JP3446537B2 - アブソリュートエンコーダ - Google Patents
アブソリュートエンコーダInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転体の絶対回転位
置を検出するためのアブソリュートエンコーダに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】各種機械の駆動用に使われるサーボモー
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。 【0003】サーボ系の位置検出器にはさまざまな種類
があり、近年、サーボモータに組み込まれて使用される
ロータリーエンコーダが普及している。このロータリー
エンコーダは、インクリメンタルエンコーダとアブソリ
ュートエンコーダに大別される。インクリメンタルエン
コーダは各種機械のACサーボモータに取付けられ広く
使用されており、ACサーボ用エンコーダとして主流を
占めている。 【0004】インクリメンタルエンコーダの出力信号は
図8に示すように、回転方向が判別できるように互いに
電気角で90度位相差を有するA,B2相の信号と、1
回転1パルスの基準Z信号と、ACサーボモータの通電
相切り替えのためのコミュテーション信号CS1,CS
2,CS3を備えたものが一般的である。 【0005】また、アブソリュートエンコーダは1回転
内の絶対位置が判別できるエンコーダで、原点復帰動作
が不要なことから多関節ロボットをはじめとする大型の
ロボット用サーボモータなどに普及しており、その多く
はモータの回転回数をカウントする機能をつけた多回転
式アブソリュートエンコーダである。 【0006】以下に従来の多回転式アブソリュートエン
コーダについて説明する。図9において、91はインク
リメンタル信号とアブソリュート信号を検出する信号検
出部、92は多回転カウント部、93はパラレル・シリ
アル変換部、94は出力回路部、95は電源回路部であ
る。 【0007】図10は、図9の信号検出部の構成を示し
た図であり、発光素子101,回転スリット板102,
受光素子103,波形整形回路104より構成され、受
光素子で受けた信号をパルス波形に変換をする。 【0008】図11は、図10の回転スリット板に形成
される信号パターンであり、1回転アブソリュート信号
を検出するためのパターンであり、1回転の分解能を3
2,K=5の場合のパターン例である。 【0009】以上のように構成された多回転式アブソリ
ュートエンコーダについて、図9を用いてその動作を説
明する。 【0010】まず、主電源がONしているときエンコー
ダの回転位置に合わせ信号検出部91からは90度位相
差を有するA,B相信号と、1回転に1回発生するZ相
信号と1回転の分解能に対応した20〜2K-1のKビッ
トの1回転アブソリュート信号を出力する。また、多回
転カウント部92はアブソリュート信号出力の上位2ビ
ットの2K-1と2K-2とを用いて回転回数を計数する。パ
ラレル・シリアル変換部93はパラレルデータである1
回転アブソリュートデータと多回転カウントデータとを
シリアルデータに変換しドライバやNCシステムに送信
する。 【0011】一方、主電源がOFFした場合には、電源
回路部95からのバックアップ電源によりアブソリュー
ト信号出力の上位2ビットの2K-1と2K-2信号の検出と
多回転カウント部92とを常に動作させている。これに
より再度主電源を投入したときにも回転回数をリセット
することなくデータ保持し、しかも主電源OFF時に変
化した回転回数も検出することができる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図11のように1回転アブソリュート信号
を検出するため、分解能2Kに対応するK本の信号パタ
ーンが必要であり、この信号パターンを回転スリット板
上に形成するためには、径方向にK列の信号パターンを
並べることになり回転スリット板の外径形状が大きくな
る。その結果、エンコーダ形状が大きくなるという問題
点を有していた。 【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、少ない信号パターンで1回転アブソリュート信号を
検出してアブソリュートエンコーダを小型化することを
目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のアブソリュートエンコーダは、mビットのデ
ータコードからなる同じシリアルコード列2つを1ビッ
トずらし交互に挟み環状に配列した1本の複合シリアル
コードパターンと、前記複合シリアルコードパターンを
判別する同心円上に設けた複数のパルス列パターンとを
回転スリット板上に備えたものである。また、前記回転
