JP3445904B2 - 空調機監視システム装置 - Google Patents

空調機監視システム装置

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JP3445904B2
JP3445904B2 JP19634996A JP19634996A JP3445904B2 JP 3445904 B2 JP3445904 B2 JP 3445904B2 JP 19634996 A JP19634996 A JP 19634996A JP 19634996 A JP19634996 A JP 19634996A JP 3445904 B2 JP3445904 B2 JP 3445904B2
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徹 加地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動再起動制御
の機能を備えた空気調和機を監視する空調機監視システ
ム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】異常時に停止してその後自動的に再起動
し且つその再起動を所定回数まで許容する空気調和機を
備え、空気調和機の再起動が上記所定回数に達した後の
同空気調和機の異常停止に際して警報を発する空調機監
視システム装置がある。
【0003】空気調和機は各地の建物に複数台が設置さ
れており、警報が発せられると、遠隔監視センタに待機
の保守員が対象の空気調和機へ赴き、修理等の必要な処
置を施すシステムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】平日昼間の時間帯は、
遠隔監視センタに多くの保守員が配置される。これに対
し、平日夜間および休日の時間帯は、遠隔監視センタに
配置される保守員の数が減らされる傾向にある。
【0005】このような保守形態の変化にかかわらず、
空気調和機の自動再起動制御に伴う警報発生の制御は常
に一律である。このため、次のような問題がある。すな
わち、保守員数の少ない平日夜間および休日の時間帯に
おいても、保守員数の多い平日昼間の時間帯と同じよう
な率で警報が発生し、保守員一人当たりの仕事量(駆け
つけ回数など)が増えて保守員にかかる負担が大きくな
る。負担が大きいために、必要な処置が十分に行えなく
なる可能性もある。
【0006】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1、第2、および第3の発明の空調機監視システム装
置は、空気調和機の自動再起動制御に伴う警報発生を保
守形態の変化に合わせて適切に行うことができ、これに
より保守員にかかる負担を軽減でき、ひいては保守の確
実性を高めて信頼性の向上が図れることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の空調機監視
システム装置は、異常時に停止してその後自動的に再起
動し且つその再起動を所定回数まで許容する空気調和機
を備え、空気調和機の再起動が上記所定回数に達した後
の同空気調和機の異常停止に際して警報を発するもので
あって、日時を計るためのタイマ手段と、このタイマ手
段の計時に基づいて上記所定回数を可変設定する制御手
段と、を備えている。
【0008】第2の発明の空調機監視システム装置は、
異常時に停止してその後自動的に再起動し且つその再起
動を所定回数まで許容する空気調和機を備え、空気調和
機の再起動が上記所定回数に達した後の同空気調和機の
異常停止に際して警報を発するものであって、日時を計
るためのタイマ手段と、このタイマ手段の計時に基づく
平日昼間の時間帯と平日夜間および休日の時間帯とで、
上記所定回数を可変設定する制御手段と、を備えてい
る。
【0009】第3の発明の空調機監視システム装置は、
異常時に停止してその後自動的に再起動し且つその再起
動を所定回数まで許容する空気調和機を備え、空気調和
機の再起動が上記所定回数に達した後の同空気調和機の
異常停止に際して警報を発するものであって、日時を計
るためのタイマ手段と、このタイマ手段の計時に基づ
き、上記所定回数を、平日昼間の時間帯よりも、平日夜
間および休日の時間帯において、大きく設定する制御手
段と、を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。まず、システム全体の構成
を図2に示す。建物たとえば複数のビルディング50が
あって、これらビルディング50にそれぞれ複数台ずつ
空気調和機51が設置される。各空気調和機51は、空
調機情報転送装置52および建物データ転送装置53を
介して遠隔監視センタ60の監視装置61に接続され
る。この接続手段としては、電気ケーブルや電話回線
等、種々がある。
【0011】各空気調和機51は、異常時に圧縮機を停
止し、その一定時間後、自動的に圧縮機を再起動し且つ
その再起動を所定回数まで許容する自動再起動制御の手
段を備えるとともに、再起動が上記所定回数に達した後
の異常停止に際してその旨を監視装置61に報知する手
段を備える。自動再起動制御により、単なる一過性の異
常は無視して運転の継続性を高めるようにしている。
【0012】監視装置61は、各空気調和機51との間
のデータ転送によって各空気調和機51を監視し、各空
気調和機51から報知に応じて音や表示による警報を適
宜に発する。この監視装置61が設置される遠隔監視セ
ンタ60には、所定数の保守員が待機している。
【0013】次に、空気調和機51の構成を図1に示
