JP3448023B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3448023B2
JP3448023B2 JP2000306032A JP2000306032A JP3448023B2 JP 3448023 B2 JP3448023 B2 JP 3448023B2 JP 2000306032 A JP2000306032 A JP 2000306032A JP 2000306032 A JP2000306032 A JP 2000306032A JP 3448023 B2 JP3448023 B2 JP 3448023B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、電極又は配線からなるパター
ンの上に堆積された絶縁膜の上に、強誘電体膜を含む積
層膜からなる電子デバイスが設けられている半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜を含む積層膜からなる電子デ
バイス、例えば強誘電体膜からなる容量絶縁膜を有する
強誘電体容量素子は、高い比誘電率を有していると共に
ヒステリシス特性による残留分極を利用できるため、大
容量コンデンサ又は不揮発性メモリ等の分野において、
酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜からなる容量絶縁膜
を有する従来の容量素子に取り替わられつつある。
【0003】以下、第1の従来例に係る半導体装置の製
造方法について、図8(a)〜(e)を参照しながら説
明する。
【0004】まず、図8(a)に示すように、MOSト
ランジスタの不純物拡散層等が形成されている半導体基
板10の上に、例えば400nmの厚さを有するポリシ
リコン膜からなる配線(ゲート電極)11を形成した
後、該配線11の上を含む半導体基板10の上に全面に
亘って例えば40nmの厚さを有する窒化シリコン膜1
2を堆積する。次に、窒化シリコン膜12の上に、例え
ば1000nmの厚さを有しボロン及びリンを含む第1
の酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜13を堆積する。
【0005】次に、図8(b)に示すように、層間絶縁
膜13の上にレジスト膜14をその表面が平坦になるよ
うに堆積した後、レジスト膜14及び層間絶縁膜13に
対してエッチバックを行なって、図8(c)に示すよう
に、層間絶縁膜13を平坦化する。
【0006】次に、図8(d)に示すように、平坦化さ
れた層間絶縁膜13の上に、白金等からなる第1の金属
膜14、強誘電体膜15及び白金等からなる第2の金属
膜16を順次堆積する。尚、強誘電体膜15の堆積方法
としては、スパッタ法、MOCVD(Metal Organic Ch
emical Vapor Deposition )法又はスピン塗布法等が知
られているが、スピン塗布法は、膜厚及び膜質の均一
性、条件の安定性並びに生産性等の点で良好である。ス
ピン塗布法は、強誘電体膜15を構成する金属成分を含
む有機金属溶液をコーターにより塗布して塗布膜を形成
した後、該塗布膜に対して高温の熱処理を施して、塗布
膜を結晶化させることにより強誘電体膜15を形成す
る。ところで、塗布膜はコーターを用いて形成されるた
め、得られる強誘電体膜15の膜厚は下地膜の段差の影
響を大きく受ける。すなわち、段差部の上側部分に形成
される強誘電体膜15の膜厚は小さくなる一方、段差部
の下側部分に形成される強誘電体膜15の膜厚は大きく
なる。従って、強誘電体膜15の膜厚の均一性を高める
ためには、層間絶縁膜13の表面をできるだけ平坦にす
る必要がある。
【0007】次に、図8(e)に示すように、第2の金
属膜16、強誘電体膜15及び第1の金属膜14をドラ
イエッチングにより順次パターニングして、上部電極1
6A、容量絶縁膜15A及び下部電極14Aからなる容
量素子を形成する。この際、層間絶縁膜13における容
量素子形成領域以外の領域がドライエッチング工程にお
けるオーバーエッチングにより掘れ込むため、パターン
化された層間絶縁膜13Aが形成される。
【0008】次に、図示は省略しているが、MOSトラ
ンジスタ形成領域及び容量素子形成領域を含む半導体基
板10の上に全面に亘って、例えば200nmの厚さを
有する第2の酸化シリコン膜を堆積した後、パターン化
された層間絶縁膜13A及び第2の酸化シリコン膜にお
けるMOSトランジスタ形成領域にコンタクトホールを
形成し、その後、該コンタクトホールに導電膜を埋め込
んで、MOSトランジスタと接続するコンタクトを形成
する。
【0009】ところで、第2の金属膜16、強誘電体膜
15及び第1の金属膜14からなる積層膜は、融点の高
い金属成分を含みドライエッチングレートの低い強誘電
体膜15を有しているので、積層膜に対するドライエッ
チングレートは低い。このため、積層膜の層間絶縁膜1
3に対するドライエッチング選択比は小さくなる。
【0010】従って、上部電極16A、容量絶縁膜15
A及び下部電極14Aからなる容量素子を形成するため
のドライエッチング工程におけるオーバーエッチングに
より、図8(e)に示すように、パターン化された層間
