JP3454408B2 - データ伝送方法および装置 - Google Patents

データ伝送方法および装置

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JP3454408B2 JP29462797A JP29462797A JP3454408B2 JP 3454408 B2 JP3454408 B2 JP 3454408B2 JP 29462797 A JP29462797 A JP 29462797A JP 29462797 A JP29462797 A JP 29462797A JP 3454408 B2 JP3454408 B2 JP 3454408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マスタ装置と該
マスタ装置に回線を介して接続されたスレーブ装置との
間でデータ伝送を行なうデータ伝送方法および装置に関
し、特に、データ以外の制御コードやデータエリアの空
の送受信を可及的に小さくすることで伝送フレーム長を
短くし、通信サイクルタイムの短縮化を実現するように
したデータ伝送方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マスタ装置と複数のスレーブ装
置とを回線を介して接続し、マスタ装置と複数のスレー
ブ装置との間で各種データを伝送するデータ伝送システ
ムは各種産業分野で広く利用されている。
【0003】図46は、従来のこの種のデータ伝送シス
テムの一例を示すブロック図である。
【0004】図46に示すデータ伝送システムにおいて
は、1台のマスタ装置10と3台のスレーブ装置(#
0)20−1、スレーブ装置(#1)20−2、スレー
ブ装置(#2)20−3からデータ伝送システムを構成
する場合を示しており、3台のスレーブ装置20−1、
20−2、20−3は、それぞれ下り回線31−1、下
り回線31−2、下り回線31−3を介してマスタ装置
10に順次接続され、最終段のスレーブ装置20−3
は、上り回線32を介してマスタ装置10に接続されて
いる。
【0005】このデータ伝送システムにおけるマスタ装
置10とスレーブ装置20−1、20−2、20−3と
の間のデータ伝送は、所定のフォーマットからなる伝送
フレームを用いて行われる。
【0006】図47は、データ伝送システムで一般的に
用いられている伝送フレームの一例を示したものであ
る。
【0007】図47において、この伝送フレーム30
は、アドレスブロック30−1、コマンドブロック30
−2、データブロック30−3、エラー検出用ブロック
(FCS)30−4から構成される。
【0008】ここで、アドレスブロック30−1は、1
台のマスタ装置と複数台のスレーブ装置と通信を行なう
上でのサービスを行なうスレーブ装置を特定するアドレ
スを格納するブロックである。また、コマンドブロック
30−2は上記サービスの種類を特定するコマンドを格
納するブロックである。また、データブロック30−3
は、上記サービスを行なうスレーブ装置との間で送受さ
れる入出力(IO)データを格納するブロックである。
また、エラー検出用ブロック(FCS)30−4は、B
CC(Block Check Character)
やCRC(Cyclic Redundancy Ch
eck)に代表されるエラー検出用の情報を格納するブ
ロックである。
【0009】さて、図46に示す従来のデータ伝送シス
テムにおいて、各スレーブ装置20−1、20−2、2
0−3は、マスタ装置10から下り回線31−1、31
−2、31−3を介して送信される図47に示すフォー
マットからなる伝送フレーム30を受信すると、この伝
送フレーム30のアドレスブロック30−1に格納され
ているアドレスから自局に対するサービスかを認識し、
自局に対するサービスであると認識された場合は、コマ
ンドブロック30−2に格納されるコマンドを認識し、
該認識したコマンドに基づき、マスタ装置10から特定
のスレーブ装置に対して該サービスのために伝送された
伝送フレーム30のデータブロック30−3に格納され
ているOUTデータを取り込み、また、該スレーブ装置
からマスタ装置10に伝送するINデータがある場合
は、このINデータを当該伝送フレーム30のデータブ
ロック30−3に書き込む。このスレーブ装置における
データブロック30−3からのOUTデータの取り込み
およびデータブロック30−3に対するINデータの書
き込みは、下り回線31−1、31−2、31−3を伝
送される伝送フレームに対して同時に行われ、上り回線
32は、このスレーブ装置でOUTデータの取り込みお
よびINデータの書き込みが行われた伝送フレーム30
をマスタ装置10に帰還するためだけに使用されてい
る。
【0010】したがって、各スレーブ装置20−1、2
0−2、20−3には、下り回線31−1、31−2、
31−3を伝送される伝送フレーム30からアドレスブ
ロック30−1に格納されているアドレスおよびコマン
ドブロック30−2に格納されるコマンドを認識すると
ともにデータブロック30−3から自局に対するOUT
データを取り込む受信回路21およびデータブロック3
0−3に対して自局のINデータを書込むとともに該伝
送フレームを次局に送信する送信回路22が設けられて
いる。
【0011】なお、下り回線31−1、31−2、31
−3を伝送される伝送フレーム30が自局に対するサー
ビスに関わるものでない場合は、当該スレーブ装置は、
受信回路21で受信した伝送フレームをスルーし、送信
回路22は、受信回路21で受信した当該フレームその
まま次局に送信する。
【0012】なお、図46においては図示を省略してい
るが、後に詳述するように、受信回路21には、データ
ブロック30−3から取り込んだOUTデータを一時格
納するOUTデータレジスタが設けられており、また、
送信回路22には、データブロック30−3に書き込む
INデータを一時格納するINデータレジスタが設けら
れている。
【0013】ところで、上記構成からなる図46に示す
従来のデータ伝送システムにおいて、上記伝送フレーム
30のデータブロック30−3は、各スレーブ装置20
−1、20−2、20−3に対して、OUTデータ用お
よびINデータ用に対してそれぞれ一律に6バイト(6
B)のエリアが確保されている。
【0014】ここで、図46に示すスレーブ装置(#
0)20−1が伝送フレーム30のデータブロック30
−3から取り込むOUTデータが2バイト(2B)、デ
ータブロック30−3に書き込むINデータが4バイト
(4B)、スレーブ装置(#1)20−2が伝送フレー
ム30のデータブロック30−3に書き込むINデータ
が4バイト(4B)、スレーブ装置(#2)20−3が
伝送フレーム30のデータブロック30−3から取り込
むOUTデータが6バイト(6B)に設定されている場
合における各スレーブ装置20−1、20−2、20−
3のIOリフレッシュを考える。
【0015】図48は、図46に示したデータ伝送シス
テムにおいて、下り回線31−1、31−2、31−3
および上り回線32を伝送される伝送フレーム30から
データブロック30−3のみを抜き出して示した図であ
る。
【0016】図48において、(a)は、下り回線31
−1を伝送される伝送フレームのデータブロック、
(b)は、下り回線31−2を伝送される伝送フレーム
のデータブロック、(c)は、下り回線31−3および
上り回線32を伝送される伝送フレームのデータブロッ
クを示す。
【0017】ここでは、上述したように、各スレーブ装
置20−1、20−2、20−3に対して、OUTデー
タ用およびINデータ用に対してそれぞれ一律に6バイ
ト(6B)のエリアが確保されているので、下り回線3
1−1を伝送される伝送フレームのデータブロックにお
いては、スレーブ装置(#0)20−1のINデータを
格納する6バイトのエリア(#0−IN)、スレーブ装
置(#1)20−2のOUTデータを格納する6バイト
のエリア(#1−OUT)、スレーブ装置(#1)20
−2のINデータを格納する6バイトのエリア(#1−
IN)、スレーブ装置(#2)20−3のINデータを
格納する6バイトのエリア(#2−IN)が空の状態で
伝送され、また、スレーブ装置(#0)20−1のOU
Tデータを格納する6バイトのエリア(#0−OUT)
は4バイト分余っている。
【0018】また、下り回線31−2を伝送される伝送
フレームのデータブロックにおいては、スレーブ装置
(#1)20−2のOUTデータを格納する6バイトの
エリア(#1−OUT)、スレーブ装置(#1)20−
2のINデータを格納する6バイトのエリア(#1−I
N)、スレーブ装置(#2)20−3のINデータを格
納する6バイトのエリア(#2−IN)が空の状態で伝
送され、ここでは、スレーブ装置(#0)20−1のI
Nデータを格納する6バイトのエリア(#0−IN)が
2バイト分更に余っている。
【0019】また、下り回線31−3および上り回線3
2を伝送される伝送フレームのデータブロックにおいて
は、スレーブ装置(#1)20−2のOUTデータを格
納する6バイトのエリア(#1−OUT)およびスレー
ブ装置(#2)20−3のINデータを格納する6バイ
トのエリア(#2−IN)が空の状態で伝送される。
【0020】結局、図46に示す1台のマスタ装置10
および3台のスレーブ装置20−1、20−2、20−
3からなるデータ伝送システムにおいて、上記設定で各
スレーブ装置20−1、20−2、20−3のIOリフ
レッシュを行なう場合は伝送フレームのデータブロック
30−3として36バイト必要になり、INデータを持
たないスレーブ装置のINデータエリアは空きエリアと
なり、更に、OUTデータおよびINデータに6バイト
に満たないものがあると、このOUTデータエリアおよ
びINデータエリアにおいても空きが生じる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ伝送システムにおいては、伝送フレームのデー
タブロックにおいて、各スレーブ装置に対して、OUT
データ用およびINデータ用に対してそれぞれ一律に一
定バイトのエリアが確保されていたので、各スレーブ装
置のOUTデータおよびINデータの設定においては伝
送フレームのデータブロックで使用されない空きが生
じ、このために伝送フレームが必要以上に長くなり、そ
の結果通信サイクルが長くなって、効率のよいデータ伝
送を行なうことができないという問題あった。
【0022】そこで、この発明は、伝送フレームのデー
タ以外の制御コードやデータエリアの空の送受信を可及
的に小さくすることで伝送フレーム長を短くし、通信サ
イクルタイムの短縮化を実現するようにしたデータ伝送
方法および装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、マスタ装置と複数台のス
レーブ装置との間で回線を介して伝送フレームを送受信
することによりデータ伝送を行なうデータ伝送方法にお
いて、上記複数台のスレーブ装置を下り回線および上り
回線を介して上記マスタ装置に直列に接続するととも
に、上記下り回線を上記複数台のスレーブ装置の最終段
のスレーブ装置で折り返して上記上り回線に直列に接続
し、上記伝送フレームは、上記マスタ装置と上記複数台
のスレーブ装置との間で伝送される入出力データを格納
するデータブロックの領域を有し、該データブロックの
領域は上記下り回線の伝送時には該出力データの伝送に
用いられるとともに、同一の該データブロックの領域が
上記上り回線の伝送時には該入力データの伝送に用いら
れ、各スレーブ装置は、上記マスタ装置から上記下り回
線に伝送される上記伝送フレームを受信して、該伝送フ
レームの上記データブロックの領域に格納された上記マ
スタ装置からの自局宛ての出力データを読み込むととも
に、 上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信
して、該伝送フレームの上記データブロックの領域に上
記マスタ装置宛ての自局の入力データを書き込むことに
より、上記マスタ装置と上記複数台のスレーブ装置との
間で入出力データの伝送を行なうことを特徴とする。
【0024】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、上記各スレーブ装置は、 上記下
り回線で受信した伝送フレームに自局宛ての出力データ
があると判断したときは上記データブロックの領域の予
め読み込みの設定がされたデータエリアから該出力デー
タを読み込んで、該伝送フレームに自局宛ての出力デー
タがないと判断したときは上記データブロックから出力
データを読み込まないで、該伝送フレームを下り回線に
スルーするとともに、 上記上り回線で受信した伝送フレ
ームに書き込むべき自局の入力データがあると判断した
ときは上記データブロックの領域の予め書き込みの設定
がされたデータエリアに該入力データを書き込んで、該
伝送フレームに書き込むべき自局の入力データがないと
判断したときは上記データブロックへ入力データを書き
込まないで、該伝送フレームを上り回線にスルーする
とを特徴とする。
【0025】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、上記スレーブ装置は、上記下
り回線に伝送される上記伝送フレームから読み込む出力
データ量と、上記上り回線に伝送される上記伝送フレー
ムに書き込む入力データ量と、を予めそれぞれ設定し、
上記マスタ装置は、上記各スレーブ装置の上記出力デー
タ量および上記入力データ量に対応して上記伝送フレー
ムのデータブロックのブロック長を決定することを特徴
とする。
【0026】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、上記スレーブ装置は、上記マ
スタ装置からの指示に応じて、上記下り回線伝送され
上記伝送フレームのデータブロックに対する自局宛て
の出力データの読み込み開始位置を設定するとともに、
上記上り回線伝送される上記伝送フレームのデータブ
ロックに対する自局の入力データの書き込み開始位置を
設定し、上記下り回線伝送される上記伝送フレームの
データブロック内の上記設定された読み込み開始位置か
自局宛ての出力データの読み込みを行なうとともに、
上記上り回線伝送される上記伝送フレームのデータブ
ロック内の上記設定された書き込み開始位置から自局の
入力データの書き込みを行なうことを特徴とする。
【0027】また、請求項5に記載の発明は、マスタ装
置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送フ
レームを送受信することによりデータ伝送を行なうデー
タ伝送方法において、上記複数台のスレーブ装置を下り
回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に接
続するとともに、上記下り回線を上記複数台のスレーブ
装置の最終段のスレーブ装置で折り返して上記上り回線
直列に接続し、上記伝送フレームは、上記複数台のス
レーブ装置のうちのデータ伝送を行なう所望のスレーブ
装置を特定するアドレスを格納するアドレスブロック
と、上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納す
るコマンドブロックと、上記データ伝送に係る伝送デー
タを格納するデータブロックと、上記伝送フレームのエ
ラー検出を行なうエラー検出用ブロックと、を少なくと
も含み、各スレーブ装置は、上記マスタ装置から上記下
り回線を介して伝送される伝送フレームから上記マスタ
装置からの自局宛てのデータを読み込むことと、上記上
り回線に伝送される上記伝送フレームに自局から上記マ
スタ装置宛てのデータを書き込むことにより上記マス
タ装置と上記スレーブ装置との間のデータ伝送を行なう
もので、上記スレーブ装置を複数のグループにグループ
分けするとともに、該グループ分けされた各グループに
属するスレーブ装置にそれぞれ同一の自局フレーム番号
を設定し、上記マスタ装置は、上記伝送フレームのアド
レスブロックに上記フレーム番号を格納することにより
該マスタ装置と上記複数台のスレーブ装置との間のデー
タ伝送を上記グループ単位で行なうことを特徴とする。
【0028】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、上記伝送フレームのコマンドブ
ロックに格納されるコマンドは、上記マスタ装置と上記
スレーブ装置との間のデータの交換を指示するデータ交
換コマンドと、上記マスタ装置から特定のスレーブ装置
に対するステータス書き込み、読み込みを指示するステ
ータス書き込み読み込みコマンドと、有し、上記スレー
ブ装置は、上記伝送フレームのコマンドブロックに格納
されたコマンドを識別し、該コマンドが上記データ交換
コマンドである場合は、上記伝送フレームのアドレスブ
ロックに格納されたアドレスが上記フレーム番号である
として該フレーム番号に基づき該フレーム番号に対応す
るグループ単位でのデータ交換処理を行ない、該コマン
ドが上記ステータス書き込み読み込みコマンドである場
合は、上記伝送フレームのアドレスブロックに格納され
たアドレスが上記特定のスレーブ装置のアドレスとして
該特定のスレーブ装置のアドレスに基づくステータス書
き込み読み込み処理を行なうことを特徴とする。
【0029】また、請求項7に記載の発明は、マスタ装
置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送フ
レームを送受信することによりデータ伝送を行なうデー
タ伝送方法において、上記複数台のスレーブ装置を下り
回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に接
続するとともに、上記下り回線を上記複数台のスレーブ
装置の最終段のスレーブ装置で折り返して上記上り回線
直列に接続し、上記伝送フレームは、上記複数台のス
レーブ装置のうちのデータ伝送を行なう所望のスレーブ
装置を特定するアドレスを格納するアドレスブロック
と、上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納す
るコマンドブロックと、上記データ伝送に係る伝送デー
タを格納するデータブロックと、上記伝送フレームのエ
ラー検出を行なうエラー検出用ブロックと、を少なくと
も含み、各スレーブ装置は、上記マスタ装置から上記下
り回線を介して伝送される伝送フレームから上記マスタ
装置からの自局宛てのデータを読み込むことと、上記上
り回線に伝送される上記伝送フレームに自局から上記マ
スタ装置宛てのデータを書き込むことにより上記マス
タ装置と上記スレーブ装置との間のデータ伝送を行なう
もので、上記伝送フレームのコマンドブロックに格納さ
れるコマンドは、上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
の間のデータの交換を指示するデータ交換コマンドと、
上記マスタ装置から特定のスレーブ装置に対するステー
タス書き込み、読み込みを指示するステータスライトコ
マンドおよびステータスリードコマンドと、を有すると
ともに、上記コマンドブロックにステータス書き込み指
示を示すステータスライトコマンドを含むステータスラ
イトフレームおよび上記伝送フレームのコマンドブロッ
クにステータス読み込み指示を示すステータスリードコ
マンドを含むステータスリードフレームのデータブロッ
クに、上記マスタ装置に対するレスポンスの有無を示す
レスポンスビットと、同一のアドレスのスレーブ装置が
少なくとも2台存在することを示す2重エラービット
と、を設け、上記スレーブ装置は、受信した伝送フレー
ムが上記ステータスライトフレームである場合は、該ス
テータスライトフレームのデータブロックのデータを内
部レジスタへ取り込み、受信した伝送フレームが上記ス
テータスリードコマンドである場合は、該スレーブ装置
の内部レジスタの値をレスポンスとしてマスタ装置への
レスポンスフレームのデータエリアに書き込み、上記レ
スポンスビットをチェックして、該レスポンスビットが
オフしている場合は異常なしと判断して、レスポンスビ
ットをオンし、該レスポンスビットがオンしている場合
は、上記2重エラーと判断して、上記2重エラービット
