JP3454247B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

車両用シートスライド装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートの電
動スライド装置に関し、特に、シートに大きな衝撃荷重
が作用したときに、シートのスライド位置に係わらず、
該衝撃荷重に十分耐え得るようにした車両用シートのス
ライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シート、特に福祉車両用シ
ートにあっては、シートを車両側面方向に回転させた
り、回転させた後、さらに車両外方向にシートをスライ
ドさせたり、リンクを用いて振り出したりして、搭乗者
の乗降を容易にする機構を採用するため、一般のシート
と比較して機構が複雑となるのでシートの重量が大き
い。そのため、通常の乗車時に、シートの前後方向の位
置を調整するためのスライド機構、あるいは、車両側面
方向への回転と同時に車両前方へスライドさせるための
スライド機構は、抵抗を極力少なくした特殊な機構を採
用している。
【0003】そのスライド機構は、図7、図8に示すよ
うに、車両フロアFに固定されたベースプレート520
上に所定の間隔を空けて平行に固定された左右一対のロ
アレール531、531と、回転盤550を介してシー
トSを支持するスライドテーブル533の左右に、前記
ロアレール531、531と係合して該スライドテーブ
ル533をスライドさせるアッパレール532、532
とからなり、これらアッパレール532とロアレール5
31の互いに対向する面にV字断面の溝538を形成
し、該V字溝538に複数のボール539を嵌合して、
直線ベアリング状のスライド機構511を構成して、ス
ライド抵抗を極力小さくしたものが採用されている。
【0004】なお、スライドテーブル533をスライド
させる駆動装置540は、スライドテーブル533に取
り付けたL字断面のブラケット534のU字溝に、図示
略のモータで駆動されるボールネジや台形ネジである棒
状ネジ541に螺合するナット542の溝を嵌合して、
モータによる棒状ネジ541の回転によりナット542
を棒状ネジ541上で移動させるように構成されてい
る。
【0005】ところで、上記のような従来のスライド機
構511では、スライド抵抗は極力小さくできるが、シ
ートSに上方への大きな衝撃荷重が掛かった場合は、ス
ライドテーブル533を介してアッパレール532を上
方に引っ張る衝撃力が作用し、アッパレール532とロ
アレール531の間に嵌合したボール539を押圧して
ロアレール531を広げる方向に働き、ロアレール53
1がアッパレール532を上下方向で保持できない恐れ
がある。
【0006】すなわち、図8に示すように、スライドテ
ーブル533を介して、アッパレール532に上方への
力Fvが掛かると、その力Fvはボール539を介して
横方向の力Fhとなり、ロアレール531を倒そうとす
る。すなわち、左右両側のロアレール531、531の
間隔を広げる方向に働く。ロアレール531は、厚板鋼
板製のベースプレート520に上方から貫通するボルト
により締め付けられているのみのため、瞬間的に大きく
働く力Fhには抗しきれず、左右のロアレール531、
531の上方の間隔が広がってしまう。そうするとボー
ル539が溝538、538から脱落し、アッパレール
532ひいてはスライドテーブル533がベースプレー
ト520から脱落することになる。
【0007】一方、シートスライド装置として、シート
の車両外方への回転時に、シートを同時に前方へスライ
ドさせ、通常の着座時にはシートの位置はスライドでき
ないタイプの福祉車両用シートにあっては、シートに上
方への大きな衝撃荷重が掛かった場合を想定して、上記
スライドテーブル等をフックで保持するようにして、シ
ートをフロアに保持する対策を採用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常の着座
時にシートの位置を調整してスライドするようにしたシ
ートにあっては、シートの位置が特定されないためシー
トを一カ所で保持できず、シートに上方への大きな衝撃
荷重が掛かった場合は、シートが保持されていないため
シートが車両床面から脱落する恐れがあるという問題が
生じていた。
【0009】そこで、本発明は、かかる課題を解決すべ