絶縁膜13Aにおける容量素子形成領域以外の領域が大
きく掘れ込むので、配線11がエッチングされてしまう
という問題が発生する。特に、層間絶縁膜13のリフロ
ーによる平坦性を向上させるべく、酸化シリコン膜にボ
ロン及びリン等の不純物を添加する場合には、層間絶縁
膜13に対するドライエッチングレートが一層高くな
り、積層膜の層間絶縁膜13に対するエッチング選択比
が一層小さくなるので、前述の問題は一層顕著になる。
【0011】そこで、以下に説明するような第2の従来
例に係る半導体装置の製造方法が提案されている。すな
わち、窒化シリコン膜12の上に、ボロン及びリンを含
む酸化シリコン膜からなり且つ例えば1500nm程度
の大きい膜厚を有する層間絶縁膜13を堆積した後、該
層間絶縁膜13を平坦化して、図9(a)に示すよう
に、大きい膜厚を有する平坦化された層間絶縁膜13を
形成する。次に、図9(b)に示すように、平坦化され
た層間絶縁膜13の上に、第1の金属膜14、強誘電体
膜15及び第2の金属膜16を順次堆積した後、第2の
金属膜16、強誘電体膜15及び第1の金属膜14をド
ライエッチングにより順次パターニングして、図9
(c)に示すように、上部電極16A、容量絶縁膜15
A及び下部電極14Aからなる容量素子を形成する。こ
の場合にも、ドライエッチング工程におけるオーバーエ
ッチングにより、層間絶縁膜13における容量素子形成
領域以外の領域が薄膜化されるので、パターン化された
層間絶縁膜13Bが形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2の
従来例によると、層間絶縁膜13の膜厚が大きいため、
パターン化された層間絶縁膜13Bの膜厚も大きくな
り、これによって、層間絶縁膜13Bに形成されるコン
タクトホールのアスペクト比が大きくなる。このため、
コンタクトホールに埋め込まれる金属膜のカバレッジが
不良になって、断線又はコンタクト抵抗の増加を招くと
いう新たな問題が発生する。従って、層間絶縁膜13の
膜厚を大きくすることは好ましくない。
【0013】前記に鑑み、本発明は、強誘電体膜を含む
積層膜の下側に堆積されている層間絶縁膜の膜厚を小さ
くしても、層間絶縁膜の下側に形成されている電極又は
配線が露出しないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、半導
体基板上に電極又は配線からなるパターンを形成する工
程と、パターンの上を含む半導体基板の上に、ドライエ
ッチングレートが相対的に高く且つ平坦性が相対的に優
れている第1の絶縁膜を堆積する工程と、第1の絶縁膜
を平坦化した後、該第1の絶縁膜の上に、ドライエッチ
ングレートが相対的に低く且つ平坦性が相対的に劣る第
2の絶縁膜を堆積する工程と、第2の絶縁膜の上に、強
誘電体膜を含む積層膜を堆積した後、該積層膜をドライ
エッチングによりパターニングして積層膜からなる電子
デバイスを形成する工程とを備えている。
【0015】第1の半導体装置の製造方法によると、パ
ターンの上を含む半導体基板の上には平坦性が相対的に
優れている第1の絶縁膜を堆積するため、第1の絶縁膜
におけるパターンに起因する段差は緩和される。
【0016】また、ドライエッチングレートが相対的に
高い第1の絶縁膜の上に、ドライエッチングレートが相
対的に低い第2の絶縁膜を堆積した後、該第2の絶縁膜
の上に、強誘電体膜を含む積層膜を堆積し、その後、積
層膜をドライエッチングによりパターニングして積層膜
からなる電子デバイスを形成するため、積層膜に対する
ドライエッチングレートと第2の絶縁膜に対するドライ
エッチングレートとの比が大きくなるので、つまり、積
層膜の第2の絶縁膜に対するドライエッチング選択比が
大きくなるので、第2の絶縁膜はエッチングされ難くな
る。このため、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜からなる
層間絶縁膜の膜厚を小さくしても、電極又は配線からな
るパターンが露出することはない。
【0017】第1の半導体装置の製造方法は、パターン
を形成する工程と第1の絶縁膜を堆積する工程との間
に、パターンの上にエッチングストッパーを堆積する工
程を備えると共に、第1の絶縁膜を堆積する工程と第2
の絶縁膜を堆積する工程との間に、第1の絶縁膜に対し
てウェットエッチングを行なって第1の絶縁膜の膜厚を
小さくする工程を備えていることが好ましい。
【0018】ところで、電子デバイス例えば容量素子を
形成するためのドライエッチング工程におけるオーバー
エッチングによって、層間絶縁膜における電子デバイス
形成領域(例えば容量素子形成領域)とその他の領域
(例えばMOSトランジスタ形成領域)との間に大きな
段差ができるため、層間絶縁膜の上に配線を形成する際
のリソグラフィ工程においてフォーカス差が生じ、これ
によって、配線ブリッジ又は断線が発生するという問題
がある。
【0019】ところが、第1の絶縁膜に対してウェット
エッチングを行なって第1の絶縁膜の膜厚を小さくして
から第2の絶縁膜を堆積すると、層間絶縁膜における電
子デバイス形成領域とその他の領域との間の段差が小さ
くなるため、層間絶縁膜の上に配線を形成する際のリソ
グラフィ工程においてフォーカス差が生じ難くなる。こ
