像同期信号及び疑似撮像同
期信号を発生する第1の制御手段8と、前記撮像同期信
号に基づいて撮像手段5を駆動する駆動信号を生成して
出力する駆動手段9と、後述する位相検出手段が検出し
た位相と、第2の制御手段の同期信号とを比較して、そ
の結果に基づいて、第1の制御手段8が発生する撮像同
期信号及び疑似撮像同期信号の初期的位相を合わせるタ
イミング制御手段10とを有している。
【0029】ここで、前記第2標準TV方式は、第1の
標準TV方式の約n/m倍(m,nは自然数、かつm≠
n)のフレーム周期を有する。
【0030】第1の制御手段8は、第2の標準TV方式
の同期信号に基づいて、第2の標準TV方式のフレーム
周期のm/n倍の繰り返し周期にして、第1の標準TV
方式の撮像同期信号を発生して、駆動手段9及び信号処
理手段6へ出力する。と共に、前記第1の制御手段8
は、第2の標準TV方式のフレーム周期の約m/n倍の
疑似撮像同期信号を発生して光源装置3に出力する。
【0031】前記タイミング制御手段10は、第2の制
御手段7からの第2の標準TV方式の同期信号と、光源
装置3の位相検出手段13が出力する位相信号とを比較
して、その結果に基づいて第1の制御手段8をリセット
する。
【0032】前記信号処理手段6は、前記撮像手段5か
らの色面順次画像信号を同時化する前までは、第1の制
御手段の撮像同期信号により制御されている。また、前
記信号処理手段6は、前記色面順次画像信号を同時化し
てから後、前記表示手段4に出力するまでは、第2の制
御手段7の同期信号により制御されている。
【0033】前記光源手装置3は、色面順次照明光を発
生する色面順次照明手段11と、第1の制御手段8が出
力する疑似撮像同期信号を基に、照明光の繰り返し周期
を制御する色面順次照明制御手段としての速度・位相制
御手段12と、色面順次照明光の繰り返しの位相を検出
する位相検出手段13とを備えている。
【0034】前記構成で、光源装置3の速度・位相制御
手段12は、信号処理装置2から入力されると共に、撮
像のタイミングを示す疑似撮像同期信号に基づいて、色
面順次照明手段11の繰り返し周期を制御する。前記位
相検出手段13は、前記色面順次照明手段11の繰り返
しの位相を検出して、その検出信号を信号処理装置2の
タイミング制御手段10に出力する。
【0035】前記光源装置3から照射された色面順次照
明光による被写体光学像は、内視鏡1先端に配置された
撮像手段5の撮像面上に結像される。
【0036】前記撮像手段5は、第1の制御手段8によ
り第2の標準TV方式のフレーム周期のm/n倍(m,
nは自然数)の周期毎に撮像駆動され、色面順次の撮像
信号を信号処理手段6に出力する。
【0037】前記信号処理手段6は、入力された色面順
次画像信号に対して、所定の信号処理、例えばクラン
プ、AGC、ホワイトバランス処理、γ補正等の処理を
行った後、A/D変換し、さらに図示しないメモリ手段
を用いて色面順次信号の同時化処理などを行う。前記色
面順次画像信号を入力して各種信号処理を行ってから、
同時化処理のために前記メモリ手段までの書き込み動作
までは、第1の制御手段8によって撮像同期信号のタイ
ミングに同期して行われる。前記撮像同期信号は、第1
の標準TV方式のものである。
【0038】さらに、前記メモリ手段に格納された面順
次画像信号は、第2の制御手段7により、各色同時に、
第2の標準TV方式の同期信号に同期して読み出され
る。読み出された各色の信号は、種々の信号処理がなさ
れた後、第2の標準TV方式の同期信号と共にモニタ手
段4に入力され、内視鏡画像として表示される。
【0039】このように、本面順次方式電子内視鏡装置
では、モニタ手段と、内視鏡及び光源装置における照明
方式あるいは撮像方式とにおいて、TV方式に違いがあ
っても、組み合わせて観察することができる。
【0040】図1に示す装置によれば、面順次撮像方式
の電子内視鏡装置において、面順次撮像手段の繰り返し
周期と、色面順次照明手段の繰り返し周期の誤差を補正
する手段を、信号処理装置側に設ける構成としたので、
TV方式によらず共通の色面順次照明手段が使用可能と
なり、装置の開発効率の向上、コスト低減に大きな効果
がある。
【0041】図2には、本発明の第1の実施例を示す。
本実施例では、第1の標準TV方式として例えばNTS
C方式に準拠した色面順次照明光のもとで撮像する一
方、得られた色面順次画像信号を第2の標準TV方式と
して例えばPAL方式のモニタ手段に表示する例を基に
説明する。
【0042】前記内視鏡21は、挿入部先端部に、配光
レンズ22と、この配光レンズ22の後端に、ライトガ
イド23の出射端を配置している。前記ライトガイド2
3の入射端は、光源装置26からの色照明光が順次入射
するようになっている。また、内視鏡21は、挿入部先
端部に、対物光学系24と、この対物光学系24の後端
に、撮像手段としてのCCD25とを配置している。前
記CCD25は、その撮像面において色面順次照明光に
より照明された被写体像を結像し、光電変換により得た
画像信号を信号処理装置34へ出力するようになってい
る。
【0043】前記光源装置26は、色面順次照明手段と
して次のような構成を有している。つまり、前記光源装
置26は、円周上に等間隔にRGB3つの光学色フィル
タを配した回転色フィルタ27と、白色光を発生するラ
ンプ28と、ライトガイドの単面に照明光を集光するレ
ンズ29と、前記回転色フィルタを回転するモータ30
とを備えている。また、前記光源装置26は、回転色フ
ィルタ27の回転速度及び位相を検出する速度検出器3
1及び位相検出器32と、前記速度及び位相検出結果
と、後述する信号処理回路からの疑似撮像同期信号に基
づいてモータ30の回転を制御する色面順次照明制御手
段としての速度・位相サーボ回路33とを備えている。
【0044】前記速度検出器31は、例えばモータ30
に設けた周波数発振器からなり、モータの回転数に応じ
たパルス(c)を出力するものである。また、前記位相検
出器32は、例えばフォトセンサからなり、例えば回転
色フィルタ27の所定位置に設けた図示しない反射板の
反射光を検出することにより、回転色フィルタ27の回
転位相を検出するものである。
【0045】ところで、色面順次照明手段においては、
回転色フィルタ27が回転することにより、光が通過す
る露出期間と、光が遮蔽される遮蔽期間ができる。信号
処理装置34は、露出期間中に前記CCD25に蓄積さ
れた電荷を、遮蔽期間中に読み出し、色面順次画像信号
を得ている。そのため、前記画像信号と回転色フィルタ
27の回転のタイミングをとる必要がある。前記速度・
位相サーボ回路33は、速度制御を併用した位相同期化
制御により、回転色フィルタ27の回転を制御するよう
になっている。
【0046】ここで、前記第1の標準TV方式はNTS
C、第2の標準TV方式はPALとして、以下説明す
る。
【0047】本実施例において、回転色フィルタ27
