JP3447017B2 - X線管フィラメント加熱回路 - Google Patents

X線管フィラメント加熱回路

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JP3447017B2
JP3447017B2 JP19015294A JP19015294A JP3447017B2 JP 3447017 B2 JP3447017 B2 JP 3447017B2 JP 19015294 A JP19015294 A JP 19015294A JP 19015294 A JP19015294 A JP 19015294A JP 3447017 B2 JP3447017 B2 JP 3447017B2
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一郎 小林
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Hitachi Medical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、X線管フィラメント加
熱回路に係り、特に、複数のフィラメントを備えたX線
管の各フィラメントを加熱するためのX線管フィラメン
ト加熱回路に関する。 【0002】 【従来の技術】たとえば、X線診断装置において、その
X線管には通常2個のフィラメントが備えられている。 【0003】このようなフィラメントは、大焦点用およ
び小焦点用に区分けされ、それらが切り換えて使用され
るようになっている。 【0004】すなわち、X線診断装置は、その操作にお
いて透視の段階と撮影の段階とがあり、透視によって被
検体が所定の撮影領域に配置されているか否かが判断さ
れ、それが良と判断された場合に撮影が行なわれるよう
になっている。 【0005】このため、透視時においてはX線管からの
X線量を比較的小さくし、撮影時においては該X線管か
らのX線量を比較的大きくしている。 【0006】この場合、X線管電流の不足が生じるのを
防止するため、フィラメントの温度を短時間で高速に上
昇させるための予備加熱がなされ、現在使用している側
のフィラメントを本加熱し、使用していない側のフィラ
メントを予備加熱するという構成になっている。 【0007】したがって、これらのフィラメントを加熱
するX線管フィラメント加熱回路は、各フィラメント毎
に担当するインバータおよび変圧器が備えられ、それぞ
れのインバータをその制御回路によって制御することに
より、各フィラメントの加熱具合を制御している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたX線管フィラメント加熱回路は、上述し
たように、各フィラメント毎に担当するインバータおよ
び変圧器が備えられたものとなっていることから、その
回路をさらに簡単化させることが要望されるに到った。 【0009】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところのものは、回路
の構成を簡単にしたX線管フィラメント加熱回路を提供
するにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、直流電源と、この直
流電源を交流に変換制御するインバータと、このインバ
ータからの出力を変圧する変圧器とを備え、この変圧器
からの出力をX線管のフィラメントに供給するものであ
って、前記X線管は複数のフィラメントが備えられ、そ
れに応じて各フィラメント毎に担当するインバータおよ
び変圧器が備えられ、かつ、それぞれのインバータは直
列接続された2個のスイッチング素子からなるアームを
2個並列接続させて構成されているX線管フィラメント
加熱回路において、それぞれのインバータにおける同一
動作を行なうアームと、そのアームのスイッチング動作
を行なう制御回路を互いに共通化して構成したことを特
徴とするものである。 【0011】 【作用】このような構成からなるX線管フィラメント加
熱回路によれば、それぞれのインバータにおける同一動
作を行なうアームと、そのアームのスイッチング動作を
行なう制御回路を互いに共通化して構成していることか
ら、従来と比較してインバータにおける一個のアームと
その制御回路をなくすことができるようになる。 【0012】したがって、このようなことから回路の構
成の簡単化を図ることができるようになる。 【0013】 【実施例】図1は、本発明によるX線管フィラメント加
熱回路の一実施例を示した回路図である。 【0014】同図において、まず、直流電源1があり、
この直流電源1からの直流電圧はインバータ2によって
交流電圧に変換されるようになっている。 【0015】このインバータ2は、直流電源1間に直列
接続されたスイッチング素子201および202からな
る第1アーム2Aと、直流電源1間に直列接続されたス
イッチング素子203および204からなる第2アーム
2Bと、直流電源1間に直列接続されたスイッチング素
子205および206からなる第3アーム2Cと、それ
ぞれの各スイッチング素子の間に接続されたフライホイ
ールダイオードとから構成されている。 【0016】そして、各スイッチング素子のオン・オフ
はインバータ制御回路3によって制御され、このインバ
ータ制御回路3は、前記第1アーム2Aの各スイッチン
グ素子のオン・オフを制御する第1アームスイッチング
制御回路3Aと、前記第2アーム2Bの各スイッチング
素子のオン・オフを制御する第2アームスイッチング制
御回路3Bと、前記第3アーム2Cの各スイッチング素
子のオン・オフを制御する第3アームスイッチング制御
回路3Cとから構成されている。 【0017】このようなインバータ制御回路3によるイ
ンバータ2の各スイッチング素子の後述するオン・オフ
のタイミングにより、第1アーム2Aの中間接続点と第
2アーム2Bの中間接続点との間に交流が発生し、この
交流は第1変圧器4Aを介してX線管5の第1フィラメ
ント6Aに供給されるとともに、また、第1アーム2A
の中間接続点と第3アーム2Cの中間接続点との間に交
流が発生し、この交流は第2変圧器4Bを介してX線管
5の第2フィラメント6Bに供給されるようになってい
る。 【0018】図2は、インバータ2の各スイッチング素
子をオン・オフさせるタイミングと各変圧器4Aおよび
4Bに供給される入力の波形図を示したタイムチャート
である。 【0019】図1において、まず、第1アームスイッチ
ング制御回路3Aからの出力(図2(a))によって第
1アーム2Aのスイッチング素子201がオンするよう
になる(このとき、スイッチング素子202はオフ)。 【0020】その後、第2アームスイッチング制御回路
3Bからの出力(図2(b))によって位相差φ1の遅
れをもって第2アーム2Bのスイッチング素子204が
オンするようになる(このとき、スイッチング素子20
3はオフ)。これにより、直流電源1からの電流は、ス
イッチング素子201、第1変圧器4A、スイッチング
素子204を介して流れるようになる(図2(d))。 【0021】その後、第3アームスイッチング制御回路
3Cからの出力(図2(c))によって位相差φ2の遅
れをもって第3アーム2Cのスイッチング素子206が
オンするようになる(このとき、スイッチング素子20
5はオフ)。これにより、直流電源1からの電流は、ス
イッチング素子201、第2変圧器4B、スイッチング
素子206を介して流れるようになる(図2(e))。 【0022】さらに、第1アームスイッチング制御回路
3Aからの出力(図2(a))によって第1アーム2A
のスイッチング素子202がオンするようになる(この
とき、スイッチング素子201はオフ)。 【0023】その後、第2アームスイッチング制御回路
3Bからの出力(図2(b))によって位相差ψ1の遅
れをもって第2アーム2Bのスイッチング素子203が
オンするようになる(このとき、スイッチング素子20
4はオフ)。これにより、直流電源1からの電流は、ス
イッチング素子203、第1変圧器4A、スイッチング
素子202を介して流れるようになる(図2(d))。 【0024】さらに、第3アームスイッチング制御回路
3Cからの出力(図2(c))によって位相差ψ2の遅
れをもって第3アーム2Cのスイッチング素子205が
オンするようになる(このとき、スイッチング素子20
6はオフ)。これにより、直流電源1からの電流は、ス
イッチング素子205、第2変圧器4B、スイッチング
素子202を介して流れるようになる(図2(e))。 【0025】以下、上述した動作が順次繰り返される。 【0026】これにより、第1変圧器4Aおよび第2変
圧器4Bのそれぞれの一次側には交流が流れ、第1変圧
器4Aによって昇圧された出力はX線管5の第1フィラ
メント6Aに供給され、第2変圧器4Bによって昇圧さ
れた出力はX線管5の第2フィラメント6Bに供給され
るようになっている。この場合、前記位相差φ1および
φ1は第2アームスイッチング制御回路3B内および第
2アームスイッチング制御回路3C内でそれぞれ制御で
き、これにより電力を任意に設定することができるよう
になっている。 【0027】このような実施例で示したX線管フィラメ
ント加熱回路によれば、それぞれのインバータにおける
同一動作を行なうアーム(第1アーム2A)と、そのア
ームのスイッチング動作を行なう制御回路(第1アーム
スイッチング制御回路3A)を互いに共通化して構成し
ていることから、従来と比較してインバータにおける一
個のアームとその制御回路をなくすことができるように
なる。 【0028】したがって、このようなことから回路の構
成の簡単化を図ることができるようになる。 【0029】上述した実施例では、2個のフィラメント
を備えているX線管の加熱回路について説明したもので
あるが、それ以上のフィラメントを備えたX線管の加熱
回路においても適用できることはいうまでもない。この
場合、3個のフィラメントを備えたものにあっては6対
のアームを4対に、また、4個のフィラメントを備えた
ものにあっては8対のアームを5対にすることができる
ようになる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるX線管フィラメント加熱回路によれば、そ
の構成の簡単化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるX線管フィラメント加熱回路の一
実施例を示す回路図である。 【図2】図1の回路の動作を示すタイムチャートであ
る。 【符号の説明】 2 インバータ 3 インバータ制御回路 4 変圧器 5 X線管 6 フィラメント

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】直流電源と、この直流電源を交流に変換制
    御するインバータと、このインバータからの出力を変圧
    する変圧器とを備え、この変圧器からの出力をX線管の
    フィラメントに供給するものであって、 前記X線管は複数のフィラメントが備えられ、それに応
    じて各フィラメント毎に担当するインバータおよび変圧
    器が備えられ、かつ、それぞれのインバータは直列接続
    された2個のスイッチング素子からなるアームを2個並
    列接続させて構成されているX線管フィラメント加熱回
    路において、 それぞれのインバータにおける同一動作を行なうアーム
    と、そのアームのスイッチング動作を行なう制御回路を
    互いに共通化して構成したことを特徴とするX線管フィ
    ラメント加熱回路。
JP19015294A 1994-07-21 1994-07-21 X線管フィラメント加熱回路 Expired - Lifetime JP3447017B2 (ja)

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