をオンすることを特徴とする。
【0030】また、請求項8に記載の発明は、マスタ装
置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送フ
レームを送受信することによりデータ伝送を行なうデー
タ伝送方法において、上記複数台のスレーブ装置を下り
回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に接
続するとともに、上記下り回線を上記複数台のスレーブ
装置の最終段のスレーブ装置で折り返して上記上り回線
直列に接続し、各スレーブ装置は、上記マスタ装置か
ら上記下り回線を介して伝送される伝送フレームから上
記マスタ装置からの自局宛てのデータを読み込むこと
と、上記上り回線に伝送される上記伝送フレームに自局
から上記マスタ装置宛てのデータを書き込むことによ
上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータ
伝送を行なうもので、上記スレーブ装置は、上記下り回
線を介して伝送される伝送フレームから読み込んだ第1
の自局データを格納する第1のレジスタと、上記上り回
線に伝送される伝送フレームに書き込む第2の自局のデ
ータを格納する第2のレジスタと、上記第1のレジスタ
および上記第2のレジスタにアクセス可能なマイクロプ
ロセッシングユニットと、を有し、上記マイクロプロセ
ッシングユニットは、上記第1のレジスタおよび上記第
2のレジスタにアクセスする場合に、該第1のレジスタ
および上記第2のレジスタに対するアクセス権を要求
し、該アクセス権の要求が許容され、該第1のレジスタ
および上記第2のレジスタに対するアクセス権が上記マ
イクロプロセッシングユニットに移った後、該第1のレ
ジスタおよび上記第2のレジスタに対するアクセスを実
行することを特徴とする。
【0031】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の発明において、上記マスタ装置と上記スレーブ
装置との間のデータ伝送は、上記マスタ装置と上記スレ
ーブ装置との間での所望のメッセージ情報の交換を行な
うメッセージ交換処理を含むことを特徴とする。
【0032】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の発明において、上記マスタ装置と上記スレー
ブ装置との間のデータ伝送は、上記第1のレジスタおよ
び上記第2のレジスタの内容を定期的にリフレッシュす
るリフレッシュ処理を含み、上記メッセージ交換処理
は、上記リフレッシュ処理の合間に行なわれることを特
徴とする。
【0033】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明において、上記伝送フレームのコマン
ドブロックに、上記メッセージ交換処理の手順を示すメ
ッセージ交換手順フラグを格納し、上記スレーブ装置
は、上記メッセージ交換処理に際して、上記コマンドブ
ロックに格納された上記メッセージ交換手順フラグを識
別し、その識別結果に対応して上記メッセージ交換処理
を実行することを特徴とする。
【0034】また、請求項12に記載の発明は、マスタ
装置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送
フレームを送受信することによりデータ伝送を行なうデ
ータ伝送装置において、上記複数台のスレーブ装置
り回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に
接続されるとともに、上記下り回線が上記複数台のスレ
ーブ装置の最終段のスレーブ装置で折り返されて上記上
り回線に直列に接続され、上記伝送フレームは、上記マ
スタ装置と上記複数台のスレーブ装置との間で伝送され
る入出力データを格納するデータブロックの領域を有
し、該データブロックの領域は上記下り回線の伝送時に
は該出力データの伝送に用いられるとともに、同一の該
データブロックの領域が上記上り回線の伝送時には該入
力データの伝送に用いられ、上記スレーブ装置は、上記
マスタ装置から上記下り回線に伝送される上記伝送フレ
ームを受信し、該伝送フレームの上記データブロックの
領域に格納された上記マスタ装置からの自局宛ての出力
データを読み込む第1の受信手段と、上記第1の受信手
段で受信した上記伝送フレームを上記下り回線送信す
る第1の送信手段と、上記上り回線に伝送される上記伝
送フレームを受信し、該伝送フレームの上記データブロ
ックの領域に上記マスタ装置宛ての自局の入力データを
書き込む第2の受信手段と、上記第2の受信手段で受信
した上記マスタ装置宛ての入力データが書き込まれた
記伝送フレームを上記上り回線送信する第2の送信手
段と、を具備することを特徴とする。
【0035】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の発明において、上記スレーブ装置は、 上記
第1の受信手段で受信した伝送フレームに自局宛ての出
力データがあると判断したときは上記データブロックの
領域の予め読み込みの設定がされたデータエリアから該
出力データを読み込んで、該伝送フレームに自局宛ての
出力データがないと判断したときは上記データブロック
から出力データを読み込まないで、上記第1の送信手段
で該伝送フレームを下り回線にスルーする第1の判断手
段と、 上記第2の受信手段で受信した伝送フレームに書
き込むべき自局の入力データがあると判断したときは上
記データブロックの領域の予め書き込みの設定がされた
データエリアに該入力データを書き込んで、該伝送フレ
ームに書き込むべき自局の入力データがないと判断した
ときは上記データブロックへ入力データを書き込まない
で、上記第2の送信手段で該伝送フレームを上り回線に
スルーする第2の判断手段と、 を具備する ことを特徴と
する。
【0036】また、請求項14に記載の発明は、請求項
12に記載の発明において、上記スレーブ装置は、上記
第1の受信手段で受信する上記伝送フレームから読み込
出力データ量を設定する第1の設定手段と、上記第2
の受信手段で受信する上記伝送フレームに書き込む入力
データ量を設定する第2の設定手段と、を具備し、上記
マスタ装置は、上記各スレーブ装置の上記第1の設定手
段で設定された上記出力データ量および上記第2の設定
手段で設定された上記入力データ量に対応して上記伝送
フレームのデータブロックのブロック長を決定する伝送
フレーム決定手段を具備することを特徴とする。
【0037】また、請求項15に記載の発明は、請求項
12に記載の発明において、上記スレーブ装置は、上記
第1の受信手段で受信する上記伝送フレームのデータブ
ロックに対する自局宛ての出力データの読み込み開始位
置を設定する読み込み開始位置設定手段と、上記第2の
受信手段で受信する上記伝送フレームのデータブロック
に対する自局の入力データの書き込み開始位置を設定す
る書き込み開始位置設定手段と、を具備し、上記第1の
受信手段で受信した上記伝送フレームのデータブロック
内の上記読み込み開始位置設定手段で設定した読み込み
開始位置から自局宛ての出力データの読み込みを行な
い、上記第2の受信手段で受信した上記伝送フレームの
データブロック内の上記書き込み開始位置設定手段で設
定した書き込み開始位置から自局の入力データの書き込
みを行なうことを特徴とする。
【0038】また、請求項16に記載の発明は、マスタ
装置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送
フレームを送受信することによりデータ伝送を行なうデ
ータ伝送装置において、上記複数台のスレーブ装置
り回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に
接続されるとともに、上記下り回線が上記複数台のスレ
ーブ装置の最終段のスレーブ装置で折り返されて上記上
り回線に直列に接続され、上記伝送フレームは、上記複
数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう所望の
スレーブ装置を特定するアドレスを格納するアドレスブ
ロックと、上記データ伝送の種類を特定するコマンドを
格納するコマンドブロックと、上記データ伝送に係る伝
送データを格納するデータブロックと、上記伝送フレー
ムのエラー検出を行なうエラー検出用ブロックと、を少
なくとも含み、上記スレーブ装置は、上記マスタ装置か
ら上記下り回線を介して伝送される伝送フレームを受信
することにより該伝送フレームから上記マスタ装置から
の自局宛てのデータを読み込む第1の受信手段と、上記
第1の受信手段で受信された上記伝送フレームを上記下
り回線を介して次局に送信する第1の送信手段と、上記
上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信すること
により該伝送フレームに自局から上記マスタ装置宛て
データを書き込む第2の受信手段と、上記第2の受信手
段で受信された上記伝送フレームを上記上り回線を介し
て次局に送信する第2の送信手段と、を具備し、上記ス
レーブ装置は、複数のグループにグループ分けされると
ともに、該グループ分けされた各グループに属するスレ
ーブ装置に対してそれぞれ同一に設定された自局フレー
ム番号を記憶する自局フレーム番号記憶手段を具備し、
上記マスタ装置は、上記伝送フレームのアドレスブロッ
クに上記フレーム番号を格納することにより該マスタ装
置と上記複数台のスレーブ装置との間のデータ伝送を上
記グループ単位で行なうことを特徴とする。
【0039】また、請求項17に記載の発明は、請求項
16に記載の発明において、上記伝送フレームのコマン
ドブロックに格納されるコマンドは、上記マスタ装置と
上記スレーブ装置との間のデータの交換を指示するデー
タ交換コマンドと、上記マスタ装置から特定のスレーブ
装置に対するステータス書き込み、読み込みを指示する
ステータス書き込み読み込みコマンドと、有し、上記ス
レーブ装置は、上記伝送フレームのコマンドブロックに
格納されたコマンドを識別するコマンド識別手段と、上
記コマンド識別手段の識別結果により該コマンドが上記
データ交換コマンドである場合は、上記伝送フレームの
アドレスブロックに格納されたアドレスが上記フレーム
番号であるとして該フレーム番号に基づき該フレーム番
号に対応するグループ単位でのデータ交換処理を行な
い、該コマンドが上記ステータス書き込み読み込みコマ
ンドである場合は、上記伝送フレームのアドレスブロッ
クに格納されたアドレスが上記特定のスレーブ装置のア
ドレスとして該特定のスレーブ装置のアドレスに基づく
ステータス書き込み読み込み処理を行なう処理手段と、
を具備することを特徴とする。
【0040】また、請求項18に記載の発明は、マスタ
装置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送
フレームを送受信することによりデータ伝送を行なうデ
ータ伝送装置において、上記複数台のスレーブ装置
り回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に
接続されるとともに、上記下り回線が上記複数台のスレ
ーブ装置の最終段のスレーブ装置で折り返されて上記上
り回線に直列に接続され、上記伝送フレームは、上記複
数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう所望の
スレーブ装置を特定するアドレスを格納するアドレスブ
ロックと、上記データ伝送の種類を特定するコマンドを
格納するコマンドブロックと、上記データ伝送に係る伝
送データを格納するデータブロックと、上記伝送フレー
ムのエラー検出を行なうエラー検出用ブロックと、を少
なくとも含み、上記スレーブ装置は、上記マスタ装置か
ら上記下り回線を介して伝送される伝送フレームを受信
することにより該伝送フレームから上記マスタ装置から
の自局宛てのデータを読み込む第1の受信手段と、上記
第1の受信手段で受信された上記伝送フレームを上記下
り回線を介して次局に送信する第1の送信手段と、上記
上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信すること
により該伝送フレームに自局から上記マスタ装置宛て
データを書き込む第2の受信手段と、上記第2の受信手
段で受信された上記伝送フレームを上記上り回線を介し
て次局に送信する第2の送信手段と、を具備し、上記伝
送フレームのコマンドブロックに格納されるコマンド
は、上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータ
の交換を指示するデータ交換コマンドと、上記マスタ装
置から特定のスレーブ装置に対するステータス書き込
み、読み込みを指示するステータスライトコマンドおよ
びステータスリードコマンドと、を有するとともに、上
記コマンドブロックにステータス書き込み指示を示すス
テータスライトコマンドを含むステータスライトフレー
ムおよび上記伝送フレームのコマンドブロックにステー
タス読み込み指示を示すステータスリードコマンドを含
むステータスリードフレームのデータブロックに、上記
マスタ装置に対するレスポンスの有無を示すレスポンス
ビットと、同一のアドレスのスレーブ装置が少なくとも
2台存在することを示す2重エラービットと、を設け、
上記スレーブ装置は、受信した伝送フレームが上記ステ
ータスライトフレームである場合は、該ステータスライ
トフレームのデータブロックのデータを内部レジスタへ
取り込み、受信した伝送フレームが上記ステータスリー
ドコマンドである場合は、該スレーブ装置の内部レジス
タの値をレスポンスとしてマスタ装置へのレスポンスフ
レームのデータエリアに書き込み、上記レスポンスビッ
トをチェックして、該レスポンスビットがオフしている
場合は異常なしと判断して、レスポンスビットをオン
し、該レスポンスビットがオンしている場合は、上記2
重エラーと判断して、上記2重エラービットをオンする
制御手段を具備することを特徴とする。
【0041】また、請求項19に記載の発明は、マスタ
装置と複数台のスレーブ装置との間で回線を介して伝送
フレームを送受信することによりデータ伝送を行なうデ
ータ伝送装置において、上記複数台のスレーブ装置
り回線および上り回線を介して上記マスタ装置に直列に
接続されるとともに、上記下り回線が上記複数台のスレ
ーブ装置の最終段のスレーブ装置で折り返されて上記上
り回線に直列に接続され、上記スレーブ装置は、上記マ
スタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝送フレ
ームを受信することにより該伝送フレームから上記マス
タ装置からの自局宛てのデータを読み込む第1の受信手
段と、上記第1の受信手段で受信された上記伝送フレー
ムを上記下り回線を介して次局に送信する第1の送信手
段と、上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受
信することにより該伝送フレームに自局から上記マスタ
装置宛てのデータを書き込む第2の受信手段と、上記第
2の受信手段で受信された上記伝送フレームを上記上り
回線を介して次局に送信する第2の送信手段と、を具備
し、上記スレーブ装置は、上記下り回線を介して伝送さ
れる伝送フレームから読み込んだ第1の自局データを格
納する第1のレジスタと、上記上り回線に伝送される伝
送フレームに書き込む第2の自局のデータを格納する第
2のレジスタと、上記第1のレジスタおよび上記第2の
レジスタにアクセス可能なマイクロプロセッシングユニ
ットと、を有し、上記マイクロプロセッシングユニット
は、上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタにア
クセスする場合に、該第1のレジスタおよび上記第2の
レジスタに対するアクセス権を要求し、該アクセス権の
要求が許容され、該第1のレジスタおよび上記第2のレ
ジスタに対するアクセス権が上記マイクロプロセッシン
グユニットに移った後、該第1のレジスタおよび上記第
2のレジスタに対するアクセスを実行する制御手段を具
備することを特徴とする。
【0042】また、請求項20に記載の発明は、請求項
19に記載の発明において、上記マスタ装置と上記スレ
ーブ装置との間のデータ伝送は、上記マスタ装置と上記
スレーブ装置との間での所望のメッセージ情報の交換を
行なうメッセージ交換処理を含むことを特徴とする。
【0043】また、請求項21に記載の発明は、請求項
20に記載の発明において、上記マスタ装置と上記スレ
ーブ装置との間のデータ伝送は、上記第1のレジスタお
よび上記第2のレジスタの内容を定期的にリフレッシュ
するリフレッシュ処理を含み、上記メッセージ交換処理
は、上記リフレッシュ処理の合間に行なわれることを特
徴とする。
【0044】また、請求項22に記載の発明は、請求項
21に記載の発明において、上記伝送フレームのコマン
ドブロックに、上記メッセージ交換処理の手順を示すメ
ッセージ交換手順フラグを格納し、上記スレーブ装置
は、上記コマンドブロックに格納された上記メッセージ
交換手順フラグを識別するメッセージ交換手順フラグ識
別手段と、上記メッセージ交換手順フラグ識別手段の識
別結果に対応して上記メッセージ交換処理を実行するメ
ッセージ処理実行手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデータ伝送
方法および装置の一実施の形態を添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0046】図1は、この発明に係るデータ伝送方法お
よび装置を適用して構成したデータ伝送システムの全体
構成を示すブロック図である。
【0047】図1に示すデータ伝送システムは、複数台
のスレーブ装置200−1、200−2、200−3を
下り回線310−1、310−2、310−3を介して
マスター装置100に直列に接続するとともに、該複数
台のスレーブ装置200−1、200−2、200−3
を上り回線320−1、320−2、330−3、32
0−4を介してマスター装置100に直列に接続し、各
スレーブ装置200−1、200−2、200−3は、
上記下り回線310−1、310−2、310−3を介
して上記マスター装置100からの伝送フレームを受信
したときに該伝送フレームから上記マスター装置100
からの出力データを取り込み、上記上り回線320−
1、320−2、330−3を介して上記マスター装置
100からの伝送フレームを受信したときに該伝送フレ
ームに対して上記マスター装置100に対する入力デー
タを書き込むように構成されている。
【0048】すなわち、図1に示すデータ伝送システム
は、図46に示した従来のデータ伝送システムと同様
に、1台のマスタ装置100と3台のスレーブ装置(#
0)200−1、スレーブ装置(#1)200−2、ス
レーブ装置(#2)200−3から構成する場合を示し
ている。
【0049】ここで、3台のスレーブ装置200−1、
200−2、200−3は、それぞれ下り回線310−
1、下り回線310−2、下り回線310−3を介して
マスタ装置10に順次接続され、また、上り回線320
−1、上り回線310−2、上り回線320−3、上り
回線320−4を介してマスタ装置100に順次接続さ
れる。
【0050】また、このデータ伝送システムにおけるマ
スタ装置100とスレーブ装置200−1、200−
2、200−3との間のデータ伝送は、図47に示した
ような所定のフォーマットからなる伝送フレームを用い
て行われるように構成されており、スレーブ装置200
−1には、下り回線310−1から伝送フレームを受信
する受信回路211−1、下り回線310−2に対して
伝送フレームを送信する送信回路221−1、上り回線
320−3から伝送フレームを受信する受信回路212
−1、上り回線320−4に対して伝送フレームを送信
する送信回路222−1、OUTデータ読み込み開始位
置レジスタ231−1、INデータ書き込み開始位置レ
ジスタ232−1が設けられている。
【0051】同様に、スレーブ装置200−2には、下
り回線310−2から伝送フレームを受信する受信回路
211−2、下り回線310−3に対して伝送フレーム
