JP3447418B2 - 金属缶胴体の縮径方法と工具 - Google Patents
金属缶胴体の縮径方法と工具Info
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- JP3447418B2 JP3447418B2 JP07712595A JP7712595A JP3447418B2 JP 3447418 B2 JP3447418 B2 JP 3447418B2 JP 07712595 A JP07712595 A JP 07712595A JP 7712595 A JP7712595 A JP 7712595A JP 3447418 B2 JP3447418 B2 JP 3447418B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縮径工具と金属缶胴体
を相対運動させて、縮径量の大きいスムースネックイン
缶を縮径部にシワを発生させることなく製造する金属缶
胴体の縮径方法と工具に関する。
を相対運動させて、縮径量の大きいスムースネックイン
缶を縮径部にシワを発生させることなく製造する金属缶
胴体の縮径方法と工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ビールやジュースおよび炭酸飲料用の缶
詰に用いられる缶は、蓋材料の節減を図るため、缶胴よ
り小さな径の蓋を巻き締めるべく、開口端にネックイン
加工が施されているのが一般的である。そして、ネック
イン加工は、縮径する毎に段状の肩部が形成される段ネ
ック加工と、縮径を繰り返してもなだらかな曲線で接続
されているスムース形状の肩部を得るスムースネック加
工とに大別される。
詰に用いられる缶は、蓋材料の節減を図るため、缶胴よ
り小さな径の蓋を巻き締めるべく、開口端にネックイン
加工が施されているのが一般的である。そして、ネック
イン加工は、縮径する毎に段状の肩部が形成される段ネ
ック加工と、縮径を繰り返してもなだらかな曲線で接続
されているスムース形状の肩部を得るスムースネック加
工とに大別される。
【0003】ビールや炭酸飲料用の缶としては、缶胴が
呼径211(66mm)のものが一般的で、現在はこの
缶胴の開口端をネックイン加工して呼径206(57m
m)まで縮径したものが用いられている。そして、今後
さらに蓋材料の節減を図るため、呼径206よりも口径
を小さくさせる傾向にある。
呼径211(66mm)のものが一般的で、現在はこの
缶胴の開口端をネックイン加工して呼径206(57m
m)まで縮径したものが用いられている。そして、今後
さらに蓋材料の節減を図るため、呼径206よりも口径
を小さくさせる傾向にある。
【0004】現在製缶されている呼径206の缶は、段
ネック加工で4段ネックが採用されている。211から
206に縮径する場合、1回の縮径工程でネックが1段
できるので、206は4回の縮径工程で成形される。
ネック加工で4段ネックが採用されている。211から
206に縮径する場合、1回の縮径工程でネックが1段
できるので、206は4回の縮径工程で成形される。
【0005】ところが、1回の縮径量は2.1mm程度
が限界で、これを超えた量を1回で縮径すると、縮径部
にシワが発生したり、缶底が成形力で座屈する。これら
の問題は壁厚や材質によって違いはあるが、硬い材質の
場合には1回の縮径量は2.1mmより小さくしなけれ
ばならない。このような理由から、204、202及び
それ以下に縮径する場合、ネック段数が増え、これに伴
い工程数も増加することになる。
が限界で、これを超えた量を1回で縮径すると、縮径部
にシワが発生したり、缶底が成形力で座屈する。これら
の問題は壁厚や材質によって違いはあるが、硬い材質の
場合には1回の縮径量は2.1mmより小さくしなけれ
ばならない。このような理由から、204、202及び
それ以下に縮径する場合、ネック段数が増え、これに伴
い工程数も増加することになる。
【0006】このように段ネック部の数が増えた缶胴体
は、図11(a)に示すように縮径部の始まりの位置が
缶開口端縁より遠く、すなわち縮径部が缶底側に下がっ
た缶胴側壁位置から縮径されており、一方空缶の全高は
コスト上変えられないことから、空缶の内容積が減少
し、この容積損失のため従来と同じ容量の内容液を充填
できなくなったり、或は充填液面の上昇に伴いヘッドス
ペースを小さくさせる等の好ましくない問題を発生させ
る。したがって、充填量を調整する等の設備変更が余儀
なくされる。
は、図11(a)に示すように縮径部の始まりの位置が
缶開口端縁より遠く、すなわち縮径部が缶底側に下がっ
た缶胴側壁位置から縮径されており、一方空缶の全高は
コスト上変えられないことから、空缶の内容積が減少
し、この容積損失のため従来と同じ容量の内容液を充填
できなくなったり、或は充填液面の上昇に伴いヘッドス
ペースを小さくさせる等の好ましくない問題を発生させ
る。したがって、充填量を調整する等の設備変更が余儀
なくされる。
【0007】このように段形状から生じる容積損失すな
わち充填容量の損失を出さないようにするため、縮径部
を滑らかにした段のないスムースネック加工の方向で努
力がはらわれている。しかしながら、ロールを使ってス
ピニングするスムースネック成形法では、ロールによる
筋目が表面に現れたり、その表面に施されている塗膜を
傷付けたりすることから、例えば特表平3−50255
1号公報に開示されているように、最近ではダイを使っ
たスムースダイネック加工法が種々提案されている。
わち充填容量の損失を出さないようにするため、縮径部
を滑らかにした段のないスムースネック加工の方向で努
力がはらわれている。しかしながら、ロールを使ってス
ピニングするスムースネック成形法では、ロールによる
筋目が表面に現れたり、その表面に施されている塗膜を
傷付けたりすることから、例えば特表平3−50255
1号公報に開示されているように、最近ではダイを使っ
たスムースダイネック加工法が種々提案されている。
【0008】この発明は、ネッキングダイによりスムー
ス形状を分割成形するもので、前工程の縮径で成形され
た縮径部分の上部のみを整形し(下部は実質的に不
変)、2つの縮径部分を自由に合成させて、縮径部分を
伸長させるようにして、缶胴体の座屈強度を増大させ、
また縮径部のスクラッチやシワの発生を防止できるもの
である。
ス形状を分割成形するもので、前工程の縮径で成形され
た縮径部分の上部のみを整形し(下部は実質的に不
変)、2つの縮径部分を自由に合成させて、縮径部分を
伸長させるようにして、缶胴体の座屈強度を増大させ、
また縮径部のスクラッチやシワの発生を防止できるもの
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特表平3−50255
1号公報に開示されているダイネック加工法において
は、滑らかな縮径部を形成することから、縮径部の始ま
りの位置が缶開口端縁より遠くならないで済み、容積損
失や充填量調整等の問題については一応解消できるもの
と考えられる。
1号公報に開示されているダイネック加工法において
