JP3451039B2 - 取外し可能なデプスストッパを備えた動力駆動ドライバ - Google Patents

取外し可能なデプスストッパを備えた動力駆動ドライバ

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JP3451039B2
JP3451039B2 JP25268699A JP25268699A JP3451039B2 JP 3451039 B2 JP3451039 B2 JP 3451039B2 JP 25268699 A JP25268699 A JP 25268699A JP 25268699 A JP25268699 A JP 25268699A JP 3451039 B2 JP3451039 B2 JP 3451039B2
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C. アンド E. ファイン ゲーエムベーハー アンド コー.
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    • B25B23/0064Means for adjusting screwing depth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
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    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深度ストッパ(デ
プスストッパ)を固定可能なハウジングと、深度ストッ
パに対して回転軸方向に変位可能であり、工具受口を保
持する工具駆動軸と、駆動軸と、回転可能かつ軸方向変
位可能に駆動軸上に受けられるモータ駆動の駆動ギア
と、駆動軸上に回転可能に取り付けられ、駆動ギアに対
向する第1の側と第2の側とを有する中間リングと、工
具駆動軸上に回転可能に取り付けられ、中間リングに対
向する第1の側と第2の側とを有するカムリングと、第
1のカムクラッチを構成するために中間リングの第1の
側の対応する第2のカム部材と協働する駆動ギア上の第
1のカム部材と、第2のカムクラッチを構成するために
カムリング上の対応するカム部材と協働する中間リング
の第2の側の第3のカム部材と、カムリング上の対応す
る第2の係止部材と協働して第3および第4のカム部材
と共にエントレインメントクラッチを構成する中間リン
グ上の第1の係止部材と、解除クラッチの解除と同時に
静音脱離するための第1のバネ部材とを含む動力駆動ド
ライバに関する。
【0002】
【発明の背景】この種の深度ストッパを備えたドライバ
は、米国特許4,655,103により公知となってお
り、その開示内容は参照により完全にここに組み込まれ
る。公知のドライバを用いた場合、深度ストッパにより
予め設定されたねじ込み深度までネジを表面にねじ込む
ことができる。深度ストッパが表面にぶつかると、これ
によってクラッチの遮断が始まり、略々静音の遮断が達
成される。モータ駆動の駆動ギアが、この目的のために
設けられており、軸方向に移動可能に設けられたアイド
ラギアと共に第1のカムクラッチを構成する。アイドラ
ギアは、工具保持体に対向する他方の側において、別の
クラッチ部材と協働し、対応する部材の傾斜カム表面が
第2のカムクラッチを構成する。さらに、軸方向に平行
なまっすぐなフランク形態の係止部材が、アイドラギア
および第2のクラッチ部材上に設けられており、これに
より、一定の基底トルクが生じた場合に、工具受口と接
合されたクラッチ部材が中間クラッチ部材によって連れ
回される。さらに、圧縮バネが、駆動ギアとアイドラギ
アとの間に設けられており、これによって、アイドラギ
アは工具受口に近接する方向に予備付勢されている。
【0003】作動時において、先ず、深度ストッパを所
望のねじ込み深度に設定し、工具を取り付けた工具保持
体を、例えばねじ込み対象のネジの上に載せて押し下げ
る。結果的に、3つのクラッチ部材が全て相互に係合す
るので、ねじ込み動作が始まると、先ず、トルクが駆動
ギアから工具保持体へと伝わる。ねじ込み動作中にトル
クが生じた結果として、アイドラギアと工具受口に接合
されたクラッチ部材とは、まっすぐな係止フランクが相
互に係合して確実な連れ回りが達成されるまで、若干突
き放される。深度ストッパが表面とぶつかると、工具受
口を有する工具保持体とネジとは、ネジが完全にねじ込
まれるまで更に移動する。その後、第1のカムクラッチ
のカム部材は、圧縮バネに補助されて、解除されるまで
離反する方向にスライドする。トルクはこの時ゼロに減
少しているので、アイドラギアは、工具受口に接合され
ている第2のクラッチ部材に圧縮バネによって押し付け
られ、駆動ギアは、アイドラギアに接触することなく自
由回転を継続できる。この様にして、「静音」遮断が達
成される。
【0004】予め設定されたトルクに達すると遮断シス
テムによって駆動列の係合解除を実行できる様々なドラ
イバが公知となっている(たとえば、EP−02396
70−B1参照)。また、ネジ工具の場合、深度ストッ