のため、配線ブリッジ又は断線が発生する事態を防止す
ることができる。
【0020】第1の半導体装置の製造方法は、パターン
を形成する工程と第1の絶縁膜を堆積する工程との間
に、パターンの上にエッチングストッパーを堆積する工
程を備えると共に、電子デバイスを形成する工程の後
に、第2の絶縁膜における電子デバイスが形成されてい
ない領域をウェットエッチングにより除去する工程を備
えていることが好ましい。
【0021】このように、第2の絶縁膜における電子デ
バイスが形成されていない領域をウェットエッチングに
より除去すると、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜からな
る層間絶縁膜における電子デバイスが形成されていない
領域、例えばMOSトランジスタを形成する領域の膜厚
を一層小さくすることができるので、層間絶縁膜に形成
されるコンタクトホールのアスペクト比を小さくして、
コンタクトホールにおけるカバレッジを一層良好にする
ことができる。
【0022】第1の半導体装置の製造方法において、第
1の絶縁膜は不純物を含む第1の酸化シリコン膜であ
り、第2の絶縁膜は不純物を実質的に含まない第2の酸
化シリコン膜であることが好ましい。
【0023】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に電極又は配線からなるパターンを形
成する工程と、パターンの上を含む半導体基板の上にエ
ッチング保護膜を堆積する工程と、エッチング保護膜の
上に大きい膜厚を有する絶縁膜を堆積する工程と、絶縁
膜の上に、強誘電体膜を含む積層膜を堆積した後、該積
層膜をドライエッチングによりパターニングして積層膜
からなる電子デバイスを形成する工程と、 前記絶縁膜
に対して選択的にウェットエッチングを行なって、前記
絶縁膜における前記電子デバイスが形成されていない領
域を薄膜化する工程とを備えている。
【0024】第2の半導体装置の製造方法によると、絶
縁膜における電子デバイスが形成されていない領域をウ
ェットエッチングにより薄膜化する工程を備えているた
め、電極又は配線からなるパターンを損傷することなく
絶縁膜を薄膜化できる。このため、電極又は配線からな
るパターンに損傷を与えることなく、絶縁膜の膜厚を小
さくすることができる。
【0025】第2の半導体装置の製造方法において、絶
縁膜は、不純物を含む酸化シリコン膜を有していること
が好ましい。
【0026】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、電子デバイスは、強誘電体膜からなる容量絶縁膜
を有する容量素子であることが好ましい。
【0027】本発明に係る第1の半導体装置は、半導体
基板上に形成された電極又は配線からなるパターンと、
パターンの上を含む半導体基板の上に堆積されており、
ドライエッチングレートが相対的に高く且つ平坦性が相
対的に優れている第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上に
堆積されており、ドライエッチングレートが相対的に低
く且つ平坦性が相対的に劣る第2の絶縁膜と、第2の絶
縁膜の上におけるパターンが形成されていない領域に形
成されており、強誘電体膜を含む積層膜からなる電子デ
バイスとを備えている。
【0028】第1の半導体装置によると、パターンの上
を含む半導体基板の上には平坦性が相対的に優れている
第1の絶縁膜が堆積されているめ、第1の絶縁膜におけ
るパターンに起因する段差は緩和される。
【0029】また、ドライエッチングレートが相対的に
高い第1の絶縁膜の上には、ドライエッチングレートが
相対的に低い第2の絶縁膜が堆積されており、該第2の
絶縁膜の上に、強誘電体膜を含む積層膜からなる電子デ
バイスが形成されているため、積層膜に対するドライエ
ッチングレートと第2の絶縁膜に対するドライエッチン
グレートとの比が大きいので、つまり、積層膜の第2の
絶縁膜に対するドライエッチング選択比が大きいので、
第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜からなる層間絶縁膜の膜
厚を小さくしても、電極又は配線からなるパターンが露
出することはない。
【0030】第1の半導体装置において、第2の絶縁膜
における電子デバイスが形成されていない領域はウェッ
トエッチングにより除去されていることが好ましい。
【0031】このようにすると、第1の絶縁膜及び第2
の絶縁膜からなる層間絶縁膜における電子デバイスが形
成されていない領域、例えばMOSトランジスタを形成
する領域の膜厚を一層小さくすることができるので、層
間絶縁膜に形成されるコンタクトホールのアスペクト比
を小さくして、コンタクトホールにおけるカバレッジを
一層良好にすることができる。
【0032】第1の半導体装置において、第1の絶縁膜
は、不純物を含む第1の酸化シリコン膜であり、第2の
絶縁膜は、不純物を実質的に含まない第2の酸化シリコ
ン膜であることが好ましい。
【0033】本発明に係る第2の半導体装置は、半導体
基板上に形成された電極又は配線からなるパターンと、
パターンの上を含む半導体基板の上に堆積されている大
きい膜厚を有する絶縁膜と、絶縁膜の上におけるパター