は、NTSCのフレーム周波数の3/2倍に相当する1
9.98Hzで回転するよう設定される。すなわち、R
(赤),G(緑),B(青)の色フレームの繰り返し周
波数は、59.94Hzとなる。これは、NTSCの1フ
ィールドごとに色面順次照明の色フレームを切り換える
ていることになる。そして、PALのフィールド、NT
SCのフィールド、及び色面順次照明の色フレームの三
つがほぼ一致するタイミングは、位相合わせのタイミン
グとして用いることができる。
【0048】光源装置3が発する色面順次照明光は、前
記内視鏡21のライトガイド23の入射端に入り、その
出射端及び配光レンズ22を経て、被写体に照射され
る。色面順次照明で照明された被写体の光学像は、内視
鏡先端に配された対物レンズ24を通り、CCD25の
撮像面に結像される。
【0049】前記信号処理装置34は、色面順次照明光
のもとで、CCD25が撮像して出力する被写体の色面
順次画像信号(f)を各種処理を施すとと共に、PAL方
式のTV信号に変換処理して、モニタ35へ出力する。
モニタ35は、PAL方式のTV信号を入力して、被写
体像を表示する。
【0050】前記CCD25は、信号処理装置34のC
CD駆動回路36により駆動され、PAL方式のフレー
ム周波数の12/5倍、すなわち60Hzの繰り返し周波
数で色面順次画像信号が読み出され、第1の信号処理回
路37に出力するようになっている。
【0051】前記第1の信号処理回路37は、CCD2
5からの色面順次画像信号に対して種々の信号処理、例
えば相関二重サンプリング(CDS)、AGC、ホワイ
トバランス、ペインティング、クランプ、クリップ、γ
補正などの処理を第1の制御回路38の制御の基で行
う。前記各種処理を経た信号は、A/D変換回路39を
介してメモリ回路40に供給される。
【0052】前記メモリ回路40は、CCD25からの
色面順次画像信号の各色に対応して設けられており、第
1の制御回路38の制御の基で、対応する色画像信号
R,G,Bがそれぞれ書き込まれる。前記メモリ回路4
0からは、第2の制御手段41の制御の基で、PAL方
式のTV信号に同期して各色信号が同時に読み出され
る。読み出された各色信号は、D/A変換回路42を介
して、第2の信号処理回路43に入力されるようになっ
ている。
【0053】前記第2の信号処理回路43は、PAL方
式のTV信号に同期して同時化された各色画像信号に対
して、種々の信号処理を行うものである。前記種々の信
号処理としては、例えば各色の信号レベルのばらつきを
補正したり、図示しないマトリクス回路による色補正な
どである。前記第2の信号処理回路43は、前記処理
後、PAL方式のTV信号(h)をモニタ35に出力する
ようになっている。あるいは、第2の信号処理回路43
は、PAL方式のTV信号を符号化してモニタ35に出
力しても良い。
【0054】前記第2の制御回路41は、標準(例えば
PAL方式)のTV同期信号を発生して、前記メモリ回
路40の読み出し、D/A変換回路39、及び第2の信
号処理回路43を制御する。と共に、前記第2の制御回
路41は、第1の制御回路38及びタイミング制御回路
44にPAL方式の同期信号(PAL−VD)を出力す
るようになっている。
【0055】前記第1の制御回路38は、第2の制御手
段41からのPAL方式の同期信号(a)に基づき、PA
L方式のフレーム周波数の12/5倍の繰り返し周波数
の面順次撮像同期信号(b)を生成して、CCD駆動回路
36に出力する。と共に、前記第1の制御回路38は、
前記同期信号を用いて生成した制御信号に基づき、第1
の信号処理回路37、A/D変換回路39、メモリ回路
40への書き込みの制御を行うようになっている。
【0056】また、前記第1の制御回路38は、PAL
方式のフレーム周波数の約12/5倍の繰り返し周波数
59.94Hzの疑似撮像同期信号(e)を生成して、モー
タ30を制御する前記速度・位相サーボ回路33へ出力
するようになっている。これら面順次撮像同期信号
(b)、疑似撮像同期信号(e)等の位相は、タイミング制御
回路44から入力されるリセット信号により決定され
る。
【0057】前記タイミング制御回路44は、第2の制
御回路41から入力されるPAL方式のTV同期信号
(a)と、光源装置26の位相検出器32から入力される
位相検出信号(c)とを比較して、その結果に基づいて第
1の制御回路38をリセットするようになっている。
【0058】図2に示す各回路が出力する信号波形の一
部を図3に示す。図3に示す波形(a)は、第2の制御
手段41により生成されるPAL方式の垂直同期信号V
Dを示している。図中の“e”,“o”は、そのフィー
ルドの奇数,偶数である。波形(b)は、第1の制御回
路38で生成される面順次撮像同期信号であり、その繰
り返し周波数は60Hzである。波形(c)は、位相検出
器32の出力であり、回転色フィルタ27の1回転につ
き1パルス、R(赤)の照明の終了直前に発生される。
【0059】図3に示す波形(d)は、タイミング制御
回路44により生成されるリセット信号である。前記リ
セット信号(d)は、PAL方式の奇数フィールドの初
めの垂直同期信号VD(a)と位相検出信号(c)の位
相とが所定の値となったときに発生される。また、この
リセット信号(d)は、位相検出信号(c)の四逓信の
信号(÷4)を基に生成すれば、ずれの無いリセット信
号が得られる。尚、二逓信の信号(÷2)は、四逓信の
信号(÷4)を生成するための途中の信号である。この
リセット信号は、第1の制御回路38に供給されて、面
順次撮像同期信号(b)、疑似撮像同期信号(e)、及
びメモリライトセレクト(g)等の制御信号の各位相が
予め決められた所定の位相となるように初期化するもの
である。つまり、リセット信号は、位相合わせを行うた
めの信号である。
【0060】前記メモリ回路40からの画像データの読
み出しは、第2の制御手段41の制御の基、PAL方式
のTV同期信号に同期して、RGB同時に行われる。そ
の一方で、メモリ回路40の画像データは、面順次画像
信号(f)が入力されるに従い逐次更新されているの
で、書き込みと読み出しで追い越しが生じないように制
御がなされている。
【0061】以上の構成により、PAL仕様の電子内視
鏡装置と、NTSC仕様の電子内視鏡装置とで、共通の
光源を使用可能とすることができる。
【0062】本実施例では、面順次撮像方式の電子内視
鏡装置において、面順次撮像手段の繰り返し周期、及び
色面順次照明手段の繰り返し周期の誤差を補正する手段
を、信号処理手段側に設ける構成としている。すなわ
ち、本実施例では、タイミング制御回路により第1の制
御回路が発生する同期信号等の位相を第2の標準TV方
式の同期信号の位相に合わせることができ、異なるTV
方式間においても共通の色面順次照明手段が使用可能と
なり、装置の開発効率の向上、及びコスト低減に大きな
効果がある。