パによる遮断と予め設定されたトルクによる遮断とを切
り替える機能を選択的に実行することも公知となってい
る(EP−0401548−B1)。このドライバを深
度ストッパによる遮断に用いる場合、構成および動作
は、原則的に上記の米国特許4655103に相当す
る。
【0005】中間リングと工具駆動軸に対向する第2の
クラッチ部材を覆っており、深度ストッパの取り外しに
伴ってピンにより有効となるバネ付勢連結リングによっ
て、中間クラッチ部材と第2のクラッチ部材とは、深度
ストッパが取り外された時に、バネの作用で互いに近接
する方向に押圧され、スプラインセットを介して互いに
確実に接合されるので、これら2つの部材は、トルクが
かかっていても、一つのクラッチ部材であるかのように
動作する。したがって、この位置において、駆動ギアの
傾斜カム表面と組み合わされて、カムクラッチは、対応
する調節機構によって予め設定されたトルクで解除され
る。
【0006】しかし、解除された後でさえも、このクラ
ッチは継続的に動作し、「ガタガタ」音を立てる続け
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、深度ストッパによる遮断またはトルク依存型の
遮断を選択的に実行し、何れの場合も遮断クラッチのが
たつき音が起こらないようにした深度ストッパ付き動力
駆動ドライバを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この目
的およびその他の目的は、冒頭に言及したタイプのドラ
イバにおいて本発明により以下のようにして達成され
る。 ・ 抵抗に抗するように工具駆動軸上に取り付けられた
クラッチ切断リングを備えている。 ・ 駆動ギアに近接する方向にカムリングを予備付勢す
るためにカムリングとクラッチ切断リングとの間に第1
のバネ部材が設けられている。 ・ ハウジング側に支持された第2のバネ部材が、駆動
ギアの第1のカム部材とは反対側に設けられている。 ・ 脱離クラッチを構成するためにクラッチ切断リング
上の第2の爪部材と協働する第1の爪部材がカムリング
の第2の側に設けられている。
【0009】本発明の目的は、この様にして完全に達成
される。深度ストッパが使用される時も、深度ストッパ
が取り外されている時も、ねじ込み動作が完了した時点
で、工具駆動軸からの駆動軸の離脱が達成され、駆動モ
ータの駆動が継続されていてもがたつき音は起こらな
い。本発明の好ましい実施形態において、クラッチ切断
リングは、回転不可能に、かつ、抵抗に向かって軸方向
に変位可能に工具駆動軸に固定されている。さらに、ク
ラッチ切断リングが負荷の下での動作時に工具受口に向
かって軸方向に移動した時に、クラッチ切断リングを工
具受口に向かって軸方向に摺動前進させた位置に保持
し、脱離クラッチの解除とその後の圧力解放の後にクラ
ッチ切断リングを再度係合解除するために、ロック手段
が設けられている。
【0010】本発明の改良によれば、軸方向ストッパが
工具駆動軸上に設けられており、これに対して第3のバ
ネ部材が支持され、クラッチ切断リングが工具受口に向
かって軸方向に変位可能となっている。バネ部材のこの
ような構成を用いれば、脱離クラッチの解除とその後の
圧力解放の後に、摺動前進位置に係止されるロック手段
の係合解除が容易に達成できる。
【0011】本発明の別の実施形態によれば、第1のバ
ネ部材は、カムリングと工具駆動軸の軸方向ストッパと
の間に狭持される。第1のバネ部材のこのような構成に
よって、エントレインメントクラッチの機能が強化され
る。本発明の別の好ましい実施形態においては、工具駆
動軸は、一端において、駆動軸上を軸方向の変位が可能
なように案内される。
【0012】これによって、工具駆動軸の取り付けが簡
単になる。本発明の好ましい改良において、ロック手段
は、工具駆動軸と駆動軸との間に配置された第4のバネ
部材によって係止可能なボール係止部材として構成され
ている。これによって、工具駆動軸と駆動軸との相対的
な運動を利用して、工具受口に向かって軸方向に摺動前
進させた位置にクラッチ切断リングを簡単に固定でき
る。
【0013】この実施形態の更なる改良において、ロッ
ク手段は、クラッチ切断リングを案内するために、クラ
ッチ切断リング上の対応する溝部と協働する工具駆動軸
上の軸方向案内ランド部を有する。この実施形態の更な
る改良において、軸方向案内ランド部は、工具駆動軸か
ら外側に突出したランド部として構成され、ランド部の
第1の工具側軸方向端部は、クラッチ切断リングに対向
する側の第3のバネ部材を支持する役割を果たし、クラ
ッチ切断リングに対向するランド部の第2の端部は、第
1のバネ部材を支持する役割を果たす。
【0014】これによって、ロック手段と関連するバネ
部材の構成と工具駆動軸上への取り付けが簡単になる。
これに関連して、クラッチ切断リングを係止するために
中央ボールを介して第4のバネ部材の作用を受ける複数
のボールが工具駆動軸の横孔内で移動可能に案内される
ようにすれば好適である。この実施形態の更なる改良に
おいて、工具駆動軸は、駆動軸側に中央内孔を有し、そ
の内部において駆動軸が第1の端部で軸方向に変位可能