ンが形成されていない領域に形成されており、強誘電体
膜を含む積層膜からなる電子デバイスとを備え、絶縁膜
における電子デバイスが形成されていない領域はウェッ
トエッチングにより薄膜化されている。
【0034】第2の半導体装置によると、絶縁膜におけ
る電子デバイスが形成されていない領域はウェットエッ
チングにより薄膜化されているため、電極又は配線から
なるパターンに損傷を与えることなく、絶縁膜の膜厚を
小さくすることができる。
【0035】第2の半導体装置において、絶縁膜は、不
純物を含む酸化シリコン膜を有していることが好まし
い。
【0036】第1又は第2の半導体装置において、電子
デバイスは、強誘電体膜からなる容量絶縁膜を有する容
量素子であることが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法に
ついて、図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)を
参照しながら説明する。
【0038】まず、図1(a)に示すように、MOSト
ランジスタの不純物拡散層等が形成されている半導体基
板100の上に、周知の方法により例えば400nmの
厚さを有するポリシリコン膜からなる配線(ゲート電
極)101を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板100の上に全面に亘って、例えば40nmの厚
さを有しウェットエッチング保護膜となる窒化シリコン
膜102を堆積する。次に、例えばCVD法により、窒
化シリコン膜102の上に例えば1000nmの厚さを
有しボロン及びリンを含む酸化シリコン膜である第1の
酸化シリコン膜103を堆積した後、例えば窒素ガス雰
囲気中における850℃の温度下でリフローを行なう。
この場合、第1の酸化シリコン膜103は、ボロン及び
リンを含んでいるためリフロー性に優れているので良好
に平坦化されるが、第1の酸化シリコン膜103におけ
る配線101の上側部分は突出した状態になっており、
段差部が形成されている。
【0039】次に、図1(b)に示すように、第1の酸
化シリコン膜103の上に、例えば1500nmの厚さ
を有するレジスト膜104をその表面が平坦になるよう
に堆積した後、レジスト膜104及び第1の酸化シリコ
ン膜103に対して、ドライエッチングによるエッチバ
ックを行なって、図1(c)に示すように、第1の酸化
シリコン膜103を平坦化する。
【0040】次に、第1の酸化シリコン膜103に対し
てフッ酸溶液を用いるウェットエッチングを行なって、
図1(d)に示すように、配線101上の窒化シリコン
膜102を露出させる。このようにすると、第1の酸化
シリコン膜103の表面と配線101上の窒化シリコン
膜102の表面とは面一になる。
【0041】次に、図2(a)に示すように、例えばC
VD法により、第1の酸化シリコン膜103の上に、例
えば200nmの厚さを有しボロン又はリン等の不純物
を実質的に含まない酸化シリコン膜である第2の酸化シ
リコン膜105を堆積する。尚、第1の酸化シリコン膜
103及び第2の酸化シリコン膜105により層間絶縁
膜が構成される。
【0042】次に、図2(b)に示すように、例えばス
パッタ法により、第2の酸化シリコン膜105の上に、
白金等からなり例えば300nmの厚さを有する第1の
金属膜106を堆積する。次に、例えばスピン塗布法に
より、第1の金属膜106の上に、ストロンチウム、ビ
スマス又はタンタル等を含み例えば200nmの厚さを
有する強誘電体膜107を形成した後、酸素雰囲気中の
例えば800℃の温度下において熱処理を施して強誘電
体薄膜107を結晶化させる。その後、例えばスパッタ
法により、強誘電体薄膜107の上に、白金等からなり
例えば200nmの厚さを有する第2の金属膜108を
堆積する。
【0043】次に、図2(c)に示すように、第2の金
属膜108、強誘電体膜107及び第1の金属膜106
をドライエッチングにより順次パターニングして、上部
電極108A、容量絶縁膜107A及び下部電極106
Aからなる容量素子を形成する。尚、第1の金属膜10
6に対するドライエッチングは、第2の酸化シリコン膜
105に対して高い選択比を有するエッチング条件で行
なうことが好ましい。
【0044】次に、容量素子形成領域を覆うマスクパタ
ーン(図示は省略している。)を形成した後、該マスク
パターンを用いて、第2の酸化シリコン膜105に対し
てフッ酸溶液を用いるウェットエッチングを行なう。こ
のようにすると、図2(d)に示すように、容量素子形
成領域以外の領域例えばMOSトランジスタ形成領域に
おいては、第1の酸化シリコン膜103が除去されると
共に窒化シリコン膜102が露出する。
【0045】次に、図示は省略しているが、MOSトラ
ンジスタ形成領域及び容量素子形成領域を含む半導体基
板100の上に全面に亘って、例えば200nmの厚さ
を有する第3の酸化シリコン膜を堆積した後、第1の酸
化シリコン膜103及び図示しない第3の酸化シリコン
膜におけるトランジスタ形成領域にコンタクトホールを
形成し、その後、該コンタクトホールに導電膜を埋め込
んでMOSトランジスタの不純物拡散領域と接続するコ
ンタクトを形成する。
【0046】第1の実施形態によると、第1の酸化シリ