【0063】尚、本発明は、第1実施例と異なり、第1
の標準TV方式としてPAL方式、第2の標準TV方式
としてNTSC方式のように、前後が入れ替わったもの
でも良い。また、PAL方式、NTSC方式に限らず、
いずれかがSECAM方式でもよく、前記カラーテレビ
ジョンの方式に限定されるものではない。
【0064】本発明の第2実施例を図4に示す。本第2
実施例は、第1の実施例の図2に示すタイミング制御回
路44に代えて、電源投入時の過渡状態においても動作
を安定化できるタイミング制御回路44Aを備えてい
る。その他、第1実施例と同様の構成及び作用について
は、同じ符号を付して説明を省略する。
【0065】過渡状態において、前記回転フィルタ27
の回転速度は、図6に示すような応答性を示す。このた
め、前記PAL−VD信号(a)と位相検出信号(c)
との間には、図5に示すような、定常状態では生じない
位相状態が発生する可能性があり、その場合、色面順次
照明手段とCCD25との同期がとれず、画像に乱れが
生じてしまう。本実施例は、電源投入時の過渡状態にお
ける位相の初期化動作が不安定となるように改善した構
成となっている。
【0066】前記タイミング制御回路44Aは、周期検
出回路45とリセット信号生成回路46とにより構成さ
れている。
【0067】前記周期検出回路45は、光源装置3の位
相検出器32から入力される位相検出信号(c)の繰り
返し周期を常時検出し、周期が所定の範囲になったとき
にリセット信号生成回路46に対してイネーブル信号
(i)を出力し、リセット信号の出力を許可するもので
ある。このとき、前記リセット信号生成回路46は、第
1の実施例で述べたタイミング制御回路44と同じ動作
をするので、説明は省略する。前記リセット信号生成回
路46は、許可がない場合には、リセット信号を出力し
ない。
【0068】以上の構成により、タイミング制御回路4
4Aの過渡状態における動作不安定が改善できる。その
他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様でなので、
説明を省略する。
【0069】図7及び図8は本発明の第3実施例に係
り、図7はタイミング制御回路の具体例を示すブロック
図、図8は図7に示す回路の動作波形図である。
【0070】図7に示す本第3実施例のタイミング制御
回路50は、図2に示す前記位相検出器32が出力する
位相検出信号WSPを入力する分周手段としての4分周
回路51を有している。また、前記タイミング制御回路
50は、エッジ抽出手段として同期期間信号を出力する
エッジ抽出回路52と、規定周期検出手段としての周期
検出回路53と、ゲート手段としての3入力のANDゲ
ート54とを有している。
【0071】前記ANDゲート54の出力は、第1の制
御手段としての同期信号発生回路55に入力する一方、
この同期信号発生回路55は、前記周期検出回路53に
水平同期信号HCLKを出力している。
【0072】前記4分周回路51は、前記位相検出信号
WSPを4分周するものである。前記エッジ抽出回路5
2は、前記4分周回路51が出力する4分周位相検出信
号WSP4のエッジを抽出した信号を生成するものであ
る。このエッジ抽出回路52は、入力した前記4分周位
相検出信号WSP4の例えば立ち下がった後に、前記第
2の制御回路41が出力する垂直同期信号VDのタイミ
ングで得られる4分周位相エッジ抽出信号WSP4L
(以下、WSP4L信号と略記する)を出力するように
なっている。前記WSP4L信号は、同期期間信号であ
って、4分周位相検出信号WSP4の立ち下がりに後続
するPAL方式の垂直同期信号VDから、次の垂直同期
信号VDまでの間のみ、例えば“H”となる信号であ
る。
【0073】前記周期検出回路53は、前記同期信号発
生回路55からの水平同期信号HCLKを基準に、前記
WSP4L信号が規定周期の範囲にあるか否かを検出す
るものである。
【0074】前記ANDゲート54は、前記垂直同期信
号VD、前記WSP4L信号、及び周期検出回路53の
出力の論理積をとるようになっている。そして、AND
ゲート54は、前記三つの信号が“H”のときに、前記
同期信号発生回路55で生成する疑似撮像同期信号LS
YN等の位相を合わせのためのリセット信号VRESETを出
力するものである。
【0075】前記構成で、前記4分周回路51では、色
面順次照明手段の繰り返しの位相検出信号WSP(図8
(a)参照)を4分周して、図8(b)に示す前記4分
周位相検出信号WSP4を得る。続いて、前記信号WS
P4の立ち下がりエッジ直後の1垂直周期(垂直走査線
期間)をエッジ抽出回路52で抜き出して、図8(c)
に示すWSP4L信号を出力する。図8(d)には、P
AL方式の垂直同期信号VDを示している。
【0076】前記周期検出回路53により、WSP4L
信号の垂直周期が予め決めた範囲にあるか否かをチェッ
クし、範囲内のとき“H”を出力する。
【0077】前記PAL方式の垂直同期信号VD、前記
WSP4L信号、及び前記周期検出回路53の出力は、
ANDゲート54により論理積がとられて、図8(e)
に示すリセット信号VRESETとなる。前記リセット信号VR
ESETは、同期信号発生回路55のリセット、つまり位相
合わせに用いられる。
【0078】前述のように、予め決めた範囲を設定して
おくことにより、本実施例では、電源起動時において、
前述のように位相検出信号WSPの周期が不安定状態か
ら、定常状態に移った段階で、位相合わせをすることが
できる。
【0079】前記同期信号発生回路55は、垂直周期の
操り返しに対して、所定のタイミング(信号VRESET)
で、位相の一致する図8(f)に示す疑似撮像同期信号
LSYNC等を生成する。そして、前記同期信号発生回
路55は、色面順次照明制御手段としての図1に示す速
度・位相サーボ制御回路33に、前記疑似撮像同期信号
LSYNC等を送出する。
【0080】第1の標準TV信号はNTSC方式とし、
第2の標準TV方式はPAL方式ととして説明すると、
前記1垂直周期はPAL方式のものであるから、その値
は20msecである。前記疑似撮像同期信号LSYN
Cは、PALの垂直周期に対して、12垂直走査線期間
毎に位相誤差がリセットされるNTSCの複合同期信号
に相当する。
【0081】ところで、前記信号WSP4のエッジをそ
のまま用いて、前記同期信号発生回路54をリセットす
るように構成したものでは、色面順次照明手段のサーボ
系と、タイミング制御回路及び同期信号発生回路55の
間で、帰還系が構成される。前記信号WSPは、前記回
転フィルタ27の回転位相を検出した信号であるため、
ジッタ成分を含み、信号WSPを4分周して得た前記信
号WSP4も、同様にジッタ成分を含んでいる。このた
め、エッジをそのまま用いる構成では、回路の安定化が
困難となる。
【0082】これに対して、本実施例は、WSP4Lの
エッジ直後の垂直同期信号VDを用いてリセットしてい