スリット板上に複数のパルス列パターンをA,B相のパ
ルス数に対して1/4および1/2のパルス数で構成し
たパルス列A0およびA1パターンを備え、固定スリッ
ト板上に前記パルス列A1パターン信号の周期に対応し
たA1パターンと、このA1パターンを基準にして電気
的に位相を順次45度遅らせたB1,C1,D1パター
ンを備えたものである。 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、mビットのデータコードからなる同じシリアルコー
ド列2つを1ビットずらし交互に挟み環状に配列した1
本の複合シリアルコードパターンと、前記複合シリアル
コードパターンを判別する同心円上に設けた複数のパル
ス列パターンとを回転スリット板上に備えている。 【0017】また、回転スリット板と固定スリット板と
を具備し、前記回転スリット板上に複数のパルス列パタ
ーンをA,B相のパルス数に対して1/4および1/2
のパルス数で構成したパルス列A0およびA1パターン
を備え、固定スリット板上に前記パルス列A1パターン
信号の周期に対応したA1パターンと、このA1パター
ンを基準にして電気的に位相を順次45度遅らせたB
1,C1,D1パターンを備えている。 【0018】 【0019】 【0020】このように請求項1記載の発明は、複合シ
リアルコードパターンと複数のパルス列パターンとを回
転スリット板上に備え、複数のパルス列パターンをパル
ス数違いおよび位相違いの信号で構成することにより、
粗い分解能・少ない信号パターン(シリアルコード)で
絶対位置の検出ができる作用がある。 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【実施例】次に、本発明の実施例について、図を用いて
説明する。 【0025】図1(a)において、1は3ビット(m=
3)のデータコードからなる同じシリアルコード列を1
ビットずらし交互に挟んだ複合シリアルコードパター
ン、2はA0信号をつくるパルス列パターン、3はA1
信号をつくるパルス列パターンで、それぞれ回転スリッ
ト板4上に明暗格子(スリットパターン)で構成してい
る。 【0026】ここで、光を遮光するエリアを“0”、光
を透過するエリアを“1”で表すと、3ビットのデータ
コードからなるシリアルコード列“00010111”
2つをそれぞれ1ビットずらして交互に挟み環状に配列
した複合シリアルコードパターン1は、“000000
1100111111”で表される。8パルス(P/
R)のA0信号をつくるパルス列パターン2と、16パ
ルスのA1信号をつくるパルス列パターン3は、後述す
る固定スリット板上の明暗格子と組合せることにより、
複合シリアルコードパターン1から3ビット読み取りパ
ターンで、元の3ビットのデータコードを読み取り、A
0,A1信号とから絶対位置(アブソ代表値)を判別す
る。 【0027】図1(b)において、11は複合シリアル
コードパターン1に対応した3ビット読み取りパターン
で、1つ飛びに光を透過する透過エリア11aを3ヵ所
設けたもので、複合シリアルコードパターン1から1ビ
ット飛びに元の3ビットのデータコードを順次読み取る
ことができる。12はパルス列パターン2に対応してお
り、1ビット分のみ光を透過する透過エリア12aを備
えたA0パターンで、3ビット読み取りパターン11の
透過エリア11aと同期させて配置している。13はパ
ルス列パターン3に対応する複数のパルス列パターン
で、同じ円周上に、A1,B1,C1,D1パターンを
順次並べて構成して、固定スリット板14となる。この
複数のパルス列パターン13の中のA1パターンは、本
来の明暗格子1組を電気角360度で表すとき、光を透
過する透過エリア13aを180度、光を遮光する遮光
エリア13bを225度(180度+45度)にしてお
り、B1パターンの位相を電気角で45度ずらし、パル
ス列A1信号に対して45度ずれたパルス列B1信号を
得る。同様にC1パターンはA1パターンを基準にする
と90度ずれ、D1パターンは135度ずれたパルス列
信号を得るように配置しており、組合せにより分解能を
上げることができる。(図4にて説明) そして、3ビット読み取りパターン11を、“光の透
過”、“光の遮光”と交互に構成しているので、隣のシ
リアルコードとの信号S/N比を上げることができる。 【0028】図2において、回転スリット板上の3ビッ
トの複合シリアルコード“0000001100111
111”を、固定スリット板上の3ビット読み取りパタ
ーンで検出すると、回転スリット板の回転に応じて
(1),(2),(3)の順に、“000”,“00
0”,“001”と順次変化する。このとき、A1信号
の変化点(矢印)のタイミングでA0信号(“H”レベ
