JP3438551B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Description
た空気調和機に関するもので、特に、運転異常時の停止
回数を減少させる保護制御に好適である。
制御として、例えば、特開平5―187726号公報に
記載のように、高圧遮断装置が作動するごとに高圧遮断
装置が作動する条件よりもはやく保護制御をはたらかせ
る条件を決定し、決定された条件を記憶手段に記憶さ
せ、以後の保護制御を記憶した条件によっておこない、
高圧遮断装置による停止を減少させ圧縮機を保護するこ
とが知られている。
遮断装置の作動後の保護制御をはやめに実施して、圧縮
機を保護している。しかし、高圧遮断装置の作動後は保
護制御が常に早めに働くため、室内外の空気条件などの
運転環境が変わり高圧遮断装置の作動までに十分余裕が
ある場合にも保護制御によって圧縮機の能力を抑えてし
まう問題がある。また、上記従来技術のものは高圧圧力
に対する保護のみで圧縮機の電流や温度に対する保護が
考慮されていない。
に、運転異常時の停止回数を減少させた空気調和機を提
供することにある。
本発明は、周波数が可変されて駆動される圧縮機、室外
熱交換器、膨張機構および室内熱交換器を配管で接続し
た冷凍サイクルを備え、圧縮機の吐出圧力を検出する圧
力センサを有した空気調和機において、吐出圧力が所定
値より低ければ運転容量に見合った周波数で圧縮機は駆
動され、吐出圧力が第1の判定値より高ければ圧縮機の
運転周波数を強制的に減少させ、第2の判定値以上にな
ったら圧縮機の運転状態を異常と判定して圧縮機を停止
し、停止後、第1の判定値を下げて圧縮機を再起動する
ものである。
を下げたことをリモコンに表示することが望ましい。
いし図9を参照して説明する。図1は、一実施例による
冷凍サイクルの構成を示すブロック図、図2は、一実施
例による圧縮機の制御方法を示すフローチャート、図3
は、他の実施例による圧縮機の制御方法を示すフローチ
ャート、図4は、一実施例による判定値及び判定領域を
示すグラフ、図5は、他の実施例による判定値及び判定
領域を示すグラフ、図6は、さらに他の実施例による判
定値及び判定領域を示すグラフ、図7は、一実施例によ
る膨張弁の制御方法を示すフローチャート、図8は、膨
張弁の判定値及び判定領域を示すグラフ、図9は、さら
に他の実施例による圧縮機の制御方法を示すフローチャ
ートである。
1、室外熱交換器11、流量調整可能な室外膨張弁2
1、液タンク71、アキュムレータ91、圧力センサ4
1、温度センサ51および室外ファン31で構成されて
いる。冷房運転時は圧縮機81の吐出側と室外熱交換器
11の一端とが連通し、ガス配管121とアキュムレー
タ91とが連通し、暖房運転時は圧縮機81の吐出側と
ガス配管121とが連通し、アキュムレータ91と室外
熱交換器11の一端とが連通するようになっている。
室外熱交換器11の他端は室外膨張弁21、液タンク7
1を介して液配管111に結合されている。圧縮機81
の吐出側には圧力センサ41が取り付けられており、吐
出圧力が検知できようになっている。また、圧縮機の吐
出側には温度センサ51が取り付けられており、圧縮機
の吐出ガス温度が検知できようになっている。圧縮機8
1には周波数可変装置131から周波数が変化できる電
源が供給されている。また、電流センサ141によって
圧縮機へ供給される電源電流が検知出来るようになって
いる。
力、温度センサ51によって検知された吐出ガス温度お
よび電流センサ141によって検知された圧縮機への電
源電流の情報は室外制御装置101に入力されている。
また、室外制御装置101は周波数可変装置131から
圧縮機へ供給する電源周波数を制御している。また、室
外膨張弁21および室内膨張弁22、23の弁開度も制
御している。室内ユニット2、3はそれぞれ室内熱交換
器12、13、流量調整可能な室内膨張弁22、23お
よび室内ファン32、33で構成されている。それぞれ
の室内熱交換器12、13の一端はガス配管121と結
合され、他端は室内膨張弁22、23と結合されてい
る。室内膨張弁22、23の他端は液配管111に結合