を送信する送信回路221−2、上り回線320−2か
ら伝送フレームを受信する受信回路212−2、上り回
線320−3に対して伝送フレームを送信する送信回路
222−2、OUTデータ読み込み開始位置レジスタ2
31−2、INデータ書き込み開始位置レジスタ232
−2が設けられ、スレーブ装置200−3には、下り回
線310−3から伝送フレームを受信する受信回路21
1−3、上り回線320−1に対して伝送フレームを送
信する送信回路221−3、上り回線320−1から伝
送フレームを受信する受信回路212−3、上り回線3
20−2に対して伝送フレームを送信する送信回路22
2−3、OUTデータ読み込み開始位置レジスタ231
−3、INデータ書き込み開始位置レジスタ232−3
が設けられている。
【0052】ここで、OUTデータ読み込み開始位置レ
ジスタ231−1、231−2、231−3は、それぞ
れ自局のOUTデータを図47に示した伝送フレームの
データブロック30−3の先頭から数えて何バイト目か
ら取り込むかの読み込み開始位置を示すデータを格納す
るものであり、INデータ書き込み開始位置レジスタ2
32−1、232−2、232−3は、それぞれ自局の
INデータを図47に示した伝送フレームのデータブロ
ック30−3の先頭から数えて何バイト目から書き込む
かの書き込み開始位置を示すデータを格納するものであ
る。
【0053】なお、図1においては図示を省略している
が、後に詳述するように、受信回路211−1、211
−2、211−3には、図47に示した伝送フレーム3
0のデータブロック30−3から取り込んだOUTデー
タを一時格納するOUTデータレジスタが設けられてお
り、また、受信回路212−1、212−2、212−
3には、伝送フレーム30のデータブロック30−3に
書き込むINデータを一時格納するINデータレジスタ
が設けられている。
【0054】また、受信回路211−1、211−2、
211−3は、下り回線310−1、310−2、31
0−3を伝送される伝送フレーム30のアドレスブロッ
ク30−1に格納されているアドレスおよびコマンドブ
ロック30−2に格納されるコマンドを認識するととも
に、伝送フレーム30のデータブロック30−3から自
局のOUTデータを取り込む機能を有しており、また、
受信回路212−1、212−2、212−3は、上り
回線320−1、320−2、330−3を伝送される
伝送フレーム30のアドレスブロック30−1に格納さ
れているアドレスおよびコマンドブロック30−2に格
納されるコマンドを認識するとともに、伝送フレーム3
0のデータブロック30−3に対して自局のINデータ
を書き込む機能を有している。
【0055】また、各スレーブ装置200−1、200
−2、200−3のOUTデータのデータ幅およびIN
データのデータ幅(IO点数)は、各スレーブ装置20
0−1、200−2、200−3に設けられたIC(I
ntegrated Circuit)、ASIC(A
pplication Specific Integ
rated Circuit)などからなる全体を図示
しない通信コントローラの外部設定ピン、外部設定スイ
ッチ等により予め設定されている。
【0056】図1に示すデータ伝送システムにおいて、
各スレーブ装置200−1、200−2、200−3の
OUTデータ読み込み開始位置レジスタ231−1、2
31−2、231−3およびINデータ書き込み開始位
置レジスタ232−1、232−2、232−3のセッ
トは、このデータ伝送システムにより構成されるネット
ワークの初期処理においてマスタ装置100から発行さ
れるレジスタ設定用のコマンドにより行われる。
【0057】上記構成において、図46に示した従来シ
ステムと同様に、スレーブ装置(#0)200−1のO
UTデータが2バイト(2B)、INデータが4バイト
(4B)、スレーブ装置(#1)200−2のINデー
タが4バイト(4B)、スレーブ装置(#2)200−
のOUTデータが6バイト(6B)に設定されている
場合における各スレーブ装置200−1、200−2、
200−3のIOリフレッシュを考える。
【0058】図2は、この場合において下り回線310
−1、310−2、310−3および上り回線320−
1、320−2、320−3、320−4をそれぞれ
送される伝送フレーム30からデータブロック30−3
のみを抜き出して示したものである。
【0059】図2において、(a)は、下り回線310
−1、下り回線310−2下り回線310−3を伝送
される伝送フレームのデータブロック、(b)は、上り
回線320−3を伝送される伝送フレームのデータブロ
ック、(c)は、上り回線320−4を伝送される伝送
フレームのデータブロックを示す。
【0060】この場合、スレーブ装置200−1、20
0−2、200−3全体で取り込まれるOUTデータ
は、2B+6B=8Bの8バイトであり、また、書き込
まれるINデータも、4B+4B=8Bの8バイトであ
るので、伝送フレーム30のデータブロック30−3の
データエリアは8バイトに設定される。
【0061】また、スレーブ装置(#0)200−1の
OUTデータ読み込み開始位置レジスタ231−1に
は、OUTデータ読み込み開始位置として1バイト目に
対応するデータがセットされ、INデータ書き込み開始
位置レジスタ232−1には、INデータ書き込み開始
位置として5バイト目に対応するデータがセットされ
る。
【0062】また、スレーブ装置(#1)200−2の
INデータ書き込み開始位置レジスタ232−2には、
INデータ書き込み開始位置として1バイト目に対応す
るデータがセットされ、スレーブ装置(#2)200−
3のOUTデータ読み込み開始位置レジスタ231−3
には、OUTデータ読み込み開始位置として3バイト目
に対応するデータがセットされる。
【0063】このような構成において、スレーブ装置2
00−1の受信回路211−1が、マスタ装置100か
ら下り回線310−1を介して図2の(a)に示すデー
タエリアを有する伝送フレームを受信すると、そのOU
Tデータ読み込み開始位置レジスタ231−1のセット
内容を調べ、この場合、1バイト目に対応するデータが
セットされているので、このOUTデータ読み込み開始
位置レジスタ231−1のセット内容に基づきこの受信
回路211−1においてこの伝送フレームのデータエリ
アの1バイト目から自局の2バイトのOUTデータを取
り込む。
【0064】そしてこの伝送フレームを送信回路221
−1、下り回線310−2を介して、次局、すなわちス
レーブ装置200−2の受信回路211−2に渡す。こ
こで、スレーブ装置200−2のOUTデータ読み込み
開始位置レジスタ231−2はセットされていないの
で、この伝送フレームは、スレーブ装置200−2の受
信回路211−2をスルーして、送信回路221−2、
下り回線310−3を介してスレーブ装置200−3の
受信回路211−3に渡される。
【0065】スレーブ装置200−3では、そのOUT
データ読み込み開始位置レジスタ231−3がセットさ
れているので、そのセット内容に基づき受信回路211
−3においてこの伝送フレームのデータエリアの3バイ
ト目から自局の6バイトのOUTデータを取り込む。
【0066】次に、この伝送フレームは、送信回路22
1−3、上り回線320−1を介してスレーブ装置20
0−3の受信回路212−3に渡される。ここで、スレ
ーブ装置200−3のINデータ書き込み開始位置レジ
スタ232−3はセットされていないので、この伝送フ
レームは、スレーブ装置200−3の受信回路212−
3をスルーして、送信回路222−3、上り回線320
−2を介してスレーブ装置200−2の受信回路212
−2に渡される。
【0067】スレーブ装置200−2では、そのINデ
ータ書き込み開始位置レジスタ232−3がセットされ
ているので、そのセット内容に基づき受信回路212−
2においてこの伝送フレームのデータエリアの1バイト
目から自局の4バイトのINデータを書き込む。ここ
で、この伝送フレームの5バイト目以降のデータは不定
となる。
【0068】次に、この伝送フレームは、送信回路22
2−2、上り回線320−3を介してスレーブ装置20
0−1の受信回路212−1に渡される。ここで、スレ
ーブ装置200−1では、そのINデータ書き込み開始
位置レジスタ232−1がセットされているので、その
セット内容に基づき受信回路212−1においてこの伝
送フレームのデータエリアの5バイト目から自局の4バ
イトのINデータを書き込む。
【0069】そして、この伝送フレームは、上り回線3
20−4を介してマスタ装置100に渡される。
【0070】このように、この構成によれば、従来デー
タエリアとして36バイト必要であったデータ伝送をデ
ータエリアを8バイトとして同様のデータ伝送を行なう
ことができる。
【0071】ところで、上記実施の形態においては、1
台のマスタ装置100に対して3台のスレーブ装置20
0−1、200−2、200−3を接続したデータ伝送
システムの例を示したが、ここで、スレーブ装置の台数
は任意の台数に設定することができる。
【0072】しかし、スレーブ装置の台数が多くなると
それに応じてIO点数が大きくなり、フレーム長(デー
タブロック長)も長くなる。この場合、以下に示すよう
な弊害が生じる。
【0073】図3は、スレーブ装置の台数が多くなり、
それに応じてIO点数が大きくなり、フレーム長が長く
なった場合の弊害を説明する図である。
【0074】図3においては、アドレスブロック30−
1、コマンドブロック30−2、データブロック30−
3、エラー検出用ブロック30−4からなる伝送フレー
ム30のフレーム長が長くなり、この伝送フレームの伝
送時間が15msecになった場合を示す。
【0075】この場合において、例えば、8msecご
とにノイズが発生する環境下を考えると、この15ms
ecの伝送フレームを繰返し送信しても、全ての伝送フ
レームがエラー検出用ブロック30−4のエラー検出に
より伝送エラーとなってしまう。その結果ノイズに弱い
システムとなる。
【0076】また、スレーブ装置の台数により可変長の
伝送フレームを用いる構成を採用する手法も考えられ
る。
【0077】しかし、この場合は、各伝送フレームにフ
レーム長を示すフレーム長ブロックを追加する必要があ
る。
【0078】図4は、フレーム長を示すフレーム長ブロ
ックを追加して構成した伝送フレームの一例を示した図
である。
【0079】すなわち、図4に示す伝送フレームにおい
ては、アドレスブロック30−1、コマンドブロック3
0−2、データブロック30−3、エラー検出用ブロッ
ク30−4に追加してフレーム長ブロック30−5が設
けられている。
【0080】このように、フレーム長を示すフレーム長
ブロック30−5を追加して構成した伝送フレームを採
用する場合には、この追加したフレーム長ブロック30
−5の分だけフレーム長が長くなり、その結果、通信応
答性が悪くなる。
【0081】そこで、次に示す実施の形態においては、
IOデータの交換を行なう伝送フレームに番号を付け、
このフレーム番号を各スレーブ装置内部に設けた自局I
Oフレーム番号レジスタに設定する。このような構成に
よると、スレーブ装置の台数が増加した場合にも、長い
伝送フレームを送出することなく、フレーム番号により
グループ分けされたスレーブ装置ごとにIOデータの交
換サービスを行なうことができる。
【0082】図5は、スレーブ装置内部に設けた自局I
Oフレーム番号レジスタにフレーム番号を設定すること
によりスレーブ装置をグループ分けしたこの発明の他の
実施の形態のデータ伝送システムを示すブロック図であ
る。
【0083】図5において、このデータ伝送システムに
おいては、複数のスレーブ装置の内部にそれぞれ自局I
Oフレーム番号レジスタを設け、この自局IOフレーム
番号レジスタにそれぞれIOフレーム番号を設定するこ
とにより、複数のスレーブ装置をいくつかのグループに
分け、このグループごとにIOデータの交換サービスを
行なう。
【0084】すなわち、図5においては、IOフレーム
番号により3つのグループG0、G1、G2に分けた場
合が示されている。ここで、グループG0には、3台の
スレーブ装置S01、S02、S03が含まれており、
これらスレーブ装置S01、S02、S03のそれぞれ
の自局IOフレーム番号レジスタ40には、それぞれ同
一のIOフレーム番号#0がセットされている。この場
合、グループG0の3台のスレーブ装置S01、S0
2、S03はIOフレーム番号#0のIOコマンドにの
み応答する。
【0085】また、グループG1には、2台のスレーブ
装置S11、S12が含まれており、これらスレーブ装
置S11、S12のそれぞれの自局IOフレーム番号レ
ジスタ40には、それぞれ同一のIOフレーム番号#1
がセットされている。この場合、グループG1の2台の
スレーブ装置S11、S12はIOフレーム番号#1の
IOコマンドにのみ応答する。
【0086】また、グループG2には、3台のスレーブ
装置S21、S22、S23が含まれており、これらス
レーブ装置S21、S22、S23のそれぞれの自局I
Oフレーム番号レジスタ40には、それぞれ同一のIO
フレーム番号#2がセットされている。この場合、グル
ープG2の3台のスレーブ装置S21、S22、S23
はIOフレーム番号#2のIOコマンドにのみ応答す
る。
【0087】さて、一般的にこの種のネットワークで使
用するコマンドには大まかに分けて次の2つがある。
【0088】1)スレーブ装置のIOデータ交換用のコ
マンド 2)スレーブ装置のステータス書き込み/読み込み用の
コマンド
【0089】ここで、後者のコマンドは、スレーブ装置
固有のアドレスにより指定されたスレーブ装置に対して
のみサービスが行われる。また、前者は、この実施の形
態において採用される自局IOフレーム番号を使用する
場合に適用できるものである。
【0090】そこで、単純に、自局IOフレーム番号を
一般的な伝送フレーム構成に1ブロックとして追加する
のではなく、できるだけフレーム長を短くし、通信応答
性を向上させる観点から一般的な伝送フレーム構成のア
ドレスブロックを前者と後者で共用する。
【0091】このように構成した場合の、スレーブ装置
側におけるアドレスブロックの意味合いの判定処理を図
6を参照して説明する。
【0092】図6は、伝送フレーム構成のアドレスブロ
ックをIOフレーム番号とアドレスで共用した場合にお
けるスレーブ装置側におけるアドレスブロックの意味合
いの判定処理を説明するためのシステム構成を示すブロ
ック図である。
【0093】まず、伝送フレームのアドレスブロックを
受信し、これを図示しない受信バッファに格納してお
く。
【0094】次に、伝送フレームのコマンドブロックを
受信し、この受信したコマンドブロックのコマンドを解
析する。
【0095】そしてこのコマンドの解析によりこのコマ
ンドがIOデータ交換用のコマンドである場合は、受信
バッファに格納したデータはIOフレーム番号であると
判断する。
【0096】この場合、まず、この受信バッファに格納
したデータ、すなわちIOフレーム番号と自局IOフレ
ーム番号レジスタ40−1にセットされているIOフレ
ーム番号とを比較し、自局宛てのIOフレームかどうか
を判定する。
【0097】ここで、自局宛てのIOフレームであると
判定された場合は、自局にOUTデータがあれば、OU
Tデータ読み込み開始位置レジスタ231−1にセット
されたOUTデータ読み込み開始位置から自局のOUT
データを読み込む。また、ここで、自局にINデータが
あれば、INデータ書き込み開始位置レジスタ232−
1にセットされたINデータ書き込み開始位置から自局
のINデータを書き込む。
【0098】また、自局宛てのIOフレームでないと判
定された場合は、受信バッファに格納されたデータを破
棄し、次のスレーブ装置に伝送フレームを転送する。
【0099】また、コマンドの解析によりこのコマンド
がステータス書き込み/読み込み用であると判定された
場合は、受信バッファに格納したデータは、スレーブ装
置のアドレスを示すと判定する。
【0100】この場合、この受信バッファに格納したデ
ータ、すなわちスレーブ装置のアドレスと自局アドレス
レジスタ233−1にセットされている自局アドレスと
を比較し、自局宛てのステータスフレームかどうかを判
定する。
【0101】ここで、自局宛てのステータスフレーム
あると判定された場合は、ステータスリードコマンドで
あれば、自局のステータスをマスタ装置100へレスポ
ンスする。また、ステータスライトコマンドであれば、
受信したステータス設定データを自局のステータスレジ
スタに書き込む。
【0102】また、自局宛てのステータスフレームでな
いと判定された場合は、受信バッファに格納されたデー
タを破棄し、次のスレーブ装置に伝送フレームを転送す
る。
【0103】さて、この実施の形態のデータ伝送システ
ムにおいて、スレーブ装置のステータス情報としては以
下に示すものがある。
【0104】1)INデータ書き込み開始位置 2)OUTデータ読み込み開始位置 3)INデータ幅 4)OUTデータ幅 5)自局ノードアドレス(各スレーブ装置ごとにユニー
ク) 6)自局IOフレーム番号 7)その他、製品ロット番号や型式、スレーブ装置に実
装されているアプリケーションのパラメータなど
【0105】そして、これらのステータスは以下に示す
いずれかの手法により設定される。
【0106】1)ASICなどの通信コントローラIC
の外部設定ピンまたはプリント基板のパターン若しくは
スイッチなどで設定 2)ASICなどの通信コントローラICの内部レジス
タにスレーブ装置に実装されたMPU(Micro P
rocessing Unit)から若しくはマスタ装
置からのステータスライトコマンドで設定
【0107】また、ステータスの読み出しは、 1)スレーブ装置に実装されたMPUによる内部レジス
タの読み出し 2)マスタ装置からのステータスリードでの読み出し などにより行われる。
【0108】ところで、上記構成において、スレーブ装
置からのステータスの読み出しをマスタ装置からのステ
ータスリードコマンドで行なう際、若しくはスレーブ装
置に対するステータスの設定をマスタ装置からのステー
タスライトコマンドで行なう際に、このデータ伝送シス
テムの構築するネットワーク内に同一のノードアドレス
が2以上存在する場合は、誤った設定値の読み出し、書
き込みが行われる場合がある。
【0109】図7は、データ伝送システムを構築するネ
ットワーク内に同一のノードアドレスが2以上存在する
場合の不都合を説明するためのシステム構成を示すブロ
ック図である。
【0110】図7において、このデータ伝送システム
は、同一のノードアドレス#0を有する2つのスレーブ
装置200−1と200−2がマスタ装置100に接続
されている場合を示している。この場合、スレーブ装置
200−2で書き込んだステータスデータをスレーブ装
置200−1で上書きしてしまうことになり、この場
合、マスタ装置100がスレーブ装置200−1と20
0−2の2台のスレーブ装置のノードアドレスの設定を
確認しようとしても、1台のスレーブ装置しかないよう
なレスポンスが帰ってくることになり、結局、ノードア
ドレスの確認ができないことになる。
【0111】そこで、この実施の形態のデータ伝送シス
テムでは、ステータスのレスポンスビットをステータス
リード/ライトフレーム内に定義する。また、2重アド
レスを検知した場合にセットする2重エラービットを定
義する。
【0112】図8は、このように構成した場合のステー
タスリード時のフレーム定義の一例を示した図である。
【0113】図8において、この伝送フレームは、アド
レスブロック30−1、コマンドブロック30−2、デ
ータブロック30−3、エラー検出用ブロック30−4
から構成され、データブロック30−3は、 1)INデータ書き込み開始位置を示すデータD1 2)OUTデータ読み込み開始位置を示すデータD2 3)INデータ幅を示すデータD3 4)OUTデータ幅を示すデータD4 5)自局ノードアドレス(各スレーブ装置ごとにユニー
ク)を示すデータD5 6)自局IOフレーム番号を示すデータD6 7)その他、製品ロット番号や型式、スレーブ装置に実
装されているアプリケーションのパラメータなどを示す