く、少なくとも通常の着座時のスライドの範囲におい
て、シートの上方への大きな衝撃荷重が掛かった場合
に、その衝撃荷重に対抗できる車両用シートスライド装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用シー
トスライド装置は、車両フロアに固定されたベースプレ
ートと、該ベースプレート上に所定の間隔をあけて互い
に平行に配置された一対のロアレールと、各ロアレール
に沿ってスライド可能に設けられた一対のアッパレール
と、両アッパレール間に架設され、シートを支持するス
ライドテーブルと、該スライドテーブルのスライド方向
に沿って前記ベースプレートに設けられた棒状ネジと、
該棒状ネジを回転させるモータと、前記棒状ネジに螺合
するナットと、前記スライドテーブルに設けられ、前記
ナットに相対回転できないように係合する係合ブラケッ
トとを備え、前記棒状ネジの回転に伴い、前記ナット及
び係合ブラケットを介して前記スライドテーブルがスラ
イドするようにした車両用シートスライド装置におい
て、前記ベースプレートに、前記スライドテーブルのス
ライド方向に沿って延びる溝を形成し、前記係合ブラケ
ットの下端部を前記溝から突出せしめ、該下端部に、前
記ベースプレートの前記溝の両縁にスライド可能に係合
する係合部を形成したことを特徴とする。
【0011】よって、スライドテーブルに取り付けた係
合ブラケットの先端をベースプレートに設けた溝から突
出させて、該係合ブラケットの先端の係合部を、ベース
プレートの溝の両縁と重合するように配置したので、シ
ートのスライドの範囲中のどの位置においても、車両に
衝撃荷重が掛かってシートに上方への大きな荷重が掛か
った場合に、係合ブラケットの係合部とベースプレート
の溝の両縁とが係合することにより、大荷重に対抗し
て、アッパレールがロアレールから外れてシートが車両
フロアから脱落することを防止することができる。
【0012】また、本発明に係る車両用シートスライド
装置は、前記ベースプレートに、該ベースプレートに設
けた溝を、前記係合ブラケットのスライドを許容して覆
う補強材を設けたことを特徴とする。よって、シートへ
の上方への大きな荷重により係合ブラケットの係合部が
ベースプレートの溝の両縁を上方に押圧して、該溝ひい
てはベースプレートを拡幅することを、該溝を覆うよう
にベースプレートに橋渡しした補強材により防止するこ
とができる。
【0013】また、本発明に係る車両用シートスライド
装置は、シートをスライド駆動する棒状ネジが、ベース
プレートに設けた溝内に配置されていることを特徴とす
る。よって、ベースプレートと棒状ネジの高さ方向の位
置が、略同一となるため、シートスライド装置の高さが
低くでき、したがってシートの位置も低く設定できるの
で、車両室内のスペースを広くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明に係る車両用シー
トスライド装置の一の実施の形態について図面を参照し
て以下に説明する。本実施の形態の車両用シートスライ
ド装置は、例えば福祉車両の助手席シートあるいは後部
1列目のシートに使用されるものである。ここで、図1
は、本発明の車両用シートスライド装置のシートを省略
した平面図であり、図2は、そのII−II線に沿う断面
図、図3は、そのIII−III線に沿う断面図である。
【0015】(構成)本発明に係る車両用シートスライ
ド装置の一の実施の形態の構成について説明する。シー
トスライド装置10は、ハット断面の開口を下にして車
両のフロアFに固定される鋼板製のベースプレート20
と、該ベースプレート20の上面部21に左右の前後方
向に平行にスライド可能に支持されるスライドレール3
0と、該スライドレール30に取り付けられるスライド
テーブル33と、前記ベースプレート20に固定され、
スライドテーブル33と係合して該スライドテーブル3
3を前後方向に駆動する駆動装置40とから構成されて
いる。
【0016】なお、スライドテーブル33上には、回転
盤50が取り付けられており、シートSを車両外側に回
転できるようになっているが、シートSを車両外側に回
転する必要がなければ、この回転盤50は必ずしも必要
とはしない。したがって、シートSは直接スライドテー
ブル33あるいは回転盤50を介してシートスライド装
置10に取り付けられる。
【0017】ベースプレート20は、厚板鋼板製のハッ