に案内される。
【0015】これに関連して、第4のバネ部材の第1の
端部を受ける盲孔を駆動軸の第1の端部に設け、第4の
バネ部材の第2の端部が、内孔内で軸方向に変位可能に
案内される中央ボールを押しつけるようにしてもよい。
これらの特徴によって、ロック手段の確実な動作が保証
されると同時に、設計が簡単になる。本発明の更なる改
良において、第2のバネ部材は、駆動ギアの工具受口と
は反対側において、駆動ギアと軸方向ストッパの間に支
持されるカップバネとして構成される。
【0016】第2のバネ部材をカップバネとして構成す
ることによって、小さな物理的サイズのバネ部材を用い
て比較的大きなバネ力を達成することができ、トルク遮
断の場合の解除トルクの調節範囲を大きくすることがで
きる。本発明の好ましい改良において、深度ストッパ
は、ハウジングに着脱可能に取り付けられる。深度スト
ッパを別の方法で機能停止することも可能であるが、こ
れが、深度ストッパによる遮断とトルク遮断との切り替
えを行う特に簡単な方法である。
【0017】本発明の更なる改良において、調節スリー
ブが、駆動ギアに対する中間リングの軸方向調節のため
に設けられている。したがって、中間リングのカム部材
と駆動ギアのカム部材との重なりを調節することによっ
て、簡単に、解除クラッチの解除トルクを調節すること
ができる。この目的のために、この実施形態の更なる改
良において、ハウジングに対して回転可能に取り付けら
れて様々な角度位置にスナップ係止可能なスナップリン
グが、調節スリーブに対して軸方向変位可能で、かつ、
それに対して回転不可能に調節スリーブに取り付けられ
ている。
【0018】したがって、調節スリーブがネジを介して
ハウジングに接合されている場合に、様々な角度位置で
のスナップ係止と共に、ハウジングに対する調節スリー
ブの軸方向調節が簡単に達成できる。本発明の好ましい
改良において、カムリング上の係止部材と中間リング上
の係止部材とは、第3および第4のカム部材の外側端部
において軸方向に延びる直線的なフランクとして構成さ
れる。
【0019】したがって、中間リングからカムリングへ
の動力伝達のための連れ回りが容易に達成できる。しか
し、理論的には、その他の接続も考え得る。例えば、湾
曲表面の2つのリングのうちの一方上で、これら2つの
リングのうちの他方に設けた横ピンを案内するという構
成の使用も可能である。本発明の好適な改良において、
ドライバの遮断とその後の圧力解放の後に、ロック手段
を再度係止解除してその初期位置に押し戻すように、バ
ネ部材が相互に調整される。
【0020】本発明の別の実施形態において、第1およ
び第2の爪部材は、さらに、軸方向に延びる直線的な表
面を有する爪部材として、あるいは、第1〜第4のカム
部材よりも軸方向に対する傾斜のきつい傾斜表面を有す
るカムとして構成される。これらの特徴によって、関連
するカム部材、係止部材、爪部材の構成と製造が簡単に
なる。本発明の別の実施形態において、第1、第2、第
3および第4のカム部材は、傾斜カム表面として構成さ
れ、更に大きなトルクで駆動ギアの変位が起こる前に、
負荷の下でカムリングが先ずクラッチ切断リングに向か
って変位するように、第1および第2のカム部材の傾斜
が第3および第4のカム部材の傾斜よりも大きくなって
いる。
【0021】この構成によって、簡単な製造組立に加え
て確実な動作が達成できる。なお、上述の特徴および以
下に説明する特徴は、示された各組合わせだけでなく、
本発明の意味合いから離れることなく、その他の組み合
わせ、あるいは単独で用いることができる。本発明のそ
の他の特徴および利点は、図面を参照しながら以下に述
べる好ましい実施形態の説明から明らかになる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1において、本発明に係るドラ
イバは、その全体が番号10で示されている。ドライバ
10は、ハウジング11を備え、その中にモータ(図示
せず)を収容し、モータは、ピニオン74を介してこれ
と噛合する駆動ギア72を駆動する。この様に構成され
た駆動列の他の部分は図示されていない。駆動ギア72
は、工具駆動軸30と一直線上にある駆動軸70に取り
付けられており、この駆動軸70は、例えばドライバビ
ットを受け入れる工具受口26を外端部に備えている。
【0023】駆動ギア72のトルクは、中間リング55
およびカムリング50を介して、回転不可能かつ軸方向
変位可能に工具駆動軸30に固定されたクラッチ切断リ
ング(throwout ring)36へと伝達可能となってい
る。工具駆動軸30は、駆動軸70に対して、その回転
軸27方向に変位可能である。この目的のために、駆動
軸70に対向する工具駆動軸の端部には中央内孔41が
設けられており、これによって、工具駆動軸30が駆動
軸70の端部において、軸方向変位可能に案内される。
【0024】中間リング55は、工具駆動軸30および
駆動軸70に自由回転可能に取り付けられている。カム
リング50も、中間リング55とクラッチ切断リング3
6との間において、工具駆動軸30上に自由回転可能に
設けられている。一方、クラッチ切断リング36は、工
