JP3447222B2 - 配線保護カバー - Google Patents

配線保護カバー

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JP3447222B2
JP3447222B2 JP22998798A JP22998798A JP3447222B2 JP 3447222 B2 JP3447222 B2 JP 3447222B2 JP 22998798 A JP22998798 A JP 22998798A JP 22998798 A JP22998798 A JP 22998798A JP 3447222 B2 JP3447222 B2 JP 3447222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁面あるいは床
面等の取付面に沿って配設される配線を収容して保護す
る、配線保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、室内の床面等の取付面に
沿って配設される、強電ケーブルや弱電ケーブル等の配
線を収容して保護する配線保護カバーとしては、図10
に示されるようなものがあった。この配線保護カバー4
1は、互いに区画された複数の配線収容路42、42が
内部に設けられており、それら配線収容路42、42内
に、例えば、電源ケーブル、通信ケーブルあるいは信号
ケーブル等のケーブル43、44を別々に収容して保護
するものであった。このようにケーブル43とケーブル
44とを別々に収容するのは、それらが接触することに
よって生じる電磁誘導による障害を防止するためであっ
た。
【0003】また、床下に通されている前記配線を床か
ら引出して前記配線保護カバー41内に引込むための引
込み用配線保護カバーとしては、図11に示されるよう
なものがあった。この引込み用配線保護カバー45に
は、基体46に一つの引込み口47が設けられており、
その一つの引込み口47を介して、床からケーブル43
3、44を引込んだ後、前記配線保護カバー41内に送
り込むものであった。なお、符号46、47は、配線保
護カバー41および引込み用配線保護カバー45のそれ
ぞれの蓋体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記ケーブ
ル43、44は、前記引込み用配線保護カバー45の一
つの引込み口47から引込まれるので、その引込み口4
7にて、ケーブル43とケーブル44とが接触する可能
性があった。そのため、引込み用配線保護カバー45か
ら引込んだケーブル43とケーブル44とを、前記配線
保護カバー41の各配線収容路内42、42に別々に収
容しても、引込み口47まわりにおいては、ケーブル4
3とケーブル44とが接触するおそれがあり、それらケ
ーブル43、44の電磁障害を確実に防止することがで
きないという問題があった。
【0005】この発明は、上記した従来の問題点を解決
するためになされたものであり、その目的は、配線どう
しの接触を防ぎながら、その配線を引込んで収容できる
配線保護カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配線保護
カバーは、前記目的を達成するために、次の構成からな
る。すなわち、請求項1に記載の発明に係る配線保護カ
バーは、壁面あるいは床面等の取付面に固定される基体
と、その基体に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備
え、前記取付面に沿って配設される配線を収容して保護
するものであって、互いに区画された複数の配線収容路
を内部に設けるとともに、それら配線収容路内に前記配
線を引込むための引込み口を、各配線収容路に各々設け
たことを特徴とする。
【0007】これにより、配線は、互いに区画された複
数の配線収容路に各々設けられた引込み口を介して、そ
れら配線収容路内に引込まれる。したがって、引込み口
および配線収容路において、配線どうしの接触が防止さ
れる。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る配線保
護カバーのように、前記複数の配線収容路は、前記基体
あるいは前記蓋体に形成される仕切り壁、もしくは、前
記基体あるいは前記蓋体に着脱可能に取り付けられる仕
切り体によって、互いに区画されているのがよい。