ト断面の開口を下にして両側のフランジ23、23によ
り車両のフロアFに固定され、このフランジ23、23
から上方に連続して脚部22が形成され、さらにこの脚
部22を橋渡しする上面部21によりハット断面に形成
されている。上面部21の前端は、図3で明らかなよう
に、下方にZ断面に折り曲げられた折曲部26によりフ
ロアF上に当接している。そして、上面部21の左右方
向略中央部には、前後方向に溝24が形成され、その後
端は上面部21を切り欠くように開口している。溝24
の前端は、前述の折曲部26の手前で右方向にL字形に
切り欠かれ、該切り欠き25には後述する駆動装置40
のモータ43が挿入される。
【0018】上記ベースプレート20の上面部21に
は、従来と同様にスライドレール30が縦方向に貫通す
る複数のボルトにより取り付けられている。すなわち、
ベースプレート20の脚部22に近い上面部21の左右
両端に、長方形断面の金属製ブロックで形成したロアレ
ール31、31が前後方向に互いに平行に取り付けられ
ている。そして、ロアレール31、31の長方形断面の
互いに対向する面には、所定深さで直角のV字断面の溝
38が掘られている。
【0019】一方、シートSを載置するスライドテーブ
ル33の左右両端に、前記ロアレール31、31のV字
断面の溝38に設けた複数のボール39を介して係合す
るV字断面の溝38を外面に有する長方形断面の金属製
ブロックで形成したアッパレール32、32が縦方向に
貫通する複数のボルトにより取り付けられている。スラ
イドレール30は、これらスライドテーブル33とアッ
パレール32、32とロアレール31、31および複数
のボール39とから前後方向にスライド可能に構成され
ている。
【0020】つぎに、スライドテーブル33をベースプ
レート20に対して前後方向にスライド可能に駆動する
駆動装置40は、ベースプレート20の上面部21に設
けた溝24の前端の切り欠き25に挿入したモータ43
と、該モータ43により回動され前記溝24の略中央に
前後方向に配置されるボールネジや台形ネジである棒状
ネジ41と、該棒状ネジ41に螺合されるナット42
と、前記スライドテーブル33の下面に取り付けられ、
前記ナット42に相対回転できないように係合する係合
ブラケット34と、前記棒状ネジ41の先端をベースプ
レート20に支持する支持ブラケット44とから構成さ
れている。
【0021】本発明の最も特徴とするところは、この係
合ブラケット34とベースプレート20の溝24との関
係である。すなわち、図2、図3で明らかなように、係
合ブラケット34は断面L字状で、その水平辺341は
スライドテーブル33の下面に、中心を前記棒状ネジ4
1の軸心にあわせて取り付けられている。一方、L字状
の水平辺341から下方に折れ曲がる垂直辺342は、
前記棒状ネジ41の軸心と一致する中心位置において下
方に開口するU字溝343が設けられ、垂直辺342の
左右の幅はベースプレート20の溝24より若干狭く形
成され、該溝24より下方に突出する部分では左右に拡
幅して、図4に示すように、ベースプレート20の溝2
4の両縁と重合する係合部344、345を形成してい
る。
【0022】ナット42は、中心に棒状ネジ41と螺合
する雌ねじを有し、外側の前後方向の略中央部に、上記
雌ねじの軸心と直角方向に凹溝を形成した円筒状の金属
製ブロック体からなっている。そして、上記凹溝に係合
ブラケット34のU字溝343が係合している。
【0023】ベースプレート20の上面部21の下面に
は、前記係合ブラケット34の下端の係合部344、3
45より広い開口部を上方に開口したハット断面の補強
板29が、そのフランジ部でスポット溶接され、溝24
によるベースプレート20の強度低下を補強している。
【0024】以上のように構成されたシートスライド装
置10に取り付ける福祉用シートは、図5に示すサイド
リフトシート60でも、図6に示す車椅子兼用シート7
0でも利用することができる。すなわち、図5に概略を
示すサイドリフトシート60は、通常の着座位置Aから
回転盤50によりサイドリフトシート60を図5で反時
計回りに回動すると同時にシートスライド装置10によ
りサイドリフトシート60全体を前方にスライドさせ、
回動位置Bに至らせてサイドリフトシート60を車両外
側に向いた位置Bに止める。この車両外側に向いた位置
Bから図示しないリンク機構を用いて、サイドリフトシ