データD7に加えて 8)レスポンスビットB1 9)2重エラービットB2 から構成される。
【0114】そして、スレーブ装置におけるレスポンス
ビットB1および2重エラービットB2の処理は以下の
ようになる。
【0115】まず、ステータスライトフレーム若しくは
ステータスリードフレームを受信すると、この受信した
ステータスライトフレーム若しくはステータスリードフ
レームが自局宛てか否かを判定する。
【0116】ここで、受信したステータスライトフレー
ム若しくはステータスリードフレームが自局宛てである
と判定した場合、これがステータスライトフレームであ
ると、受信データをステータス格納用の内部レジスタへ
取り込む。
【0117】また、受信したステータスライトフレーム
若しくはステータスリードフレームが自局宛てであると
判定した場合、これがステータスリードフレームである
と、ステータス格納用の内部レジスタの値をレスポンス
フレームへ書き込む。
【0118】次に、レスポンスビットをチェックし、レ
スポンスビットがオフしていると、異常なしと判断し、
レスポンスビットをオンにする。
【0119】また、ここで、レスポンスビットがオンし
ていると、2重エラーと判断し、2重エラービットをオ
ンにする。
【0120】また、受信したステータスライトフレーム
若しくはステータスリードフレームが他局宛てであると
判定した場合は、受信バッファのデータを破棄し、該伝
送フレームを次のスレーブ装置へ転送する。
【0121】このような構成によると、マスタ装置は受
信したレスポンスフレームの2重エラービットをチェッ
クすることで、この2重エラービットがオンしていたら
2重アドレス異常を認識できる。
【0122】図9は、スレーブ装置がMPUを有する場
合のデータ伝送システムの一例を示すブロック図であ
る。
【0123】すなわち、図9に示すように、このデータ
伝送システムは、1台のマスタ装置100と2台のスレ
ーブ装置201−1、201−2から構成されるが、こ
のデータ伝送システムにおいて、スレーブ装置201−
1は、下り回線受信データを格納するOUTデータ受信
バッファ241−1、下り回線受信コマンドを格納する
下り回線受信コマンドレジスタ242−1、上り回線送
信データを格納するINデータ送信バッファ243−
1、上り回線受信コマンドを格納する上り回線受信コマ
ンドレジスタ244−1、OUTデータを格納するOU
Tデータレジスタ245−1、INデータを格納するI
Nデータレジスタ246−1、MPU250−1を有し
ており、OUTデータレジスタ245−1は、OUTデ
ータ受信バッファ241−1およびMPU250−1の
両者からアクセス可能に構成されており、また、INデ
ータレジスタ246−1は、INデータ送信バッファ2
43−1およびMPU250−1の両者からアクセス可
能に構成されている。
【0124】同様に、スレーブ装置201−2は、下り
回線受信データを格納するOUTデータ受信バッファ2
41−2、下り回線受信コマンドを格納する下り回線受
信コマンドレジスタ242−2、上り回線送信データを
格納するINデータ送信バッファ243−2、上り回線
受信コマンドを格納する上り回線受信コマンドレジスタ
244−2、OUTデータを格納するOUTデータレジ
スタ245−2、INデータを格納するINデータレジ
スタ246−2、MPU250−2を有しており、OU
Tデータレジスタ245−2は、OUTデータ受信バッ
ファ241−2およびMPU250−2の両者からアク
セス可能に構成されており、また、INデータレジスタ
246−2は、INデータ送信バッファ243−1およ
びMPU250−2の両者からアクセス可能に構成され
ている。
【0125】このような構成において、スレーブ装置2
01−1、201−2のMPU250−1、250−2
がOUTデータレジスタ245−1、245−2に格納
されたOUTデータを更新するタイミングおよびINデ
ータレジスタ246−1、246−2に格納されたIN
データを更新するタイミングと、スレーブ装置201−
1、201−2の通信コントローラによるOUTデータ
受信バッファ241−1、241−2からOUTデータ
レジスタ245−1、245−2へのOUTデータの転
送およびINデータレジスタ246−1、246−2か
らのINデータ送信バッファ243−1、243−2へ
のINデータの転送とが非同期に行われると、例えば、
図9に示すように、スレーブ装置201−1のOUTデ
ータレジスタ245−1およびスレーブ装置202−2
のINデータレジスタ246−2でデータ転送の競合が
発生し、これにより、いわゆるデータ化けが生じる。
【0126】そこで、以下に示す実施の形態において
は、IOデータ転送ネットワークにおけるスレーブ装置
のMPU−IFでは、以下に示す方法によりレジスタと
バッファ間のデータの転送を行なうことによりデータ転
送の競合を防止する。なお、IOデータ転送ネットワー
クにおけるスレーブ装置では、下り回線でのOUTデー
タ受信と上り回線でのINデータ送信は独立した通信回
線で行われるので、以下に示す手順も上り回線と下り回
線とで別々に示す。
【0127】図10は、図9に示したデータ伝送システ
ムにおける上り回線におけるMPU−IFスレーブ装置
のINデータ更新処理を説明するブロック図である。
【0128】図10において、上り回線におけるMPU
−IFスレーブ装置のINデータ更新処理時におけるマ
スタ装置100の処理を説明すると以下のようになる。
【0129】すなわち、図10において、マスタ装置1
00は、IOデータリフレッシュコマンドを送信する。
このIOデータリフレッシュコマンドを送信する伝送フ
レームのデータエリアにはINデータが格納されてい
る。そして、マスタ装置100は、この伝送フレームで
レスポンスを受信し、INデータを得る。
【0130】また、図10において、上り回線における
MPU−IFスレーブ装置のINデータ更新処理時にお
けるスレーブ装置201−1、201−2の通信コント
ローラの処理を説明すると以下のようになる。
【0131】すなわち、スレーブ装置201−1、20
1−2は、上り回線送受信部において、自局宛てのIO
データリフレッシュコマンドを受信すると、INデータ
レジスタ246−1、246−2のアクセス権がMPU
250−1、250−2にないことを確認する。そし
て、INデータレジスタ246−1、246−2のデー
タをINデータ送信バッファ243−1、243−2へ
転送し、自局のINデータ書き込み位置から伝送フレー
ムのデータエリアにINデータを書き込む。
【0132】そして、受信したデータと書き込んだIN
データによりFCSコードを新たに算出し、次局へIO
データリフレッシュコマンドをスルーする。この際のF
CSコードは上記算出したFCSコードを用い、同時に
上り回線受信フレームのFCSに誤りがないことを確認
する。ここで、もしも誤りがあった場合は、上記算出し
たFCSコードの最終ビットを反転させてスルーするこ
とで、次局における伝送フレームの受信時にエラーを発
生させるようにする。
【0133】また、図10において、上り回線における
MPU−IFスレーブ装置のINデータ更新処理時にお
けるスレーブ装置201−1、201−2のMPU25
0−1、250−2の処理を説明すると以下のようにな
る。
【0134】すなわち、スレーブ装置201−1、20
1−2のMPU250−1、250−2は、まず、スレ
ーブ装置201−1、201−2の通信コントローラに
対してINデータレジスタ246−1、246−2のア
クセス権を要求する。ここで、INデータレジスタ24
6−1、246−2のアクセス権の要求を示すアクセス
要求フラグ246a−1、246a−2は、例えば、
「0」が要求なし、「1」が要求ありを示す。
【0135】MPU250−1、250−2からのアク
セス権の要求を受けたスレーブ装置201−1、201
−2の通信コントローラは、該通信コントローラが通信
中でなければアクセスを許可する。すなわち、このアク
セス権は、通信コントローラからMPU250−1、2
50−2に移る。ここで、アクセス権フラグ246b−
1、246b−2が「0」のときは、このアクセス権が
通信コントローラにあることを示し、「1」のときは、
このアクセス権がMPU250−1、250−2にある
ことを示す。
【0136】そして、スレーブ装置201−1、201
−2のMPU250−1、250−2は、このアクセス
権がMPU250−1、250−2に移ったことを確認
してINデータレジスタ246−1、246−2を更新
する。その後、INデータレジスタ246−1、246
−2のアクセス権を通信コントローラに返す。すなわ
ち、INデータレジスタ246−1、246−2のアク
セス権フラグ246b−1、246b−2をクリアす
る。
【0137】図11は、図9に示したデータ伝送システ
ムにおける下り回線におけるMPU−IFスレーブ装置
のOUTデータ更新処理を説明するブロック図である。
【0138】図11において、下り回線におけるMPU
−IFスレーブ装置のOUTデータ更新処理時における
マスタ装置100の処理を説明すると以下のようにな
る。
【0139】すなわち、図11において、マスタ装置1
00は、IOデータリフレッシュコマンドを送信する。
このIOデータリフレッシュコマンドを送信する伝送フ
レームのデータエリアにはOUTデータが格納されてい
る。そして、マスタ装置100は、この伝送フレームで
レスポンスを受信し、OUTデータを得る。
【0140】また、図11において、下り回線における
MPU−IFスレーブ装置のOUTデータ更新処理時に
おけるスレーブ装置201−1、201−2の通信コン
トローラの処理を説明すると以下のようになる。
【0141】すなわち、スレーブ装置201−1、20
1−2は、下り回線送受信部において、自局宛てのIO
データリフレッシュコマンドを受信すると、FCSに誤
りがないことを確認して受信したOUTデータを正常デ
ータとして認識する。次に、OUTデータレジスタ24
5−1、245−2のアクセス権がMPU250−1、
250−2にないことを確認する。そして、OUTデー
タ受信バッファ241−1、241−2のOUTデータ
をOUTデータレジスタ245−1、245−2へ転送
する。その後、このIOデータリフレッシュコマンドを
次局へスルーする。
【0142】また、図11において、下り回線における
MPU−IFスレーブ装置のOUTデータ更新処理時に
おけるスレーブ装置201−1、201−2のMPU2
50−1、250−2の処理を説明すると以下のように
なる。
【0143】すなわち、スレーブ装置201−1、20
1−2のMPU250−1、250−2は、まず、スレ
ーブ装置201−1、201−2の通信コントローラに
対してOUTデータレジスタ245−1、245−2の
アクセス権を要求する。ここで、OUTデータレジスタ
245−1、245−2のアクセス権の要求を示すフラ
グ245a−1、245a−2は、例えば、「0」が要
求なし、「1」が要求ありを示す。
【0144】MPU250−1、250−2からのアク
セス権の要求を受けたスレーブ装置201−1、201
−2の通信コントローラは、該通信コントローラが通信
中でなければアクセスを許可する。すなわち、このアク
セス権は、通信コントローラからMPU250−1、2
50−2に移る。ここで、アクセス権フラグ245b−
1、245b−2が「0」のときは、このアクセス権が
通信コントローラにあることを示し、「1」のときは、
このアクセス権がMPU250−1、250−2にある
ことを示す。
【0145】そして、スレーブ装置201−1、201
−2のMPU250−1、250−2は、このアクセス
権がMPU250−1、250−2に移ったことを確認
してOUTデータレジスタ245−1、245−2を更
新する。その後、OUTデータレジスタ245−1、2
45−2のアクセス権を通信コントローラに返す。すな
わち、OUTデータレジスタ245−1、245−2の
アクセス権フラグ245b−1、245b−2をクリア
する。
【0146】また、図9に示したようにスレーブ装置内
にMPUを設ける構成を採用する場合は、マスタ装置と
このスレーブ装置との間でメッセージを交換するように
構成することができる。
【0147】図12は、例えば、図5に示したように、
スレーブ装置内部に自局IOフレーム番号レジスタを設
け、この自局IOフレーム番号レジスタにフレーム番号
を設定することで複数のスレーブ装置をグループ分けし
た構成をとるデータ伝送システムにおけるマスタ装置と
スレーブ装置との間のメッセージ交換を説明する図であ
る。
【0148】図12において、このデータ伝送システム
においては、複数のスレーブ装置がIOフレーム番号に
より3つのグループG0、G1、G2に分けた場合が示
されており、ここで、グループG0には、3台のスレー
ブ装置S01、S02、S03が含まれており、これら
スレーブ装置S01、S02、S03のそれぞれの自局
IOフレーム番号レジスタには、それぞれ同一のIOフ
レーム番号#0がセットされ、グループG0の3台のス
レーブ装置S01、S02、S03はIOフレーム番号
#0のIOコマンドにのみ応答するように構成されてお
り、また、グループG1には、2台のスレーブ装置S1
1、S12が含まれており、これらスレーブ装置S1
1、S12のそれぞれの自局IOフレーム番号レジスタ
には、それぞれ同一のIOフレーム番号#1がセットさ
れ、グループG1の2台のスレーブ装置S11、S12
はIOフレーム番号#1のIOコマンドにのみ応答する
ように構成されており、また、グループG2には、3台
のスレーブ装置S21、S22、S23が含まれてお
り、これらスレーブ装置S21、S22、S23のそれ
ぞれの自局IOフレーム番号レジスタには、それぞれ同
一のIOフレーム番号#2がセットされ、グループG2
の3台のスレーブ装置S21、S22、S23はIOフ
レーム番号#2のIOコマンドにのみ応答するように構
成されている。
【0149】ここで、例えば、マスタ装置100とグル
ープG1のスレーブ装置S11のMPU250との間で
メッセージ交換を行なう場合を考えると、このメッセー
ジ交換は、例えば、各グループのスレーブ装置のIOリ
フレッシュの合間に行なわれることになる。
【0150】図13は、図12に示したデータ伝送シス
テムにおけるマスタ装置とスレーブ装置との間のメッセ
ージ交換手順を示した図である。
【0151】図13において、各グループのスレーブ装
置のIOリフレッシュを行なう場合は、まず、IOフレ
ーム番号#0のIOコマンドを用いてグループG0の3
台のスレーブ装置S01、S02、S03のIOリフレ
ッシュを行い、次に、IOフレーム番号#1のIOコマ
ンドを用いてグループG1の2台のスレーブ装置S1
1、S12のIOリフレッシュを行い、次に、IOフレ
ーム番号#2のIOコマンドを用いてグループG2の3
台のスレーブ装置S21、S22、S23のIOリフレ
ッシュを行い、これを繰り返すことになるが、図13に
示すメッセージ交換の手順においては、上記IOリフレ
ッシュのサイクルの中で、例えば、グループG2のスレ
ーブ装置S21、S22、S23のIOリフレッシュと
グループG0のスレーブ装置S01、S02、S03の
IOリフレッシュとの合間に、マスタ装置100とグル
ープG1のスレーブ装置S11のMPU250との間で
メッセージ交換を行なうように構成される。
【0152】図14は、図13に示したメッセージ交換
を行なう場合のスレーブ装置の構成例を示したブロック
図である。
【0153】図14に示したスレーブ装置202は、マ
スタ装置100との間のメッセージ交換を可能にするも
ので、スレーブ装置202の内部には、OUTデータ受
信バッファ241、INデータ送信バッファ243、O
UTデータレジスタ245、INデータレジスタ246
に加えて、受信メッセージを格納する受信メッセージレ
ジスタ247、送信メッセージを格納する送信メッセー
ジレジスタ248、送信メッセージバッファ249が設
けられている。なお、図14においては、上り回線受信
コマンドを格納する上り回線受信コマンドレジスタおよ
び下り回線受信コマンドを格納する下り回線受信コマン
ドレジスタは省略されている。
【0154】上記構成において、下り回線からIOリフ
レッシュのためのIOデータ交換コマンドを受信した場
合は、OUTデータ受信バッファ241に受信データを
一旦格納し、伝送エラー等のチェックを行なった後、こ
の受信データをOUTデータレジスタ245に転送し
て、この受信データをOUTデータレジスタ245に格
納する。
【0155】また、上り回線からIOリフレッシュのた
めのIOデータ交換コマンドを受信した場合は、INデ
ータレジスタ246に格納されたINデータをINデー
タ送信バッファ243に転送した後、自局のINデータ
書き込み開始位置からINデータを伝送フレームに書き
込む。
【0156】また、下り回線からメッセージ交換のため
のメッセージ交換コマンドを受信した場合は、OUTデ
ータ受信バッファ241に受信データ(受信メッセージ
データ)を一旦格納し、伝送エラー等のチェックを行な
った後、この受信データを受信メッセージレジスタ24
7に転送して、この受信データを受信メッセージレジス
タ247に格納する。
【0157】また、メッセージ交換のためのメッセージ
交換コマンドを受信した場合は、送信メッセージレジス
タ248に格納された送信データ(送信メッセージデー
タ)を送信メッセージバッファ249に転送した後、自
局の送信メッセージデータを伝送フレームに書き込む。
【0158】このように、IOデータリフレッシュの合
間にメッセージデータを伝送する場合は、スレーブ装置
のIOデータとメッセージデータが混合しないように、
スレーブ装置の内部に受信メッセージレジスタ247、
送信メッセージレジスタ248、送信メッセージバッフ
ァ249を設ける必要がある。
【0159】しかしながら、上記構成によると、スレー
ブ装置の内部に受信メッセージレジスタ247、送信メ
ッセージレジスタ248、送信メッセージバッファ24
9を設ける必要があるので、ハードウエアの増大を招
き、また、受信データがメッセージデータかIOデータ
かによってデータ格納先と送信元を通信コントローラが
アビトレーションする必要があり、例えば、通信コント
ローラをASIC等のハードウエアで実現する場合に
は、その論理規模が増大するという問題がある。
【0160】そこで、以下に示す実施の形態のデータ伝
送システムにおいては、マスタ装置とスレーブ装置のM
PUとの間で手順を持つことにより、メッセージデータ
用のレジスタをIOデータ用のレジスタと共用するよう
に構成される。
【0161】図15は、図13に示したメッセージ交換
を行なう場合にメッセージデータ用のレジスタをIOデ
ータ用のレジスタと共用するようにしたスレーブ装置の
構成例を示したブロック図である。
【0162】図15に示したスレーブ装置203は、マ
スタ装置100との間のメッセージ交換を可能にするも
ので、スレーブ装置203の内部には、OUTデータ受
信バッファ241、下り回線受信コマンドレジスタ24
2、INデータ送信バッファ243、上り回線受信コマ
ンドレジスタ244、OUTデータレジスタ245、I
Nデータレジスタ246に加えて、上り送信IDを格納
する上り送信IDレジスタ260が設けられている。
【0163】上記構成において、メッセージ交換コマン
ド受信時には、IDを送信IDレジスタ260にセット
した値と置き換えて上り回線よりマスタ装置100へ返
送する。
【0164】以下に、このデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を示す。
【0165】このメッセージ通信手順に用いられる伝送
フレームは、図47に示したようなアドレスブロック3
0−1、コマンドブロック30−2、データブロック3
0−3、エラー検出用ブロック(FCS)30−4から
構成される伝送フレームを用いる。
【0166】ここで、アドレスブロック30−1は、1
台のマスタ装置と複数台のスレーブ装置と通信を行なう
上でのサービスを行なうスレーブ装置を特定するアドレ
スを格納するブロックである。また、コマンドブロック
30−2は上記サービスの種類を特定するコマンドを格
納するブロックである。また、データブロック30−3
は、上記サービスを行なうスレーブ装置との間で送受さ