ルと“L”レベル)の読み取りを行うと、図3に示すよ
うな3ビットの読み取りコードになり、この読み取りコ
ードとA0信号の“0”,“1”との組合せで、アブソ
代表値(0から15)を割り当て、絶対位置の判別がで
きる。 【0029】図4は、図2と図3で説明したアブソ代表
値の分解能を上げるためのパルス列信号A0,A1,B
1,C1,D1との関係を示すもので、図4において、
アブソ代表値が0から15(16分割)に対して、A0
信号は8パルス、A1信号は16パルスである。B1,
C1,D1信号は図1(b)で説明した固定板の複数パ
ルス列パターンとの組合せで、A1信号に対して位相が
それぞれ1/8λ(1周期をλ)ずれた16パルスの信
号で合成される(すなわち、A1信号に対して位相が順
次電気角で45度ずれた16パルスの信号を得る)。E
N信号はB1,D1信号の論理的NOR(B1,D1が
共に“L”)により生成されEN信号が“H”のとき、
A1信号の変化エッジ(矢印)が有効であることを示し
ている。 【0030】つまり、A1,B1,C1,D1信号を用
いれば、分解能を2m+4にでき、この信号を利用して、
分解能を2m+1から2m+4まで合成設定できる。 【0031】図5において、21はパルス列信号検出
部、22は1回転データ検出部、23は多回転データ検
出部、24はインクリ信号生成部、25はデータロード
信号検出部、26は下位データ生成部、27はデコーダ
部、28は方向弁別部、29はアップダウンカウント
部、30は0番地検出部、31はパラレル・シリアル変
換部、32は出力回路部、33は電源回路部である。 【0032】上記パルス列信号検出部21,1回転デー
タ検出部22,多回転データ検出部23での信号検出構
成は図10に示す発光素子101,回転スリット板10
2,受光素子103,波形整形回路104と同様の構成
である。 【0033】図6は、図5における実施例の動作説明図
であり、図5,図6を用いて、以下動作の詳細な説明を
する。 【0034】エンコーダの電源が図6中の(i)点でO
Nされると、1回転データ検出部22では、図2に示す
3ビット読み取りパターンによるパターン判別が行わ
れ、さらにデコード部27で図3に示すデータ変換が行
われ、アブソ代表値“0”が決まる。また、パルス列信
号検出部21で検出されたA0,A1,B1,C1,D
1信号はインクリ生成部24、データロード信号検出部
25、下位データ生成部26に入力され、以下の動作が
行われる。 【0035】インクリ生成部24では、図6に示すA
1,B1,C1,D1信号の“H”,“L”によりA,
B相信号が生成される。 【0036】下位データ生成部26では、図6に示すA
1,B1,C1,D1信号の“H”,“L”によりアブ
ソ代表値がさらに分割され、デコード部27の出力と併
せて1回転データとしてアップダウンカウント部29に
ロードされる。アップダウンカウント部にロードされた
1回転データと多回転データ検出部23のデータはパラ
レル・シリアル変換部31でデータ変換され出力回路部
32を介して上位システム側にデータ伝送され、モータ
が駆動可能な状態となる。 【0037】ところで、回転スリット板上に配置した複
合シリアルコードパターン,パルス列A0パターンおよ
びA1パターンは、それぞれ同一トラックでないため、
図6のアブソ代表値の変化点付近x,yではデータ不定
点となり、データロード信号検出部25でデータ安定点
の検出を行う。データロード信号検出部25では前述し
たように、B1,D1信号より生成したEN信号とA1
信号の変化点とでデータ安定点を検出する。 【0038】次に、モータが駆動され軸が回転して、図
6中の(j)点になると前述のデータロード信号検出部
25でデータ安定点が検出され、アップダウンカウント
部29の動作はデータロード動作からカウント動作へ切
り替わる。以後、A,B相信号の変化に応じて方向弁別
部28にてアップパルスおよびダウンパルスが検出さ
れ、アップダウンカウント部のデータが変化し、これに
より1回転データが更新されていく。 【0039】また、0番地検出部30では1回転データ
の0番地をZ相信号として出力し、A,B相信号と併せ
て出力回路部32を介して上位システム側に伝送され
る。 【0040】ここで、デコード部27でのデータ変換方
法について説明すると、デコード部27では、読み取っ
たパターンからアブソデータへの変換を行うが、この変
換の代表例としてROMテーブルなどにより変換を行う
方法と、信号処理上でシリアルコードを発生させて読み
取ったパターンと照合し、一致するまでの処理回数など
で変換する方法がある。ところが、検出分解能が大きく
なるほどシリアルコードが大きくなるため、ROMテー
ブルが大きくなったり、パターン一致までの処理時間が
長くなるという課題がある。 【0041】図7は、一実施例のmビットのデータコー