す。図1に示すように、圧縮機1、油分離器2、室外熱
交換器3、受液器4、電子膨張弁5、室内熱交換器6、
アキュームレータ7が配管により接続され、冷凍サイク
ルが構成される。
【0014】圧縮機1は、インバータ装置11から供給
される駆動電力の周波数に応じて容量可変動作し、高温
高圧のガス冷媒を吐出する。このガス冷媒は室外熱交換
器(凝縮器)3に導かれ、外気と熱交換して凝縮し、高
圧の液冷媒となる。液冷媒は膨張弁5に導かれ、そこで
減圧され、低圧の液ガス混合冷媒となる。さらに、この
液ガス混合冷媒が室内熱交換器(蒸発器)6に導かれ、
室内空気と熱交換することで蒸発し、低圧ガスとなって
再び圧縮機1に吸入される。以下、同様のサイクルが繰
り返されることにより、室内が冷房され、その室内から
奪われた熱が室外熱交換器3を介して外気へ放出され
る。
【0015】室外熱交換器3に対し、室外空気供給用の
室外側送風機12が設けられる。室内熱交換器6に対
し、室内空気供給用の室内側送風機13が設けられる。
室内側送風機13は、インバータ装置14から供給され
る駆動電力の周波数に応じて風量可変動作する。この室
内側送風機13の風量を変化させることにより、室内熱
交換器5における冷媒と室内空気との間の熱伝達率を調
節することができ、ひいては室内への吹出空気温度を制
御することができる。
【0016】室内側送風機13によって吸込まれる室内
空気の風路に、吸込空気温度センサ15が設けられる。
室内熱交換器6を経て室内に吹出される吹出空気の風路
に、吹出空気温度センサ16が設けられる。
【0017】圧縮機1の吐出口に接続の配管(吐出管)
に、温度センサ21および圧力センサ22が取付けられ
る。圧縮機1の吐出口に接続の配管(吸込管)に、圧力
センサ23が取付けられる。
【0018】インバータ装置11の放熱フィンに、温度
センサ24が取付けられる。インバータ装置14の放熱
フィンに、温度センサ25が取付けられる。制御装置3
0は、各温度センサの検出値に応じて当該空気調和機の
異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段の異
常検出時に圧縮機1を停止してその一定時間後に自動的
に圧縮機1を再起動し且つその再起動を所定回数まで許
容する自動再起動制御手段と、この自動再起動制御によ
る再起動が上記所定回数に達した後の異常停止に際して
その旨を監視装置61に報知する報知手段と、日時を計
るためのタイマ手段と、このタイマ手段の計時に基づく
平日昼間の時間帯と平日夜間および休日の時間帯とで上
記所定回数を可変設定する制御手段と、を有する。
【0019】つぎに、上記の構成の作用を説明する。制
御装置30で検出される異常の種類として、(1)温度
センサ21の検出温度に基づく吐出管温度過熱、(2)
温度センサ21の検出温度および圧力センサ22の検出
圧力に基づく吐出管温度湿り、(3)圧力センサ22の
検出圧力に基づく高圧上昇、(4)圧力センサ23の検
出圧力に基づく低圧低下、(5)温度センサ24の検出
温度に基づくフィン温度上昇、(6)温度センサ25の
検出温度に基づくフィン温度上昇などがある。
【0020】(1)温度センサ21の検出温度T2 およ
び運転周波数C[Hz]を用いた関数によりホッテストポ
イントTmax が求められ、それと予め定められている標
準設定値とが比較される。
【0021】この比較により、吐出管温度過熱の異常が
検出される。検出条件として、表1に示す、[Tmax >
120℃& 3分][Tmax > 130℃& 2分][Tmax > 1
40℃& 1分]がある。
【0022】
【表1】
【0023】たとえば、[Tmax > 120℃& 3分]の検
出条件では、ホッテストポイントTmax が標準設定値の
120℃を超えて、その状態が 3分間以上継続したとき、
異常と判定されて異常停止および再起動がなされる。
【0024】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0025】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0026】[Tmax > 130℃& 2分]の検出条件で
は、ホッテストポイントTmax が標準設定値の 130℃を
超えて、その状態が 2分間以上継続したとき、異常と判
定されて異常停止および再起動がなされる。
【0027】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 3回まで、許容される。異常停止の回数が 4回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0028】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が 6回まで許容される。異常
停止の回数が 7回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0029】検出条件は適宜に選択可能である。いずれ
の検出条件においても、ホッテストポイントTmax が 1
20℃を下回って、その状態が30分間以上継続したとき、
再起動と異常停止の回数計数値がリセットされて零にな
る。
【0030】ところで、再起動時、それまでの再起動回
数に応じて、膨張弁5の初期開度が次のように設定され
る。 初期開度(駆動パルス数)=通常開度+再起動回数×定
数 定常運転に入ると、それまでの再起動回数に応じて、異
常検出のための標準設定値が次のように補正される。
