JP3446968B2 - 呼出信号登録装置 - Google Patents

呼出信号登録装置

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JP3446968B2
JP3446968B2 JP30690593A JP30690593A JP3446968B2 JP 3446968 B2 JP3446968 B2 JP 3446968B2 JP 30690593 A JP30690593 A JP 30690593A JP 30690593 A JP30690593 A JP 30690593A JP 3446968 B2 JP3446968 B2 JP 3446968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置等に設
けられ、呼出信号を登録する装置に関するものであり、
特に、登録する呼出信号の種類の豊富化に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】呼出信号は複数の通信装置相互間におい
て、通信相手を呼び出すための信号である。例えば、電
話機においては、第一の電話機から第二の電話機を呼び
出すことが交換機に要求されると、交換機は第二の電話
機に呼出信号を送信し、それに応じて第二の電話機が通
話可能状態にされる。具体的には、呼出信号に応じて呼
出音発生装置が作動させられ、呼出音に応じて受信者が
受話器を取り上げれば第一の電話機と第二の電話機との
間で通話が可能になるのである。
【0003】1本の回線に1つの電話機が接続される場
合のように、1本の回線に接続される通信装置が1つに
決まっている場合には呼出信号は1種類でよい。しか
し、1本の回線に電話機とファクシミリ装置とが選択的
に接続されるなど、1本の回線に複数の通信装置が選択
的に接続される場合には呼出信号は通信装置毎に変える
必要がある。
【0004】複数の通信装置が相互に通信可能に常時接
続されており、任意の通信装置間で通信が行われる場合
や、複数の無線通信装置のうちの任意の通信装置間で選
択的に通信が行われる場合にも同様に複数種類の呼出信
号が必要になる。
【0005】複数種類の呼出信号が必要となる具体的な
一例は、電話機付ファクシミリ装置においてディスティ
ングティブリンギングを利用し、画像データを無鳴動で
受信する場合である。ディスティンクティブリンギング
は電話交換会社が行うサービスであり、1本の電話回線
に複数の電話番号を与えるとともに、各電話番号毎に呼
出信号のパターンを異ならせ、各電話番号の呼出しを行
うものである。
【0006】そのために、従来は、呼出信号がON状態
とOFF状態とを取るものとされ、一周期の呼出信号内
におけるON状態の数と、ON状態の長短の組合わせと
の少なくとも一方を複数種類に変えることによって、複
数種類の呼出信号が作成されていた。
【0007】電話機付ファクシミリ装置において画像デ
ータを無鳴動で受信する場合には呼出信号登録装置が設
けられる。呼出信号登録装置は、ファクシミリ用の電話
番号に与えられた呼出信号を、一周期の呼出信号内のO
N状態の数、あるいはON状態の長短の組合わせによっ
て登録し得るように構成される。また、電話機付ファク
シミリ装置に呼出信号識別手段および受信制御手段が設
けられ、送信されて来た呼出信号のON状態の数、ある
いはON状態の長短の組合わせが、呼出信号登録装置に
登録された数あるいは長短の組合わせと一致するか否か
を識別する。ON状態の長短の判定は、ON状態の継続
時間がしきい値より長いか短いかによって行われる。送
信されて来た呼出信号が登録された呼出信号と一致する
ときには、受信制御手段が呼出音発生装置を作動させる
ことなく、画像データ受信手段に自動的に画像データを
受信させる。このように画像データが無鳴動で受信され
れば、画像データが送られて来たときに受信者は受話器
を取らずに済み、使い勝手が向上し、また、呼出音の発
生が減って環境が静かになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一周期
内のON状態の数あるいは長短の組合わせでは登録し得
る呼出信号の種類が少ない問題がある。
【0009】本発明は、一周期内のON状態の数あるい
は長短の組合わせによる場合より多種類の呼出信号を登
録することができる呼出信号登録装置を得ることを課題
として為されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、上記の課題を解決するために、それぞれON状
態とOFF状態とを取る複数種類の呼出信号により呼出
し可能な装置に設けられ、呼出信号を登録する呼出信号
登録装置において、複数種類の呼出信号内でON状態の
長さが3段階以上に異なり、それら複数種類の呼出信号
のうち当該呼出信号登録装置が設けられる装置に割り当
てられる呼出信号を、少なくともON状態の長さ自体で
登録する登録手段と、送信されて来た呼出信号が登録さ
れた呼出信号と一致するか否かを判定する呼出信号チェ
ックモードを設定する設定手段と、前記登録手段により
呼出信号が登録されていない場合に、前記設定手段によ
呼出信号チェックモードが設定されることを防止する
呼出信号非登録時チェックモード設定阻止手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の呼出信号登録装置におい
ては、登録手段が、呼出信号一の状態になってから他
の状態へ変化するまでの期間を計測する計測手段と、そ
の計測手段の計測結果を呼出信号の少なくとも1周期分
保持する呼出信号保持手段とを備え、その呼出信号保持
手段の保持内容に基づいて呼出信号を登録するものとさ
れる。
【0012】すなわち、ON状態やOFF状態の長さを
登録する場合、呼出信号が一の状態になってから他の状
態へ変化するまでの期間を登録してもよいのである。例
えば、ON状態からOFF状態へ変化してから、OFF
状態からON状態へ変化するまでの期間を登録すれば
FF状態の長さを登録したことになるのである。ま
た、ON状態やOFF状態の長さは秒単位で表わされる
ようにしてもよく、あるいは一定時間を一単位とする時
間、例えば、コンピュータがプログラムを1回実行する
のに必要な時間を単位として表わされるようにしてもよ
い。
【0013】請求項3に記載の呼出信号登録装置におい
ては、前記登録手段が、連続する2周期の呼出信号を比
較してその比較の結果に応じて呼出信号の登録を行うノ
イズ除去手段を備える。
【0014】請求項4に記載の呼出信号登録装置におい
ては、登録手段が、2つ以上のON状態の長さ自体と共
にOFF状態の長さ自体も登録するものとされる。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明のように、呼出信号を、
ON状態の3段階以上の長さで登録すれば、長さを単に
長,短の2段階で登録する場合に比較して、ON状態の
長さを多種類に分けて登録することができ、登録し得る
呼出信号の種類を多くすることができる。登録された呼
出信号を使用した呼出信号の識別時には、実際の呼出信
号が一定の許容誤差内で登録呼出信号と一致するか否か
が判定されることになるため、無段階で呼出信号を登録
し得るわけではないが、1つのON状態を4段階以上で
設定することも可能である。また、呼出信号が登録され
ていない場合には、設定手段により呼出信号チェックモ
ードが設定されることが、呼出信号非登録時チェックモ
ード設定阻止手段により阻止される。
【0016】なお、各呼出信号間には許容誤差の大きさ
で決まる差が必要であるため、ON状態の長さは段階的
に設定する必要があるということであって、段階間の境
界を固定的に決めておく必要はない。
【0017】また、請求項2に記載の呼出信号登録装置
においては、前記計測手段が、呼出信号一の状態にな
ってから他の状態へ変化するまでの期間を計測し、呼出
信号保持手段は、前記計測手段の計測結果を呼出信号の
少なくとも1周期分保持し、登録手段は、呼出信号保持
手段の保持内容に基づいて呼出信号を登録する。
【0018】さらに、請求項3に記載の呼出信号登録装
置においては、前記登録手段に備えられたノイズ除去手
段が、連続する2周期の呼出信号を比較してその比較の
結果に応じて呼出信号の登録を行う。
【0019】請求項4に記載の呼出信号登録装置におい
ては、前記登録手段が、2つ以上のON状態の長さ自体
と共にOFF状態の長さ自体も登録する。請求項1ない
し3に関して、ON状態について行った説明はOFF状
態についても当てはまる。
【0020】
【発明の効果】このように本発明の請求項1に記載の呼
出信号登録装置によれば、少なくともON状態の長さを
3段階以上に設定して登録することができ、長,短2段
階に限定されていた従来に比較して多種類の呼出信号を
登録することができる。例えば、一周期の呼出信号内に
おけるON状態とOFF状態との繰返し数が1つずつの
最も単純な呼出信号についても相当数の種類の呼出信号
を設定し、登録することができるのである。勿論、一周
期内のON状態およびOFF状態の繰返し数の種類も複
数にし、両者の種類の組合わせで呼出信号を設定すれ
ば、非常に多種類の呼出信号の登録が可能になる。
【0021】また、呼出信号が登録されていない場合に
は、設定手段により呼出信号チェックモードを設定する
ことができない。したがって、呼出信号が記憶されてお
らず、チェックを行うことができないにもかかわらず、
誤って呼出信号チェックモードが設定されるようなこと
がなく、使い勝手のよい呼出信号登録装置が得られる。
【0022】また、ON状態の長さが3種類以上あって
も登録することができるため、呼出信号のON状態の各
長さが3種類以上ある電話交換会社についても呼出信号