れる入出力(IO)データを格納するブロックである。
また、エラー検出用ブロック(FCS)30−4は、B
CC(Block Check Character)
やCRC(Cyclic Redundancy Ch
eck)に代表されるエラー検出用の情報を格納するブ
ロックである。
【0167】また、この伝送フレームにおいては、コマ
ンドブロック30−2にメッセージ通信のためのID番
号が格納されている。
【0168】図16は、メッセージ通信のためのIDが
格納されたコマンドブロックの一例を示した図である。
【0169】図16に示すメッセージ通信のためのID
が格納されたコマンドブロック30−2は、IDを格納
する3ビットのメッセージ手順フラグ部30aおよび5
ビットのコマンドコード部30bから構成される。
【0170】以下、図17乃至図21を参照してこのこ
のデータ伝送システムのIO伝送ネットワークにおける
メッセージ通信手順を説明する。
【0171】まず、マスタ装置100からスレーブ装置
203に対してメッセージ交換コマンドを送信する。こ
のときのコマンドブロックに含まれるIDは、ID=0
01である。この“001”のIDは、マスタ装置10
0からスレーブ装置203に対するメッセージ送信通知
を示す(図17参照)。
【0172】ここで、スレーブ装置203がビジー状態
である場合は、上り回線ではマスタ装置100から送信
されたコマンドブロックにID=001を含む伝送フレ
ームがそのままマスタ装置100で受信される。この場
合、マスタ装置100は、コマンドブロックにID=0
01を含むメッセージ交換コマンドの送信を再度繰返す
(図18参照)。
【0173】コマンドブロックにID=001を含むメ
ッセージ交換コマンドを受信したスレーブ装置203が
ビジー状態でない場合において、スレーブ装置203の
MPU250は、受信したコマンドとデータとを常時監
視しており、この監視は、手順コマンドを含むコマンド
ブロックをセンス、すなわち上り回線受信コマンドレジ
スタ244および下り回線受信コマンドレジスタ242
をリードすることにより行われる。
【0174】スレーブ装置203のMPU250が、下
り回線受信コマンドレジスタ242をリードし、これに
よりID=001を認識すると、スレーブ装置203の
MPU250は、OUTデータレジスタ245の内容を
マスタ装置100からのメッセージデータとして取り込
み、マスタ装置100への送信メッセージを準備する。
【0175】また、メッセージ通信要求を認識したスレ
ーブ装置203のMPU250は、INデータレジスタ
246にマスタ装置100への送信メッセージをセット
するとともに、上り送信IDレジスタ260に、送信メ
ッセージ設定完了を示すID=010をセットする。
【0176】この時点においては、マスタ装置100へ
のレスポンス受信は、ID=001のままであるので、
マスタ装置100は、再度コマンドブロックにID=0
01を含むメッセージ交換コマンドを送信する。
【0177】上り回線では、スレーブ装置203のMP
U250が設定したID=010がマスタ装置100で
受信され、これによりマスタ装置100は、スレーブ装
置203がメッセージを受け取ったことを知る。また、
マスタ装置100は受信したデータをスレーブ装置20
3からのメッセージデータとして取り込む(図19参
照)。
【0178】なお、この時点で、スレーブ装置203の
INデータ送信バッファ243およびINデータレジス
タ246は、メッセージデータとなっているので、この
ままマスタ装置203からIOデータコマンドが送信さ
れると、メッセージデータをあたかもINデータかの様
なレスポンスを返すことになり、データ化けを生ずる。
【0179】そこで、次に、マスタ装置100からスレ
ーブ装置203に対してID=100のメッセージ終了
通知を返送する。この場合、データはオール“0”であ
る(図20参照)。
【0180】ここで、スレーブ装置203がビジーであ
る場合は、上り回線ではマスタ装置100が送信したI
D=100のメッセージ終了通知をマスタ装置100が
そのまま受信する。この場合は、ID=100のメッセ
ージ終了通知の送信を繰り返す。
【0181】スレーブ装置203のMPU250がID
=100のメッセージ終了通知を認識すると、INデー
タレジスタ246に自局のINデータをセットするとと
もに、上り送信IDレジスタ260にIOデータ交換中
を示すID=000をセットする。
【0182】この時点では、マスタ装置100へのレス
ポンス受信は、ID=100のままであるので、マスタ
装置100は、再度ID=100のメッセージ終了通知
の送信を繰り返す。
【0183】上り回線で、マスタ装置100がスレーブ
装置203のMPU250が設定したID=000を受
信すると、マスタ装置100は、スレーブ装置203の
MPU250がIOデータ交換中、すなわち、INデー
タレジスタ246およびINデータ送信バッファ243
がINデータに置き換わったことを知り、メッセージ交
換の完了となる(図21参照)。
【0184】図22は、この発明に係るデータ伝送シス
テムで採用されるスレーブ装置の詳細構成を示したブロ
ック図である。
【0185】図22に示すスレーブ装置200は、MP
Uを有しない場合のIO−IFスレーブ装置200の詳
細構成を示すもので、下り回線受信回路211、下り回
線送信回路221、上り回線受信回路212、上り回線
送信回路222、下り回線受信コマンドレジスタ24
2、OUTデータレジスタ245、上り回線受信コマン
ドレジスタ244、INデータレジスタ246、自局ア
ドレスレジスタ233、INデータ書き込み開始位置レ
ジスタ232、OUTデータ読み込み開始位置レジスタ
231、自局IOフレーム番号レジスタ40、メイン制
御部271、内部バスセレクタ272を具備して構成さ
れる。
【0186】そして、下り回線受信回路211は、OU
Tデータ受信バッファ241、受信制御部211aを具
備し、下り回線送信回路221は、送信制御部221a
を具備し、上り回線受信回路212は、受信制御部21
2aを具備し、上り回線送信回路222は、INデータ
受信バッファ243、受信制御部22aを具備して構成
される。
【0187】図23は、この発明に係るデータ伝送シス
テムで採用されるスレーブ装置の他の詳細構成を示した
ブロック図である。
【0188】図23に示すスレーブ装置200は、MP
U250を有する場合のスレーブ装置203の詳細構成
を示すもので、下り回線受信回路211、下り回線送信
回路221、上り回線受信回路212、上り回線送信回
路222、下り回線受信コマンドレジスタ242、OU
Tデータレジスタ245、上り回線受信コマンドレジス
タ244、INデータレジスタ246、送信IDレジス
タ260、自局アドレスレジスタ233、INデータ書
き込み開始位置レジスタ232、OUTデータ読み込み
開始位置レジスタ231、自局IOフレーム番号レジス
タ40、メイン制御部271、内部バスセレクタ(MP
U−IF部)273を具備して構成される。
【0189】そして、下り回線受信回路211は、OU
Tデータ受信バッファ241、受信制御部211aを具
備し、下り回線送信回路221は、送信制御部221a
を具備し、上り回線受信回路212は、受信制御部21
2aを具備し、上り回線送信回路222は、INデータ
受信バッファ243、受信制御部22aを具備して構成
され、内部バスセレクタ273には、INデータレジス
タアクセス権MPU側フラグF1、INデータレジスタ
アクセス権要求フラグF2、OUTデータレジスタアク
セス権MPU側フラグF3、OUTデータレジスタアク
セス権要求フラグF4が設定されている。
【0190】図24は、この発明に係るデータ伝送シス
テムで採用されるマスタ装置の処理を示すフローチャー
トである。
【0191】図24において、マスタ装置の処理が開始
されると(ステップ500)、ます、スレーブ番号#i
のスレーブ装置に対してステータスリードフレームを送
信する(ステップ501)。具体的には、後に詳述する
送信処理(ステップ540)へ送信起動を送り、送信完
了(通知)を受ける。
【0192】次に、スレーブ番号#iのスレーブ装置か
らのステータスリードフレームを受信する(ステップ5
02)。具体的には、後に詳述する受信処理(ステップ
560)へ受信起動を送り、受信完了を受ける。
【0193】ステップ502の処理で、受信処理(ステ
ップ560)から受信完了を受けると、次に、2重エラ
ービットのチェックを行なう(ステップ503)。そし
てこの2重エラービットのチェックによりエラーありと
判定された場合は、後に詳述する異常処理(ステップ5
70)へ進む。
【0194】また、ステップ503の2重エラービット
のチェックにより、エラーなしと判定されると、スレー
ブ番号#iのスレーブ装置のステータス情報をメモリに
格納する(ステップ504)。ここで、ステータス情報
とは、スレーブ装置の 1)IOデータの点数 2)OUTデータの点数 3)MPU−IFかIO−IFの種別 などである。
【0195】次に、i=i+1とし(ステップ50
5)、i>最大ノード数かを調べる(ステップ50
6)。ここで、i>最大ノード数が成立しないと(ステ
ップ506でNO)、ステップ501に戻り、上記処理
をステップ506でi>最大ノード数が成立するまで繰
り返す。
【0196】ステップ506で、i>最大ノード数が成
立すると(ステップ506でYES)、各スレーブ装置
の 1)INデータ書き込み開始位置 2)OUTデータの読み込み開始位置 を算出およびIOフレーム番号の割り振りを行なう(ス
テップ507)。
【0197】そして、存在するスレーブ装置に対してス
テータスライトフレームを送信する(ステップ50
8)。具体的には、後に詳述する送信処理(ステップ5
40)へ送信起動を送り、送信完了(通知)を受ける。
【0198】次に、スレーブ装置からステータスライト
フレームを受信する(ステップ509)。具体的には、
後に詳述する受信処理(ステップ560)へ受信起動を
送り、受信完了を受ける。
【0199】ステップ509の処理で、受信処理(ステ
ップ560)から受信完了を受けると、次に、全局に送
信完了かを調べ、送信完了でない場合は(ステップ51
0でNO)、ステップ508に戻り、ステップ510で
全局に送信完了と判断されるまで上記処理を繰り返し、
ステップ510で全局に送信完了と判断されると(ステ
ップ510でYES)、初期処理を完了し、次に詳述す
るIOリフレッシュ処理(ステップ520)に進む。
【0200】図25は、図24に示したIOリフレッシ
ュ処理の詳細を示すフローチャートである。
【0201】図25において、このIOリフレッシュ処
理(ステップ520)においては、まず、IOフレーム
番号#mの送信、すなわちOUTデータの送信を行なう
(ステップ521)。具体的には、後に詳述する送信処
理(ステップ540)へ送信起動を送り、送信完了(通
知)を受ける。
【0202】次に、IOフレーム番号#mのレスポンス
の受信を行なう(ステップ522)。具体的には、後に
詳述する受信処理(ステップ560)へ受信起動を送
り、受信完了を受ける。
【0203】ステップ521の処理で、受信処理(ステ
ップ560)から受信完了を受けると、次に、IOフレ
ーム番号#mに割り付けられたスレーブ装置のINデー
タをメモリに格納する(ステップ523)。
【0204】そして、m=m+1とし、最終のIOフレ
ームかを調べる(ステップ524)。ここで、最終のI
Oフレームでない場合は(ステップ525でNO)、ス
テップ521に戻り、上記処理をステップ525で最終
のIOフレームと判断されるまで繰り返す。
【0205】ステップ525で最終のIOフレームと判
断されると、次に、メッセージ通信が有るかを調べる
(ステップ526)。ここで、メッセージ通信がない場
合は(ステップ526でNO)、ステップ521に戻
り、再び上記IOリフレッシュ処理を行なう。
【0206】また、ステップ526でメッセージ通信有
りと判定された場合は(ステップ526でYES)、メ
ッセージ処理(ステップ530)へ進む。
【0207】図26は、図25に示したメッセージ処理
の詳細を示すフローチャートである。
【0208】図26において、このメッセージ処理(ス
テップ530)においては、まず、メッセージ対象スレ
ーブ装置宛てにメッセージフレームを送信する(ステッ
プ531)。具体的には、後に詳述する送信処理(ステ
ップ540)へ送信起動を送り、送信完了(通知)を受
ける。ここで、このメッセージフレームのコマンドブロ
ックにはメッセージ送信通知を示すID=001が付さ
れる。
【0209】次に、メッセージレスポンスを受信する
(ステップ532)。具体的には、後に詳述する受信処
理(ステップ560)へ受信起動を送り、受信完了を受
ける。
【0210】ステップ532の処理で、受信処理(ステ
ップ560)から受信完了を受けると、次に、受信ID
=010か、すなわち、送信メッセージ設定完了を受信
したかを調べる(ステップ533)。ここで、受信ID
=010でないと(ステップ533でNO)、ステップ
531に戻り、受信ID=010となるまで上記処理を
繰り返す。
【0211】ステップ533で受信ID=010となる
と(ステップ533でYES)、スレーブ装置がマスタ
装置からのメッセージを受け取り、この時点で受信した
メッセージはスレーブ装置からのメッセージデータであ
ると分かるので、次に、メッセージ対象スレーブ宛てに
ID=100のメッセージ通信完了フレームを送信する
(ステップ534)。具体的には、後に詳述する送信処
理(ステップ540)へ送信起動を送り、送信完了(通
知)を受ける。
【0212】次に、メッセージ完了のレスポンスを受信
する(ステップ535)。具体的には、後に詳述する受
信処理(ステップ560)へ受信起動を送り、受信完了
を受ける。
【0213】ステップ535の処理で、受信処理(ステ
ップ560)から受信完了を受けると、次に、受信ID
=000か、すなわち、IOデータ交換中かを調べる
(ステップ536)。ここで、受信ID=000でない
と(ステップ536でNO)、ステップ534に戻り、
ステップ536で受信ID=000となるまで上記処理
を繰り返す。
【0214】ステップ536で受信ID=000となる
と(ステップ536でYES)、スレーブ装置がメッセ
ージ完了通知を行い、スレーブ装置側ではIOリフレッ
シュの準備を完了したことを意味するので、次に、他の
メッセージがあるかを調べる(ステップ537)。ここ
で、他のメッセージがある場合は(ステップ537でY
ES)、ステップ531に戻り、上記メッセージ処理を
行なう。
【0215】ステップ537で、他のメッセージがない
と判断されると(ステップ537でNO)、IOリフレ
ッシュ処理(ステップ520)に戻る。
【0216】図27は、図24、図25、図26に示し
た送信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0217】図27において、この送信処理(ステップ
540)においては、まず、SCI(Scalable
Coherent Interface)にアドレス
を書き込み、起動する(ステップ541)。
【0218】次に、SCI割り込み有りかを調べる(ス
テップ542)。ここで、SCI割り込みがない場合は
(ステップ542でNO)、ステップ542に戻り、S
CI割り込みが有るまで待つ。
【0219】ステップ542で、SCI割り込み有りと
判断されると(ステップ542でYES)、SCIにコ
マンドデータを書き込み、起動する(ステップ54
3)。
【0220】そして、再び、SCI割り込み有りかを調
べる(ステップ544)。ここで、SCI割り込みがな
い場合は(ステップ544でNO)、ステップ544に
戻り、SCI割り込みが有るまで待つ。
【0221】ステップ544で、SCI割り込み有りと
判断されると(ステップ544でYES)、SCIにメ
ッセージデータを書き込み、起動する(ステップ54
5)。
【0222】そして、再び、SCI割り込み有りかを調
べる(ステップ546)。ここで、SCI割り込みがな
い場合は(ステップ546でNO)、ステップ546に
戻り、SCI割り込みが有るまで待つ。
【0223】ステップ546で、SCI割り込み有りと
判断されると(ステップ546でYES)、次に、全メ
ッセージ送信完了かを調べ(ステップ547)、全メッ
セージ送信完了でないと(ステップ547でNO)、ス
テップ545に戻り、ステップ547で、全メッセージ
送信完了と判断されるまで上記処理を繰り返す。
【0224】ステップ547で、全メッセージ送信完了
と判断されると(ステップ547でYES)、送信FC
Sコードを計算し(ステップ548)、SCIにこのF
CSコードを書き込み、起動する(ステップ549)。
【0225】次に、SCI割り込み有りかを調べ(ステ
ップ550)、ここで、SCI割り込みがない場合は
(ステップ550でNO)、ステップ550に戻り、S
CI割り込みが有るまで待つが、ステップ544で、S
CI割り込み有りと判断されると(ステップ550でY
ES)、送信完了をメインフローへ通知し、リターンす
る(ステップ551)。
【0226】図28は、図24、図25、図26に示し
た受信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0227】図28において、この受信処理(ステップ
560)においては、まず、SCI割り込み有りかを調
べる(ステップ561)。ここで、SCI割り込みがな
い場合は(ステップ561でNO)、ステップ561に
戻り、SCI割り込みが有るまで待つ。
【0228】ステップ561で、SCI割り込み有りと
判断されると(ステップ561でYES)、SCIより
データ取り込みを行なう(ステップ562)。
【0229】次に、全フレームを最後まで受信したかを
調べる(ステップ563)。ここで、全フレームを最後
まで受信していないと判断されると(ステップ563で
NO)、ステップ561に戻り、ステップ563で全フ
レームを最後まで受信したと判断されるまで上記処理を
繰り返す。
【0230】ステップ563で全フレームを最後まで受
信したと判断されると(ステップ563でYES)、F
CS計算を行なう(ステップ564)。
【0231】次に、FCSエラー有りかを調べる(ステ
ップ565)。ここで、FCSエラーがない場合は(ス
テップ565でNO)、正常受信完了をメインフローに
通知(ステップ566)した後、受信完了をメインフロ
ーへ通知し、リターンする。
【0232】また、ステップ565で、FCSエラー有
りと判断された場合は(ステップ565でYES)、受
信エラーをメインフローに通知(ステップ567)した
後、受信完了をメインフローへ通知し、リターンする。
【0233】図29は、図24に示した異常処理の詳細
を示すフローチャートである。
【0234】図29において、この異常処理(ステップ
570)においては、まず、LED等で異常状態を表示
する(ステップ571)。その後、図24に示したステ
ップ500に戻る(ステップ572)。
【0235】図30は、この発明に係るデータ伝送シス
テムで採用されるスレーブ装置の通信コントローラIC
の処理を示すフローチャートである。
【0236】図30において、この通信コントローラI
Cの処理が開始されると(ステップ600)、まず、こ
の通信コントローラのスイッチ(SW)設定を読み込
み、ラッチする(ステップ601)。ここで、スイッチ
設定とは、 1)IOデータの点数 2)OUTデータの点数 3)MPU−IFかIO−IFの種別 4)ノードアドレス などである。
【0237】その後、下り回線を用いた下り通信処理
(ステップ610)および上り回線を用いた上り回線処
理(ステップ620)が行なわれ、ステップ601に戻
る。なお、下り通信処理(ステップ610)の詳細は次
に図31を参照して説明し、また、上り回線処理(ステ
ップ620)の詳細は後に図32を参照して説明する。
【0238】図31は、図30に示した下り通信処理の
詳細を示すフローチャートである。
【0239】図31に示す下り通信処理(ステップ61
0)においては、イニシャル時下り送受信処理起動を行
なう(ステップ611)。
【0240】次に、自局宛てフレーム正常受信完了かを
