JP3445415B2 - 複合型ガラスアンテナ用チョークコイル - Google Patents

複合型ガラスアンテナ用チョークコイル

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JP3445415B2
JP3445415B2 JP21531195A JP21531195A JP3445415B2 JP 3445415 B2 JP3445415 B2 JP 3445415B2 JP 21531195 A JP21531195 A JP 21531195A JP 21531195 A JP21531195 A JP 21531195A JP 3445415 B2 JP3445415 B2 JP 3445415B2
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winding
choke coil
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真幸 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車載用ラジオに用
いられる複合型ガラスアンテナ用チョークコイルに関
し、特に、その構造に関する。 【0002】 【従来の技術】複合型ガラスアンテナ用チョークコイル
は、自動車のエンジン制御回路や、各種スイッチから発
生する電気的ノイズを抑制し、S/N比を良くして車載
用ラジオの受信感度を広帯域にわたって向上させるため
のものである。 【0003】広帯域でのノイズを抑制するため、従来
は、2種類のチョークコイル、即ち、低周波域(AM帯
域)でのノイズを抑制する、Mn−Zn系の分割型閉磁
路磁芯を用いたチョークコイル、及び高周波域(FM帯
域)でのノイズを抑制する、Ni−Zn系の棒状の磁芯
を用いたチョークコイルを組み合わせて使用していた。 【0004】図3に、従来の複合型ガラスアンテナ用チ
ョークコイルの構造を示す。図3に示すように、従来の
複合型ガラスアンテナ用チョークコイルは、Mn−Zn
系の分割型閉磁路磁芯4を用いたチョークコイルが1個
と、Ni−Zn系の棒状の磁芯5を用いたチョークコイ
ルが2個の、2種類、計3個によって構成され、又、そ
れぞれのチョークコイルは、個々に樹脂製のケース(図
示せず)に収納され、数cmから10数cmの長さのハ
ーネス8と、コネクタ9によって接続されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の複合型ガラスアンテナ用チョークコイルでは、数c
mから10数cmと長いハーネスがアンテナとなり、ハ
ーネスに流れる電流に重畳しているノイズを輻射した
り、前記ハーネスが周辺機器から発生するノイズを拾っ
たりするため、前記周辺機器あるいはラジオの受信感度
が低下するという問題が発生していた。 【0006】又、それぞれのチョークコイルが複数個存
在し、個々に樹脂ケースに収納されているため、チョー
クコイルの組み立て及び収納に時間を要し、又、それぞ
れのチョークコイルを設置するための広いスペースも必
要となる等の問題もあった。 【0007】本発明は、これらの欠点を除去し、車載用
ラジオの感度が向上し、組み立て及び収納に時間を要せ
ず、設置のためのスペースも必要としない、高精度で、
安価な複合型ガラスアンテナ用チョークコイルを提供す
ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、銅線を筒状に
巻回した第1の巻線部と、該第1の巻線部の端部の延長
をめがね状に形成して、磁路に対して磁束が同方向とな
るように、巻線を筒状に巻回した第2の巻線部と、前記
第1の巻線部又は前記第2の巻線部の端部を、筒状に巻
回した第3の巻線部とが一体となっているコイルを2個
向い合わせ、コイルに流れる電流が往復方向の場合に
は、発生する磁束が互いに打ち消し合うように配置し、
前記第1の巻線部と前記第2の巻線部に、分割型閉磁路
磁芯を挿通し、前記第3の巻線部に、棒状の磁芯を挿通
したことを特徴とする複合型ガラスアンテナ用チョーク
コイルである。 【0009】本発明の複合型ガラスアンテナ用チョーク
コイルは、低周波域のノイズを抑制するMn−Zn系の
分割型閉磁路磁芯を用いたチョークコイルと、高周波域
のノイズを抑制するNi−Zn系の棒状の磁芯を用いた