されている。室内ユニット2、3にはリモコン102、
103が取り付けられて、室内ユニット2、3の運転モ
ード、運転停止、温度設定などの制御を行うと共にに運
転状態も表示する。
2、3を冷房運転する場合について説明する。四方弁6
1は冷房モードになっている。圧縮機81から吐出され
た高圧ガス冷媒は四方弁61を通って室外熱交換器11
へ流れる。室外熱交換器11へ入った高圧ガス冷媒は室
外ファン31によって送風された室外空気と熱交換され
て凝縮し液冷媒となり、室外膨張弁11を通って液タン
ク71へ入る。液タンク71の液冷媒は液配管111を
通って、室内ユニット2、3に入り、それぞれの室内膨
張弁22、23で減圧されて、室内熱交換器12、13
に入り、それぞれの室内ファン32、33によって送風
された室内空気と熱交換されて蒸発しガス冷媒となる。
このときそれぞれの室内は冷房される。室内熱交換器1
2、13内のガス冷媒はガス配管121を通って室外ユ
ニット1へ入り、四方弁61およびアキュムレータ91
を通って圧縮機91に吸入される。
場合について説明する。四方弁61は暖房モードになっ
てあり、圧縮機81から吐出された高圧ガス冷媒は四方
弁61を通ってガス配管121へ流れる。ガス配管12
1を通った高圧ガス冷媒は室内ユニット2、3の室内熱
交換器12、13に入り、それぞれの室内ファン32、
33によって送風された室内空気と熱交換されて凝縮し
液冷媒となる。このときそれぞれの室内は暖房される。
液冷媒は室内膨張弁22、23、液配管111を通って
液タンク71に入る。液タンク71の液冷媒は室外膨張
弁11で減圧されて室外熱交換器11に入り、室外ファ
ン31によって送風された室外空気と熱交換されて蒸発
し低圧のガス状の冷媒となり、四方弁61およびアキュ
ムレータ91を通って圧縮機81に吸入される。
方法について説明する。ステップS1で圧縮機の起動信
号が入力されるとステップS2で圧縮機の駆動周波数の
上限値Hzmax、下限値Hzminを設定し、ステッ
プS3で起動周波数を演算後、ステップS4で圧縮機を
起動周波数で起動する。ステップS5で圧縮機の運転状
態(吐出圧力、吐出ガス温度、圧縮機電流)を検出す
る。ステップS6で圧縮機の停止信号が入力されたかど
うかをチェックし、停止のときは圧縮機を停止させてス
テップS1へ戻る。停止信号が入力されていないときは
ステップS7で運転状態から圧縮機駆動周波数Hzを演
算し、前記周波数Hzが上限値Hzmaxと下限値Hz
minとの範囲に入るようにし、その周波数で圧縮機を
駆動する。
から異常をチェックし、異常がなければステップS5へ
戻り、ステップS5からステップS8を繰り返し実施す
る。なお、この繰り返しは所定の周期で行う。ステップ
S8で圧縮機に異常があるときはステップS9で圧縮機
を停止する。ステップS10で圧縮機の異常停止回数が
3回異常であれば修復できない異常と判断してステップ
S16で圧縮機異常をリモコンなどに表示して運転を禁
止する。異常停止回数が3回未満であればステップS1
1で圧縮機を3分間停止した後、ステップS12で圧縮
機の起動周波数を演算し、ステップS13で圧縮機の駆
動周波数の上限値Hzmax、下限値Hzminをステ
ップS2の設定範囲より縮小して設定する。ステップS
14で圧縮機を再起動するとともに、ステップS15で
圧縮機の運転容量範囲が縮小したことをリモコンなどに
表示し、ステップS5へ戻る。圧縮機の駆動周波数が高
いときは圧縮機の仕事量が増加するので圧縮機の負担が
大きく、モータや圧縮機構の故障の原因になる。また、
駆動周波数が低いときは軸受けの潤滑不良やモータ効率
の低下に焼損などの故障の原因になる。ステップS13
で圧縮機の駆動周波数を狭めたことで上記の故障原因が
緩和され圧縮機の故障が低減できる。
図3の制御方法と前述の図2の制御方法との違いはステ
ップS2、S7、S13、S15であり、他は図2と同
様である。ステップS2、S7、S13については図4
〜図6を用いて後で説明する。ステップS15は、図2
では圧縮機の運転容量範囲が縮小されたことを表示して
いたが、図3の実施例では第1の設定値が変更されたこ
とを表示している。