は、滑らかな縮径部を形成することから、縮径部の始ま
りの位置が缶開口端縁より遠くならないで済み、容積損
失や充填量調整等の問題については一応解消できるもの
と考えられる。
【0010】しかしながら、各工程で縮径を施しながら
縮径部分のスムース形状への整形も同時に行われるた
め、縮径操作では開口端部分の材料を縮ませて、開口端
側から缶底側に向かって力が働き、整形操作においては
材料を伸延させて、開口端部分に向かって力が働き、こ
れらの力が干渉する縮径部分で大きな応力を発生させ、
204、202又はそれ以下に縮径する場合、縮径部分
にシワが発生し易くなる。このため1回の縮径量を大き
くできず、その結果、工程数増加につながる設備上の難
点や、また高硬度の薄板材を使った軽量化にも不利とな
る問題があった。
縮径部分のスムース形状への整形も同時に行われるた
め、縮径操作では開口端部分の材料を縮ませて、開口端
側から缶底側に向かって力が働き、整形操作においては
材料を伸延させて、開口端部分に向かって力が働き、こ
れらの力が干渉する縮径部分で大きな応力を発生させ、
204、202又はそれ以下に縮径する場合、縮径部分
にシワが発生し易くなる。このため1回の縮径量を大き
くできず、その結果、工程数増加につながる設備上の難
点や、また高硬度の薄板材を使った軽量化にも不利とな
る問題があった。
【0011】このような問題に対して、本発明は、スム
ースネックイン缶を製造する際に、1回当たりの縮径量
を従来より大きくでき、開口端部の板厚が薄い場合でも
縮径部にシワを発生させることがなく、しかも缶の内容
積を大きく減少させることなく縮径口径を小さくできる
金属缶胴体の縮径方法と工具を提供することを目的とす
る。
ースネックイン缶を製造する際に、1回当たりの縮径量
を従来より大きくでき、開口端部の板厚が薄い場合でも
縮径部にシワを発生させることがなく、しかも缶の内容
積を大きく減少させることなく縮径口径を小さくできる
金属缶胴体の縮径方法と工具を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の金属缶胴体の縮
径方法は、縮径工具と金属缶胴体とを缶軸方向で相対運
動させて開口端部を縮径するスムース形状の肩部と縮径
した首部とを有する金属缶胴体の縮径方法において、事
前成形工程と縮径工程とを含むことを特徴とする金属缶
胴体の縮径方法である。
径方法は、縮径工具と金属缶胴体とを缶軸方向で相対運
動させて開口端部を縮径するスムース形状の肩部と縮径
した首部とを有する金属缶胴体の縮径方法において、事
前成形工程と縮径工程とを含むことを特徴とする金属缶
胴体の縮径方法である。
【0013】そして、前記事前成形工程は、縮径工具と
金属缶胴体とを缶軸方向で相対運動させる段ネック加工
工程を2回行って開口端部に縮径した首部と段状の第1
肩部および第2肩部とを有する2段ネック缶を成形する
工程である。
金属缶胴体とを缶軸方向で相対運動させる段ネック加工
工程を2回行って開口端部に縮径した首部と段状の第1
肩部および第2肩部とを有する2段ネック缶を成形する
工程である。
【0014】また、前記縮径工程は、独立して缶軸方向
に往復運動可能なダイリングと整形リングとを備えた縮
径工具と事前成形した金属缶胴体とを同一軸線上に配置
し、該金属缶胴体と該縮径工具とを前記肩部を整形しな
い範囲で相対運動させて開口端部に少なくとも半径方向
内方に湾曲した口絞り部を成形する縮径操作と、ダイリ
ングを該整形リングに対して僅かに軸方向へ逃がして一
旦停止させ、整形リングを金属缶胴体の軸線方向且つ該
ダイリングから離れる方向へ移動させて前記第1肩部以
外の段状の肩部を前記第1肩部の肩面に沿うスムース形
状の肩部に整形する整形操作と、ダイリングを整形リン
グに追動させて前記口絞り部を前記スムース形状の肩部
までスライドさせて開口端部近傍に円筒状の縮径した首
部を成形するとともに前記スムース形状の肩部に新しい
段状の肩部を成形する縮径操作とからなる工程である。
に往復運動可能なダイリングと整形リングとを備えた縮
径工具と事前成形した金属缶胴体とを同一軸線上に配置
し、該金属缶胴体と該縮径工具とを前記肩部を整形しな
い範囲で相対運動させて開口端部に少なくとも半径方向
内方に湾曲した口絞り部を成形する縮径操作と、ダイリ
ングを該整形リングに対して僅かに軸方向へ逃がして一
旦停止させ、整形リングを金属缶胴体の軸線方向且つ該
ダイリングから離れる方向へ移動させて前記第1肩部以
外の段状の肩部を前記第1肩部の肩面に沿うスムース形
状の肩部に整形する整形操作と、ダイリングを整形リン
グに追動させて前記口絞り部を前記スムース形状の肩部
までスライドさせて開口端部近傍に円筒状の縮径した首
部を成形するとともに前記スムース形状の肩部に新しい
段状の肩部を成形する縮径操作とからなる工程である。
【0015】前記縮径工程を繰り返し行った後、前記新
しい段状の肩部を整形し、前記第1肩部と前記首部を滑
らかに継合する最終整形工程を含めることもできる。
しい段状の肩部を整形し、前記第1肩部と前記首部を滑
らかに継合する最終整形工程を含めることもできる。
【0016】また、本発明の金属缶胴体の縮径工具は、
金属缶胴体の開口端部に円筒状の首部と2つの段状の肩
部を有する段ネック缶胴体の開口端部を更に縮径させ、
かつ段状の肩部をスムース形状の肩部に整形するための
縮径工具であって、縮径工具は、中心金型と、中心金型
に対して同軸かつ外側で往復運動可能なダイリングと整
形リングとを備える外金型とを有し、外金型の内周面の
上方部分を構成するダイリングと、外金型の内周面の下
方部分を構成する整形リングとは、接続部分においてダ
イリングの入口部と整形リングの出口部とが連続して一
つの成形面を構成し、その接続部分の開口径は金属缶胴
体の開口端部の口径と同一か僅かに大きく、整形リング
の内周面は、金属缶胴体の外径を案内する案内部分と、
案内部分に続く凸状の第1曲率部分と、第1曲率部分に
接続し半径方向内方かつ上方へ延びる少なくとも1つの
テーパ部分と、テーパ部分と出口部とを接続する凹状の
第2曲率部分とで構成され、ダイリングの内周面は、入
口部から凸状に湾曲する第3曲率部分と、第3曲率部分
と縮径内径部分とを接続する凹状の第4曲率部分と、縮
径内径部分とで構成され、外金型のダイリングと整形リ
ングとを独立して缶軸方向に往復運動可能にし、かつ肩
部整形時、整形リングの往復運動にダイリングの運動を
追動させる連結部材を備えていることを特徴とする金属
缶胴体の縮径工具である。
金属缶胴体の開口端部に円筒状の首部と2つの段状の肩
部を有する段ネック缶胴体の開口端部を更に縮径させ、
かつ段状の肩部をスムース形状の肩部に整形するための
縮径工具であって、縮径工具は、中心金型と、中心金型
に対して同軸かつ外側で往復運動可能なダイリングと整
形リングとを備える外金型とを有し、外金型の内周面の
上方部分を構成するダイリングと、外金型の内周面の下
方部分を構成する整形リングとは、接続部分においてダ
イリングの入口部と整形リングの出口部とが連続して一
