JP3454697B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3454697B2 JP35351497A JP35351497A JP3454697B2 JP 3454697 B2 JP3454697 B2 JP 3454697B2 JP 35351497 A JP35351497 A JP 35351497A JP 35351497 A JP35351497 A JP 35351497A JP 3454697 B2 JP3454697 B2 JP 3454697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の室内機を
備えた多室形の空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機および室外熱交換器を有する室外
機と、それぞれが室内熱交換器を有する複数の室内機
と、これら室内機を室外機に並列に配管接続して冷媒を
循環させる冷凍サイクルと、を備えた多室形の空気調和
機がある。
【0003】この多室形の空気調和機では、冷房時、室
内熱交換器の温度と圧縮機の吸込冷媒温度との差が所定
値となるよう各室内機への冷媒流量を調整する。除湿時
は、圧縮機の運転周波数を下げて冷房能力を下げ、さら
に室内機の室内ファンの風量を少なくし、いわゆる弱冷
房を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような弱冷房に
よる除湿運転を行なう室内機では、室内熱交換器の蒸発
温度が高めとなり、十分な除湿能力が得られなかった
り、室内温度の低下が大きいという問題がある。
【0005】しかも、他の室内機の冷房運転の影響で圧
縮機の運転周波数が上昇した場合に、除湿側の室内機に
おいて冷房能力の増加を招き、室内温度がますます低下
してしまうという事態を生じる。
【0006】他の室内機の冷房運転の影響で圧縮機の運
転周波数が低下した場合には、除湿側の室内機において
室内熱交換器の蒸発温度がさらに上がり、除湿能力がま
すます低下してしまうという事態を生じる。
【0007】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、除湿運転を行なう室内機にお
いて、他の室内機の冷房運転の影響を受けることなく、
室内温度の低下を回避しつつ十分な能力の除湿運転を行
なうことができる空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1)
の空気調和機は、圧縮機および室外熱交換器を備えた室
外機と、室内熱交換器、この室内熱交換器の温度を検知
する熱交換器温度センサ、補助室内熱交換器、およびこ
の補助室内熱交換器の温度を検知する補助熱交換器温度
センサを備えた第1室内機と、室内熱交換器およびこの
室内熱交換器の温度を検知する熱交換器温度センサを備
えた第2室内機と、上記各室内機を上記室外機に並列に
配管接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、上記各
室内機への冷媒流量を調整するための複数の流量調整弁
と、上記圧縮機に吸込まれる冷媒の温度を検知する冷媒
温度センサと、上記第1室内機の除湿運転と上記第2室
内機の冷房運転を同時に実行し、上記各流量調整弁のう
ち、第1室内機に対応する流量調整弁の開度を第1室内
機における熱交換器温度センサの検知温度と補助熱交換
器温度センサの検知温度との差が所定値Xとなるよう制
御し、第2室内機に対応する流量調整弁の開度を第2室
内機における熱交換器温度センサの検知温度と上記冷媒
温度センサの検知温度との差が所定値Yとなるよう制御
する制御手段と、を備える。
【0009】すなわち、第1の発明の空気調和機では、
第1室内機の除湿運転と第2室内機の冷房運転を同時に
実行するとともに、第1室内機に対応する流量調整弁の
開度を第1室内機における熱交換器温度センサの検知温
度と補助熱交換器温度センサの検知温度との差が所定値
Xとなるよう制御し、かつ第2室内機に対応する流量調
整弁の開度を第2室内機における熱交換器温度センサの
検知温度と上記冷媒温度センサの検知温度との差が所定
値Yとなるよう制御する。
【0010】第2の発明(請求項2)の発明の空気調和
機は、第1の発明において、さらに、第1室内機の除湿
運転と第2室内機の冷房運転の同時実行時、圧縮機の運
転周波数の下降に対し制限値を設ける運転周波数制限手
段を備える。
【0011】第3の発明(請求項3)の発明の空気調和
機は、第1の発明において、さらに、第1室内機の除湿
運転と第2室内機の冷房運転の同時実行時、圧縮機の運
転周波数の上昇に対し制限値を設ける運転周波数制限手
段、を備える。