るので、電源起動時に、初期位相を所定のタイミングに
合わせた後は、前記信号VRESETは、常に同じ位相の信号
が入力されることになる。従って、定常状態では、帰還
回路を構成しないことになるので、本実施例では、前記
位相検出信号WSPのジッタ成分に影響されず、安定し
た前記位相の合わせを行うことができる。
【0083】以上の構成により、本第3実施例では、モ
ニタと異なるフレーム周期の色面順次照明手段を共通に
使用できる。そして、本実施例は、色面順次照明手段や
撮像手段と異なるフレーム周期の標準TV信号を、同期
乱れや追い越し走査などの不都合が無く、かつ容易に生
成できる。
【0084】図9は本発明の第4実施例に係る第2の制
御回路のブロック図である。本第4実施例に係る第2の
制御回路56は、基準クロックCLKを発生するクロッ
ク発生部57、水平用カウンタ(以下、Hカウンタと略
記する)58、水平用記憶手段としての水平用ROM
(以下、HROMと略記する)59、垂直用カウンタ
(以下、Vカウンタと略記する)60、垂直用記憶手段
としての垂直用ROM(以下、VROMと略記する)6
1、及び制御信号生成回路62により構成されている。
【0085】前記Hカウンク58は前記クロック発生部
57の基準クロックCLKをカウントして、このカウン
ト値を前記HROM59のアドレスに出力するようにな
っている。また、前記Hカウンク58は、前記HROM
59に予め書き込まれたタイミングで、ロード(LD)
されるようになっている。従って、前記Hカウンタ58
は規定周期、例えば第2標準TV方式の水平周期のカウ
ンタとして動作させることができる。すなわち、前記H
ROM59に書き込まれたデータ(タイミング)は、前
記カウント値により指定されるアドレスにより、水平周
期毎に例えば“H”で、それ以外の期間では例えば
“L” となるものである。そして、HROM59のデ
ータは、第2標準TV方式の1水平周期分に相当するデ
ータがあれば十分である。
【0086】前記HROM59に予め書き込まれたデー
タは、周期的に読みだされて、第2標準TV方式の水平
同期信号となって、前記制御信号生成回路62へ送出さ
れる。
【0087】また、前記Vカウンタ60には、前記HR
OM59から供給されるロード用の水平クロックHCL
Kをカウントし、このカウント値をVROM61のアド
レスに出力するようになっている。尚、前記水平クロッ
クHCLKも、第2の標準TV方式の水平周期を有する
信号である。
【0088】さらに、前記Vカウンタ60は、前記VR
OM61に予め書き込まれたタイミングで、ロード(L
D)されるようになっている。従って、Vカウンタ60
もまた、規定周期のカウンタとして動作するようになっ
ている。すなわち、前記VRO61に書き込まれたデー
タ(タイミング)は、前記Vカウンタ60のカウント値
により指定されるアドレスにより、第2標準TV方式の
垂直周期毎に例えば“H”で、それ以外の期間では例え
ば“L” となるものである。そして、VRO61のデ
ータは、第2標準TV方式の1垂直周期分に相当するデ
ータがあれば十分である。
【0089】前記VROM61に予め書き込まれたデー
タは、周期的に読みだされ、第2の標準TV方式の垂直
同期信号となって、制御信号生成回路62に出力され
る。
【0090】前記制御信号生成回路62は、HROM5
9,VROM61から出力される水平同期信号HD,垂
直同期信号VDに基づいて、複合同期信号C.SYNC等の第
2の標準TV方式の同期信号、及びそれに同期したメモ
リ読みだし制御信号、D/A変換制御信号、第2の信号
処理回路のタイミング制御信号を生成して出力する。
【0091】その他の構成及び作用効果は、第1実施例
と同様で、説明を省略する。
【0092】図10は本発明の第5実施例に係る第1の
制御回路のブロック図である。図10に示すように、第
1の制御回路64は、例えば図7に示すタイミング制御
回路50が出力するリセット信号VRESET、及び第2の標
準TV方式の水平同期信号HDを入力するVカウンタ6
5と、垂直用記憶手段としてのVROM66と、Dフリ
ップフロップ(以下、D−FF)回路67と、Hカウン
タ68と、水平用記憶手段としてのHROM69と、制
御信号生成回路70とにより構成されている。
【0093】前記Vカウンタ65及びVROM66の構
成により、垂直周期毎に信号が出力、つまり垂直同期信
号が生成されるようになっている。前記Vカウンタ65
は、前記水平同期信号HDをカウントすると共に、前記
リセット信号VRESETによりカウント値をリセットするも
のである。このリセット信号VRESETは、第1の標準TV
方式と第2の標準TV方式との同期信号の位相がほぼ一
致するタイミングで生成されている。
【0094】前記VROM66は、Vカウンタ65のカ
ウント値をアドレスに入力するようになっている。ま
た、VROM66は、第1の標準TV方式の垂直周期
で、例えば“H”となるデータが書き込まれている。こ
のVROM66に書き込まれたデータは、前記リセット
信号VRESETの繰り返し周期(1周期)分のデータがあれ
ば十分である。あるいは、前記VROM66は、前記繰
り返し周期の整数倍のデータを格納していても良い。
【0095】ここで、NTSC方式の12垂直周期は、
PAL方式の10垂直周期にほぼ相当する。第1の標準
TV方式をNTSC、第2の標準TV方式をPALとす
ると、PAL方式の10垂直周期分に相当するデータ
で、NTSC方式の同期信号の全てを表すことができ
る。すなわち、前記リセット信号VRESETの1周期は、P
AL方式の10垂直周期にほぼ相当している。尚、両方
式の周期の差は、およそ200μsであるので、無視で
きる程度である。
【0096】また、前記VROM66の出力は、前記D
−FF回路67のクリア端子に入力するようになってい
る。前記D−FF回路67は、データ入力端子が“H”
にプルアップされていると共に、クロック端子に基準ク
ロックCLKが入力するようになっている。前記D−F
F回路67のQ出力端子は、前記Hカウンタ68のリセ
ット端子に接続されている。
【0097】尚、前記基準クロックCLKは、図9に示
したものと同じものでも良いし、あるいは異なるもので
も良い。但し、異なるクロックの場合には、両クロック
は水平周期のタイミングで位相ロックする必要がある。
【0098】前記Hカウンタ68は、基準クロックCL
Kをカウントすると共に、D−FF回路67のQ出力に
より、カウント値をリセットするようになっている。H
カウンタ68のカウント値は、前記HROM69のアド
レスに供給されている。前記HROM69は、入力した
アドレス値に従って、予め書き込んだデータにより、第
1の標準TV方式の水平周期毎に例えば“H”で、それ
以外の期間では例えば“L”の信号を出力するようにな
っている。前記HROM61のデータは、1水平周期分
の整数倍のデータを格納している。
