JP3445256B2 - 粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装置 - Google Patents
粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成形用空間に供
給した粉体を加圧圧縮して成形品を成形する粉体成形
型、粉体成形方法及び粉体成形装置に関する。
給した粉体を加圧圧縮して成形品を成形する粉体成形
型、粉体成形方法及び粉体成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】成形用空間に供給した粉体を加圧圧縮し
て成形品を成形する成形方法(粉体成形方法)が広く採用
されている。たとえば、薬品の錠剤やコンデンサ素子の
ような電子部品がこのような成形方法から成形されてい
る。なお、コンデンサ素子のような電子部品において
は、成形品を焼結し、酸溶液(電解液)に浸漬させるな
どの後処理が成形後に施される。
て成形品を成形する成形方法(粉体成形方法)が広く採用
されている。たとえば、薬品の錠剤やコンデンサ素子の
ような電子部品がこのような成形方法から成形されてい
る。なお、コンデンサ素子のような電子部品において
は、成形品を焼結し、酸溶液(電解液)に浸漬させるな
どの後処理が成形後に施される。
【0003】粉体の成形の一般的な一例を図5を参照し
ながら説明する。 1.中空のダイ(雌型、上型)102にポンチ104を下方か
ら挿入して、上方に開口を持つ成形用空間116をダイ102
の内部に形成し、開口から成形用空間116に粉体118を供
給する(図5(A)参照)。 2.成形用空間116の開口をカバ−プレ−ト120で閉じて
から、ポンチ104を上昇させて成形用空間116の粉体118
を加圧圧縮して成形品122を成形する(図5(B)参
照)。 3.成形品122をダイ102から排出する。排出は、たとえ
ばカバ−プレ−ト120を除いてからポンチ104を上昇させ
て成形品122を成形用空間116から押出し、横にスライド
させて行われる(図5(C)参照)。
ながら説明する。 1.中空のダイ(雌型、上型)102にポンチ104を下方か
ら挿入して、上方に開口を持つ成形用空間116をダイ102
の内部に形成し、開口から成形用空間116に粉体118を供
給する(図5(A)参照)。 2.成形用空間116の開口をカバ−プレ−ト120で閉じて
から、ポンチ104を上昇させて成形用空間116の粉体118
を加圧圧縮して成形品122を成形する(図5(B)参
照)。 3.成形品122をダイ102から排出する。排出は、たとえ
ばカバ−プレ−ト120を除いてからポンチ104を上昇させ
て成形品122を成形用空間116から押出し、横にスライド
させて行われる(図5(C)参照)。
【0004】図5では、ポンチ104を上昇させて加圧圧
縮しているが、カバ−プレ−ト120を成形用空間116に挿
入可能な形状とし、ポンチ104を固定し、カバ−プレ−
ト120を上のポンチとして下降させて成形用空間116内の
粉体118を加圧圧縮してもよい。また、この場合でも図
5のポンチ104を上昇させて加圧圧縮する場合でも、成
形後にポンチ104を下降させて成形品122を成形用空間11
6の下方から排出してもよい。
縮しているが、カバ−プレ−ト120を成形用空間116に挿
入可能な形状とし、ポンチ104を固定し、カバ−プレ−
ト120を上のポンチとして下降させて成形用空間116内の
粉体118を加圧圧縮してもよい。また、この場合でも図
5のポンチ104を上昇させて加圧圧縮する場合でも、成
形後にポンチ104を下降させて成形品122を成形用空間11
6の下方から排出してもよい。
【0005】最近では成形品の小型薄型化が進み、成形
用空間の開口が小さくなり、粉体の供給自体が難しくな
ってきている。そして、開口が小さいと、粉体が空気を
巻き込んで成形用空間に供給されやすく、成形用空間に
流入した空気が加圧圧縮時に逃げ場を失なうため、空隙
が成形品に残存して均一な密度(圧縮密度)が得られな
い。均一な密度(圧縮密度)が得られないと、品質にバラ
ツキが生じ、均一な成形品が得られない。電子部品、た
とえばコンデンサ素子の成形では、成形品の密度(圧縮
密度)が均一でないと、焼結や電解液での浸漬が不均一
となって全体的に均一な品質(電気特性)が得られな
い。
用空間の開口が小さくなり、粉体の供給自体が難しくな
ってきている。そして、開口が小さいと、粉体が空気を
巻き込んで成形用空間に供給されやすく、成形用空間に
流入した空気が加圧圧縮時に逃げ場を失なうため、空隙
が成形品に残存して均一な密度(圧縮密度)が得られな
い。均一な密度(圧縮密度)が得られないと、品質にバラ
ツキが生じ、均一な成形品が得られない。電子部品、た
とえばコンデンサ素子の成形では、成形品の密度(圧縮
密度)が均一でないと、焼結や電解液での浸漬が不均一
となって全体的に均一な品質(電気特性)が得られな
い。
【0006】上記のポンチ、ダイの組合せからなる成形
型(粉体成形型)では、成形用空間の開口は成形品の大き
さ(幅)に等しく、成形品の小型薄型化に対応できない。
この問題を解決するために、特許第2565849号で
は、1つの雌型と一対の雄型から成形型を構成し、雌型
に設けた成形溝の内部で一対の雄型を左右から中央方向
にスライドさせて粉体を加圧圧縮する構成としている。
この構成では一対の雄型の間隔によって成形用空間の開
口を任意の大きさに設定できる。
型(粉体成形型)では、成形用空間の開口は成形品の大き
さ(幅)に等しく、成形品の小型薄型化に対応できない。
この問題を解決するために、特許第2565849号で
は、1つの雌型と一対の雄型から成形型を構成し、雌型
に設けた成形溝の内部で一対の雄型を左右から中央方向
にスライドさせて粉体を加圧圧縮する構成としている。
この構成では一対の雄型の間隔によって成形用空間の開
口を任意の大きさに設定できる。
【0007】つまり、特許第2565849号によれ
ば、図6(A)、図7(A)に示すように、雌型202の
内部に1つの成形溝203を設け、この成形溝203の内部に
一対の雄型204L、204Rをスライド可能に対向して配設
している。そして、一対の雄型204L、204Rを左右から
中央方向に同時にスライド(摺動)させて一対の雄型20
4L、204Rと雌型202との間で雌型202の中央に成形用空
間216を形成している。
ば、図6(A)、図7(A)に示すように、雌型202の
内部に1つの成形溝203を設け、この成形溝203の内部に
一対の雄型204L、204Rをスライド可能に対向して配設
している。そして、一対の雄型204L、204Rを左右から
中央方向に同時にスライド(摺動)させて一対の雄型20
4L、204Rと雌型202との間で雌型202の中央に成形用空
間216を形成している。
【0008】なお、図6、図7の(A)(B)(C)は
粉体供給時、加圧圧縮時、排出時での成形型200の分解
斜視図、縦断面図を示す。
