JP3453311B2 - バッテリフォークリフト車の車体構造 - Google Patents

バッテリフォークリフト車の車体構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリフォー
クリフト車の車体構造に係るものであり、特に、最小旋
回半径を小さくすることができるバッテリフォークリフ
ト車の車体構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように従来から、図7に示すよう
なバッテリフォークリフト車が知られている。同図にお
いて、車体フレーム1の前部にはマスト2が傾動可能に
支持され、このマスト2にフォーク3が昇降可能に支持
されている。車体フレーム1の上部には運転席4が設け
られ、運転席4の上方にはヘッドガード5が設けられて
いる。車体フレーム1の後部には、積荷に対応させて前
後における車体バランスをとるためにカウンタウェイト
6が設けられている。 【0003】図8に示すように、車体前部を構成するメ
インフレーム(図示せず)の両側部には、後方に延出す
るサイドフレーム7が設けられ、このサイドフレーム7
の後端部が、上記カウンタウェイト6の前側面にボルト
8によって着脱可能に取り付けられている。具体的に
は、サイドフレーム7の後端部の取付部7aがカウンタ
ウェイト6の取付座6aに当接され、この取付部7aに
後方に向かって挿通されたボルト8によってサイドフレ
ーム7とカウンタウェイト6が取り付けられている。そ
して、上記サイドフレーム7間にバッテリ9が配置され
ている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバッテリフォークリフト車の車体構造にあっては、
サイドフレーム7にカウンタウェイト6が着脱可能に取
り付けられ、カウンタウェイト6がフレームの一部とし
て有効利用されているため、その分だけ部品点数を減少
できる点で有利であるが、ある程度の面積を必要とする
サイドフレーム7の取付部7aをバッテリ9の側方で確
保する必要があるため、その取付部7aの車幅方向の寸
法Wだけ(車幅全体では2W)バッテリ9の配置スペー
スが狭くなってしまうという問題がある。 【0005】したがって、このように配置スペースが狭
くなった分、必要電力を確保するためには、バッテリ9
の配置スペースを後方に延ばさざるを得ず、その結果、
その分だけホイールベースが長くなり、最小旋回半径が
大きくなってしまうという問題がある。そこで、この発
明は、最小旋回半径を小さくすることができるバッテリ
フォークリフト車の車体構造を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、車体前部を構成するメインフ
レームの両側部に後方に延出するサイドフレームが設け
られ、車体後部に配置されたカウンタウェイトにリヤア
クスルが支持され、サイドフレームの後端部がカウンタ
ウェイトに着脱可能に取り付けられているバッテリフォ
ークリフト車の車体構造において、サイドフレームの後
端部を、車体の前後方向に大とされたより大きなバッテ
リに対応することができるように後方に延出させ、この
延出端にカウンタウェイトに対する取付部が設けられ、
サイドフレームの内側部にバッテリの逃げ部が設けられ
ていることを特徴とする。 【0007】バッテリの配置スペースを、サイドフレー
ムの内側部に設けられた逃げ部によって車幅方向に拡大
することが可能となり、車幅方向に拡大した分だけ、バ
ッテリの車体前後方向における配置長さを短くすること
が可能となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1乃至図4は、この発明の第1実施
形態を示すものである。車体前部を構成するメインフレ
ーム10には左右に前輪11が支持され、メインフレー
ム10の両側部には、後方に延出するサイドフレーム1
2が設けられている。一方、車体後部には、積荷に対応
して車体バランスをとるためにカウンタウェイト13が
設けられ、このカウンタウェイト13には、後輪14を
支持するリヤアクスル15の取付部16(図2に示す)
が設けられている。 【0009】上記サイドフレーム12は、図1、図2に
示すように、前端部がフロントホイルハウス17に接合
されたものである。サイドフレーム12の外側壁12a
には、ともに車体内側に向かう上縁フランジ部(内側
部)12bと、下縁フランジ部12cとが設けられてい
る。また、外側壁12aの後端部は、図3に示すよう
に、両サイドフレーム12間に配置されるバッテリ18
の後面よりも後方に延出されており、この延出端には後
方に指向する取付部12dが設けられている。なお、こ
の取付部12dは、厚肉の板状部材によって形成され、
上記サイドフレーム12の後端部を閉塞するように、上
縁フランジ部12bから下縁フランジ部12cにかけて
溶接接合により取り付けられている。そして、この取付
部12dの上下にはボルト19の挿通孔20が設けられ
ている。なお、21は座金を示す。 【0010】ここで、上記サイドフレーム12の上縁フ
ランジ部12bには、バッテリ18の車幅方向の配置ス
ペースを確保する逃げ部12eが形成されている。具体
的には、上縁フランジ部12bは、サイドフレーム12
の取付部12d近傍においてはある程度の幅を備えてい
るが、その部位から前方側では、上記逃げ部12eが形
成されていることにより幅寸法が小さくなっている。例
えば、逃げ部12eは車幅1070mmに対して片側で
20〜30mmの幅寸法である。 【0011】一方、上記カウンタウェイト13は車体後
部を構成し、両側部が前方に回り込んで形成されたもの
で、この回り込み部13aには、前記サイドフレーム1
2の取付部12dに整合する位置に取付座22が設けら