【0099】前記制御信号生成回路70は、前記VRO
M59が発生する垂直同期信号VD、HROM69が発
生する垂直同期信号HDに基づいて、複合同期信号C.Syn
c、CCD駆動信号、第1の信号処理回路、A/D変換
器、及びメモリの書き込み等を制御する各制御信号を発
生するようになっている。
【0100】本実施例は、例えばNTSC方式に準じた
撮像フレーム周波数を有する内視鏡よう面順次光源を用
いて撮像し、例えばPAL方式に準拠した映像信号を出
力する構成のものとする。本発明においては、少なくと
も撮像フレーム周期がNTSC方式に準じていれば、細
部のタイミングが完全に一致していなくとも、目的は達
成される。従って、前記HROM69には、NTSC方
式の1フィールド期間毎の遮光期間(例えば、周期1
6.7ms,幅約8.2ms)に、前記CCD25の必
要な画素全部を読み出し可能なように、撮像の水平タイ
ミングを設定したデータを格納する。ここで、例えば前
記基準クロックCLKを16.09375MHz、CCD
駆動周波数8.05MHz、CCDの画素数を200×
200とすると、PAL方式の2水平周期に3ラインの
割合で、CCDを読み出し駆動すれば、前記遮光期間内
にCCDの全画素のデータが読み出せることになる。こ
のため、前記例の場合には、HROM69には、PAL
方式の2水平周期分のデータを用意する。前記制御信号
生成回路70は、前記2水平周期の期間に3ライン分の
CCD読み出し駆動すると共に、信号処理を制御する制
御信号を生成する。
【0101】前記構成で、第1の標準TV方式と第2の
標準TV方式の位相一致を示す前記信号VRESETが、前記
タイミング制御回路50から入力されることにより、V
カウンタ65は、リセットされる。前記Vカウンタ65
は、例えば図9に示す第2の制御回路56から入力され
る水平同期信号HDをカウントすると共に、そのカウン
ト値をVROM66のアドレス値として出力する。VR
OM66は、入力したアドレス値に従って、予め書き込
んでおいたデータを読みだして、垂直同期信号として制
御信号生成回路70へ出力する。
【0102】また、前記VROM66の出力は、クリア
付きのD−FF回路67でエッジ抽出され、この出力に
より、Hカウンタ68がリセットされる。
【0103】前記Hカウンタ68は、図示しないクロッ
ク発生器から供給される基準クロックCLKのカウント
値をHROM69のアドレス値として出力する。前記H
ROM69は、入力したアドレス値に従って、予め書き
込んだデータを読みだして、水平同期信号HDとして、
制御信号生成回路70へ出力する。制御信号生成回路7
0は、同期信号HD,VDに基づいて、CCD駆動信号、
及び第1の信号処理回路のタイミング制御信号、A/D
変換器の制御信号、メモリ書き込みの制御信号を生成し
て出力する。
【0104】次に第6実施例について説明する。図11
に示す第6実施例の電子内視鏡装置71は、同時撮像方
式の装置に本発明を適用した構成例のものである。尚、
図2に示す装置と同じ構成については、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0105】本実施例の電子内視鏡装置71は、挿入部
先端に撮像手段としてのCCD74を配置した電子内視
鏡72と、照明用の白色光を発生する光源装置75とを
有している。
【0106】また、前記電子内視鏡装置71は、前記内
視鏡72内部を挿通された信号線76を介して前記CC
D74を駆動すると共に、読みだした信号に所定の処理
を施し、外部に接続された前記モニタ35もしくは画像
記録装置78の標準TV方式に応じたTV信号を出力す
る信号処理装置77を有している。
【0107】前記電子内視鏡72は、図12(a)に示
すように、撮像面に色分離フィルタ79を配置してあ
る。前記色分離フィルタアレー79は、図12(b)に
示すように、例えばイエロー(Ye),シアン(C
y),マゼンタ(Mg),グリーン(G)からなる複数
の色モザイクフィルタが配列されたものである。
【0108】前記対物光学系24とCCD74の色分離
フィルタアレー79との間には、先端側から順に、YA
Gレーザ光成分をカットするYAGカットフィルタ80
と、赤外光をカットする水晶フィルタ81とが配置され
ている。すなわち、撮像系は、可視光成分のみを通過す
るように構成している。
【0109】前記光源装置75には、前記ランプ28と
前記集光レンズ29との間に、絞り82を配置してあ
る。この絞り82は、前記ライトカイド23に入射する
ランプ28からの白色光の光量を調整するものである。
前記絞り82は、絞り駆動回路83により絞り量が制御
されるようになっている。
【0110】光源装置75から照明光が照射されて得ら
れた披写体の光学像は、前記CCD74の撮像面に結像
される。このとき前記光学像は、CCD74の前面に設
けた色分離フィルタアレー79により色分離された後、
CCD74にて光電変換され、CCD駆動回路84によ
る制御の基で電気信号として読みだされる。
【0111】前記CCD駆動回路84は、後述する第1
の制御回路の出力に基づいて、第1のフレーム周波数
(例えばNTSC方式に準じた29.97フレーム/
秒)でCCD74を撮像駆動する。
【0112】前記CCD74は、信号処理装置77のC
CD駆動回路84により読み出し駆動されて第1のフレ
ーム周波数で点順次画像信号を生成し、第1の信号処理
回路85に出力するようになっている。
【0113】前記第1の信号処理回路85は、第1の制
御回路86の制御の基で、CCD74からの画像信号に
対して種々の信号処理がなされる。前記種々の信号処理
としては、例えばクランプ、AGC(オートゲインコン
トロール)、ニー補正、クリップ、γ補正、フィルタリ
ング、色分離、自動調光検波、ホワイトバランス補正な
どがある。前記第1の信号処理回路85は、前記所定の
処理後の信号をA/D変換回路87を介して、メモリ回
路88に供給するようになっている。
【0114】図12は、第1の信号処理回路85の具体
例を示すブロック図である。第1の信号処理回路85
は、種々の信号処理として、例えばγ補正、AGC、自
動調光検波等を行う前段処理・検波回路101を有して
いる。前記前段処理・検波回路101の自動調光用検波
出力は、前記絞り駆動回路83へ出力されるようになっ
ている。前記絞り駆動回路83は、自動調光用検波出力
に応じて、前記絞り82の開口量を適正に制御してい
る。
【0115】また、前記前段処理・検波回路101は、
ローパスフィルタ(以下、LPFと略記する)102,
103及びバンドパスフィルタ(以下、BPFと略記す
る)104に、前記種々の信号処理後の画像信号を出力
するようになっている。前記LPF102,103は、
前記画像信号に対して帯域制限をして、広帯域輝度信号
YH、狭帯域輝度信号YLを得るものである。
【0116】また、BPF104の出力が、色分離・W