コン膜103はボロン及びリンを含んでいるため良好に
リフローされるので、配線101に起因する段差は緩和
される。
【0047】また、第1の実施形態によると、第2の金
属膜108、強誘電体膜107及び第1の金属膜106
をドライエッチングによりパターニングして、上部電極
108A、容量絶縁膜107A及び下部電極106Aか
らなる容量素子を形成する工程においては、第1の金属
膜106の下側に、ボロン及びリンを実質的に含んでお
らずドライエッチングレートが相対的に低い第2の酸化
シリコン膜105が存在しているため、第2の酸化シリ
コン膜105に対してオーバーエッチングを行なって
も、配線101がエッチングにより損傷を受ける事態を
回避することができる。
【0048】さらに、第1の実施形態によると、第1の
酸化シリコン膜103に対してフッ酸を用いるウェット
エッチングを行なって、第1の酸化シリコン膜103に
おける例えばMOSトランジスタ形成領域を除去するた
め、フッ酸によりエッチングされ難い窒化シリコン膜1
02がエッチング保護膜になるので、配線101が損傷
を受ける事態を回避することができる。尚、フッ酸によ
るウェットエッチング工程においては、第1の酸化シリ
コン膜103に対するエッチングレートは、窒化シリコ
ン膜102に対するエッチングレートの約80倍であ
る。
【0049】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図3(a)〜(c)、図4(a)〜(c)及び図5
(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0050】まず、図3(a)に示すように、MOSト
ランジスタの不純物拡散層等が形成されている半導体基
板200の上に、周知の方法により例えば400nmの
厚さを有するポリシリコン膜からなる配線(ゲート電
極)201を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板200の上に全面に亘って、例えば40nmの厚
さを有しエッチング保護膜となる窒化シリコン膜202
を堆積する。次に、例えばCVD法により、窒化シリコ
ン膜202の上に例えば1000nmの厚さを有しボロ
ン及びリンを含む酸化シリコン膜である第1の酸化シリ
コン膜203を堆積した後、例えば窒素ガス雰囲気中に
おける850℃の温度下でリフローを行なう。この場
合、第1の酸化シリコン膜203は、ボロン及びリンを
含んでいるためリフロー性に優れているので良好に平坦
化されるが、第1の酸化シリコン膜203における配線
201の上側部分は突出した状態になっており、段差部
が形成されている。
【0051】次に、図3(b)に示すように、第1の酸
化シリコン膜203の上に、例えば1500nmの厚さ
を有するレジスト膜204をその表面が平坦になるよう
に堆積した後、レジスト膜204及び第1の酸化シリコ
ン膜203に対して、ドライエッチングによるエッチバ
ックを行なって、図3(c)に示すように、第1の酸化
シリコン膜203を平坦化する。
【0052】次に、第1の酸化シリコン膜203に対し
てフッ酸溶液を用いるウェットエッチングを行なって、
図4(a)に示すように、配線201上の窒化シリコン
膜202を露出させる。このようにすると、第1の酸化
シリコン膜203の表面と配線201上の窒化シリコン
膜202の表面とは面一になる。
【0053】次に、図4(b)に示すように、例えばC
VD法により、第1の酸化シリコン膜203の上に、例
えば200nmの厚さを有しボロン又はリン等の不純物
を実質的に含まない酸化シリコン膜である第2の酸化シ
リコン膜205を堆積する。尚、第1の酸化シリコン膜
203及び第2の酸化シリコン膜205によって層間絶
縁膜が構成される。
【0054】次に、図4(c)に示すように、例えばス
パッタ法により、第2の酸化シリコン膜205の上に、
白金等からなり例えば300nmの厚さを有する第1の
金属膜206を堆積した後、図5(a)に示すように、
第1の金属膜206をパターニングして下部電極206
Aを形成する。
【0055】次に、例えばスピン塗布法により、図5
(b)に示すように、下部電極206Aの上を含む第2
の酸化シリコン膜205の上に、ストロンチウム、ビス
マス又はタンタル等を含み下部電極206Aの上側部分
の厚さが例えば200nmである強誘電体膜207を堆
積した後、酸素雰囲気中における例えば800℃の温度
下において熱処理を施して、強誘電体膜207を結晶化
させる。その後、例えばスパッタ法により、強誘電体膜
207の上に、白金等からなり例えば200nmの厚さ
を有する第2の金属膜208を順次堆積する。
【0056】次に、図5(c)に示すように、第2の金
属膜208及び強誘電体膜207をドライエッチングに
よりパターニングして上部電極208A及び容量絶縁膜
207Aを形成する。尚、強誘電体膜207に対するド
ライエッチングは、第2の酸化シリコン膜205に対し
て高い選択比を有するドライエッチング条件で行なうこ
とが好ましい。
【0057】次に、図示は省略しているが、MOSトラ
ンジスタ形成領域及び容量素子形成領域を含む半導体基
板200の上に全面に亘って、例えば200nmの厚さ
