JP3451773B2 - マグネット式ロッドレスシリンダ - Google Patents

マグネット式ロッドレスシリンダ

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JP3451773B2 JP01873595A JP1873595A JP3451773B2 JP 3451773 B2 JP3451773 B2 JP 3451773B2 JP 01873595 A JP01873595 A JP 01873595A JP 1873595 A JP1873595 A JP 1873595A JP 3451773 B2 JP3451773 B2 JP 3451773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマグネット式ロッドレ
スシリンダに関し、特にシリンダチューブ内部のピスト
ン、及び、または、シリンダチューブ外部のスライダの
作動性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネット式ロッドレスシリンダ
1Bとして図4に示すものがあり、これは、シリンダチ
ューブ8Bの内部に、インナマグネット3Bを左右一対
のピストン6B,6Bで挾んでいるピストンブロック7
Bを摺動自在に嵌装し、このピストン6Bの外周にシリ
ンダチューブ8Bの内面を摺動するインナウエアリング
9Bを嵌合し、シリンダチューブ8B外部に、インナマ
グネット3Bに対応するアウタマグネット17Bを左右
一対のホルダ19B,19Bで挾んでいるスライダ20
Bを摺動自在に設け、このホルダ19Bに設けたシリン
ダチューブ嵌装孔19aBの内周にシリンダチューブ8
Bの外面を摺動するアウタウエアリング21Bを嵌合し
て構成され、エンドキャップ25Bに形成された給排ポ
ート26Bから空気あるいは油等の供給流体を給排する
ことによって、ピストンブロック7Bがシリンダチュー
ブ8B内を往復移動すると共に、このピストンブロック
7Bとの磁気結合力によりスライダ20Bがシリンダチ
ューブ8B外部で往復移動するようにしたものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではマ
グネット式ロッドレスシリンダの供給流体の使用圧力と
して高圧のものが望まれ、この高圧仕様に対応してピス
トンブロック7Bとスライダ20Bとの磁気結合力を強
めるために、ピストンブロック7Bとスライダ20Bに
設けられるマグネット3B,17B数を多くしたものが
提案されているが、このようにマグネット3B,17B
数を多くするとその分ピストンブロック7B及びスライ
ダ20Bのシリンダ軸線方向長さが長くなってしまい、
シリンダチューブ8Bの製作誤差としての曲がりに対応
できなかったり、或は、マグネット3B,17B等の関
連部品の製作誤差(例えば平行度)のシリンダ軸線方向
の累積値が大きくなり、ピストンブロック7Bやスライ
ダ20Bに曲がりが生じたりし、その結果、ピストンブ
ロック7B及びスライダ20Bの摺動抵抗が大きくな
り、作動性が悪くなるといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1では、ピストンのインナウエアリングを、
その軸線がピストンの軸線に対して傾斜可能にピストン
に取付けて成ることを特徴とし、請求項2では、インナ
ウエアリングは、そのピストンへの嵌合内周面の、軸線
方向中央部分が半径方向内側へ突出した突出部に形成し
てあり、この突出部を中心に傾斜自在となっていること
を特徴とし、請求項3では、インナウエアリングは、ピ
ストンの外周に嵌合される嵌合内周面を有する金属製の
インナリングと、このインナリング外周に嵌合される樹
脂製のインナウエアリング本体とから構成されているこ
とを特徴とする。また、請求項4では、ホルダのアウタ
ウエアリングを、その軸線がホルダの軸線に対して傾斜
可能にホルダに取付けて成ることを特徴とし、請求項5
では、アウタウエアリングは、ホルダへの嵌合外周面
の、軸線方向中央部分が半径方向外側へ突出した突出部
に形成され、この突出部を中心に傾斜自在となっている
ことを特徴とし、請求項6では、アウタウエアリング
は、ホルダのシリンダチューブ嵌装孔の内周に嵌合され
る嵌合外周面を有する金属製のアウタリングと、このア