調べる(ステップ612)。ここで、自局宛てフレーム
正常受信完了でない場合は(ステップ612でYE
S)、ステップ612に戻り、自局宛てフレーム正常受
信完了となるまで待つ。
【0241】ステップ612で、自局宛てフレーム正常
受信完了と判断されると(ステップ612でYES)、
自局宛てステータスライトコマンド受信と判断して、自
局ステータス情報を取り込み、内部レジスタに格納し、
次局にスルーする(ステップ613)。ここで、内部レ
ジスタとは、 1)INデータ書き込み位置レジスタ232 2)OUTデータ書き込み位置レジスタ231 3)自局IOフレーム番号レジスタ40 である。
【0242】次に、ステータスライト受信フラグをON
にし(ステップ614)、次に、上り送受信完了フラグ
がONかを調べ(ステップ615)、ONである場合は
(ステップ615でYES)、下り送受信処理を実行し
(ステップ700)、リターンする(ステップ61
6)。なお、ステップ615で、上り送受信完了フラグ
がONでないと判断された場合は(ステップ615でN
O)、下り送受信処理(ステップ700)を実行するこ
となくリターンする(ステップ616)。なお。上記下
り送受信処理(ステップ700)の詳細は、後に図37
乃至図40を参照して詳述する。
【0243】図32は、図30に示した上り通信処理の
詳細を示すフローチャートである。
【0244】図32に示す上り通信処理(ステップ62
0)においては、まず、イニシャル時上り送受信処理起
動受信フレームを次局へスルーし、同時に受信データの
解析を行な、また上り送受信完了フラグをクリアする
(ステップ621)。
【0245】次に、フレーム受信開始かを調べる(ステ
ップ622)。ここで、フレーム受信開始でない場合は
(ステップ622でNO)、ステップ622に戻り、フ
レーム受信開始を待つ。
【0246】また、ステップ622で、フレーム受信開
始であると判断されると(ステップ622でYES)、
自局宛てステータスリードコマンド受信開始かを調べる
(ステップ623)。ここで、自局宛てステータスリー
ドコマンド受信開始であると判断された場合は(ステッ
プ623でYES)、自局ステータ情報を上りフレーム
に書き込みながら、次局へスルー(送信)し(ステップ
625)、次に、受信フレームのレスポンスビットOF
Fかを調べる(ステップ626)。
【0247】なお、ステップ623で、自局宛てステー
タスリードコマンド受信開始でないと判断されると(ス
テップ623でNO)、次に、ステータスライト受信フ
ラグONかを調べ(ステップ624)、ONでない場合
は(ステップ624でNO)、ステップ622に戻る
が、ONであると(ステップ624でYES)、ステッ
プ626へ進む。
【0248】ステップ626で、受信フレームのレスポ
ンスビットOFFであると判断されると(ステップ62
6でYES)、上りフレームの2重エラービットに
“0”を、レスポンスビットに“1”を書き込み、次局
へスルー(送信)し(ステップ627)、次に、受信エ
ラーなしかを調べる(ステップ628)。
【0249】なお、ステップ626で、受信フレームの
レスポンスビットOFFでないと判断されると(ステッ
プ626でNO)、2重エラーとして上りフレームの2
重エラービットに“1”を、レスポンスビットに“1”
を書き込み、次局へスルー(送信)し(ステップ62
9)、次に、ステータスライト受信フラグをクリアし
(ステップ630)、ステップ628へ進む。
【0250】ステップ628において、受信エラーなし
と判断されると(ステップ628でYES)、スルーし
たフレームのFCSコードを再計算し、受信したFCS
コードと置き換えて、次局へスルー(送信)し(ステッ
プ631)、上り送受信完了フラグをONにする(ステ
ップ633)。
【0251】なお、ステップ628で、受信エラー有り
と判定された場合は(ステップ628でNO)、スルー
したフレームのFCSコードを再計算し、正しい値を反
転したコード受信したFCSコードと置き換えて、次局
へスルー(送信)し(ステップ632)、ステップ63
3へ進む。
【0252】次に、ステータスライト受信フラグONか
を調べ(ステップ634)、ステータスライト受信フラ
グONでない場合は(ステップ634でNO)、ステッ
プ621に戻るが、ステータスライト受信フラグONで
あると(ステップ621でYES)、上り送受信処理を
実行して(ステップ800)、リターンする(ステップ
635)。なお。上記上り送受信処理(ステップ80
0)の詳細は、後に図37乃至図40を参照して詳述す
る。
【0253】図33は、図31に示した下り送受信処理
の詳細を示すフローチャートである。
【0254】図33に示す下り送受信処理(ステップ7
00)においては、まず、下り送受信処理を起動し、受
信フレームを次局へスルーし、同時に受信データの解析
を行なう(ステップ702)。
【0255】そして、ステップ702の受信データの解
析結果に対応して、下りステータスライトコマンド送受
信処理(ステップ710)、下りIOフレーム送受信処
理(ステップ720)、下りメッセージ送受信処理(ス
テップ730)を実行する。
【0256】なお、下りステータスライトコマンド送受
信処理(ステップ710)の詳細は次に図34を参照し
て説明し、下りIOフレーム送受信処理(ステップ72
0)の詳細は次に図35を参照して説明し、下りメッセ
ージ送受信処理(ステップ730)の詳細は次に図36
を参照して説明する。
【0257】図34は、図33に示した下りステータス
ライトコマンド送受信処理の詳細を示すフローチャート
である。
【0258】図34に示す下りステータスライトコマン
ド送受信処理(ステップ710)においては、まず、自
局宛てステータスライトコマンドフレームを正常受信完
了したを調べる(ステップ711)。ここで、自局宛て
ステータスライトコマンドフレームを正常受信完了した
場合は(ステップ711でYES)、自局宛てステータ
ス情報を取り込み、内部レジスタに格納し、同時に次局
へスルーする(ステップ712)。
【0259】ここで、内部レジスタとは、 1)INデータ書き込み位置レジスタ232 2)OUTデータ書き込み位置レジスタ231 3)自局IOフレーム番号レジスタ40 である。
【0260】次に、ステータスライト受信フラグONに
し(ステップ713)、リターンする。なお、ステップ
711で、自局ステータスライトコマンドフレームを正
常受信完了しないと判断された場合は(ステップ711
でNO)、そのままリターンする。
【0261】図35は、図33に示した下りIOフレー
ム送受信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0262】図35に示す下りIOフレーム送受信処理
(ステップ720)においては、まず、自局宛てIOフ
レーム正常受信完了かを調べる(ステップ721)。こ
こで自局宛てIOフレーム正常受信完了であると(ステ
ップ721でYES)、次に、自局OUTデータがある
かを調べる(ステップ722)。ここで、自局OUTデ
ータがあると判断されると(ステップ722でYE
S)、自局OUTデータをOUTデータ読み込み開始位
置から取り込み(ステップ723)、その後リターンす
る(ステップ724)。
【0263】なお、ステップ721で、自局宛てIOフ
レーム正常受信完了でないと判断された場合(ステップ
721でNO)、またはステップ723で自局OUTデ
ータがないと判断された場合(ステップ722でYE
S)は、そのままリターンする(ステップ724)。
【0264】図36は、図33に示した下りメッセージ
送受信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0265】図36に示す下りメッセージ送受信処理
(ステップ730)においては、まず、自局宛てメッセ
ージ正常受信完了かを調べる(ステップ731)。ここ
で自局宛てメッセージ正常受信完了であると(ステップ
731でYES)、次に、自局はMPU−IFかを調べ
る(ステップ732)。ここで、自局はMPU−IFで
あると判断されると(ステップ732でYES)、自局
メッセージを取り込み(ステップ733)、その後リタ
ーンする(ステップ734)。
【0266】なお、ステップ731で、自局宛てメッセ
ージ正常受信完了でないと判断された場合(ステップ7
31でNO)、またはステップ732で自局はMPU−
IFでないと判断された場合(ステップ732でYE
S)は、そのままリターンする(ステップ734)。
【0267】図37は、図31に示した上り送受信処理
の詳細を示すフローチャートである。
【0268】図37に示す上り送受信処理(ステップ8
00)においては、まず、上り送受信処理を起動し、受
信フレームを次局へスルーし、同時に受信データの解析
を行なう(ステップ801)。
【0269】次に、フレーム受信開始かを調べる(ステ
ップ802)。ここで、フレーム受信開始でないと判断
されると(ステップ802でNO)、ステップ802に
戻り、フレーム受信開始を待つが、ステップ802で、
フレーム受信開始と判断されると(ステップ802でY
ES)、MPUへのINデータアクセス許可禁止フラグ
=ONにセットする(ステップ803)。
【0270】次に、ステップ801の受信データの解析
結果に対応して、上りステータスリードコマンド送受信
処理(ステップ810)、上りIOフレーム送受信処理
(ステップ820)、上りメッセージ送受信処理(ステ
ップ830)を実行する。
【0271】なお、上りステータスリードコマンド送受
信処理(ステップ810)の詳細は次に図38を参照し
て説明し、上りIOフレーム送受信処理(ステップ82
0)の詳細は次に図39を参照して説明し、上りメッセ
ージ送受信処理(ステップ830)の詳細は次に図40
を参照して説明する。
【0272】次に、受信エラーなしかを調べる(ステッ
プ804)。ここで、受信エラーなしと判断されると
(ステップ804でYES)、スルーしたフレームのF
CSコードを再計算し、受信したFCSコードと置き換
えて、次局へスルー(送信)し(ステップ805)、そ
の後、MPUへのINデータアクセス許可禁止フラグ=
0FFにして(ステップ806)、ステップ802に戻
る。
【0273】また、ステップ628で、受信エラー有り
と判定された場合は(ステップ804でNO)、スルー
したフレームのFCSコードを再計算し、正しい値を反
転したコード受信したFCSコードと置き換えて、次局
へスルー(送信)し(ステップ807)、ステップ80
2に戻る。
【0274】図38は、図37に示した上りステータス
リードコマンド送受信処理の詳細を示すフローチャート
である。
【0275】図38に示す上りステータスリードコマン
ド送受信処理(ステップ810)においては、まず、自
局宛てステータリードコマンドフレーム受信開始かを調
べる(ステップ811)。ここで、自局宛てステータリ
ードコマンドフレーム受信開始である場合は(ステップ
811でYES)、自局ステータス情報を上りフレーム
に書き込みながら、次局へスルー(送信)し(ステップ
812)、次に、受信フレームのレスポンスビットOF
Fかを調べる(ステップ814)。
【0276】なお、ステップ811で、自局宛てステー
タスリードコマンド受信開始でないと判断されると(ス
テップ811でNO)、次に、ステータスライト受信フ
ラグONかを調べ(ステップ813)、ONでない場合
は(ステップ813でNO)、図37のステップ802
に戻るが、ONであると(ステップ813でYES)、
ステップ814へ進む。
【0277】ステップ814で、受信フレームのレスポ
ンスビットOFFであると判断されると(ステップ81
4でYES)、上りフレームの2重エラービットに
“0”を、レスポンスビットに“1”を書き込み、次局
へスルー(送信)し(ステップ816)、リターンする
(ステップ818)。
【0278】なお、ステップ814で、受信フレームの
レスポンスビットOFFでないと判断されると(ステッ
プ814でNO)、2重エラーとして上りフレームの2
重エラービットに“1”を、レスポンスビットに“1”
を書き込み、次局へスルー(送信)し(ステップ81
6)、次に、ステータスライト受信フラグをクリアし
(ステップ817)、リターンする(ステップ81
8)。
【0279】図39は、図37に示した上りIOフレー
ム送受信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0280】図39に示す上りIOフレーム送受信処理
(ステップ820)においては、まず、自局宛てIOフ
レーム受信開始かを調べる(ステップ821)。ここで
自局宛てIOフレーム受信開始であると(ステップ82
1でYES)、次に、自局INデータがあるかを調べる
(ステップ822)。ここで、自局INデータがあると
判断されると(ステップ822でYES)、自局INデ
ータをINデータ書き込み開始位置から上りフレームに
書き込みながら、次局へスルー(送信)し(ステップ8
23)、その後リターンする(ステップ824)。
【0281】なお、ステップ821で、自局宛てIOフ
レーム受信開始でないと判断された場合(ステップ82
1でNO)、またはステップ823で自局INデータが
ないと判断された場合(ステップ822でYES)は、
図37のステップ802に戻る。
【0282】図40は、図37に示した上りメッセージ
送受信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0283】図40に示す上りメッセージ送受信処理
(ステップ830)においては、まず、自局宛てメッセ
ージフレーム受信開始かを調べる(ステップ831)。
ここで自局宛てメッセージフレーム受信開始であると
(ステップ831でYES)、次に、自局はMPU−I
Fかを調べる(ステップ832)。ここで、自局はMP
U−IFであると判断されると(ステップ832でYE
S)、自局メッセージデータを上りフレームに書き込み
ながら、次局へスルー(送信)し(ステップ834)、
その後リターンする(ステップ834)。
【0284】なお、ステップ831で、自局宛てメッセ
ージフレーム受信開始でないと判断された場合(ステッ
プ831でNO)、またはステップ832で自局はMP
U−IFでないと判断された場合(ステップ832でY
ES)は、図37のステップ802に戻る。
【0285】図41は、この発明に係るデータ伝送シス
テムで採用されるMPU−IFスレーブ装置のMPUの
処理を示すフローチャートである。
【0286】図41において、MPUの処理が開始され
ると(ステップ900)、まず、INデータレジスタア
クセス要求フラグをONする(ステップ901)。
【0287】次に、INデータレジスタアクセス権はM
PUかを調べる(ステップ902)。ここで、INデー
タレジスタアクセス権がMPUでない場合は(ステップ
902でNO)、INデータレジスタアクセス権がMP
Uになるのを待つ。
【0288】INデータレジスタアクセス権がMPUに
なると(ステップ902でYES)、IO点数レジスタ
にINデータ点数、OUTデータ点数をセットする(ス
テップ903)。そして、INデータレジスタに、IN
データ初期値をセットする(ステップ904)。
【0289】次に、正常受信完了通知有りかを調べる
(ステップ905)。ここで、正常受信完了通知がない
場合は(ステップ905でNO)、ステップ905に戻
り、正常受信完了通知を待つ。
【0290】ステップ905で正常受信完了通知有りと
判断されると(ステップ905でYES)、次に、受信
コマンドレジスタをチェックする(ステップ905)。
【0291】そして、この受信コマンドレジスタのチェ
ック結果に対応して、下りIOデータ処理(ステップ9
10)、上りIOデータ処理(ステップ920)、下り
メッセージ処理(ステップ930)、上りメッセージ処
理(ステップ940)を実行し、ステップ905に戻
る。
【0292】図42は、図41に示した下りIOデータ
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0293】図42に示す下りIOデータ処理(ステッ
プ910)においては、まず、OUTデータレジスタア
クセス要求フラグをONにセットする(ステップ91
1)。
【0294】次に、OUTデータレジスタアクセス権が
MPUかを調べる(ステップ912)。ここで、OUT
データレジスタアクセス権がMPUでない場合は(ステ
ップ912でNO)、ステップ912に戻り、OUTデ
ータレジスタアクセス権がMPUになるのを待つ。
【0295】OUTデータレジスタアクセス権がMPU
になると(ステップ912でYES)、OUTデータレ
ジスタからOUTデータ最新値を取り込む(ステップ9
13)。そして、OUTデータレジスタアクセス要求フ
ラグをOFFにして(ステップ914)、リターンする
(ステップ915)。
【0296】図43は、図41に示した上りIOデータ
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0297】図43に示す上りIOデータ処理(ステッ
プ920)においては、まず、INデータレジスタアク
セス要求フラグをONにセットする(ステップ92
1)。
【0298】次に、INデータレジスタアクセス権がM
PUかを調べる(ステップ922)。ここで、INデー
タレジスタアクセス権がMPUでない場合は(ステップ
922でNO)、ステップ922に戻り、INデータレ
ジスタアクセス権がMPUになるのを待つ。
【0299】INデータレジスタアクセス権がMPUに
なると(ステップ922でYES)、INデータレジス
タにINデータ最新値をセットする(ステップ92
3)。そして、INデータレジスタアクセス要求フラグ
をOFFにして(ステップ924)、リターンする(ス
テップ925)。
【0300】図44は、図41に示した下りメッセージ
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0301】図44に示す下りメッセージ処理(ステッ
プ930)においては、まず、OUTデータレジスタア
クセス要求フラグをONにセットする(ステップ93
1)。
【0302】次に、OUTデータレジスタアクセス権が
MPUかを調べる(ステップ932)。ここで、OUT
データレジスタアクセス権がMPUでない場合は(ステ
ップ932でNO)、ステップ932に戻り、OUTデ
ータレジスタアクセス権がMPUになるのを待つ。
【0303】OUTデータレジスタアクセス権がMPU
になると(ステップ932でYES)、次に、ID=0
01かを調べる(ステップ933)。ここで、ID=0
01でないと(ステップ933でNO)、ステップ93
3に戻り、ID=001になるのを待つ。
【0304】ステップ933で、ID=001になった
と判断されると(ステップ933でYES)、メッセー
ジ開始フラグをONにセットし、マスタ装置からのメッ
セージをOUTデータレジスタから取り込む(ステップ
934)。
【0305】次に、OUTデータレジスタアクセス要求
フラグをOFFにして(ステップ935)、INデータ
レジスタアクセス権がMPUかを調べる(ステップ93
6)。ここで、INデータレジスタアクセス権がMPU
でない場合は(ステップ936でNO)、ステップ93
6に戻り、INデータレジスタアクセス権がMPUにな
るのを待つ。
【0306】INデータレジスタアクセス権がMPUに
なると(ステップ936でYES)、マスタ装置へのメ
ッセージをINデータレジスタに書き込み、送信IDレ
ジスタ=010にセットする(ステップ937)。その
後、INデータレジスタアクセス要求フラグ=OFFに
して(ステップ937)、リターンする(ステップ93
9)。
【0307】図45は、図41に示した上りメッセージ
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0308】図45に示す上りメッセージ処理(ステッ
プ940)においては、まず、INデータレジスタアク
セス要求フラグをONにセットする(ステップ94
1)。
【0309】次に、INデータレジスタアクセス権がM
PUかを調べる(ステップ942)。ここで、INデー
タレジスタアクセス権がMPUでない場合は(ステップ