【0031】 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 また、再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、
圧縮機1の運転周波数の最大値(上限値)が次のように
設定される。
【0032】すなわち、再起動に際し、圧縮機1の運転
周波数が異常停止前の値になると再び異常停止に至る虞
があることに対処し、運転周波数の最大値Cmax [Hz]
として、異常停止直前の運転周波数C[Hz]よりも所定
値(周波数制御の1ステップ分)だけ低い値が設定され
る。
【0033】Cmax [Hz]=C[Hz]−所定値 再起動に際し、室内側送風機13の運転周波数の最大値
Amax [Hz]として、異常停止前の運転周波数A[Hz]
と同じ値が設定される。
【0034】Amax [Hz]=A[Hz] ホッテストポイントTmax は、吐出冷媒温度センサ21
の検出温度T2 および運転周波数C[Hz]を用いた関数
により求められる。
【0035】Tmax =f(C[Hz],T2 ) (2)温度センサ21の検出温度T2 および圧力センサ
22の検出圧力P2 を用いて吐出過熱温度DSHが求め
られ、それと予め定められている標準設定値とが比較さ
れる。
【0036】 DSH=T2 −(P2 の圧力相当飽和温度) この比較により、吐出管温度湿りの異常が検出される。
吐出管温度湿りは、圧縮機1に液冷媒が吸込まれる液バ
ックに起因する。検出条件として、表2に示す、[DS
H< 20deg& 3分][DSH< 10deg& 2分][DSH
< 5deg & 1分]がある。
【0037】
【表2】
【0038】たとえば、[DSH< 20deg& 3分]の検
出条件では、吐出過熱温度DSHが標準設定値の 20deg
を下回って、その状態が 3分間以上継続したとき、異常
と判定されて異常停止および再起動がなされる。
【0039】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0040】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0041】検出条件は適宜に選択可能である。いずれ
の検出条件においても、吐出過熱温度DSHが20deg を
超えて、その状態が30分間以上継続したとき、再起動と
異常停止の回数計数値がリセットされて零になる。
【0042】ところで、再起動時、それまでの再起動回
数に応じて、膨張弁5の初期開度が次のように設定され
る。 初期開度(駆動パルス数)=通常開度+再起動回数×定
数 定常運転に入ると、それまでの再起動回数に応じて、異
常検出のための標準設定値が次のように補正される。
【0043】 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 また、再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、
室内側送風機13の運転周波数の最小値(下限値)が次
のように設定される。
【0044】すなわち、再起動に際し、室内側送風機1
3の運転周波数が異常停止前の値になると再び異常停止
に至る虞があることに対処し、運転周波数の最小値Ami
n [Hz]として、異常停止直前の運転周波数A[Hz]よ
りも所定値たとえば 4[Hz]だけ高い値が設定される。
【0045】Amin [Hz]=A[Hz]+ 4[Hz] (3)圧力センサ22の検出圧力(吐出圧力)P2 と予
め定められている標準設定値とが比較される。
【0046】この比較により、高圧上昇の異常が検出さ
れる。検出条件として、表3に示す、[P2 >30Kg/cmm
2 & 1分][P2 >31Kg/cmm2 &30秒][P2 >32Kg/c
mm2&10秒]がある。
【0047】
【表3】
【0048】たとえば、[P2 >30Kg/cmm2 & 1分]の
検出条件では、吐出圧力P2 が標準設定値の30Kg/cmm2
を超えて、その状態が 1分間以上継続したとき、異常と
判定されて異常停止および再起動がなされる。
【0049】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0050】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0051】いずれの検出条件においても、吐出圧力P
2 が30Kg/cmm2 を下回って、その状態が30分間以上継続
したとき、再起動と異常停止の回数計数値がリセットさ
れて零になる。
【0052】ところで、再起動時、それまでの再起動回
数に応じて、膨張弁5の初期開度が次のように設定され
る。 初期開度(駆動パルス数)=通常開度+再起動回数×定
数 定常運転に入ると、それまでの再起動回数に応じて、異
常検出のための標準設定値が次のように補正される。
【0053】 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 また、再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、
圧縮機1の運転周波数の最大値(上限値)が次のように
設定される。
【0054】すなわち、再起動に際し、圧縮機1の運転
周波数が異常停止前の値になると再び異常停止に至る虞
があることに対処し、運転周波数の最大値Cmax [Hz]
として、異常停止直前の運転周波数C[Hz]よりも所定
値(周波数制御の1ステップ分)だけ低い値が設定され
る。
【0055】Cmax [Hz]=C[Hz]−所定値 再起動に際し、室内側送風機13の運転周波数の最大値
