JP3452484B2 - ズームファインダ - Google Patents

ズームファインダ

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JP3452484B2
JP3452484B2 JP09250898A JP9250898A JP3452484B2 JP 3452484 B2 JP3452484 B2 JP 3452484B2 JP 09250898 A JP09250898 A JP 09250898A JP 9250898 A JP9250898 A JP 9250898A JP 3452484 B2 JP3452484 B2 JP 3452484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズ搭載カ
メラにおいて、特に全長の長い(L形等)タイプのカメ
ラに用いる高変倍(約4倍)ズームファインダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】全長の長いカメラでTTL形式でない場
合、ファインダも長くなる。かかる場合、対物レンズと
接眼部の間にリレー系を挿入することにより、ファイン
ダの全長を延ばしている。図3は、従来の全長の長いカ
メラのファインダの一例を示す図である。対物レンズ群
20の後ろにコンデンサレンズ21,結像面22が配置
されている。光路を延ばすため接眼レンズ25とコンデ
ンサレンズ21の間にリレーレンズ系23が挿入されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ズームファインダ
構成において、対物レンズの射出瞳の変動を少なくする
ために対物レンズ枚数が多くなるという問題があった。
また、リレーレンズ系には対物レンズおよびリレーレン
ズ系自身の収差が加わってくるため収差補正が困難にな
るとともにガラスレンズを2枚,3枚使用しなければな
らないためリレーレンズ系がコスト高になるという問題
があった。
【0004】また、リレーレンズを用いないものとして
特開平6−214288(発明の名称:変倍ファインダ
ー)が提案されている。これは対物レンズ群の第2群に
両凸レンズを用いている。そのため、凸作用が強くな
り、収差補正が困難になるという欠点がある。すなわ
ち、一方が両凸レンズであるため、もう一方のメニスカ
スレンズの凹面での収差補正の寄与率が非常に大きくな
り、性能を確保するための偏心感度が厳しくなる。本発
明の目的は上記諸問題を解決するもので、リレーレンズ
系を用いることなく全長の長いファインダ系の対物第2
群を所定条件を満足する2つのメニスカス凸レンズで構
成することにより大幅なコストダウンを図り、量産製造
工程における調整項目を少なくするとともに対物第2群
における収差補正を容易にしたズームファインダを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるズームファインダは、高変倍ズームファ
インダにおいて、物体側より、凹レンズよりなる負の屈
折パワーの第1群レンズおよび物体側に凸面を向けた2
枚のメニスカスレンズよりなる正の屈折パワーの第2群
レンズから構成される対物レンズ群と、コンデンサレン
ズと、前記コンデンサレンズの後ろ側に形成される結像
面の像を正立正像に反転させる正立正像光学系と、凸レ
ンズよりなる正の屈折パワーの接眼レンズとを配列して
構成され、変倍は前記第2群レンズを移動することによ
り行うとともに変倍による焦点変動を前記第1群レンズ
の移動により補正し、前記第2群レンズは下記の式
(1)(2)を満足するように構成してある。 0.2<f2 /L<0.3 …(1) 1.3<f21/f22<2.4 …(2) 但し、 L;第1群レンズの第1面からコンデンサレンズと正立
正像系の間に形成される結像面までの距離 f2 ;第2群レンズの合成焦点距離 f21;第2群レンズの第1レンズの焦点距離 f22;第2群レンズの第2レンズの焦点距離 また、本発明は上記構成において、広角側から望遠に変
倍する場合、前記第2群レンズを物体側に移動するとと
もに前記第1群レンズを結像側へ凸となる弧を描いて移
動するように構成してある。
【0006】
【作用】上記構成によれば、大幅なコストダウンと調整
項目の削減が図れるとともに対物第2群の収差補正がし
易くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるズー
ムファインダを搭載したカメラの概略断面図である。こ
のズームカメラは約4倍ズームの全長の長いカメラであ
る。カメラ本体4は、カメラ本体全体の大きさに対し前
後に長い形状であり、本体下部にテーキングレンズ2が
配置されている。さらにその後ろ側にフィルムボックス
3が設置されている。ズームファインダ1はカメラ本体
4の上部、すなわちテーキングレンズ2およびファイン
ダボックス3の上側に位置している。テーキングレンズ
2のズーム操作に従ってズームファインダ1も連動して
ズーミングされる。
【0008】図2は、本発明によるズームファインダの
実施の形態を示す図で、(a)は広角側に設定した状態
を、(b)は望遠側に設定した状態をそれぞれ示してい
る。対物レンズ群は凹レンズよりなる第1群レンズ10
と、第2群レンズ11より構成されている。第2群レン
ズ11は対物側に凸面を向けたメニスカスレンズ11a
と、同じく対物側に凸面を向けたメニスカスレンズ11
bより構成されている。第2群レンズ11の後ろ側にコ
ンデンサレンズ12が配置され、その後ろ側が結像面1
3となる。
【0009】さらに結像面13に形成された像を正立正
像に反転させるダハプリズムよりなる正立正像光学系1
4,凸レンズよりなる接眼レンズ15が配置されてい
る。テーキングレンズ2のズーム移動に従って第1群レ
ンズ10と第2群レンズ11とが移動する。広角から望
遠にズーミングすると、図2(a)の第2群レンズ11
が物体側に直線移動する。そして変倍による焦点位置の
ずれを第1群レンズ10を結像面側に凸となる僅かに曲
線移動することにより補正している。
【0010】第2群レンズ11の第1レンズ11aと第
2レンズ11bは第1群レンズの口径の増大を抑え、し
かも非点収差,歪曲を所定以下にするために以下のよう
な条件を満たしている。 0.2<f2 /L<0.3 …(1) 1.3<f21/f22<2.4 …(2) 但し、 L;第1群レンズの第1面からコンデンサレンズと正立
正像系の間に形成される結像面までの距離 f2 ;第2群レンズの合成焦点距離 f21;第2群レンズの第1レンズの焦点距離 f22;第2群レンズの第2レンズの焦点距離 (1)式では、下限を越えると第1群レンズの口径が大
きくなり、上限を越えると、非点収差および歪曲収差を
無視できなくなる。さらに(2)式では条件を越える
と、パワーバランスが崩れ、非点収差および歪曲収差を
無視できなくなり、下限を越えると、広角側と望遠側で
の非点収差の変動が大きくなる。
【0011】表1は具体的数値例を示す実施例1のデー
タ値である。 (以下、余白とする。)
【表1】 表2は具体的数値例を示す実施例2のデータ値である。
【表2】 表3は具体的数値例を示す実施例3のデータ値である。
【表3】 表1,表2および表3において面ナンバーの“1”と
“2”は第1群の凹レンズ10の物体側と像面側の面を
示しており、以下に続くナンバーは第2群の第1レンズ
11a,第2レンズ11b,コンデンサレンズ12,結
像面13,正立正像系14および接眼レンズ15の前後
の面をそれぞれ示している。曲率半径Rはそれぞれ各面
の半径であり、間隔を表示する数値はその面から次の面
までの光学系の厚さまたはつぎの光学系の前面までの間
隔を示す。間隔2は第1群10の後面から第2群第1レ
ンズ11aの前面までの距離,間隔6は第2群第2レン
ズ11bの後面からコンデンサレンズ12の前面までの
距離をそれぞれ示す。
【0012】また、非球面は第1群レンズ10の後面,
第2群第1レンズ11aの前面,第2群第2レンズ11
bの後面,コンデンサレンズ12の後面および接眼レン
ズ15の前面にそれぞれ適用されており、非球面レンズ
は、式(3)で表される。
【式1】 X=(H2 /R)/[1+{(1−(1+K)H2 )/R2 1/2 ]+AH4 + BH6 +CH8 +DH10 …(3) 但し、 H;光軸からの高さ R;曲率半径 K,A,B,C,D;非球面係数
【0013】図4,図5および図6は、それぞれ実施例
1,2および3における球面収差,非点収差および歪曲
収差を示す図である。(a)は広角側にズーミングした
状態を、(b)は望遠側にズーミングした状態をそれぞ
れ示している。各図において、非点収差と歪曲収差のω
は半画角であり、mはメリジオナル像面を、Sはサジタ
ル像面をそれぞれ示す。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、物体側
