JP3446548B2 - 遠隔監視制御システムのファンコイル制御用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムのファンコイル制御用端末器

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JP3446548B2 JP22870497A JP22870497A JP3446548B2 JP 3446548 B2 JP3446548 B2 JP 3446548B2 JP 22870497 A JP22870497 A JP 22870497A JP 22870497 A JP22870497 A JP 22870497A JP 3446548 B2 JP3446548 B2 JP 3446548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作用端末器から
の操作データに基づいて生成された制御データにより1
乃至複数個のリレーがオン・オフされてファンコイルユ
ニットの動作切替えを行う遠隔監視制御システムのファ
ンコイル制御用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスなどに設置される空調用
のファンコイルユニットのオン・オフや風量調節はファ
ンコイル用スイッチを使って行なわれている。このファ
ンコイル用スイッチは、手動操作されるロータリースイ
ッチで外部電源とファンコイルユニットとの間に挿入さ
れた接点を切り換えることで直接ファンコイルユニット
のオン・オフ並びに風量の調節を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファンコイル用スイッチでは3路又は4路構成やファン
コイルユニットのグループ制御、集中制御及び集中監視
ができないという問題がある。本発明は上記問題点の解
決を目的とするものであり、ファンコイルユニットに対
して種々の制御が行える遠隔監視制御システムのファン
コイル制御用端末器を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、操作用端末器及び制御用端末器
を2線式の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この
伝送処理装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレス
データを含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出する
ことによって操作用端末器及び制御用端末器を個別にア
クセスし、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に
操作用端末器からの操作データを受信すると、操作デー
タに基づいて制御データを作成し、操作データを発生し
た操作用端末器に対応した制御用端末器に対して制御デ
ータを上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器で
は受信した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、負荷であるファンコイル
ユニットが有する強、中、弱の3段階の動作モードに対
して、c接点リレーから成り強動作モードと中動作モー
ドを切り換える第1のリレーと、c接点リレーから成り
第1のリレーによる強動作モード及び中動作モードの切
り換えと弱動作モードとを切り換える第2のリレーと、
ファンコイルユニット用の外部電源と第1及び第2のリ
レーとの間に挿入される第3のリレーと、少なくとも伝
送信号の受信を行うとともに受信した制御データに基づ
いて各リレーを個別にオン・オフする制御手段とを備
、制御手段は第1又は第2のリレーを切り替える際に
一旦第3のリレーをオフすることを特徴とし、2線式の
信号線で伝送処理装置に接続されたファンコイル制御用
端末器でファンコイルの制御を行うため、ファンコイル
ユニットに対して遠隔から種々の制御を行うことができ
る。また、ファンコイルユニットの動作モードを遠隔か
ら切り換え制御することができるとともに、第3のリレ
ーをオフしてから第1及び第2のリレーを切り換えるた
め、第3のリレーの定格だけを大きくすればよく、強、
中、弱の動作モードを切り換えるための第1及び第2の
リレーは大きな容量が不要となって小型化が図れる
【0005】請求項2の発明は、請求項1又の発明にお
いて、制御手段が、複数のリレーのオン・オフを切り換
える際に所定の時間間隔を空けて順番にオン・オフさせ
て成ることを特徴とし、時間間隔を設けることで各リレ
ーの接点溶着が防止できる
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する前に