粉体供給時、加圧圧縮時、排出時での成形型200の分解
斜視図、縦断面図を示す。
【0009】雌型202の成形溝203の内部で一対の雄型20
4L、204Rをスライドさせるこの成形型200では、成形
用空間216は固定の雌型の成形溝の一対の側面203a1、20
3a2と、可動の雄型の対向する端面204La、204Raとに
よって二次元的に4面の閉鎖された成形用空間216が形
成される(図6(A)の引出し拡大図参照)。
4L、204Rをスライドさせるこの成形型200では、成形
用空間216は固定の雌型の成形溝の一対の側面203a1、20
3a2と、可動の雄型の対向する端面204La、204Raとに
よって二次元的に4面の閉鎖された成形用空間216が形
成される(図6(A)の引出し拡大図参照)。
【0010】雌型202の2面(側面203a1、203a2)と雄
型204L、204Rの2面(端面204La、204Ra)とによっ
て成形用空間216を形成しているため、一対の雄型204
L、204Rをスライドさせてその間隔(端面204La、204
Raの位置)を変えれば、成形用空間216を任意の大きさ
に形成できる。そのため、粉体の供給時には成形用空間
216を成形品の大きさより大きく設定するように一対の
雄型204L、204Rをまずスライドさせ、粉体の供給後に
一対の雄型204L、204Rをさらにスライドさせて加圧圧
縮することが可能となる。
型204L、204Rの2面(端面204La、204Ra)とによっ
て成形用空間216を形成しているため、一対の雄型204
L、204Rをスライドさせてその間隔(端面204La、204
Raの位置)を変えれば、成形用空間216を任意の大きさ
に形成できる。そのため、粉体の供給時には成形用空間
216を成形品の大きさより大きく設定するように一対の
雄型204L、204Rをまずスライドさせ、粉体の供給後に
一対の雄型204L、204Rをさらにスライドさせて加圧圧
縮することが可能となる。
【0011】つまり、成形品222の幅Xより大きな幅
X’で成形用空間216の開口を形成して粉体218を供給し
((図6(A)、図7(A)参照)、カバ−プレ−ト22
0で成形用空間216を閉じてから一対の雄型204L、204R
を同時に中央にスライドさせて所定の幅Xまで粉体218
を加圧圧縮すれば成形品222が成形できる(図6
(B)、図7(B)参照)。なお、雌型202の上部から
雄型204L、204Rの上面を覆う庇部202aが伸びており、
雌型の庇部202aによってスライド時の雄型204L、204R
の浮き上がりが防止されている(図7(A)(B)
(C)参照)。
X’で成形用空間216の開口を形成して粉体218を供給し
((図6(A)、図7(A)参照)、カバ−プレ−ト22
0で成形用空間216を閉じてから一対の雄型204L、204R
を同時に中央にスライドさせて所定の幅Xまで粉体218
を加圧圧縮すれば成形品222が成形できる(図6
(B)、図7(B)参照)。なお、雌型202の上部から
雄型204L、204Rの上面を覆う庇部202aが伸びており、
雌型の庇部202aによってスライド時の雄型204L、204R
の浮き上がりが防止されている(図7(A)(B)
(C)参照)。
【0012】このように成形用空間216の開口を任意の
大きさに形成でき、成形用空間216の開口を成形品222の
幅Xより大きな幅X’とすることにより、粉体218が円
滑に供給でき、成形品の小型化にも対応できる。
大きさに形成でき、成形用空間216の開口を成形品222の
幅Xより大きな幅X’とすることにより、粉体218が円
滑に供給でき、成形品の小型化にも対応できる。
【0013】勿論、粉体218が円滑に供給されるため、
空気を巻き込むこともない。そのため、内部に空隙を残
すことなく粉体を均一に加圧圧縮でき、均一な密度(圧
縮密度)の成形品(均一な品質の成形品)が成形できる。
したがって、電子部品においても、全体的に均一な品質
(電気特性)の成形品が容易に得られる。
空気を巻き込むこともない。そのため、内部に空隙を残
すことなく粉体を均一に加圧圧縮でき、均一な密度(圧
縮密度)の成形品(均一な品質の成形品)が成形できる。
したがって、電子部品においても、全体的に均一な品質
(電気特性)の成形品が容易に得られる。
【0014】成形用空間216の開口を任意の大きさに形
成できることは言い換えれば、幅Xの異なる成形品を成
形できることを意味するから、成形品の寸法変更にも雌
型202、雄型204L、204Rを交換することなく対応で
き、汎用性のある(粉体)成形型200が得られる。
成できることは言い換えれば、幅Xの異なる成形品を成
形できることを意味するから、成形品の寸法変更にも雌
型202、雄型204L、204Rを交換することなく対応で
き、汎用性のある(粉体)成形型200が得られる。
【0015】なお、特許第2565849号は、粉体
(タンタル粉末)を加圧圧縮してチップ型タンタル固体
電解コンデンサ素子(タンタルコンデンサ素子)の成形
を行なっている。
(タンタル粉末)を加圧圧縮してチップ型タンタル固体
電解コンデンサ素子(タンタルコンデンサ素子)の成形
を行なっている。
【0016】タンタルコンデンサ素子の成形は、リ−ド
線を上からタンタル粉末に差し込んでからタンタル粉末
を加圧圧縮するものであるため、リ−ド線の差込方向と
同じ方向(垂直方向)で粉体を加圧圧縮する図5に示す
従来の成形方法でタンタルコンデンサ素子を成形しよう
としても、リ−ド線を十分に締め付けて保持することは
できず、リ−ド線の抜け落ちが生じやすい。
線を上からタンタル粉末に差し込んでからタンタル粉末
を加圧圧縮するものであるため、リ−ド線の差込方向と
同じ方向(垂直方向)で粉体を加圧圧縮する図5に示す
従来の成形方法でタンタルコンデンサ素子を成形しよう
としても、リ−ド線を十分に締め付けて保持することは
できず、リ−ド線の抜け落ちが生じやすい。
【0017】しかし、特許第2565849号では、リ
−ド線の差込方向(垂直方向)と直交する方向(水平方
向)で粉体を加圧圧縮しているため、リ−ド線を強固に
締め付けて保持でき、リ−ド線の抜け落ちが防止でき
る。したがって、高さH(図7(B)参照)の小さな薄
い成形品222においてもリ−ド線を強固に保持でき、成
形品の薄型化にも対応できる。なお、粉体を軽く加圧圧
縮した時点でリ−ド線を差込み、その後さらに加圧圧縮
して成形すると言う、2段構えでの加圧圧縮によって、
リ−ド線を正確、容易に取り付けられる。
−ド線の差込方向(垂直方向)と直交する方向(水平方
向)で粉体を加圧圧縮しているため、リ−ド線を強固に
締め付けて保持でき、リ−ド線の抜け落ちが防止でき
る。したがって、高さH(図7(B)参照)の小さな薄
い成形品222においてもリ−ド線を強固に保持でき、成
形品の薄型化にも対応できる。なお、粉体を軽く加圧圧
縮した時点でリ−ド線を差込み、その後さらに加圧圧縮
して成形すると言う、2段構えでの加圧圧縮によって、