れている。そして、サイドフレーム12とカウンタウェ
イト13とが、ボルト19を介して着脱可能に取り付け
られ、カウンタウェイト13に構造部材としての機能を
もたせている。このように構成された両サイドフレーム
12には、図2に示すように、前側と後側に車幅方向に
渡って取り付けられた隔壁23、24が配置され、両サ
イドフレーム12と各隔壁23、24とで囲まれる部位
にバッテリ18が配置されている。尚、上記サイドフレ
ーム12の上縁フランジ部12bに逃げ部12eの分だ
け幅が狭くなるが、サイドフレーム12には、強度的に
有利な外側壁12aの壁面に沿う方向の荷重が作用する
点で問題は生じない。必要があれば、サイドフレーム1
2、とりわけ、外側壁12aの板厚増加や、サイドフレ
ーム12の下縁フランジ部12cの幅寸法を増加させる
こと等で対処できる。 【0012】上記実施形態によれば、バッテリ18の配
置スペースを、サイドフレーム12の上縁フランジ部1
2bに設けられた逃げ部12eによって車幅方向に拡大
することが可能となる。具体的に逃げ部12eの幅寸法
W1により車幅全体で2W1だけバッテリの配置スペー
スを拡大することができる。したがって、同じ必要電力
を得るためには車幅方向に拡大した分だけ、バッテリ1
8の車体前後方向における配置長さを短くすることが可
能となるため、これに伴いカウンタウェイト13をその
分だけ前方に配置できる。その結果、リヤアクスル1
5、即ち、後輪14の配置位置を前輪11に近づけるこ
とができるため、ホイールベースが短くなって最小旋回
半径が小さくなり、旋回性能を向上させることができ
る。 【0013】また、サイドフレーム12の取付部12d
の位置が、バッテリ18の後面よりも後方に位置してい
るため、バッテリ18の配置スペースの変動、とりわけ
配置スペースの拡大に対しても余裕を持って対応するこ
とができる。具体的には、積載量の大きい車体として使
用する場合に、カウンタウェイト13を大きめのものに
交換すると共にバッテリ18を容量の大きいものに交換
すると、バッテリ18の後面が後退することとなるが、
サイドフレーム12がバッテリ18の後面よりも後方に
延出しているため、サイドフレーム12、即ち、メイン
フレーム10をそのまま使用できるのである。 【0014】ところが、図8に示す従来の車体構造で
は、積載量の増加によりバッテリ9の容量が増加する
と、バッテリ9の後面が後退する分、サイドフレーム7
も長くする必要がある。したがって、サイドフレーム7
を共通部品として使用できず、積載量に応じた長さのサ
イドフレーム7を有するメインフレームを用意しなけれ
ばならないこととなる。 【0015】実際に上記実施形態におけるフォークリフ
ト車(積載量1.6トン)を、2トンのフォークリフト
車に適用した場合について図5、図6によって説明す
る。図4と図6を比較するとホイールベースがL16か
らL20に長くなり、バッテリ18がバッテリ18Aと
大きくなり、かつ、カウンタウェイト13がカウンタウ
ェイト13Aと大きくなっているが、サイドフレーム1
2を含むメインフレームは10は両者ともに同一部材を
使用していることがわかる。なお、他の主たる構成につ
いては、上記実施形態と同様であるので、同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。なお、この発明は上記
実施形態に限られるものではなく、例えば、3輪のフォ
ークリフト車に限られず、4輪のフォークリフト車にも
適用できる。 【0016】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、バッテリの配置スペースをサイドフレームの内側
部に設けられた逃げ部によって車幅方向に拡大できるた
め、その分バッテリの車体前後方向における配置長さを
短くすることが可能となる。したがって、ホイールベー
スが短くなる分最小旋回半径を小さくでき旋回性能を向
上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の実施形態の部分平面図である。 【図2】 この発明の実施形態の要部分解斜視図であ
る。 【図3】 この発明の実施形態の平面図である。 【図4】 図3の側面図である。 【図5】 積載量の大きい実施形態の図3に対応する平
面図である。 【図6】 図5の側面図である。 【図7】 従来技術の斜視図である。 【図8】 従来技術の図1に対応する部分平面図であ
る。 【符号の説明】 10 メインフレーム 12 サイドフレーム 12b 上縁フランジ部(内側部) 12d 取付部 12e 逃げ部 13,13A カウンタウェイト 15 リヤアクスル 18,18A バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/075

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体前部を構成するメインフレームの両
    側部に後方に延出するサイドフレームが設けられ、車体
    後部に配置されたカウンタウェイトにリヤアクスルが支
    持され、サイドフレームの後端部がカウンタウェイトに
    着脱可能に取り付けられているバッテリフォークリフト
    車の車体構造において、 サイドフレームの後端部を、車体の前後方向に大とされ
    たより大きなバッテリに対応することができるように後
    方に延出させ、この延出端にカウンタウェイトに対する
    取付部が設けられ、サイドフレームの内側部にバッテリ
    の逃げ部が設けられていることを特徴とするバッテリフ
    ォークリフト車の車体構造。
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