Amax [Hz]として、異常停止前の運転周波数A[Hz]
と同じ値が設定される。
【0056】Amax [Hz]=A[Hz] (4)圧力センサ23の検出圧力(吸入圧力)P1 と予
め定められている標準設定値とが比較される。
【0057】この比較により、低圧低下の異常が検出さ
れる。検出条件として、表4に示す、[P1 < 2.5Kg/c
mm2 & 3分][P1 < 1.8Kg/cmm2 & 2分][P1
1.0Kg/cmm2 &30秒]がある。
【0058】
【表4】
【0059】たとえば、[P1 < 2.5Kg/cmm2 & 3分]
の検出条件では、吐出圧力P1 が標準設定値の 2.5Kg/c
mm2 を下回って、その状態が 3分間以上継続したとき、
異常と判定されて異常停止および再起動がなされる。
【0060】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0061】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0062】いずれの検出条件においても、吐出圧力P
1 が 2.5Kg/cmm2 を超えて、その状態が30分間以上継続
したとき、再起動と異常停止の回数計数値がリセットさ
れて零になる。
【0063】ところで、再起動時、それまでの再起動回
数に応じて、膨張弁5の初期開度が次のように設定され
る。 初期開度(駆動パルス数)=通常開度+再起動回数×定
数 定常運転に入ると、それまでの再起動回数に応じて、異
常検出のための標準設定値が次のように補正される。
【0064】 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、室内側
送風機13の運転周波数の最小値(下限値)が次のよう
に設定される。
【0065】すなわち、再起動に際し、室内側送風機1
3の運転周波数が異常停止前の値になると再び異常停止
に至る虞があることに対処し、運転周波数の最小値Ami
n [Hz]として、異常停止直前の運転周波数A[Hz]よ
りも所定値たとえば 4[Hz]だけ高い値が設定される。
【0066】Amin [Hz]=A[Hz]+ 4[Hz] (5)温度センサ24の検出温度(インバータ装置11
の放熱フィン温度)Tf1 と予め定められている標準設
定値とが比較される。
【0067】この比較により、フィン温度上昇の異常が
検出される。検出条件として、表5に示す、[Tf1
80℃& 3分][Tf1 >85℃& 1分][Tf1 >90℃&
30秒]がある。
【0068】
【表5】
【0069】たとえば、[Tf1 >80℃& 3分]の検出
条件では、フィン温度Tf1 が標準設定値の80℃を超え
て、その状態が 3分間以上継続したとき、異常と判定さ
れて異常停止および再起動がなされる。
【0070】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0071】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0072】検出条件は適宜に選択可能である。いずれ
の検出条件においても、フィン温度Tf1 が80℃を下回
って、その状態が 1時間以上継続したとき、再起動と異
常停止の回数計数値がリセットされて零になる。
【0073】ところで、定常運転では、それまでの再起
動回数に応じて、異常検出のための標準設定値が次のよ
うに補正される。 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 また、再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、
圧縮機1の運転周波数の最大値(上限値)が次のように
設定される。
【0074】すなわち、再起動に際し、圧縮機1の運転
周波数が異常停止前の値になると再び異常停止に至る虞
があることに対処し、運転周波数の最大値Cmax [Hz]
として、異常停止直前の運転周波数C[Hz]よりも所定
値(周波数制御の1ステップ分)だけ低い値が設定され
る。
【0075】Cmax [Hz]=C[Hz]−所定値 (5)温度センサ25の検出温度(インバータ装置14
の放熱フィン温度)Tf2 と予め定められている標準設
定値とが比較される。
【0076】この比較により、フィン温度上昇の異常が
検出される。検出条件として、表6に示す、[Tf2
80℃& 3分][Tf2 >85℃& 1分][Tf2 >90℃&
30秒]がある。
【0077】
【表6】
【0078】たとえば、[Tf2 >80℃& 3分]の検出
条件では、フィン温度Tf2 が標準設定値の80℃を超え
て、その状態が 3分間以上継続したとき、異常と判定さ
れて異常停止および再起動がなされる。
【0079】平日昼間の時間帯では、異常停止および再
起動が 5回まで、許容される。異常停止の回数が 6回に
達すると、異常が確定される。この確定に基づき、監視
装置60で警報が発せられる。
【0080】ただし、平日夜間および休日の時間帯で
は、異常停止および再起動が10回まで許容される。異常
停止の回数が11回に達すると、異常が確定される。この
確定に基づき、監視装置60で警報が発せられる。
【0081】検出条件は適宜に選択可能である。いずれ
の検出条件においても、フィン温度Tf2 が80℃を下回
って、その状態が 1時間以上継続したとき、再起動と異
常停止の回数計数値がリセットされて零になる。
【0082】ところで、定常運転では、それまでの再起
動回数に応じて、異常検出のための標準設定値が次のよ
うに補正される。 標準設定値=標準設定値−再起動回数×定数 また、再起動ごとに、それまでの再起動回数に応じて、