ウタリングの内周に嵌合されるアウタウエアリング本体
とから構成されていることを特徴とする。さらに、請求
項7では、ピストンのインナウエアリングを、その軸線
がピストンの軸線に対して傾斜可能にピストンに取付け
ると共に、ホルダのアウタウエアリングを、その軸線が
ホルダの軸線に対して傾斜可能にホルダに取付けたこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1〜3では、供給流体を高圧仕様として
も、例えば、シリンダチューブの曲がりに対応して、ピ
ストンに対してインナウエアリングが傾斜して、ピスト
ンブロックの摺動抵抗が大きくなることが防止される。
また、請求項4〜6では、供給流体を高圧仕様として
も、例えば、シリンダチューブの曲がりに対応して、ホ
ルダに対してアウタウエアリングが傾斜して、スライダ
の摺動抵抗が大きくなることが防止される。さらに、請
求項7では、供給流体を高圧仕様としても、例えば、シ
リンダチューブの曲がりに対応して、ピストンに対して
インナウエアリングが傾斜すると共に、ホルダに対して
アウタウエアリングが傾斜して、ピストンブロック及び
スライダの摺動抵抗が大きくなることが防止される。
【0006】
【実施例】次に、図面においてマグネット式ロッドレス
シリンダ1の実施例について説明する。図1において、
2はインナマグネット列で、ドーナツ状の10枚のイン
ナマグネット3と11枚のインナヨーク4とが交互にピ
ストンシャフト5に嵌め込まれ、一対のピストン6,6
によって締め付け固定されてピストンブロック7が構成
されている。このピストンブロック7は非磁性体からな
るシリンダチューブ8内に収納されている。また、夫々
のインナマグネット3,4の磁極は図面に示すように、
SN,NS,SN,NSと同極同志が対応するように配
設されている。また、各ピストン6の外周面にはインナ
ウエアリング9が嵌合されている。このインナウエアリ
ング9は、ピストン6の外周に嵌合される嵌合孔内周面
10aを有する金属製のインナリング10と、このイン
ナリング10外周に嵌合される樹脂製のインナウエアリ
ング12本体と、両リング10,12間に嵌装されるポ
リエステル系材料のインナシム11とから構成されてい
る。インナリング10の嵌合孔内周面10aは軸線方向
中央部分が半径方向内側へ突出した突出部10bに形成
してあり、インナリング10は、この突出部10bを中
心にピストン6の軸線CLに対して傾斜自在とされてい
る。インナリング10を金属製としたのは、突出部10
bに生じる高い面圧で、その部分が摩耗しないようにす
るためである。また、インナウエアリング本体12はリ
ング状の1部が割られた形状に形成されている。また、
インナシム11は、厚みが異なるもの(0.009mm
〜0.050mm)が複数用意され、シリンダチューブ8
とこのシリンダチューブ8に摺接するインナウエアリン
グ本体12との摺動隙間が適正な値となるように適宜交
換され、シリンダチューブ8の軸心に対するピストン軸
心CLの偏芯を小さくするようにしてある。
【0007】次に、15は、アウタマグネット列で、シ
リンダチューブ8外周に遊合されたアルミ合金からなる
スライダ本体16内周面に、前記インナマグネット列2
と同様にして、10枚のアウタマグネット17と11枚
のアウタヨーク18とが交互に嵌め込まれ、一対のホル
ダ19,19により締め付け固定されてスライダ20が
構成されている。このアウタマグネット17の磁極も同
極同志が対応し、さらに、インナマグネット列2の磁極
とは異極同志となるように、NS,SN,NS,SNと
配設されている。そして、両マグネット列2,15が互
いに引き合うことによりピストンブロック7とスライダ
20は磁気結合している。従って、エンドキャップ25
に設けた給排ポート26からシリンダチューブ8内に空
気等の圧流体を供給すると、ピストンブロック7がシリ
ンダチューブ8内を往復動し、この往復動によりスライ
ダ20も往復動を行うようになっている。尚、このよう
に複数(10枚)のインナ,アウタマグネット3,17
を備えてなるマグネット式ロッドレスシリンダ1では、
給排ポート26から供給される流体の圧力が高いもので
あってもピストンブロック7とスライダ20との磁気結
合力は十分なものである。
【0008】次に、前記ホルダ19にはシリンダチュー
ブ8が挿入される嵌装孔19aが設けられ、この嵌装孔
