JP3450461B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

車載用電子機器

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JP3450461B2
JP3450461B2 JP24227794A JP24227794A JP3450461B2 JP 3450461 B2 JP3450461 B2 JP 3450461B2 JP 24227794 A JP24227794 A JP 24227794A JP 24227794 A JP24227794 A JP 24227794A JP 3450461 B2 JP3450461 B2 JP 3450461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、装置本体内
に、ミニディスク(MD)などの単一のまたは複数の記
録媒体が挿入される挿入口が設けられ、装置本体の前部
に、挿入口を覆う蓋体が設けられた車載用電子機器に係
り、特に蓋体が挿入口を露出させる開放姿勢に移動した
ときに、挿入口に対する記録媒体の挿入と排出動作が、
蓋体により邪魔されないようにした車載用電子機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は複数の記録媒体が挿入される車載
用電子機器の側面断面図である。装置本体1は、シャー
シ2とその前部に設けられたノーズ部3とから構成され
ている。シャーシ2は、自動車内のコンソールパネルな
どに形成されたいわゆる1ディン(1DIN)サイズの
収納凹部内に埋設される。シャーシ2が埋設されたとき
に、ノーズ部3がコンソールパネルの前面にほぼ同一面
となるように設置される。シャーシ2の内部には、記録
媒体としてミニディスク(MD)が挿入される。ミニデ
ィスクMDは、光磁気記録方式のディスクがカートリッ
ジCに収納されたものであり、シャーシ2内には複数枚
(図6では3枚)のカートリッジCが保持されるカート
リッジ保持部Aが設けられている。また、シャーシ2の
奥方には保持部A内のいずれかのカートリッジCを選択
して引き出すカートリッジ選択機構と、選択されたカー
トリッジ内のディスクを駆動するターンテーブルおよび
光ヘッドを有するディスク駆動機構が設けられている。
さらにシャーシ2内にはFMおよびAMチューナ、オー
ディオアンプさらに制御回路などが内蔵されている。
【0003】ノーズ部3の前面3aには、記録媒体の挿
入口3bが形成されている。この挿入口3bは、カート
リッジ保持部Aの高さに対応する開口面積を有してい
る。個々のカートリッジCは、挿入口3bから保持部A
内に挿入される。またシャーシ2内に設けられた排出機
構により、保持部A内のいずれかのカートリッジCが挿
入口3bから外部へ排出される。ノーズ部3の前面3a
の両側部には一対の支持片4が突設され、蓋体5がこの
支持片4に対し支持軸6により回動自在に支持されてい
る。この蓋体5の前面の操作パネルには、液晶パネルな
どの表示装置および押し釦などの各種操作体が配設され
ている。
【0004】図6は、前記蓋体5がノーズ部3の前面3
aを露出させる開放姿勢となった状態を示している。カ
ートリッジCは、蓋体5が開放姿勢となった状態で挿入
口3bから挿入され、また挿入口3bから排出される。
蓋体5が図6の開放姿勢から時計方向へ回動してノーズ
部3の前面3aに重なる閉鎖姿勢となったときに、装置
本体の前面の全域が蓋体5の操作パネルに占められ、操
作体により各種操作、例えばディスクの駆動操作、AM
やFMの選局操作などが行われ、また表示装置に各種動
作状態の表示がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の車
載用電子機器では、複数枚のカートリッジCが装置本体
内に収納可能であり、個々のカートリッジCを挿入口3
bから挿入し、またカートリッジCを挿入口3bから排
出させる際に、前記蓋体5を図6に示す開放姿勢とし、
挿入口3bを露出させる必要がある。この種の車載用電
子機器は、いわゆる1ディン(1DIN)サイズであ
り、装置の高さ寸法H0が限られている。また、蓋体5
は、その内部に、回路基板や、スイッチ素子や、このス
イッチ素子を動作させる押し釦などの操作体および操作
体を支持する支持機構、さらに蓋体5の前面の操作パネ
ルの表示部を照光する照光装置などを内蔵する必要があ
り、よってその厚さ寸法hがある程度大きくなってい
る。また、図6に示す開放姿勢となった蓋体5は、シャ
ーシ2の下面から下方へ突出しない構造とするのが一般
的である。
【0006】そのため、蓋体5が開放姿勢となったとき
に、蓋体5の上方にてノーズ部3の前面3aが露出する
高さ寸法H1は限られたものとなる。挿入口3bは、こ
の限られた高さH1内にて露出するものとなっているた
め、挿入口3bの下端は、蓋体5の背面5aに対し非常
に接近した位置に形成される。よって保持部Aの最下段
の領域へカートリッジCを挿入するときに、カートリッ
ジCと蓋体5の背面5aとの間隔Sが非常に短くなっ
て、カートリッジCの両側端を保持する指が背面5aに
当たりやすくなる。また、保持部A内のカートリッジC
が排出されるときは、図6に示すように、カートリッジ
Cが挿入口3bからわずかな寸法だけ突出して停止す
る。このカートリッジCの両側端を指で保持して保持部
Aおよび挿入口3bから引き出す動作が必要になる。こ
のとき最下段のカートリッジCと蓋体5の背面5aとの
間隔Sが狭いため、カートリッジCを確実に保持して引
き出す操作が困難である。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、記録媒体を挿入する挿入口が設けられ、且つ蓋体
が挿入口を開放する開放姿勢となったときに、蓋体の一
部が挿入口に接近して位置する場合に、記録媒体の挿入
操作と引き出し操作とが蓋体の一部により邪魔されない
ようにした車載用電子機器を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前面に記録媒
体の挿入口が形成された装置本体と、前記挿入口を覆う
閉鎖姿勢と挿入口を露出させる開放姿勢との間で回動
る蓋体とが設けられた車載用電子機器において、前記蓋
には、前記開放姿勢となったときに前記装置本体の前
面に対して交叉姿勢となる蓋体背面と前記蓋体背面から
窪んで形成された凹部とが設けられており、前記凹部
は、前記装置本体の前面に向けて開放されているととも
に、前記挿入口に対向する領域から前記挿入口の両側端
よりも装置両側部方向へ広がりを有して形成されている
ことを特徴とするものである。
【0009】蓋体が、装置本体の前面に回動可能に設け
られている場合には、開放姿勢となった蓋体の背面に凹
部が形成される。また、凹部は、挿入口の両側端すなわ
ち挿入口から挿入される記録媒体の両側端に対応する部
分(両側端に対向する部分)に2箇所形成されていても
よいし、挿入口の幅方向に沿って、挿入口の幅寸法より
もわずかに大きい寸法の凹部が形成されていてもよい。
【0010】また、挿入口が、複数の記録媒体を重ねて
挿入できる開口面積を有しているものであってもよい。
【0011】さらに、前記凹部を照光する照光装置が設
けられていることが好ましい。この照光装置は、凹部の
縁部や底部に設けられる。
【0012】上記照光装置は、例えば蓋体に設けられた
導光部材と、機器本体に設けられた光源とから構成さ
れ、蓋体が開放姿勢となったときに前記光源から導光部
材に光が入射される。この導光部材は、凹部の縁部や凹
部の底部などに設けられる。
【0013】
【作用】上記手段では、蓋体が開放姿勢となったときに
装置本体の前面に垂直にまたは一定の角度を有して交叉
姿勢となった蓋体の面(または蓋体の一部)であって、
挿入口に近接して位置する部分に、少なくとも挿入口の
両側端に対応する(対向する)凹部が形成されている。
よってカートリッジなどに収納された記録媒体を蓋体の
面に近接した位置から挿入口へ挿入するときに、指が凹
部の位置を通過し、挿入口への記録媒体の挿入操作を蓋
体に邪魔されることなく行うことが可能である。また装
置本体から排出される記録媒体は挿入口から所定寸法だ
け突出した位置で停止するが、この記録媒体の両側端を
指で保持して引き抜くとき、指が凹部に対向する部分に
位置することになり、この場合も蓋体に邪魔されること
なく、記録媒体を指で確実に保持して引き抜くことがで
きる。
【0014】また、挿入口が複数の記録媒体を重ねて挿
入できる開口面積を有している場合には、最も蓋体に近
い位置から記録媒体が挿入され且つ排出されるときに、
記録媒体の両端部を保持する指が凹部に対応する位置を
通過し、挿入操作と取出し操作が蓋体により邪魔される
ことがない。
【0015】また、凹部を照光する照光装置を設ける
と、夜間に記録媒体を挿入する位置を照光装置により容
易に確認でき、また挿入口から所定寸法だけ飛び出した
状態のカートリッジを引き抜く際、照光された部分に指
を移動すると、記録媒体を確実に保持して引き抜くこと
が可能になる。したがって、照光装置により照光する箇
所は、凹部の縁部や凹部の底部であることが好ましい。
【0016】上記照光装置として、例えば、蓋体内に光
源を設け、この光源からの光を導く導光部材を凹部の縁
部または凹部の底面に設けることが可能である。
【0017】ただし、蓋体が装置本体に対して開放姿勢
となったときに、蓋体への電力の供給が断たれ、蓋体側
の光源を点灯できないものがある。この場合には、前記
照光装置に光を与える手段として、機器本体側の光源が
使用される。例えば蓋体の凹部の縁部または底部に透明
または半透明あるいは色付きの樹脂などの導光部材が設
けられる。蓋体が開放姿勢となったときに、この導光部
材が機器本体側の光源または光源からの光の経路に対向
する。このとき機器本体側の光源が点灯し、この光が導
光部材に入射し、夜間に凹部の縁部や底部が明るく照ら
される。
【0018】よって、蓋体側に電力が供給されないとき
にも蓋体側の導光部材を照光させることが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例の車載用電子機器を示す
斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は蓋体
が閉鎖姿勢となった状態を示すものであり図1のIII
−III線断面に相当する断面図、図4は図1のIV方
向から見た一部破断面を有する正面図である。この車載
用電子機器の装置本体10は、金属シャーシ11とその
前部に固定された樹脂製の化粧ノーズ部12とから構成
されている。ノーズ部12の前面12aは装置本体10
の前面である。金属シャーシ11は例えば1ディン(1
DIN)サイズであり、自動車内のコンソールパネルな
どに形成された1ディンの容積の収納空間内に埋設さ
れ、ノーズ部12がコンソールパネルの表面にほぼ同一
面となる。
【0020】ノーズ部12の前面12aのほぼ中央部に
挿入口12bが開口している。この挿入口12bからミ
ニディスク(MD)が挿入される。ミニディスクMD
は、光磁気記録方式のディスクがカートリッジCに挿入
されたものである。挿入口12bは、3枚のカートリッ
ジCが図示上下方向へ並べて挿入できる開口高さを有し
ている。金属シャーシ11内の前記挿入口12bの内側
部分には挿入された3枚のカートリッジCを保持するカ
ートリッジ保持部Aが設けられている。このカートリッ
ジ保持部Aは、内部が3段に仕切られた箱形状のカート
リッジホルダである。さらに金属シャーシ11内の奥側
には、保持部A内からいずれかのカートリッジを選択し
て引き出す選択機構が設けられ、さらに引き出されたカ
ートリッジC内のディスクをクランプして回転駆動する
ターンテーブルおよび光ヘッドなどが設けられたディス
ク駆動機構が備えられている。また、ノーズ部12の前
面12aには、カートリッジ保持部A内に保持された3
枚のカートリッジCを個別に排出させる3個のイジェク
ト釦13a,13b,13cが配列している。いずれか
のイジェクト釦が押されると、シャーシ11内の排出機
構が動作し、カートリッジ保持部A内のカートリッジC
が挿入口12bから排出される。排出されたカートリッ
ジCは挿入口12bから所定寸法突出した位置で停止す
る。図1では最下段のカートリッジCが排出された状態
を示している。
【0021】ノーズ部12の前面12aの両側部には、
一対の支持片14,14が突設し、この支持片14,1
4に対し、支持軸15,15により蓋体20が回動自在
に支持されている。前記蓋体20は、合成樹脂製のケー
ス21内に各種機構が内蔵されているものであり、ケー
ス21の前面が操作パネル21aとなっている。図3に
示すように、操作パネル21aには、液晶パネルなどの
表示装置22と、各種操作釦23が配設されている。蓋
体20のケース21内には回路基板41が設けられ、前
記操作釦23により動作させられるスイッチ素子42や
前記表示装置22がこの回路基板41に取り付けられて
いる。
【0022】図1に示すように、ノーズ部12の前面1
2aには凹状コネクタ32が、蓋体20のケース21の
背面21bには凸状コネクタ31が設けられている。図
3に示すように、蓋体20がノーズ部12の前面12a
を覆う閉鎖姿勢となったときに、凸状コネクタ31と凹
状コネクタ32とが嵌合して装置本体10と蓋体20と
が電気的に導通される。この導通経路を経て、スイッチ
素子42の切換え信号が装置本体10内の電子回路に与
えられ、また装置本体10の電子回路から表示装置22
に表示信号が与えられる。操作釦23が押されてスイッ
チ素子42の切換信号が装置本体10内の回路に与えら
れることにより、3枚のカートリッジCの選択指示、デ
ィスクの再生指示や停止指示や選曲指示、さらにはAM
またはFMチューナの選局指示や音量や音質の調節指示
が入力される。表示装置22には、ディスクの駆動状態
の表示や、チューナの選局状態などが表示される。また
装置本体10から蓋体20内へ電力が供給されると、夜
間などに蓋体20内の照光装置が点灯され、操作パネル
21aの各種表示部分を照光させることが可能になる。
【0023】図1と図2に示すように、蓋体20が開放
姿勢に回動させられ、蓋体20のケース21の背面21
bが装置本体10の前面(ノーズ部12の前面12a)
に対して直交姿勢(交叉姿勢)となると、凸状コネクタ
31が凹状コネクタ32から抜かれ、装置本体10と蓋
体20との電気的導通が断たれる。図1に示すように、
蓋体20が挿入口12bを露出させる開放姿勢に回動し
たときに、装置本体10の前面12aに対して直交姿勢
(交叉姿勢)となる蓋体背面21bに、所定の間隔にて
凹部24と25が形成されている。図1と図2に示すよ
うに、この凹部24と25は、露出した挿入口12bの
両側端L1とL2、および挿入口12bから挿入されま
た排出されるカートリッジの両側端に対応する部分に
て、両側端L1,L2に対して装置両側部方向(X1と
X2方向)へ一定の拡がりを有するように形成されてい
る。したがって、保持部Aの最下段へカートリッジCを
挿入するとき、および図1にて鎖線で示すように、最下
段のカートリッジCが挿入口12bから所定寸法突出し
て停止し、このカートリッジCの両側端を指でつかむと
きに、両指がちょうど凹部24,25に対向し、または
凹部24,25内に入るようになっている。
【0024】また、凹部24と25が夜間に照光装置に
より照光できるようになっている。この照光装置は、導
光部材27と光源17および導光部材26と光源16と
から構成されている。導光部材26と27は、それぞれ
凹部24と25の左右外側の縁部(X1方向の縁部とX
2方向の縁部)に取り付けられている。この導光部材2
6と27は、透明または半透明のプラスチック材料、あ
るいは着色されたプラスチック材料により構成されてい
る。また光源16と17は発光ダイオードなどにより構
成されている。
【0025】図1と図2に示すように、光源16と17
は装置本体10側に設けられ、ノーズ部12の前面12
aに埋設されている。蓋体20が開放姿勢に回動したと
きに、前面12aに対して垂立姿勢となった導光部材2
6と27の端面に、光源16と17がそれぞれ対向する
ようになっている。夜間などに光源16と17が発光す
るとその光は導光部材26と27の端部から入射し、凹
部24と25の左右外側の縁部が明るく照らされる。こ
れにより夜間などでも凹部24と25の位置を容易に確
認できる。なお、光源16と17がノーズ部12よりも
装置本体10の奥側に設けられ、光源16と17から発
せられた光が光ファイバなどの導光部材を伝わってノー
ズ部12の前面12aに導かれ、光ファイバなどから導
光部材26と27に光が入射する構造であってもよい。
また、導光部材26と27が凹部24と25の底面(底
部)に埋設されていてもよい。
【0026】上記の照光装置では、蓋体20が図1に示
す開放姿勢となり、凸状コネクタ31と凹状コネクタ3
2との嵌合が外れ、蓋体20に電力の供給ができない状
態となっても、光源16と17が装置本体10側に設け
られているものであるため、蓋体20側の凹部24と2
5を照光させることが可能である。さらに、ノーズ部1
2の前面12aの左端部には、貫通孔12cが形成さ
れ、この貫通孔12cから回動ロック部材33が突出し
て設けられている。この回動ロック部材33の先端に
は、掛止フック33aが形成されている。一方、前記蓋
体20のケース21の背面21bには、前記回動ロック
部材33の掛止フック33aが掛止される掛止孔34が
形成されている。蓋体20が閉鎖姿勢に回動すると、掛
止孔34に前記掛止フック33aが掛止されて、蓋体2
0がノーズ部12にロックされる。また操作パネル21
aに設けられた図示しない回動操作釦を押すと、回動ロ
ック部材33の掛止フック33aが装置本体10の奥方
向へ押され、掛止フック33aと掛止孔34との掛止が
外れ、蓋体20が開放姿勢へ回動させられる。
【0027】次に上記車載用電子機器の動作について説
明する。図3に示すように、蓋体20が閉鎖姿勢のとき
に、前記回動操作釦を押すことにより、蓋体20が図1
および図2に示す開放姿勢に回動し、ノーズ部12の前
面12aに挿入口12bが現れる。このとき、凸状コネ