ドからなる複合シリアルコード、A0,A1信号のパル
ス数、1回転データ分解能、A,B相のパルス数の関係
をまとめたものであり、A1,B1,C1,D1信号か
らアブソ代表値を分割する組合せを変えて、信号処理上
だけで1回転データの分解能を容易に変えることができ
る。 【0042】また、従来の回転スリット板上にはA,
B,Z相のための専用トラックが別々に配置されていた
が、本実施例ではアブソデータ検出用のトラックパター
ンからA,B相を生成するため、回転スリット板上に構
成するトラックパターンの数を2本減少させることがで
きる。 【0043】以上をまとめると、回転スリット板上の信
号数とトラックパターン数を削減できるので、回転スリ
ット板の外径を小さくできるので、エンコーダを小型化
ができる。 【0044】また、固定スリット板との組合せにより、
粗い分解能と少ない信号パターンでも、高分解能の信号
を生成できる。 【0045】また、mビットのデータコードからなる複
合シリアルコードパターンと、複数のパルス列パターン
からなるA0,A1,B1,C1,D1信号と、データ
処理の組合せにより、1回転内の検出分解能を2m+1か
ら2m+4まで設定できる。 【0046】また、A,B相のインクリメンタル信号の
生成ができるため、回転スリット板上には、A,B相の
インクリメンタル専用トラックが不要となる。 【0047】さらに、シリアルコードのデコード処理回
路の削減ができるため、上記内容と併せて、エンコーダ
の小型化,低価格化,信頼性の向上が実現できる。 【0048】 【発明の効果】上記の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、粗い分解能・少ない信号パター
ンで高分解能の絶対位置検出ができ、回転スリット板上
の信号トラック数を少なくできるので、小型で量産性の
向上したアブソリュートエンコーダを提供できる。 【0049】 【0050】
置を検出するためのアブソリュートエンコーダに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】各種機械の駆動用に使われるサーボモー
タにはブラシ付きのDCサーボモータとブラシのないA
Cサーボモータ(DCブラシレスサーボモータ)があ
り、近年モータ保守の容易さからACサーボモータの需
要が増している。 【0003】サーボ系の位置検出器にはさまざまな種類
があり、近年、サーボモータに組み込まれて使用される
ロータリーエンコーダが普及している。このロータリー
エンコーダは、インクリメンタルエンコーダとアブソリ
ュートエンコーダに大別される。インクリメンタルエン
コーダは各種機械のACサーボモータに取付けられ広く
使用されており、ACサーボ用エンコーダとして主流を
占めている。 【0004】インクリメンタルエンコーダの出力信号は
図8に示すように、回転方向が判別できるように互いに
電気角で90度位相差を有するA,B2相の信号と、1
回転1パルスの基準Z信号と、ACサーボモータの通電
相切り替えのためのコミュテーション信号CS1,CS
2,CS3を備えたものが一般的である。 【0005】また、アブソリュートエンコーダは1回転
内の絶対位置が判別できるエンコーダで、原点復帰動作
が不要なことから多関節ロボットをはじめとする大型の
ロボット用サーボモータなどに普及しており、その多く
はモータの回転回数をカウントする機能をつけた多回転
式アブソリュートエンコーダである。 【0006】以下に従来の多回転式アブソリュートエン
コーダについて説明する。図9において、91はインク
リメンタル信号とアブソリュート信号を検出する信号検
出部、92は多回転カウント部、93はパラレル・シリ
アル変換部、94は出力回路部、95は電源回路部であ
る。 【0007】図10は、図9の信号検出部の構成を示し
た図であり、発光素子101,回転スリット板102,
受光素子103,波形整形回路104より構成され、受
光素子で受けた信号をパルス波形に変換をする。 【0008】図11は、図10の回転スリット板に形成
される信号パターンであり、1回転アブソリュート信号
を検出するためのパターンであり、1回転の分解能を3
2,K=5の場合のパターン例である。 【0009】以上のように構成された多回転式アブソリ
ュートエンコーダについて、図9を用いてその動作を説
明する。 【0010】まず、主電源がONしているときエンコー
ダの回転位置に合わせ信号検出部91からは90度位相
差を有するA,B相信号と、1回転に1回発生するZ相
信号と1回転の分解能に対応した20〜2K-1のKビッ
トの1回転アブソリュート信号を出力する。また、多回
転カウント部92はアブソリュート信号出力の上位2ビ
ットの2K-1と2K-2とを用いて回転回数を計数する。パ
