JP3451304B2 - ドアガード - Google Patents

ドアガード

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JP3451304B2
JP3451304B2 JP05303194A JP5303194A JP3451304B2 JP 3451304 B2 JP3451304 B2 JP 3451304B2 JP 05303194 A JP05303194 A JP 05303194A JP 5303194 A JP5303194 A JP 5303194A JP 3451304 B2 JP3451304 B2 JP 3451304B2
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rod
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忠司 稲葉
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美和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はドアの開放度合を小さ
く制限して、安全に来訪者の確認や郵便物の受渡し等を
行えるようにしたドアガードの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアガードとしては、図1に示さ
れたものを挙げることができる。同様なものは、実開昭
55−51956号公報等にも開示され周知のところで
ある。
【0003】このようなドアガードは、図1に示す通り
ドア枠1又はドア2の室内側に固定される第1基体3
と、第1基体3に一体に突設され、先端に膨出頭部4a
を有する受杆4と、ドア2又はドア枠1の室内側に固定
される第2基体5と、第2基体5に基端を枢着した揺動
可能な連結杆6と、連結杆6の長さ方向に沿って設けら
れた、受杆4の膨出頭部4aに対応させた挿通部6a及
びそれに連続する案内長孔6bから成る。
【0004】しかしながら、従来のドアガードにおいて
は、膨出頭部4aを含む受杆4がドア枠1の通行口又は
室内の空間に向け常時突出しているので、ドアガードの
不使用時(非作用時)、連結杆6はドア2又はドア枠1
の表面に沿って折り畳めるが、受杆4に対しては、その
付近を通る人が体をぶつけたり衣服を引掛けたりするこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ドアガー
ドの不使用時(非作用時)膨出頭部を含む受杆の突出量
を減じて近くを通る人の邪魔にならないようにすること
を目的として提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、ドア枠又はドアの室
内側に固定される第1基体と、この第1基体に装着さ
、先端に膨出頭部を有する受杆と、ドア又はドア枠の
室内側に固定される第2基体と、この第2基体に基端を
揺動可能に枢着され、受杆の膨出頭部が挿通できる挿通
部及び受杆と摺動可能に嵌合する案内長孔を長さ方向に
連設した連結杆とを有するものにおいて、上記第1基体
、外端が開口し後端が閉じた水平な筒状部を形成し、
この筒状部内に、膨出頭部を外端開口より突出させた状
態で、回り止めを施した受杆をその 長さ方向に摺動可能
に、かつ、傾動可能に案内し、一方、筒状部の外端開口
縁に係止突起を内側に向けて突設すると共に、受杆の膨
出頭部付近において係止突起と対向する部分に上記係止
突起が係入可能な係止凹部を形成して、手指によりこれ
ら係止突起と係止凹部を係脱できるようにし、また、
杆の後端部において上記係止凹部と同じ母線上にある部
分に、係止突起に後方から係合可能な係止段部を形成
し、他方、第1基体の筒状部底面と受杆の後端との間
に、受杆を筒状部から突出する方向に付勢する第1ばね
部材を弾装すると共に、筒状部の開口端部の受杆に関し
て係止突起と対称的な位置に、受杆を係止突起に向けて
付勢する第2ばね部材を弾装したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の発明
によるドアガードの使用時、受杆はばね部材の弾力によ
り筒状部から突出しており、その突出位置は、係止段部
と筒状部の係合によって一義的に規制されている(図4
参照)。
【0008】この使用状態において、連結杆が受杆に及
ぼす力は受杆の軸線に垂直な方向に作用するから、受杆
が軸線方向に移動可能であるということはドアガードの
機能に何等の悪影響を及ぼさない。
【0009】ドアガードの非使用時、連結杆を受杆から
離間する方向に折り畳むと共に、受杆をその突出しよう