について説明する。図4は吐出圧力に対しての圧縮機制
御方法を示したものである。図3のステップS2で設定
する第1の判定値はPd1、Pd2でそれぞれ2.3M
Pa、2.5MPaで、圧縮機の運転状態が異常と判定
する第2の判定値Pdmax=2.7MPaより低い値
に設定されている。ステップS7の圧縮機周波数制御で
は、検出した吐出圧力PdがPd1より低ければ室内機
の運転容量に見合った周波数で圧縮機を駆動する。吐出
圧力PdがPd1より高ければ圧縮機の周波数を現在の
運転周波数より上昇させず、吐出圧力PdがPd2より
高ければ圧縮機の周波数を吐出圧力PdがPd2以下に
なるまで所定のスピードで強制的に減少させる。 第2
の判定値PdmaxはステップS8の圧縮機の異常判定
で用いるもので、吐出圧力PdがPdmax以上になっ
たら圧縮機異常と判断する。ステップS13の第1の判
定値変更では、 Pd1、Pd2をそれぞれ2.1MP
a、2.3MPaに変更している。これらの値はステッ
プS2で設定した値より第2の判定値Pdmaxに対し
て遠ざけた値になっている。吐出圧力の異常上昇は室内
外の空気温度が非常に高いときに発生しやすく、特に、
起動直後に第2の判定値を越えることが起きやすい。こ
れは起動時、吐出圧力が比較的はやく上昇し、第1の判
定値のPd2を越えたとき圧縮機周波数を減少させる
が、間に合わなく第2の判定値を越えてしますためであ
る。このような状態で圧縮機が異常と判定し停止させた
とき、第1の判定値を下げて自動復帰によって圧縮機を
再起動するので、次からは吐出圧力上昇時、吐出圧力が
低いときに第1の判定値にかかり、圧縮機周波数を減少
させて吐出圧力が第2の判定値を越えるのを防ぐことが
でき、圧縮機の異常停止回数が減る。
昇するときは膨張弁閉塞などの不具合が想定され、この
ようなときは図3のステップS10の異常停止3回以上
の判定で運転をやめるので、圧縮機の故障が防止でき
る。また、第1の判定値を変更したことを図3のステッ
プS15でリモコンなどに表示するので、圧縮機の運転
が抑制されていることをサービスマンに知らせることが
できる。また、室内外の空気温度がそれほど高くないと
きは、第1の判定値を変更してしなくても第2の判定値
を越えることは少ないので、圧縮機運転容量の減少はな
い。
御方法を説明する。図3のステップS2で設定する第1
の判定値はI1、I2でそれぞれ26A、28Aで、圧
縮機の運転状態が異常と判定する第2の判定値Imax
=30Aより低い値に設定されている。ステップS7の
圧縮機周波数制御では、検出した圧縮機電流IがI1よ
り低ければ室内機の運転容量に見合った周波数で圧縮機
を駆動する。圧縮機電流IがI1より高ければ圧縮機の
周波数を現在の運転周波数より上昇させず、圧縮機電流
IがI2より高ければ圧縮機の周波数を圧縮機電流Iが
I2以下になるまで所定のスピードで強制的に減少させ
る。
縮機の異常判定で用いるもので、圧縮機電流IがIma
x以上になったら圧縮機異常と判断する。ステップS1
3の第1の判定値変更では、I1、I2をそれぞれ23
A、25Aに変更している。これらの値はステップS2
で設定した値より第2の判定値Imaxに対して遠ざけ
た値になっている。
機制御方法を説明する。図3のステップS2で設定する
第1の判定値はTd1、Td2でそれぞれ105℃、1
15℃で、圧縮機の運転状態が異常と判定する第2の判
定値Tdmax=130℃より低い値に設定されてい
る。ステップS7の圧縮機周波数制御では、検出した吐
出温度TdがTd1より低ければ室内機の運転容量に見
合った周波数で圧縮機を駆動する。吐出温度TdがTd
1より高ければ圧縮機の周波数を現在の運転周波数より
上昇させず、吐出温度TdがTd2より高ければ圧縮機
の周波数をTd2以下になるまで所定のスピードで強制
的に減少させる。第2の判定値TdmaxはステップS
8の圧縮機の異常判定で用いるもので、吐出温度Tdが
Tdmax以上になったら圧縮機異常と判断する。ステ
ップS13の第1の判定値変更では、 Td1、Td2
をそれぞれ90℃、100℃に変更している。これらの
値はステップS2で設定した値より第2の判定値Tdm