【0012】第4の発明(請求項4)の発明の空気調和
機は、第1の発明において、さらに、各室内機に設けた
室内ファンと、第1室内機の除湿運転と第2室内機の冷
房運転の同時実行時、圧縮機の運転周波数の低下に伴
い、第2室内機における上記室内ファンの風量を低減す
る風量制御手段と、を備える。
【0013】第5の発明(請求項5)の発明の空気調和
機は、第1の発明において、制御手段の所定値Xが、除
湿運転と冷房運転の同時実行以外の運転の場合より高
い。第6の発明(請求項6)の発明の空気調和機は、第
1の発明において、制御手段の所定値Yが、除湿運転と
冷房運転の同時実行以外の運転の場合より高い。
【0014】
【発明の実施の形態】[1]以下、この発明の第1実施
例について図面を参照して説明する。図2に示すよう
に、複数の室内機(第1室内機)Aおよび室内機(第2
室内機)Bを室外機Cに並列に配管接続し、ヒートポン
プ式冷凍サイクルを構成している。
【0015】すなわち、圧縮機1の吐出口に四方弁2を
介して室外熱交換器3を配管接続し、その室外熱交換器
3に流量調整弁4,5を接続する。流量調整弁4に補助
室内熱交換器11aおよび室内熱交換器11を順次に配
管接続し、室内熱交換器11を上記四方弁2を介して圧
縮機1の吸込口に配管接続する。
【0016】流量調整弁5に室内熱交換器21を配管接
続し、その室内熱交換器21を上記四方弁2を介して圧
縮機1の吸込口に配管接続する。冷房運転および除湿運
転では図示矢印の方向に冷媒が流れ、暖房運転では反対
方向に冷媒が流れる。
【0017】そして、室外熱交換器3に対し室外ファン
6を設ける。室内熱交換器11および補助室内熱交換器
11aに対し室内ファン12を設ける。室内熱交換器2
1に対し室内ファン22を設ける。
【0018】室内ファン12,22のそれぞれ吸込空気
の流路に室内温度センサ13,23を設ける。室内温度
センサ13は、室内機Aが設置されている部屋の室内温
度Taを検知する。室内温度センサ23は、室内機Bが
設置されている部屋の室内温度Taを検知する。
【0019】室内熱交換器11に熱交換器温度センサ1
4を取付け、補助室内熱交換器11aに補助熱交換器温
度センサ15を取付ける。熱交換器温度センサ14は、
室内熱交換器11の温度Tcを検知する。補助熱交換器
温度センサ15は、室内熱交換器11aの温度Tjを検
知する。
【0020】室内熱交換器21に熱交換器温度センサ2
4を取付ける。熱交換器温度センサ24は、室内熱交換
器21の温度Tcを検知する。四方弁2と圧縮機1の吸
込口との間の配管に冷媒温度センサ7を取付ける。冷媒
温度センサ7は、圧縮機1に吸い込まれる冷媒の温度T
sを検知する。
【0021】制御回路を図1に示す。商用三相交流電源
( 200V)30に、室外機Cの室外制御部40を接続す
る。室外制御部40は、主制御部41、インバータ回路
42、ファン速度切換回路43を備える。この室外制御
部40に、圧縮機モータ1M、四方弁2、流量調整弁
4,5、室外ファンモータ6M、および冷媒温度センサ
7を接続する。
【0022】インバータ回路42は、電源電圧を整流
し、それを主制御部41の指令に応じた周波数およびレ
ベルの電圧に変換し、出力する。この出力は圧縮機モー
タ1Mに駆動電力として供給される。このインバータ回
路42の出力周波数を変化させることにより、圧縮機1
の能力(=回転数)を変化させることができる。
【0023】ファン速度切換回路43は、主制御部41
の指令に応じて室外ファンモータ6Mの速度を切換え
る。この室外制御部40から一対の電源線32を導出
し、その電源線32に親機Aの室内制御部50を接続す
る。さらに、室外制御部40と室内制御部50との間に
1本の信号線33を接続する。この信号線33と電源線
32の片側とを介して形成される回路により、室外制御
部40と室内制御部50との間で電源電圧同期のシリア
ル信号伝達が行なわれる。
【0024】室内制御部50は、主制御部51およびフ
ァン速度切換回路52を備える。ファン速度切換回路5
2は、主制御部51の指令に応じて室内ファンモータ1
2Mの回転速度を切換える。
【0025】室内制御部50の電源線接続端子(電源線
32を接続している)に一対の電源線34を介して室内
機Bの室内制御部60を接続する。室内制御部60は、
主制御部61およびファン速度切換回路62を備える。
ファン速度切換回路62は、主制御部61の指令に応じ
て室内ファンモータ22Mの速度を切換える。
【0026】室内制御部50から一対の電源線35を導
出し、その電源線35にリモートコントロール装置(以
下、リモコンと略称する)Dを接続する。さらに、室内
制御部50とリモコンDとの間に1本の信号線36を接
続する。この信号線36と電源線35の片側とを介して
形成される回路により、室内制御部50とリモコンDと