とする付勢力に抗して筒状部内に押込む。この場合、受
杆は筒状部において軸線方向に移動可能に案内されてい
るから、上記の受杆の筒状部への押込みは可能である。
【0010】受杆を押込むと、第2ばね部材の弾力によ
り、受杆の係止凹部が筒状部の係止突起方向に移動し、
受杆が筒状部内で若干傾いた状態で係止突起に引っ掛か
り、このようにして両者の係合が自動的に行われる(図
10参照)。
【0011】受杆が係止突起によって係止され、筒状部
内に押込まれた状態は、操作した手指を離した後も安定
に保持されるのは言うまでもない。
【0012】使用時には、膨出頭部を係止突起から離間
する方向に押動する。すると、受杆の係止凹部と筒状部
の係止突起との係合が解かれると共に、ばね部材の弾力
により受杆が筒状部から突出する方向に移動して、上記
した使用状態になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2及至図11を参
照して説明する。図2において符号3は第1基体を示
し、この第1基体3は例えばドア枠1にねじ止により固
定される。
【0014】ちなみに、ドア2にねじ止された第2基体
5に枢着された連結杆には、図3に示すように、受杆の
膨出頭部4aが挿通可能な挿通部6aと、膨出頭部4a
の外径より幅が狭く、受杆4とは摺動可能な案内長孔6
bとが連設されており、図2に実線で示すように連結杆
6を使用状態に起こし、受杆の膨出頭部4aを挿通部6
aに通してしまえば、ドア2の開放に連動して受杆が案
内長孔6b内に移動し、ドアの開角度が規制されること
は従来のドアガードと同様である。
【0015】上記第1基体3には筒状部7が形成されて
いる。図示の実施例においては、第1基体3は、図4及
至図6に示すように、断面矩形の筒体の一端に長い小判
形のフランジを一体に形成したブロック体3aと、板材
を断面矩形の有底の筒状に折曲げ形成され、このブロッ
ク体3aの後端に一体に結合された受けカップ3bとか
らなり、これらブロック体3aの筒部、及び受けカップ
3bが断面矩形の筒状部7を形成している。
【0016】上記筒状部7の外端開口縁には、図5及び
図6に示すように、直方体状の係止突起8が開口の内側
に向けて突設されている。
【0017】そして、この筒状部7の図5において係止
突起8より右側の部分には、図4に示すように、膨出頭
部4aを外端開口より突出させた状態で、受杆4がその
軸線方向(図4で左右方向)に摺動可能に案内されてい
る。
【0018】又、図9に示すように、上記受杆4の横断
面形状は矩形である。したがって、受杆4は、筒状部7
内において、回り止めを施された状態で、換言すれば、
その軸線回りの回動を阻止された状態で軸線方向に移動
可能に案内されることになる。
【0019】更に又、図4、図7及び図8に示すよう
に、受杆4の膨出頭部4a付近で、且つ筒状部の係止突
起8に対向する側面部分には、係止突起8が係入可能な
係止凹部9が形成されている。
【0020】又、受杆4の係止凹部9が形成されている
側面後端部には、図4に示すように、筒状部の上記係止
突起8に内側から係合して受杆4の突出量を規制するた
めの係止段部11が形成されている。
【0021】図示の実施例における係止段部11は、図
7及び図8に示すように、受杆4の後端部に形成された
段部の中央部を十字形に肉を盗んで十字溝12を形成
し、この十字溝12の長手方向の溝(図9参照)を係止
突起8(図5参照)が通過するようにして受杆4の後端
部を筒状部7中に挿入し、十字溝12が係止突起8を通
過した後、この十字溝に同形の十字形のストッパ11
(図4参照)を填め込むことにより形成されている。
【0022】一方、図4に示すように、筒状部7の底面
と受杆4の後端部との間には、例えば圧縮コイルばね等
の第1ばね部材13が弾装されており、この第1ばね部
材13の弾力により、受杆4は筒状部7から突出する方
向に付勢されている。
【0023】尚、上記第1ばね部材として、図示の実施
例のように圧縮コイルばねに限定されず、例えば自動火
器の弾倉内において、弾丸を押上げる為に用いられる所
謂松葉ばねを採用することができる。
【0024】又、図4及び図10に示すように、筒状部
7の開口端部の受杆4に関して係止突起8と対称的な位
置に、受杆4を係止突起8に向けて付勢する第2ばね部
材14が弾装されている。
【0025】図示の実施例における第2ばね部材14
は、図11に示すように、板ばねをU字形に折曲げたも
のである。
【0026】尚、この板ばねの一方の先端部を他方に向
けて折曲げた理由は、この折曲げ部の剛性を利用して受
杆4と第2ばね部材14との間隙を確保し、第2ばね部
材14の折曲げ部に過大な応力が集中するのを防止する
ためである。
【0027】請求項1に記載の発明の一実施例によるド