リ−ド線を正確、容易に取り付けられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】特許第2565849
号は粉体の供給の容易さ、空気の巻き込み防止、均一な
品質の確保に優れた効果を発揮するとともに、成形品の
小型薄型化、寸法変更にも対応でき、優れた粉体の成形
方法であることに疑いない。
号は粉体の供給の容易さ、空気の巻き込み防止、均一な
品質の確保に優れた効果を発揮するとともに、成形品の
小型薄型化、寸法変更にも対応でき、優れた粉体の成形
方法であることに疑いない。
【0019】しかしながら、雌型の成形溝の内部で一対
の雄型をスライドさせる成形型では必然的に、成形用空
間216を形作るもの(雌型の成形溝203)と雄型204L、2
04Rのスライド路(摺動路)とが一致し、それによって
根本的な不都合が生じる。つまり、雌型と雄型の面(雌
型の成形溝の一対の側面203a1、203a2と雄型の対向する
端面204La、204Ra)で二次元的に4面の閉鎖された成
形用空間216を形成する成形型では、成形用空間216の一
部となる雌型の成形溝203が雄型204L、204Rのスライ
ド路(摺動路)となり、成形用空間216を形作るもの
(雌型の成形溝203)と雄型204L、204Rのスライド路
(摺動路)とが一致する。
の雄型をスライドさせる成形型では必然的に、成形用空
間216を形作るもの(雌型の成形溝203)と雄型204L、2
04Rのスライド路(摺動路)とが一致し、それによって
根本的な不都合が生じる。つまり、雌型と雄型の面(雌
型の成形溝の一対の側面203a1、203a2と雄型の対向する
端面204La、204Ra)で二次元的に4面の閉鎖された成
形用空間216を形成する成形型では、成形用空間216の一
部となる雌型の成形溝203が雄型204L、204Rのスライ
ド路(摺動路)となり、成形用空間216を形作るもの
(雌型の成形溝203)と雄型204L、204Rのスライド路
(摺動路)とが一致する。
【0020】成形用空間216の一部となるもの(雌型の
成形溝203(正確にはその側面203a1、203a2))と雄型2
04L、204Rのスライド路(摺動路)とが一致する構成
では、成形型200の耐久性と均一な品質の点で好ましく
ない。
成形溝203(正確にはその側面203a1、203a2))と雄型2
04L、204Rのスライド路(摺動路)とが一致する構成
では、成形型200の耐久性と均一な品質の点で好ましく
ない。
【0021】つまり、雌型202の内部で一対の雄型204
L、204Rをスライドさせて加圧圧縮を行なう構成で
は、雄型のスライドを利用して成形品をシュ−ト孔226
の上に移動させれば成形品がシュ−ト孔226を自然落下
し、成形品の排出が容易に行なえ、その実施例において
も、成形後に一方の雄型204Rをさらにスライドさせて
成形品の排出を行なっている(図7(c)参照)。
L、204Rをスライドさせて加圧圧縮を行なう構成で
は、雄型のスライドを利用して成形品をシュ−ト孔226
の上に移動させれば成形品がシュ−ト孔226を自然落下
し、成形品の排出が容易に行なえ、その実施例において
も、成形後に一方の雄型204Rをさらにスライドさせて
成形品の排出を行なっている(図7(c)参照)。
【0022】しかしながら、排出のために雄型204Rの
スライドによって成形品222をスライド路(雌型の成形
溝203)で移動させると、タンタルコンデンサ素子のよ
うな成形品222においては、雌型の成形溝203、つまりは
その側面203a1、203a2が成形品222の研磨作用によって
研磨されて損傷し、雌型202の耐久性に悪影響を与え
る。なお、庇部202aを雌型202の上部に設けて上下方向
でも成形品222を拘束したまま移動させる実施例の構成
では、成形溝203の側面203a1、203a2だけでなく、成形
溝203(雌型202)の底面、上面(庇部の下面)も研磨作用
を受けて損傷する。
スライドによって成形品222をスライド路(雌型の成形
溝203)で移動させると、タンタルコンデンサ素子のよ
うな成形品222においては、雌型の成形溝203、つまりは
その側面203a1、203a2が成形品222の研磨作用によって
研磨されて損傷し、雌型202の耐久性に悪影響を与え
る。なお、庇部202aを雌型202の上部に設けて上下方向
でも成形品222を拘束したまま移動させる実施例の構成
では、成形溝203の側面203a1、203a2だけでなく、成形
溝203(雌型202)の底面、上面(庇部の下面)も研磨作用
を受けて損傷する。
【0023】さらに、成形品222のスライドによって雌
型202を研磨するとともに、成形品222そのものも成形溝
203(雌型202)との接触面が研磨されて滑面化される。
滑面化された4面(上下面、前面、背面)と、粗面のまま
の2つの非接触面(左右の面)との間では、成形品222を
酸溶液(電解液)に浸漬させる化成処理などでの液体の
浸透状態が異なり、品質が局部的に相違して全体的に均
一な品質(電気特性)が得られない。
型202を研磨するとともに、成形品222そのものも成形溝
203(雌型202)との接触面が研磨されて滑面化される。
滑面化された4面(上下面、前面、背面)と、粗面のまま
の2つの非接触面(左右の面)との間では、成形品222を
酸溶液(電解液)に浸漬させる化成処理などでの液体の
浸透状態が異なり、品質が局部的に相違して全体的に均
一な品質(電気特性)が得られない。
【0024】また、この成形方法においても、ポンチ、
ダイからなる成形型を利用する従来の成形方法と同様
に、一サイクルで得られる成形品は1つであり、量産に
適さない。
ダイからなる成形型を利用する従来の成形方法と同様
に、一サイクルで得られる成形品は1つであり、量産に
適さない。
【0025】この発明は、空気を巻き込むことなく粉体
を供給して均一な品質を確保するとともに、成形品の小
型薄型化、寸法変更にも対応でき、さらに、成形型、成
形品のいずれにも研磨作用を生じることなく成形品の排
出可能な、粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装
置の提供を目的としている。
を供給して均一な品質を確保するとともに、成形品の小
型薄型化、寸法変更にも対応でき、さらに、成形型、成
形品のいずれにも研磨作用を生じることなく成形品の排
出可能な、粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装
置の提供を目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】そのために、この発明で
は、ダイとポンチ、雄型と雌型と言う概念から離れて、
一対の成形型そのものから成形用空間を直接形成するよ
うに構成されている。
は、ダイとポンチ、雄型と雌型と言う概念から離れて、
一対の成形型そのものから成形用空間を直接形成するよ
うに構成されている。
【0027】この発明による一対の粉体成形型の一例に
よれば、側面を階段形状とし、対応する段部によって側
面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間を同時に
形成する構成となっている。段部は、たとえば、円弧形
状、または交差する2面を持つ形状とされる。
よれば、側面を階段形状とし、対応する段部によって側
面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間を同時に
形成する構成となっている。段部は、たとえば、円弧形
状、または交差する2面を持つ形状とされる。
【0028】また、この発明の粉体成形方法の一例によ
れば、少なくとも一方がスライド可能で側面が階段形状
の一対の成形型をスライド方向と交差する方向で側面を
対向させて並設することにより、階段形状の段部によっ
て成形型の側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用
空間を同時に形成し;成形用空間に供給した粉体を成形
型のスライドにより加圧圧縮して複数の成形品を同時に
成形する構成となっている。成形品の排出は、成形品を
三次元的に拘束のない状態に開放してから、成形品の直
下に一連のシュ−ト孔を移動させることによって行われ
る。ここで、一対の成形型は双方を同時にスライドさせ
てもよいし、一方の成形型を固定し、他方の成形型のみ
をスライドさせてもよい。
れば、少なくとも一方がスライド可能で側面が階段形状
の一対の成形型をスライド方向と交差する方向で側面を
対向させて並設することにより、階段形状の段部によっ
て成形型の側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用
空間を同時に形成し;成形用空間に供給した粉体を成形
型のスライドにより加圧圧縮して複数の成形品を同時に
成形する構成となっている。成形品の排出は、成形品を
三次元的に拘束のない状態に開放してから、成形品の直
下に一連のシュ−ト孔を移動させることによって行われ
る。ここで、一対の成形型は双方を同時にスライドさせ
てもよいし、一方の成形型を固定し、他方の成形型のみ
をスライドさせてもよい。
【0029】さらに、この発明の粉体成形装置の一例に
よれば、階段形状の側面を持ち、その側面を対向させて
並設されることにより、階段形状の段部を利用して2つ
の側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間を同
時に形成する、少なくとも一方がスライド可能な一対の
成形型と;可動の成形型のスライドを制御して成形用空
間内の粉体を加圧圧縮する制御手段と;を備えて構成さ
れる。
よれば、階段形状の側面を持ち、その側面を対向させて
並設されることにより、階段形状の段部を利用して2つ
の側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間を同
時に形成する、少なくとも一方がスライド可能な一対の
成形型と;可動の成形型のスライドを制御して成形用空
間内の粉体を加圧圧縮する制御手段と;を備えて構成さ
れる。
【0030】一連のシュ−ト孔をバックアッププレ−ト
に設け、一対の成形型をこのバックアップ上に並設し、
一対の成形型による一連の成形用空間をバックアッププ
レ−トの一連のシュ−ト孔と整列可能に形成して、制御
手段が成形後にバックアッププレ−トをスライドさせて
シュ−ト孔を成形品の下に移動させる構成とすれば、シ
ュ−ト孔を介して成形品を排出できる。
に設け、一対の成形型をこのバックアップ上に並設し、
一対の成形型による一連の成形用空間をバックアッププ
レ−トの一連のシュ−ト孔と整列可能に形成して、制御
手段が成形後にバックアッププレ−トをスライドさせて
シュ−ト孔を成形品の下に移動させる構成とすれば、シ
ュ−ト孔を介して成形品を排出できる。
【0031】この発明では、一対の成形型の対向する側
面を階段形状としているため、対応する段部によって側
面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間が形成で
き、一サイクルで複数個の成形品を同時に成形できる。
面を階段形状としているため、対応する段部によって側
面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空間が形成で
き、一サイクルで複数個の成形品を同時に成形できる。
【0032】一対の成形型のうち少なくとも一方をスラ
イド可能としたため、スライド方向での一対の成形型の
間隔によって成形用空間を任意の大きさに設定できる。
そのため、成形用空間の開口を大きく形成することによ
り、粉体が円滑に供給でき、空気の巻き込みによる空隙
の発生が防止されて、粉体を均一に加圧圧縮でき、均一
な密度(圧縮密度)の成形品が成形できる。また、成形用
空間を任意の大きさに設定できるため、異なる大きさの
成形品が成形型を交換することなく成形でき、成形品の
寸法変化に対応できる。
イド可能としたため、スライド方向での一対の成形型の
間隔によって成形用空間を任意の大きさに設定できる。
そのため、成形用空間の開口を大きく形成することによ
り、粉体が円滑に供給でき、空気の巻き込みによる空隙
の発生が防止されて、粉体を均一に加圧圧縮でき、均一
な密度(圧縮密度)の成形品が成形できる。また、成形用
空間を任意の大きさに設定できるため、異なる大きさの
成形品が成形型を交換することなく成形でき、成形品の
寸法変化に対応できる。
【0033】もちろん、成形品よりも成形用空間の開口
を大きく形成でき、成形品の小型化にも対応できる。
を大きく形成でき、成形品の小型化にも対応できる。
【0034】タンタルコンデンサ素子のような電子部品
においても、リ−ド線の差込み方向と直交する方向で粉
体を加圧圧縮するため、リ−ド線が強固に保持され、成
形品の薄型化にも対応できる。
においても、リ−ド線の差込み方向と直交する方向で粉
体を加圧圧縮するため、リ−ド線が強固に保持され、成
形品の薄型化にも対応できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0036】図1(A)に示すように、この発明に係る
粉体成形型の実施例では、対向する側面12を階段形状と
した一対の成形型10(10−1、10−2)からなり、対応する
側面12間に一連の成形用空間16を形成する構成となって
いる。つまり、側面12の段部14の深さT、長さLはどち
らの成形型10−1、10−2においても同じ大きさとされ、
実施例ではどちらの側面12も同じ大きさの段部14を4つ
持つ階段形状となっている。
粉体成形型の実施例では、対向する側面12を階段形状と
した一対の成形型10(10−1、10−2)からなり、対応する
側面12間に一連の成形用空間16を形成する構成となって
いる。つまり、側面12の段部14の深さT、長さLはどち
らの成形型10−1、10−2においても同じ大きさとされ、