具駆動軸30の外側の軸方向案内ランド部33上に軸方
向変位可能かつ回転不可能に取り付けられている。軸方
向案内ランド部33は、クラッチ切断リング36上の対
応する形状の溝部と係合する楔形状の外部ランド部とし
て構成されている。駆動ギア72の中間リング55に対
向する側には、米国特許4,655,103により公知
となっている種類の傾斜カムを有するカム部材61が設
けられている。対応する形状の第2のカム部材57が、
中間リング55上に設けられており、これらの第1のカ
ム部材61と係合している。このようにして、これらの
相互係合する傾斜カムフランクは、解除クラッチを構成
し、その全体が番号62で示されている。
【0025】駆動ギア72は、保持リング71によって
工具受口26に向かう方向に関して保持されており、他
方側でカップバネの形態のバネ部材46によって予備付
勢されている。このバネ部材は、以下第2のバネ部材と
称する。カップバネは、保持リング75にも保持され、
ハウジング11に支持されているアクシャル軸受(axia
l bearing)76によって、駆動ギア72とは反対側の
端部において支持されている。さらに、駆動軸70は、
ハウジング11内において、当該端部が、平軸受として
構成されているラジアル軸受77に取り付けられてい
る。
【0026】中間リング55は、カムリング50と共
に、その全体を65で示すエントレインメントクラッチ
を構成する。エントレインメントクラッチ65は、傾斜
カム表面の形態の第3のカム部材56を有し、これに関
連し、対応する形状の第4のカム部材52がカムリング
50上に設けられている。図2〜図5に示すような形状
を有する係止部材100、101が、相互に関連するこ
れらの傾斜カム表面の端部に設けられている。第1の係
止部材100は、中間リング上の傾斜カム部材56の外
側端部において、軸方向に平行な直線的なフランクの形
態であり、対応する係止部材101は、カムリング50
の傾斜カム部材52の端部に設けられ、直線的なフラン
クの形態である。
【0027】カム部材52、56および係止部材10
0、101は、この様にエントレインメントクラッチ6
5を構成し、これによって、カムリング50は中間リン
グ55により連れ回される。一定の基底トルクが生じる
と、係止部材100、101が確実に相互係合するまで
軸方向の変位が起こる。また、その全体を番号54で示
す脱離クラッチが、カムリング50とクラッチ切断リン
グ36との間に構成され、この脱離クラッチは、軸方向
に平行な直線的なフランクを有するカムリング50上の
第1の爪部材51と、対応する形状の直線的なフランク
を有するクラッチ切断リング36上の第2の爪部材37
とからなる。
【0028】工具駆動軸30上の軸方向案内ランド部3
3は、第1の工具側端部34と駆動ギア72に対向する
第2の端部35とを有する。第2の端部35とカムリン
グ50との間には、工具駆動軸30を取り囲むコイルバ
ネ形態の第1のバネ部材45が設けられており、この第
1のバネ部材45は、カムリング50の反対方向に工具
駆動軸30を予備付勢する。カップバネ形態の第2のバ
ネ部材46は、既述のように、駆動ギア72とラジアル
軸受76との間に配置されている。
【0029】第3のバネ部材47も、工具駆動軸を取り
囲むコイルバネとして構成されており、クラッチ切断リ
ング36を駆動ギア72へと予備付勢するために、軸方
向案内ランド部33の第1の工具側端部34と軸方向ス
トッパ31との間に狭持されている。クラッチ切断リン
グ36は、その全体を番号43で示すロック手段によっ
て、第3のバネ部材47の力に抗して工具受口26に向
かって摺動前進された位置に係止可能である。これによ
って、クラッチ切断リング36が、駆動ギア72へと逆
摺動するのを防止する。このロック手段は、ボールクラ
ッチとして構成されており、このボールクラッチは、工
具駆動軸30の横孔内で半径方向に案内される合計3つ
の小ボール39を有し、さらに、駆動軸70の工具側端
部の盲孔49に収容される第4のバネ部材48によっ
て、横孔38内で案内される小ボール39および工具受
口26に向かって予備付勢されている中央大ボール40
を有する。内孔41は、工具側端部において、盲孔32
によって工具受口26の方向に延びており、盲孔32の
小径部が中央ボール40の精密嵌入のための座面42を
構成している。
【0030】小ボール39は、第4のバネ部材48の力
によって中央ボール40を介して半径方向外側に予備付
勢されている。クラッチ切断リング36が、工具受口2
6に向かって、小ボール39がクラッチ切断リング36
の内面によって外側に出るのを阻止されなくなるのに充
分な距離だけ移動すると、小ボール39は、第4のバネ
部材48のバネ力により、その上部に配置されたクラッ
チ切断リング36の第2の爪部材37によって更に外に
出るのを阻止されるまで、内孔38内を半径方向外側に
移動する。この位置において、クラッチ切断リング36
は、駆動ギア72に向かって逆移動するのを阻止され
る。このロック動作は、第4のバネ部材48の負荷が解
除されるまで有効に維持される。第4のバネ部材48の
負荷が解除されると、小ボール39は、第3のバネ部材