を有する第3の酸化シリコン膜を堆積した後、第1の酸
化シリコン膜203、第2の酸化シリコン膜205及び
図示しない第3の酸化シリコン膜におけるMOSトラン
ジスタ形成領域にコンタクトホールを形成し、その後、
該コンタクトホールに導電膜を埋め込んでMOSトラン
ジスタの不純物拡散領域と接続するコンタクトを形成す
る。
【0058】第2の実施形態によると、第1の酸化シリ
コン膜203はボロン及びリンを含んでいるため良好に
リフローされるので、配線201に起因する段差は緩和
される。
【0059】また、第2の実施形態によると、第2の金
属膜208、強誘電体膜207及び第1の金属膜206
をドライエッチングによりパターニングして、上部電極
208A、容量絶縁膜207A及び下部電極206Aか
らなる容量素子を形成する工程においては、第1の金属
膜206の下側に、ボロン及びリンを実質的に含んでお
らずドライエッチングレートが相対的に低い第2の酸化
シリコン膜205が存在しているため、第2の酸化シリ
コン膜205に対してオーバーエッチングを行なって
も、配線201が損傷を受ける事態を回避することがで
きる。
【0060】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。
【0061】まず、図6(a)に示すように、MOSト
ランジスタの不純物拡散層等が形成されている半導体基
板300の上に、周知の方法により例えば400nmの
厚さを有するポリシリコン膜からなる配線(ゲート電
極)301を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板300の上に全面に亘って、例えば40nmの厚
さを有しウェットエッチング保護膜となる窒化シリコン
膜302を堆積する。次に、例えばCVD法により、窒
化シリコン膜302の上に例えば1500nmの厚さを
有しボロン及びリンを含む第1の酸化シリコン膜303
を堆積した後、例えば窒素ガス雰囲気中における850
℃の温度下でリフローを行なう。この場合、第1の酸化
シリコン膜303は、ボロン及びリンを含んでいるため
リフロー性に優れているので良好に平坦化されるが、第
1の酸化シリコン膜303における配線301の上側部
分は突出した状態になっており、段差部が形成されてい
る。
【0062】次に、図6(b)に示すように、第1の酸
化シリコン膜303の上に、例えば1500nmの厚さ
を有するレジスト膜304をその表面が平坦になるよう
に堆積した後、レジスト膜304及び第1の酸化シリコ
ン膜303に対して、ドライエッチングによるエッチバ
ックを行なって、図6(c)に示すように、第1の酸化
シリコン膜303を平坦化する。尚、第3の実施形態に
おいては、第1の酸化シリコン膜303が単独で層間絶
縁膜を構成する。
【0063】次に、例えばスパッタ法により、図7
(a)に示すように、第1の酸化シリコン膜303の上
に、白金等からなり例えば300nmの厚さを有する第
1の金属膜305を堆積する。次に、例えばスピン塗布
法により、第1の金属膜305の上に、ストロンチウ
ム、ビスマス又はタンタル等を含み例えば200nmの
厚さを有する強誘電体膜306を堆積した後、酸素雰囲
気中における例えば800℃の温度下において熱処理を
施して、強誘電体膜306を結晶化させる。その後、例
えばスパッタ法により、強誘電体膜306の上に、白金
等からなり例えば200nmの厚さを有する第2の金属
膜307を堆積する。
【0064】次に、図7(b)に示すように、第2の金
属膜307、強誘電体膜306及び第1の金属膜305
を順次パターニングして、上部電極307A、容量絶縁
膜306A及び下部電極305Aからなる容量素子を形
成する。このとき、第1の酸化シリコン膜303は大き
い膜厚に形成されているため、容量素子が形成されても
配線(ゲート電極)301上の窒化シリコン膜302は
エッチングされない。
【0065】次に、第1の酸化シリコン膜303の上
に、容量素子形成領域を覆うマスクパターン(図示は省
略している。)を形成した後、該マスクパターンを用い
て、第1の酸化シリコン膜303に対してフッ酸溶液を
用いるウェットエッチングを行なう。このようにする
と、図7(c)に示すように、第1の酸化シリコン膜3
03における容量素子形成領域以外の領域例えばMOS
トランジスタ形成領域は薄膜化されると共に窒化シリコ
ン膜302が露出する。
【0066】次に、図示は省略しているが、MOSトラ
ンジスタ形成領域及び容量素子形成領域を含む半導体基
板300の上に全面に亘って、例えば200nmの厚さ
を有する第2の酸化シリコン膜を堆積した後、第1の酸
化シリコン膜303及び図示しない第2の酸化シリコン
膜におけるMOSトランジスタ形成領域にコンタクトホ
ールを形成し、その後、該コンタクトホールに導電膜を
埋め込んでMOSトランジスタの不純物拡散領域と接続
するコンタクトを形成する。
【0067】第3の実施形態によると、第1の酸化シリ
コン膜303はボロン及びリンを含んでいるため良好に
リフローされるので、配線301に起因する段差は緩和
される。
【0068】また、第3の実施形態によると、第1の酸
化シリコン膜303に対してフッ酸を用いる選択的にウ
ェットエッチングを行なって、第1の酸化シリコン膜3