axに対して遠ざけた値になっている。
明する。図7の制御方法と前述の図3の圧縮機の制御方
法との違いはステップS2、S3、S7、S12、S1
3であり、他は図3と同様である。ステップS2、S
7、S13については図8を用いて後で説明する。ステ
ップS3、S12では、圧縮機起動時の膨張弁開度を設
定している。
について説明する。図8は暖房時の吐出温度に対しての
室外膨張弁制御方法を示したものである。図7のステッ
プS2で設定する第1の判定値はTd3で110℃で、
圧縮機の運転状態が異常と判定する第2の判定値Tdm
ax=130℃より低い値に設定されている。S7の膨
張弁開度制御では、検出した吐出温度TdがTd3より
低ければ吐出温度が目標値になるように膨張弁開度を制
御する。吐出温度TdがTd3より高ければ膨張弁開度
をTd3以下になるまで1分毎に5%アップする。
異常判定で用いるもので、吐出温度TdがTdmax以
上になったら異常と判断する。S13の第1の判定値変
更では、Td3を95℃に変更している。この値はS2
で設定した値より第2の判定値Tdmaxに対して遠ざ
けた値になっている。
他の実施例を説明する。図2の制御方法との違いはステ
ップS13で圧縮機の運転周波数を30Hzに限定した
点である。他は図2と同様である。これによって、室内
機の能力は減少するが、圧縮機の負荷は減少し、運転継
続が可能になる。
て圧縮機が異常状態になりやすい場合だけ圧縮機の保護
を早めに働かせて圧縮機の能力を抑制し、圧縮機の異常
運転による停止回数を減少させることができる。他の場
合は圧縮機の能力を抑制することがなく、圧縮機の能力
を十分発揮する事が出来る。よって、運転異常時の停止
回数を減少させた空気調和機を得ることができる。
ト。
ート。
図。
ト。
ーチャート。
外熱交換器、12、13…室内熱交換器、21…室外膨
張弁、 22、23…室内膨張弁、31…室外ファン、
32、33…室内ファン、41…圧力センサ、51…温
度センサ、61…四方弁、71…液タンク、81…圧縮
機、91…アキュムレータ、101…室外制御装置、1
02、103…リモコン、111…液配管、121…ガ
ス配管、131…周波数可変装置、141…電流セン
サ、
Claims (2)
- 【請求項1】周波数が可変されて駆動される圧縮機、室
外熱交換器、膨張機構および室内熱交換器を配管で接続
した冷凍サイクルを備え、前記圧縮機の吐出圧力を検出
する圧力センサを有した空気調和機において、前記吐出圧力が所定値より低ければ運転容量に見合った
周波数で前記圧縮機は駆動され、前記吐出圧力が第1の
判定値より高ければ前記圧縮機の運転周波数を強制的に
減少させ、第2の判定値以上になったら圧縮機の運転状
態を異常と判定して前記圧縮機を停止し、停止後、前記
第1の判定値を下げて前記圧縮機を再起動する ことを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、前記第1
の判定値を下げたことをリモコンに表示することを特徴
とする空気調和機。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28339897A JP3438551B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 空気調和機 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28339897A Expired - Fee Related JP3438551B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 空気調和機 |
Country Status (1)
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- 1997-10-16 JP JP28339897A patent/JP3438551B2/ja not_active Expired - Fee Related
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