つの成形面を構成し、その接続部分の開口径は金属缶胴
体の開口端部の口径と同一か僅かに大きく、整形リング
の内周面は、金属缶胴体の外径を案内する案内部分と、
案内部分に続く凸状の第1曲率部分と、第1曲率部分に
接続し半径方向内方かつ上方へ延びる少なくとも1つの
テーパ部分と、テーパ部分と出口部とを接続する凹状の
第2曲率部分とで構成され、ダイリングの内周面は、入
口部から凸状に湾曲する第3曲率部分と、第3曲率部分
と縮径内径部分とを接続する凹状の第4曲率部分と、縮
径内径部分とで構成され、外金型のダイリングと整形リ
ングとを独立して缶軸方向に往復運動可能にし、かつ肩
部整形時、整形リングの往復運動にダイリングの運動を
追動させる連結部材を備えていることを特徴とする金属
缶胴体の縮径工具である。
【0017】
【作用】以下、缶胴の呼径211の金属缶胴体に、2工
程からなる事前工程と4工程からなる縮径工程、および
最終整形工程を行い、図10に示すように開口端部の口
径を呼径202に縮径する例を挙げて作用を説明する。
程からなる事前工程と4工程からなる縮径工程、および
最終整形工程を行い、図10に示すように開口端部の口
径を呼径202に縮径する例を挙げて作用を説明する。
【0018】図1は各工程で使用する縮径工具を示す。
また、図2(a)〜(g)は各工程後の缶開口端部の形
状を示す。なお、図1(a)、(b)に示す縮径工具
は、従来の段ネック加工に用いられる縮径工具であり、
円筒状の開口端部に縮径した首部と2つの段状の肩部を
事前成形するための縮径工具であり、まずこれらの縮径
工具について説明する。
また、図2(a)〜(g)は各工程後の缶開口端部の形
状を示す。なお、図1(a)、(b)に示す縮径工具
は、従来の段ネック加工に用いられる縮径工具であり、
円筒状の開口端部に縮径した首部と2つの段状の肩部を
事前成形するための縮径工具であり、まずこれらの縮径
工具について説明する。
【0019】金属缶胴体の開口端部分に第1工程を施す
には、図1(a)に示す第1縮径工具ST1を用いる
が、第1縮径工具ST1は、中心金型11と、該中心金
型11を内包するダイリング12とを備えている。この
ダイリング12の内周面は、縮径加工を受ける金属缶胴
体の外径にほぼ等しく、金属缶胴体挿入の案内となる案
内部分13と、該案内部分13に続き金属缶胴体の開口
端部を縮径するための凸状の第1曲率部分14と、凹状
の第2曲率部分15と、該第2曲率部分15に続く縮径
内径部分16とをもつ。中心金型11は該縮径内径部分
16と適宜間隙18をおいて対面し、第1曲率部分14
まで延びている円筒部分17をもっている。
には、図1(a)に示す第1縮径工具ST1を用いる
が、第1縮径工具ST1は、中心金型11と、該中心金
型11を内包するダイリング12とを備えている。この
ダイリング12の内周面は、縮径加工を受ける金属缶胴
体の外径にほぼ等しく、金属缶胴体挿入の案内となる案
内部分13と、該案内部分13に続き金属缶胴体の開口
端部を縮径するための凸状の第1曲率部分14と、凹状
の第2曲率部分15と、該第2曲率部分15に続く縮径
内径部分16とをもつ。中心金型11は該縮径内径部分
16と適宜間隙18をおいて対面し、第1曲率部分14
まで延びている円筒部分17をもっている。
【0020】この第1縮径工具ST1を用いて段ネック
加工するには、金属缶胴体の開口端部をダイリング12
の案内部分13に沿って摺動進入させ、さらにダイリン
グ12と中心金型11との間隙18に押し込んで、図2
(a)に示すように第1肩部(1段目の肩部)BB1と
円筒状の第1首部BA1を成形する。
加工するには、金属缶胴体の開口端部をダイリング12
の案内部分13に沿って摺動進入させ、さらにダイリン
グ12と中心金型11との間隙18に押し込んで、図2
(a)に示すように第1肩部(1段目の肩部)BB1と
円筒状の第1首部BA1を成形する。
【0021】なお、前記第1肩部BB1の始まりの位置
H(開口端縁から第1肩部BB1の下端までの距離)
は、内容液の充填時に開口端部に適宜のヘッドスペース
ができるようにするため、H=22mmの位置に維持
し、図2(h)に示すように、最終的に開口端部をフラ
ンジ加工をした時の第1肩部BC2の始まりの位置H’
がほぼ18mmとなるようにする。
H(開口端縁から第1肩部BB1の下端までの距離)
は、内容液の充填時に開口端部に適宜のヘッドスペース
ができるようにするため、H=22mmの位置に維持
し、図2(h)に示すように、最終的に開口端部をフラ
ンジ加工をした時の第1肩部BC2の始まりの位置H’
がほぼ18mmとなるようにする。
【0022】第1工程の段ネック加工を施した金属缶胴
体の開口端部に更に第2工程の段ネック加工を施すに
は、図1(b)に示すような第2縮径工具ST2を用い
る。この第2縮径工具ST2は、第1縮径工具ST1と
同様に、中心金型21と、該中心金型21を内包するダ
イリング22とを備えている。ダイリング22の内周面
は、縮径加工を受ける金属缶胴体の外径にほぼ等しく、
金属缶胴体挿入の案内となる案内部分23に続き金属缶
胴体の開口端部を絞るための曲面部分が階段状に形成さ
れていて、凸状の第1曲率部分24と、凹状の第2曲率
部分25と、凸状の第3曲率部分26と、凹状の第4曲
率部分27と、縮径内径部分28とをもっている。
体の開口端部に更に第2工程の段ネック加工を施すに
は、図1(b)に示すような第2縮径工具ST2を用い
る。この第2縮径工具ST2は、第1縮径工具ST1と
同様に、中心金型21と、該中心金型21を内包するダ
イリング22とを備えている。ダイリング22の内周面
は、縮径加工を受ける金属缶胴体の外径にほぼ等しく、
金属缶胴体挿入の案内となる案内部分23に続き金属缶
胴体の開口端部を絞るための曲面部分が階段状に形成さ
れていて、凸状の第1曲率部分24と、凹状の第2曲率
部分25と、凸状の第3曲率部分26と、凹状の第4曲
率部分27と、縮径内径部分28とをもっている。
【0023】この第2縮径工具ST2を用いて第1工程
と同様に開口端部を押し込んで、図2(b)に示すよう
な2段ネック缶、すなわち第1肩部BB1の曲率を維持
した第1肩部BC2の開口端部側に第2肩部(2段目の
肩部)BB2および円筒状の第2首部BA2を成形す
る。
と同様に開口端部を押し込んで、図2(b)に示すよう
な2段ネック缶、すなわち第1肩部BB1の曲率を維持
した第1肩部BC2の開口端部側に第2肩部(2段目の
肩部)BB2および円筒状の第2首部BA2を成形す
る。
【0024】以上のようにして第2工程までに事前成形
した2段ネック缶の開口端部を更に小さな口径に縮径す
る縮径工程とそのために用いる縮径工具とが、本発明の
主な特徴部分である。
した2段ネック缶の開口端部を更に小さな口径に縮径す
る縮径工程とそのために用いる縮径工具とが、本発明の
主な特徴部分である。
【0025】まず、第3工程で用いる第3縮径工具ST
3を図1(c)に示すが、第3縮径工具ST3は、中心
金型31と、該中心金型31を内包するダイリング32
および該ダイリング32を内包する整形リング33を備
えている。