942でNO)、ステップ942に戻り、INデータレ
ジスタアクセス権がMPUになるのを待つ。
【0310】INデータレジスタアクセス権がMPUに
なると(ステップ942でYES)、次に、ID=10
0かを調べる(ステップ943)。ここで、ID=10
0でないと(ステップ943でNO)、ステップ943
に戻り、ID=100になるのを待つ。
【0311】ステップ943で、ID=100になった
と判断されると(ステップ943でYES)、INデー
タレジスタにINデータ最新値をセットし、送信IDレ
ジスタ=00にセットする(ステップ944)。その
後、INデータレジスタアクセス要求フラグ=OFFに
して(ステップ945)、リターンする(ステップ94
6)。
【0312】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数台のスレーブ装置を下り回線および上り回線
介してマスタ装置に直列に接続するとともに、上記下り
回線を上記複数台のスレーブ装置の最終段のスレーブ装
置で折り返して上記上り回線に直列に接続し、上記伝送
フレームは、上記マスタ装置と上記複数台のスレーブ装
置との間で伝送される入出力データを格納するデータブ
ロックの領域を有し、該データブロックの領域は上記下
り回線の伝送時には該出力データの伝送に用いられると
ともに、同一の該データブロックの領域が上記上り回線
の伝送時には該入力データの伝送に用いられ、各スレー
ブ装置は、上記マスタ装置から上記下り回線に伝送され
る上記伝送フレームを受信して、該伝送フレームの上記
データブロックの領域に格納された上記マスタ装置から
の自局宛ての出力データを読み込むとともに、上記上り
回線に伝送される上記伝送フレームを受信して、該伝送
フレームの上記データブロックの領域に上記マスタ装置
宛ての自局の入力データを書き込むことにより、上記マ
スタ装置と上記複数台のスレーブ装置との間で入出力デ
ータの伝送を行なうように構成したので、データ以外の
制御コードやデータエリアの空の送受信を可及的に小さ
くすることができ、これにより伝送フレーム長を短くす
ることができ、通信サイクルタイムの短縮化を実現する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ伝送方法および装置を適
用して構成したデータ伝送システムの全体構成を示すブ
ロック図。
【図2】この場合において下り回線および上り回線をそ
れそれ伝送される伝送フレームからデータブロックのみ
を抜き出して示した図。
【図3】スレーブ装置の台数が多くなり、それに応じて
IO点数が大きくなり、フレーム長が長くなった場合の
弊害を説明する図。
【図4】フレーム長を示すフレーム長ブロックを追加し
て構成した伝送フレームの一例を示した図。
【図5】スレーブ装置内部に設けた自局IOフレーム番
号レジスタにフレーム番号を設定することによりスレー
ブ装置をグループ分けしたこの発明の他の実施の形態の
データ伝送システムを示すブロック図。
【図6】伝送フレーム構成のアドレスブロックをIOフ
レーム番号とアドレスで共用した場合におけるスレーブ
装置側におけるアドレスブロックの意味合いの判定処理
を説明するためのシステム構成を示すブロック図。
【図7】データ伝送システムの構築するネットワーク内
に同一のノードアドレスが2以上存在する場合の不都合
を説明するためのシステム構成を示すブロック図。
【図8】ステータスリード時のフレーム定義の一例を示
した図。
【図9】スレーブ装置がMPUを有する場合のデータ伝
送システムの一例を示すブロック図。
【図10】図9に示したデータ伝送システムにおける上
り回線におけるMPU−IFスレーブ装置のINデータ
更新処理を説明するブロック図。
【図11】図9に示したデータ伝送システムにおける下
り回線におけるMPU−IFスレーブ装置のOUTデー
タ更新処理を説明するブロック図。
【図12】図5に示したように、スレーブ装置内部に自
局IOフレーム番号レジスタを設け、この自局IOフレ
ーム番号レジスタにフレーム番号を設定することで複数
のスレーブ装置をグループ分けした構成をとるデータ伝
送システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置との間で
メッセージ交換を説明する図。
【図13】図12に示したデータ伝送システムにおける
マスタ装置とスレーブ装置との間のメッセージ交換手順
を示した図。
【図14】図13に示したメッセージ交換を行なう場合
のスレーブ装置の構成例を示したブロック図。
【図15】図13に示したメッセージ交換を行なう場合
にメッセージデータ用のレジスタをIOデータ用のレジ
スタと共用するようにしたスレーブ装置の構成例を示し
たブロック図。
【図16】メッセージ通信のためのIDが格納されたコ
マンドブロックの一例を示した図。
【図17】図13に示したデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を説明する
図。
【図18】図13に示したデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を説明する
図。
【図19】図13に示したデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を説明する
図。
【図20】図13に示したデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を説明する
図。
【図21】図13に示したデータ伝送システムのIO伝
送ネットワークにおけるメッセージ通信手順を説明する
図。
【図22】この発明に係るデータ伝送システムで採用さ
れるスレーブ装置の詳細構成を示したブロック図。
【図23】この発明に係るデータ伝送システムで採用さ
れるスレーブ装置の他の詳細構成を示したブロック図。
【図24】この発明に係るデータ伝送システムで採用さ
れるマスタ装置の処理を示すフローチャート。
【図25】図24に示したIOリフレッシュ処理の詳細
を示すフローチャート。
【図26】図25に示したメッセージ処理の詳細を示す
フローチャート。
【図27】図24、図25、図26に示した送信処理の
詳細を示すフローチャート。
【図28】図24、図25、図26に示した受信処理の
詳細を示すフローチャート。
【図29】図24に示した異常処理の詳細を示すフロー
チャート。
【図30】この発明に係るデータ伝送システムで採用さ
れるスレーブ装置の通信コントローラICの処理を示す
フローチャート。
【図31】図30に示した下り通信処理の詳細を示すフ
ローチャート。
【図32】図30に示した上り通信処理の詳細を示すフ
ローチャート。
【図33】図31に示した下り送受信処理の詳細を示す
フローチャート。
【図34】図33に示した下りステータスライトコマン
ド送受信処理の詳細を示すフローチャート。
【図35】図33に示した下りIOフレーム送受信処理
の詳細を示すフローチャート。
【図36】図33に示した下りメッセージ送受信処理の
詳細を示すフローチャート。
【図37】図31に示した上り送受信処理の詳細を示す
フローチャート。
【図38】図37に示した上りステータスリードコマン
ド送受信処理の詳細を示すフローチャート。
【図39】図37に示した上りIOフレーム送受信処理
の詳細を示すフローチャート。
【図40】図37に示した上りメッセージ送受信処理の
詳細を示すフローチャート。
【図41】この発明に係るデータ伝送システムで採用さ
れるMPU−IFスレーブ装置のMPUの処理を示すフ
ローチャート。
【図42】図41に示した下りIOデータ処理の詳細を
示すフローチャート。
【図43】図41に示した上りIOデータ処理の詳細を
示すフローチャート。
【図44】図41に示した下りメッセージ処理の詳細を
示すフローチャート。
【図45】図41に示した上りメッセージ処理の詳細を
示すフローチャート。
【図46】従来のこの種のデータ伝送システムの一例を
示すブロック図
【図47】データ伝送システムで一般的に用いられてい
るの伝送フレームの一例を示した図。
【図48】図46に示したデータ伝送システムにおい
て、下り回線および上り回線を伝送される伝送フレーム
からデータブロックのみを抜き出して示した図。
【符号の説明】
100 マスタ装置 200 スレーブ装置 211 下り回線受信回路 221 下り回線送信回路 212 上り回線受信回路 222 上り回線送信回路 242 下り回線受信コマンドレジスタ 245 OUTデータレジスタ 244 上り回線受信コマンドレジスタ 246 INデータレジスタ 260 送信IDレジスタ 233 自局アドレスレジスタ 232 INデータ書き込み開始位置レジスタ 231 OUTデータ読み込み開始位置レジスタ 40 自局IOフレーム番号レジスタ 271 メイン制御部 273 内部バスセレクタ(MPU−IF部) 241 OUTデータ受信バッファ 221a 受信制御部211a 221a 送信制御部 212a 受信制御部 243 INデータ受信バッファ 250 MPU(Micro Processing
Unit)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−15441(JP,A) 特開 平7−226785(JP,A) 特開 昭53−50607(JP,A) 特開 平6−46478(JP,A) 特開 昭53−128904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/44 - 12/46

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置との
    間で回線を介して伝送フレームを送受信することにより
    データ伝送を行なうデータ伝送方法において、 上記複数台のスレーブ装置を下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続するとともに、上記下り回線を 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返して上記上り回線に直列に接続し、上記伝送フレームは、上記マスタ装置と上記複数台のス
    レーブ装置との間で伝送される入出力データを格納する
    データブロックの領域を有し、該データブロックの領域
    は上記下り回線の伝送時には該出力データの伝送に用い
    られるとともに、同一の該データブロックの領域が上記
    上り回線の伝送時には該入力データの伝送に用いられ、 各スレーブ装置は、上記マスタ装置から上記下り回線に伝送される上記伝送
    フレームを受信して、該伝送フレームの上記データブロ
    ックの領域に格納された上記マスタ装置からの自局宛て
    の出力データを読み込むとともに、 上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信し
    て、該伝送フレームの上記データブロックの領域に上記
    マスタ装置宛ての自局の入力データを書き込むことによ
    り、 上記マスタ装置と上記複数台のスレーブ装置との間で入
    出力データの伝送を行なうことを特徴とするデータ伝送
    方法。
  2. 【請求項2】 上記各スレーブ装置は、 上記下り回線で受信した伝送フレームに自局宛ての出力
    データがあると判断したときは上記データブロックの領
    域の予め読み込みの設定がされたデータエリアから該出
    力データを読み込んで、該伝送フレームに自局宛ての出
    力データがないと判断したときは上記データブロックか
    ら出力データを読み込まないで、該伝送フレームを下り
    回線にスルーするとともに、 上記上り回線で受信した伝送フレームに書き込むべき自
    局の入力データがあると判断したときは上記データブロ
    ックの領域の予め書き込みの設定がされたデータエリア
    に該入力データを書き込んで、該伝送フレームに書き込
    むべき自局の入力データがないと判断したときは上記デ
    ータブロックへ入力データを書き込まないで、該伝送フ
    レームを上り回線にスルーする ことを特徴とする請求項
    1に記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 上記スレーブ装置は、上記下り回線に伝送される 上記伝送フレームから読み込
    出力データ量と、上記上り回線に伝送される 上記伝送フレームに書き込む
    入力データ量と、 を予めそれぞれ設定し、 上記マスタ装置は、上記 各スレーブ装置の上記出力データ量および上記入力
    データ量に対応して上記伝送フレームのデータブロック
    のブロック長を決定することを特徴とする請求項1に記
    載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 上記スレーブ装置は、 上記マスタ装置からの指示に応じて、上記下り回線
    送される上記伝送フレームのデータブロックに対する自
    局宛ての出力データの読み込み開始位置を設定するとと
    もに、 上記上り回線伝送される上記伝送フレームのデータブ
    ロックに対する自局の入力データの書き込み開始位置を
    設定し、 上記下り回線伝送される上記伝送フレームのデータブ
    ロック内の上記設定された読み込み開始位置から自局宛
    ての出力データの読み込みを行なうとともに、 上記上り回線伝送される上記伝送フレームのデータブ
    ロック内の上記設定された書き込み開始位置から自局の
    入力データの書き込みを行なうことを特徴とする請求項
    に記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置との
    間で回線を介して伝送フレームを送受信することにより
    データ伝送を行なうデータ伝送方法において、 上記複数台のスレーブ装置を下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続するとともに、上記下り回線を 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返して上記上り回線に直列に接続し、 上記伝送フレームは、 上記複数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう
    所望のスレーブ装置を特定するアドレスを格納するアド
    レスブロックと、 上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納するコ
    マンドブロックと、 上記データ伝送に係る伝送データを格納するデータブロ
    ックと、 上記伝送フレームのエラー検出を行なうエラー検出用ブ
    ロックと、 を少なくとも含み、 各スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームから上記マスタ装置からの自局宛てのデータ
    を読み込むことと、上記上り回線に伝送される上記伝送
    フレームに自局から上記マスタ装置宛てのデータを書き
    込むことにより上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送を行なうもので、 上記スレーブ装置を複数のグループにグループ分けする
    とともに、 該グループ分けされた各グループに属するスレーブ装置
    にそれぞれ同一の自局フレーム番号を設定し、 上記マスタ装置は、 上記伝送フレームのアドレスブロックに上記フレーム番
    号を格納することにより該マスタ装置と上記複数台のス
    レーブ装置との間のデータ伝送を上記グループ単位で行
    なうことを特徴とするデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 上記伝送フレームのコマンドブロックに
    格納されるコマンドは、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータの交
    換を指示するデータ交換コマンドと、 上記マスタ装置から特定のスレーブ装置に対するステー
    タス書き込み、読み込みを指示するステータス書き込み
    読み込みコマンドと、 有し、 上記スレーブ装置は、 上記伝送フレームのコマンドブロックに格納されたコマ
    ンドを識別し、該コマンドが上記データ交換コマンドで
    ある場合は、上記伝送フレームのアドレスブロックに格
    納されたアドレスが上記フレーム番号であるとして該フ
    レーム番号に基づき該フレーム番号に対応するグループ
    単位でのデータ交換処理を行ない、 該コマンドが上記ステータス書き込み読み込みコマンド
    である場合は、上記伝送フレームのアドレスブロックに
    格納されたアドレスが上記特定のスレーブ装置のアドレ
    スとして該特定のスレーブ装置のアドレスに基づくステ
    ータス書き込み読み込み処理を行なうことを特徴とする
    請求項5に記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置との
    間で回線を介して伝送フレームを送受信することにより
    データ伝送を行なうデータ伝送方法において、 上記複数台のスレーブ装置を下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続するとともに、上記下り回線を 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返して上記上り回線に直列に接続し、 上記伝送フレームは、 上記複数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう
    所望のスレーブ装置を特定するアドレスを格納するアド
    レスブロックと、 上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納するコ
    マンドブロックと、 上記データ伝送に係る伝送データを格納するデータブロ
    ックと、 上記伝送フレームのエラー検出を行なうエラー検出用ブ
    ロックと、 を少なくとも含み、 各スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームから上記マスタ装置からの自局宛てのデータ
    を読み込むことと、上記上り回線に伝送される上記伝送
    フレームに自局から上記マスタ装置宛てのデータを書き
    込むことにより上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送を行なうもので、 上記伝送フレームのコマンドブロックに格納されるコマ
    ンドは、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータの交
    換を指示するデータ交換コマンドと、 上記マスタ装置から特定のスレーブ装置に対するステー
    タス書き込み、読み込みを指示するステータスライトコ
    マンドおよびステータスリードコマンドと、 を有するとともに、 上記コマンドブロックにステータス書き込み指示を示す
    ステータスライトコマンドを含むステータスライトフレ
    ームおよび上記伝送フレームのコマンドブロックにステ
    ータス読み込み指示を示すステータスリードコマンドを
    含むステータスリードフレームのデータブロックに、 上記マスタ装置に対するレスポンスの有無を示すレスポ
    ンスビットと、 同一のアドレスのスレーブ装置が少なくとも2台存在す
    ることを示す2重エラービットと、 を設け、 上記スレーブ装置は、 受信した伝送フレームが上記ステータスライトフレーム
    である場合は、該ステータスライトフレームのデータブ
    ロックのデータを内部レジスタへ取り込み、 受信した伝送フレームが上記ステータスリードコマンド
    である場合は、該スレーブ装置の内部レジスタの値をレ
    スポンスとしてマスタ装置へのレスポンスフレームのデ
    ータエリアに書き込み、 上記レスポンスビットをチェックして、該レスポンスビ
