JP7450320B2 - 車両構造 - Google Patents
車両構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7450320B2 JP7450320B2 JP2022036038A JP2022036038A JP7450320B2 JP 7450320 B2 JP7450320 B2 JP 7450320B2 JP 2022036038 A JP2022036038 A JP 2022036038A JP 2022036038 A JP2022036038 A JP 2022036038A JP 7450320 B2 JP7450320 B2 JP 7450320B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- reinforcement
- width direction
- pair
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 37
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 13
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Images
Description
同文献に記載の車両構造においては、車両のフロア部のうち、車両用シートの下方に、下窪み状の凹部を形成し、かつこの凹部内にバッテリを搭載している。ただし、バッテリを保護するための手段として、バッテリの下面側、上面側、および外周囲を頑丈な部材を用いて囲んでいる。
すなわち、車両の前突が発生し、その衝突荷重(前突荷重)が車両前方側から蓄電装置の搭載領域に向けて作用する場合、この前突荷重はリインフォースに作用することとなるが、このリインフォースは、前側および後側のクロスメンバに挟まれ、かつこれらに接合されているため、前記前突荷重に対する耐荷重性に優れたものとなり、蓄電装置への荷重
入力が抑制される。一方、車両の側突が発生し、その衝突荷重(側突荷重)が車幅方向外方側から蓄電装置の搭載領域に向けて作用する場合は、前記側突荷重はまずサイドメンバに作用し、このサイドメンバが車幅方向内方側に変形する。ただし、前記リインフォースは、そのようなサイドメンバには直接接合されておらず、車幅方向に離間した配置にあるため、前記サイドメンバの変形による直接的な荷重入力を生じないようにすることができる。前記リインフォースは、前記側突荷重が入力した際には、フロア部の変形を伴わせて車幅方向に変位可能であり、このことによって蓄電装置への側突荷重の直接的な入力を防止または抑制することが可能である。
このように、本発明によれば、車両の前突および側突のいずれの場合においても、蓄電装置の保護性能に優れたものとすることができるが、全体の構造は簡素であり、車両の軽量化および製造コストの低減化を図ることが可能である。
蓄電装置は、フロア部の下窪み状の凹部の底壁部上に配設されているため、フロア部上に蓄電装置が大きく嵩張ることを防止し、車両の室内空間を広く使うことが可能である。
バッテリ8は、本発明でいう蓄電装置の一例である。
なお、本実施形態においては、前記したフロントサイドメンバ3と同様に、アッパメンバ90、補助クロスメンバ6、ならびに前側および後側のクロスメンバ7A,7Bは、いずれも断面ハット状の部材を用いて構成されている。ただし、これに限定されない。
サスペンションメンバ4は、前輪19を支持するロアアーム40の基端部を回転可能に支持する部材であり、フロントサイドメンバ3の前上がり傾斜部30の下方に配され、前側および後側の取付け部9A,9Bを利用してフロントサイドメンバ3に取付けられている。
一対のフロント部32は、エンジンなどのパワープラント2が配されたエンジンルーム10の両側に位置して車両前後方向に略直線状に延びている。一対の内入り傾斜部33は、サスペンションメンバ4の取付け箇所周辺部に位置しており、車両後方側ほど車幅方向相互間隔が狭くなるように車両平面視において傾斜している。一対の幅狭部34は、一対のフロントサイドメンバ3の他の部分と比較して、車幅方向の相互間隔が最も狭くされた部分である。
側に重ねられている。このリインフォース5の車両前後方向の両端部5a,5bは、図8(a)によく表われているように、前側および後側のクロスメンバ7A,7Bのフランジ片部70a,70bに対して底壁部18aを挟んで重ねられ、かつこれらはスポット溶接により一体的に接合されている。
一方、図9によく表われているように、リインフォース5の車幅方向の両端部5cは、フロントサイドメンバ3とは適当な寸法Laだけ車幅方向内方側に離間した配置でフロア部11に接合されている。
リインフォース本体部13aは、フロアトンネル部12の基部下面側に溶接され(図5も参照)、かつ車両前後方向に略直線状に延びている。好ましくは、リインフォース本体部13aの後端部13a’は、フロア部11を介して前側のクロスメンバ7Aに接合されている。
前側延設部13bは、リインフォース本体部13aの前部から車幅方向外方に向けて屈曲または湾曲した部分であり、この前側延設部13bの先端部は、フロントサイドメンバ3の幅狭部34に接合されている。
枠状構造部Bは、サスペンションメンバ4の車両後方側に位置している。
枠状構造部Bの車幅方向外方側には、フロントサイドメンバ3とロッカ15との相互間を橋渡し接続するアウタトルクメンバ91が設けられている。
るため、フロントサイドメンバ3の前記した変形による直接的な荷重入力がリインフォース5には生じないようにすることができる。リインフォース5は、側突荷重Faが入力した際には、フロア部11の変形を伴わせて車幅方向に退避するように変位可能であり、このことによってバッテリ8への側突荷重Faの直接的な入力を防止または抑制することが可能である。
すなわち、フロントサイドメンバ3には、後広がり状傾斜部35が設けられているため、車両1の前突が発生し、その衝突荷重がフロントサイドメンバ3に対してその車両前方側から作用すると、図4に示すように、前端部35aを起点として後広がり状傾斜部35を、たとえば車幅方向内方側に屈曲させようとする回転力Mが発生する。これに対し、前端部35aには、補助クロスメンバ6が連結されており、この補助クロスメンバ6は、回転力Mに対する突っ張り力Fを発生させる。したがって、後広がり状傾斜部35が、回転力Mに起因して容易に、かつ大きく屈曲変形することは適切に阻止される。
リインフォース5は、凹部18の底壁部18aを覆うように底壁部18aの下面側または上面側に重なった配置であればよく、底壁部18aとリインフォース5との間に隙間が形成されていてもよい。また、リインフォース5は、底壁部18aの全面を覆うように設けられることが好ましいが、底壁部18aの一部が覆われていない構成とされていてもかまわない。
本発明におけるサイドメンバの具体的な構成も、上述したフロントサイドメンバの構成に限定されない。本発明は、サイドメンバが具体的にどのような態様、延設方向とされて
いるかを問うものではない。
上述の実施形態においては、多くの部材が、断面ハット状部材を用いて構成されているが、本発明はこれに限定されず、それ以外の種々の形態の部材を用いることが可能である。
本発明の車両構造は、エンジン自動車に限らず、ハイブリッド車や電気自動車にも適用することができることは勿論である。
1 車両
11 フロア部
18 凹部
18a 底壁部(凹部の)
3 フロントサイドメンバ(サイドメンバ)
5 リインフォース
5a,5b 両端部(リインフォースの車両前後方向の)
5c 両端部(リインフォースの車幅方向の)
7A,7B 前側および後側のクロスメンバ
Claims (1)
- 車幅方向に間隔を隔てた配置で車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、
これら一対のサイドメンバの上面側に設けられたフロア部の上面側または下面側に配設され、かつ互いに車両前後方向に離間して車幅方向に延びる前側および後側のクロスメンバと、
