JP3054221U - バインダーの取付構造 - Google Patents

バインダーの取付構造

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JP3054221U JP1998003908U JP390898U JP3054221U JP 3054221 U JP3054221 U JP 3054221U JP 1998003908 U JP1998003908 U JP 1998003908U JP 390898 U JP390898 U JP 390898U JP 3054221 U JP3054221 U JP 3054221U
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JP1998003908U
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Inventor
三男 鈴木
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有限会社 鈴木商工
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(57)【要約】 【解決手段】雄体10は、取付孔P1に挿入する係止突
起11の先端部を二分するスリット12を設る。この分
割された先端部に係止鍔部13を突設する。係止鍔部1
3より先端がわの側面に補助ロック突起14を設ける。
雌体20は、係止鍔部13に係合する係合段部21と、
補助ロック突起14が嵌合係止する嵌合凹部22とを雌
体20の内側面に周設する。係合段部21の二箇所を切
り欠いて係合状態の係止鍔部13を解除する離脱用溝2
3を設ける。 【効果】使用済みのバインダーを廃棄する場合に、表紙
と綴じ具とを特殊な工具を用いずに簡単に取り外すこと
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バインダーの表紙部と綴じ具との取付構造に係り、使用済みのバイ ンダーを廃棄処分する際に、表紙部から綴じ具を取り外して別々に廃棄できるバ インダーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ルーズリーフ等を綴じるようなバインダーは、表紙部の内側に綴じ 具を固定している。この綴じ具を表紙部に固定する手段として、従来では、金属 製のリベットが多く使用されている。このリベットは、表紙と綴じ具とを貫通し て固着するもので、綴じ具が表紙から離れないように圧着工具等を用いて強固に 固定されている。
【0003】 一方、このリベットに代わるホック鋲が特公平5-1691号に記載されている。こ のホック鋲は、手指による操作で容易に装着できるようにしたもので、一対の合 成樹脂製のホック鋲を形成し、この一方に折り返し状に突出形成した係合用段部 を設け、この係合用段部が嵌合時に変形し、嵌合後に復元することで連結固定す る構造を採用している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
環境問題が注目されている昨今では、廃棄物を分別することが望まれている。 そこで、使用済みのバインダーを廃棄処分する場合でも、表紙と綴じ具との材質 が異なる場合は、これを分別して廃棄する必要が生じる。例えば、プラスチック 製の表紙に金属製の綴じ具が固定されている場合は、金属製の綴じ具を外して分 別廃棄しなければならない。ところが、従来のリベットでは、表紙と綴じ具とが 強固に固定されているから、このリベットを切断するための工具が必要になるな ど、多くの手間を要するものであった。
【0005】 一方、一対の合成樹脂製のホック鋲でも、連結後のホック鋲を取り外すには、 ホック鋲の内部に位置する係合用段部を変形させることができる専用の工具が必 要であり、しかも、この係合用段部が複数形成されているので、連結後のホック 鋲を取り外す作業は、多くの手間を要するものになっていた。
【0006】 そこで、本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、使用済みのバイ ンダーを廃棄する場合に、表紙と綴じ具とを特殊な工具を用いずに簡単に取り外 すことが可能なバインダーの取付構造の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本考案の第1の手段は、バインダー用の表紙部Pと綴 じ具Qとを合成樹脂製の固定クリップ1で着脱自在に固定したバインダーであっ て、固定クリップ1は、表紙部Pと綴じ具Qとに設けた取付孔P1,Q1に挿入 して着脱自在に嵌合する雄体10と雌体20とからなり、雄体10は、取付孔P 1に挿入する係止突起11の先端部を二分するスリット12を設け、この分割さ れた先端部に係止鍔部13を突設すると共に、係止鍔部13より先端がわの側面 に補助ロック突起14を設け、雌体20は、係止鍔部13に係合する係合段部2 1と、補助ロック突起14が嵌合係止する嵌合凹部22とを雌体20の内側面に 周設し、係合段部21の二箇所を切り欠いて係合状態の係止鍔部13を解除する 離脱用溝23を設けたことにある。
【0008】 第2の手段の綴じ具Qは、綴じ具Qを貫通する取付孔Q1の開口部内周面に挟 着環部Q2を突設し、略筒体状を成す雌体20の外周を挟着環部Q2の直径より 僅かに大径に形成し、雌体20を綴じ具Qの取付孔Q1に強制嵌合することにあ る。
【0009】 第3の手段の雄体10は、少なくとも表紙部Pの厚みと同じ長さ以上の長さを 有し、表紙部Pに設けた取付孔P1に嵌合する嵌合基部15を設けたことを課題 解消のための手段とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。本考案のバインダー は、バインダーを廃棄処分する際に、表紙部Pから綴じ具Qを取り外して別々に 廃棄するために、雄体10と雌体20とから成る合成樹脂製の固定クリップ1を 使用したものである(図1参照)。