03における例えばMOSトランジスタ形成領域を薄膜
化するため、フッ酸によりエッチングされ難い窒化シリ
コン膜302がウェットエッチング保護膜になるので、
配線301がエッチングされる事態を回避することがで
きる。尚、フッ酸によるウェットエッチング工程におい
ては、第1の酸化シリコン膜303に対するウェットエ
ッチングレートは、窒化シリコン膜302に対するウェ
ットエッチングレートの約80倍である。
【0069】尚、第1〜第3の実施形態においては、第
1の酸化シリコン膜103、203303は、ボロン及
びリンの両方を含んでいたが、ボロン又はリンのいずれ
かの不純物を含んでおればよい。このようにすると、第
1の酸化シリコン膜103、203、303は、リフロ
ー性に優れているので良好に平坦化される。
【0070】また、第1〜第3の実施形態においては、
第1の酸化シリコン膜103、203、303に対し
て、ドライエッチングによるエッチバックを行なった
が、これに代えて、CMP法により平坦化してもよい。
この場合には、レジスト膜104、204、304は不
要になる。
【0071】また、第1〜第3の実施形態における、強
誘電体膜を容量絶縁膜とする容量素子に代えて、強誘電
体膜を含む他の種類の電子デバイスを形成してもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明に係る第1の半導体装置又は第1
の半導体装置の製造方法によると、強誘電体膜を含む積
層膜に対するドライエッチングレートと第2の絶縁膜に
対するドライエッチングレートとの比が大きく、積層膜
の第2の絶縁膜に対するドライエッチング選択比が大き
いので、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜からなる層間絶
縁膜の膜厚を小さくしても、電極又は配線からなるパタ
ーンが露出することはない。
【0073】また、本発明に係る第2の半導体装置又は
第2の半導体装置の製造方法によると、絶縁膜における
電子デバイスが形成されていない領域をウェットエッチ
ングにより薄膜化するので、電極又は配線からなるパタ
ーンに損傷を与えることなく、絶縁膜の膜厚を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図7】(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に
おける半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図8】(a)〜(e)は、第1の従来例に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、第2の従来例に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
100 半導体基板 101 配線 102 窒化シリコン膜 103 第1の酸化シリコン膜 104 レジスト膜 105 第2の酸化シリコン膜 106 第1の金属膜 106A 下部電極 107 強誘電体膜 107A 容量絶縁膜 108 第2の金属膜 108A 上部電極 200 半導体基板 201 配線 202 窒化シリコン膜 203 第1の酸化シリコン膜 204 レジスト膜 205 第2の酸化シリコン膜 206 第1の金属膜 206A 下部電極 207 強誘電体膜 207A 容量絶縁膜 208 第2の金属膜 208A 上部電極 300 半導体基板 301 配線 302 窒化シリコン膜 303 第1の酸化シリコン膜 304 レジスト膜 305 第1の金属膜 305A 下部電極 306 強誘電体膜 306A 容量絶縁膜 307 第2の金属膜 307A 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 H01L 21/768 H01L 27/108 H01L 21/8242

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に電極又は配線からなるパ
    ターンを形成する工程と、前記パターンの上にエッチン
    グストッパーを堆積する工程と、前記エッチングストッ
    パーの上を含む前記半導体基板の上に、ドライエッチン
    グレートが相対的に高く且つ平坦性が相対的に優れてい
    る第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜に
    対してウェットエッチングを行なって、前記第1の絶縁
    膜の膜厚を小さくする工程と、膜厚が小さくなった前記
    第1の絶縁膜の上に、ドライエッチングレートが相対的
    に低く且つ平坦性が相対的に劣る第2の絶縁膜を堆積す
    る工程と、前記第2の絶縁膜の上に、強誘電体膜を含む
    積層膜を堆積した後、前記積層膜をドライエッチングに
    よりパターニングして前記積層膜からなる電子デバイス
    を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に電極又は配線からなるパ
    ターンを形成する工程と、前記パターンの上にエッチン
    グストッパーを堆積する工程と、前記エッチングストッ