ラレル・シリアル変換部93はパラレルデータである1
回転アブソリュートデータと多回転カウントデータとを
シリアルデータに変換しドライバやNCシステムに送信
する。 【0011】一方、主電源がOFFした場合には、電源
回路部95からのバックアップ電源によりアブソリュー
ト信号出力の上位2ビットの2K-1と2K-2信号の検出と
多回転カウント部92とを常に動作させている。これに
より再度主電源を投入したときにも回転回数をリセット
することなくデータ保持し、しかも主電源OFF時に変
化した回転回数も検出することができる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図11のように1回転アブソリュート信号
を検出するため、分解能2Kに対応するK本の信号パタ
ーンが必要であり、この信号パターンを回転スリット板
上に形成するためには、径方向にK列の信号パターンを
並べることになり回転スリット板の外径形状が大きくな
る。その結果、エンコーダ形状が大きくなるという問題
点を有していた。 【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、少ない信号パターンで1回転アブソリュート信号を
検出してアブソリュートエンコーダを小型化することを
目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のアブソリュートエンコーダは、mビットのデ
ータコードからなる同じシリアルコード列2つを1ビッ
トずらし交互に挟み環状に配列した1本の複合シリアル
コードパターンと、前記複合シリアルコードパターンを
判別する同心円上に設けた複数のパルス列パターンとを
回転スリット板上に備えたものである。また、前記回転
スリット板上に複数のパルス列パターンをA,B相のパ
ルス数に対して1/4および1/2のパルス数で構成し
たパルス列A0およびA1パターンを備え、固定スリッ
ト板上に前記パルス列A1パターン信号の周期に対応し
たA1パターンと、このA1パターンを基準にして電気
的に位相を順次45度遅らせたB1,C1,D1パター
ンを備えたものである。 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、mビットのデータコードからなる同じシリアルコー
ド列2つを1ビットずらし交互に挟み環状に配列した1
本の複合シリアルコードパターンと、前記複合シリアル
コードパターンを判別する同心円上に設けた複数のパル
ス列パターンとを回転スリット板上に備えている。 【0017】また、回転スリット板と固定スリット板と
を具備し、前記回転スリット板上に複数のパルス列パタ
ーンをA,B相のパルス数に対して1/4および1/2
のパルス数で構成したパルス列A0およびA1パターン
を備え、固定スリット板上に前記パルス列A1パターン
信号の周期に対応したA1パターンと、このA1パター
ンを基準にして電気的に位相を順次45度遅らせたB
1,C1,D1パターンを備えている。 【0018】 【0019】 【0020】このように請求項1記載の発明は、複合シ
リアルコードパターンと複数のパルス列パターンとを回
転スリット板上に備え、複数のパルス列パターンをパル
ス数違いおよび位相違いの信号で構成することにより、
粗い分解能・少ない信号パターン(シリアルコード)で
絶対位置の検出ができる作用がある。 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【実施例】次に、本発明の実施例について、図を用いて
説明する。 【0025】図1(a)において、1は3ビット(m=
3)のデータコードからなる同じシリアルコード列を1
ビットずらし交互に挟んだ複合シリアルコードパター
ン、2はA0信号をつくるパルス列パターン、3はA1
信号をつくるパルス列パターンで、それぞれ回転スリッ
ト板4上に明暗格子(スリットパターン)で構成してい
る。 【0026】ここで、光を遮光するエリアを“0”、光
を透過するエリアを“1”で表すと、3ビットのデータ
コードからなるシリアルコード列“00010111”
2つをそれぞれ1ビットずらして交互に挟み環状に配列
した複合シリアルコードパターン1は、“000000
1100111111”で表される。8パルス(P/
R)のA0信号をつくるパルス列パターン2と、16パ
ルスのA1信号をつくるパルス列パターン3は、後述す
る固定スリット板上の明暗格子と組合せることにより、
複合シリアルコードパターン1から3ビット読み取りパ
ターンで、元の3ビットのデータコードを読み取り、A
0,A1信号とから絶対位置(アブソ代表値)を判別す
る。 【0027】図1(b)において、11は複合シリアル
コードパターン1に対応した3ビット読み取りパターン