前記フロア部のうち、前記一対のサイドメンバの相互間領域のうち、前記前側および後側のクロスメンバの相互間領域に設けられた下窪み状の凹部の底壁部上に配設された蓄電装置と、
を備えている、車両構造であって、
前記凹部の底壁部を覆うように前記底壁部の下面側または上面側に重なった配置のリインフォースを、さらに備えており、
前記リインフォースの車両前後方向の両端部は、前記前側および後側のクロスメンバに接合されている一方、
前記リインフォースの車幅方向の両端部は、前記一対のサイドメンバから車幅方向内方側に離間した配置で前記フロア部に接合されていることを特徴とする、車両構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022036038A JP7450320B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | 車両構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022036038A JP7450320B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | 車両構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023131340A JP2023131340A (ja) | 2023-09-22 |
JP7450320B2 true JP7450320B2 (ja) | 2024-03-15 |
Family
ID=88065663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022036038A Active JP7450320B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | 車両構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7450320B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013244768A (ja) | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Honda Motor Co Ltd | 高電圧部品と送風機とを備える高圧電装部品 |
JP2016164051A (ja) | 2015-03-06 | 2016-09-08 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリユニット搭載構造 |
WO2020162028A1 (ja) | 2019-02-08 | 2020-08-13 | 三菱自動車工業株式会社 | 電池パックの取付構造 |
JP2020203650A (ja) | 2019-06-19 | 2020-12-24 | ダイハツ工業株式会社 | 車両構造 |
US20210101490A1 (en) | 2019-10-04 | 2021-04-08 | Hyundai Motor Company | High voltage battery unit for vehicle and underbody of vehicle |
-
2022
- 2022-03-09 JP JP2022036038A patent/JP7450320B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013244768A (ja) | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Honda Motor Co Ltd | 高電圧部品と送風機とを備える高圧電装部品 |
JP2016164051A (ja) | 2015-03-06 | 2016-09-08 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリユニット搭載構造 |
WO2020162028A1 (ja) | 2019-02-08 | 2020-08-13 | 三菱自動車工業株式会社 | 電池パックの取付構造 |
JP2020203650A (ja) | 2019-06-19 | 2020-12-24 | ダイハツ工業株式会社 | 車両構造 |
US20210101490A1 (en) | 2019-10-04 | 2021-04-08 | Hyundai Motor Company | High voltage battery unit for vehicle and underbody of vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023131340A (ja) | 2023-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5411235B2 (ja) | 自動車の車体下部構造 | |
JP5083465B2 (ja) | ハイブリッド車の車両構造 | |
JP6149939B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP4946969B2 (ja) | 電源装置の保護構造 | |
JP5866933B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP2019014419A (ja) | 自動車車両 | |
US20230182821A1 (en) | Fastening Arrangement of an Integral Support on a Body for a Passenger Motor Vehicle as Well as Passenger Motor Vehicle | |
JP5906681B2 (ja) | 車両の蓄電装置配設構造 | |
JP5984052B2 (ja) | 電池パックの位置決めピンブラケット | |
JP7107908B2 (ja) | 電動車両のボディ | |
JP6452044B2 (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP6284041B2 (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 | |
JP2017077840A (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 | |
JP7450320B2 (ja) | 車両構造 | |
JP7352856B2 (ja) | 車両下部構造 | |
US20230311793A1 (en) | Vehicle structure with battery | |
KR20200082206A (ko) | 자동차용 차체 | |
KR20230028853A (ko) | 차량의 하부 차체 | |
JP4327512B2 (ja) | ラジエータサポートの結合構造 | |
JP2023132171A (ja) | 車両構造 | |
JP6380809B2 (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 | |
KR20130070358A (ko) | 차량용 범퍼 빔 유닛 | |
JP6380810B2 (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 | |
CN113246711B (zh) | 一种电池包安装结构及后地板总成 | |
US11814102B2 (en) | Vehicle front structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7450320 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |