JP3448764B2 - ファイル類 - Google Patents

ファイル類

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JP3448764B2
JP3448764B2 JP19368899A JP19368899A JP3448764B2 JP 3448764 B2 JP3448764 B2 JP 3448764B2 JP 19368899 A JP19368899 A JP 19368899A JP 19368899 A JP19368899 A JP 19368899A JP 3448764 B2 JP3448764 B2 JP 3448764B2
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JP
Japan
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fastener
pin
hole
files
head
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JP19368899A
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栄一 井口
直吉 高松
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マルマン株式会社
光洋ファスナー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルやバイン
ダ−、書類挟み等のファイル類の表紙部(あるいは台紙
部)と、このファイル類に取付けられるとじ具を分離可
能にすると共に、ファイル類にとじ具を取付けている締
結具の頭部をファイル類の表面より殆ど突出させないよ
うにしたファイル類に関する。
【0002】
【従来の技術】ファイルやバインダ−、書類挟み等のフ
ァイル類は、とじ具と表紙部(あるいは台紙部)が、は
とめによって一体的に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ファイル類は、表
紙部が紙材で形成され、一方とじ具は金属材もしくはプ
ラスチック材で形成されている。しかるに、近年、廃棄
物のゴミ処理が社会問題となっており、このために燃え
るゴミと、燃えないゴミ、あるいは燃えるゴミでも焼却
時に有害なガスを発生するプラスチック材等のゴミ等を
分別して収集することが行われている。
【0004】そこで、従来のファイル類を、燃える表紙
部と、燃えない金属製のとじ具あるいは燃えるものでも
有害なガスを発生するプラスチック製のとじ具を分離し
て分別しようとしても、その表紙部ととじ具は、上記の
ようにはとめされているので、容易に分離することがで
きなかった。
【0005】また、上記のはとめは通常金属製のもので
あるが、これをプラスチック材で形成した場合、強度
上、頭部を厚くしなければならず、そのために頭部が必
要以上にファイルの表紙部や台紙部より突出してしま
い、特に背表紙に背見出し片を設ける場合は、背見出し
片が上記頭部に当って差し込みにくかった。
【0006】本発明は、これらの問題点を解消し、ファ
イル類の表示部ととじ具が容易に分離でき、丈夫で使い
易く、かつ作り易いファイル類を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部に頭部を
有し下部に係止部を有する締結具本体と、該締結具本体
に形成した孔に挿入し上記係止部を外方へ拡げて係止さ
せるピンを備えた締結具を設け、上記締結具本体の頭部
をテ−パ−状に形成し、その頭部の下面に形成した斜面
部をファイル類のとじ具取付部の取付孔周縁部に押し当
て、この周縁部を変形することによって上記頭部がファ
イル類の表面より必要以上に突出しないようにしてい
る。
【0008】また、本発明は、上記ピンの端面部に凹部
を設け、この凹部内面を押すことによってピンを安全か
つ容易に抜き出すことができ、ファイル類の表紙部と、
とじ具を簡便に分離できるようにしている。
【0009】更に、本発明は、上記締結具本体の内周面
またはピンの外周面に突部を設け、締結前に締結具本体
に上記ピンを仮止めするようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】ファイル類には、ファイルやバイ
ンダ−、書類挟み等が含まれるが、実施例ではファイル
の場合を示している。
【0011】ファイル(1)は、表紙(2)と裏表紙