3を図1(c)に示すが、第3縮径工具ST3は、中心
金型31と、該中心金型31を内包するダイリング32
および該ダイリング32を内包する整形リング33を備
えている。
【0026】図3に示すように、この第3縮径工具ST
3の中心金型31は、第1連結部材101の下端にボル
ト102で固定され、ダイリング32は、第1連結部材
101を内包する第2連結部材103の下端に取り付け
られた工具ベース104にセットリング105によりネ
ジ止めされ、整形リング33は、第2連結部材103を
内包する第3連結部材106の下端に取り付けられた工
具ベース107にスペーサ108’を間に挟んでセット
リング108でネジ止めされている。そして各連結部材
101、103、106は図示しないカム機構により同
一軸線上で独立して往復運動するように構成されてい
る。なお、スペーサ108’は、ダイリング32と整形
リング33が往復運動中に接続部分34(後述)で衝突
を起こさないように、厚みを変えて調整を行うものであ
る。
3の中心金型31は、第1連結部材101の下端にボル
ト102で固定され、ダイリング32は、第1連結部材
101を内包する第2連結部材103の下端に取り付け
られた工具ベース104にセットリング105によりネ
ジ止めされ、整形リング33は、第2連結部材103を
内包する第3連結部材106の下端に取り付けられた工
具ベース107にスペーサ108’を間に挟んでセット
リング108でネジ止めされている。そして各連結部材
101、103、106は図示しないカム機構により同
一軸線上で独立して往復運動するように構成されてい
る。なお、スペーサ108’は、ダイリング32と整形
リング33が往復運動中に接続部分34(後述)で衝突
を起こさないように、厚みを変えて調整を行うものであ
る。
【0027】縮径工具ST3の内周面は、図1(c)お
よび部分拡大図である図4に示すように、内周面の上方
部分を成すダイリング32と、内周面の下方部分を成す
整形リング33とで分割構成され、内周面は接続部分3
4において滑らかに連続するようになっている。
よび部分拡大図である図4に示すように、内周面の上方
部分を成すダイリング32と、内周面の下方部分を成す
整形リング33とで分割構成され、内周面は接続部分3
4において滑らかに連続するようになっている。
【0028】ダイリング32の内周面は、接続部分34
において、第2工程で成形された2段ネック缶の開口端
の口径d2と等しいかやや大きな開口径d4を有し、こ
の開口径d4から半径方向内方に湾曲する凸状の第3曲
率部分(外方へ凸状に湾曲した曲率部分)35と、該第
3曲率部分35に続く凹状の第4曲率部分(内方へ凸状
に湾曲した曲率部分)36と、直径d3を有する縮径内
径部分37とを備えている。
において、第2工程で成形された2段ネック缶の開口端
の口径d2と等しいかやや大きな開口径d4を有し、こ
の開口径d4から半径方向内方に湾曲する凸状の第3曲
率部分(外方へ凸状に湾曲した曲率部分)35と、該第
3曲率部分35に続く凹状の第4曲率部分(内方へ凸状
に湾曲した曲率部分)36と、直径d3を有する縮径内
径部分37とを備えている。
【0029】一方の整形リング33の内周面は、金属缶
胴体の外径にほぼ等しく、金属缶胴体挿入の案内となる
案内部分38と、該案内部分38に続き金属缶胴体の開
口端部を絞るための凸状の第1曲率部分(外方へ凸状に
湾曲した曲率部分)39と、第1曲率部分39に続き該
案内部分38に対して半径方向内側へ角度θ1 で延びる
第1テーパ部分40と、角度θ2 で延びる第2テーパ部
分41と、凹状の第2曲率部分(内方へ凸状に湾曲した
曲率部分)42とを備えている。
胴体の外径にほぼ等しく、金属缶胴体挿入の案内となる
案内部分38と、該案内部分38に続き金属缶胴体の開
口端部を絞るための凸状の第1曲率部分(外方へ凸状に
湾曲した曲率部分)39と、第1曲率部分39に続き該
案内部分38に対して半径方向内側へ角度θ1 で延びる
第1テーパ部分40と、角度θ2 で延びる第2テーパ部
分41と、凹状の第2曲率部分(内方へ凸状に湾曲した
曲率部分)42とを備えている。
【0030】また、接続部分34に押し込まれた開口端
が引っ掛からないようにするため、この接続部分34に
おけるダイリング32の開口部分の口径(入口部の口
径)と整形リング33の開口部分の口径(出口部の口
径)は同一径としている。
が引っ掛からないようにするため、この接続部分34に
おけるダイリング32の開口部分の口径(入口部の口
径)と整形リング33の開口部分の口径(出口部の口
径)は同一径としている。
【0031】第1テーパ部分40の角度θ1 は、スプリ
ングバックを考慮して図2(h)に示す製品のスムース
形状の肩部の角度θに対して大きめとする。たとえば、
θが30度の場合には、θ1 を33度と設定する。一方
の第2テーパ部分41の角度θ2 は、シワを発生しにく
い角度として知られている20度以下、たとえば18度
に設定する。
ングバックを考慮して図2(h)に示す製品のスムース
形状の肩部の角度θに対して大きめとする。たとえば、
θが30度の場合には、θ1 を33度と設定する。一方
の第2テーパ部分41の角度θ2 は、シワを発生しにく
い角度として知られている20度以下、たとえば18度
に設定する。
【0032】また、第1テーパ部分40と第2テーパ部
分41との交差部分は、第2肩部BB2に対向させた曲
面43とし、θ1 とθ2 との交差点は、第2肩部BB2
の頂点から半径方向外方に位置させて、整形による材料
の伸びを開口端部に向かい易くさせて、スムース整形面
にシワを発生させないようにしている。
分41との交差部分は、第2肩部BB2に対向させた曲
面43とし、θ1 とθ2 との交差点は、第2肩部BB2
の頂点から半径方向外方に位置させて、整形による材料
の伸びを開口端部に向かい易くさせて、スムース整形面
にシワを発生させないようにしている。
【0033】更にまた、第1曲率部分39は、第2工程
で維持された金属缶胴体の第1肩部BC2の曲率半径よ
り若干小さい曲率半径に設定してあり、事前成形された
第2肩部BB2をスムース形状の肩部BC3に成形する
際に、事前成形された第1肩部BC2の曲率半径が変化
しないようにしてある。
で維持された金属缶胴体の第1肩部BC2の曲率半径よ
り若干小さい曲率半径に設定してあり、事前成形された
第2肩部BB2をスムース形状の肩部BC3に成形する
際に、事前成形された第1肩部BC2の曲率半径が変化
しないようにしてある。
【0034】一方、中心金型31はダイリング32の縮
径内径部分37と適宜金属缶の開口端部の板厚より僅か
に広い間隙46をおいて対面し、整形リング33のテー
パ部分までのびている円筒部分44をもっている。
径内径部分37と適宜金属缶の開口端部の板厚より僅か
に広い間隙46をおいて対面し、整形リング33のテー
パ部分までのびている円筒部分44をもっている。
【0035】なお、第1連結部材101とボルト102
の中心軸には空気通路109が貫通して設けられ、空気
通路109を通して圧縮空気を噴出させられるように構
成されている。したがって、圧縮空気を噴出させて縮径