B(ホワイトバランス)回路105に入力される。色分
離・WB回路105では、BPF104の出力とLPF
103の出力とを用いて所定の演算が行なわれ、ホワイ
トバランスがとられると共に、色差信号(R−YL),(B
−YL)が得られる。
【0117】前記A/D変換回路87では、第1の信号
処理回路85からの出力をデジタル信号に変換する。例
えば、第1の信号処理回路85が図12に示す構成の場
合、A/D変換回路87により、デジタル輝度信号Y及
びデジタル色差信号(R−Y),(B−Y)が得られる。
【0118】前記メモリ回路88は、A/D変換回路8
7から出力されるデジタル輝度信号Y及びデジタル色差
信号(R−Y),(B−Y)を格納する。また、前記メモリ
回路88から読み出された各データは、D/A変換回路
89によりアナログ信号にそれぞれ変換され、第2の信
号処理回路90に入力するようになっている。
【0119】前記メモリ回路88からの読み出しは、第
2の制御手段91の制御の基で、つまり第2のフレーム
周波数(例えばPAL方式に準じた25フレーム/秒)
のタイミングで同時に読み出される。また、D/A変換
回路89においても変換は、前記第2のフレーム周波数
のタイミングでなされる。
【0120】前記第2の信号処理回路90は、例えばP
AL方式のTV信号に同期て同時化された輝度・色差信
号に対して、前記第2の制御回路91からのタイミング
信号に基づいて、種々の信号処理を行う。前記第2の信
号処理回路90における処理としては、例えばクラン
プ、マスキング、マトリクス、輸郭補正、クリップ、P
AL符号化などの信号処理がある。そして、第2の信号
処理回路90は、所定の信号処理後に、前記モニタ35
の方式に合った例えばPALのTV信号を同モニタ35
に出力する。あるいは、第2の信号処理回路90の出力
は、PAL−VTRなどの画像記録装置78に出力され
る。
【0121】前記第2の制御回路91は、第2のフレー
ム周波数のTV同期信号を発生して、前述の制御を行う
と共に、第1の制御回路86へ前記同期信号を出力する
ようになっている。
【0122】一方、第1の制御回路86は、前記第2の
制御回路91からの同期信号に基づき、第1のフレーム
周波数の同期信号を生成すると共に、下記の制御のため
の信号を生成するものである。すなわち、第1の制御回
路86は、第1の信号処理回路85の信号処理のタイミ
ング、A/D変換回路87の変換のタイミング、及びメ
モリ回路88への書き込みの制御を行っている。これら
の制御は、第1のフレーム周波数に同期したタイミング
でなされている。
【0123】前記第lの制御回路86と第2の制御回路
91とのフレーム位相を合わせるために、タイミング制
御回路92が設けられている。前記タイミング制御回路
92は、第2の制御回路91の所定のタイミングに基づ
いて、第1の制御回路86のフレーム位相をリセットす
る信号を発生するものである。
【0124】本実施例では、第1のフレーム周波数と、
第2のフレーム周波数との最大公約数の周波数毎に、第
1の制御回路86における位相がリセットされる。第1
及び第2のフレーム周波数が、例えば、それぞれNTS
C方式及びPAL方式のフレーム周波数である場合、最
大公約数の周波数に相当する5フレームに1回(5H
z)毎に、位相がリセットされる。
【0125】尚、前記第1のフレーム周波数は、特に、
前記第1の標準TV方式に準じていなくてもよく、第2
の標準TV方式のフレーム周波数と整数倍の関係にあれ
ば良い。
【0126】本実施例は、撮像系と異なるフレーム周期
のTV信号を、同期乱れや追い越し走査などの不都合が
無く、かつ容易に生成できる。そして、本実施例は、安
定した前記TV信号をモニタや画像記録装置等に供給で
きる。
【0127】また、本実施例は、異なるTV方式に対応
した信号を出力する複数の電子内視鏡装置で、CCDの
駆動信号発生及びドライバ、CCD読みだし信号の処理
等のほとんどを共通化できるため、開発効率がよく、ま
た、量産効果が見込めるためIC化が容易となる利点を
有する。
【0128】その他、第1実施例と同様の構成及び作用
については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0129】図13は、本発明の第7実施例に係る電子
内視鏡装置のブロック図である。
【0130】本実施例の装置も、第6実施例と同様に、
同時撮像方式に適用した構成のものである。本第7実施
例において、第6実施例と同様の構成及び作用について
は、同じ符号を付して説明を省略する。
【0131】本第7実施例の内視鏡装置95Aは、図1
1に示す第6実施例において、第1のフレーム周波数に
則って信号処理する回路群を内蔵した信号処理装置77
Aを有している。前記信号処理装置77Aは、前記CC
D駆動回路84、第lの制御回路86、第lの信号処理
回路85、及びフレーム位相をリセットするタイミング
制御回路92をまとめて構成したものである。
【0132】また、内視鏡装置95は、第2のフレーム
周波数に則った第2の制御回路91A及び第2の信号処
理回路90Aをまとめて構成した信号変換装置77Bを
有している。前記信号変換装置77Bは、前記信号処理
装置77Aと着脱自在となっている。すなわち、第2の
制御回路91A及び第2の信号処理回路90Aは、前記
信号処理装置77Aと着脱自在な構成となっている。
【0133】本第7実施例では、第2の信号処理回路9
0Aに、図11に示す実施例における第2の信号処理回
路90に加えて、前記A/D変換回路87、メモリ回路
88、及びD/A変換回路89が含まれている。また、
第2の制御回路91Aは、図11に示す第2の制御回路
91の機能に加えて、メモリ書き込みの制御も行ってい
る。その他の回路動作は、前記第6の実施例と同様であ
る。
【0134】本実施例の構成により、信号変換装置のみ
を交換するだけで、異なるTV方式のモニタ装置、画像
記録装置、あるいはビデオプリンタ等のハードコピー装
置に接続できる。つまり、前記内視鏡、光源装置、及び
信号処理装置は共通にして、異なるTV方式の信号変換
装置のみを交換するだけで、複数の異なるTV方式のモ
ニタ等に接続できる。あるいは本実施例は、前記モニタ
に限らず、異なるTV方式の信号を受ける側が、例えば
既存のシステムとして構築されているものであっても、
前記信号変換装置を介装するだけで、接続することがで
きる。
【0135】尚、図13に示す電子内視鏡装置におい
て、信号処理装置の構成は、図中破線内で囲むように、
タイミング制御回路も含めた構成(例えばIC化する)
としても良い。
【0136】その他の構成及び作用効果は、第6実施例
と同様で、説明を省略する。
【0137】尚、前記第6,7実施例において、第2の
制御回路91,91Aは、図9に示す第2の制御回路5
6と同様に構成することができる。また、前記第6,7
実施例において、第1の制御回路86は、図10に示す