(3)と背表紙(4)を有し、その背表紙(4)の内側
にとじ具(5)を締結具(6)を用いて固定している。
なお、この例では、表紙(2)、裏表紙(3)及び背表
紙(4)を紙材(表面を布貼りする場合がある)で形成
し、とじ具(5)を金属材(プラスチック材で形成する
場合がある)で形成しているが、上記表紙(2)、裏表
紙(3)及び背表紙(4)は、紙材以外にポリプロピレ
ンその他のプラスチック材、布材等の押圧によって変形
可能な軟質材で形成することができる。
【0012】上記締結具(6)は、軸部(7)を有し、
該軸部の中心に孔(8)を形成した締結具本体(9)
と、この孔(8)に挿入するピン(10)を備えている。
【0013】締結具本体(9)の上部には、頭部(11)が
設けられ、又締結具本体(9)の下部には、上記ピン(1
0)を摩擦力によって係止するように軸部(7)の孔
(8)内に突出部(12)を形成した係止部(13)が設けられ
ている。なお、上記締結具本体(9)の下部には、溝(1
4)が形成され、この締結具本体(9)の孔(8)にピン
(10)を挿入した際に、ピンの下端部が係止部(13)の突出
部(12)に当りこの係止部を外方に拡げる。
【0014】締結具本体(9)の頭部(11)は、その中心
側が厚くなるようにテ−パ−状に形成され、これによっ
て頭部の下面に斜面部(15)が形成されているので、上記
締結具本体をファイルの背表紙(4)の取付孔(16)とと
じ具(5)の孔(17)に挿入し(図2)、その頭部(11)を
押圧すると、頭部の下面に形成した斜面部(15)が取付孔
(16)の周縁部(18)を押圧し、周縁部を頭部の斜面部(15)
に対応して斜面に変形させる(図3)。
【0015】ここで、締結具本体(9)の孔(8)にピ
ン(10)を挿入すると、ピンの下端部が上記係止部(13)の
突出部(12)に当り、係止部(13)を外方に拡げる。この係
止部(13)の拡開によって、係止部(13)がとじ具(5)に
係合し、とじ具とファイルの背表紙(4)の取付部(19)
が締結される(図4)。
【0016】実施例では、上記係止部の突出部(12)に曲
面を設け、この曲面にピンを当てて係止部を円滑に外方
へ拡げるようにしているが、この曲面は係止部の突出部
(12)またはピン(10)の下端部のいずれか一方に設けるよ
うにしてもよい。
【0017】なお、上記ピン(10)は、上部に頭部(20)を
有し、この頭部を上記締結具本体(9)の上部に形成し
た皿状の穴(21)に係合するようにしているが、このピン
の頭部(20)と、締結具本体の穴(21)は省略してもよい。
【0018】いずれにしても、締結後は、締結具本体
(9)の上面とピン(10)の上面がほぼ同一面となり、し
かも締結具の頭部の一部が背表紙に食込んで頭部が背表
紙の表面より殆ど突出しない状態となるので、背表紙表
面とこれを覆う覆片(22)との間に形成した空隙(23)に、
背見出し片(24)を円滑に挿入することができる。
【0019】図5に示すものは、締結具本体(9)の内
周面にわずかに内面に突出する凸部(25)を設けた場合
で、ピン(10)を予め締結具本体の孔(8)に差し込み、
ピンの下端部を凸部(25)の位置より少し先まで挿入する
ことによって仮止めしているものである。
【0020】なお、上記凸部(25)の表面を曲面(断面半
円状等)にしておくと、ピン(10)を差し込んだ際に抵抗
が少なくて好ましいが、摩擦抵抗の少ない形状のもので
あれば種々の形状のものを用いることができ、又締結具
本体の内周面に帯状あるいは点状等と連続あるいは断続
状態に形成することができる。
【0021】締結具(6)の締結状態を解除する場合
は、ピン(10)の端部を突いてピンを頭部(11)側へ押し出
すようにするが、その際にピンの端面部(26)に、円錐状
や半球状、矩形体状等に形成した凹部(27)を設けている
ので、先の尖った棒(28)の先端部(鉛筆の先、ボ−ルペ
ンの先、千枚通しの先等で代用することができる)が凹
部(27)に案内され、ピンの端面より外れることがなくピ
ンを楽にかつ確実に押し出すことができる。
【0022】上記締結具は、実施例ではプラスチック材
で形成しているが、その他金属材等で形成することがで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、締結具の頭部を中心側が厚く
なるようにテ−パ−状に形成し、その頭部下面の斜面部
をファイル類のとじ具取付部に形成した取付孔周縁部に
押し当て、その周縁部を変形させてファイル類の表紙部