工具から金属缶胴体を離脱させたり、あるいは成形時に
缶胴壁での座屈を防ぐために適宜金属缶胴体の内部に空
気を噴出させて、缶内圧を陽圧にすることもできる。
の中心軸には空気通路109が貫通して設けられ、空気
通路109を通して圧縮空気を噴出させられるように構
成されている。したがって、圧縮空気を噴出させて縮径
工具から金属缶胴体を離脱させたり、あるいは成形時に
缶胴壁での座屈を防ぐために適宜金属缶胴体の内部に空
気を噴出させて、缶内圧を陽圧にすることもできる。
【0036】また、整形リング33の第1曲率部分39
には、成形面と材料面との間に挟まれる空気を外部に排
出させるエアー逃げ穴45が数箇所設けられている。ま
た接続部分34にも同様にエアー逃げ穴53が数箇所設
けられている。
には、成形面と材料面との間に挟まれる空気を外部に排
出させるエアー逃げ穴45が数箇所設けられている。ま
た接続部分34にも同様にエアー逃げ穴53が数箇所設
けられている。
【0037】次に、第3縮径工具ST3を用いる第3工
程を、各操作ごとに分解して示した図5(a)〜(d)
を用いて説明する。なお、中心金型31は図示を省略す
る。
程を、各操作ごとに分解して示した図5(a)〜(d)
を用いて説明する。なお、中心金型31は図示を省略す
る。
【0038】まず、縮径操作として、図5(a)に示す
ように、金属缶胴体をその開口端側から整形リング33
の案内部分38に沿って摺動進入させ、次に金属缶胴体
の開口端部をダイリング32の開口部分に挿入させ、さ
らに開口端部を図1(c)に示すダイリング32と中心
金型31との間隙46に押し込んで、点線で示す第2首
部BA2を短円筒状の第3首部BA3’に縮径すると共
に口絞り部BB3’’を成形するが、第2肩部BB2は
整形しないように、整形リング33の曲面43が第2肩
部BB2に接触しない位置で金属缶胴体の摺動進入を停
止する。
ように、金属缶胴体をその開口端側から整形リング33
の案内部分38に沿って摺動進入させ、次に金属缶胴体
の開口端部をダイリング32の開口部分に挿入させ、さ
らに開口端部を図1(c)に示すダイリング32と中心
金型31との間隙46に押し込んで、点線で示す第2首
部BA2を短円筒状の第3首部BA3’に縮径すると共
に口絞り部BB3’’を成形するが、第2肩部BB2は
整形しないように、整形リング33の曲面43が第2肩
部BB2に接触しない位置で金属缶胴体の摺動進入を停
止する。
【0039】続いて、整形操作を行うため、図5(b)
に示すように、ダイリング32を缶軸方向に約0.5m
m上昇させて一旦停止させる。この理由は、後述するよ
うに第2肩部BB2を整形する際に、第2肩部BB2と
口絞り部BB3’’との間に形成される中間首部BB
3’が開口端部側へ多少伸びるため、この伸びに伴い口
絞り部BB3’’がダイリング32で圧縮されてシワを
発生させることがないように逃げを設けるためである。
に示すように、ダイリング32を缶軸方向に約0.5m
m上昇させて一旦停止させる。この理由は、後述するよ
うに第2肩部BB2を整形する際に、第2肩部BB2と
口絞り部BB3’’との間に形成される中間首部BB
3’が開口端部側へ多少伸びるため、この伸びに伴い口
絞り部BB3’’がダイリング32で圧縮されてシワを
発生させることがないように逃げを設けるためである。
【0040】ダイリング32を上記のように整形リング
33から多少逃がして停止させた後、図5(c)に示す
ように、整形リング33を缶軸方向に2.8mm下方移
動させ、交差部分の曲面43を事前成形されている第2
肩部BB2に当接させて、第2肩部BB2を第1肩部B
C2の肩面に沿って斜め上方に延びるスムース形状の肩
部BC3に整形する。
33から多少逃がして停止させた後、図5(c)に示す
ように、整形リング33を缶軸方向に2.8mm下方移
動させ、交差部分の曲面43を事前成形されている第2
肩部BB2に当接させて、第2肩部BB2を第1肩部B
C2の肩面に沿って斜め上方に延びるスムース形状の肩
部BC3に整形する。
【0041】その後、縮径操作を行うため、図5(c)
に示すように、整形リング33と離れている状態のダイ
リング32を整形リングと接触する位置まで追動下降さ
せることにより、口絞り部BB3’’をスムース形状の
肩部BC3につなげて第3肩部(3段目の肩部)BB3
を成形すると共に、短円筒状の第3首部BA3’を長円
筒状の第3首部BA3に再成形する(図5(d))。
に示すように、整形リング33と離れている状態のダイ
リング32を整形リングと接触する位置まで追動下降さ
せることにより、口絞り部BB3’’をスムース形状の
肩部BC3につなげて第3肩部(3段目の肩部)BB3
を成形すると共に、短円筒状の第3首部BA3’を長円
筒状の第3首部BA3に再成形する(図5(d))。
【0042】なお、図5(b)→(c)の第2肩部BB
2の整形時、整形リング33と肩部外周面とで挟まれた
空間50内の空気は図3、図4に示すエアー逃げ穴45
を通して排出される。また、図5(c)→(d)で、ダ
イリング32と整形リング33との連結空間51内の空
気は図3に示すエアー逃げ穴53を通して排出される。
2の整形時、整形リング33と肩部外周面とで挟まれた
空間50内の空気は図3、図4に示すエアー逃げ穴45
を通して排出される。また、図5(c)→(d)で、ダ
イリング32と整形リング33との連結空間51内の空
気は図3に示すエアー逃げ穴53を通して排出される。
【0043】このように、ダイリング32と整形リング
33を1つの縮径工具に備え、ダイリング32による開
口端部の縮径と、整形リング33による肩部のスムース
整形とを同一ストローク内で両者の下降時の位相をズラ
して行うことにより、1工程当たりの縮径量を大きくす
ることができる。なお、上昇時には、ダイリング32と
整形リング33とは一体となって上昇移動する。
33を1つの縮径工具に備え、ダイリング32による開
口端部の縮径と、整形リング33による肩部のスムース
整形とを同一ストローク内で両者の下降時の位相をズラ
して行うことにより、1工程当たりの縮径量を大きくす
ることができる。なお、上昇時には、ダイリング32と
整形リング33とは一体となって上昇移動する。
【0044】金属缶の開口端部の縮径においては、縮径
操作では開口端部の材料を縮ませるので、縮径に伴い発
生する成形力は開口端部から下向きに作用する。他方、
肩部の整形力は、肩部が伸延されるので肩部から上向き
に開口端部に向かって作用する。そのため、これら両方
の力が同時に作用してしまう従来のダイネック成形法で
は、各々の力が互いに干渉して円周方向力に転化し、円
周ちぢみ力として作用して肩部から首部にかけての移行
部分にシワを発生させてしまうのに対して、本発明はこ
れら両方の力を同時に作用させないことで成形力の干渉
を抑制してシワの発生を防止するものであり、1工程当
たりの縮径量を従来よりも大きくすることを可能とす
る。
操作では開口端部の材料を縮ませるので、縮径に伴い発
生する成形力は開口端部から下向きに作用する。他方、
肩部の整形力は、肩部が伸延されるので肩部から上向き