    パーの上を含む前記半導体基板の上に、ドライエッチン
    グレートが相対的に高く且つ平坦性が相対的に優れてい
    る第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜の
    上に、ドライエッチングレートが相対的に低く且つ平坦
    性が相対的に劣る第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記
    第2の絶縁膜の上に、強誘電体膜を含む積層膜を堆積し
    た後、前記積層膜をドライエッチングによりパターニン
    グして前記積層膜からなる電子デバイスを形成する工程
    と、前記第2の絶縁膜における前記電子デバイスが形成
    されていない領域をウェットエッチングにより除去する
    工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記電子デバイスを形成する工程の後
    に、前記第2の絶縁膜における前記電子デバイスが形成
    されていない領域をウェットエッチングにより除去する
    工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の絶縁膜は、不純物を含む第1
    の酸化シリコン膜であり、前記第2の絶縁膜は、不純物
    を実質的に含まない第2の酸化シリコン膜であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に電極又は配線からなるパ
    ターンを形成する工程と、前記パターンの上を含む前記
    半導体基板の上にエッチング保護膜を堆積する工程と、
    前記エッチング保護膜の上に絶縁膜を堆積する工程と、
    前記絶縁膜の上に、強誘電体膜を含む積層膜を堆積した
    後、前記積層膜をドライエッチングによりパターニング
    して前記積層膜からなる電子デバイスを形成する工程
    と、前記絶縁膜に対して選択的にウェットエッチングを
    行なって、前記絶縁膜における前記電子デバイスが形成
    されていない領域を薄膜化する工程とを備えていること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記絶縁膜は、不純物を含む酸化シリコ
    ン膜を有していることを特徴とする請求項5に記載の半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電子デバイスは、前記強誘電体膜か
    らなる容量絶縁膜を有する容量素子であることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に形成された電極又は配線
    からなるパターンと、前記パターンの上を含む前記半導
    体基板の上に堆積されており、ドライエッチングレート
    が相対的に高く且つ平坦性が相対的に優れている第1の
    絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の上に堆積されており、ド
    ライエッチングレートが相対的に低く且つ平坦性が相対
    的に劣る第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上におけ
    る前記パターンが形成されていない領域に形成されてお
    り、強誘電体膜を含む積層膜からなる電子デバイスとを
    備え、 前記第2の絶縁膜における前記電子デバイスが形成され
    ていない領域はウェットエッチングにより除去されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の絶縁膜は、不純物を含む第1
    の酸化シリコン膜であり、前記第2の絶縁膜は、不純物
    を実質的に含まない第2の酸化シリコン膜であることを
    特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に形成された電極又は配
    線からなるパターンと、前記パターンの上を含む前記半
    導体基板の上に堆積されている絶縁膜と、前記絶縁膜の
    上における前記パターンが形成されていない領域に形成
    されており、強誘電体膜を含む積層膜からなる電子デバ
    イスとを備え、前記絶縁膜における前記電子デバイスが
    形成されていない領域はウェットエッチングにより除去
    されていることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記絶縁膜は、不純物を含む酸化シリ
    コン膜を有していることを特徴とする請求項10に記載
    の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記電子デバイスは、前記強誘電体膜
    からなる容量絶縁膜を有する容量素子であることを特徴
    とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の半導体
    装置。
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