チョークコイルを一体とした構造のため、分割型閉磁路
磁芯を用いたコイルと、棒状の磁芯を用いたコイルとを
接続するためのハーネスおよびコネクタが不要となり、
ハーネスから周辺機器へのノイズの輻射あるいは前記ハ
ーネスがこの周辺機器からノイズを拾うという問題がな
くなり、ノイズが広帯域で抑制されるので、ラジオの受
信感度が向上する。又、周辺機器への悪影響もなくな
る。 【0010】又、第1の巻線部および第2の巻線部と同
様に、2個の第3の巻線部も磁路方向に対して平行直線
上に位置するため、2個の第3の巻線部に1個の棒状の
磁芯を用いるだけでよく、コイルの組み立てが容易で、
樹脂ケースも1個でよくなり、そのため、設置スペース
も小さくてすみ、コストも安くなる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。 【0012】図1は、本発明の複合型ガラスアンテナ用
チョークコイルを示す斜視図である(樹脂ケースは図示
せず)。図2は、本発明の複合型ガラスアンテナ用チョ
ークコイルに用いられるコイルを示す斜視図である。 【0013】図2に示すように、本発明の複合型ガラス
アンテナ用チョークコイルのコイルは、銅線を巻回して
筒状に積層し、更に、この筒状の積層したコイルを往復
するように巻回して、第1の巻線部1を形成し、この第
1の巻線部1の端部をめがね状に形成して、第1の巻線
部と同じ巻数の巻線を巻回して筒状に積層し、更に、連
続して往復巻回して、第2の巻線部2を形成し、更に、
第2の巻線部2の近接したところに、第2の巻線部2の
端部を筒状に積層して巻回し、第2の巻線部2と隣接し
て一体となるように、第3の巻線部3を形成したもので
ある。本実施例では、第1の巻線部1および第2の巻線
部2は、それぞれ9ターンの巻線を行い、第3の巻線部
3は、3ターンの巻線を行った。又、使用した銅線の線
径は、直径1.7mmである。 【0014】図1に示すように、本発明の複合型ガラス
アンテナ用チョークコイルは、前述のコイルを2個用い
て、コイルに流れる電流によって発生する磁束が打ち消
し合うようにし、第1の巻線部1と第2の巻線部2に、
Mn−Zn系の分割型閉磁路磁芯4を挿通させ、第3の
巻線部3に1個のNi−Zn系の棒状の磁芯5を挿通さ
せ、エポキシ系の接着剤で接着して、製造される。 【0015】なお、本実施例では、第3の巻線部を、第
2の巻線部の端部を巻線して、その近接した箇所に設け
たが、第1の巻線部の端部を巻線して、その近接した箇
所に設けても、同様の効果が得られる。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、車載用ラジオの受信感
度が向上し、組み立て及び収納に時間を必要とせず、設
置スペースも必要としない、高精度で安価な複合型ガラ
スアンテナ用チョークコイルを提供することができた。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の複合型ガラスアンテナ用チョークコイ
ルを示す斜視図。 【図2】本発明の複合型ガラスアンテナ用チョークコイ
ルに用いられるコイルを示す斜視図。 【図3】従来の複合型ガラスアンテナ用チョークコイル
を示す斜視図。 【符号の説明】 1 第1の巻線部 2 第2の巻線部 3 第3の巻線部 4 分割型閉磁路磁芯 5 棒状の磁芯 8 ハーネス 9 コネクタ 11,12,14 端子

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 銅線を筒状に巻回した第1の巻線部と、
    該第1の巻線部の端部の延長をめがね状に形成して、磁
    路に対して磁束が同方向となるように、巻線を筒状に巻
    回した第2の巻線部と、前記第1の巻線部又は前記第2
    の巻線部の端部を、筒状に巻回した第3の巻線部とが一
    体となっているコイルを2個向い合わせ、コイルに流れ
    る電流が往復方向の場合には、発生する磁束が互いに打
    ち消し合うように配置し、前記第1の巻線部と前記第2
    の巻線部に、分割型閉磁路磁芯を挿通し、前記第3の巻
    線部に、棒状の磁芯を挿通したことを特徴とする複合型
    ガラスアンテナ用チョークコイル。
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