実施例ではどちらの側面12も同じ大きさの段部14を4つ
持つ階段形状となっている。
【0037】対向する側面12を同じ階段形状とすること
により、図1(B)に示すように、その側面を当接して
並設すれば、対応する段部の交差する2面14H、14Vに
よって、側面間に二次元的に閉鎖された成形用空間16が
同時に形成される。つまり、引出し拡大部からわかるよ
うに、成形型10−1の段部14の交差する2面14H−1、14
V−1と、対向する成形型10−2の対応する段部14の交差
する2面14H−2、14V−2という4つの面から二次元的
に閉鎖された成形用空間16が設定できる。
により、図1(B)に示すように、その側面を当接して
並設すれば、対応する段部の交差する2面14H、14Vに
よって、側面間に二次元的に閉鎖された成形用空間16が
同時に形成される。つまり、引出し拡大部からわかるよ
うに、成形型10−1の段部14の交差する2面14H−1、14
V−1と、対向する成形型10−2の対応する段部14の交差
する2面14H−2、14V−2という4つの面から二次元的
に閉鎖された成形用空間16が設定できる。
【0038】実施例では、段部14は交差する2面を持つ
形状としているが、成形品に対応した形状の成形用空間
16を側面12の間に形成できれば足り、この形状に限定さ
れない。たとえば、図1(C)に示すように、段部14を
円弧形状としてもよく、半円形の円弧形状として半円が
つながるまで加圧圧縮すれば、円形の成形品が成形で
き、つながる以前に加圧圧縮を止めれば、ほぼ楕円の成
形品が得られる。
形状としているが、成形品に対応した形状の成形用空間
16を側面12の間に形成できれば足り、この形状に限定さ
れない。たとえば、図1(C)に示すように、段部14を
円弧形状としてもよく、半円形の円弧形状として半円が
つながるまで加圧圧縮すれば、円形の成形品が成形で
き、つながる以前に加圧圧縮を止めれば、ほぼ楕円の成
形品が得られる。
【0039】対向する階段形状の側面を利用して成形用
空間16を形成するこの成形型10においては、階段形状の
段部の数に応じた数の成形用空間16が同時に形成でき
る。そして、その開口から成形用空間16にホッパ−(図
示しない)から粉体18を供給し、成形型10−1を左方
に、成形型10−2を右方に同時にスライドさせて粉体を
軽く加圧圧縮しながら、余分な粉体を押出す。
空間16を形成するこの成形型10においては、階段形状の
段部の数に応じた数の成形用空間16が同時に形成でき
る。そして、その開口から成形用空間16にホッパ−(図
示しない)から粉体18を供給し、成形型10−1を左方
に、成形型10−2を右方に同時にスライドさせて粉体を
軽く加圧圧縮しながら、余分な粉体を押出す。
【0040】成形用空間16から押出した粉体18を成形型
10−1、10−2の上から適当に排出してから、カバ−プレ
−ト20を成形型10−1、10−2にのせて成形用空間16の開
口を覆って成形用空間16を三次元的に封止する(図2参
照)。
10−1、10−2の上から適当に排出してから、カバ−プレ
−ト20を成形型10−1、10−2にのせて成形用空間16の開
口を覆って成形用空間16を三次元的に封止する(図2参
照)。
【0041】タンタルコンデンサ素子の成形では、カバ
−プレ−ト20からリ−ド線を伸ばし、カバ−プレ−ト20
を成形型10−1、10−2にのせるとともにリ−ド線を粉体
に差し込むとよい。後述するように、リ−ド線の差込み
方向と直交する方向で粉体を加圧圧縮するため、リ−ド
線が強固に保持でき、成形品の薄型化にも対応できる。
−プレ−ト20からリ−ド線を伸ばし、カバ−プレ−ト20
を成形型10−1、10−2にのせるとともにリ−ド線を粉体
に差し込むとよい。後述するように、リ−ド線の差込み
方向と直交する方向で粉体を加圧圧縮するため、リ−ド
線が強固に保持でき、成形品の薄型化にも対応できる。
【0042】カバ−プレ−ト20で成形用空間16を三次元
的に封止してから、成形型10−1を左方に、成形型10−2
を右方にさらに同時にスライドさせて、粉体を加圧成形
して所定形状の成形品22を成形する(図3(A)参照)。
的に封止してから、成形型10−1を左方に、成形型10−2
を右方にさらに同時にスライドさせて、粉体を加圧成形
して所定形状の成形品22を成形する(図3(A)参照)。
【0043】実施例では、図3(A)(A')に示すよ
うに、一対の成形型10−1、10−2は、バックプレ−ト24
の上に並置されており、成形型10−1、10−2を断面L字
形とし、その内部に長方体のバックプレ−ト24を包み込
んでいる。バックプレ−ト24には、成形品22を排出する
ための一連のシュ−ト孔26が、成形型10−1、10−2の側
面12の段部14と同じピッチLで同じ数だけ形成されてい
る(図3(B)参照)。段部14と同じピッチで成形品22
も成形されるため、シュ−ト孔26を成形品22に整列させ
れば、成形品22はシュ−ト孔26を介して同時に排出でき
る。
うに、一対の成形型10−1、10−2は、バックプレ−ト24
の上に並置されており、成形型10−1、10−2を断面L字
形とし、その内部に長方体のバックプレ−ト24を包み込
んでいる。バックプレ−ト24には、成形品22を排出する
ための一連のシュ−ト孔26が、成形型10−1、10−2の側
面12の段部14と同じピッチLで同じ数だけ形成されてい
る(図3(B)参照)。段部14と同じピッチで成形品22
も成形されるため、シュ−ト孔26を成形品22に整列させ
れば、成形品22はシュ−ト孔26を介して同時に排出でき
る。
【0044】図3(A)(B)に示すように、成形後、
まず、カバ−プレ−ト20を成形型10−1、10−2の上から
除いて、成形品22を上下方向(Z方向)の拘束から解放
する。それから、成形型10−2がスライド方向(X方
向)と直交する方向で成形型10−1から離反する方向
(−Y方向)にスライドされて、スライド方向(X方
向)と直交する方向(Y方向)で成形品22を解放する。
さらに、成形型10−2を左方(−X方向)にスライドさ
せて、成形品22をX方向で解放する。
まず、カバ−プレ−ト20を成形型10−1、10−2の上から
除いて、成形品22を上下方向(Z方向)の拘束から解放
する。それから、成形型10−2がスライド方向(X方
向)と直交する方向で成形型10−1から離反する方向
(−Y方向)にスライドされて、スライド方向(X方
向)と直交する方向(Y方向)で成形品22を解放する。
さらに、成形型10−2を左方(−X方向)にスライドさ
せて、成形品22をX方向で解放する。
【0045】このように成形品22をXYZの三次元方向
で解放してから、バックプレ−ト24を左方にスライドさ
せてバックプレ−ト24のシュ−ト孔26を成形品22の直下
に移動すれば、成形品22はシュ−ト孔26を介して自然落
下して排出される(図4(A)(B)参照)。
で解放してから、バックプレ−ト24を左方にスライドさ
せてバックプレ−ト24のシュ−ト孔26を成形品22の直下
に移動すれば、成形品22はシュ−ト孔26を介して自然落
下して排出される(図4(A)(B)参照)。
【0046】成形品22を移動させず、シュ−ト孔26の移
動によって成形品22の排出を行なっているため、成形品
22の損傷が避けられ、均一な品質の成形品22が得られ
る。特に実施例のように、成形品22を三次元的に開放し
てからバックプレ−ト24のシュ−ト孔26を移動させれ
ば、バックプレ−ト24と成形品22との接触によって成形
品22(の接触面=下面)が研磨されることはなく、バッ
クプレ−ト24との成形品22の接触面は滑面化されず、成
形品22の接触面、非接触面が同じ状態に維持される。そ
のため、成形品22がタンタルコンデンサ素子の場合に成
形品を酸溶液(電解液)に浸漬させる化成処理において
も、液体の浸透状態が同一となり、全体的に均一な品質
(電気特性)が得られる。
動によって成形品22の排出を行なっているため、成形品
22の損傷が避けられ、均一な品質の成形品22が得られ
る。特に実施例のように、成形品22を三次元的に開放し
てからバックプレ−ト24のシュ−ト孔26を移動させれ
ば、バックプレ−ト24と成形品22との接触によって成形
品22(の接触面=下面)が研磨されることはなく、バッ
クプレ−ト24との成形品22の接触面は滑面化されず、成
形品22の接触面、非接触面が同じ状態に維持される。そ
のため、成形品22がタンタルコンデンサ素子の場合に成
形品を酸溶液(電解液)に浸漬させる化成処理において
も、液体の浸透状態が同一となり、全体的に均一な品質
(電気特性)が得られる。
【0047】もちろん、バックプレ−ト24をスライドさ
せても、成形用空間16の形成に関与する成形型10−1、1
0−2の側面12を研磨することはなく、バックプレ−ト24
のスライドが成形型10−1、10−2の耐久性に悪影響を与
えることはない。
せても、成形用空間16の形成に関与する成形型10−1、1
0−2の側面12を研磨することはなく、バックプレ−ト24
のスライドが成形型10−1、10−2の耐久性に悪影響を与
えることはない。
【0048】一対の成形型10−1、10−2を並置させて成
形用空間16を形成しており、成形用空間16の大きさを成
形品22に一致させる必要はなく、成形品22の幅より大き
く設定した成形用空間16に粉体18を供給してから、所定
の大きさまで粉体18を加圧圧縮すればよいから、成形品
22の小型化にも対応できる。もちろん、幅の異なる成形
品22を成形でき、成形品22の寸法変更にも成形型10−
1、10−2を交換することなく対応できる。
形用空間16を形成しており、成形用空間16の大きさを成
形品22に一致させる必要はなく、成形品22の幅より大き
く設定した成形用空間16に粉体18を供給してから、所定
の大きさまで粉体18を加圧圧縮すればよいから、成形品
22の小型化にも対応できる。もちろん、幅の異なる成形
品22を成形でき、成形品22の寸法変更にも成形型10−
1、10−2を交換することなく対応できる。
【0049】一対の成形型10−1、10−2を利用した成形
では、一対の成形型の間隔を変化させればよいから、一
対の成形型のうち、成形型の一方を固定、他方を可動
(スライド可能)としても、双方を可動(スライド可能)と
してもよい。ここで、一対の成形型の片方のみを可動と
すれば、成形型の組込まれる成形装置が小型軽量化で
き、実施例のように双方を可動として同時にスライドさ
せれば、左右から同じ状態で粉体18を加圧圧縮できるた
め、密度(圧縮密度)のバラツキが生じにくく、均一な品
質の成形品22が容易に得られる。
では、一対の成形型の間隔を変化させればよいから、一
対の成形型のうち、成形型の一方を固定、他方を可動
(スライド可能)としても、双方を可動(スライド可能)と
してもよい。ここで、一対の成形型の片方のみを可動と
すれば、成形型の組込まれる成形装置が小型軽量化で
き、実施例のように双方を可動として同時にスライドさ
せれば、左右から同じ状態で粉体18を加圧圧縮できるた
め、密度(圧縮密度)のバラツキが生じにくく、均一な品
質の成形品22が容易に得られる。
【0050】なお、実施例では、(1)カバ−プレ−ト
20を除いて成形品22をZ方向に解放し、(2)成形型10
−2を−Y方向にスライドしてY方向に解放し(3)成
形型10−2を−X方向にスライドしてX方向に解放し
て、成形品22をXYZの三次元方向で解放しているが、
解放の順序はこれに限定されないし、成形型10−2でな
く、成形型10−1をスライドさせてもよい。また、図3
(A)に矢印aで示すような斜め方向に成形型10−2を
移動させてX方向、Y方向の双方で同時に成形品22を解
放してよい。
20を除いて成形品22をZ方向に解放し、(2)成形型10
−2を−Y方向にスライドしてY方向に解放し(3)成
形型10−2を−X方向にスライドしてX方向に解放し
て、成形品22をXYZの三次元方向で解放しているが、
解放の順序はこれに限定されないし、成形型10−2でな
く、成形型10−1をスライドさせてもよい。また、図3
(A)に矢印aで示すような斜め方向に成形型10−2を
移動させてX方向、Y方向の双方で同時に成形品22を解
放してよい。
【0051】成形型10−1、10−2、カバ−プレ−ト20、
バックプレ−ト24、ホッパ−などの動きは、モ−タ、C
PUなどを備えた制御手段(図示しない)によって制御
されている。たとえば、ホッパ−からの粉体の供給、成
形型10−1、10−2による粉体の加圧圧縮、余分な粉体の
排出、カバ−プレ−ト20による三次元での封止や拘束の
解放、成形型10−1、10−2の移動による拘束からの解
放、バックプレ−ト24の移動による成形品22の排出など
は、制御手段の制御のもとで自動的、連続的に行なわれ
る。
バックプレ−ト24、ホッパ−などの動きは、モ−タ、C
PUなどを備えた制御手段(図示しない)によって制御
されている。たとえば、ホッパ−からの粉体の供給、成
形型10−1、10−2による粉体の加圧圧縮、余分な粉体の
排出、カバ−プレ−ト20による三次元での封止や拘束の
解放、成形型10−1、10−2の移動による拘束からの解
放、バックプレ−ト24の移動による成形品22の排出など
は、制御手段の制御のもとで自動的、連続的に行なわれ
る。
【0052】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】上記のように、この発明では、一対の成
形型の対向する側面を階段形状としているため、対応す
る段部の、たとえば交差する2面を利用して側面間に二
次元的に4面の閉鎖された一連の成形用空間が形成で
き、一サイクルで複数個の成形品を同時に成形できる。
形型の対向する側面を階段形状としているため、対応す
る段部の、たとえば交差する2面を利用して側面間に二
次元的に4面の閉鎖された一連の成形用空間が形成で
き、一サイクルで複数個の成形品を同時に成形できる。
【0054】一対の成形型のうち少なくとも一方をスラ