第1の制御回路64と同様に構成することができる。
【0138】図14は、第7実施例の変形例に係る電子
内視鏡装置のブロック図である。
【0139】本変形例の電子内視鏡装置96は、光学式
ファイバー内視鏡97に着脱自在な内視鏡外付けTVカ
メラ98を有した構成となっている。その他、第7実施
例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付して
説明を省略する。
【0140】光学式ファイバー内視鏡97は、前記対物
光学系24の後端にイメージガイドファイバ99を配置
している。このイメージガイドファイバ99は、前記内
視鏡97の先端から接眼部まで挿通されている。前記外
付けTVカメラ98は、欠像レンズ100を介して、イ
メージガイドファイバ99により伝達された光学像を前
記CCD98の撮像面に結像するようになっている。
【0141】その他の構成及び作用効果は、第7実施例
と同様で、説明を省略する。
【0142】尚、前記各実施例及び変形例では、第2の
制御回路を基準にして、タイミング制御回路を介して第
1の制御回路をリセットするようになっているが、第
1,第2の制御回路を逆にした構成にすることもでき
る。
【0143】また、前記各実施例では、第1の標準TV
方式がNTSC方式、第2の標準TV方式がPAL方式
の場合を例に説明したが、逆でもよく、あるいは前記い
ずれかの方式に代えてSECAM方式でも良い。
【0144】ところで、光源装置に液晶などの絞りが設
けられている場合には、近接観察などに伴う絞りの開口
面積の変化による観察像の色調変化を防ぐ必要がある。
【0145】そこで、CCDの前面に自動絞り機構を有
する内視鏡に対して、この自動絞り機構を駆動制御する
光源装置には、自動絞りによる分光透過特性の変化を補
正する色補正フィルタをランプとライトガイドの入射端
との間の光軸上に配置する。前記自動絞り機構のさらに
前面に設けた測光または測距離手段の出力信号を基に、
前記色補正フィルタを照明光路中に出入りされると共
に、光源装置の自動絞り機構駆動制御手段に絞り径の指
示を与える絞り径決定手段を内臓している。
【0146】前記構成により、色補正フィルタが自動絞
りに連動して光源装置内の照明光路中に出入りし、絞り
の開口面積の変化による観察像の色調変化を防いでい
る。
【0147】
【発明の効果】本発明は前述したように、異なるTV方
式にそれぞれ対応した信号を出力する電子内視鏡装置に
おいて、共通の回路を増やすことができ、コスト低減及
び開発効率を上げられるという効果がある。
【0148】また、本発明は前述したように、TV方式
が異なる場合でも共通の色面順次照明手段を使用して色
面順次撮像を可能とすると共に、装置の開発効率の向
上、及びコスト低減を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の概念図。
【図2】図2は第1実施例に係る電子内視鏡装置のブロ
ック図。
【図3】図3は図2に示す装置における一部の信号波形
図。
【図4】図4は第2実施例に係るタイミング制御回路の
ブロック図。
【図5】図5は図4に示す回路の信号波形図。
【図6】図6は電源オン時のモータ回転速度の変化を示
す説明図。
【図7】図7は第3実施例に係るタイミング制御回路の
ブロック図。
【図8】図8は図7に示す回路の信号波形図。
【図9】図9は第4実施例に係る第2の制御回路のブロ
ック図。
【図10】図10は第5実施例に係る第1の制御回路の
ブロック図。
【図11】図11は第6実施例に係る電子内視鏡装置の
ブロック図。
【図12】図12は図11に示す第1の信号処理回路の
具体例に係るブロック図。
【図13】図13は第7実施例に係る電子内視鏡装置の
ブロック図。
【図14】図14は第7実施例の変形例に係る電子内視
鏡装置のブロック図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…信号処理装置 3…光源装置 4…モニタ手段 5…撮像手段 6…信号処理手段 7…第2の制御手段 8…第1の制御手段 9…駆動手段 10…タイミング制御手段 11…色面順次照明手段 12…速度・位相制御手段 13…位相検出手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフレーム周波数で被写体を撮像す
    る撮像手段と、 前記撮像手段が前記被写体を撮像した画像信号を受け
    て、前記第1のフレーム周波数と約n/m倍(n,mは
    自然数、かつn≠m)である第2のフレーム周波数を有
    する標準TV方式の信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段から出力される所定のタイミングで、
    前記撮像手段の第1のフレーム周波数を前記第2のフレ
    ーム周波数に同期させるタイミング制御手段とを、 有していることを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 第1のフレーム周波数で、順次異なる複
    数の色成分光により被写体を照明するための色面順次照
    明光を発する色面順次照明手段と、 前記色面順次照明手段の照明光のもとで撮像された画像
    信号を受けて、前記第1のフレーム周波数と約n/m倍
    (n,mは自然数、かつn≠m)である第2のフレーム
    周波数を有する標準TV方式の信号を生成する信号生成
    手段と、 前記信号生成手段から出力される所定のタイミングで、
    前記色面順次照明手段の第1のフレーム周波数を前記第
    2のフレーム周波数に同期させるタイミング制御手段と
    を、 有していることを特徴とする電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 第1の標準TV信号のフレーム周期で、
    順次異なる複数の色成分光により被写体を照明するため
    の色面順次照明光を発する色面順次照明手段と、前記色
    面順次照明手段の照明光のもとで、被写体を撮像する撮
    像手段と、前記撮像手段が撮像した色面順次画像信号
    を、前記第1標準TV方式の約n/m倍(n,mは自然
    数、かつn≠m)のフレーム周期を有する第2の標準T
    V方式の映像信号を生成する信号生成手段とを備えてい
    る電子内視鏡装置であって、 前記色面順次照明手段を制御するために前記第2の標準
    TV方式のフレーム周期の約m/n倍の周期を有する疑
    似撮像同期信号を発生すると共に、第2の標準TV方式
    のフレーム周期のm/n倍の周期で色面順次撮像するよ
    うに、前記撮像手段を制御する第1の制御手段と、 前記第2の標準TV方式の同期信号を発生する第2の制
    御手段と、 前記色面順次照明手段の繰り返し周期または位相の少な