47に応答して半径方向に沿う内孔38内に戻り、そし
て、クラッチ切断リング36は、係合解除されて、第3
のバネ部材47に応答し、第1のバネ部材45の力に抗
して駆動ギア72に向かって移動する。
【0031】駆動ギア72のカム部材と中間リング55
のカム部材とによって構成される解除クラッチ62の解
除トルクは、もちろん、カム部材57、61の形状、特
にフランク角に左右される。さらに、解除トルクは、第
2のバネ部材46のバネ定数と長さにも影響される。解
除トルクの調節を容易に達成するために様々な方策が考
えられる。第1のカム部材61のフランクと第2のカム
部材57のフランクの重なりのみを調節するようにすれ
ば、特に簡単な設計となる。この目的のために、調節ス
リーブの補助により、ハウジングに固定された調節スリ
ーブ13と中間リング55上の保持リングとの間に挟ま
れたラジアル軸受60によって、中間リング55を駆動
ギア72の方向に調節することができる。調節スリーブ
13は、ネジ12を介してハウジング11と接合され、
回転によって軸方向に調節される。
【0032】外部からの手動調節を可能とするために、
スナップリング14が設けられ、このスナップリング
は、コイルバネ18の力に抗して工具受口26に向かっ
て引っ張ることができ、軸方向ガイド17を介して回転
不可能に調節スリーブ13に接合されている。スナップ
リング14のハウジング側端部には、所望の角度位置に
回転不可能にスナップリング14を固定するためにハウ
ジング11上の対応する凹部に様々な角度位置にスナッ
プ係合可能な複数のスナップ突起15が外周に沿って設
けられている。したがって、調節スリーブ13を回転さ
せるために必要なことは、単に、スナップリング14を
コイルバネ18の力に抗して工具受口26に向かって引
っ張り、回転させるだけである。最終的に、スナップリ
ングは、スナップ突起15によって、それ以上の回転に
抗して新たな所定の角度位置に再度保持される。コイル
バネ18は、スナップリング14の適当な円筒状の凹部
に収容され、この領域において工具駆動軸30に固定的
に圧接されているスリーブ19上に固定された保持リン
グ16によってスナップリング14の外端部に保持され
る。コイルバネ18がスリーブ19上に取り付けられた
後、内側保持リング16が、更に前に位置する保持リン
グ20によって軸方向に固定される。
【0033】全体を番号21で示す深度ストッパは、例
えばEP−0401548−B1に係るような公知の構
成の深度ストッパであり、保持リング16に当接するま
でスリーブ19の外端部上へと単に摺動可能となってい
る。凹部を有するOリングによって固定が可能となる。
深度ストッパ21は、多数の部品からなるプラスチック
部材として構成されており、ネジ22によって、深度ス
トッパの外端部の端面25の軸方向の調節が可能であ
る。深度ストッパの内部調節スリーブ28は、深度スト
ッパ21の外部ストップスリーブ29に対して様々な角
度位置にスナップ係止されて固定され、この目的のため
に、弾性Oリング23の作用によりストップスリーブ2
9上の対応する形状の溝に様々な角度位置で係合する2
つのボール29aが設けられている。
【0034】既述のように、深度ストッパ21は、一つ
のユニットとしてスリーブ19から引き抜くことができ
る。深度ストッパを引き離し、静音トルク依存型遮断を
行なう場合のドライバの動作について、図2〜図5を参
照しながら以下に説明する。深度ストッパ21を定位置
に取り付けたドライバの動作については、図6〜図9を
参照しながら後述する。
【0035】例えば、ネジ102を表面104にねじ込
むために、ドライバビットの形態の工具105を工具受
口へと挿入する。深度ストッパを取り外した状態におい
て、先ず、図2に示すように、工具105をネジ102
の頭部103に載せてドライバを配置して押し下げる
と、解除クラッチ62、エントレインメントクラッチ6
5、脱離クラッチ54が閉じ、マシンがその後スイッチ
オンされた時に、トルクが駆動ギア72から工具駆動軸
30へと伝達され、ネジ102がねじ込まれる。
【0036】スイッチオンの後、ねじ込み動作中には、
カム部材52の比較的小さな傾斜のために、最終的に係
止部材100、101が係合するまで中間リング55お
よびカムリング50は摺動して離反するため、図3の位
置が成立し、中間リング55によってカムリング50が
確実に連れ回される。同時に、圧力およびトルクに応答
して、クラッチ切断リング35がロック手段43によっ
てその摺動前進位置に保持されるのに充分な距離だけ、
カムリング50が工具105に向かって変位する。
【0037】図2において、第1のバネ部材45は、カ
ムリング50とクラッチ切断リング36との間で圧縮さ
れ、第3のバネ部材47は伸長位置にあり、第4のバネ
部材48は圧縮されている。図3による位置において
は、第3のバネ部材47は、摺動前進されたクラッチ切
断リング36によって若干縮まり、第1のバネ部材45
は、依然圧縮された状態にある。一方、第4のバネ部材
48は、摺動前進されたカムリング50によって若干伸
長している。
【0038】ネジ102が表面104にほぼ完全にねじ