の間でシリアル信号伝達が行なわれる。
【0027】室内制御部50の電源線接続端子(電源線
35を接続している)の片方および信号線接続端子(信
号線36を接続している)に一対の信号線37を介して
上記室内制御部60を接続する。この信号線37を介し
て形成される回路により、リモコン70と室内制御部6
0との間でシリアル信号伝達が行なわれる。
【0028】リモコン70は、運転条件の設定を行なう
とともに、室内機B,C間の信号伝達を賄う。そして、
室外制御部40および室内制御部50,60は、主要な
機能手段として次の(1)〜(3)を備える。
【0029】(1)室内機Aの除湿運転と室内機Bの冷
房運転を同時に実行し、室内機Aに対応する流量調整弁
4の開度を室内機Aにおける熱交換器温度センサ14の
検知温度Tcと補助熱交換器温度センサ15の検知温度
Tjとの差ΔTcjが所定値Xとなるよう制御するととも
に、室内機Bに対応する流量調整弁5の開度を室内機B
における熱交換器温度センサ24の検知温度Tcと冷媒
温度センサ7の検知温度Tsとの差ΔTcsが所定値Yと
なるよう制御する制御手段。
【0030】(2)室内機Aの除湿運転と室内機Bの冷
房運転の同時実行時、圧縮機1の運転周波数Fの下降に
対し制限値F1を設ける運転周波数制限手段。 (3)室内機Aの除湿運転と室内機Bの冷房運転の同時
実行時、圧縮機1の運転周波数Fの上昇に対し制限値F
2を設ける運転周波数制限手段。
【0031】つぎに、上記の構成の作用を図3のフロー
チャートを参照して説明する。室内機Aが除湿モードで
(ステップ101 のYES )、室内機Bが冷房モードのとき
(ステップ102 のYES )、室内機Aにおける熱交換器温
度センサ14の検知温度Tcと補助熱交換器温度センサ
15の検知温度Tjとの差ΔTcjを求め(ステップ103
)、その温度差ΔTcjが所定値Xとなるよう流量調整
弁4の開度を制御する(ステップ105 )。さらに、室内
機Bにおける熱交換器温度センサ24の検知温度Tcと
冷媒温度センサ7の検知温度Tsとの差ΔTcsを求め
(ステップ106 )、その温度差ΔTcsが所定値Yとなる
よう流量調整弁5の開度を制御する(ステップ107 )。
【0032】この制御により、除湿側の流量調整弁4の
開度は小さく設定されて補助室内熱交換器11aおよび
室内熱交換器11に流れる冷媒の量は少なくなり、冷房
側の流量調整弁5の開度は大きく設定されて室内熱交換
器21に流れる冷媒の量は多くなる。
【0033】補助室内熱交換器11aおよび室内熱交換
器11に流れる冷媒の量が少なくなることにより、補助
室内熱交換器11aの温度低下は大きくなるが、室内熱
交換器11の温度低下は小さくなる。よって、補助室内
熱交換器11aでは冷房作用と除湿作用が生じるが、室
内熱交換器11では除湿作用のみ生じる。つまり、十分
な除湿能力を得ながら、室内温度低下を避けることがで
きる。
【0034】冷房側の室内熱交換器21には多量の冷媒
が流れるので、必要な冷房能力を得ることができる。こ
のときの補助室内熱交換器11aの温度Tjは、室内機
Bの圧力損失の影響もあって、室内機Bの室内熱交換器
21の温度Tcより低くなる。
【0035】一方、開度制御とは別に、室内機Aの除湿
負荷および室内機Bの冷房負荷に応じて圧縮機1の運転
周波数Fを設定する(ステップ107 )。そして、設定し
た運転周波数Fと下降用の制限値F1とを比較し(ステ
ップ108 )、運転周波数Fが制限値F1より低い場合は
制限値F1を運転周波数Fとして設定する(ステップ10
8 のYES 、ステップ109 )。
【0036】室内機Bの冷房負荷が減少するなどして運
転周波数Fが低く設定された場合、室内機Bの室内熱交
換器21の蒸発温度が上昇し、その影響で、室内機Aに
おける補助室内熱交換器11aおよび室内熱交換器11
の蒸発温度も同様に上昇し、室内機Aの除湿能力が低下
してしまう。
【0037】そこで、運転周波数Fの下降に対して制限
値F1を設け、これにより室内熱交換器21の蒸発温度
の上昇を抑制し、ひいては補助室内熱交換器11aおよ
び室内熱交換器11の蒸発温度の上昇を抑制し、室内機
Aの除湿能力の低下を回避している。
【0038】また、設定した運転周波数Fと上昇用の制
限値F2とを比較し(ステップ110)、運転周波数Fが
制限値F2より高い場合は制限値F2を運転周波数Fと
して設定する(ステップ110 のYES 、ステップ111 )。
【0039】室内機Bの冷房負荷が増大するなどして運
転周波数Fが高く設定された場合、室内機Bの室内熱交
換器21の蒸発温度が下降し、その影響で、室内機Aに
おける補助室内熱交換器11aおよび室内熱交換器11
の蒸発温度も同様に下降し、室内機Aの除湿能力が増え
過ぎてしまう。
【0040】そこで、運転周波数Fの上昇に対して制限
値F2を設け、これにより室内熱交換器21の蒸発温度