遠隔監視制御システムの概略を詳しく説明する。図7は
遠隔監視制御システムの一例を示すもので、伝送処理装
置Aと、操作スイッチSW…を具備しその操作状態を監
視する複数個の操作用端末器C’、負荷L1 ,L2 を制
御する複数個の制御用端末器B’が2線式の信号線Ls
を介して接続されている。操作用端末器C’、制御用端
末器B’には、それぞれ個別のアドレスが設定され、こ
のアドレスを用いて伝送処理装置Aが操作用端末器
C’、制御用端末器B’を個別に認識する。
【0009】伝送処理装置Aは信号線Lsに対して、図
8のようなフォーマットの伝送信号Vsを送出する。す
なわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスタート
パルスST、信号モードを示すモードデータ信号MD、
操作用端末器C’や制御用端末器B’を各別に呼び出す
ためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号A
D、負荷L1 ,L2 を制御する制御データを伝送する制
御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェッ
クサムデータ信号CS、操作用端末器C’や制御用端末
器B’からの返送データ信号を受信するタイムスロット
である信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時
分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝
送されるようになっている。
【0010】各操作用端末器C’および各制御用端末器
B’では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡す
ることにより送出される信号)として返送する。
【0011】また、伝送処理装置Aには、ダミー信号送
信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダミ
ー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモー
ドとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り込
み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器C’で操作
スイッチSW…の操作に伴って発生した図8(b)のよ
うな割り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号
Viを発生した操作用端末器C’を検索し、その操作用
端末器C’に設定されているアドレスデータを返信デー
タとして返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信
手段によってダミー伝送信号を信号線Lsに送出し、操
作スイッチSWの操作に伴って操作用端末器C’から発
生した割り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパ
ルス信号STに同期して検出すると、伝送処理装置Aか
らは割り込み処理手段によってモードデータ信号MDを
アドレス確認モードとした伝送信号Vsを信号線Lsに
送出する。各操作用端末器C’では、割り込み信号Vi
を発生すると割り込みの要求を行う割り込みフラグを設
定し、割り込みフラグが設定されている操作用端末器
C’ではモードデータ信号MDがアドレス確認モードの
伝送信号Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返
送期間WTに同期して操作用端末器C’に設定されてい
るアドレスデータを返信データとして返送する。このよ
うにして伝送処理装置Aでは割り込み信号Viを発生し
た操作用端末器C’のアドレスを獲得することができ
る。
【0012】伝送処理装置Aでは、割り込み信号Viを
発生した操作用端末器C’のアドレスを獲得すると、操
作スイッチSWに対する対応関係があらかじめ設定され
ている負荷L1 ,L2 を接続した制御用端末器B’に伝
送する制御データを生成するとともに、その制御データ
を含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制
御用端末器B’に制御データを伝送して負荷L1 ,L2
を制御する。
【0013】操作用端末器C’や制御用端末器B’で
は、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送信号Vs
を全波整流し安定化することによって内部回路の動作用
の電源を得るようになっている。制御用端末器B’に接
続される負荷L1 ,L2 については別途に電源ACを設
けている。 (参考例) 図1は本発明の参考例に係るファンコイル制御用端末器