を登録することができ、汎用性が向上する効果が得られ
る。
【0023】また、請求項2に記載の呼出信号登録装置
によれば、例えば、呼出信号がON状態からOFF状態
の状態になってから、OFF状態からON状態へ変化す
るまでの期間で登録され、呼出信号がON状態,OFF
状態の長短で登録されるので、呼出信号を正確にチェッ
クすることができる
【0024】さらに、請求項3に記載の呼出信号登録装
置によれば、呼出信号の登録は連続する2周期の呼出信
号が一致したときに行われるため、例えば、ノイズを呼
出信号のON,OFF状態の変化と誤って間違った登録
が行われる可能性が殆どなく、この点からも信頼性が向
上する。
【0025】請求項4に記載の呼出信号登録装置におけ
るように、ON状態の長さ自体のみならずOFF状態の
長さ自体も登録されるようにすれば、ON状態の長さ自
体のみで呼出信号が登録される場合に比較して、登録可
能な呼出信号の数を一層多くすることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を留守番電話機付ファクシミリ
装置の呼出信号登録装置に適用した場合の実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0027】図9は留守番電話機付ファクシミリ装置の
外観を示す図である。このファクシミリ装置の本体10
は、図10に示すように容器状の下カバー12と、その
下カバー12に被せられた上カバー14とを備えてい
る。
【0028】下カバー12には、図9に示すようにハン
ドセット16が取り付けられている。ハンドセット16
は、下カバー12に設けられたハンドセット台17上に
置かれ、ハンドセット16をハンドセット台17から持
ち上げることにより回線が閉結され、電話の場合には通
話を行うことができる。
【0029】下カバー12内には、図10に示すよう
に、記録媒体としての記録紙18を多数枚収容可能な記
録紙カセット20がセットされるようになっている。記
録紙18は、記録紙カセット20から給紙ローラ22に
より1枚ずつ送り出された後、ペーパガイド24,一対
の送りローラ26等により構成される記録紙送り装置2
8によって記録装置30に送られ、文字,図形等の画像
が記録される。32は記録紙先端センサであり、記録紙
カセット20から送り出された記録紙18の先端を検出
し、その検出に基づいて記録装置30の記録開始タイミ
ングが決められる。
【0030】記録装置30は上カバー14内に設けられ
ている。記録装置30は、記録ヘッド34と、記録ヘッ
ド34に対向する位置に回転可能に設けられたプラテン
36と、インクリボン装置38とを備えている。記録ヘ
ッド34はサーマル式であり、記録紙18の送り方向と
直交する方向に一列に並ぶ多数の発熱素子を有してい
る。また、プラテン36は図示しない駆動装置により中
心線まわりに回転させられて記録紙18を送るようにさ
れている。インクリボン装置38は、記録ヘッド34の
記録範囲に対応する幅の感熱インクリボン40と、感熱
インクリボン40を送るインクリボン送り装置42とを
有している。
【0031】感熱インクリボン40は記録紙18と同期
して送られ、感熱インクリボン40および記録紙18の
送りと、記録ヘッド34による感熱インクリボン40の
記録紙18への圧接および発熱素子の発熱とによって記
録紙18に画像が記録される。画像を記録された記録紙
18は、ペーパガイド52により案内されて排紙台54
へ送られ、装置外へ排出される。56は記録紙排出セン
サであり、記録が複数枚連続して行われるとき、画像を
記録された記録紙18が完全に排出されたことが記録紙
排出センサ56によって検出された後、次の記録紙18
の記録紙カセット20からの送り出しが開始されて紙詰
まりが回避される。
【0032】上カバー14内にはまた、原稿60に記録
された送信すべき画像を読み取る画像読取装置62が設
けられている。原稿60は、上カバー14に着脱可能に
取り付けられた原稿受け64上に載せられるとともに、
図9に示す一対の原稿ガイド66間にセットされる。セ
ットされた原稿60の先端は上カバー14内に設けられ
た原稿センサ68により検出され、原稿60は読取り開
始の指令に基づいて一対の原稿給紙ローラ70,ペーパ
ガイド72等により構成される原稿送り装置74によっ
て1枚ずつ画像読取り装置62へ送られる。
【0033】画像読取装置62は、光源76によって原
稿60に光を照射し、原稿60からの反射光をレンズ7
8により集光した後、ミラー80,82により反射さ
せ、ラインイメージセンサ84に入光させて原稿60の
画像を1ライン分ずつ読み取るものである。86は原稿
60の先端を検出する原稿先端センサであり、原稿先端
センサ86による原稿60の先端の検出に基づいてライ
ンイメージセンサ84が制御される。読取り後、原稿6
0は一対の排出ローラ90により送られ、上カバー14
に形成された開口92から外へ排出される。
【0034】上カバー14上には、図11に示すように
操作盤98が設けられている。操作盤98には液晶ディ
スプレイ100およびキーボード106が設けられてい
る。キーボード106は、テンキー108,ファンクシ
ョン(FUNCTION)キー120,セット(SET)キー12
2,カーソルキー124,クリア(CLEAR)キー126,
スタート(START)キー128,ストップ(STOP)キー13
0,フック(HOOK)キー132等種々のキーを有する。
また、キーボード106の上側には、着信モードキー1
34,オート(AUTO) ランプ136,ファックス/テル
(FAX/TEL)ランプ138等が設けられている。
【0035】ファンクションキー120は本ファクシミ
リ装置において実行可能な種々の機能の表示開始等を指
示するキーである。カーソルキー124は本来液晶ディ
スプレイ100内のカーソルを移動させるためのキーで
あるが、後述するように上記機能の選択を行うためにも
使用される。セットキー122は機能の選択決定等を指
示するキーであり、クリアキー126は、機能選択の指
示の解除等を行うためのキーである。スタートキー12
8は、後述する呼出信号の登録指示等を行うためのキー
であり、ストップキー130は、機能選択の停止の指示
等を行うためのキーである。フックキー132は、通信
回路を閉結し、スピーカを通して通信相手の声を聞くこ
とができる状態とすることを指示するキーである。
【0036】着信モードキー134は、本ファクシミリ
装置を、画像データを自動的に受信する自動受信モー
ド,画像データを使用者の操作に基づいて受信するマ
ニュアルモード,1本の電話回線で送信されて来たデ
ータが画像データであれば自動受信し、音声データであ
れば受話器16を取って通話することができるファック
ス/電話切換モードおよび留守番電話モードのいずれ
のモードで使用するかを選択するキーである。
【0037】自動受信モードが選択されればオートラン
プ136が点灯され、ファックス/電話切換モードが選
択されればファックス/テルランプ138が点灯され、
マニュアルモードが選択された場合にはいずれも点灯さ
れず、留守番電話モードが選択された場合には両ランプ
136,138が点灯される。
【0038】本ファクシミリ装置は、図3に示すよう
に、CPU150,ROM152,RAM154および
EEPROM156を備えたコンピュータ158により
制御される。CPU150には、駆動回路159,16
1,163を介して記録装置30,画像読取装置62お
よび呼出音発生装置160が接続されている。CPU1
50にはまた、操作盤CPU162が接続されるととも
に、操作盤CPU162には駆動回路165を介して操
作盤98が接続されている。
【0039】呼出音発生装置160は、外部のファクシ
ミリ装置や電話機から呼出信号が送られて来たとき、C
PU150からの指令に基づいて駆動回路163から電
圧が供給されるとき、呼出音を発生する。CPU150
は、呼出信号にそのまま従って呼出音発生装置160に
呼出音を発生させるように指令を出してもよく、あるい
は呼出信号にそのまま従った場合とは違った態様で呼出
音を発生させるように指令を出してもよい。CPU15
0が呼出信号にそのまま従って呼出信号発生装置160
に呼出音を発生させるときには、駆動回路163が直接
呼出信号に応じて呼出音発生装置160に電圧を供給
し、遮断するように構成されている場合と同様に呼出音
を発生させる。ここではCPU150がこの態様を行う
ものとする。
【0040】呼出信号を生じさせる電圧は、音声データ
および画像データのいずれの送信もない定常状態におけ
る電圧より低く、かつ、大きさが2段階に異ならされて
おり、CPU150は、呼出信号の電圧が低いときに呼
出音発生装置160に呼出音を発生させ、高いときには
呼出音を発生させない。
【0041】呼出信号は電圧の高さの違いにより2つの
状態を取るのであり、呼出音発生装置160に呼出音を
発生させる状態をON状態、発生させない状態をOFF
状態と称する。ON状態およびOFF状態の個数および
長さの組合わせにより異なる種類の呼出信号が得られる
が、1周期の呼出信号にはON状態およびOFF状態は
同数ずつ含まれ、また、必ず1つ長いOFF状態(ロン
グオフと称する)が含まれている。そのため、呼出信号
の1周期の時間が既知でなくても、ロングオフの検出に
より呼出信号の1周期がわかる。ロングオフの検出から
次のロングオフの検出までが1周期なのである。本実施
例においてファクシミリ装置に送られて来る呼出信号
は、ON状態およびOFF状態の数が最大3個ずつ、合
計6個までのものが予定されている。
【0042】CPU160には更に、モデム164が接
続されている。モデム164は、デジタル信号をアナロ
グ信号に変調し、網制御部(ネットワークコントロール
ユニット,NCU)166を介して外部回線168に出
力するとともに、外部回線168から入力されるアナロ
グ信号をデジタル信号に復調する変調・復調機構170
を有している。モデム164はまた、音声アナログデー
タを音声デジタルデータに変換する音声デジタル化機構
172および音声デジタルデータを音声アナログデータ
に再生する音声再生機構174有している。これら変調
・復調機構170,音声デジタル化機構172および音
声再生機構174はCPU150によって制御される。
【0043】網制御部182は、データ受信時には外部
回線168からの発呼に対して自動的に着信し、データ
送信時には相手先に対して自動的に発呼するものであ
り、音声を入出力するハンドセット16および音声を出
力するスピーカ176が接続されている。
【0044】前記CPU150はまた、画像読取装置6
2により読み取られた原稿の画像を表すデジタルデータ
を符号化して圧縮し、伝送時間の短縮を図る一方、外部
から符号化されて入力されたデータを符号化される前の
デジタルデータに複号する機能を有する。
【0045】前記RAM154には、図4に示すよう
に、第一呼出信号メモリ180,第二呼出信号メモリ1
82,前回呼出信号メモリ184,今回呼出信号メモリ
186,設定モードメモリ188,呼出信号チェック用
メモリ189,第一,第二,第三の各カウンタ190,
192,194,第一〜第九の各フラグF1〜F9 が設
けられている。第一,第二の各呼出信号メモリ180,
182,呼出信号チェック用メモリ189はそれぞれ、
6個ずつの記憶エリアを有するものとされている。
【0046】さらに、前記ROM152には、図1〜図
2,図5〜図8にフローチャートで示す呼出信号登録ル
ーチン,メインルーチン,モード設定ルーチン,呼出信
号チェックルーチンが格納されている。以下、各フロー
チャートに基づいてモードの設定,呼出信号の登録およ
び呼出信号のチェックについて説明する。
【0047】電源が投入されれば図5に示すメインルー
チンのステップ1(以下、S1と略記する。他のステッ
プについても同じ。)が実行され、各種メモリのクリ
ア,カウンタおよびフラグのリセット等の初期設定が行
われる。
【0048】次いでS2が実行され、図6および図7に
示すモード設定ルーチンに従ってモードの設定が行われ
る。モードの設定は、ファンクションキー120,テン
キー108およびセットキー122等の操作、あるいは
着信モードキー134の操作により行われる。前者によ
り設定されるモードは、複数種類のメインモードと、そ
れらメインモードの各々に含まれる複数のサブモード
と、サブモードに含まれる細モードとに分類されてい
る。
【0049】例えば、メインモードの1つであるテルオ
プションモードには、ディスティンクティブリンギング
モードを始めとする複数のサブモードが含まれ、ディス
ティンクティブリンギングモードには、呼出信号をチェ
ックする呼出信号チェックモード,呼出信号を登録する
呼出信号登録モード,呼出信号のチェックおよび登録の
いずれも行わないOFFモードとの3つの細モードが含
まれる。本ファクシミリ装置はディスティンクティブリ
ンギングサービスを受け得るように構成されており、1
回線に複数の電話番号が与えられるとともに、各電話番
号毎に異なる呼出信号が与えられ、そのうちの1つがフ
ァクシミリ専用の電話番号とされる。
【0050】ファンクションキー120およびテンキー
108等の操作によるモード選択時には、ファンクショ
ンキー120の操作に応じて複数種類のメインモードが
1個ずつ、各メインモードに付された番号と共に一定時
間ずつ順次液晶ディスプレイ100に表示される。この
状態で、選択を希望するメインモードの番号に対応する
テンキー108の操作によりメインモードのうちの1つ
を選択することができ、以後は選択されたメインモード
に含まれるサブモードが番号と共に順次液晶ディスプレ
イ100に表示される。テンキー108の操作によりサ
ブモードのうちの1つが選択された後は、その選択され
たサブモードに含まれる細モードを番号と共に1個ずつ
表示させ、番号に対応したテンキー108の操作により
所望の細モードを選択することができる。
【0051】また、着信モードキー134の操作によ
り、前記4種類の着信モードのうちの1つのモードが設
定される。
【0052】モード設定ルーチンにおいては、図6のS
101において第一フラグF1 がセットされているか否
かの判定が行われる。第一フラグF1は、サブモードが
選択されたことをセットにより表すフラグであるが、初
期設定においてリセットされており、S101の判定結
果はNOとなってS102が実行され、メインモードが
液晶ディスプレイ100に表示されているか否かの判定
が行われる。この判定結果はNOであり、S103にお
いてサブモードの種類が液晶ディスプレイ100に表示
されているか否かの判定が行われる。この判定結果もN
Oであり、S104においてファンクションキー120
が押し下げられたか否かの判定が行われる。ファンクシ
ョンキー120が押し下げられていなければ、S128
において着信モードキー134が押し下げられたか否か
の判定が行われる。着信モードキー134も押し下げら
れたのでなければルーチンの実行はメインルーチンに戻
る。この場合には、実質的に何も行われないで1回のモ
ード設定ルーチンの実行が終了するのである。
【0053】ファンクションキー120が押し下げられ
ればS104の判定結果がYESになり、S105にお
いて複数種類のメインモードが液晶ディスプレイ100
に一定時間ずつ順番に表示される。次いでS106が実
行され、テンキー108が押し下げられたか否かの判定
が行われる。テンキー108が押し下げられなければS
106の判定結果はNOとなり、S119が実行され、
ストップキー130が押し下げられることによりモード
設定の実行停止が指示されたか否かが判定される。スト
ップキー130が押し下げられていなければS119の
判定結果はNOとなってルーチンの実行はメインルーチ
ンに戻る。次にS102が実行されるときには、その判
定結果はYESとなり、S106が実行されてテンキー
108の押下が待たれる。
【0054】テンキー108が押し下げられればS10
6の判定結果がYESとなってS107が実行され、押
し下げられたテンキー106に対応する複数のサブモー
ドが一定時間ずつ順番に液晶ディスプレイ100に表示
される。そして、S108においてテンキー108が押
し下げられたか否かの判定が行われる。テンキー108
が押し下げられなければS109が実行され、クリアキ
ー126が押し下げられたか否かの判定が行われる。ク
リアキー126が押し下げられなければS119が実行
され、ストップキー130の押下げの有無が判定され
る。クリアキー126が押し下げられれば、S110が
実行され、サブモードの選択が中止され、メインモード
の選択状態に戻る。
【0055】クリアキー126,ストップキー130の
いずれも押し下げられなければ、テンキー108が押し
下げられるまでS101〜S103,S108,S10
9,S119が繰り返し実行される。テンキー108が
押し下げられればS108の判定結果はYESとなり、
図7に示すS111において選択されたサブモードが液
晶ディスプレイ100に表示されるとともに第一フラグ
F1がセットされる。
【0056】次いでS112においてセットキー122
が押し下げられたか否かにより、選択されたサブモード
の設定を行うべきか否かの判定が行われる。セットキー
122の押下げを待つ間、S101の判定結果がYE
S,S126の判定結果がNOになってS112,S1
21,S119が繰り返し実行されてクリアキー126
またはストップキー130が押し下げられたか否かが判
定される。クリアキー126が押し下げられればS12
2で第一,第二フラグF1,F2がリセットされ、サブモ
ードが選択される前の状態、すなわち複数のサブモード
が液晶ディスプレイ100に順次表示される状態に戻
る。ここでは実際には第二フラグF2はセットされてお
らず、第一フラグF1のみがリセットされる。
【0057】セットキー122が押し下げられればS1
12の判定結果がYESになり、S113において、サ
ブモード中の現在設定されている細モードと、細モード
の選択指示とが交互に表示されるとともに、第二フラグ
F2がセットされる。そして、S114においてカーソ
ルキー124が押し下げられたか否かの判定が行われ、
押し下げられればS115においてカーソルキー124
の押下げにより指示された細モードが液晶ディスプレイ
100に表示される。
【0058】この状態でS116が実行され、セットキ
ー122の押下げにより表示された細モードを設定すべ
きか否かの判定が行われる。セットキー122の押下げ
を待つ間、S101,S126の判定結果がYES、S
127の判定結果がNOになってS114,S121,
S119が繰り返し実行される。この場合にも、クリア
キー126が操作された場合にはS122が実行され、
第一,第二フラグF1,F2がリセットされ、サブモード
が選択される前の状態に戻る。
【0059】そして、セットキー122が押し下げられ
ればS116の判定結果はYESになり、S117にお
いて選択されたモードが設定可能であるか否かの判定が
行われる。例えば、呼出信号のチェックは、EEPRO
M156に比較すべき呼出信号が記憶されていなければ
行うことができないため、その場合には、呼出信号チェ
ックモードが指定されてもこのモードの設定は不可能で
ある。そのため、S117の判定結果がNOになり、S
123において設定不可能である旨が液晶ディスプレイ
100に表示されるとともに、クリアキー126あるい
はストップキー130の操作により、操作のやり直しあ
るいは停止が促される。また、第三フラグF3がセット
され、クリアキー126あるいはストップキー130が
押し下げられるまで、S127の判定結果がYESにな
り、S123,S124,S119が繰り返し実行され
る。
【0060】クリアキー126が押し下げられればS1
24の判定結果がYESになり、S125において第三
フラグF3がリセットされた後、S113に戻る。サブ
モード中のモードを選択する状態に戻るのである。ま
た、ストップキー130が押し下げられた場合にはS1
19の判定結果がYESになり、S120において終了
処理、すなわち第一〜第三フラグF1〜F3のリセット等
が行われる。
【0061】それに対し、選択された細モードが設定可
能であればS117の判定結果がYESになり、S11
8において選択された細モードが設定モードメモリ18
8に記憶され、第一〜第三フラグF1〜F3がリセットさ
れるとともに、メインモードが液晶ディスプレイ100
に表示される状態とされる。また、選択されたモードが
呼出信号登録モードである場合には、オートランプ13
6およびファックス/テルランプ138のうち、設定さ
れている着信モードを表すものが点滅させられ、呼出信
号登録モードが設定されるとともに、登録がまだ行われ
ていないことを表示する。ただし、手動受信モードが設
定されている場合は、前述のようにこれらランプ13
6,138はいずれも点灯させられないため、呼出信号
登録モードが設定されても点滅させられることはない。
【0062】第一〜第三フラグF1 〜F3のリセットに
より次にS101が実行されるとき、その判定結果はN
Oになり、再びメインモードを選択する状態に戻る。ス
トップキー130を操作しない限り複数のモードの設定
を続いて行うことができるのであり、ストップキー13
0を操作すれば、S120において終了処理が行われて
ルーチンの実行はメインルーチンに戻る。
【0063】また、着信モードキー134が押し下げら
れればS128の判定結果がYESになり、S129に
おいて選択されたモードの実行が設定モードメモリ18
8に記憶されるとともに、選択された着信モードに応じ
て、オートランプ136およびファックス/テルランプ
138のうちの少なくとも1つが点灯させられて選択さ
れた着信モードを示す。
【0064】図5のメインルーチンのS2において以上
のようなモード設定制御が行われた後、S3が実行さ
れ、外部装置から呼出信号,画像データおよび音声デー
タ等の信号が送信されて来ているか否かの判定が行われ
る。信号の送信がなければS3の判定結果はNOとな
り、S12において各種メモリのクリア,フラグおよび
カウンタのリセット等の通信終了処理が行われる。な
お、この処理によってクリアあるいはリセットされるメ
モリ,フラグ,カウンタは通信に関連するもののみであ
って、モード設定に関連するものはクリア,リセットさ
れない。
【0065】信号が送信されて来ていればS3の判定結
果はYESになり、S4において呼出信号チェックモー
ドが設定されているか否かの判定が行われる。このモー
ドが設定されていなければ、S4の判定結果はNOにな
り、S7が実行されて呼出音の発生が許可される。それ
によりS8の呼出音発生ルーチンが実行されるとき、呼
出音発生装置160は呼出音を発生する。呼出音発生ル
ーチンは、図示は省略するが、CPU150が呼出音の
発生が許可されているかを判定し、許可されている場合
に呼出信号に応じた電圧供給指令を駆動回路163に供
給して呼出音発生装置160に呼出音を発生させ、許可
されていない場合には、電圧供給指令を出さず、呼出音
が生じないように構成されている。ここでは、S7にお
いて呼出音の発生が許可されているため、呼出音発生装
置160が呼出音を発生して受信者に信号が送られてい
ることを報知する。
【0066】次いでS9が実行され、呼出信号登録モー
ドが設定されているか否かの判定が行われる。このモー
ドが設定されていればS9の判定結果はYESになり、
S10において図1および図2に示す呼出信号登録ルー
チンに従って呼出信号の登録が行われる。
【0067】呼出信号の登録は、ロングオフを検出した
後に、ON状態およびOFF状態の各時間を計測し、連
続する2周期のON状態およびOFF状態の時間を比較
し、それらが許容誤差の範囲で一致するときに、2周期
分の平均値を呼出信号としてEEPROM156に登録
するものである。
【0068】呼出信号登録ルーチンにおいては、まず、
S201において第四フラグF4 がセットされているか
否かの判定が行われる。第四フラグF4はそのセットに
より、連続する2周期分の呼出信号が一致し、その登録
実行の指示を待つ状態であることを表し、初期設定にお
いてリセットされている。そのため、S201の判定結
果はNOになってS202が実行され、呼出信号の検出
中であることが液晶ディスプレイ100に表示される。
【0069】次いでS203が実行され、ハンドセット
16が持ち上げられたか、あるいはフックキー132が
押し下げられたか否かの判定が行われる。いずれの動作
によっても回線が閉結されて通話可能な状態となるので
あり、これらが行われなけれはS203の判定結果はN
OとなってS204が実行され、呼出信号がON状態で
あるか否かの判定が行われる。
【0070】ON状態であればS204の判定結果はY
ESになり、S205において第五フラグF5 がセット
されているか否かの判定が行われる。第五フラグF5
は、ロングオフが検出されたことを表すフラグである
が、初期設定においてリセットされており、S205の
判定結果はNOとなり、S206において第二カウンタ
192がリセットされてルーチンの実行はメインルーチ
ンに戻る。
【0071】呼出信号がON状態である間、S201〜
S206が繰り返し実行される。呼出信号登録ルーチン
開始時に呼出信号がOFF状態であり、あるいはON状
態からOFF状態に変わればS204の判定結果がNO
になり、S212において呼出信号がOFF状態である
ことが今回呼出信号メモリ186に記憶される。このと
き、今回呼出信号メモリ186にそれまで記憶されてい
たデータは前回呼出信号メモリ188に移される。次い
でS213が実行され、第二カウンタ192のカウント
値C2が1増加させられる。OFF状態の時間が計測さ
れるのである。
【0072】次いでS214が実行され、前回呼出信号
メモリ184のデータに基づいて、呼出信号登録ルーチ
ンが前回実行されたとき呼出信号がON状態であったか
否かの判定が行われる。呼出信号登録ルーチンが開始さ
れたとき、呼出信号がOFF状態であればS214の判
定結果はNOになり、S218においてカウント値C2
が設定値CA 以上であるか否かにより、ロングオフ状態
が検出されたか否かの判定が行われる。設定値CAは、
図12に示すようにロングオフ全体の長さよりは短い
が、ロングオフ以外のOFF状態の時間よりは長い時間
を表す値である。S218の判定結果は当初はNOであ
り、ルーチンの実行はメインルーチンに戻る。
【0073】また、呼出信号登録ルーチンが開始された
とき、呼出信号がON状態であってOFF状態に変わっ
たときには、S214の判定結果はYESになるが、こ
の場合にはまだロングオフが検出されていないためS2
15の判定結果がNOになり、ルーチンの実行はメイン
ルーチンに戻る。
【0074】呼出信号がOFF状態である間、S201
〜S204,S212,S213が実行されるとともに
S214の判定結果がNOになり、S218が実行され
る。このOFF状態がロングオフでなければ、S218
の判定結果がYESになる前にON状態に変わってS2
04の判定結果がYESになるが、ロングオフが検出さ
れていないため、S205の判定結果がNOになり、そ
れまでカウントされたOFF状態の時間を表す値C2は
S206においてリセットされ、メモリに記憶されるこ
とはない。
【0075】ロングオフが検出されるまでS201〜S
206,S212〜S214,S218が繰り返し実行
される。OFF状態が設定時間CA以上続けばS218
の判定結果がYESになり、S219において第六フラ
グF6 がセットされているか否かの判定が行われる。第
六フラグF6は、第三カウンタ194が1回のロングオ
フにつき1回のみ増大させられるようにするためのフラ
グである。第六フラグF6は初期設定においてリセット
されており、S219の判定結果はNOになる。したが
って、S220において第六フラグF6がセットされた
後、S221が実行され、第五フラグF5 がセットされ
てロングオフが検出されたことが記憶されるとともに、
第三カウンタ194のカウント値C3が1増加させられ
て、ロングオフの回数がカウントされる。
【0076】次いで図2に示すS222が実行され、第
三カウンタ194のカウント値C3が3以上であるか、
すなわち呼出信号が2周期分検出されたか否かの判定が
行われるが、この判定結果は当初はNOであり、S22
3において第二呼出信号メモリ182の内容が第一呼出
信号メモリ180に移される。ただし、第二呼出信号メ
モリ182は第一呼出信号メモリ180と共に初期設定
でクリアされるため、ロングオフが初めて検出されたと
きにはデータは記憶されておらず、第一,第二呼出信号
メモリ180,182はいずれもクリアされたままの状
態に保たれる。
【0077】ロングオフ状態の時間は、設定値CAで表
される時間より長く、S218の判定結果がYESにな
った後もOFF状態がON状態に変わるまで、S201
〜S204,S212〜S214,S218,S219
が繰り返し実行される。
【0078】呼出信号がロングオフの状態からON状態
に変われば、第五フラグF5がセットされているため、
S205の判定結果がYESになってS207が実行さ
れ、ON状態であることが今回呼出信号メモリ186に
記憶される。そして、S208において第一カウンタ1
90のカウント値C1が1増加させられてON状態の時
間が計測された後、S209において呼出信号が前回O
FF状態であったか否かの判定が行われる。OFF状態
からON状態に変わったときにはS209の判定結果が
YESになり、S210において第二呼出信号メモリ1
82の1番目の記憶エリアにカウント値C2が記憶され
るとともに第六フラグF6 がリセットされ、S211に
おいて第二カウンタ192がリセットされる。
【0079】呼出信号がON状態である間、S201〜
S205,S207〜S209が繰り返し実行され、O
N状態の時間が第一カウンタ190によって計測され
る。そして、ON状態からOFF状態に変わればS20
4の判定結果がNOになってS212〜S215が実行
される。ロングオフの検出後であるためS215の判定
結果がYESになり、S216が実行されて第一カウン
タ190のカウント値C1、すなわちON状態の時間が
第二呼出信号メモリ182の2番目の記憶エリアに格納
され、S217において第一カウンタ190がリセット
される。
【0080】このOFF状態はロングオフではなく、S
218の判定結果がYESになる前にON状態に変わ
り、OFF状態の時間が第二呼出信号メモリ182に記
憶される。このようにして呼出信号に含まれるON状態
およびOFF状態の各時間が検出され、2回目にロング
オフが検出されればS218の判定結果がYESにな
る。このとき第六フラグF6はリセットされており、S
219の判定結果はNOになるため、S221において
第三カウンタ194によってロングオフの回数が計測さ
れた後、S222が実行される。この判定結果はNOで
あり、S223において第二呼出信号メモリ182の内
容、すなわち1周期目の呼出信号のON状態およびOF
F状態の時間が第一呼出信号メモリ180に移される。
【0081】1周期目の呼出信号の検出時と同様に2周
期目の呼出信号のON状態およびOFF状態の時間が検
出され、第二呼出信号メモリ182に記憶される。3回
目にロングオフが検出されればS222の判定結果がY
ESになり、S224において連続する2周期分の呼出
信号が一致するか否かの判定が行われる。第一呼出信号
メモリ180および第二呼出信号メモリ182にそれぞ
れ記憶されたON状態およびOFF状態の時間が比較さ
れ、誤差の範囲で一致するか否かの判定が行われるので
ある。
【0082】一致しなければS224の判定結果はNO
となり、S223が実行され、第二呼出信号メモリ18
2の内容が第一呼出信号メモリ180に移される。例え
ば、図12に示すように、呼出信号がロングオフの途中
の状態から供給されても、検出されたOFF状態の時間
が設定時間CAより長いときにはロングオフと判定さ
れ、メモリに記憶される。しかし、このときには実際の
ロングオフの時間より短いため、2周期の呼出信号が一
致しないと判定される。このような場合には、3周期目
の呼出信号のON状態およびOFF状態の時間が計測さ
れ、第二呼出信号メモリ182に順次格納される。連続
する2周期の分の呼出信号が一致するまで呼出信号のO
N状態およびOFF状態の時間の計測が行われる。
【0083】連続する2周期分の呼出信号が一致すれば
S224の判定結果はYESになり、S225において
第一〜第三カウンタ190〜194,第五,第六フラグ
F5,F6がリセットされ、前回呼出信号メモリ184,
今回呼出信号メモリ186がクリアされるとともに、第
四フラグF4がセットされ、連続する2周期の呼出信号
が一致したことが記憶される。
【0084】次いでS226が実行され、液晶ディスプ
レイ100にハンドセット16の持ち上げ、あるいはフ
ックキー132の押下により、検出した呼出信号を登録
できる旨が表示される。続いてS227においてハンド
セット16の持ち上げ、あるいはフックキー132の押
下があったか否かの判定が行われる。この判定結果がN
Oの場合にはルーチンの実行はメインルーチンに戻る。
これらの操作が行われるまで、S2〜S4,S7〜S
9,S201,S227が繰り返し実行される。登録が
指示されないうちに送信が遮断されればS3の判定結果
がNOとなり、S12において通信終了処理が行われ
る。
【0085】ハンドセット16の持ち上げあるいはフッ
クキー132の押下があればS227の判定結果がYE
Sになり、S228が実行され、液晶ディスプレイ10
0にスタートキー128の押下により登録でき、ストッ
プキー130の押下により登録をやめることができる旨
が表示される。そして、S229においてハンドセット
16が降ろされ、あるいはフックキー132が押し下げ
られて通信が遮断されたか否かの判定が行われる。この
判定結果がNOの場合にはS230においてストップキ
ー130が押し下げられたか否かの判定が行われ、この
判定結果もNOの場合にはS231においてスタートキ
ー128が押し下げられたか否かの判定が行われる。
【0086】ハンドセット16の降ろし,フックキー1
32の押下,ストップキー130の押下,スタートキー
128の押下のいずれかが実行されるまでS229〜S
231が繰り返し実行される。この間、ハンドセット1
6が降ろされるか、フックキー132が押し下げられた
場合にはS232が実行され、回線が開放され、通信終
了処理が行われる。
【0087】また、呼出信号がファクシミリ装置用では
ない等の理由で呼出信号の登録を行わないとしてストッ
プキー130が押し下げられたならばS234が実行さ
れ、回線が閉結中であって通話ができることを示す“T
ELEPHONE”が液晶ディスプレイ100に表示さ
れる。そして、S235においてスタートキー128の
押下により、画像データの受信の指示があったか否かの
判定が行われ、なければS236においてハンドセット
16の降ろしあるいはフックキー132の押下があった
か否かにより、通話終了の指示があったか否かの判定が
行われる。
【0088】呼出信号登録モードが実行されるときに
は、着信モードキー134の操作により着信モードが如
何なるモードに設定されていても、手動受信モードとさ
れるのである。したがって、ハンドセット16の持上げ
あるいはフックキー132の押下げのいずれかによって
通信相手の声が聞こえる場合には通話を行い、声が聞こ
えない場合には画像データの送信であると判断してスタ
ートキー128を押し、S237が実行されて画像デー
タを受信することとなる。
【0089】電話がかけられた場合には、音声データが
NCU166からハンドセット16あるいはスピーカ1
76に供給されて音声が発生させられ、あるいは通話が
行われ、ファクシミリ装置により画像データが送信され
た場合には、アナログ信号化された画像データがNCU
166からモデム164に供給され、変調・復調機構1
70によってデジタルデータに変換され、記録装置30
に供給されて出力される。画像データの受信は画像デー
タの送信がなくなるまで行われ、全部の画像データが送
信されたならば、通信終了処理が行われてメインルーチ
ンに戻る。
【0090】呼出信号を聴いて、ファクシミリ装置用の
呼出信号であるときには、スタートキー128を押し下
げる。それによりS231の判定結果がYESになり、
S233が実行され、第一呼出信号メモリ180と第二
呼出信号メモリ182とにそれぞれ記憶された呼出信号
の3個ずつのON状態およびOFF状態の各時間の平均
値がEEPROM156に記憶され、登録される。ON
状態,OFF状態の各長さが、状態の変化時期を起点と
して計測されたカウント値で表される時間で登録される
のであり、EEPROM156に記憶させることが呼出
信号の登録である。本実施例においては、ON状態およ
びOFF状態をそれぞれ3個ずつ含む呼出信号がファク
シミリ装置用として登録される。
【0091】また、オートランプ136およびファック
ス/テルランプ138のうち、呼出信号登録モードの設
定により点滅させられていたランプが点灯状態に変わ
り、登録が行われたことが示される。さらに、呼出信号
登録モードから呼出信号チェックモードに自動的に切り
替えられる。そのため、一旦呼出信号が登録された後
は、特に、登録パターンの変更のために登録モードの実
行を選択しない限りは登録モードは実行されず、送信さ
れて来た呼出信号が登録された呼出信号と一致するか否
かの判定が行われる。なお、登録後、S234,S23
5が実行され、スタートキー128の押下げによりS2
37が実行されて画像データが受信される。
【0092】このように呼出信号の登録により呼出信号
チェックモードが設定されたとき、あるいは使用者によ
り呼出信号チェックモードが設定されたときには、メイ
ンルーチンのS4の判定結果がYESになり、S5にお
いて呼出信号のチェックが行われる。
【0093】呼出信号のチェックは、概略的に説明すれ
ば次のように行われる。呼出信号チェックのための呼出
信号の検出は、呼出信号がON状態からOFF状態にな
ったときに開始され、ON状態およびOFF状態の時間
がそれぞれカウンタにより計測されるとともに、ON状
態からOFF状態へ、OFF状態からON状態へそれぞ
れ変わったときに、ON状態の時間およびOFF状態の
時間が順次メモリに格納される。そして、OFF状態が
検出される毎に、それまでに検出されたON状態および
OFF状態の合計個数が登録された呼出信号(以下、登
録済呼出信号と称する)のON状態およびOFF状態の
合計個数と一致するか否かが判定され、一致するとき
に、ON状態およびOFF状態の時間が比較されて呼出
信号が一致するか否かが判定される。また、ON状態お
よびOFF状態の数が一致する前に1周期の呼出信号が
検出されたならば、2つの呼出信号は一致しないとして
呼出信号のチェックが終了させられる。
【0094】この呼出信号のチェックは具体的には図8
の呼出信号チェックルーチンの実行により行われる。
【0095】まず、S301において第七フラグF7 が
セットされているか否かの判定が行われる。第七フラグ
F7は、呼出信号のチェックが既に行われ、呼出信号が
登録済呼出信号と一致しなかったことをセットにより表
すフラグであるが、初期設定においてリセットされてい
るため、S301の判定結果はNOとなり、S302に
おいて呼出信号がON状態であるか否かの判定が行われ
る。ON状態であればS302の判定結果はYESとな
り、S322において今回呼出信号メモリ186に呼出
信号が今回ON状態であることが記憶される。
【0096】次いで、S323が実行され、第八フラグ
F8 がONであるか否かの判定が行われる。第八フラグ
F8は、呼出信号チェックルーチンの開始後、初めて呼
出信号がON状態からOFF状態に変化したことをセッ
トにより表すフラグであるが、初期設定においてリセッ
トされており、S323の判定結果はNOとなり、ルー
チンの実行はメインルーチンに戻る。呼出信号がON状
態である間、S301S302,S322,S323が
繰り返し実行される。
【0097】呼出信号チェックルーチン開始時に呼出信
号がOFF状態であり、あるいはON状態からOFF状
態に変われば、S302の判定結果がNOとなり、S3
03において今回呼出信号メモリ186に呼出信号が今
回OFF状態であることが記憶される。そして、S30
4が実行されて第二カウンタ192のカウント値C2が
1増加させられた後、S305が実行され、呼出信号チ
ェックルーチンが前回実行されたとき、呼出信号がON
状態であったか否かの判定が行われる。
【0098】呼出信号チェックルーチン開始時に呼出信
号がOFF状態であったときには、S305の判定結果
はNOとなり、S313において第八フラグF8がセッ
トされているか否かの判定が行われるが、この判定結果
はNOであり、S314において第二カウンタ192が
リセットされてルーチンの実行はメインルーチンに戻
る。
【0099】呼出信号チェックルーチン開始時に呼出信
号がON状態であったのがOFF状態に変わったとき、
S305の判定結果がYESとなり、S306において
第八フラグF8がセットされているか否かの判定が行わ
れるが、この判定結果はNOであり、S307において
第八フラグF8がセットされ、ON状態からOFF状態
に変わったことが記憶される。そして、以後、OFF状
態およびON状態の各時間が計測,記憶されて呼出信号
のチェックが行われる。
【0100】呼出信号は少なくとも1個ずつ(本実施例
においては最大3個)のON状態およびOFF状態を含
むのであるが、呼出信号のチェックのための時間の計測
を、1周期の呼出信号中に少なくとも1回あるON状態
からOFF状態への変化をきっかけとして行われるよう
にされているのである。そのため、例えば、図13に示
すように、1周期の呼出信号に3個ずつのON状態およ
びOFF状態が含まれるとき、3回あるON状態からO
FF状態への変化のうちのいずれかが検出されればOF
F状態およびON状態の時間の計測が開始される。呼出
信号の登録時と同様にロングオフの検出をきっかけとし
て時間を計測してもよいが、その場合にはロングオフの
発生を待たなければならず、チェックの開始が遅れるの
に対し、早く計測を開始してチェックを迅速に行うこと
ができるのである。また、変化したときから計測を開始
するため、呼出信号登録時のようにロングオフを途中か
ら計測することがなく、計測した時間が無駄になること
がない。
【0101】呼出信号がOFF状態の間、S301〜S
305,S313,S315が繰り返し実行され、OF
F状態の時間が計測される。S315においては、この
OFF状態がロングオフであるか否かの判定が行われ、
ロングオフであればS315の判定結果はYESにな
り、S316において第九フラグF9がセットされてい
るか否かの判定が行われる。第九フラグF9 は、前記第
六フラグF6と同様に、1回のロングオフにつき1回の
み第三カウンタ194を増大させるために設けられたフ
ラグである。
【0102】第九フラグF9 は初期設定においてリセッ
トされているためS316の判定結果はNOとなり、S
317において第九フラグF9がセットされた後、S3
18において第三カウンタ194が1増加させられてロ
ングオフの回数がカウントされる。そして、S319に
おいてロングオフが2回検出されたか否かの判定が行わ
れるが、この判定結果はNOであり、ルーチンの実行は
メインルーチンに戻る。
【0103】OFF状態がロングオフの場合にはS30
1〜S305,S313,S315,S316が繰り返
し実行され、ロングオフでない場合にはS301〜S3
05,S313,S315が繰り返し実行される。OF
F状態からON状態に変われば、S302の判定結果が
YESになり、S322において呼出信号がON状態で
あることが今回呼出信号メモリ186に記憶される。次
いで、S323が実行されるが、ON状態からOFF状
態への変化が検出されていて第八フラグF8がS307
でセットされているため、判定結果はYESになり、S
324において第一カウンタ190のカウント値C1 が
1増加させられてON状態の時間がカウントされる。
【0104】そして、S325において前回呼出信号が
OFF状態であったか否かの判定が行われる。OFF状
態からON状態に変わったときにはS325の判定結果
はYESになり、S326において第二カウンタ192
のカウント値C2、すなわちOFF状態の時間が呼出信
号チェック用メモリ189の1番目の記憶エリアに記憶
される。そして、S327において第二カウンタ192
がリセットされてルーチンの実行はメインルーチンに戻
る。
【0105】ON状態が続く間、S301,S302,
S322〜S325が繰り返し実行され、第一カウンタ
190によってON状態の時間が計測される。そして、
ON状態からOFF状態に変わったとき、S305の判
定結果がYES、S306の判定結果もYESとなり、
S308において第一カウンタ190のカウント値C
1、すなわちON状態の時間を表す値が呼出信号チェッ
ク用メモリ189の2番メモリの記憶エリアに記憶され
る。
【0106】次いで、S309において第一カウンタ1
90がリセットされた後、S310において送信されて
来ている呼出信号中のON状態およびOFF状態の個数
が登録済呼出信号中のON状態およびOFF状態の個数
と一致するか否かの判定が行われる。この判定は、呼出
信号チェック用メモリ189のデータが記憶されている
記憶エリアの数と、EEPROM156に登録されてい
る呼出信号のON状態およびOFF状態の合計数とが一
致するか否かにより行われるのであるが、まだ、OFF
状態およびON状態が1個ずつ検出されたのみであり、
S310の判定結果はNOとなる。
【0107】EEPROM156に記憶されている呼出
信号は、ON状態およびOFF状態をそれぞれ3個ずつ
含むものである。そのため、例えば、図14に示すよう
に、送信されて来ている呼出信号がON状態およびOF
F状態を1個ずつ含む信号である場合には、個数が一致
する前にロングオフが2回検出され、一致しないことが
わかる。
【0108】呼出信号がON状態およびOFF状態を1
個ずつ含む場合、OFF状態はロングオフである。その
ため、呼出信号がON状態からOFF状態に変わって計
測が開始された後、2回目に検出されるOFF状態が2
個目のロングオフであり、ON状態およびOFF状態が
合計3個検出された状態で呼出信号が1周期検出された
ことになる。個数が一致する前に1周期検出されれば、
呼出信号が一致しないことは明らかである。したがっ
て、S319の判定結果がYESになり、S320にお
いて駆動回路163による呼出音発生が許可された後、
S321において第七フラグF7がセットされ、呼出信
号の不一致が検出されたことが記憶される。
【0109】そのため、メインルーチンのS6の判定結
果がYESになり、S8が実行されて呼出音が発生させ
られ、ハンドセット16の持ち上げによる通話等の実行
が促される。呼出信号チェックモードが設定されている
ときには、S320で呼出音の発生が許可されるまでS
6の判定結果はNOとなり、呼出音が発生させられず、
呼出信号が一致せず、S320において呼出音の発生が
許可されたときに初めて呼出音が発生させられる。ま
た、呼出信号チェックモードが設定されているときには
呼出信号登録モードは設定されておらず、S9の判定結
果はNOとなり、S11において画像データの手動受信
等、設定されたモードに従った処理が行われる。
【0110】呼出信号がON状態およびOFF状態を2
個ずつ含む場合、図15(a)に示すように、2回のO
N状態からOFF状態への変化時期のうち、ロングオフ
に変化した時期から検出が開始される場合には、個数が
一致する前にロングオフが2回検出され、不一致がわか
る。
【0111】また、図15(b)に示すように、ON状
態からロングオフではないOFF状態に変化したときに
検出が開始されれば、ロングオフが2回検出される前に
ON状態およびOFF状態が3個ずつ、合計6個検出さ
れ、登録済呼出信号のON状態およびOFF状態の個数
と一致する。図13に示すように、送信されて来ている
呼出信号がON状態およびOFF状態を3個ずつ含む場
合も同様である。
【0112】個数が一致する場合には、S310の判定
結果がYESになり、S311において各ON状態およ
びOFF状態の時間が登録済呼出信号のON状態および
OFF状態の時間とが一致するか否かの判定が行われ
る。ただし、完全に一致する必要はなく、誤差の範囲で
一致するか否かが判定される。
【0113】また、ON状態およびOFF状態の各時間
は、ON状態からOFF状態になったときから計測され
るため、呼出信号中にON状態およびOFF状態がそれ
ぞれ複数ずつ含まれるときには、いずれのOFF状態か
ら時間が計測されるかが一定ではない。そのため、検出
した呼出信号と登録済み呼出信号とを比較するときに
は、呼出信号チェック用メモリ189に記憶された6個
のデータと、EEPROM156に記憶された呼出信号
の3個ずつ、合計6個のON状態およびOFF状態の時
間のデータとを1個ずつ相対的にずらしては比較し、一
致するか否かを判定する。
【0114】送信されて来ている呼出信号中に含まれる
ON状態およびOFF状態が2個ずつ、合計4個の場合
には、個数が一致しても時間が一致することはなく、S
311の判定結果はNOとなり、S320が実行され
る。
【0115】送信されて来ている呼出信号中に含まれる
ON状態およびOFF状態が3個ずつ、合計6個であっ
て、ON状態およびOFF状態の各時間が登録された呼
出信号のON状態およびOFF状態の各時間と一致すれ
ば、S311の判定結果がYESになってS312が実
行される。EEPROM156に登録されているのは、
ファクシミリ装置用の呼出信号であり、呼出信号が登録
済呼出信号と一致すれば、送信されて来ているのは画像
データであることを意味し、画像データが自動的に受信
される。画像データがRAM154に蓄積された後、出
力され、あるいは蓄積されることなく出力されるのであ
る。この場合には、図5のメインルーチンのS8が実行
されないため呼出音は発生させられず、所謂無鳴動着信
が行われることとなる。
【0116】画像データの受信は画像データの送信がな
くなるまで行われ、送信がなくなれば各種メモリのクリ
ア,カウンタおよびフラグのリセット等の通信終了処理
が行われてルーチンの実行はメインルーチンに戻る。
【0117】なお、ディスティンクティブリンギングの
OFFモードが設定されていれば、S4,S9の判定結
果はいずれもNOになり、S11が実行され、その他の
処理、例えば着信モードキー134の操作により設定さ
れたモードが実行される。
【0118】このように本実施例の留守番電話付ファク
シミリ装置においては、呼出信号がON状態からOFF
状態へおよびOFF状態からON状態への変化時期で登
録されるようになっており、呼出信号がON状態,OF
F状態の長短で登録され、しきい値を設けて長短を識別
する場合のように呼出信号のチェック時にノイズによる
誤動作が発生する恐れは殆どなく、呼出信号を正確にチ
ェックすることができる。
【0119】呼出信号をON状態およびOFF状態の長
短で登録するとともに、長短をしきい値を設けて識別す
る場合には、例えば、登録された呼出信号が2組のON
状態およびOFF状態を含み、かつ、1組目のON状態
およびOFF状態がそれぞれしきい値より短く、2組目
のON状態およびOFF状態がしきい値より長い場合
に、送信されて来た呼出信号がON状態およびOFF状
態の数は同じであるが、1組目および2組目のON状態
およびOFF状態がいずれもしきい値より長いとき、も
し送信時にノイズが生じ、このノイズが誤って1組目の
ON状態およびOFF状態として検出され、両状態がい
ずれもしきい値より短くなれば、その後、正しいON状
態およびOFF状態が検出されたとき、送信されて来た
呼出信号が実際には登録された呼出信号とは異なるのに
一致していると判定され、正確にチェックできないので
ある。
【0120】しかし、呼出信号のON,OFF状態の変
化時期を登録すれば、ノイズが生じても、登録された呼
出信号のON,OFF状態の変化時期と一致するように
生じない限り、一致しているとは判定されず、誤った判
定が生ずることが殆どなくなって信頼性が向上する。
【0121】また、本実施例の留守番電話付ファクシミ
リ装置においては、呼出信号の登録は連続する2周期の
呼出信号が一致したときに行われるため、ノイズを呼出
信号のON,OFF状態の変化と誤って間違った登録が
行われる可能性が殆どなく、この点からも信頼性が向上
する。
【0122】また、送信されて来た呼出信号自体を登録
することができ、使用者はスタートキー128を操作す
るのみで容易に登録することができる。
【0123】さらに、ファクシミリ装置により画像デー
タが送信されて来たときには、呼出音が発生させられ
ず、無鳴動で画像データが受信されるため、受信者が呼
出音に応じて受話器を取るなど、余分な動作を行わずに
済み、また、呼出音の発生が減少し、環境が静かになる
効果が得られる。
【0124】また、呼出信号の誤った識別により、画像
データが受信されるべきときに画像データが受信され
ず、画像データの受信が不可能になることがなく、さら
に画像データの受信時に呼出音が誤って発生させられた
り、逆に通話時に呼出音が発生させられないことがな
い。
【0125】また、本実施例においては、呼出信号がE
EPROM156に記憶されていない場合には、呼出信
号チェックモードを設定し得ないようにされているた
め、呼出信号が記憶されておらず、チェックを行うこと
ができないにもかかわらず、誤って呼出信号チェックモ
ードが設定されることがなく、使い勝手のよいファクシ
ミリ装置が得られる。
【0126】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、第一,第二カウンタ190,192,RO
M152のS204〜S225を記憶する領域およびC
PU150のそれらステップを実行する部分がON状態
およびOFF状態の各時間を計測する計測手段を構成
し、第一呼出信号メモリ180及び第二呼出信号メモリ
182が、計測手段の計測結果を呼出信号の少なくとも
1周期分保持する呼出信号保持手段を構成し、EEPR
OM156がチェック用の呼出信号を記憶する呼出信号
記憶手段を構成し、コンピュータ158のROM152
のS201〜S203,S226〜S231,S233
を記憶する領域,CPU150のそれらステップを実行
する部分が登録手段を構成し、これらが呼出信号登録装
置を構成しているのである。
【0127】また、ROM152のS117を記憶する
領域およびCPU150のS117を実行する部分が、
呼出信号が登録されていないにもかかわらず、呼出信号
チェックモードが設定されることを防止する呼出信号非
登録時チェックモード設定阻止手段を構成している。
【0128】さらに、上記登録手段のうち、ROM15
2のS224を記憶する部分およびCPU150のS2
24を実行する部分が登録される呼出信号からノイズの
影響を除去するノイズ除去手段を構成している。
【0129】また、ROM152のS301〜S31
1,S313〜S319,S322〜S327を記憶す
る領域およびCPU150のそれらステップを実行する
部分が登録された呼出信号に基づいて外部装置から送ら
れて来た呼出信号を識別する識別手段を構成し、EEP
ROM156により構成される呼出信号記憶手段と共に
呼出信号識別装置を構成している。
【0130】さらに、NCU166,変調・復調機構1
70,CPU150の変調・復調機構170を制御する
部分および記録装置30が画像データ受信手段を構成
し、ハンドセット16,NCU166のハンドセット1
6を制御する部分が通話手段を構成し、ROM152の
S7,S8,S320,S312を記憶する領域および
CPU150のそれらステップを実行する部分とが受信
制御手段を構成している。
【0131】また、上記実施例においては、呼出信号の
ON状態,OFF状態の各長さが登録されるようになっ
ていたが、1個のカウンタによってON状態およびOF
F状態の変化時期を計測し、登録されるようにしてもよ
い。状態が変化する毎にカウンタがリセットされるので
はなく、呼出信号の送信前に起点を持つカウンタの時間
経過の一時期として変化時期を計測し、登録するのであ
る。ON状態からOFF状態へ、およびOFF状態から
ON状態への変化時期がわかれば、ON状態およびOF
F状態の各長さがわかり、それらの長さを登録したこと
になるのである。この場合、チェック時には、登録され
た変化時期からON状態およびOFF状態の各時間を求
めてチェックが行われるようにするか、あるいは変化時
期の計測の起点を、送信されて来た呼出信号の変化時期
の計測の起点と合わせ、変化時期を比較してチェックが
行われるようにする。
【0132】さらに、上記実施例において呼出信号を登
録するとき、ロングオフも含めて連続する2周期の呼出
信号が一致したときに登録されるようになっており、呼
出信号がロングオフの途中から送られて来たときには、
連続する2周期の呼出信号は一致しなかったが、ロング
オフは比較せず、ON状態および残りのOFF状態の各
時間を比較し、一致するか否か判定するようにしてもよ
い。このようにすれば、呼出信号がロングオフの途中か
ら送られてきても、連続する2周期の呼出信号が一致す
ることが2周期目にわかり、迅速に登録を行うことがで
きる。
【0133】また、上記実施例においては、ON状態,
OFF状態の各長さが両方共に登録され、チェックされ
るようになっていたが、ON状態のみを登録し、ON状
態のみをチェックして呼出信号を識別するようにしても
よい。ON状態のみチェックするときには、チェックを
より迅速に行うことができる。
【0134】さらに、上記実施例においては外部装置か
ら送られて来た呼出信号が登録されるようになっていた
が、オペレータの入力により登録されるようにしてもよ
い。例えば、ファクシミリ装置に使いたい電話番号の呼
出信号のON状態およびOFF状態の各時間のデータを
テンキー等を用いて入力し得るようにするのである。こ
の場合、コンピュータには、入力されたデータをチェッ
ク用の呼出信号としてEEPROMに登録させるプログ
ラムを設ける。これらテンキー等、入力に必要なキー,
ROMのプログラムを記憶する部分およびCPUのプロ
グラムを実行する部分が呼出信号登録装置を構成するこ
ととなる。ON状態およびOFF状態の各時間は、秒単
位等、実時間で表される時間でもよく、あるいはカウン
タのカウント数等、一定時間を一単位とする時間でもよ
く、1周期中に占める比率でもよい。
【0135】また、上記実施例において、呼出信号をチ
ェックするために、ON状態を検出する毎にON状態お
よびOFF状態の個数が登録済み呼出信号中のON状態
およびOFF状態の個数と一致するか否かが判定される
ようになっていたが、ロングオフを2回検出し、呼出信
号を1周期分検出した状態でON状態およびOFF状態
の個数が比較されるようにしてもよい。このようにすれ
ば、登録済み呼出信号中のON状態およびOFF状態の
個数が呼出信号中のON状態およびOFF状態の個数よ
り少ない場合でも、確実に呼出信号が一致するか否かを
判定することができる。
【0136】さらに、上記実施例においてロングオフが
2回検出されることにより、1周期の呼出信号の検出が
わかるようになっていたが、呼出信号の1周期の時間が
わかっているときには、1周期中の任意の時期から計測
が開始され、登録あるいはチェックが行われるようにし
てもよい。
【0137】また、上記実施例において呼出音発生装置
160は、CPU150の指令に従って呼出音を発生す
るようになっていたが、呼出信号が供給されれば呼出信
号に応じて機械的に呼出音を発生するようにしてもよ
い。この場合、呼出音発生装置への電圧供給を制御する
駆動回路を、呼出信号が供給される状態と供給されない
状態とを取るように構成し、通常は供給されない状態に
あり、呼出信号をチェックする場合には呼出信号が供給
されないままとされ、呼出音を発生させず、呼出信号の
チェックが行われない場合あるいはチェックが行われて
も、送られて来た呼出信号が登録された呼出信号と一致
せず、呼出音の発生が許可された場合には呼出信号が供
給される状態とする。このように駆動回路の呼出信号が
供給される状態と供給されない状態との切換えはCPU
により行われ、初期設定において駆動回路に呼出信号が
供給されない状態とし、メインルーチンのS7において
呼出信号が供給される状態に切り換えられる。それによ
り呼出信号が駆動回路に供給される状態となり、CPU
の指令がなくても、呼出信号に従って呼出音が発生す
る。この場合には、メインルーチンのS8は不要とな
る。
【0138】さらに、上記実施例においては画像データ
の受信時に呼出音が発生させられず、通話時に呼出音が
発生させられるようになっていたが、画像データの受信
時以外にも呼出音が発生させられないようにしてもよ
い。例えば、留守番電話モードが設定されているときに
は呼出音を発生させないようにするのである。この場
合、NCU,音声アナログデータを音声デジタルデータ
に変換する音声デジタル化機構,RAMの音声デジタル
データを記憶する部分およびCPUの音声デジタル化機
構を制御する部分の作用により音声データが録音され、
これらが音声データ受信手段を構成する。
【0139】前記通話手段のうち、電話をかけてきた相
手の音声データを受信者が聞くことができるようにする
部分も音声データ受信手段であり、音声データ受信手段
により音声データが受信されるときには常に呼出音が発
生させられるようにしてもよく、あるいは通話時のみ呼
出音が発生させられるようにしてもよい。
【0140】留守番電話モード設定時に呼出音を発生さ
せないようにするためには、例えば、上記実施例のメイ
ンルーチンのS4において呼出信号のチェックを行うか
否かの判定を行い、判定結果がNOになった場合には、
続いて留守番電話モードが設定されているか否かの判定
を行い、設定されている場合には呼出音の発生を許可せ
ず、S11のその他の処理において留守番電話モードを
実行させ、設定されていない場合にはS7において呼出
音の発生を許可するのである。あるいは留守番電話モー
ドを実行するためのプログラムを呼出音の発生を禁止す
るように構成し、一旦呼出音が発生させられても留守番
電話モードの実行時に発生が止められるようにしてもよ
い。
【0141】さらに、上記実施例においては、登録され
る呼出信号のパターンは1種類のみであり、ファクシミ
リ装置用の呼出信号のみが登録されるようになっていた
が、複数種類の呼出信号が登録され、送信されて来る複
数種類の呼出信号が識別されるようにしてもよい。この
場合、ファクシミリ装置の呼出信号と電話機の呼出信号
との少なくとも一方が複数種類登録され、外部装置から
送られてきた呼出信号がファクシミリ装置の呼出信号か
電話機の呼出信号かの識別が行われるようにしてもよ
く、各ファクシミリ装置あるいは電話機毎の識別が行わ
れるようにしてもよい。後者の場合には、1台の電話機
付ファクシミリ装置をあたかもファクシミリ装置と電話
機との少なくとも一方が複数台あるかのように使用する
ことが可能となる。電話機が複数台あるかのように使用
し得るようにするためには、例えば、呼出信号が異なる
毎に呼出音を変えて何番あて(誰あて)の電話であるか
を聞き分け得るようにしたり、留守番電話モードを呼出
信号毎に設定し得るようにしたりすればよく、ファクシ
ミリ装置が複数台あるかのように使用し得るようにする
場合には、例えば、呼出信号別に受信データが記憶さ
れ、後に特定の呼出信号に対する記録のみが取り出され
得るようにすればよい。
【0142】電話機能とファクシミリ機能との両方を備
えている必要はなく、いずれか一方の機能のみを備えた
電話機あるいはファクシミリ装置に本発明を適用するこ
とも可能であり、電話機やファクシミリ装置以外の通信
装置に本発明を適用することも可能である。
【0143】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である呼出信号登録装置を備
えた留守番電話機付ファクシミリ装置のコンピュータの
ROMに記憶された呼出信号登録ルーチンの前半部分を
示すフローチャートである。
【図2】上記呼出信号登録ルーチンの後半部分を示すフ
ローチャートである。
【図3】上記コンピュータをそれに接続された装置と共
に示すブロック図である。
【図4】上記コンピュータのRAMの構成を示す図であ
る。
【図5】上記コンピュータのROMに記憶されたメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】上記コンピュータのROMに記憶されたモード
設定ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図7】上記モード設定ルーチンの後半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図8】上記コンピュータのROMに記憶された呼出信
号チェックルーチンを示すフローチャートである。
【図9】上記留守番電話付ファクシミリ装置を示す斜視
図である。
【図10】上記留守番電話付ファクシミリ装置を示す側
面断面図である。
【図11】上記留守番電話付ファクシミリ装置の操作盤
を示す平面図である。
【図12】上記呼出信号登録装置による呼出信号の登録
を説明するための図である。
【図13】上記留守番電話付ファクシミリ装置における
呼出信号のチェックを説明するため図である。
【図14】上記留守番電話付ファクシミリ装置における
呼出信号のチェックを説明するための図である。
【図15】上記留守番電話付ファクシミリ装置における
呼出信号のチェックを説明するための図である。
【符号の説明】
150 CPU 158 コンピュータ 156 EEPROM 190 第一カウンタ 192 第二カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれON状態とOFF状態とを取る
    複数種類の呼出信号により呼出し可能な装置に設けら
    れ、呼出信号を登録する呼出信号登録装置であって、 前記複数種類の呼出信号内において前記ON状態の長さ
    が3段階以上に異なり、それら複数種類の呼出信号のう
    ち当該呼出信号登録装置が設けられる装置に割り当てら
    れる呼出信号を、少なくとも前記ON状態の長さ自体で
    登録する登録手段と、送信されて来た呼出信号が登録された呼出信号と一致す
    るか否かを判定する呼出信号チェックモードを設定する
    設定手段と、 前記 登録手段により呼出信号が登録されていない場合
    に、前記設定手段により呼出信号チェックモードが設定
    されることを防止する呼出信号非登録時チェックモード
    設定阻止手段とを備えたことを特徴とする呼出信号登録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記登録手段が、 呼出信号一の状態になってから他の状態へ変化するま
    での期間を計測する計測手段と、 その計測手段の計測結果を呼出信号の少なくとも1周期
    分保持する呼出信号保持手段とを備え、 その呼出信号保持手段の保持内容に基づいて前記呼出信
    号を登録する請求項1に記載の呼出信号登録装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段が、連続する2周期の呼出
    信号を比較してその比較の結果に応じて前記呼出信号の
    登録を行うノイズ除去手段を備えた請求項1または2に
    記載の呼出信号登録装置。
  4. 【請求項4】 前記登録手段が、前記2つ以上のON状
    態の長さ自体と共に前記OFF状態の長さ自体も登録す
    るものである請求項1乃至3のいずれか1つに記載の呼
    出信号登録装置。
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