イド可能としたため、スライド方向での一対の成形型の
間隔によって成形用空間を任意の大きさに設定できる。
そのため、成形用空間の開口を大きく形成することによ
り、粉体が円滑に供給でき、空気の巻き込みによる空隙
の発生が防止されて、粉体を均一に加圧圧縮でき、均一
な密度(圧縮密度)の成形品が成形できる。また、成形用
空間を任意の大きさに設定できるため、異なる大きさの
成形品が成形型を交換することなく成形でき、成形品の
寸法変化に対応できる。
イド可能としたため、スライド方向での一対の成形型の
間隔によって成形用空間を任意の大きさに設定できる。
そのため、成形用空間の開口を大きく形成することによ
り、粉体が円滑に供給でき、空気の巻き込みによる空隙
の発生が防止されて、粉体を均一に加圧圧縮でき、均一
な密度(圧縮密度)の成形品が成形できる。また、成形用
空間を任意の大きさに設定できるため、異なる大きさの
成形品が成形型を交換することなく成形でき、成形品の
寸法変化に対応できる。
【0055】もちろん、成形品よりも成形用空間の開口
を大きく形成でき、成形品の小型化にも対応できる。
を大きく形成でき、成形品の小型化にも対応できる。
【0056】タンタルコンデンサ素子のような電子部品
においても、リ−ド線の差込み方向と直交する方向で粉
体を加圧圧縮するため、リ−ド線が強固に保持され、成
形品の薄型化にも対応できる。
においても、リ−ド線の差込み方向と直交する方向で粉
体を加圧圧縮するため、リ−ド線が強固に保持され、成
形品の薄型化にも対応できる。
【0057】成形品を移動させず、シュ−ト孔の移動に
よって成形品の排出を行なっているため、成形品の損傷
が避けられ、均一な品質の成形品が得られる。特に、成
形品を三次元的に開放してからシュ−ト孔を移動させれ
ば、接触による成形品の滑面化が防止されて成形品の面
が同じ状態に維持される。そのため、成形品がタンタル
コンデンサ素子の場合に成形品を酸溶液(電解液)に浸
漬させる化成処理においても、液体の浸透状態が同一と
なり、全体的に均一な品質(電気特性)が得られる。
よって成形品の排出を行なっているため、成形品の損傷
が避けられ、均一な品質の成形品が得られる。特に、成
形品を三次元的に開放してからシュ−ト孔を移動させれ
ば、接触による成形品の滑面化が防止されて成形品の面
が同じ状態に維持される。そのため、成形品がタンタル
コンデンサ素子の場合に成形品を酸溶液(電解液)に浸
漬させる化成処理においても、液体の浸透状態が同一と
なり、全体的に均一な品質(電気特性)が得られる。
【図1】(A)はこの発明の成形型の形状を示す平面
図、(B)は並置されて成形用空間を設定した状態での
成形型の平面図、(C)は、(B)の引出し拡大図に対
応した、段部の変形例である。
図、(B)は並置されて成形用空間を設定した状態での
成形型の平面図、(C)は、(B)の引出し拡大図に対
応した、段部の変形例である。
【図2】中央方向に同時にスライドさせて粉体を加圧圧
縮している成形型の平面図である。
縮している成形型の平面図である。
【図3】(A)は中央方向に同時にスライドさせて粉体
を加圧圧縮して成形品を成形した成形型の平面図、
(A')はその右側面図、(B)はその正面図である。
を加圧圧縮して成形品を成形した成形型の平面図、
(A')はその右側面図、(B)はその正面図である。
【図4】(A)は成形品排出時での成形型の平面図、
(B)はその正面図である。
(B)はその正面図である。
【図5】(A)(B)(C)は、従来公知のポンチ、ダ
イによる粉体の成形方法を縦断面図でしめす工程図説明
図である。
イによる粉体の成形方法を縦断面図でしめす工程図説明
図である。
【図6】(A)(B)(C)は、従来公知の雌型、雄型
による粉体の成形方法を分解斜視図で示す工程図であ
る。
による粉体の成形方法を分解斜視図で示す工程図であ
る。
【図7】(A)(B)(C)は、図6に示す成形方法を
縦断面図で示す工程図である。
縦断面図で示す工程図である。
10(10−1、10−2) (一対の粉体)成形型
12 成形型の階段形状の側面
14 側面の段部
14H、14V(14H−1、14H−2;14V−1、14V−2)
段部の交差する面 16 成形用空間 18 粉体 20 カバ−プレ−ト 22 成形品 24 バックプレ−ト 26 シュ−ト孔 100 (粉体)成形型 102、104 ポンチとダイ 116 成形用空間 118 粉体 120 カバ−プレ−ト 122 成形品 200 (粉体)成形型 202 雌型 203 雌型の成形溝 203a1、203a2 成形溝の側面 204L、204R 一対の雄型 204La 204Ra 雄型の端面 216 成形用空間 218 粉体 222 成形品 226 シュ−ト孔
段部の交差する面 16 成形用空間 18 粉体 20 カバ−プレ−ト 22 成形品 24 バックプレ−ト 26 シュ−ト孔 100 (粉体)成形型 102、104 ポンチとダイ 116 成形用空間 118 粉体 120 カバ−プレ−ト 122 成形品 200 (粉体)成形型 202 雌型 203 雌型の成形溝 203a1、203a2 成形溝の側面 204L、204R 一対の雄型 204La 204Ra 雄型の端面 216 成形用空間 218 粉体 222 成形品 226 シュ−ト孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B30B 11/00
B22F 3/02
Claims (18)
- 【請求項1】 対向する側面を階段形状とし、対応する
段部によって側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形
用空間を同時に形成する一対の粉体成形型。 - 【請求項2】 対向する側面を階段形状とし、対応する
段部を円弧形状として側面間に二次元的に閉鎖された一
連の成形用空間を同時に形成する一対の粉体成形型。 - 【請求項3】 対向する側面を階段形状とし、対応する
段部の交差する2面を利用して側面間に二次元的に4面
の閉鎖された一連の成形用空間を同時に形成する一対の
粉体成形型。 - 【請求項4】 少なくとも一方がスライド可能で側面が
階段形状の一対の成形型をスライド方向と交差する方向
で側面を対向させて並設することにより、階段形状の段
部によって成形型の2つの側面間に二次元的に閉鎖され
た一連の成形用空間を同時に形成し、 成形用空間に供給した粉体を成形型のスライドにより加
圧圧縮して複数の成形品を同時に成形する粉体成形方
法。 - 【請求項5】 少なくとも一方がスライド可能で側面が
階段形状の一対の成形型をスライド方向と交差する方向
で側面を対向させて並設することにより、階段形状の段
部の円弧形状によって成形型の2つの側面間に二次元的
に閉鎖された一連の成形用空間を同時に形成し、 成形用空間に供給した粉体を成形型のスライドにより加
圧圧縮して複数の成形品を同時に成形する粉体成形方
法。 - 【請求項6】 少なくとも一方がスライド可能で側面が