で、1つ飛びに光を透過する透過エリア11aを3ヵ所
設けたもので、複合シリアルコードパターン1から1ビ
ット飛びに元の3ビットのデータコードを順次読み取る
ことができる。12はパルス列パターン2に対応してお
り、1ビット分のみ光を透過する透過エリア12aを備
えたA0パターンで、3ビット読み取りパターン11の
透過エリア11aと同期させて配置している。13はパ
ルス列パターン3に対応する複数のパルス列パターン
で、同じ円周上に、A1,B1,C1,D1パターンを
順次並べて構成して、固定スリット板14となる。この
複数のパルス列パターン13の中のA1パターンは、本
来の明暗格子1組を電気角360度で表すとき、光を透
過する透過エリア13aを180度、光を遮光する遮光
エリア13bを225度(180度+45度)にしてお
り、B1パターンの位相を電気角で45度ずらし、パル
ス列A1信号に対して45度ずれたパルス列B1信号を
得る。同様にC1パターンはA1パターンを基準にする
と90度ずれ、D1パターンは135度ずれたパルス列
信号を得るように配置しており、組合せにより分解能を
上げることができる。(図4にて説明) そして、3ビット読み取りパターン11を、“光の透
過”、“光の遮光”と交互に構成しているので、隣のシ
リアルコードとの信号S/N比を上げることができる。 【0028】図2において、回転スリット板上の3ビッ
トの複合シリアルコード“0000001100111
111”を、固定スリット板上の3ビット読み取りパタ
ーンで検出すると、回転スリット板の回転に応じて
(1),(2),(3)の順に、“000”,“00
0”,“001”と順次変化する。このとき、A1信号
の変化点(矢印)のタイミングでA0信号(“H”レベ
ルと“L”レベル)の読み取りを行うと、図3に示すよ
うな3ビットの読み取りコードになり、この読み取りコ
ードとA0信号の“0”,“1”との組合せで、アブソ
代表値(0から15)を割り当て、絶対位置の判別がで
きる。 【0029】図4は、図2と図3で説明したアブソ代表
値の分解能を上げるためのパルス列信号A0,A1,B
1,C1,D1との関係を示すもので、図4において、
アブソ代表値が0から15(16分割)に対して、A0
信号は8パルス、A1信号は16パルスである。B1,
C1,D1信号は図1(b)で説明した固定板の複数パ
ルス列パターンとの組合せで、A1信号に対して位相が
それぞれ1/8λ(1周期をλ)ずれた16パルスの信
号で合成される(すなわち、A1信号に対して位相が順
次電気角で45度ずれた16パルスの信号を得る)。E
N信号はB1,D1信号の論理的NOR(B1,D1が
共に“L”)により生成されEN信号が“H”のとき、
A1信号の変化エッジ(矢印)が有効であることを示し
ている。 【0030】つまり、A1,B1,C1,D1信号を用
いれば、分解能を2m+4にでき、この信号を利用して、
分解能を2m+1から2m+4まで合成設定できる。 【0031】図5において、21はパルス列信号検出
部、22は1回転データ検出部、23は多回転データ検
出部、24はインクリ信号生成部、25はデータロード
信号検出部、26は下位データ生成部、27はデコーダ
部、28は方向弁別部、29はアップダウンカウント
部、30は0番地検出部、31はパラレル・シリアル変
換部、32は出力回路部、33は電源回路部である。 【0032】上記パルス列信号検出部21,1回転デー
タ検出部22,多回転データ検出部23での信号検出構
成は図10に示す発光素子101,回転スリット板10
2,受光素子103,波形整形回路104と同様の構成
である。 【0033】図6は、図5における実施例の動作説明図
であり、図5,図6を用いて、以下動作の詳細な説明を
する。 【0034】エンコーダの電源が図6中の(i)点でO
Nされると、1回転データ検出部22では、図2に示す
3ビット読み取りパターンによるパターン判別が行わ
れ、さらにデコード部27で図3に示すデータ変換が行
われ、アブソ代表値“0”が決まる。また、パルス列信
号検出部21で検出されたA0,A1,B1,C1,D
1信号はインクリ生成部24、データロード信号検出部
25、下位データ生成部26に入力され、以下の動作が
行われる。 【0035】インクリ生成部24では、図6に示すA
1,B1,C1,D1信号の“H”,“L”によりA,
B相信号が生成される。 【0036】下位データ生成部26では、図6に示すA
1,B1,C1,D1信号の“H”,“L”によりアブ
ソ代表値がさらに分割され、デコード部27の出力と併
せて1回転データとしてアップダウンカウント部29に
ロードされる。アップダウンカウント部にロードされた
1回転データと多回転データ検出部23のデータはパラ
レル・シリアル変換部31でデータ変換され出力回路部
32を介して上位システム側にデータ伝送され、モータ
が駆動可能な状態となる。 【0037】ところで、回転スリット板上に配置した複
合シリアルコードパターン,パルス列A0パターンおよ
びA1パターンは、それぞれ同一トラックでないため、
図6のアブソ代表値の変化点付近x,yではデータ不定
点となり、データロード信号検出部25でデータ安定点
の検出を行う。データロード信号検出部25では前述し
たように、B1,D1信号より生成したEN信号とA1
信号の変化点とでデータ安定点を検出する。 【0038】次に、モータが駆動され軸が回転して、図
6中の(j)点になると前述のデータロード信号検出部
25でデータ安定点が検出され、アップダウンカウント
部29の動作はデータロード動作からカウント動作へ切
り替わる。以後、A,B相信号の変化に応じて方向弁別
部28にてアップパルスおよびダウンパルスが検出さ
れ、アップダウンカウント部のデータが変化し、これに
より1回転データが更新されていく。 【0039】また、0番地検出部30では1回転データ
の0番地をZ相信号として出力し、A,B相信号と併せ
て出力回路部32を介して上位システム側に伝送され
る。 【0040】ここで、デコード部27でのデータ変換方
法について説明すると、デコード部27では、読み取っ
たパターンからアブソデータへの変換を行うが、この変
換の代表例としてROMテーブルなどにより変換を行う
方法と、信号処理上でシリアルコードを発生させて読み
取ったパターンと照合し、一致するまでの処理回数など
で変換する方法がある。ところが、検出分解能が大きく
なるほどシリアルコードが大きくなるため、ROMテー
ブルが大きくなったり、パターン一致までの処理時間が
長くなるという課題がある。 【0041】図7は、一実施例のmビットのデータコー
ドからなる複合シリアルコード、A0,A1信号のパル
ス数、1回転データ分解能、A,B相のパルス数の関係
をまとめたものであり、A1,B1,C1,D1信号か
らアブソ代表値を分割する組合せを変えて、信号処理上
だけで1回転データの分解能を容易に変えることができ
る。 【0042】また、従来の回転スリット板上にはA,
B,Z相のための専用トラックが別々に配置されていた
が、本実施例ではアブソデータ検出用のトラックパター
ンからA,B相を生成するため、回転スリット板上に構
成するトラックパターンの数を2本減少させることがで
きる。 【0043】以上をまとめると、回転スリット板上の信
号数とトラックパターン数を削減できるので、回転スリ
ット板の外径を小さくできるので、エンコーダを小型化
ができる。 【0044】また、固定スリット板との組合せにより、
粗い分解能と少ない信号パターンでも、高分解能の信号
を生成できる。 【0045】また、mビットのデータコードからなる複
合シリアルコードパターンと、複数のパルス列パターン
からなるA0,A1,B1,C1,D1信号と、データ
処理の組合せにより、1回転内の検出分解能を2m+1か
ら2m+4まで設定できる。 【0046】また、A,B相のインクリメンタル信号の
生成ができるため、回転スリット板上には、A,B相の
インクリメンタル専用トラックが不要となる。 【0047】さらに、シリアルコードのデコード処理回
路の削減ができるため、上記内容と併せて、エンコーダ
の小型化,低価格化,信頼性の向上が実現できる。 【0048】 【発明の効果】上記の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、粗い分解能・少ない信号パター
ンで高分解能の絶対位置検出ができ、回転スリット板上
の信号トラック数を少なくできるので、小型で量産性の
向上したアブソリュートエンコーダを提供できる。 【0049】 【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における回転スリット
板の構成図 (b)本発明の一実施例における固定スリット板の構成
図 【図2】本発明の一実施例における信号処理の動作説明
図 【図3】本発明の一実施例におけるアブソ代表値の説明
図 【図4】本発明の一実施例における信号処理の動作説明
図 【図5】本発明の一実施例における信号処理のブロック
図 【図6】本発明の一実施例における動作波形図 【図7】本発明の一実施例における信号処理設定の説明
図 【図8】従来のインクリメンタルエンコーダの出力信号
図 【図9】従来のアブソリュートエンコーダの信号処理の
ブロック図 【図10】従来のアブソリュートエンコーダの信号検出
部の構成図 【図11】従来のアブソリュートエンコーダの信号パタ
ーン構成図 【符号の説明】 1 複合シリアルコードパターン 2,3 パルス列パターン(A0,A1) 4 回転スリット板 12 A0パターン 13 複数のパルス列パターン(A1,B1,C1,D