ート60をさらに車両外側に振り出して、乗員が乗降し
易い位置Cに配置する。
【0025】同様に、図6に示す車椅子兼用シート70
も、車椅子の前後車輪を格納して通常の着座位置Aにあ
る位置から回転盤50により車椅子兼用シート70を図
6で反時計回りに回動すると同時にシートスライド装置
10により車椅子兼用シート70全体を前方にスライド
させ、回動位置Bに至らせて車椅子兼用シート70を車
両外側に向いた位置Bに止める。この車両外側に向いた
位置Bから図示しないリンク機構あるいはスライド機構
を用いて、車椅子兼用シート70をさらに車両外側に振
り出して位置Cに配置する。この位置Cで車椅子の車輪
を振り出して通常の車椅子として車両から分離して、乗
員が着座したまま移動することができる。
【0026】(作用)次に、本発明に係る車両用シート
スライド装置の一の実施の形態の動作について、特にシ
ートに衝撃荷重が掛かったときを重点に説明する。ま
ず、本実施の形態のシートSの通常の着座位置は、前方
に100mm、後方に50mmの調整が可能な位置を中
立位置としている。シートSがこの中立位置にある状態
からモータ43を駆動すると、棒状ネジ41が所定方向
に回転する。棒状ネジ41が回転するとこれに螺合して
いるナット42が棒状ネジ41上を例えば前方に移動す
る。
【0027】ナット42が棒状ネジ41上を移動する
と、このナット42に係合している係合ブラケット34
もナット42とともに前方に移動する。係合ブラケット
34が前方に移動すると、該係合ブラケット34が取り
付けられているスライドテーブル33も前方へ移動す
る。したがって、スライドテーブル33に載置されたシ
ートSすなわちサイドリフトシート60、または車椅子
兼用シート70も前方へ移動し、スライドして着座位置
の調整をすることができる。また、モータ43が上記と
は逆回転する方向にスイッチを押すと、今度はシートS
が後方へ移動し、着座位置の調整をすることができる。
【0028】ところで、車両が他物との衝突などによ
り、前面に大きな衝撃力が加わった場合には、シートS
にも前方上方に大きな衝撃力が加わることとなる。この
とき、シートSが車両のフロア面Fにしっかり固定され
ていない場合には、シートSが車両から離れ、そのシー
トSに着座している乗員も危険な状態となるため、所定
の衝撃荷重まではシートSが床面から脱落しないことが
要求されている。
【0029】本実施の形態では、上記衝撃力がシートS
に加わると、回転盤50を介してスライドテーブル33
を上方へ引っ張る力が作用する。スライドテーブル33
はスライドレール30のアッパレール32によりロアレ
ール31とベースプレート20を介して車両のフロア面
Fに支持されているが、スライドレール30だけでは上
記前方上方への衝撃力に対抗することが困難なため、ス
ライドテーブル33の下面に設けた係合ブラケット34
の、ベースプレート20に設けた溝24より下方に突出
する係合部344、345が溝24の両縁の上面部21
下面と当接して、上記前方上方への衝撃力に対抗する。
しかも、この係合はシートSのどのスライド位置におい
ても同様に行われる。また、上記溝24の両縁に係合ブ
ラケット34による上方への衝撃力が加わっても、係合
ブラケット34のスライドを許容して溝24を覆う補強
材29により、該溝24を広げたり、ベースプレート2
0を変形させることがない。
【0030】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、
駆動装置40をシートスライド装置10の略中央に1セ
ット設けたもので説明したが、これに限られず、平行に
2セット設けたものとすることも可能である。また、使
用するシートを回転しながらスライドする福祉車両用シ
ートの例で示したが、回転せずにスライドのみする一般
的なシートにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、車両フロアに固定されたベー
スプレートと、該ベースプレート上に所定の間隔をあけ
て互いに平行に配置された一対のロアレールと、各ロア
レールに沿ってスライド可能に設けられた一対のアッパ
レールと、両アッパレール間に架設され、シートを支持
するスライドテーブルと、該スライドテーブルのスライ
ド方向に沿って前記ベースプレートに設けられた棒状ネ
ジと、該棒状ネジを回転させるモータと、前記棒状ネジ
に螺合するナットと、前記スライドテーブルに設けら