クタ31と凹状コネクタ32との嵌合が外れ、装置本体
10と蓋体20との電気的導通が断たれる。図1と図2
に示す開放姿勢では、ノーズ部12の前面12aに形成
された挿入口12bが蓋体20の背面21bの上に現れ
または露出する。この状態でカートリッジCを装置本体
10内に装填しまたは装置本体10内からカートリッジ
Cを排出することが可能となる。
【0028】カートリッジCを装置本体10から排出す
る場合は、ノーズ部12の前面12aに形成されたイジ
ェクト釦13a,13b,13cのいずれかを押すこと
により、装置本体10内の排出機構が始動し、いずれか
のカートリッジCが保持部A内から排出させられ、挿入
口12bから所定寸法突出して保持される。このときの
突出寸法は、図1にて鎖線で示す通りである。このカー
トリッジCの両側端が指で保持されて引き抜かれる。図
2に示すように、1ディンサイズの装置本体10の高さ
寸法H0は決められており、また蓋体20は内部にスイ
ッチ素子42などを収納する必要があるため、その厚さ
寸法hがある程度大きくなる。また開放姿勢の蓋体20
は装置本体10の底面から下方へ突出しない。よって、
蓋体20の背面21bの上方にてノーズ部12の前面1
2aが露出する面積は限られており、露出する高さ寸法
H1が限られている。この限られた高さH1内にて3枚
あるいはそれ以上のカートリッジCが挿入される挿入口
12bが形成されると、挿入口12bの下縁部と蓋体2
0の背面21bとの間隔が狭くなり、保持部Aの最下段
に保持されているカートリッジCの下面と、蓋体20の
背面21bとの間隔Sも狭くなる。
【0029】ところが、保持部A内の最下段のカートリ
ッジCが排出され図1に示すように所定寸法突出して停
止したしたときに、カートリッジCの両端部を保持する
指がちょうど凹部24,25の上に対向し、あるいは指
が凹部24と25に入る。したがって前記間隔Sが狭く
ても、最下段のカートリッジCの両側端を指で確実に保
持して引き抜くことが可能になる。また、装置本体10
内の保持部Aの最下段にカートリッジCを挿入するとき
も、カートリッジCを保持する指が凹部24と25の上
に対向し、または凹部24と25の内部に入り込むこと
ができ、蓋体20の背面21bとの間隔Sが狭い経路に
てカートリッジCを保持部Aの最下段の領域に挿入しや
すくなる。
【0030】また、夜間などでは、閉鎖姿勢の蓋体20
内に電力が供給されて、蓋体20の内部の照光装置が点
灯し、蓋体20の前面の操作パネル21aの表示部など
が照光される。このとき、蓋体20が図1と図2に示す
開放姿勢に回動させられると、凸状コネクタ31と凹状
コネクタ32とが離れて、蓋体20内への電力の供給が
断たれ、蓋体20内の照光装置が消える。このとき、蓋
体20が開放姿勢に回動したことが装置本体10内のス
イッチなどにより検知され、光源16と17が点灯す
る。この光が導光部材26と27に入射して、導光部材
26と27が明るく光り、夜間などの暗所において凹部
24と25の位置を認識しやすくなる。よってカートリ
ッジCを挿入口12bから挿入するときには、カートリ
ッジCの両端部を保持している指を導光部材26と27
の間に導くことにより、カートリッジCを挿入口12b
に案内でき、また、挿入口12bから突出したカートリ
ッジCを取り出すときも、導光部材26と27の間に指
を移動させることにより、カートリッジCを確実に保持
できるようになる。
【0031】図5は本発明の第2実施例を示すものであ
り、図4と同じ一部破断面を含む正面図である。図5に
示す第2実施例では、蓋体20のケース21の背面21
bに、挿入口12bの左右両側端L1とL2よりも左右
外側(X1方向とX2方向)に延びる長い形状の凹部2
9が形成されている。そして、凹部29の両側部に、照
光装置を構成する導光部材26と27が設置されてい
る。この実施例でも蓋体20が開放姿勢となると、装置
本体10側の光源16と17が導光部材26と27の端
部に対向し、導光部材26と27が照らし出される。
【0032】また、図1に示す実施例において、前述の
ように導光部材26と27を凹部24と25の底面に埋
設してもよい。また図5の実施例において導光部材26
と27を凹部29の左右両側部の底部に埋設してもよ
い。また、凸状コネクタ31と凹状コネクタ32を設け
る代わりに、蓋体20と装置本体10内の回路基板など
をフレキシブルプリント配線板で接続して、機器本体1
0から蓋体20へ常に電力などを供給できるようにして
もよい。この場合、開放姿勢となった蓋体20内に電力