の下降を抑制し、ひいては補助室内熱交換器11aおよ
び室内熱交換器11の蒸発温度の下降を抑制し、室内機
Aの除湿能力の不要な増大を回避している。
【0041】[2]この発明の第2実施例について説明
する。室外制御部40および室内制御部50,60の主
要な機能手段として、第1実施例の(2)(3)に代わ
り、次の(4)を備える。
【0042】(4)室内機Aの除湿運転と室内機Bの冷
房運転の同時実行時、圧縮機1の運転周波数Fの低下に
伴い、冷房側の室内機Bにおける室内ファン22の風量
を低減する風量制御手段。
【0043】他の構成は第1実施例と同じである。作用
は、図4のフローチャートに示すように、第1実施例の
ステップ108 〜110 に代わりステップ121 〜127 を有す
る。
【0044】すなわち、室内機Aの除湿運転と室内機B
の冷房運転の同時実行時、設定した運転周波数Fと設定
値60Hz,45Hz,35Hzとをそれぞれ比較する(ステップ12
1 ,122 ,123 )、運転周波数Fが60Hz以上の場合(ス
テップ121 のNO)、冷房側の室内機Bにおける室内ファ
ン22の風量(室内ファンモータ22Mの回転数)を予
め定められている初期値に設定する(ステップ124 )。
【0045】運転周波数Fが60Hz未満、45Hz以上の高い
場合(ステップ121 のYES 、ステップ122 のNO)、室内
ファン22の風量を室内ファンモータ22Mの回転数と
して初期値よりも 100回転低い値に設定する(ステップ
125 )。
【0046】運転周波数Fが45Hz未満、35Hz以上の高い
場合(ステップ122 のYES 、ステップ123 のNO)、室内
ファン22の風量を室内ファンモータ22Mの回転数と
して初期値よりも 150回転低い値に設定する(ステップ
126 )。
【0047】運転周波数Fが45Hz未満では(ステップ12
3 のYES )、室内ファン22の風量を室内ファンモータ
22Mの回転数として初期値よりも 200回転低い値に設
定する(ステップ127 )。
【0048】室内機Bの冷房負荷が減少するなどして運
転周波数Fが低く設定された場合、室内機Bの室内熱交
換器21の蒸発温度が上昇し、その影響で、室内機Aに
おける補助室内熱交換器11aおよび室内熱交換器11
の蒸発温度も同様に上昇し、室内機Aの除湿能力が低下
してしまう。
【0049】対策として、運転周波数Fが低くなるほど
冷房側の室内ファン22の風量を低減し、これにより冷
房側の室内熱交換器21の蒸発温度の上昇を抑制し、ひ
いては補助室内熱交換器11aおよび室内熱交換器11
の蒸発温度の上昇を抑制し、室内機Aの除湿能力の低下
を回避するようにしている。
【0050】[3]この発明の第3実施例について説明
する。第3実施例では、室内機Aの除湿運転と室内機B
の冷房運転の同時実行に際して用いる開度制御用の所定
値Xとして、その除湿運転と冷房運転の同時実行以外の
運転の場合より高い値を選定する。
【0051】すなわち、温度差ΔTcjの目標値である所
定値Xとして高い値を選定することにより、補助室内熱
交換器11aおよび室内熱交換器11の蒸発温度が下が
り、室内機Aの除湿能力が増大方向に改善される。
【0052】[4]この発明の第4実施例について説明
する。第4実施例では、室内機Aの除湿運転と室内機B
の冷房運転の同時実行に際して用いる開度制御用の所定
値Yとして、その除湿運転と冷房運転の同時実行以外の
運転の場合より高い値を選定する。
【0053】すなわち、温度差ΔTcsの目標値である所
定値Yとして高い値を選定することにより、冷房側の室
内熱交換器21の蒸発温度が下がり、ひいては補助室内
熱交換器11aおよび室内熱交換器11の蒸発温度が下
がり、室内機Aの除湿能力が増大方向に改善される。な
お、この第4実施例と第3実施例を組合わせた制御を行
なうようにしても、同様に、室内機Aの除湿能力を増大
方向に改善することができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、第
1室内機の除湿運転と第2室内機の冷房運転を同時に実
行するとともに、第1室内機に対応する流量調整弁の開
度を第1室内機における熱交換器温度センサの検知温度
と補助熱交換器温度センサの検知温度との差が所定値X
となるよう制御し、かつ第2室内機に対応する流量調整
弁の開度を第2室内機における熱交換器温度センサの検
知温度と上記冷媒温度センサの検知温度との差が所定値
Yとなるよう制御する構成としたので、除湿運転を行な
う室内機において、他の室内機の冷房運転の影響を受け
ることなく、室内温度の低下を回避しつつ十分な能力の
除湿運転を行なうことができる空気調和機を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例の制御回路のブロック図。