Bを示す回路ブロック図、図2はファンコイルユニット
Dを負荷とする上述の遠隔監視制御システムのシステム
構成図である。なお、本参考例では負荷としてファンコ
イルユニットDのみを図示しているが、上述のように光
源などの照明負荷L1 ,L2 を含むシステム構成であっ
てもよい。
【0014】図2に示すように、伝送処理装置Aには2
線式の信号線Lsを介して本発明に係るファンコイル制
御用端末器Bと、ファンコイルユニットDの動作切り換
え用の複数の操作スイッチSW1 …を具備しその操作状
態を監視するファンコイル操作用端末器Cとが接続され
る。また、ファンコイル制御用端末器Bには後述するリ
レーRy1 …の駆動用電源(AC24V)を供給するリ
モコントランスEが接続されている。なお、ファンコイ
ルユニットDは送風機F、モータM、電動弁Vなどを具
備する従来周知の構成を有し、外部の商用交流電源AC
からの電源供給を受けて動作するものであり、詳細な構
造等については省略する
【0015】ファンコイル操作用端末器Cは、ファンコ
イルユニットDの動作モード(風量に応じた強、中、弱
の各動作モード)を切換設定する強設定スイッチS
1 、中設定スイッチSW2 、弱設定スイッチSW3
びにファンコイルユニットDの動作をオン・オフするオ
ン・オフスイッチSW4 を具備し、上述の操作用端末器
C’と同様の動作を行うものである。すなわち、何れか
のスイッチSW1 〜SW4が操作された場合には、操作
されたスイッチSW1 …を示す操作データを生成し、そ
の操作データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出し
て伝送処理装置Aに返送するのである。
【0016】図1に示すように、ファンコイル制御用端
末器BはファンコイルユニットDを制御するための複数
個のリレーRy1 〜Ry4 と、各リレーRy1 …に対し
てリモコントランスEから供給される駆動電源の通電方
向を切り換える切換回路51〜54 と、これらの切換回
路51 …を制御して各リレーRy1 〜Ry4 を個別に切
換制御するリレー制御回路1と、2線の信号線Lsに接
続されて時分割多重の伝送信号Vsを送受信する伝送信
号送受信回路2と、マイクロコンピュータを主構成要素
とし各種の信号処理を行う信号処理回路3と、信号線L
sを伝送されている伝送信号Vsを全波整流し安定化す
ることによって内部回路の動作用電源を得る電源回路4
と、自己のアドレスを設定するためのアドレス設定部6
とを備えている。
【0017】各リレーRy1 〜Ry4 はファンコイルユ
ニットDの強、中、弱の各動作モードに対応した端子T
1 〜T3 及び電動弁Vに接続される端子T4 と商用交流
電源ACの一端に接続される共通端子Tcとの間に挿入
される切換接点r1 〜r4 を具備している。すなわち、
端子T1 〜T3 にはファンコイルユニットDが具備する
モータMの強動作モード、中動作モード、弱動作モード
に対応する端子が接続されるため、例えば切換接点r1
がオンのときには端子T1 と共通端子Tcが切換接点r
1 を介して導通し、モータMへファンコイル制御用端末
器Bを介して商用交流電源ACから電源が供給されて強
動作モードで動作する。同様に切換接点r2 がオンのと
きには中動作モード、切換接点r3 がオンのときには弱
動作モードでそれぞれモータMが動作し、切換接点r4
は各動作モードで共通にオンされて電動弁Vが駆動され
るものである。
【0018】次に、ファンコイル操作用端末器Cが具備
するスイッチSW1 〜SW4 が操作された場合の動作に
ついて説明する。なお、スイッチSW1 …が操作されて
伝送処理装置Aからファンコイル制御用端末器Bに制御
データが送信される基本的な動作については図7に示し
たシステム構成と共通であるから説明は省略する。まず
強設定スイッチSW1 が操作されると、ファンコイル操
作用端末器Cからは強動作モードが選択された旨の内容
を含む操作データが伝送処理装置Aに送信される。伝送
処理装置Aでは上記操作データを受信すると、ファンコ
イルユニットDを強動作モードに設定すべく、切換接点
1 及びr4 をオンする旨の内容を含む制御データを生
成してファンコイル制御用端末器Bに送信する。この制
御データを受信したファンコイル制御用端末器Bでは、
信号処理回路3がリレー制御回路1に制御信号を送り、
リレー制御回路1によって切換回路51 ,54 が切り換
えられてリレーRy1 ,Ry4 が動作し、接点r1 ,r
4 がオンとなる。その結果、ファンコイルユニットDの
モータM及び電動弁Vに商用交流電源ACから電源が供
給されて強動作モードで動作する。
【0019】次に強動作モードで動作中にファンコイル
操作用端末器Cの中設定スイッチSW2 が操作される
と、ファンコイル操作用端末器Cからは中動作モードが
選択された旨の内容を含む操作データが伝送処理装置A
に送信される。そして、伝送処理装置Aから切換接点r