込まれた時、ねじ込み動作の終盤に向かって、トルクが
急激に上昇し、解除クラッチ62の解除トルクに打ち克
って、カム部材57、61(図4に示す)が係合離脱し
て伝達トルクがゼロの値に減少するまで、駆動ギア72
が第2のバネ部材46の力に抗して変位する。結果とし
て、カムリング50は、第1のバネ部材45に応答し
て、中間リング55に向かって変位するので、脱離クラ
ッチ54が解除され、図5による位置になる。この位置
では、カムリング50と中間リング55とは、駆動ギア
72と共に継続的に回転可能であるが、カムリング50
の爪部材51とクラッチ切断リング36の爪部材37と
は係合することができない。これは、クラッチ切断リン
グ36が摺動前進位置にロックされることによって確保
される。
【0039】ねじ込み動作が終わってドライバへの軸方
向の圧力が解放されると、第4のバネ部材48は弛緩
し、これによって、ロック手段43が係合離脱する。第
4のバネ部材48のバネ力は、この時、第3のバネ部材
47のバネ力よりも小さいので、クラッチ切断リング3
6はその初期位置へと押し戻され、したがって、脱離ク
ラッチ54は負荷を受ける。新たなねじ込み動作をこの
状態で開始することができる。
【0040】深度ストッパを取り付けて動作する場合、
図6に示すように、工具105をネジ103の頭部に載
せてドライバを配置すると、図2の場合と同様に、駆動
ギア72、中間リング55、カムリング50、クラッチ
切断リング36がひとまとめに押し付けられた位置にな
り、次にマシンがスイッチオンされた時に、トルクが工
具105に伝達される。マシンがスイッチオンされる
と、カムリング50がトルクに応答して再びクラッチ切
断リング36に向かって移動し、同時に、クラッチ切断
リングが工具105に向かって摺動前進した位置にロッ
クされる。
【0041】ネジ102が完全にねじ込まれる少し前
に、深度ストッパ21の端面25が表面104にぶつか
ると、工具駆動軸30は、ねじ込まれつつあるネジ10
2に引き続き追従する。ネジの頭部103が逆に沈み込
むと、爪部材37、51の係合が解除され、トルクが瞬
間的に減少する。第1のバネ部材45がカムリング50
を中間リング55に向かって押し付けるので、脱離クラ
ッチ54は完全に離脱する。カムリング50が傾斜カム
部材52、56に沿って逆向きに移動することによっ
て、爪部材37、51の距離が充分広がっているので、
駆動列の回転が継続してもがたつき音を生じない。
【0042】この状態は、図9に示されている。図8
は、脱離クラッチ54の解除の少し前の状況を示してお
り、この状況において、爪部材37、51の間にある程
度の重なり(S2で示す。)がまだ存在している一方、
ネジ頭部103は、それに相当するS1で示す量だけ更
にねじ込み可能である。重なりS2がゼロになると、脱
離クラッチ54が解除され、これによって、前記のよう
な静音脱離が達成される。
【0043】バネ部材45、47、48のバネ定数およ
び長さは、好適に相互調整する必要がある。同様に、カ
ム部材および係止部材の形状および配置も相互調整する
必要がある。これに関連して、解除クラッチ62が解除
される前にカムリング50をクラッチ切断リング36に
向けて前進させるためには、カム部材52、56はカム
部材57、61よりも小さな傾斜を持つ必要がある。ド
ライバが深度ストッパと共に使用される場合は、深度ス
トッパによる遮断が達成される前にトルク依存型の遮断
が起こらないように、解除クラッチ62を高解除トルク
に設定しておくことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライバの部分縦断面図である。
【図2】トルク遮断を使用した場合における本発明のド
ライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、ド
ライバが手動でネジ上に載せられ押し付けられている状
態を示す。
【図3】トルク遮断を使用した場合における本発明のド
ライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、ね
じ込み動作において一定の基底トルクを与えた結果得ら
れた位置を示す。
【図4】トルク遮断を使用した場合における本発明のド
ライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、予
め設定されたトルクに到達した時に解除クラッチが解除
された状態を示す。
【図5】トルク遮断を使用した場合における本発明のド
ライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、ト
ルク減少の結果として脱離クラッチの解除が起こり、が
たつき音なしに回転を継続している状態を示す。
【図6】深度ストッパを使用した場合における本発明の
ドライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、
ドライバがネジ上に載せられた状態を示す。
【図7】深度ストッパを使用した場合における本発明の
ドライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、