アガードは上記したように構成されているから、図4に
示す使用状態から手指で受杆の膨出頭部を筒状部7内に
押込んで行くと、係止突起8と受杆の係止凹部とが整合
した時、図10に示すように、第2ばね部材14の弾力
により受杆4が傾き、自動的に係止突起8が係止凹部に
係入する。
【0028】この状態で手指を離せば、受杆4が第1基
体の筒状部内に引込んだ状態を保つことは前記したとお
りである。
【0029】第1基体3は、図示の実施例においては、
図5に示すブロック体3aの長手方向が鉛直方向になる
ようにドア枠1にねじ止めされる。したがって、受杆4
の上記傾きは、水平方向において生じる。
【0030】尚、図示の実施例においては、受杆4の軸
線の回りの回動を阻止するため、受杆4及び筒状部4の
横断面形状を矩形にするものとしたが、この受杆4の回
動の阻止は他の手段、例えば断面円形の受杆4の母線に
沿って長溝を形成し、この長溝に、筒状部の外側から打
込んだピンを摺動可能に係合させる(図示せず)等、他
の周知の機構学上の機構を用いることができるのは言う
までも無い。
【0031】
【発明の効果】この発明のドアガードによれば、受杆は
ドアガードとして使用しない時は第1基体内に収納させ
て置くことができるので、近くを通る人が体をぶつけた
り衣服を引掛けたりすることがなく安全である。
【0032】また、受杆の突出入操作は、膨出頭部を単
に押すだけでよく、極めて簡単であるという効果を奏す
る。
【0033】更に又、受杆とこれを筒状部から突出する
方向に付勢するばね部材を受杆の長手方向に配設したか
ら、第1基体の上下、或いは左右方向の寸法が小さくな
り、サッシ等に装着し易くなる、等種々の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドアガードの一例を示す斜視図。
【図2】この発明のドアガードの一実施例を示す作動時
の平面図。
【図3】連結杆の正面図。
【図4】この発明の一実施例によるドアガードの第1基
体の断面図で、受杆が突出した状態を示す。
【図5】ブロック体の正面図。
【図6】ブロック体の断面図。
【図7】受杆の平面図。
【図8】受杆の側面図。
【図9】受杆の後端面図。
【図10】この発明の一実施例によるドアガードの第1
基体の断面図で、受杆が筒状部に収納された状態を示
す。
【図11】第2ばね部材の側面図。
【符号の説明】
1 ドア枠 2 ドア 3 第1基体 4 受杆 4a 膨出頭部 5 第2基体 6 連結杆 6a 挿通部 6b 案内長孔 7 筒状部 8 係止突起 9 係止凹部 11 係止段部 13 第1ばね部材 14 第2ばね部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 17/06 E05B 65/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア枠又はドアの室内側に固定される第
    1基体と、この第1基体に装着され、先端に膨出頭部を
    有する受杆と、ドア又はドア枠の室内側に固定される第
    2基体と、この第2基体に基端を揺動可能に枢着され、
    受杆の膨出頭部が挿通できる挿通部及び受杆と摺動可能
    に嵌合する案内長孔を長さ方向に連設した連結杆とを有
    するものにおいて、上記第1基体に、外端が開口し後端
    が閉じた水平な筒状部を形成し、この筒状部内に、膨出
    頭部を外端開口より突出させた状態で、回り止めを施し
    た受杆をその長さ方向に摺動可能に、かつ、傾動可能に
    案内し、一方、筒状部の外端開口縁に係止突起を内側に
    向けて突設すると共に、受杆の膨出頭部付近において係
    止突起と対向する部分に上記係止突起が係入可能な係止
    凹部を形成して、手指によりこれら係止突起と係止凹部
    を係脱できるようにし、また、受杆の後端部において上
    記係止凹部と同じ母線上にある部分に、係止突起に後方
    から係合可能な係止段部を形成し、他方、第1基体の筒
    状部底面と受杆の後端との間に、受杆を筒状部から突出
    する方向に付勢する第1ばね部材を弾装すると共に、筒
    状部の開口端部の受杆に関して係止突起と対称的な位置
    に、受杆を係止突起に向けて付勢する第2ばね部材を弾
    装したことを特徴とするドアガード。
  2. 【請求項2】 上記第1基体の筒状部及び受杆の断面形
    状を異形にすることにより、受杆の軸線周りの回り止め
    を施すようにしたことを特徴とする請求項1に記載のド
    アガード。
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