1 をオフするとともに切換接点r2 をオンする旨の内容
を含む制御データを生成してファンコイル制御用端末器
Bに送信する。この制御データを受信したファンコイル
制御用端末器Bでは、信号処理回路3がリレー制御回路
1に制御信号を送り、リレー制御回路1によって切換回
路51 ,52 が切り換えられてリレーRy1 ,Ry2
動作し、接点r1 がオフ,r2 がオンとなる。但し、切
換接点r4 はオンのままである。その結果、ファンコイ
ルユニットDの動作モードが強動作モードから中動作モ
ードに切り換えられる。
【0020】また中動作モードで動作中にファンコイル
操作用端末器Cのオン・オフスイッチSW4 が操作され
ると、ファンコイル操作用端末器Cからはファンコイル
ユニットDをオフする旨の内容を含む操作データが伝送
処理装置Aに送信される。そして、伝送処理装置Aから
切換接点r2 ,r4 をオフする旨の内容を含む制御デー
タを生成してファンコイル制御用端末器Bに送信する。
この制御データを受信したファンコイル制御用端末器B
では、信号処理回路3がリレー制御回路1に制御信号を
送り、リレー制御回路1によって切換回路52 ,54
切り換えられてリレーRy2 ,Ry4 が動作し、接点r
2 ,r4 がオフとなる。その結果、ファンコイルユニッ
トDへの電源供給が遮断されて動作が停止する。同様に
弱設定スイッチSW3 を操作したときには接点r3 ,r
4 がオンとなってファンコイルユニットDの動作モード
が弱動作モードに切り換えられる。
【0021】なお、本参考例ではファンコイル制御用端
末器B、ファンコイル操作用端末器C並びにファンコイ
ルユニットDをそれぞれ1つずつ備えたシステム構成に
ついて例示したがこれに限定されるものではない。すな
わち、上述のような遠隔監視制御システムにおいて信号
線Lsによりファンコイル制御用端末器B、ファンコイ
ル操作用端末器C並びにファンコイルユニットDを1乃
至複数台ずつ伝送処理装置Aに接続すれば、1乃至複数
台のファンコイルユニットDを一括して集中監視制御す
ることができるため、従来のファンコイル用スイッチで
は難しかった3路又は4路構成やファンコイルユニット
Dのグループ制御、集中制御及び集中監視が容易に行う
ことができる。
【0022】(実施形態 ところで、参考例の構成ではファンコイル制御用端末器
Bの輸送中に切換接点r1 …が反転してしまう可能性が
ある。このような場合に、施工作業の関係で先に商用交
流電源AC等が接続されてしまうと2つの切換接点
1 ,r2 等が同時にオンとなってファンコイルユニッ
トDのモータMに断線等の悪影響を及ぼす虞がある。ま
た、寿命末期に切換接点r1 …が溶着した場合にも同様
のことが起こり得る。
【0023】本実施形態は上記不具合の発生を防ぐこと
を目的としたものであり、図3及び図4に示すようにc
接点リレーから成り端子T,T間を切り換える第1
のリレーRy11と、同じくc接点リレーから成り第1の
リレーRy11のc接点(共通接点)と端子T3 間を切り
換える第2のリレーRy12と、常開のシングルステープ
ルリレーから成り第2のリレーRy12のc接点(共通接
点)と共通端子Tc間をオン・オフする第3のリレーR
13と、電動弁V用の端子T4 と共通端子Tc間をオン
・オフするリレーRy4 とを備えた点に特徴がある。但
し、基本的な回路構成並びにシステム構成は参考例と共
通であるから、共通する部分については図示並びに説明
は省略する。
【0024】図3に示すように、第1のリレーRy11
具備する切換接点r11は端子T1 ,T2 と接続されるa
接点及びb接点を共通のc接点に切り換え、第2のリレ
ーRy12が具備する切換接点r12は上記切換接点r11
c接点に接続されるa接点と端子T3 に接続されるb接
点を共通のc接点に切り換えるものである。また第3の
リレーRy13が具備する切換接点r13は常開接点であっ
て、第3のリレーRy 13の動作時にのみ閉成されるもの
である。
【0025】次に図5及び図6を参照しながらファンコ
イル操作用端末器Cが具備するスイッチSW1 〜SW4
が操作された場合の本実施形態の動作について説明す
る。まずファンコイルユニットDが停止している状態で
強設定スイッチSW1 が操作されると、ファンコイル操
作用端末器Cからは強動作モードが選択された旨の内容
を含む操作データが伝送処理装置Aに送信される。伝送
処理装置Aでは上記操作データを受信すると、ファンコ
イルユニットDを強動作モードに設定すべく、切換接点
11を端子T1 側に切り換え、切換接点r12を切換接点
11のc接点側に切り換えるとともに、切換接点r13
4 をオンする旨の内容を含む制御データを生成してフ
ァンコイル制御用端末器Bに送信する。この制御データ
を受信したファンコイル制御用端末器Bでは、信号処理
回路3がリレー制御回路1に制御信号を送り、リレー制
御回路1によって切換回路51 〜54 が切り換えられて