ねじ込み動作において基底トルクを与えた結果得られた
位置を示す。
【図8】深度ストッパを使用した場合における本発明の
ドライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、
ネジのねじ込み対象の表面に深度ストッパがぶつかった
状態を示す。
【図9】深度ストッパを使用した場合における本発明の
ドライバの動作を非常に簡略化して示す概略図であり、
脱離クラッチが応答し、がたつき音なしに回転を継続し
ている状態を示す。
【符号の説明】
10 ドライバ 11 ハウジング 13 調節スリーブ 14 スナップリング 21 深度ストッパ 26 工具受口 30 工具駆動軸 33 軸方向案内ランド 34 第1の端部 36 ラッチ切断リング 37 第2の爪部材 38 横孔 39 ボール 40 中央ボール 41 中央内孔 43 ロック手段 45 第1のバネ部材 46 第2のバネ部材 47 第3のバネ部材 48 第4のバネ部材 49 盲孔 50 カムリング 51 第1の爪部材 52 第4のカム部材 55 中間リング 56 第3のカム部材 57 第2のカム部材 61 第1のカム部材 70 駆動軸 72 駆動ギア 100 第1の係止部材 101 第2の係止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86482(JP,A) 特開 昭50−59900(JP,A) 特開 平7−214476(JP,A) 実用新案登録3007328(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 21/00 530

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】深度ストッパ(21)を受けるための手段
    を備えたハウジング(11)と、 前記ハウジング内で軸方向に変位可能に設けられ、第1
    および第2の端部を有する工具駆動軸(30)と、 前記工具駆動軸の第1の端部に設けられた工具受口(2
    6)と、 駆動軸(70)と、 前記駆動軸(70)上に回転可能かつ軸方向変位可能に
    設けられ、前記工具受口に対向する第1の側と、第1の
    側とは反対側の第2の側とを有するモータ駆動の駆動ギ
    ア(72)と、 前記駆動軸(70)上に回転可能に取り付けられ、前記
    駆動ギア(72)に対向する第1の側と、第2の側とを
    有する中間リング(55)と、 前記工具駆動軸(30)上に回転可能に取り付けられ、
    前記中間リング(55)に対向する第1の側と、第2の
    側とを有するカムリング(50)と、 前記駆動ギア上に設けられ、前記中間リング(55)の
    第1の側に設けられた第2のカム部材(57)と協働す
    る第1のカム部材(61)と、 前記中間リング(55)の第2の側に設けられ、前記カ
    ムリング(50)上に設けられた関連の第4のカム部材
    (52)と協働する第3のカム部材(56)と、 前記中間リング(55)に設けられた第1の係止部材
    (100)と、 前記カムリング(50)上に設けられ、前記第1の係止
    部材(100)と協働する第2の係止部材(101)
    と、 前記工具駆動軸上に弾性手段に抗して軸方向に変位可能
    に取り付けられたクラッチ切断リング(36)と、 前記駆動ギア(72)に近接する方向に前記カムリング
    (50)を予備付勢するために、前記カムリング(5
    0)と前記クラッチ切断リング(36)との間に設けら
    れた第1のバネ部材(45)と、 前記ハウジングと前記駆動ギアの第2の側との間に支持
    されている第2のバネ部材(46)と、 前記クラッチ切断リング(36)上に設けられた第1の
    爪部材(51)と、 前記カムリング(50)の第2の側に設けられ、前記第
    1の爪部材と協働する第2の爪部材(37)と 負荷の下での動作時に前記工具受口(26)に向かって
    軸方向に移動した時に、前記クラッチ切断リング(3
    6)を前記工具受口(26)に向かって軸方向に摺動前
    進させた位置に係止し、前記第1の爪部材(51)が前
    記第2の爪部材(37)から係合解除した後に前記クラ
    ッチ切断リング(36)を係合解除するためのロック手
    段(43)と を含む動力駆動ドライバ。
  2. 【請求項2】前記クラッチ切断リング(36)が回転不
    可能に前記工具駆動軸(30)上に設けられている請求
    項1のドライバ。
  3. 【請求項3】前記工具駆動軸(30)上に設けられた軸
    方向ストッパ(31)を更に含み、前記弾性手段は、そ
    の一端が前記軸方向ストッパ(31)により支持され、
    その他端が前記クラッチ切断リング(36)により支持
    されている第3のバネ部材(47)として構成されてい
    る請求項1又は2のドライバ。
  4. 【請求項4】前記第1のバネ部材(45)が、前記カム
    リング(50)と前記工具駆動軸(30)の前記軸方向
    ストッパ(31)との間に保持されている請求項1又は