階段形状の一対の成形型をスライド方向と交差する方向
で側面を対向させて並設することにより、階段形状の段
部の交差する2面によって成形型の2つの側面間に二次
元的に4面の閉鎖された一連の成形用空間を同時に形成
し、 成形用空間に供給した粉体を成形型のスライドにより加
圧圧縮して複数の成形品を同時に成形する粉体成形方
法。 - 【請求項7】 一対の成形型の双方をスライド可能と
し、接近する方向に一対の成形型を同時にスライドさせ
て粉体を加圧圧縮している請求項4ないし6のいずれか
に記載の粉体成形方法。 - 【請求項8】 一対の成形型の一方を固定し、他方をス
ライドさせて粉体を加圧圧縮している請求項4ないし6
のいずれかに記載の粉体成形方法。 - 【請求項9】 少なくとも一方がスライド可能でその側
面が階段形状の一対の成形型をスライド方向と交差する
方向で側面を対向させて並設することにより、階段形状
の段部によって2つの側面間に二次元的に閉鎖された一
連の成形用空間を同時に形成する工程と、 一連の成形用空間に粉体を供給する工程と、 成形用空間を三次元的に封止する工程と、 可動の成形型のスライドにより成形用空間の粉体を加圧
圧縮して複数の成形品を同時に成形する工程と、 を備えた粉体成形方法。 - 【請求項10】 少なくとも一方がスライド可能でその
側面が階段形状の一対の成形型をスライド方向と交差す
る方向で側面を対向させて並設することにより、階段形
状の段部によって2つの側面間に二次元的に閉鎖された
一連の成形用空間を同時に形成する工程と、 一連の成形用空間に粉体を供給する工程と、 可動の成形型のスライドにより成形用空間から余分な粉
体を押出し排出する工程と、 成形用空間を三次元的に封止する工程と、 可動の成形型のスライドにより成形用空間の粉体を加圧
圧縮して複数の成形品を同時に成形する工程と、 を備えた粉体成形方法。 - 【請求項11】 成形品を三次元的に拘束のない状態に
開放する工程と、 成形品の直下に一連のシュ−ト孔を移動させて成形品を
シュ−ト孔から落下、排出する工程と、 をさらに備えた請求項9または10記載の粉体成形方
法。 - 【請求項12】 階段形状の側面を持ち、その側面を対
向させて並設されることにより、階段形状の段部によっ
て2つの側面間に二次元的に閉鎖された一連の成形用空
間を同時に形成する、少なくとも一方がスライド可能な
一対の成形型と、 可動の成形型のスライドを制御して成形用空間内の粉体
を加圧圧縮する制御手段と、 を備えた粉体成形装置。 - 【請求項13】 段部を円弧形とした階段形状の側面を
持ち、その側面を対向させて並設させることにより階段
形状の段部によって2つの側面間に二次元的に閉鎖され
た一連の成形用空間を同時に形成する、少なくとも一方
がスライド可能な一対の成形型と、 可動の成形型のスライドを制御して成形用空間内の粉体
を加圧圧縮する制御手段と、 を備えた粉体成形装置。 - 【請求項14】 階段形状の側面を持ち、その側面を対
向させて並設されることにより、階段形状の段部の交差
する2面を利用して2つの側面間に二次元的に4面の閉
鎖された一連の成形用空間を同時に形成する、少なくと
も一方がスライド可能な一対の成形型と、 可動の成形型のスライドを制御して成形用空間内の粉体
を加圧圧縮する制御手段と、 を備えた粉体成形装置。 - 【請求項15】 一連のシュ−ト孔を備えたスライド可
能なバックアッププレ−トと、 階段形状の側面を持ち、その側面を対向させてバックア
ッププレ−ト上に並設されて階段形状の段部によって2
つの側面間に二次元的に閉鎖され、バックアッププレ−
トの一連のシュ−ト孔と整列可能な一連の成形用空間を
同時に形成する、少なくとも一方がスライド可能な一対
の成形型と、 成形用空間への粉体の供給後に成形用空間を三次元的に
封止し、成形後に封止を解放するカバ−プレ−トと、 可動の成形型およびバックアッププレ−トのスライドを
制御する制御手段と、 を備えた粉体成形装置。 - 【請求項16】 制御手段は、成形用空間の三次元的な
封止後に可動の成形型をスライドさせて成形用空間の粉
体を加圧圧縮して成形し、成形後にバックアッププレ−
トをスライドさせてシュ−ト孔を成形品の下に移動させ
てシュ−ト孔を介して成形品を排出させる請求項12な
いし15のいずれかに記載の粉体成形装置。 - 【請求項17】 制御手段は、粉体の供給後に可動の成
形型をスライドさせて余分な粉体を成形用空間から押出
し排出し、成形用空間の三次元的な閉鎖後に可動の成形
型をスライドさせて成形用空間の粉体を加圧圧縮して成
形し、成形後にバックアッププレ−トをスライドさせて
シュ−ト孔を成形品の下に移動させてシュ−ト孔を介し
て成形品を排出させる請求項12ないし15のいずれか
に記載の粉体成形装置 - 【請求項18】 一対の成形型の少なくとも一方を逃が
して、スライド方向と直行する方向での成形品の拘束を
解放する解放手段をさらに備えた請求項12ないし17
のいずれかに記載の粉体成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110295A JP3445256B2 (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110295A JP3445256B2 (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002307198A JP2002307198A (ja) | 2002-10-22 |
JP3445256B2 true JP3445256B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=18962095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001110295A Expired - Lifetime JP3445256B2 (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 粉体成形型、粉体成形方法および粉体成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445256B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095567A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Tdk Corp | 成形装置及び成形方法 |
-
2001
- 2001-04-09 JP JP2001110295A patent/JP3445256B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002307198A (ja) | 2002-10-22 |
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