の供給が可能であるため、照光装置の光源を蓋体20の
内部側に設けることが可能である。この場合も、蓋体2
0が開放姿勢となったことをスイッチなどで検知し、照
光装置により凹部を照光するようにすればよい。
【0033】また記録媒体はミニディスク用のカートリ
ッジCに限られず、多種のディスクやテープを内蔵した
カートリッジあるいはカセットパックであってもよい。
またカートリッジやカセットパックを1個だけまたは1
個ずつ挿入する挿入口が開口し、この挿入口と開放姿勢
の蓋体とが接近している場合も本発明を実施できる。ま
た蓋体20が回動動作により閉鎖姿勢から開放姿勢へ移
動するものに限られず、閉鎖姿勢の蓋体が装置本体の前
面から斜め下前方へスライド移動し、その結果、例えば
蓋体の上方に挿入口が現れるものであってもよい。この
場合、装置本体の前面に交叉姿勢となる面は蓋体の上面
となるので、この上面に凹部を形成すればよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明では、蓋体が開放姿
勢となったときに、蓋体に接近する位置に挿入口が現れ
るものである場合に、蓋体に凹部を形成しておくことに
より、挿入口への記録媒体の挿入および挿入口から排出
された記録媒体を取り出す際に、記録媒体を保持する指
が蓋体に邪魔されにくくなり、記録媒体の挿入操作と排
出操作を確実にできるようになる。
【0035】また、凹部を照光する照光装置を設けるこ
とにより、夜間などの暗所でも、凹部の位置を容易に確
認でき、記録媒体の挿入と排出操作を容易に行えるよう
になる。
【0036】また装置本体側に光源を設け、蓋体側に導
光部材を設けることにより、開放姿勢にて蓋体に電力の
供給が断たれるものであっても、蓋体側の凹部を夜間な
どに照光することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用電子機器を示す斜視
図、
【図2】図1のII−II線断面図、
【図3】蓋体が閉鎖姿勢の状態を示す図1のIII−I
II線断面に相当する断面図、
【図4】図1のIVから見た一部破断面を有する正面
図、
【図5】本発明の第2実施例を示す図4に相当する一部
破断面を有する正面図、
【図6】従来の車載用電子機器を示す部分側面断面図、
【符号の説明】
10 装置本体 11 シャーシ 12 ノーズ部 12a 前面 12b 挿入口 15 支持軸 16,17 光源 20 蓋体 21 ケース 21a 操作パネル 21b 背面 22 表示装置 23 押し釦 24,25 凹部 26,27 導光部材 C カートリッジ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に記録媒体の挿入口が形成された装
    置本体と、前記挿入口を覆う閉鎖姿勢と挿入口を露出さ
    せる開放姿勢との間で回動する蓋体とが設けられた車載
    用電子機器において、 前記蓋体には、前記開放姿勢となったときに前記装置
    体の前面に対して交叉姿勢となる蓋体背面と前記蓋体背
    面から窪んで形成された凹部とが設けられており、前記
    凹部は、前記装置本体の前面に向けて開放されていると
    ともに、前記挿入口に対向する領域から前記挿入口の両
    側端よりも装置両側部方向へ広がりを有して形成されて
    いることを特徴とする車載用電子機器。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、前記挿入口の左右両側端に
    対応する位置に個別に形成されている請求項1記載の車
    載用電子機器。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、単一である請求項1記載の
    車載用電子機器。
  4. 【請求項4】 挿入口は、複数の記録媒体を重ねて挿入
    できる開口面積を有している請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の車載用電子機器。
  5. 【請求項5】 前記凹部を照光する照光装置が設けられ
    ている請求項1ないし4のいずれかに記載の車載用電子
    機器。
  6. 【請求項6】 照光装置は、蓋体側に設けられた導光部
    材と、装置本体に設けられた光源とから構成され、蓋体
    が開放姿勢となったときに前記光源から導光部材に光が
    入射される請求項記載の車載用電子機器。
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