【0011】 雄体10は、取付孔P1に挿入する係止突起11を設けてある。そして、この 係止突起11に、係止突起11の先端部を二分するスリット12を設け、この分 割された先端部に係止鍔部13を突設している(図2参照)。係止鍔部13は、 後述する雌体20の嵌合凹部22に係合するもので、合成樹脂の弾性力と係止突 起11のスリット12によって弾撥性を有している。また、係止鍔部13より先 端がわの係止突起11の側面に補助ロック突起14を設ける。この補助ロック突 起14は、雌体20の嵌合凹部22に嵌合係止する(図3参照)。図示の補助ロ ック突起14は、二分された係止突起11の先端部に、一対の突起状に設け、雌 体20の内部に周設した嵌合凹部22に360 度の範囲で常に嵌合係止状態になっ ている。
【0012】 更に、雄体10は、表紙部Pの厚みと同じ長さを有し、表紙部Pに設けた取付 孔P1に嵌合する嵌合基部15を設けている。この嵌合基部15の長さを調整す ることで、種々のバインダーに適応させることが可能になる。
【0013】 また、雄体10の端部には表紙部Pの表面に係止する係止頭部16を設け、こ の係止頭部16にコインの端部が係止できる回転用溝17を形成している。
【0014】 雌体20は、前述の如く、係止鍔部13に係合する係合段部21と、補助ロッ ク突起14が嵌合係止する嵌合凹部22とを雌体20の内側面に周設した略筒体 状を成している。そして、係合段部21の二箇所を切り欠いて係合状態の係止鍔 部13を解除する離脱用溝23を設ける(図2参照)。雌体20に連結している 雄体10を回転させて、この離脱用溝23の位置に雄体10の係止鍔部13が重 なると、雌体20から雄体10を容易に引き抜くことができる。このとき、補助 ロック突起14が嵌合凹部22に嵌合係止しているから、雄体10を意識的に引 き抜かなければ雄体10は離脱しない。
【0015】 また、雌体20が回転しないように雌体20を綴じ具Qに設けた取付孔Q1に 強制嵌合する。すなわち、取付孔Q1の開口部内周面に挟着環部Q2を突設する 。そして、雌体20の挿入部の直径をこの挟着環部Q2よりも僅かに大径に形成 することで、挟着環部Q2に挿入した部分が強制嵌合するものである。
【0016】 更に、雌体20の端部には、綴じ具Qの取付孔Q1周囲に係止する係止頭部2 4を設けている。
【0017】 本考案によると、バインダーを廃棄処分するには、雄体10を回転させて雌体 20の離脱用溝23に、雄体10の係止鍔部13を合わせ、この状態で雄体10 を引き抜くことで、雄体10と雌体20とが容易に分離する。その後、表紙部P と綴じ具Qとを分別処分する。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0019】 すなわち、請求項1により、使用済みのバインダーを廃棄する場合に、表紙と 綴じ具とを特殊な工具を用いずに簡単に取り外すことができる。しかも、補助ロ ック突起14と嵌合凹部22とによって、バインダー使用時における偶然の分離 を防止することができる。
【0020】 また、請求項2、3により、雌体20が取付孔Q1に強制嵌合され、雄体10 の嵌合基部15が表紙部Pに嵌合しているから、雄体10と雌体20とによる固 定力が高まる。また、連結状態の雄体10と雌体20とを分離する際に、雌体2 0が取付孔Q1に固定されているから、雄体10の回転操作を容易に行うことが できる。
【0021】 更に請求項3に記載の嵌合基部15により、雄体10と表紙部Pとの連結強度 が高まる。また、この嵌合基部15の長さを調整して種々のバインダーに適応さ せることが可能である。
【0022】 このように、本考案によると、使用済みのバインダーを廃棄する場合に、表紙 と綴じ具とを特殊な工具を用いずに簡単に取り外すことができ、しかも使用時に おける偶然の分離を防止するなどといった実用上有益な種々の効果を奏するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す要部分解斜視図。
【図2】本考案の装着例を示す要部断面図。
【図3】本考案の連結状態を示す縦断面図。
【図4】図3に示す矢視IV-IV 線を示す断面図。
【図5】本考案の雌体を示す底面図。
【図6】本考案の雄体を示す平面図。
【図7】本考案の他の使用例を示す斜視図。
【符号の説明】
P 表紙部 P1 取付孔 Q 綴じ具 Q1 取付孔 Q2 挟着環部 1 固定クリップ 10 雄体 11 係止突起 12 スリット 13 係止鍔部 14 補助ロック突起 15 嵌合基部 16 係止頭部 17 回転用溝 20 雌体 21 係合段部 22 嵌合凹部 23 離脱用溝 24 係止頭部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダー用の表紙部と綴じ具とを合成
    樹脂製の固定クリップで着脱自在に固定したバインダー
    であって、固定クリップは、表紙部と綴じ具とに設けた
    取付孔に挿入して着脱自在に嵌合する雄体と雌体とから
    なり、雄体は、取付孔に挿入する係止突起の先端部を二
    分するスリットを設け、この分割された先端部に係止鍔
    部を突設すると共に、係止鍔部より先端がわの側面に補
    助ロック突起を設け、雌体は、係止鍔部に係合する係合
    段部と、補助ロック突起が嵌合係止する嵌合凹部とを雌
    体の内側面に周設し、係合段部の二箇所を切り欠いて係
    合状態の係止鍔部を解除する離脱用溝を設けたことを特
    徴とするバインダーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記綴じ具は、綴じ具を貫通する取付孔
    の開口部内周面に挟着環部を突設し、略筒体状を成す雌
    体の外周を挟着環部の直径より僅かに大径に形成し、雌
    体を綴じ具の取付孔に強制嵌合する請求項1記載のバイ
    ンダーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記雄体は、少なくとも表紙部の厚みと
    同じ長さ以上の長さを有し、表紙部に設けた取付孔に嵌
    合する嵌合基部を設けた請求項1又は2記載のバインダ
    ーの取付構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3448764B2 (ja) 1999-07-07 2003-09-22 マルマン株式会社 ファイル類
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