    くとも一方を検出する検出手段と、 前記検出手段が検出した周期または位相の少なくとも一
    方と、前記第2の制御手段の同期信号とを比較して、そ
    の結果に基づいて、前記第1の制御手段が発生する信号
    の位相を合わせるタイミング制御手段と、 前記第1の制御手段から入力される疑似撮像同期信号に
    同期するように、前記色面順次照明手段において繰り返
    される色面順次照明の位相を制御する色面順次照明制御
    手段とを、 備えていることを特徴とする電子内視鏡装置。
JP34068792A 1992-02-07 1992-12-21 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3454853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34068792A JP3454853B2 (ja) 1992-02-07 1992-12-21 電子内視鏡装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2289492 1992-02-07
JP4-22894 1992-02-07
JP34068792A JP3454853B2 (ja) 1992-02-07 1992-12-21 電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05344524A JPH05344524A (ja) 1993-12-24
JP3454853B2 true JP3454853B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=26360187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34068792A Expired - Fee Related JP3454853B2 (ja) 1992-02-07 1992-12-21 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3454853B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506498A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド 医療処置中の撮像のためのシステムおよび方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6180683B2 (ja) * 2015-06-22 2017-08-16 オリンパス株式会社 撮像装置
JP6847636B2 (ja) * 2016-11-18 2021-03-24 ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 医療用信号処理装置及び医療用観察システム
CN110113982B (zh) * 2016-12-27 2022-12-06 德普伊新特斯产品公司 用于在内窥镜成像环境中提供照明的系统、方法和设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506498A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド 医療処置中の撮像のためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05344524A (ja) 1993-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0554809B1 (en) Electronic endoscope system
US7948551B2 (en) Field sequential color camera system
US5585840A (en) Endoscope apparatus in which image pickup means and signal control means are connected to each other by signal transmitting means
US4931867A (en) Electronic endoscope apparatus having an isolation circuit for isolating a patient circuit from a secondary circuit
JP2594627B2 (ja) 電子内視鏡装置
US4653478A (en) Endoscope equipment
EP1492350B1 (en) Pickup system
US4791479A (en) Color-image sensing apparatus
US4740837A (en) Endoscope apparatus with solid state image pickup device
JPH0318684B2 (ja)
JPH01297043A (ja) 電子式内視鏡装置
JP2000231062A (ja) 内視鏡装置
US4891695A (en) Electronic endoscope apparatus provided with a plurality of endoscopes having solid state imaging devices with at least one identical pixel forming element
JP3454853B2 (ja) 電子内視鏡装置
US4891696A (en) Electronic endoscope apparatus provided with image forming position detecting means
JP2001211448A (ja) 内視鏡装置
JPH09253037A (ja) 電子内視鏡装置
JPH06335449A (ja) 電子内視鏡装置
JPH01297044A (ja) 電子内視鏡装置
JP3618361B2 (ja) 画像撮像装置
JPS61103385A (ja) 固体撮像素子を用いた内視鏡のホワイトバランス回路
JP2572776B2 (ja) 内視鏡画像表示装置
JP2882609B2 (ja) 電子式内視鏡装置
JP3255755B2 (ja) 電子内視鏡装置
WO1997008897A1 (en) Remote video display system with liquid crystal colour filter

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030707

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees