JP3446670B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Description
するもので、特に強制冷房運転開始機能の改善された空
気調和機に係るものである。
外熱交換器、減圧機構、室内熱交換器を備え、圧縮機を
駆動することによって上記冷媒回路中に冷媒を循環させ
るよう構成されている。そして、室外熱交換器を凝縮器
として機能させると共に、室内熱交換器を蒸発器として
機能させることによって、冷房運転を行うことができる
ようになっている。
に、冷媒回路中の冷媒を室外熱交換器に回収する場合
(ポンプダウン)等のために上記空気調和機には、強制
的に冷房運転させることが可能な強制冷房運転機能が設
けられている。このような強制冷房運転を開始するため
の従来の方法としては、・室内機の冷房試運転スイッ
チ、強制冷房運転スイッチのON操作によって強制冷房
運転を開始する、・室外機の強制冷房運転スイッチのO
N操作によって強制冷房運転を開始する方法等が挙げら
れる。以下に具体的な操作方法について説明する。
ッチを有する空気調和機の室内機の部分拡大斜視図であ
る。図に示すように、前面パネル32の正面側には吸込
口33が形成され、この吸込口33の下方に吹出口34
が設けられている。そして上記前面パネル32を開けた
内部において、上記吸込口33の側方下方部には強制冷
房運転スイッチ31が設けられている。さらに、この強
制冷房運転スイッチ31は小さな穴の中に設けられてい
るため、図3(a)に示すように、マッチ棒等の先の細
いものを上記穴に差し込んで中の強制冷房運転スイッチ
31を押すことによって、強制冷房運転を開始すること
ができるように構成されている。
機に内蔵されたプリント基板の一部を示す部分拡大斜視
図である。室外機35の本体内に設けられたプリント基
板36上には、強制冷房運転を開始させるための強制冷
房運転スイッチSW1、SW2が設けられている。そし
てこの場合、図3(b)に示すように、まずスイッチS
W2を強制冷房側にした後に、スイッチSW1を押すこ
とによって、強制冷房運転を開始することができるよう
に構成されている。
冷媒回収等を行うために強制冷房運転を開始しようとす
れば、そのためだけに専用のスイッチを設ける必要があ
るため、部品点数が増加すると共に、部品コストの増加
にもつながる。また上記強制冷房運転スイッチは、一般
的にユーザにとって目立たない製品内部に設けられてい
るため、操作性が悪い等の問題も生じている。
になされたものであって、その目的は、既存の操作用ボ
タンを利用することによって強制冷房運転の開始を可能
とし、これにより部品点数の減少、及び強制冷房運転の
操作性の向上を図ることが可能な空気調和機を提供する
ことにある。
和機は、空調運転の開始、停止等のように空気調和機を
通常操作するための操作用ボタンを有して成り、この操
作用ボタンを、通常操作とは異なる態様で一定時間以
上、一定時間以下継続して押し続けることによって、強
制冷房運転を開始させるよう構成したことを特徴として
いる。
能を有する操作用ボタンに強制冷房運転開始機能を付与
したことによって、強制冷房運転開始用の特別な部品を
設ける必要がなくなるため、製品の部品点数の増加を回
避することができる。また、上記操作用ボタンは、通
常、操作し易い位置に設けられているため、強制冷房運
転スイッチとしての操作性を向上させることができる。
またこのとき、上記操作用ボタンを押している時間を範
囲で規定することによって、製品構造的な不具合でボタ
ンが押し続けられたような場合に、誤って強制冷房運転
が行われるのを防止することができる。
転開始後、一定時間が経過すると、自動的に強制冷房運
転を停止することを特徴としている。
運転開始後、予め設定された時間、例えば冷媒回収に必
要な一定時間が経過すると、自動的に強制冷房運転を停
止させるよう構成されている。これによって、誤って強
制冷房運転が行われた場合でも自動的に運転が停止され
るため、誤操作による強制冷房運転時間を最小限に抑え
ることができる。
転機能を備えた操作用ボタンは、空気調和機の運転、停
止操作を行うための本体運転スイッチ2であることを特
徴としている。
機の運転または停止操作を行うための本体運転スイッチ
に強制冷房運転開始機能を付与したことによって、製品
の部品点数の増加を回避することができる。また、上記
本体運転スイッチは、操作し易い製品の表面に設けられ
ているため、強制冷房運転スイッチとしての操作性を向
上させることができる。
施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
を図2に示す。これは、上記室内機1の前面パネル3を
開放した状態を示しており、その前面側にフィルタ4
が、またその奥側に室内熱交換器(図示せず)が設けら
れている。そして上記室内熱交換器の下方には吹出口5
が形成されており、この吹出口5に、吹出風の角度を上
下に制御する水平フラップ6が設けられている。そして
この吹出口5の側方には、空気調和機の運転/停止操作
を行うための本体運転スイッチ2が設けられており、利
用者が外部から操作できるようになっている。またこの
実施形態の場合、上記本体運転スイッチ2に強制冷房運
転開始機能が設けられているが、その具体的な機能につ
いては後述する。さらに、上記空気調和機には図示しな
いリモコンが備えられており、運転/停止の操作、ある
いは温度や風量の設定など種々の操作をこのリモコンを
用いて行うことができるように構成されている。
転制御方法について、図1に示すフローチャートを用い
て説明する。まずステップS1では、空気調和機を停止
させた状態において、本体運転スイッチ2を押している
時間を測定するために設けられたタイマt1がリセット
される。次にステップS2では、本体運転スイッチ2が
押されているか否かについての判断を行う。本体運転ス
イッチ2が押されていない場合には再びステップS1に
戻り、押されている場合にはステップS3に移行して、
上記スイッチ2が押されてからの時間をタイマt1でカ
ウントする。そして次のステップS4において、上記本
体運転スイッチ2が離されたか否かの判断を行い、離さ
れていなければ再びステップS3に戻ってタイマt1で
のカウントを継続する。これを本体運転スイッチ2が離
されるまで繰り返し、離されればステップS5に移行す
る。
された時間が予め指定された範囲以内、例えば10秒≦
t1≦12秒内であるか否かの判断を行う。タイマt1
でのカウント時間が上記範囲外である場合には、ステッ
プS6に移行して通常運転が開始される。一方タイマt
1でのカウント時間が上記範囲内であれば、ステップS
7に移行し、強制冷房運転が開始されると共に、上記運
転開始時からの時間のカウントがタイマt2によって開
始される。そして次のステップS8では、本体運転スイ
ッチ2が押されたか否かの判断を行う。押された場合は
ステップS9に進み、今度は上記本体運転スイッチ2が
離されたか否かを判断して、離されていればステップS
11に移行して強制冷房運転を終了させる。一方、ステ
ップS8において本体運転スイッチ2が押されなかった
場合は、ステップS10に移行して上記タイマt2によ
るカウント時間が、例えば5分を越えているか否かを判
断する。上記タイマt2によるカウント時間が5分以内
であれば再びステップS8に戻り、タイマt2によるカ
ウント時間が5分以上であれば、ステップS11に移行
して強制冷房運転を終了させる。そして、上記強制冷房
運転が終了すれば、再びステップS1に戻って空気調和
機は停止状態となり、これと共にタイマt1がリセット
される。
回収する際の強制冷房運転方法について述べる。まず空
気調和機が停止された状態において、室内機表面に設け
られた本体運転スイッチ2を一定時間、すなわちこの実
施形態の場合は10秒〜12秒間押し続けることによっ
て強制冷房運転を開始させる。これによって、圧縮機が
駆動し、冷媒回路中の冷媒を凝縮器である室外熱交換器
に回収することができる。そして上記冷媒回収後、本体
運転スイッチ2を押すことによって強制冷房運転を終了
させる。
ある一定時間、すなわち普通の操作時よりも長く押した
後、スイッチを離した場合にのみ強制冷房運転が開始さ
れるように構成されている。つまりこれは、本来、本体
運転スイッチ2はユーザが空気調和機の運転/停止操作
を行うために設けられたものであるため、ユーザの操作
で誤って強制冷房運転に入ることを防いでいる。またこ
の時、本体運転スイッチ2を押している時間をある範囲
で規定するのは、故障等によって上記本体運転スイッチ
2が押し続けられたような場合に、誤って強制冷房運転
に入るのを防止するためである。
冷房運転に誤って入ってしまった場合でも、上記本体運
転スイッチ2を再び押すことによって直ちに強制冷房運
転を終了させることができる。さらに上記本体運転スイ
ッチ2を押して終了させなくても、強制冷房運転開始
後、タイマt2が一定時間を経過すると自動的に強制冷
房運転終了操作に移行するよう構成されている。この時
の一定時間は、冷媒回収に要するおおよその時間が設定
されており、この実施形態の場合は5分後に自動的に強
制冷房運転が終了するようになっている。これより、誤
操作によって強制冷房運転が行われるのを最低限に抑え
ることができる。
いて説明したが、この発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施す