に開口端部に向かって作用する。そのため、これら両方
の力が同時に作用してしまう従来のダイネック成形法で
は、各々の力が互いに干渉して円周方向力に転化し、円
周ちぢみ力として作用して肩部から首部にかけての移行
部分にシワを発生させてしまうのに対して、本発明はこ
れら両方の力を同時に作用させないことで成形力の干渉
を抑制してシワの発生を防止するものであり、1工程当
たりの縮径量を従来よりも大きくすることを可能とす
る。
【0045】第3工程で成形された金属缶胴体の開口端
部に更に第4〜6工程を施すには、第3縮径工具ST3
と同様な第4縮径工具ST4、第5縮径工具ST5、第
6縮径工具ST6を用いる。なお、各縮径工具において
第3縮径工具ST3と同一の構成部分には同一符号をつ
けた。
部に更に第4〜6工程を施すには、第3縮径工具ST3
と同様な第4縮径工具ST4、第5縮径工具ST5、第
6縮径工具ST6を用いる。なお、各縮径工具において
第3縮径工具ST3と同一の構成部分には同一符号をつ
けた。
【0046】各工程では、図6〜8に示すように、上記
第3工程と同様に、縮径操作と整形操作を分けて行い、
縮径操作の間に肩部の整形操作を行う。なお、最初の縮
径操作を行わずに整形操作、続いて縮径操作を行う方法
でも成形は可能となるが、缶押し込みストロークやネッ
キングダイストロークを増大させる必要があり、高速成
形には不向きである。
第3工程と同様に、縮径操作と整形操作を分けて行い、
縮径操作の間に肩部の整形操作を行う。なお、最初の縮
径操作を行わずに整形操作、続いて縮径操作を行う方法
でも成形は可能となるが、缶押し込みストロークやネッ
キングダイストロークを増大させる必要があり、高速成
形には不向きである。
【0047】なお、図8(a)に示すように、第6工程
においては、開口端部はダイリング32の入口部に少し
挿入され、口絞り部BB6’’が成形されているが、ダ
イリング32に開口端が案内されていれば、口絞り部B
B6’’を成形せずに、肩部BB5の整形操作が行われ
ても成形上支障はない。
においては、開口端部はダイリング32の入口部に少し
挿入され、口絞り部BB6’’が成形されているが、ダ
イリング32に開口端が案内されていれば、口絞り部B
B6’’を成形せずに、肩部BB5の整形操作が行われ
ても成形上支障はない。
【0048】上記のように、事前成形した2段ネック缶
に第3〜6工程を行えば、事前成形を含めて合計6工程
で開口端部の口径を呼径211(66.0mm)から呼
径202(52.52mm)にすることができる(実施
例参照)。
に第3〜6工程を行えば、事前成形を含めて合計6工程
で開口端部の口径を呼径211(66.0mm)から呼
径202(52.52mm)にすることができる(実施
例参照)。
【0049】さらに、図9に示すように、第6工程まで
成形された縮径缶の首部下端の段状の第6肩部BB6を
含めて肩部全体をスムース形状に整形するには、図1
(g)に示す第7縮径工具ST7を用いる。この第7縮
径工具ST7は、中心金型71と、該中心金型71を内
包する最終整形リング72とを備えている。この最終整
形リング72の内周面は、金属缶胴体の外径にほぼ等し
く、金属缶胴体挿入の案内となる案内部分73と、該案
内部分73に続く凸状の第1曲率部分74と凹状の第2
曲率部分75とを備え、傾斜部分は該案内部分73に対
して半径方向内側へ角度θ1 で延びる第1テーパ部分7
6と角度θ2 で延びる第2テーパ部分77とで構成し、
第2テーパ部分77は第2曲率部分75を介して縮径内
径部分78に接続している。
成形された縮径缶の首部下端の段状の第6肩部BB6を
含めて肩部全体をスムース形状に整形するには、図1
(g)に示す第7縮径工具ST7を用いる。この第7縮
径工具ST7は、中心金型71と、該中心金型71を内
包する最終整形リング72とを備えている。この最終整
形リング72の内周面は、金属缶胴体の外径にほぼ等し
く、金属缶胴体挿入の案内となる案内部分73と、該案
内部分73に続く凸状の第1曲率部分74と凹状の第2
曲率部分75とを備え、傾斜部分は該案内部分73に対
して半径方向内側へ角度θ1 で延びる第1テーパ部分7
6と角度θ2 で延びる第2テーパ部分77とで構成し、
第2テーパ部分77は第2曲率部分75を介して縮径内
径部分78に接続している。
【0050】なお、縮径内径部分78の内径daは、開
口端部の縮径を施さないので第6工程で成形された開口
端部の直径と等しくしてあり、この最終整形リング72
の第1曲率部分74、第1、第2テーパ部分の角度θ
1 、θ2 、および角度θ1 とθ2 との交差部分の曲面7
9も前工程と同様に設定してある。
口端部の縮径を施さないので第6工程で成形された開口
端部の直径と等しくしてあり、この最終整形リング72
の第1曲率部分74、第1、第2テーパ部分の角度θ
1 、θ2 、および角度θ1 とθ2 との交差部分の曲面7
9も前工程と同様に設定してある。
【0051】中心金型71は縮径内径部分78と適宜間
隙81をおいて対面し、第1テーパ部分76まで延びて
いる円筒部分80をもっている。
隙81をおいて対面し、第1テーパ部分76まで延びて
いる円筒部分80をもっている。
【0052】この縮径工具ST7を用いてスムース整形
加工するには、金属缶胴体の開口端部を最終整形リング
72の案内部分73に沿って摺動進入させ、さらに最終
整形リング72と中心金型71との間隙81に挿入させ
た状態で、最終整形リング72を下降移動させ、最終整
形リング72のθ1 とθ2 との交差部分の曲面79を第
6肩部BB6に押し当てて第6肩部BB6およびその下
端近傍をスムース形状の肩部BC6に沿ったなだらかな
スムース形状の肩部BC7に整形する。その後、常法に
よりフランジ加工を行い、図2(h)に示す断面形状と
する。
加工するには、金属缶胴体の開口端部を最終整形リング
72の案内部分73に沿って摺動進入させ、さらに最終
整形リング72と中心金型71との間隙81に挿入させ
た状態で、最終整形リング72を下降移動させ、最終整
形リング72のθ1 とθ2 との交差部分の曲面79を第
6肩部BB6に押し当てて第6肩部BB6およびその下
端近傍をスムース形状の肩部BC6に沿ったなだらかな
スムース形状の肩部BC7に整形する。その後、常法に
よりフランジ加工を行い、図2(h)に示す断面形状と
する。
【0053】なお、第7工程を行わず、第6工程後の図
2(f)の段階で開口端部にフランジを施して製品とす
ることもできる。
2(f)の段階で開口端部にフランジを施して製品とす
ることもできる。
【0054】
【実施例】缶胴外径の呼径211(66.00mm)の
開口端部の壁厚が162μのアルミニウム缶(3004
−H19)から第1、2工程により2段ネック缶を事前
成形した。第1工程の第1肩部の始まり位置Hは22m
mとした。
開口端部の壁厚が162μのアルミニウム缶(3004
−H19)から第1、2工程により2段ネック缶を事前
成形した。第1工程の第1肩部の始まり位置Hは22m
mとした。
【0055】この事前成形した缶に本発明の縮径工具を