れ、前記ナットに相対回転できないように係合する係合
ブラケットとを備え、前記棒状ネジの回転に伴い、前記
ナット及び係合ブラケットを介して前記スライドテーブ
ルがスライドするようにした車両用シートスライド装置
において、前記ベースプレートに、前記スライドテーブ
ルのスライド方向に沿って延びる溝を形成し、前記係合
ブラケットの下端部を前記溝から突出せしめ、該下端部
に、前記ベースプレートの前記溝の両縁にスライド可能
に係合する係合部を形成したので、シートに前方上方へ
の衝撃荷重が掛かってスライドテーブルが上方に移動し
ようとしても、係合ブラケットの下端係合部がベースプ
レートに設けた溝の両縁に係合して、該衝撃荷重による
スライドテーブルの脱落を防止し、ひいてはシートを車
両フロアに保持することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る車両用シートス
ライド装置のシートを省略した平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の一の実施の形態に係る車両用シートス
ライド装置の駆動部の拡大断面図である。
【図5】本発明の一の実施の形態に係る車両用シートス
ライド装置にサイドリフトシートを搭載し、その動きを
表した平面図である。
【図6】本発明の一の実施の形態に係る車両用シートス
ライド装置に車椅子兼用シートを搭載し、その動きを表
した平面図である。
【図7】従来のシートスライド装置の正面断面図であ
る。
【図8】従来のシートスライド装置のスライドレール部
の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 シートスライド装置 20 ベースプレート 21 上面部 24 溝 30 スライドレール 31 ロアレール 32 アッパレール 33 スライドテーブル 34 係合ブラケット 40 駆動装置 41 棒状ネジ 42 ナット 43 モータ 50 回転盤 60 サイドリフトシート 70 車椅子兼用シート
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−118272(JP,A) 実開 昭55−11391(JP,U) 実開 平4−58420(JP,U) 実開 平4−57436(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロアに固定されたベースプレート
    と、該ベースプレート上に所定の間隔をあけて互いに平
    行に配置された一対のロアレールと、各ロアレールに沿
    ってスライド可能に設けられた一対のアッパレールと、
    両アッパレール間に架設され、シートを支持するスライ
    ドテーブルと、該スライドテーブルのスライド方向に沿
    って前記ベースプレートに設けられた棒状ネジと、該棒
    状ネジを回転させるモータと、前記棒状ネジに螺合する
    ナットと、前記スライドテーブルに設けられ、前記ナッ
    トに相対回転できないように係合する係合ブラケットと
    を備え、前記棒状ネジの回転に伴い、前記ナット及び係
    合ブラケットを介して前記スライドテーブルがスライド
    するようにした車両用シートスライド装置において、 前記ベースプレートに、前記スライドテーブルのスライ
    ド方向に沿って延びる溝を形成し、前記係合ブラケット
    の下端部を前記溝から突出せしめ、該下端部に、前記ベ
    ースプレートの前記溝の両縁にスライド可能に係合する
    係合部を形成したことを特徴とする車両用シートスライ
    ド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用シートスライド
    装置において、 前記ベースプレートに、該ベースプレートに設けた溝
    を、前記係合ブラケットのスライドを許容して覆う補強
    材を設けたことを特徴とする車両用シートスライド装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用シートスライド
    装置において、 前記棒状ネジは、ベースプレートに設けた溝内に配置さ
    れていることを特徴とする車両用シートスライド装置。
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