    2又は3のドライバ。
  5. 【請求項5】前記工具駆動軸(30)は、その一端が前
    記駆動軸(70)上で軸方向に変位可能に案内される
    求項1〜4の何れかのドライバ。
  6. 【請求項6】前記ロック手段(43)が、前記工具駆動
    軸(30)と前記駆動軸(70)との間に設けられた第
    4のバネ部材(48)によって係止可能なボール係止部
    材として構成されている請求項4又は5のドライバ。
  7. 【請求項7】前記ロック手段(43)が、前記クラッチ
    切断リング(36)に設けられた対応する溝部と協働し
    てクラッチ切断リングを案内する、前記工具駆動軸(3
    0)上に設けられた軸方向案内ランド部(33)を更に
    含む請求項のドライバ。
  8. 【請求項8】前記軸方向案内ランド部(33)が工具駆
    動軸(30)から外側に突出したランド部として構成さ
    れ、前記工具駆動軸の第1の端部(34)がクラッチ切
    断リング(36)側において前記第3のバネ部材(4
    7)を支持し、前記工具駆動軸の第2の端部がクラッチ
    切断リング(36)側において前記第1のバネ部材(4
    5)を支持する請求項のドライバ。
  9. 【請求項9】前記ロック手段(43)が、更に複数のボ
    ール(39)を案内するために前記工具駆動軸(30)
    に設けられた横孔(38)を備え、更に中央ボール(4
    0)を備え、該中央ボールは、これに作用を及ぼす第4
    のバネ部材によって軸方向に移動させられた時に前記複
    数のボールを前記横孔内に係止するようになっている請
    求項6又は7又は8のドライバ。
  10. 【請求項10】前記工具駆動軸(30)が中央内孔(4
    1)を備え、その内部において前記駆動軸(70)はそ
    の第1の端部が軸方向に変位可能に案内される請求項
    〜9の何れかのドライバ。
  11. 【請求項11】前記駆動軸(70)がその第1の端部に
    盲孔(49)を備え、その内部において前記第4のバネ
    部材(48)の第1の端部を受け、前記第4のバネ部材
    (48)の第2の端部が、前記工具駆動軸(30)の内
    孔(41)内で軸方向に変位可能に案内される前記中央
    ボール(40)を押しつけている請求項10のドライ
    バ。
  12. 【請求項12】前記第2のバネ部材(46)が、前記駆
    動ギア(72)の前記工具受口(26)とは反対側に設
    けられた軸方向ストッパと前記駆動ギア(72)との間
    に支持されるカップバネとして構成されている請求項1
    〜11の何れかのドライバ。
  13. 【請求項13】前記深度ストッパ(21)が、前記ハウ
    ジング(11)に着脱可能に取り付けられている請求項
    1〜12の何れかのドライバ。
  14. 【請求項14】前記駆動ギア(72)に近接する方向の
    前記中間リング(55)の軸方向の調節を可能とする調
    節スリーブ(13)を更に含む請求項1〜13の何れか
    ドライバ。
  15. 【請求項15】前記調節スリーブ(13)が、スナップ
    リング(14)を更に含み、スナップリングは、軸方向
    変位可能かつ回転不可能に調節スリーブに固定され、前
    記ハウジング(11)に対して回転可能であり、複数の
    角度位置で前記ハウジング(11)にスナップ係止する
    手段を含む請求項14のドライバ。
  16. 【請求項16】前記係止部材(100、101)が、前
    記第3および第4のカム部材(56、52)の外側端部
    において軸方向に延びる直線的なフランクとして構成さ
    れている請求項1〜15の何れかのドライバ。
  17. 【請求項17】前記第1および第2の爪部材(51、3
    7)が、軸方向に延びる直線的な表面を有する爪として
    構成されている請求項1〜16の何れかのドライバ。
  18. 【請求項18】前記第1および第2の爪部材(51、3
    7)が、軸方向に対して前記第1、第2、第3および第
    4のカム部材(61、57、56、52)よりも傾斜の
    きつい傾斜表面を有するカムとして構成されている請求
    項1〜17の何れかのドライバ。
  19. 【請求項19】前記第1、第2、第3および第4のバネ
    部材(45、46、47、48)が、ドライバ(10)
    の遮断とその後の圧力解除の後に、ロック手段(43)
    が再度係止解除されてその元の位置に押し戻されるよう
    に互いに調整されている請求項1〜18の何れかのドラ
    イバ。
  20. 【請求項20】前記第1、第2、第3および第4のカム
    部材(61、57、56、52)が、傾斜カム表面を有
    し、第1および第2のカム部材(61、57)のカム表
    面の傾斜が第3および第4のカム部材(56、52)の
    傾斜よりも大きい請求項1〜19の何れかのドライバ。
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