ととじ具を締結するようにしたものであるから、締結具
の頭部をファイル類の表面より殆ど突出させない状態で
締結することができ見栄えがよいと共に、ファイル類の
背表紙部に背見出し片を差し込む際に、締結具の頭部が
邪魔にならないので、見出し片をスム−ズに出し入れす
ることができる。しかも、頭部はそのつけ根部分が厚く
なっているので、丈夫であってファイル類のとじ具取付
孔の周縁部を十分に変形することができ、またその変形
されたとじ具取付孔の周縁部の弾発作用によって強く締
結することができ、緩まない。
【0024】また、締結具のピンの端面部に、凹部を設
けているので、その凹部に棒の先端部や鉛筆・ボ−ルペ
ン・千枚通し等の先端部を当てて押すことができ、その
際先端部が凹部に案内され外れることがないので、ピン
を確実かつ安全に外すことができ、これによってファイ
ル類表紙部と、とじ具を迅速に分離し、燃えるゴミと燃
えないゴミ(燃焼時に有害なガスを発生するゴミを含
む)を容易に分別することができ、その上締結具を簡便
に交換することもできる。
【0025】更に、締結具本体の内周面に凸部を設けて
いるので、締結する際に予め締結具本体にピンを仮止め
しておくことができ、ピンを途中で紛失したりバラバラ
になったりすることがなく、締結の作業を円滑にかつ迅
速にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 締結具の分解斜面図である。
【図2】 ファイルのとじ具取付孔に締結具を挿入する
状態を示す断面図である。
【図3】 ファイルのとじ具取付孔の周縁部に、締結具
の締結具本体を押圧して係合する状態を示す断面図であ
る。
【図4】 ファイルの表紙部ととじ具を締結具で締結し
た状態を示す断面図である。
【図5】 締結具の締結具本体の変形例を示す拡大断面
図である。
【図6】 ファイルより締結具を取外し、ファイルの表
紙部ととじ具を分離する状態を示す斜面図である。
【符号の説明】
1 ファイル 5 とじ具 6 締結具 8 孔
9 締結具本体 10 ピン 13 係止部 14 溝 15 斜
面部 16 取付孔 19 取付部 24 背見出し片 25 凸部
27 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−45057(JP,U) 実公 昭44−4502(JP,Y1) 実公 昭45−29455(JP,Y1) 実公 昭30−6614(JP,Y1) 登録実用新案3054221(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 13/00 - 13/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に頭部を有し中心に孔を有する軸部
    を設けその軸部の下部に軸部の長手方向に溝を形成する
    と共に軸部の孔内に突出する係止部を設けた締結具本体
    と、該締結具本体の孔に挿入し上記係止部を外方へ押し
    拡げて係止させると共に上記締結具本体に対し分離可能
    に形成するピンを備えた締結具を設け、上記締結具本体
    の頭部をその中心側が厚くなるようにテーパー状に形成
    し、このテーパー状の頭部下面の斜面部を押圧によって
    変形可能な軟質材で形成したファイル類のとじ具取付部
    の取付孔周縁部に押し当てその周縁部を斜面に変形する
    ことによってとじ具と上記ファイル類のとじ具取付部を
    締結し、かつ上記ピンの端面部に凹部を設けこの凹部を
    押すことによって上記ピンが抜き出るようにしたファイ
    ル類。
  2. 【請求項2】 上記締結具本体の軸部内周面またはピン
    の外周面にピンを仮止めし得るよう凸部を設けた請求項
    1に記載のファイル類。
JP19368899A 1999-07-07 1999-07-07 ファイル類 Expired - Lifetime JP3448764B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3054221U (ja) 1998-05-20 1998-11-24 有限会社 鈴木商工 バインダーの取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3054221U (ja) 1998-05-20 1998-11-24 有限会社 鈴木商工 バインダーの取付構造

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