19aにはアウタウエアリング21が嵌合されている。
このアウタウエアリング21は、ホルダ19の嵌装孔1
9aに嵌合される嵌合外周面22aを有する金属製のア
ウタリング22と、このアウタリング22内周に嵌合さ
れる樹脂製のアウタウエアリング本体24と、両リング
22,24間に嵌装されるポリエステル系材料のアウタ
シム23とから構成されている。アウタリング22の嵌
合外周面22aの軸線方向中央部分が半径方向外側へ突
出した突出部22bに形成され、アウタリング22は、
この突出部22bを中心にホルダ軸線CLに対して傾斜
自在とされている。アウタリング22を金属製としたの
は、突出部22bに生じる高い面圧で、その部分が摩耗
しないようにするためである。また、前記インナウエア
リング本体12と同様にしてアウタウエアリング本体2
4は、リング状の1部が割られた形状に形成されてい
る。また、前記インナシム11と同様にしてアウタシム
23は、厚みが異なるものが複数用意され、シリンダチ
ューブ8とこのシリンダチューブ8に摺接するアウタウ
エアリング本体24との摺動隙間が適正な値となるよう
に適宜交換される。
【0009】次に、以上のように構成されたマグネット
式ロッドレスシリンダ1の作用について説明する。シリ
ンダチューブ8内に給排ポート26より圧力流体を供給
すると、ピストンブロック7がシリンダチューブ8内を
往復動すると共に、スライダ20は、ピストンブロック
7との磁気結合力によりピストンブロック7の移動に伴
ってシリンダチューブ8外周を往復動する。また、図2
に示すようにシリンダチューブ8には製作誤差として曲
がりが発生しているが、この場合、ピストンブロック7
においては、インナウエアリング9が突出部10bを中
心にして軸線CLに対して傾斜し、また、スライダ20
においては、アウタウエアリング21が突出部22bを
中心にして軸線CLに対して傾斜して、ピストンブロッ
ク7及びスライダ20は軸線CLに対して平行状態が保
たれる。また、複数のマグネット3,17及びヨーク
4,18の製作誤差(例えば平行度)のシリンダ軸方向
の累積値が大きな値となると、ピストンブロック7及び
スライダ20に曲がりが生じることになるが、この曲が
りも、シリンダチューブ8の曲がりと同様にして、イン
ナ,アウタウエアリング9,21の軸線CLに対する傾
斜によって吸収できる。また、このマグネット式ロッド
レスシリンダ1の組付け時において、厚みの異なる複数
のインナシム11及びアウタシム23を用意しておけ
ば、シリンダチューブ8の軸線に対するピストンブロッ
ク7及びスライダ20の軸線が略一致するように、適宜
シム11,23を交換してシリンダチューブ8内面とイ
ンナウエアリング本体12との摺動隙間及びシリンダチ
ューブ8外面とアウタウエアリング本体24との摺動隙
間を全周にわたって適正かつ均一な値となるように調整
することができ、シリンダチューブ8の軸線に対するピ
ストンブロック7やスライダ20の軸線の偏芯による磁
気結合力の不均一に基づく、ピストンブロック7及びス
ライダ20の摺動抵抗を小さな値に押えることができ
る。
【0010】以上のように上記実施例では、インナウエ
アリング9を軸線CLに対して傾斜自在にピストン6に
取り付けると共に、アウタウエアリング21を軸線に対
して傾斜自在にホルダ19に取り付けたので、シリンダ
チューブ8の曲がりやマグネット等の製作誤差の軸方向
の大きな累積値に対応してインナウエアリング9及びア
ウタウエアリング21が軸線CLに対して傾斜し、ピス
トンブロック7及びスライダ20が軸線CLに対して平
行状態に保たれ、摺動抵抗の小さな作動性の良い高圧仕
様のマグネット式ロッドレスシリンダ1を提供できる。
さらに、本実施例では、厚さの異なる複数のインナ,ア
ウタシム11,23を用意し、これらのインナ,アウタ
シム11,23を交換することによりインナウエアリン
グ本体12とシリンダチューブ8との摺動隙間及びアウ
タウエアリング本体24とシリンダチューブ8との摺動
隙間を円周方向全周にわたって適正な値に保つことがで
きるので、シリンダチューブ8の軸線に対して、ピスト
ンブロック7及びスライダ20の軸線を一致させること
ができ、インナマグネット列とアウタマグネット列間の
磁気結合力を全周にわたって均一なものとし得るので、
ピストンブロッ7ク及びスライダ20の作動性は良好で
ある。
【0011】尚、上記実施例では、インナウエアリング