1パターン) 14 固定スリット板 21 パルス列信号検出部 22 1回転データ検出部 23 多回転データ検出部 24 インクリ信号生成部 25 データロード信号検出部 27 デコード部 28 方向弁別部 29 アップダウンカウント部
板の構成図 (b)本発明の一実施例における固定スリット板の構成
図 【図2】本発明の一実施例における信号処理の動作説明
図 【図3】本発明の一実施例におけるアブソ代表値の説明
図 【図4】本発明の一実施例における信号処理の動作説明
図 【図5】本発明の一実施例における信号処理のブロック
図 【図6】本発明の一実施例における動作波形図 【図7】本発明の一実施例における信号処理設定の説明
図 【図8】従来のインクリメンタルエンコーダの出力信号
図 【図9】従来のアブソリュートエンコーダの信号処理の
ブロック図 【図10】従来のアブソリュートエンコーダの信号検出
部の構成図 【図11】従来のアブソリュートエンコーダの信号パタ
ーン構成図 【符号の説明】 1 複合シリアルコードパターン 2,3 パルス列パターン(A0,A1) 4 回転スリット板 12 A0パターン 13 複数のパルス列パターン(A1,B1,C1,D
1パターン) 14 固定スリット板 21 パルス列信号検出部 22 1回転データ検出部 23 多回転データ検出部 24 インクリ信号生成部 25 データロード信号検出部 27 デコード部 28 方向弁別部 29 アップダウンカウント部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 mビットのデータコードからなる同じシ
リアルコード列2つを1ビットずらし交互に挟み環状に
配列した1本の複合シリアルコードパターンと、前記複
合シリアルコードパターンを判別する同心円上に設けた
複数のパルス列パターンとを回転スリット板上に備え、
前記複数のパルス列パターンを、A,B相のパルス数に
対して1/4および1/2のパルス数で構成したパルス
列A0およびA1パターンで構成し、固定スリット板上
に前記パルス列A1パターン信号の周期に対応したA1
パターンと、このA1パターンを基準にして電気的に位
相を順次45度遅らせるB1,C1,D1パターンを設
けたアブソリュートエンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13329997A JP3446537B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | アブソリュートエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13329997A JP3446537B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | アブソリュートエンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325740A JPH10325740A (ja) | 1998-12-08 |
JP3446537B2 true JP3446537B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15101420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13329997A Expired - Fee Related JP3446537B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | アブソリュートエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3446537B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4875889B2 (ja) | 2005-12-08 | 2012-02-15 | ハイデンハイン株式会社 | エンコーダのカウントミス検出回路およびエンコーダのカウントミス検出方法 |
JP7258609B2 (ja) * | 2019-03-15 | 2023-04-17 | ミネベアミツミ株式会社 | 位置検出装置 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13329997A patent/JP3446537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10325740A (ja) | 1998-12-08 |
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