リレーRy11〜Ry13,Ry4 が動作し、切換接点r11
が端子T1 側に切り換えられるとともに、切換接点r12
が切換接点r11のc接点側に切り換えられ、且つ切換接
点r13,r4 がオンとなる。その結果、ファンコイルユ
ニットDのモータM及び電動弁Vに商用交流電源ACか
ら電源が供給されて強動作モードで動作する。なお、リ
レー制御回路1はファンコイルユニットDを動作させて
いる間は常開接点である切換接点r13を閉成させるよう
に第3のリレーRy13を動作させている。
【0026】次に強動作モードで動作中にファンコイル
操作用端末器Cの中設定スイッチSW2 が操作される
と、ファンコイル操作用端末器Cからは中動作モードが
選択された旨の内容を含む操作データが伝送処理装置A
に送信される。そして、伝送処理装置Aから切換接点r
13を一旦オフするとともに切換接点r11を端子T2 側に
切り換え、その後再び切換接点r13をオンする旨の内容
を含む制御データを生成してファンコイル制御用端末器
Bに送信する。この制御データを受信したファンコイル
制御用端末器Bでは、図6に示すように信号処理回路3
がリレー制御回路1に制御信号を送り、リレー制御回路
1によって先ず切換回路53 が切り換えられてリレーR
13が動作し、切換接点r13がオフとなる。但し、切換
接点r4 はオンのままである。続いて切換接点r13が開
成した状態で切換回路51 が切り換えられてリレーRy
11が動作し、切換接点r11が端子T2 側に切り換えら
れ、その後切換回路53 が切り換えられてリレーRy13
が動作し、切換接点r13がオンとなる。その結果、ファ
ンコイルユニットDの動作モードが強動作モードから中
動作モードに切り換えられる。
【0027】次に中動作モードの動作中にファンコイル
操作用端末器Cのオン・オフスイッチSW4 が操作され
ると、ファンコイル操作用端末器Cからはファンコイル
ユニットDをオフする旨の内容を含む操作データが伝送
処理装置Aに送信される。そして、伝送処理装置Aから
切換接点r4 ,r13をオフする旨の内容を含む制御デー
タを生成してファンコイル制御用端末器Bに送信する。
この制御データを受信したファンコイル制御用端末器B
では、信号処理回路3がリレー制御回路1に制御信号を
送り、リレー制御回路1によって切換回路53 ,54
切り換えられてリレーRy4 ,Ry13が動作し、接点r
4 ,r13がオフとなる。その結果、ファンコイルユニッ
トDへの電源供給が遮断されて動作が停止する。なお、
弱動作モードへの切り換えは上記と同様に行われるので
説明は省略する。
【0028】上述のように本実施形態では、ファンコイ
ルユニットDの動作モードを切り換える際に一旦切換接
点r13をオフすることで商用交流電源ACからの電源供
給を遮断し、その状態でリレーRy11…を動作させて切
換接点r11,r12を切り換えるようにしており、動作モ
ードの切り換え時に時間間隔(タイムラグ)を設けるこ
とで他の切換接点r11,r12の接点溶着が防止できる。
しかも、始動時の突入電流対策用にリレーRy13及び切
換接点r13の定格だけを大きくすればよく、強、中、弱
の動作モードを切り換えるたのリレーRy11,Ry12
びに切換接点r 11,r12には大きな容量が不要となって
小型化や低コスト化が図れるという利点がある。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、操作用端末器及び制
御用端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装置に接
続し、この伝送処理装置からは各端末器を個別に呼び出
すアドレスデータを含む伝送信号を信号線に時分割多重
で送出することによって操作用端末器及び制御用端末器
を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号
返信期間に操作用端末器からの操作データを受信する
と、操作データに基づいて制御データを作成し、操作デ
ータを発生した操作用端末器に対応した制御用端末器に
対して制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制
御用端末器では受信した制御データにより負荷の動作を
制御する遠隔監視制御システムに用いられ、負荷である
ファンコイルユニットが有する強、中、弱の3段階の動
作モードに対して、c接点リレーから成り強動作モード
と中動作モードを切り換える第1のリレーと、c接点リ
レーから成り第1のリレーによる強動作モード及び中動
作モードの切り換えと弱動作モードとを切り換える第2
のリレーと、ファンコイルユニット用の外部電源と第1
及び第2のリレーとの間に挿入される第3のリレーと、
少なくとも伝送信号の受信を行うとともに受信した制御
データに基づいて各リレーを個別にオン・オフする制御