9をインナリング10,インナシム11,インナウエア
リング本体12の三重構造としたが、本願発明において
は、インナシム11を省いた二重構造としても良く、ま
た、インナウエアリング9を非鉄金属で一体形成しても
良く、さらに、アウタウエアリング21についてもアウ
タシム23を省いた二重構造としても良く、また、アウ
タウエアリング21を非鉄金属で一体形成しても良い。
また、上記実施例では、インナ,アウタシム11,23
をポリエステル系材料で構成したが、アルミ箔やステン
レス箔等で構成してもよい。
【0012】次に、図3において他のマグネット式ロッ
ドレスシリンダ1Aについて説明するが、前記実施例と
同様な構成部分は同一符号の後にAを付けて詳細な説明
は省略する。この実施例のピストンブロック7Aは、8
枚のインナマグネット3A及び9枚のインナヨーク4A
を交互に配設してなるインナマグネット列2A,2Aを
2列備えている。両インナマグネット列2A,2Aの左
右両端には前記実施例と同様なピストン6A,6Aが設
けられ、また、両マグネット列2A,2Aの中間には中
間ピストン31Aが配設されている。この中間ピストン
31Aには、左右のピストン6A,6Aと同様にして中
間インナウエアリング33Aが軸線CLに対して傾斜自
在に取り付けられている。この中間インナウエアリング
33Aは、中間インナリング41A,中間インナシム4
2Aと中間インナウエアリング本体43Aとから構成さ
れている。また、スライダ20Aもピストンブロック7
Aと同様にして、8枚のアウタマグネット17A及び9
枚のアウタヨーク18Aを交互に配設してなるアウタマ
グネット列15A,15Aを2列備えている。両アウタ
マグネット列15A,15Aの両端には前記実施例と同
様なホルダ19A,19Aが設けられ、また、両マグネ
ット列15A,15Aの中間には中間ホルダ36Aが備
えられている。この中間ホルダ36Aには、左右のホル
ダ19A,19Aと同様にして中間アウタウエアリング
38Aが軸線CLに対して傾斜自在に取り付けられてい
る。この中間アウタウエアリング38Aは、中間アウタ
リング45A,中間アウタシム46Aと中間アウタウエ
アリング本体47Aとから構成されている。
【0013】以上のように構成されたマグネット式ロッ
ドレスシリンダ1Aでは、前記実施例に比べてインナ,
アウタマグネット3A,17Aの個数が多く磁気結合力
が大きいので、供給流体をさらに高圧で供給する使用で
あっても適用できる。また、この実施例のようにピスト
ンブロック7A及びスライダ20Aが軸方向に極めて長
くなると、ピストンブロック7やスライダ20Aにたわ
みが生じ易いが、このたわみは、中間ピストン31A,
中間ホルダ36Aの中間インナウエアリング33Aや中
間アウタウエアリング38Aの傾動及び、前記実施例と
同様のピストン6A、ホルダ19Aのインナ,アウタウ
エアリング9A,21Aの傾動で吸収されるので、ピス
トンブロック7A及びスライダ20Aの作動性は良好で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜3では、
シリンダチューブやピストンブロックの曲がりをインナ
ウエアリングによって吸収でき、ピストンブロックにか
かる摺動抵抗を小さな値に押えることができる。また、
請求項4〜6では、シリンダチューブやスライダの曲が
りをアウタウエアリングによって吸収でき、スライダに
かかる摺動抵抗を小さな値に押えることができる。さら
に、請求項7では、シリンダチューブ,ピストンブロッ
クやスライダの曲がりをインナ,アウタウエアリングに
よって吸収することができ、ピストンブロック及びスラ
イダにかかる摺動抵抗を小さな値に押えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネット式ロッドレスシリンダの縦断面図で
ある。
【図2】作用説明図である。
【図3】第2実施例のマグネット式ロッドレスシリンダ
の縦断面図である。
【図4】従来のマグネット式ロッドレスシリンダの縦断
面図である。
【符号の説明】
1 マグネット式ロッドレスシリンダ, 3 インナマ
グネット,6 ピストン, 7 ピストンブロック,
8 シリンダチューブ,9 インナウエアリング, 1
0 インナリング, 10a 嵌合内周面,10b 突
出部, 12 インナウエアリング本体,17 アウタ