使用して第3〜6工程を行い、第7工程で最終整形し
た。各工程の縮径量は表1に示す通りで、各工程のシワ
の発生状況を10缶について調査した。また、開口端部
の壁厚が150μのアルミニウム缶と、140μのブリ
キ缶も上記と同様に縮径し、同様に調査した。それぞれ
の結果を表1に示す。
使用して第3〜6工程を行い、第7工程で最終整形し
た。各工程の縮径量は表1に示す通りで、各工程のシワ
の発生状況を10缶について調査した。また、開口端部
の壁厚が150μのアルミニウム缶と、140μのブリ
キ缶も上記と同様に縮径し、同様に調査した。それぞれ
の結果を表1に示す。
【0056】
【比較例1、2】実施例と同じ金属缶胴体を用い、前記
同様、1、2工程で事前成形を行ってから、ダイリング
と整形リングとを独立して運動できないように一体化さ
せた縮径工具を用いて、順次スムースネック加工を施
し、表1に示す1回の縮径量でスムースネック缶を製造
した。その各工程におけるシワの発生状況を各10缶に
ついて調査した。その結果を表1に示す。
同様、1、2工程で事前成形を行ってから、ダイリング
と整形リングとを独立して運動できないように一体化さ
せた縮径工具を用いて、順次スムースネック加工を施
し、表1に示す1回の縮径量でスムースネック缶を製造
した。その各工程におけるシワの発生状況を各10缶に
ついて調査した。その結果を表1に示す。
【0057】
【比較例3、4】実施例と同じ金属缶胴体を用い、事前
成形せずに、1工程より1つのテーパー壁を持つネッキ
ングダイ(特表平3−502551号公報開示のものに
相当する)を用いて、表1に示す1回の縮径量でスムー
スネック缶を製造した。
成形せずに、1工程より1つのテーパー壁を持つネッキ
ングダイ(特表平3−502551号公報開示のものに
相当する)を用いて、表1に示す1回の縮径量でスムー
スネック缶を製造した。
【0058】
【表1】
【0059】表1の結果から、比較例1、2では、3工
程で、縮径と段状の整形操作を同時に行うときに、段状
の肩部でシワが発生し、たとえ縮径量を小さくしてもシ
ワがなくならなかったのに対して、実施例では3工程以
降の縮径量を2.4mmとしてもシワの発生は皆無であ
り、スムースネック缶を少ない工程で成形できることが
確認できた。これは縮径操作と整形操作を分けて行うこ
とにより、縮径に伴う成形力が開口端部より下方に作用
するのと、肩部の整形力が肩部から上向きに作用するタ
イミングをずらし、双方の力が互いに干渉して発生する
円周方向ちじみ力を抑制した結果によると考えられる。
この状況はブリキ缶の場合も同様であった。
程で、縮径と段状の整形操作を同時に行うときに、段状
の肩部でシワが発生し、たとえ縮径量を小さくしてもシ
ワがなくならなかったのに対して、実施例では3工程以
降の縮径量を2.4mmとしてもシワの発生は皆無であ
り、スムースネック缶を少ない工程で成形できることが
確認できた。これは縮径操作と整形操作を分けて行うこ
とにより、縮径に伴う成形力が開口端部より下方に作用
するのと、肩部の整形力が肩部から上向きに作用するタ
イミングをずらし、双方の力が互いに干渉して発生する
円周方向ちじみ力を抑制した結果によると考えられる。
この状況はブリキ缶の場合も同様であった。
【0060】また、比較例3、4では、1回の縮径量を
少なくしても、板厚を162μから150μに薄くする
とシワが発生して第2工程以降では縮径できなかった
が、実施例では板厚を150μまで薄くしてもシワの発
生は見られず、スムーズネック缶を成形できた。これは
縮径操作と整形操作を分けて行うことで、実施例の3〜
6工程で用いた凸状の曲率部分と凹状の曲率部分を組み
合わせた壁面構造にでき、絞り始めに材料が壁面に張り
付き、シワ押さえ力が有効的に働くのに対して、比較例
3、4では、テーパー状の壁面構造のため絞り始めにシ
ワ押さえ力が発生しないものと推定される。
少なくしても、板厚を162μから150μに薄くする
とシワが発生して第2工程以降では縮径できなかった
が、実施例では板厚を150μまで薄くしてもシワの発
生は見られず、スムーズネック缶を成形できた。これは
縮径操作と整形操作を分けて行うことで、実施例の3〜
6工程で用いた凸状の曲率部分と凹状の曲率部分を組み
合わせた壁面構造にでき、絞り始めに材料が壁面に張り
付き、シワ押さえ力が有効的に働くのに対して、比較例
3、4では、テーパー状の壁面構造のため絞り始めにシ
ワ押さえ力が発生しないものと推定される。
【0061】更にまた、第1肩部の始まりの位置の開口
端縁からの距離Hを22mmとした状態でスムースネッ
ク形状をシワなく成形できたため、図11(b)に示す
ように、従来の呼径206の段ネック缶と比べた場合の
空缶容積の損失体積を小さく抑えることができた。
端縁からの距離Hを22mmとした状態でスムースネッ
ク形状をシワなく成形できたため、図11(b)に示す
ように、従来の呼径206の段ネック缶と比べた場合の
空缶容積の損失体積を小さく抑えることができた。
【0062】
【発明の効果】本発明は、開口端部の縮径操作と肩部の
整形操作を同一工程で時期をずらして行うことにより、
薄肉缶であっても1回の縮径量を大きくでき、縮径量の
大きなスムースネックイン缶を従来よりも少ない工程で
シワを発生させることなく、しかも空缶内容積を大幅に
変えることなく製造可能とする。
整形操作を同一工程で時期をずらして行うことにより、
薄肉缶であっても1回の縮径量を大きくでき、縮径量の
大きなスムースネックイン缶を従来よりも少ない工程で
シワを発生させることなく、しかも空缶内容積を大幅に
変えることなく製造可能とする。
【図1】本発明の実施に用いる縮径工具を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】各工程後の開口端部形状とフランジ加工状態を
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の縮径工具の取付例を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の縮径工具の成形面の部分拡大図であ
る。
る。
【図5】第3工程の成形状況を示す図である。
【図6】第4工程の成形状況を示す図である。
【図7】第5工程の成形状況を示す図である。
【図8】第6工程の成形状況を示す図である。
【図9】第7工程の成形状況を示す図である。
【図10】本発明法により縮径した開口端部にフランジ
加工を施した状態を示す部分断面図である。
加工を施した状態を示す部分断面図である。
【図11】開口端部の縮径による缶の容積損失を示す図
である。
である。
11、21、31、71 中心金型
12、22、32 ダイリング
33 整形リング
13、23、38、73 案内部分
14、24、39、74 第1曲率部分
15、25、42、75 第2曲率部分
16、28、37、78 縮径内径部分
17、44、80 円筒部分
18、46、81 間隙
26、35 第3曲率部分
27、36 第4曲率部分
34 接続部分
40、76 第1テーパ部分