【図2】各実施例の冷凍サイクルの構成図。
【図3】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】第2実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
A…室内機、B…室内機(第1室内機)、C…室内機
(第2室内機)、D…リモコン(リモートコントロール
装置)、1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、
11a…補助室内熱交換器、11,21…室内熱交換
器、13,23…室内温度センサ、14,24…熱交換
器温度センサ、15…補助猫温度センサ、40…室外制
御部、50,60…室内制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 宏二 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東 芝富士工場内 (72)発明者 佐々木 術 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東 芝富士工場内 (56)参考文献 特開 平9−42743(JP,A) 特開 昭63−58069(JP,A) 特開 昭61−225555(JP,A) 特開 平4−203854(JP,A) 特開 平2−93236(JP,A) 特開 平4−203742(JP,A) 特開 平4−84074(JP,A) 特開 平8−285353(JP,A) 特開 平6−18074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機および室外熱交換器を備えた室外
    機と、 室内熱交換器、この室内熱交換器の温度を検知する熱交
    換器温度センサ、補助室内熱交換器、およびこの補助室
    内熱交換器の温度を検知する補助熱交換器温度センサを
    備えた第1室内機と、 室内熱交換器およびこの室内熱交換器の温度を検知する
    熱交換器温度センサを備えた第2室内機と、 前記各室内機を前記室外機に並列に配管接続して冷媒を
    循環させる冷凍サイクルと、 前記各室内機への冷媒流量を調整するための複数の流量
    調整弁と、 前記圧縮機に吸込まれる冷媒の温度を検知する冷媒温度
    センサと、 前記第1室内機の除湿運転と前記第2室内機の冷房運転
    を同時に実行し、前記各流量調整弁のうち、第1室内機
    に対応する流量調整弁の開度を第1室内機における熱交
    換器温度センサの検知温度と補助熱交換器温度センサの
    検知温度との差が所定値Xとなるよう制御し、第2室内
    機に対応する流量調整弁の開度を第2室内機における熱
    交換器温度センサの検知温度と前記冷媒温度センサの検
    知温度との差が所定値Yとなるよう制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記第1室内機の除湿運転と前記第2室内機の冷房運転
    の同時実行時、前記圧縮機の運転周波数の下降に対し制
    限値を設ける運転周波数制限手段、 をさらに具備したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記第1室内機の除湿運転と前記第2室内機の冷房運転
    の同時実行時、前記圧縮機の運転周波数の上昇に対し制
    限値を設ける運転周波数制限手段、 をさらに具備したことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記各室内機に設けた室内ファンと、 前記第1室内機の除湿運転と前記第2室内機の冷房運転
    の同時実行時、前記圧縮機の運転周波数の低下に伴い、
    第2室内機における前記室内ファンの風量を低減する風
    量制御手段と、 をさらに具備したことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記制御手段の所定値Xは、除湿運転と冷房運転の同時
    実行以外の運転の場合より高いことを特徴とする空気調
    和機。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記制御手段の所定値Yは、除湿運転と冷房運転の同時
    実行以外の運転の場合より高いことを特徴とする空気調
    和機。
JP35351497A 1997-12-22 1997-12-22 空気調和機 Expired - Fee Related JP3454697B2 (ja)

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