マグネット, 19 ホルダ, 19a 嵌装孔,20
スライダ, 21 アウタウエアリング, 22 ア
ウタリング,22a 嵌合外周面, 22b 突出部,
24 アウタウエアリング本体

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブの内部に、インナマグ
    ネットを少なくとも一対のピストンで挾んでいるピスト
    ンブロックを摺動自在に嵌装し、ピストンにはシリンダ
    チューブの内面を摺動するインナウエアリングを備えて
    おり、かつ、シリンダチューブ外部に、インナマグネッ
    トに対応するアウタマグネットを備えているスライダを
    摺動自在に設けて成るマグネット式ロッドレスシリンダ
    において、前記ピストンのインナウエアリングを、その
    軸線がピストンの軸線に対して傾斜可能にピストンに取
    付けて成ることを特徴とするマグネット式ロッドレスシ
    リンダ。
  2. 【請求項2】 インナウエアリングは、そのピストンへ
    の嵌合内周面の、軸線方向中央部分が半径方向内側へ突
    出した突出部に形成してあり、この突出部を中心に傾斜
    自在となっていることを特徴とする請求項1記載のマグ
    ネット式ロッドレスシリンダ。
  3. 【請求項3】 インナウエアリングは、ピストンの外周
    に嵌合される嵌合内周面を有する金属製のインナリング
    と、このインナリング外周に嵌合される樹脂製のインナ
    ウエアリング本体とから構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のマグネット式ロッドレスシリンダ。
  4. 【請求項4】 シリンダチューブの内部に、インナマグ
    ネットを少なくとの一対のピストンで挾んでいるピスト
    ンブロックを摺動自在に嵌装し、シリンダチューブ外部
    に、インナマグネットに対応するアウタマグネットを少
    なくとも一対のホルダで挾んでいるスライダを摺動自在
    に設け、このホルダに設けたシリンダチューブ嵌装孔の
    内周にシリンダチューブの外面を摺動するアウタウエア
    リングを嵌合して構成してあるマグネット式ロッドレス
    シリンダにおいて、前記ホルダのアウタウエアリング
    を、その軸線がホルダの軸線に対して傾斜可能にホルダ
    に取付けて成ることを特徴とするマグネット式ロッドレ
    スシリンダ。
  5. 【請求項5】 アウタウエアリングは、ホルダへの嵌合
    外周面の、軸線方向中央部分が半径方向外側へ突出した
    突出部に形成され、この突出部を中心に傾斜自在となっ
    ていることを特徴とする請求項4記載のマグネット式ロ
    ッドレスシリンダ。
  6. 【請求項6】 アウタウエアリングは、ホルダのシリン
    ダチューブ嵌装孔の内周に嵌合される嵌合外周面を有す
    る金属製のアウタリングと、このアウタリングの内周に
    嵌合されるアウタウエアリング本体とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項5記載のマグネット式ロッド
    レスシリンダ。
  7. 【請求項7】 シリンダチューブの内部に、インナマグ
    ネットを少なくとも一対のピストンで挾んでいるピスト
    ンブロックを摺動自在に嵌装し、このピストンの外周に
    シリンダチューブの内面を摺動するインナウエアリング
    を嵌合して構成され、かつ、シリンダチューブ外部に、
    インナマグネットに対応するアウタマグネットを少なく
    とも一対のホルダで挾んでいるスライダを摺動自在に設
    け、このホルダに設けたシリンダチューブ嵌装孔の内周
    にシリンダチューブの外面を摺動するアウタウエアリン
    グを嵌合して構成してあるマグネット式ロッドレスシリ
    ンダにおいて、前記ピストンのインナウエアリングを、
    その軸線がピストンの軸線に対して傾斜可能にピストン
    に取付けると共に、前記ホルダのアウタウエアリング
    を、その軸線がホルダの軸線に対して傾斜可能にホルダ
    に取付けたことを特徴とするマグネット式ロッドレスシ
    リンダ。
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