41、77 第2テーパ部分
43 曲面
45 エアー逃げ穴
50 空間
51 連結空間
53 エアー逃げ穴
72 最終整形リング
79 曲面
101 第1連結部材
102 ボルト
103 第2連結部材
104 工具ベース
105 セットリング
106 第3連結部材
107 工具ベース
108 セットリング
108’ スペーサ
109 空気通路
BA1 第1首部
BA2 第2首部
BA3 第3首部
BA4 第4首部
BA5 第5首部
BA6 第6首部
BA7 第7首部
BB1、BC2 第1肩部
BB2 第2肩部
BB3 第3肩部
BB3’’ 口絞り部
BB4 第4肩部
BB5 第5肩部
BB6 第6肩部
BB6’’ 口絞り部
BC3、BC4、BC5、BC6、BC7 スムース形
状の肩部 F フランジ
状の肩部 F フランジ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−39971(JP,A)
特開 平3−248729(JP,A)
特開 平8−71673(JP,A)
特開 平6−238379(JP,A)
特開 平2−299731(JP,A)
特開 平1−210135(JP,A)
特開 平4−157031(JP,A)
特開 平2−207933(JP,A)
特開 昭50−74563(JP,A)
特表 平3−502551(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B21D 51/26
B21D 41/04
Claims (3)
- 【請求項1】 縮径工具と金属缶胴体とを缶軸方向で相
対運動させて開口端部を縮径するスムース形状の肩部と
縮径した首部とを有する金属缶胴体の縮径方法におい
て、 縮径工具と金属缶胴体とを缶軸方向で相対運動させる段
ネック加工工程を2回行って開口端部に縮径した首部と
段状の第1肩部および第2肩部とを有する2段ネック缶
を成形する事前成形工程と、 独立して缶軸方向に往復運動可能なダイリングと整形リ
ングとを備えた縮径工具と事前成形した金属缶胴体とを
同一軸線上に配置し、該金属缶胴体と該縮径工具とを前
記肩部を整形しない範囲で相対運動させて開口端部に少
なくとも半径方向内方に湾曲した口絞り部を成形し、ダ
イリングを該整形リングに対して僅かに軸方向へ逃がし
て一旦停止させ、整形リングを金属缶胴体の軸線方向且
つ該ダイリングから離れる方向へ移動させて前記第1肩
部以外の段状の肩部を前記第1肩部の肩面に沿うスムー
ス形状の肩部に整形し、ダイリングを整形リングに追動
させて前記口絞り部を前記スムース形状の肩部までスラ
イドさせて開口端部近傍に円筒状の縮径した首部を成形
するとともに前記スムース形状の肩部に新しい段状の肩
部を成形する縮径工程とを含むことを特徴とする金属缶
胴体の縮径方法。 - 【請求項2】 新しく成形した段状の肩部のみを整形
し、前記スムース形状の肩部と前記首部を滑らかに継合
させる最終整形工程を含む請求項1記載の金属缶胴体の
縮径方法。 - 【請求項3】 金属缶胴体の開口端部に円筒状の首部と
2つの段状の肩部を有する段ネック缶胴体の開口端部を
更に縮径させ、かつ段状の肩部をスムース形状の肩部に
整形するための縮径工具であって、 縮径工具は、中心金型と、中心金型に対して同軸かつ外
側で往復運動可能なダイリングと整形リングとを備える
外金型とを有し、 外金型の内周面の上方部分を構成するダイリングと、外
金型の内周面の下方部分を構成する整形リングとは、接
続部分においてダイリングの入口部と整形リングの出口
部とが連続して一つの成形面を構成し、その接続部分の
開口径は金属缶胴体の開口端部の口径と同一か僅かに大
きく、 整形リングの内周面は、金属缶胴体の外径を案内する案
内部分と、案内部分に続く凸状の第1曲率部分と、第1
曲率部分に接続し半径方向内方かつ上方へ延びる少なく
とも1つのテーパ部分と、テーパ部分と出口部とを接続
する凹状の第2曲率部分とで構成され、 ダイリングの内周面は、入口部から凸状に湾曲する第3
曲率部分と、第3曲率部分と縮径内径部分とを接続する
凹状の第4曲率部分と、縮径内径部分とで構成され、 外金型のダイリングと整形リングとを独立して缶軸方向
に往復運動可能にし、かつ肩部整形時、整形リングの往
復運動にダイリングの運動を追動させる連結部材を備え
ていることを特徴とする金属缶胴体の縮径工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07712595A JP3447418B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 金属缶胴体の縮径方法と工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07712595A JP3447418B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 金属缶胴体の縮径方法と工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243666A JPH08243666A (ja) | 1996-09-24 |
JP3447418B2 true JP3447418B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=13625081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07712595A Expired - Fee Related JP3447418B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 金属缶胴体の縮径方法と工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447418B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005536411A (ja) * | 2002-08-20 | 2005-12-02 | エグザル コーポレイション | アルミニウム製エアゾール缶及びアルミニウム製ボトル並びにこれらをコイル材から製造する方法 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP07712595A patent/JP3447418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005536411A (ja) * | 2002-08-20 | 2005-12-02 | エグザル コーポレイション | アルミニウム製エアゾール缶及びアルミニウム製ボトル並びにこれらをコイル材から製造する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08243666A (ja) | 1996-09-24 |
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