室内側送風機13の運転周波数の最小値(下限値)が次
のように設定される。
【0083】すなわち、再起動に際し、室内側送風機1
3の運転周波数が異常停止前の値になると再び異常停止
に至る虞があることに対処し、運転周波数の最小値Ami
n [Hz]として、異常停止直前の運転周波数A[Hz]よ
りも所定値たとえば 4[Hz]だけ高い値が設定される。
【0084】Amin [Hz]=A[Hz]+ 4[Hz] 以上のように、遠隔監視センタ60に配置される保守員
の数が比較的多い平日昼間の時間帯と、遠隔監視センタ
60に配置される保守員の数が減らされる傾向にある平
日夜間および休日の時間帯とを、タイマ計時によって把
握し、その時間帯に応じて自動再起動制御に伴う警報発
生のための所定回数を可変設定することにより、保守員
数が少ない保守形態のときはそれに比例する形で警報発
生の率が減少し、保守員一人当たりの仕事量(駆けつけ
回数など)の増加を抑えることができる。
【0085】したがって、保守員にかかる負担が軽くな
り、ひいては保守の確実性が高まって信頼性の向上が図
れる。なお、この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能であ
る。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、第1、第2、および
第3の発明の空調機監視システム装置は、警報発生のた
めの所定回数を可変設定する構成としたので、空気調和
機の自動再起動制御に伴う警報発生を保守形態の変化に
合わせて適切に行うことができ、これにより保守員にか
かる負担を軽減でき、ひいては保守の確実性が高まって
信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の冷凍サイクルおよび制御ブロックの
構成を示す図。
【図2】同実施例の全体的な構成を示す図。
【符号の説明】
1…圧縮機 3…室外熱交換器 5…電子膨張弁 6…室内熱交換器 11…インバータ装置 13…室内側送風機 14…インバータ装置 21,24,25…温度センサ 22,23…圧力センサ 30…制御装置 50…ビルディング 51…空気調和機 60…遠隔監視センタ 61…監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 和夫 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 植草 常雄 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 藁谷 至誠 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 渡邊 慎一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 三宅 大輔 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 原 正務 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 加地 徹 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (56)参考文献 特開 平6−34224(JP,A) 特開 平7−174392(JP,A) 特開 平7−332730(JP,A) 特開 平10−19342(JP,A) 特開 昭51−136119(JP,A) 実開 昭60−188952(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常時に停止してその後自動的に再起動
    し且つその再起動を所定回数まで許容する空気調和機を
    備え、空気調和機の再起動が上記所定回数に達した後の
    同空気調和機の異常停止に際して警報を発する空調機監
    視システム装置において、 日時を計るためのタイマ手段と、 このタイマ手段の計時に基づいて前記所定回数を可変設
    定する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調機監視システム装置。
  2. 【請求項2】 異常時に停止してその後自動的に再起動
    し且つその再起動を所定回数まで許容する空気調和機を
    備え、空気調和機の再起動が上記所定回数に達した後の
    同空気調和機の異常停止に際して警報を発する空調機監
    視システム装置において、 日時を計るためのタイマ手段と、 このタイマ手段の計時に基づく平日昼間の時間帯と平日
    夜間および休日の時間帯とで、前記所定回数を可変設定
    する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調機監視システム装置。
  3. 【請求項3】 異常時に停止してその後自動的に再起動
    し且つその再起動を所定回数まで許容する空気調和機を
    備え、空気調和機の再起動が上記所定回数に達した後の
    同空気調和機の異常停止に際して警報を発する空調機監
    視システム装置において、 日時を計るためのタイマ手段と、 このタイマ手段の計時に基づき、前記所定回数を、平日
    昼間の時間帯よりも、平日夜間および休日の時間帯にお
    いて、大きく設定する制御手段と、 を具備したことを特徴とする空調機監視システム装置。
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