ることが可能である。すなわち上記実施形態では、強制
冷房運転開始機能を本体運転スイッチ2に設けたが、空
気調和機に設けられた他の操作用ボタンに強制冷房運転
開始機能を付与しても良いし、リモコン装置本体に設け
られた操作用ボタンに強制冷房運転開始機能を設けて、
リモコン操作により強制冷房運転を開始させるようにし
ても良い。また上記タイマt1、t2の時間の指定範囲
は、任意に設定することが可能である。
機能を有する操作用ボタンに強制冷房運転開始機能を付
与したことによって、強制冷房運転開始用の特別な部品
を設ける必要がなくなるため、製品の部品点数の増加を
回避することができる。また、上記操作用ボタンは、通
常、操作し易い位置に設けられているため、強制冷房運
転スイッチとしての操作性を向上させることができる。
またこのとき、上記操作用ボタンを押している時間を範
囲で規定することによって、製品構造的な不具合でボタ
ンが押し続けられた場合に、誤って強制冷房運転が行わ
れるのを防止することができる。これによって強制冷房
運転の開始の確実性を向上することができる。
開始後、予め設定された時間、例えば冷媒回収に必要な
一定時間が経過すると、自動的に強制冷房運転を停止さ
せるよう構成されている。これによって、誤操作による
強制冷房運転時間を最小限に抑えることができる。
運転または停止を行うための本体運転スイッチに強制冷
房運転機能を備えたことによって、製品の部品点数の増
加を回避することができる。また、上記本体運転スイッ
チは、操作し易い製品の表面に設けられているため、強
制冷房運転スイッチとしての操作性を向上させることが
できる。
運転制御方法を示すフローチャートである。
る。
室内機の部分拡大斜視図を、(b)には室外機内部のプ
リント基板の一部を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 空調運転の開始、停止等のように空気調
和機を通常操作するための操作用ボタンを有して成り、
この操作用ボタンを、通常操作とは異なる態様で一定時
間以上、一定時間以下継続して押し続けることによっ
て、強制冷房運転を開始させるよう構成したことを特徴
とする空気調和機。 - 【請求項2】 上記強制冷房運転開始後、一定時間が経
過すると、自動的に強制冷房運転を停止することを特徴
とする請求項1の空気調和機。 - 【請求項3】 上記強制冷房運転機能を備えた操作用ボ
タンは、空気調和機の運転、停止操作を行うための本体
運転スイッチ(2)であることを特徴とする請求項1又
は請求項2の空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP20865499A JP3446670B2 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20865499A JP3446670B2 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 空気調和機 |
Publications (2)
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JP3446670B2 true JP3446670B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=16559841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20865499A Expired - Fee Related JP3446670B2 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 空気調和機 |
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Country | Link |
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JP2011202924A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Toshiba Carrier Corp | 空気調和機の運転制御装置 |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP20865499A patent/JP3446670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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