手段とを備え、制御手段は第1又は第2のリレーを切り
替える際に一旦第3のリレーをオフするので、2線式の
信号線で伝送処理装置に接続されたファンコイル制御用
端末器でファンコイルの制御を行うため、ファンコイル
ユニットに対して遠隔から種々の制御を行うことができ
るという効果がある。また、ファンコイルユニットの動
作モードを遠隔から切り換え制御することができるとと
もに、第3のリレーをオフしてから第1及び第2のリレ
ーを切り換えるため、第3のリレーの定格だけを大きく
すればよく、強、中、弱の動作モードを切り換えるため
の第1及び第2のリレーは大きな容量が不要となって小
型化が図れるという効果がある。
【0030】請求項2の発明は、制御手段が、複数のリ
レーのオン・オフを切り換える際に所定の時間間隔を空
けて順番にオン・オフさせて成るので、時間間隔を設け
ることで各リレーの接点溶着が防止できるという効果が
ある。
【0031】
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を示す回路ブロック図である。
【図2】同上を用いた遠隔監視制御システムのシステム
構成図である。
【図3】実施形態示す概略構成図である。
【図4】同上の回路ブロック図である。
【図5】同上の動作を説明するための図である。
【図6】同上の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図7】遠隔監視制御システムの基本構成を示す図であ
る。
【図8】同上における伝送信号の信号フォーマットを示
す図である。
【符号の説明】
1 リレー制御回路 2 伝送信号送受信回路 3 信号処理回路 4 電源回路 5 切換回路 6 アドレス設定部 Ry1〜Ry4 リレー r1〜r4 切換接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−123689(JP,A) 特開 平9−113007(JP,A) 特開 平7−180889(JP,A) 特開 平5−86762(JP,A) 特開 昭62−196541(JP,A) 実開 平5−75924(JP,U) 実開 平6−85158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用端末器及び制御用端末器を2線式
    の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処理
    装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを
    含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することによ
    って操作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
    し、伝送信号に同期して設定した信号返信期間に操作用
    端末器からの操作データを受信すると、操作データに基
    づいて制御データを作成し、操作データを発生した操作
    用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
    上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
    した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
    御システムに用いられ、負荷であるファンコイルユニッ
    トが有する強、中、弱の3段階の動作モードに対して、
    c接点リレーから成り強動作モードと中動作モードを切
    り換える第1のリレーと、c接点リレーから成り第1の
    リレーによる強動作モード及び中動作モードの切り換え
    と弱動作モードとを切り換える第2のリレーと、ファン
    コイルユニット用の外部電源と第1及び第2のリレーと
    の間に挿入される第3のリレーと、少なくとも伝送信号
    の受信を行うとともに受信した制御データに基づいて各
    リレーを個別にオン・オフする制御手段とを備え、制御
    手段は第1又は第2のリレーを切り替える際に一旦第3
    のリレーをオフすることを特徴とする遠隔監視制御シス
    テムのファンコイル制御用端末器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、複数のリレーのオン・オフ
    を切り換える際に所定の時間間隔を空けて順番にオン・
    オフさせて成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監
    視制御システムのファンコイル制御用端末器
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