より、凹レンズよりなる負の屈折パワーの第1群レンズ
および物体側に凸面を向けた2枚のメニスカスレンズよ
りなる正の屈折パワーの第2群レンズから構成される対
物レンズ群と、コンデンサレンズと、前記コンデンサレ
ンズの後ろ側に形成される結像面の像を正立正像に反転
させる正立正像光学系と、凸レンズよりなる正の屈折パ
ワーの接眼レンズとを配列して構成され、変倍は第2群
レンズを移動することにより行うとともに変倍による焦
点変動を第1群レンズの移動により補正するようにし、
第2群レンズは所定の条件を満たすようにしたものであ
る。そして、広角側から望遠に変倍する場合、第2群レ
ンズを物体側に移動するとともに第1群レンズを結像側
へ凸となる弧を描いて移動するものである。したがっ
て、対物レンズ群が2群構成にもかかわもらず、リレー
レンズ系を使わず大幅なコストダウンを図ることがで
き、さらに量産行程における調整項目の削減が可能にな
り、第2群における収差補正も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームファインダを搭載したカメ
ラの概略断面図である。
【図2】本発明によるズームファインダの実施の形態を
示す図で、(a)は広角側に設定した状態を、(b)は
望遠側に設定した状態をそれぞれ示している。
【図3】従来の全長の長いカメラのファインダの一例を
示す図である。
【図4】実施例1における球面収差,非点収差および歪
曲収差を示す図で、(a)は広角側にズーミングした状
態を、(b)は望遠側にズーミングした状態をそれぞれ
示している。
【図5】実施例2における球面収差,非点収差および歪
曲収差を示す図で、(a)は広角側にズーミングした状
態を、(b)は望遠側にズーミングした状態をそれぞれ
示している。
【図6】実施例3における球面収差,非点収差および歪
曲収差を示す図で、(a)は広角側にズーミングした状
態を、(b)は望遠側にズーミングした状態をそれぞれ
示している。
【符号の説明】
1…ズームファインダ 2…テーキングレンズ 3…フィルムボックス 4…カメラ本体 10…第1群レンズ 11…第2群レンズ 11a,11b…凸レンズ 12,21…コンデンサレンズ 13,22,24…結像面 14…正立正像系(ダハプリズム) 15,25…接眼レンズ 20…対物レンズ群 23…リレーレンズ系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−214288(JP,A) 特開 平10−10440(JP,A) 特開 平6−214159(JP,A) 特開 平1−257817(JP,A) 特開 平9−211342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/10 - 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高変倍ズームファインダにおいて、 物体側より、凹レンズよりなる負の屈折パワーの第1群
    レンズおよび物体側に凸面を向けた2枚のメニスカスレ
    ンズよりなる正の屈折パワーの第2群レンズから構成さ
    れる対物レンズ群と、コンデンサレンズと、前記コンデ
    ンサレンズの後ろ側に形成される結像面の像を正立正像
    に反転させる正立正像光学系と、凸レンズよりなる正の
    屈折パワーの接眼レンズとを配列して構成され、 変倍は前記第2群レンズを移動することにより行うとと
    もに変倍による焦点変動を前記第1群レンズの移動によ
    り補正し、 前記第2群レンズは下記の式(1)(2)を満足するこ
    とを特徴とするズームファインダ。 0.2<f2 /L<0.3 …(1) 1.3<f21/f22<2.4 …(2) 但し、 L ;第1群レンズの第1面からコンデンサレンズと正
    立正像系の間に形成される結像面までの距離 f2 ;第2群レンズの合成焦点距離 f21;第2群レンズの第1レンズの焦点距離 f22;第2群レンズの第2レンズの焦点距離
  2. 【請求項2】 広角側から望遠に変倍する場合、前記第
    2群レンズを物体側に移動するとともに前記第1群レン
    ズを結像側へ凸となる弧を描いて移動することを特徴と
    する請求項1記載のズームファインダ。
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