【0009】これにより、配線が、各配線収容路に収容
されても、配線収容路を互いに区画する仕切り壁もしく
は仕切り体によって、配線どうしの接触が防止される。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係る配線保
護カバーのように、前記各引込み口は、互いに位置がず
れていて隣接しないように、前記各配線収容路に設けら
れているのが望ましい。
【0011】このように、各引込み口を互いに隣接しな
いように設けることにより、配線保護カバー外の引込み
口付近における、配線どうしの接触が効果的に防止され
ることとなる。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る配線保
護カバーのように、前記引込み口は、前記各配線収容路
に沿う方向で、前記各配線収容路に複数設けられている
のが望ましい。
【0013】これにより、各配線収容路において、適宜
選択した任意の引込み口を介して、それら配線収容路内
に配線を引込むことができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明に係る配線保
護カバーのように、前記配線を収容して保護する他の配
線保護カバーが接続される、少なくとも一つの接続部を
備え、かつ、前記各配線収容路は、前記接続部に接続さ
れる前記他の配線保護カバーに設けられた互いに区画さ
れた、複数の他の配線収容路と、各々連通するのが好ま
しい。
【0015】これにより、他の配線保護カバーが接続さ
れる接続部を備えた、配線保護カバーのその接続部に、
他の配線保護カバーを接続すると、前記配線保護カバー
の各配線収容路と、前記他の配線保護カバーの各配線収
容路とが各々連通される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る配線保護カ
バーの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1ないし図8は、建物の床面あるいは壁
面等の取付面に沿って配設される、強電ケーブルや弱電
ケーブル等の配線を、収容して保護する配線保護カバー
の第一の実施の形態を示す。
【0018】図中符号1は、例えば、建物の床である。
この床1は、床支持部2aを備える床材2と、この床材
2の上面に貼られた床板3とからなり、前記床支持部2
a間には、配線を通すための、第一の溝部4aおよび第
二の溝部4bが、格子状に直交するように形成されてい
る。そして、第一の溝部4aには、例えば、強電ケーブ
ルである電源ケーブル5が、一本通されている。また、
第二の溝部4bには、弱電ケーブルである、通信ケーブ
ル6と信号ケーブル6aとが、それぞれ一本ずつ、互い
に反対方向から、電源ケーブル5方向に向かうように通
されている。
【0019】そして、床1の床面である取付面1aに
は、ケーブル5、6、6aを床1内から引込み収容する
とともに、その収容方向が、第一の溝部4aが延びる方
向と同一の方向である、第一の配線保護カバー7が配設
されている。この第一の配線保護カバー7は、複数(図
示実施の形態においては三つ)の配線収容路8、9、9
を内部に備えるとともに、それら各配線収容路8、9、
9内にケーブル5、6、6aを引込むための引込み口1
0、11、11を、各々備えている。
【0020】また、この第一の配線保護カバー7には、
他の配線保護カバーとして、床材2の第一の溝部4aの
長手方向とほぼ同じ方向に直線状に延びるように配設さ
れる、直状の第二の配線保護カバー12が接続されてい
る。この第二の配線保護カバー12は、第一の配線保護
カバー7から送られる前記ケーブル5、6、6aを収容
するものであり、第一の配線保護カバー7と同様に、三
つの配線収容路8、9、9を内側に備えるとともに、各
配線収容路8、9、9に、複数の引込み口10、11、
11を備えている。
【0021】まず、第一の配線保護カバー7について詳
述すると、この第一の配線保護カバー7は、各配線収容
路8、9、9の長手方向の一方端のみが外部に通じるよ
うに開放されて、他方端が閉じられている構造からなっ
ており、木ネジ等の固着手段Kによって前記取付面1a
に固定される基体13と、その基体13に着脱可能に取
り付けられる蓋体14とを備える。
【0022】基体13は、底板15と、この底板15か
ら立ち上がる、前記三つの配線収容路8、9、9を互い
に区画するための、二つの仕切り壁16、16とを備え
ており、これら仕切り壁16、16は、前記蓋体14を
支えるように上方に延びている。また、基体13は、二
つの仕切り壁16、16の両外側にて、底板15から立
ち上がる、同じく蓋体14を支えるための、二つの立壁
17、17を備えている。図示実施の形態においては、
二つの仕切り壁16、16の間隔が、仕切り壁16と立
壁17との間隔よりも長くなるように形成されている。
その結果、二つの仕切り壁16、16によって区画され
た内側は、第一の配線収容路8となっており、その第一
の配線収容路8は、特に、通信ケーブル6や信号ケーブ
ル6aよりも太い、電源ケーブル5を収容するのに適し
たものとなっている。さらに、仕切り壁16および立壁
15によって区画された各内側は、第二の配線収容路
9、9となっており、それら第二の配線収容路9、9
は、特に、通信ケーブル6や信号ケーブル6aを収容す
るのに適したものとなっている。
【0023】また、基体13の、前記第二の配線保護カ
バー12との接続側の端部は、第一の配線保護カバー7
の各配線収容路8、9、9と、前記第二の配線保護カバ
ー12の各配線収容路8、9、9とを、各々対応させて
連通させることができる、開口Nを備えている。
【0024】そして、第一の配線収容路8には、その第
一の配線収容路8内に電源ケーブル5を引込むための第
一の引込み口10が、一つ設けられており、さらに、各
第二の配線収容路9、9には、それら各第二の配線収容
路9、9内に通信ケーブル6および信号ケーブル6aを
引込むための第二の引込み口11、11が、各々一つず
つ設けられている。第一の引込み口10は、底板15
の、前記接続側の端部に設けられており、また、各第二
の引込み口11、11は、底板15の長手方向の中央付
近にそれぞれ設けられている。これにより、それら第一
の引込み口10と各第二の引込み口11、11とは、隣
どうしが互いに位置がずれていて隣接しないようになっ
ている。
【0025】また、前記各仕切り壁16、16の上部に
は、基体13側の位置決め手段としての凹部18、18
が、各々設けられている。これら凹部18、18と、蓋
体14側に設けられた、位置決め手段としての凸部18
a、18aとが嵌め合わされることで、蓋体14は、基
体13に対して位置決めされる構造となっている(図2
参照)。また、前記各立壁17、17の外側壁面には、
基体13側の取付手段としての係合凹部19、19が、
各々設けられている。これら係合凹部19、19と、蓋
体14側に設けられた、取付手段としての係合凸部19
a、19aとが係合することで、基体13に対して、蓋
体14が取り付けられる構造となっている(図3参
照)。
【0026】蓋体14は、図2で明示するように、基体
13の前記開口Nを閉じないように、その基体13に取
り付けられ、このため、第一の配線保護カバー7の一方
の端部は、他の配線保護カバーである第二の配線保護カ
バー12が、その第一配線保護カバー7に接続されるた
めの、接続部としての開口部Pとなっている。そして、
前記蓋体14は、第一の配線保護カバー7を取付面1a
に取り付けたとき、例えば、ワゴン等がその上を渡り易
いように、上壁21の中央部から、前記第二配線保護カ
バー12との接続側の端部21a以外の周縁部21bに
向けて、下方に曲面を描いて傾斜するように形成されて
いる。また、その上壁21の内側面21cには、既述の
位置決め手段としての凸部18a、18a、並びに、取
付手段としての係合凸部19a、19aが、各々設けら
れている(図7参照)。
【0027】次に、第二の配線保護カバー12につい
て、主に前記第一の配線保護カバー7と異なる点につき
説明する。
【0028】第二の配線保護カバー12は、各配線収容
路8、9、9の長手方向の一方端および他方端の双方が
ともに外部に通じるように開放された構造からなり、第
一の配線保護カバー7と同様に、固着手段Kによって固
定される基体22と、この基体22に着脱可能に取り付
けられる蓋体23とを備える。基体22の底板24から
は、二つの仕切り壁16、16と二つの立壁17、17
とが、それぞれ立ち上がっており、それら二つの仕切り
壁16、16によって区画された内側が、第一の配線収
容路8となっており、また、仕切り壁16および立壁1
7によって区画された各内側が、第二の配線収容路9、
9となっている。そして、基体22の、第一の配線保護
カバー7との接続側である一方の端部、および、別の他
の配線保護カバーとの接続側である他方の端部(図示な
し)は、第二の配線保護カバー12の各配線収容路8、
9、9と、第一の配線保護カバー7および別の他の配線
保護カバーの各配線収容路8、9、9とを、各々対応さ
せて連通させることができる、開口Nをともに備える。
【0029】また、この第二の配線保護カバー12の第
一の配線収容路8には、第一の引込み口10が複数設け
られており、さらに、各第二の配線収容路9、9には、
第二の引込み口11がそれぞれ複数設けられている。そ
して、それらの複数の第一の引込み口10および複数の
各第二の引込み口11、11は、隣どうしが互いに位置
がずれていて隣接しないように設けられている。
【0030】そして、前記各立壁17、17の外側壁面
には、基体22と蓋体23との取付手段としての係合凹
部19、19が、立壁17、17とともに、第二の配線
保護カバー12の長手方向に延びるように、各々設けら
れている。
【0031】また、蓋体23は、基体22の前記両開口
Nを閉じないように、その基体22に取り付けられ、こ
のため、第二の配線保護カバー12の双方の端部は、第
一の配線保護カバー7および別の他の配線保護カバー
が、その第二の配線保護カバー12に接続されるため
の、接続部としての開口部Pとなっている。そして、前
記蓋体23の上壁25は、上に凸の縦断面円弧形状から
なり、その内側面25aには、取付手段としての係合凸
部19a、19aが、上壁25とともに、第二の配線保
護カバー12の長手方向に延びるように、各々設けられ
ている。さらに、その上壁25の内側面25aには、そ
の長手方向に延びるストッパー部26、26が設けられ
ている。これらストッパー部26、26は、基体22に
蓋体23を取り付ける際、その蓋体23が、長手方向と
直交する方向にずれないように、前記各仕切り壁16、
16の両内側面に当接するようになっている(図8参
照)。
【0032】この第一の実施の形態に示される配線保護
カバーによれば、次のような作用、効果がある。すなわ
ち、配線である電源ケーブル5、通信ケーブル6および
信号ケーブル6aを、互いに区画された第一の配線収容
路8および第二の配線収容路9、9に各々設けられた、
第一の引込み口10および各第二の引込み口11、11
を介して、それら配線収容路8、9、9に引込むことが
できるので、引込み口10、11、11まわりにおけ
る、それらケーブル5、6、6aどうしの接触を防止す
ることができる。また、各仕切り壁16、16によっ
て、第一の配線収容路8と、第二の配線収容路9、9と
を互いに区画しているので、各配線収容路8、9、9に
収容された電源ケーブル5と、通信ケーブル6あるいは
信号ケーブル6aの相互の接触を確実に防止することが
できる。さらに、各引込み口10、11、11は、互い
に隣接しないように設けられているので、第一の配線保
護カバー7外となる、床1下の、引込み口10、11、
11付近における、電源ケーブル5と、通信ケーブル6
あるいは信号ケーブル6aとの接触を防止することがで
きる。また、基体13に蓋体14を取り付けた際に、基
体13の各凹部18、18と、蓋体14の各凸部18
a、18aとが係合して、位置決めされることで、互い
に位置ずれしないようになっている。
【0033】また、第一の配線保護カバー7および第二
の配線保護カバー12は、ともに他の配線保護カバーが
接続される接続部Pを備えることによって、それぞれの
各配線収容路8、9、9を、他の配線保護カバーの各配
線収容路8、9、9に、各々連通させることができる。
しかも、第二の配線保護カバー12は、引込み口10、
11、11を、各配線収容路8、9、9に沿う方向で、
各配線収容路8、9、9内に複数設けているので、各配
線収容路8、9、9において、それら複数の引込み口1
0、11、11から適宜採択された任意の引込み口1
0、11、11を介して、ケーブル5、6、6aを引込
むことができる。
【0034】図9は、この発明に係る配線保護カバーの
第二の実施の形態を示すものであり、説明の便宜上、各
基体から蓋体を取り外した状態を表している(既述の通
り、いずれの蓋体も、基体に対して着脱可能であ
る。)。以下、主に第一の実施の形態と異なる点につき
説明する。
【0035】床28には、二つの配線ボックス29、2
9a(図9において破線で示す)が埋設されている。一
方側の配線ボックス29(図9において上側)には、電
源ケーブル5が接続されており、他方側の配線ボックス
29a(図9において下側)には、通信ケーブル6およ
び信号ケーブル6aが接続されている。
【0036】そして、床28の床面である、前記一方側
の配線ボックス29上の取付面1aには、第一の配線保
護カバー7が配設されており、この第一の配線保護カバ
ー7には、一方の直状の第二の配線保護カバー12が接
続されている。この一方の第二の配線保護カバー12
と、その一方の第二の配線保護カバー12とは長手方向
の向きが90度異なる、他方の直状の第二の配線保護カ
バー12aとの間に、平面視L字状に屈曲形成された第
三の配線保護カバー27が、前記他方側の配線ボックス
29aの上方に配設されるように接続されている。
【0037】この第三の配線保護カバー27は、各配線
収容路8、9、9の長手方向の一方端および他方端の双
方ともに外部に通じるように開放された構造からなり、
前記第一および第二の配線保護カバー7、12と同様
に、固着手段Kによって固定される基体30と、この基
体30に着脱可能に取り付けられる蓋体(図示せず)と
を備える。基体30の底板31から、二つの仕切り壁1
6、16と二つの立壁17、17とがそれぞれ立ち上が
っている。そして、二つの仕切り壁16、16によって
区画された内側は、L字状に屈曲形成された第一の配線
収容路8となっており、また、仕切り壁16と立壁17
によって区画された各内側は、L字状に屈曲形成された
第二の配線収容路9、9となっている。
【0038】そして、基体30の、一方の第二の配線収
容路12との接続側である一方の端部、および、他方の
第二の配線収容路12aとの接続側である他方の端部
は、第三の配線保護カバー27の各配線収容路8、9、
9と、一方の第二の配線保護カバー12および他方の第
二の配線保護カバー12aの各配線収容路8、9、9と
を、各々対応させて連通させることができる、開口Nを
ともに備える。
【0039】第三の配線保護カバー27においても、そ
の蓋体(図示せず)は、基体30の前記両開口Nを閉じ
ないように、その基体30に取り付けられる。このた
め、第三の配線保護カバー27の双方の端部は、一方の
第二の配線保護カバー12および他方の第二の配線保護
カバー12aが、その第三の配線保護カバー27に接続
されるための、接続部としての開口部Pとなっている。
そして、この第三の配線保護カバー27の前記第一の配
線収容路8は、一つの第一の引込み口10を備えてお
り、また、前記各第二の配線収容路9、9は、複数(図
示実施の形態においては二つ)の第二の引込み口11、
11を備えている。
【0040】かくして、第一の配線保護カバー7の第一
の配線収容路8内には、一方側の配線ボックス29に接
続された電源ケーブル5が、第一の引込み口10を介し
て引込まれる。そして、引込まれたその電源ケーブル5
は、一方の第二の配線保護カバー12および第三の配線
保護カバー27を経由することにより収納方向が変えら
れて、他方の第二の配線保護カバー12aへと送られ
る。また、第三の配線保護カバー27の各第二の配線収
容路9、9内には、前記他方側の配線ボックス29aに
接続された通信ケーブル6および信号ケーブル6aが、
第二の引込み口11、11を介して引込まれ、しかも、
通信ケーブル6は、途中で収納方向を変えながら信号ケ
ーブル6aとともに、他方の第二の配線保護カバー12
aへと送られる。このように、第三の配線保護カバー2
7によれば、引込んだケーブルの収容方向を途中で変え
ながら、そのケーブルを他の配線保護カバーへ送ること
ができる。
【0041】なお、本発明に係る配線保護カバーは、上
述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種
々の変更が可能である。例えば、配線保護カバー7、1
2、12a、27は、床1、28だけでなく、壁あるい
は天井等の取付面に固定されてもよい。
【0042】また、配線保護カバー内の区画される配線
収容路の数には限定がなく、二つであってもよいし四つ
以上であってもよい。また、各配線収容路を互いに区画
する仕切り壁は、各配線収容路を互いに区画するもので
あれば、どのような形状でもよく、例えば、断続的に立
設された壁や、底板15、24、31に一定間隔で連続
的に立設された棒材でもよく、さらに、基体13、2
2、30あるいは蓋体14、23に着脱可能に取り付け
られる仕切り体であってもよい。
【0043】また、図6において二点鎖線で示すよう
に、蓋体14の、他の配線保護カバーとの接続側の端部
21aに、他の配線保護カバーと連結するための連結部
20として、例えば、蓋体14の前記接続側の端部21
aを、基体13の接続側の端部よりも、接続側に突出す
るように延長形成したものを設けてもよい。これによれ
ば、その連結部20を、隣接する他の配線保護カバーで
ある、第二の配線保護カバー12の、基体22の接続側
端部に嵌め込むことができるので、第一の配線保護カバ
ー7と、第二の配線保護カバー12とを、位置ずれしな
いように連結することができる。もちろん、第二の配線
保護カバー12、12aあるいは第三の配線保護カバー
27にも、他の配線保護カバーと連結するための、前記
と同様の連結部を設けてもよい。
【0044】また、第一および第二の実施の形態におい
て、配線保護カバーの第一の引込み口10と第二の引込
み口11、11とを、位置をずらすことにより互いに隣
接しないようにしたが、電源ケーブル5と、通信ケーブ
ル6あるいは信号ケーブル6aとの接触が、配線保護カ
バー外の引込み口10、11、11付近において防止で
きれば、隣接するように設けても構わない。
【0045】また、本発明に係る配線保護カバーは、上
述した形状以外の形状にしてもよい。例えば、第三の配
線保護カバー27は、L字状に屈曲形成されているが、
第三の配線保護カバー27内に送られるケーブル5、
6、6aの収容方向を途中で変えるものであれば、U字
状などその他の形状であってもよいし、あるいは、ケー
ブル5、6、6aの収容方向を、その途中で二方向に分
岐するようなT字状、あるいは、三方向に分岐するよう
な十字状その他の形状であってもよい。さらに、第一の
配線保護カバー7と、第二の配線保護カバー12とは、
一体に形成されていてもよく、あるいは、一方の第二の
配線保護カバー12と、第三の配線保護カバー27と、
他方の第二の配線保護カバー12aとが一体に形成され
ていてもよく、これらの配線保護カバーの一体化は任意
である。
【0046】また、第一および第二の実施の形態におい
て、配線保護カバー7(12、12a、27)は、各配
線収容路8、9、9の長手方向の少なくとも一方端が開
放されて、その端部に開口Nを備えるが、この開口N
は、その配線保護カバー7(12、12a、27)に、
他の配線保護カバーあるいは端末用の専用部品が接続さ
れない場合には、収容した各配線を前記配線保護カバー
7(12、12a、27)外に個別的に引き出すため
の、引き出し口として機能する。もっとも、収容した各
配線を引き出すための引き出し口は、必ずしも各配線収
容路8、9、9の長手方向の端部に設ける必要はなく、
例えば、配線保護カバーの蓋体の上壁等に、前記各配線
収容路8、9、9と各々対応位置する開口を貫通形成
し、その開口を、前記各配線を個別的に引き出すための
引き出し口としても構わない。この場合、前記各配線収
容路8、9、9は、その長手方向のいずれの端部におい
ても、開放されないこととなる。
【0047】また、図6において一点鎖線で示すよう
に、例えば、第1の配線保護カバー7において、その蓋
体14の上壁21の、前記各配線収容路8、9、9と各
々対応位置する適宜箇所(図示実施の形態においては、
上壁21の周縁部21bに接する箇所)に、電源ケーブ
ル5、通信ケーブル6、信号ケーブル6aの各配線を引
き出すための引き出し口を形成することができる、ノッ
クアウト部(薄肉部)M1、M2、M2を設けるように
してもよい。よって、配線収容路8、9、9内に収容し
た各配線の引き出し側の端末において、この第1の配線
保護カバー7を、その開口Nを介して、他の配線保護カ
バーである、例えば、第2の配線保護カバー12に接続
すれば、前記ノックアウト部(薄肉部)M1、M2、M
2を切除して形成した各開口から、前記ケーブル5、
6、6等の配線を、第1の配線保護カバー7外に個別的
に引き出すことができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載された配線保護カバーに
よれば、互いに区画された複数の配線収容路に各々設け
られた引込み口を介して配線を引込むことによって、配
線どうしの接触を防止することができる。
【0049】また、請求項2に記載された配線保護カバ
ーによれば、加えて、仕切り壁もしくは仕切り体によっ
て配線収容路を互いに区画することによって、各配線収
容路に収容された配線どうしの接触を確実に防止するこ
とができる。
【0050】また、請求項3に記載された配線保護カバ
ーによれば、加えて、引込み口を互いに隣接しないよう
に設けることによって、配線保護カバー外の引込み口付
近における、配線どうしの接触を効果的に防止すること
ができる。
【0051】また、請求項4に記載された配線保護カバ
ーによれば、加えて、引込み口を各配線収容路に沿う方
向で、各配線収容路に複数設けることによって、各配線
収容路において、適宜採択する任意の引込み口から配線
を引込むことができて、使い勝手に優れる。
【0052】また、請求項5に記載された配線保護カバ
ーによれば、加えて、配線保護カバーに、他の配線保護
カバーが接続される接続部を少なくとも一つ備えること
によって、前記配線保護カバーの各配線収容路と、前記
他の配線保護カバーの各配線収容路とを、各々連通させ
るようにして、前記配線保護カバーに前記他の配線保護
カバーを接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る配線保護カバーの第一の実施の
形態の平面図である。
【図2】図1におけるA−A線による断面図である。
【図3】図1におけるB−B線による断面図である。
【図4】配線保護カバーの基体の平面図である。
【図5】図4におけるC−C線による断面図である。
【図6】配線保護カバーの蓋体の底面図である。
【図7】図6におけるD−D線による矢視図である。
【図8】図1におけるE−E線による断面図である。
【図9】この発明に係る配線保護カバーの第二の実施の
形態の、基体から蓋体を取り外した状態の平面図であ
る。
【図10】従来の、配線保護カバーの縦断面図である。
【図11】従来の、引込み用配線保護カバーの分解斜視
図である。
【符号の説明】
1a 取付面 5 電源ケ
ーブル(配線) 6 通信ケーブル(配線) 6a 信号ケ
ーブル(配線) 7 第一の配線保護カバー(配線保護カバー) 8 第一の配線収容路(配線収容路) 9 第二の配線収容路(配線収容路) 10 第一の引込み口(引込み口) 11 第二の引込み口(引込み口) 12、12a 第二の配線保護カバー(配線保護カバ
ー) 13、22、30 基体 14、23
蓋体 16 仕切り壁 27 第三の配線保護カバー(配線保護カバー) P 開口部(接続部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/04 H02G 3/06 H02G 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面あるいは床面等の取付面に固定され
    る基体と、その基体に着脱可能に取り付けられる蓋体と
    を備え、前記取付面に沿って配設される配線を収容して
    保護する配線保護カバーであって、 互いに区画された複数の配線収容路を内部に設けるとと
    もに、それら配線収容路内に前記配線を引込むための引
    込み口を、各配線収容路に各々設けたことを特徴とする
    配線保護カバー。
  2. 【請求項2】 前記複数の配線収容路は、前記基体ある
    いは前記蓋体に形成される仕切り壁、もしくは、前記基
    体あるいは前記蓋体に着脱可能に取り付けられる仕切り
    体によって、互いに区画されていることを特徴とする請
    求項1に記載の配線保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記各引込み口は、互いに位置がずれて
    いて隣接しないように、前記各配線収容路に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の配線保
    護カバー。
  4. 【請求項4】 前記引込み口は、前記各配線収容路に沿
    う方向で、前記各配線収容路に複数設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    配線保護カバー。
  5. 【請求項5】 前記配線を収容して保護する他の配線保
    護カバーが接続される、少なくとも一つの接続部を備
    え、かつ、 前記各配線収容路は、前記接続部に接続される前記他の
    配線保護カバーに設けられた、互いに区画された複数の
    他の配線収容路と、各々連通することを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1項に記載の配線保護カバー。
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