    ットがオフしている場合は異常なしと判断して、レスポ
    ンスビットをオンし、 該レスポンスビットがオンしている場合は、上記2重エ
    ラーと判断して、上記2重エラービットをオンすること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置との
    間で回線を介して伝送フレームを送受信することにより
    データ伝送を行なうデータ伝送方法において、 上記複数台のスレーブ装置を下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続するとともに、上記下り回線を 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返して上記上り回線に直列に接続し、 各スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームから上記マスタ装置からの自局宛てのデータ
    を読み込むことと、上記上り回線に伝送される上記伝送
    フレームに自局から上記マスタ装置宛てのデータを書き
    込むことにより上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送を行なうもので、 上記スレーブ装置は、 上記下り回線を介して伝送される伝送フレームから読み
    込んだ第1の自局データを格納する第1のレジスタと、 上記上り回線に伝送される伝送フレームに書き込む第2
    の自局のデータを格納する第2のレジスタと、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタにアクセ
    ス可能なマイクロプロセッシングユニットと、 を有し、 上記マイクロプロセッシングユニットは、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタにアクセ
    スする場合に、該第1のレジスタおよび上記第2のレジ
    スタに対するアクセス権を要求し、該アクセス権の要求
    が許容され、該第1のレジスタおよび上記第2のレジス
    タに対するアクセス権が上記マイクロプロセッシングユ
    ニットに移った後、該第1のレジスタおよび上記第2の
    レジスタに対するアクセスを実行することを特徴とする
    データ伝送方法。
  9. 【請求項9】 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との
    間のデータ伝送は、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間での所望のメ
    ッセージ情報の交換を行なうメッセージ交換処理を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】 上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送は、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタの内容を
    定期的にリフレッシュするリフレッシュ処理を含み、 上記メッセージ交換処理は、 上記リフレッシュ処理の合間に行なわれることを特徴と
    する請求項9に記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】 上記伝送フレームのコマンドブロック
    に、 上記メッセージ交換処理の手順を示すメッセージ交換手
    順フラグを格納し、 上記スレーブ装置は、 上記メッセージ交換処理に際して、上記コマンドブロッ
    クに格納された上記メッセージ交換手順フラグを識別
    し、その識別結果に対応して上記メッセージ交換処理を
    実行することを特徴とする請求項10に記載のデータ伝
    送方法。
  12. 【請求項12】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置と
    の間で回線を介して伝送フレームを送受信することによ
    りデータ伝送を行なうデータ伝送装置において、 上記複数台のスレーブ装置下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続されるとともに、上記下り回線が 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返されて上記上り回線に直列に接続さ
    れ、上記伝送フレームは、上記マスタ装置と上記複数台のス
    レーブ装置との間で伝送される入出力データを格納する
    データブロックの領域を有し、該データブロックの領域
    は上記下り回線の伝送時には該出力データの伝送に用い
    られるとともに、同一の該データブロックの領域が上記
    上り回線の伝送時には該入力データの伝送に用いられ、 上記スレーブ装置は、上記マスタ装置から上記下り回線に伝送される上記伝送
    フレームを受信し、該伝送フレームの上記データブロッ
    クの領域に格納された上記マスタ装置からの自局宛ての
    出力データを読み込む 第1の受信手段と、 上記第1の受信手段で受信した上記伝送フレームを上記
    下り回線送信する第1の送信手段と、上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信し、
    該伝送フレームの上記データブロックの領域に上記マス
    タ装置宛ての自局の入力データを書き込む 第2の受信手
    段と、 上記第2の受信手段で受信した上記マスタ装置宛ての入
    力データが書き込まれた上記伝送フレームを上記上り回
    送信する第2の送信手段と、 を具備することを特徴とするデータ伝送装置。
  13. 【請求項13】 上記スレーブ装置は、 上記第1の受信手段で受信した伝送フレームに自局宛て
    の出力データがあると判断したときは上記データブロッ
    クの領域の予め読み込みの設定がされたデータエリアか
    ら該出力データを読み込んで、該伝送フレームに自局宛
    ての出力データがないと判断したときは上記データブロ
    ックから出力データを読み込まないで、上記第1の送信
    手段で該伝送フレームを下り回線にスルーする第1の判
    断手段と、 上記第2の受信手段で受信した伝送フレームに書き込む
    べき自局の入力データがあると判断したときは上記デー
    タブロックの領域の予め書き込みの設定がされたデータ
    エリアに該入力データを書き込んで、該伝送フレームに
    書き込むべき自局の入力データがないと判断したときは
    上記データブロックへ入力データを書き込まないで、上
    記第2の送信手段で該伝送フレームを上り回線にスルー
    する第2の判断手段と、 を具備する ことを特徴とする請求項12に記載のデータ
    伝送装置。
  14. 【請求項14】 上記スレーブ装置は、上記第1の受信手段で受信する 上記伝送フレームから読
    み込む出力データ量を設定する第1の設定手段と、上記第2の受信手段で受信する 上記伝送フレームに書き
    込む入力データ量を設定する第2の設定手段と、 を具備し、 上記マスタ装置は、上記 各スレーブ装置の上記第1の設定手段で設定された
    上記出力データ量および上記第2の設定手段で設定され
    た上記入力データ量に対応して上記伝送フレームのデー
    タブロックのブロック長を決定する伝送フレーム決定手
    段を具備することを特徴とする請求項12に記載のデー
    タ伝送装置。
  15. 【請求項15】 上記スレーブ装置は、上記第1の受信手段で受信する上記伝送フレームのデー
    タブロックに対する自局宛ての出力データ の読み込み開
    始位置を設定する読み込み開始位置設定手段と、上記第2の受信手段で受信する上記伝送フレームのデー
    タブロックに対する自局の入力データ の書き込み開始位
    置を設定する書き込み開始位置設定手段と、 を具備し、上記第1の受信手段で受信した上記伝送フレームのデー
    タブロック内の上記読み込み開始位置設定手段で設定し
    読み込み開始位置から自局宛ての出力データの読み込
    みを行ない、上記第2の受信手段で受信した上記伝送フレームのデー
    タブロック内の上記書き込み開始位置設定手段で設定し
    書き込み開始位置から自局の入力データの書き込みを
    行なうことを特徴とする請求項12に記載のデータ伝送
    装置。
  16. 【請求項16】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置と
    の間で回線を介して伝送フレームを送受信することによ
    りデータ伝送を行なうデータ伝送装置において、 上記複数台のスレーブ装置下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続されるとともに、上記下り回線が 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返されて上記上り回線に直列に接続さ
    れ、 上記伝送フレームは、 上記複数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう
    所望のスレーブ装置を特定するアドレスを格納するアド
    レスブロックと、 上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納するコ
    マンドブロックと、 上記データ伝送に係る伝送データを格納するデータブロ
    ックと、 上記伝送フレームのエラー検出を行なうエラー検出用ブ
    ロックと、 を少なくとも含み、 上記スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームを受信することにより該伝送フレームから上
    記マスタ装置からの自局宛てのデータを読み込む第1の
    受信手段と、 上記第1の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記下り回線を介して次局に送信する第1の送信手段と、 上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信する
    ことにより該伝送フレームに自局から上記マスタ装置宛
    のデータを書き込む第2の受信手段と、 上記第2の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記上り回線を介して次局に送信する第2の送信手段と、 を具備し、 上記スレーブ装置は、 複数のグループにグループ分けされるとともに、該グル
    ープ分けされた各グループに属するスレーブ装置に対し
    てそれぞれ同一に設定された自局フレーム番号を記憶す
    る自局フレーム番号記憶手段を具備し、 上記マスタ装置は、 上記伝送フレームのアドレスブロックに上記フレーム番
    号を格納することにより該マスタ装置と上記複数台のス
    レーブ装置との間のデータ伝送を上記グループ単位で行
    なうことを特徴とするデータ伝送装置。
  17. 【請求項17】 上記伝送フレームのコマンドブロック
    に格納されるコマンドは、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータの交
    換を指示するデータ交換コマンドと、 上記マスタ装置から特定のスレーブ装置に対するステー
    タス書き込み、読み込みを指示するステータス書き込み
    読み込みコマンドと、 有し、 上記スレーブ装置は、 上記伝送フレームのコマンドブロックに格納されたコマ
    ンドを識別するコマンド識別手段と、 上記コマンド識別手段の識別結果により該コマンドが上
    記データ交換コマンドである場合は、上記伝送フレーム
    のアドレスブロックに格納されたアドレスが上記フレー
    ム番号であるとして該フレーム番号に基づき該フレーム
    番号に対応するグループ単位でのデータ交換処理を行な
    い、該コマンドが上記ステータス書き込み読み込みコマ
    ンドである場合は、上記伝送フレームのアドレスブロッ
    クに格納されたアドレスが上記特定のスレーブ装置のア
    ドレスとして該特定のスレーブ装置のアドレスに基づく
    ステータス書き込み読み込み処理を行なう処理手段と、 を具備することを特徴とする請求項16に記載のデータ
    伝送装置。
  18. 【請求項18】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置と
    の間で回線を介して伝送フレームを送受信することによ
    りデータ伝送を行なうデータ伝送装置において、 上記複数台のスレーブ装置下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続されるとともに、上記下り回線が 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返されて上記上り回線に直列に接続さ
    れ、 上記伝送フレームは、 上記複数台のスレーブ装置のうちのデータ伝送を行なう
    所望のスレーブ装置を特定するアドレスを格納するアド
    レスブロックと、 上記データ伝送の種類を特定するコマンドを格納するコ
    マンドブロックと、 上記データ伝送に係る伝送データを格納するデータブロ
    ックと、 上記伝送フレームのエラー検出を行なうエラー検出用ブ
    ロックと、 を少なくとも含み、 上記スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームを受信することにより該伝送フレームから上
    記マスタ装置からの自局宛てのデータを読み込む第1の
    受信手段と、 上記第1の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記下り回線を介して次局に送信する第1の送信手段と、 上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信する
    ことにより該伝送フレームに自局から上記マスタ装置宛
    のデータを書き込む第2の受信手段と、 上記第2の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記上り回線を介して次局に送信する第2の送信手段と、 を具備し、 上記伝送フレームのコマンドブロックに格納されるコマ
    ンドは、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間のデータの交
    換を指示するデータ交換コマンドと、 上記マスタ装置から特定のスレーブ装置に対するステー
    タス書き込み、読み込みを指示するステータスライトコ
    マンドおよびステータスリードコマンドと、 を有するとともに、 上記コマンドブロックにステータス書き込み指示を示す
    ステータスライトコマンドを含むステータスライトフレ
    ームおよび上記伝送フレームのコマンドブロックにステ
    ータス読み込み指示を示すステータスリードコマンドを
    含むステータスリードフレームのデータブロックに、 上記マスタ装置に対するレスポンスの有無を示すレスポ
    ンスビットと、 同一のアドレスのスレーブ装置が少なくとも2台存在す
    ることを示す2重エラービットと、 を設け、 上記スレーブ装置は、 受信した伝送フレームが上記ステータスライトフレーム
    である場合は、該ステータスライトフレームのデータブ
    ロックのデータを内部レジスタへ取り込み、 受信した伝送フレームが上記ステータスリードコマンド
    である場合は、該スレーブ装置の内部レジスタの値をレ
    スポンスとしてマスタ装置へのレスポンスフレームのデ
    ータエリアに書き込み、上記レスポンスビットをチェッ
    クして、該レスポンスビットがオフしている場合は異常
    なしと判断して、レスポンスビットをオンし、該レスポ
    ンスビットがオンしている場合は、上記2重エラーと判
    断して、上記2重エラービットをオンする制御手段を具
    備することを特徴とするデータ伝送装置。
  19. 【請求項19】 マスタ装置と複数台のスレーブ装置と
    の間で回線を介して伝送フレームを送受信することによ
    りデータ伝送を行なうデータ伝送装置において、 上記複数台のスレーブ装置下り回線および上り回線
    介して上記マスタ装置に直列に接続されるとともに、上記下り回線が 上記複数台のスレーブ装置の最終段のス
    レーブ装置で折り返されて上記上り回線に直列に接続さ
    れ、 上記スレーブ装置は、 上記マスタ装置から上記下り回線を介して伝送される伝
    送フレームを受信することにより該伝送フレームから上
    記マスタ装置からの自局宛てのデータを読み込む第1の
    受信手段と、 上記第1の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記下り回線を介して次局に送信する第1の送信手段と、 上記上り回線に伝送される上記伝送フレームを受信する
    ことにより該伝送フレームに自局から上記マスタ装置宛
    のデータを書き込む第2の受信手段と、 上記第2の受信手段で受信された上記伝送フレームを上
    記上り回線を介して次局に送信する第2の送信手段と、 を具備し、 上記スレーブ装置は、 上記下り回線を介して伝送される伝送フレームから読み
    込んだ第1の自局データを格納する第1のレジスタと、 上記上り回線に伝送される伝送フレームに書き込む第2
    の自局のデータを格納する第2のレジスタと、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタにアクセ
    ス可能なマイクロプロセッシングユニットと、 を有し、 上記マイクロプロセッシングユニットは、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタにアクセ
    スする場合に、該第1のレジスタおよび上記第2のレジ
    スタに対するアクセス権を要求し、該アクセス権の要求
    が許容され、該第1のレジスタおよび上記第2のレジス
    タに対するアクセス権が上記マイクロプロセッシングユ
    ニットに移った後、該第1のレジスタおよび上記第2の
    レジスタに対するアクセスを実行する制御手段を具備す
    ることを特徴とするデータ伝送装置。
  20. 【請求項20】 上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送は、 上記マスタ装置と上記スレーブ装置との間での所望のメ
    ッセージ情報の交換を行なうメッセージ交換処理を含む
    ことを特徴とする請求項19に記載のデータ伝送装置。
  21. 【請求項21】 上記マスタ装置と上記スレーブ装置と
    の間のデータ伝送は、 上記第1のレジスタおよび上記第2のレジスタの内容を
    定期的にリフレッシュするリフレッシュ処理を含み、 上記メッセージ交換処理は、 上記リフレッシュ処理の合間に行なわれることを特徴と
    する請求項20に記載のデータ伝送装置。
  22. 【請求項22】 上記伝送フレームのコマンドブロック
    に、 上記メッセージ交換処理の手順を示すメッセージ交換手
    順フラグを格納し、 上記スレーブ装置は、 上記コマンドブロックに格納された上記メッセージ交換
    手順フラグを識別するメッセージ交換手順フラグ識別手
    段と、 上記メッセージ交換手順フラグ識別手段の識別結果に対
    応して上記メッセージ交換処理を実行するメッセージ処
    理実行手段と、 を具備することを特徴とする請求項21に記載のデータ
    伝送装置。
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