JP3445173B2 - バルブ付きアクチュエータ装置 - Google Patents

バルブ付きアクチュエータ装置

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JP3445173B2
JP3445173B2 JP35341498A JP35341498A JP3445173B2 JP 3445173 B2 JP3445173 B2 JP 3445173B2 JP 35341498 A JP35341498 A JP 35341498A JP 35341498 A JP35341498 A JP 35341498A JP 3445173 B2 JP3445173 B2 JP 3445173B2
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譲 鈴木
栄 藤谷
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K26/00Machines adapted to function as torque motors, i.e. to exert a torque when stalled

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロイダルコア型
アクチュエータを用いて、角度指令値に合わせてバルブ
をダイレクトに開閉駆動し、管内の流体の流量を制御す
る装置に用いるバルブ付きアクチュエータ装置、特に、
車載用エンジンスロットルバルブ付きアクチュエータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、自動車の運転性能向上並びに排気
ガス対策としてアクセルケーブルを廃止し、ドライバの
アクセルペダル操作量を電気的にセンサで検出してエン
ジンスロットルバルブをモータで駆動し、ドライバのア
クセルペダル操作とは全く独立してエンジンスロットル
バルブを操作する、所謂、ドライブバイワイヤ(DriveB
y Wire )方式が普及し始めている。この結果、状況に
応じた適切な空燃比を常に確保しながらエンジン出力を
制御することができ、環境問題の観点からも注目され、
その普及が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現状のドライ
ブバイワイヤ方式では特開平5-240070号や米国特許第5,
777,412 号で述べられているように、スロットルバルブ
の駆動はDCモータと減速機を用いた構成が一般的であ
る。これはスロットルバルブ駆動に要求されるトルク要
求が30〜60Ncm程度(凍結状態を考えた場合230N
cm)と大きく、モータに減速機を介してトルクアップ
を図らなければトルク要求を満足することができないか
らである。しかしながら、減速機を用いるとシステムの
コストが上がり、しかも信頼性も低下する。また、何よ
りも、ギヤのバックラシュ等で高精度の流量制御が出来
ない欠点があった。
【0004】一方、トロイダルコア型アクチュエータを
用いたダイレクト駆動の方法がある。トロイダルコア型
アクチュエータはその回転軸が反復回転動作するアクチ
ュエータであり、動作角度範囲を0から90度程度と限
定すれば、そのトルク特性は入力電流値のみに依存し、
その角度に依存しない特性を持つので、回転角度制御に
は最適である(詳細は後述する)。この特性を用いて、
流体が通る管内に管軸に直交した軸を設け、この軸にバ
タフライバルブを取付け、このバルブの角度制御により
流量を精度よくコントロールすることが可能である。こ
の技術を応用して、エンジンスロットルバルブをダイレ
クトに駆動する試みが種々行われているが、サイズ(直
径70mm、長さ70mm程度)の割に、要求トルクが大き
く、今まで現実的なアクチュエータを構成することがで
きなかった。
【0005】しかしながら、ロータ磁石については、希
土類元素を用いた高性能磁石が開発された今日では、ス
ロットルバルブ駆動用として適切なサイズで、要求トル
ク30〜60Ncm程度を発生できる見通しが出てきたが、
ステータについては、トロイダル巻線作業自体が作業性
が悪い上に、巻線後の取り扱いも悪く、且つ寸法精度を
出し難い欠点があった。そのため装置への高精度の組付
けが困難である等の欠点があり、コストアップ要因とな
っていた。
【0006】本発明は、上記の問題点にかんがみてなさ
れたもので、減速機とDCモータで構成したバルブ開閉
用アクチュエータの欠点を解消し、安価で且つ高精度に
流量調整ができるバルブ付きアクチュエータ装置、特
に、車載用エンジンスロットルバルブ付きアクチュエー
タ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は流体を通す管に流量調整用バルブを固定し
た回転軸を貫通させ、前記回転軸の延長部にアクチュエ
ータおよび角度センサを直結し、制御回路に入力される
角度指令値に基づき、アクチュエータ駆動回路の出力電
流値に対応するトルクで前記バルブを回転させ、前記角
度センサの信号を前記指令値に合わせる角度制御により
管内流量を調整するトロイダルコア型バルブ付きアクチ
ュエータにおいて、前記回転軸に回転自在に軸承され且
つN、S2極の磁極を持つ永久磁石で構成されたロータ
と、前記ロータ磁石とラジアル方向に微小エアギャップ
を介して該ロータ磁石外周部に配置された軟磁性体から
なる円筒状のコアに巻線を施したステータとを有し、前
記コア周上に非磁性体からなる2個の相分離材を設け、
該相分離材同士が互いに幾何学的にほぼ180度の角度
を成すように配置され、前記相分離材で分割されたコア
円周上の巻線領域内に、該コアを芯として独立した2組
みのコイルをほぼ均等な密度で巻回したことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は前記流体は空気であり、前
記管の外部で前記バルブを取付けた回転軸の一端にアク
チュエータを、その他端に角度センサをエンジンスロッ
トルボディに一体的に組込んだことを特徴とする。
【0009】また、本発明は相分離材の材質は絶縁性樹
脂であることを特徴とする。
【0010】また、本発明は前記相分離材が前記コア周
上において中心角で10度以下であることを特徴とする。
【0011】また、本発明はアクチュエータの円筒状コ
ア外形寸法が70(mm)以下であり、該コア内径とロー
タ磁石外径とで作るエアギャップ長Y1(mm)は1.5m
m≦Y1≦5mmであり、相分離材最内径とロータ磁石外
径で作るエアギャップ長Y2(mm)はY1−Y2≦0.5m
mで有り且つ、前記コアに巻回する2組みのコイルが3
乃至4層巻きであることを特徴とする。
【0012】また、本発明は相分離材にはコアと巻線間
を電気的に絶縁するための絶縁部も一体的に設けたこと
を特徴とする。
【0013】また、本発明は相分離材の少なくとも一つ
にはコイルからげ用の端子が設けられていることを特徴
とする。
【0014】また、本発明は円筒状コア(好ましくは表
面を絶縁処理された)は同一幅の軟磁性薄帯をロール状
に丸めて構成したことを特徴とする。
【0015】また、本発明はロール状軟磁性薄帯は巻き
始めの最内周端から順次連続的に幅広となるテーパ部分
を持っていることを特徴とする。
【0016】また、本発明は円筒状コアはパイプ状軟磁
性材を芯として、その上に表面を絶縁処理した同一幅の
軟磁性薄帯をロール状に巻回して構成したことを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。
【0018】先ず最初に、本発明によるアクチュエータ
装置が好適に利用されるガソリンエンジンの概略動作を
説明する。
【0019】図1はガソリンエンジンのエンジンスロッ
トルバルブ近傍の機構を表したものである。
【0020】図1で、空気は右側の矢印の向きに流入
し、エアフィルタ1、スロットルボディ2の中央部のス
ロットルバルブとしてのバタフライバルブ3で適切な流
量に調整されて、インテークマニホルド4を通して、シ
リンダ5に取り込まれる。一方、ガソリンはインテーク
マニホルド4を経由してシリンダ5に取り込まれる。シ
リンダ5に取り込まれたガソリンと空気は各種バルブ
(図1では省略)でシリンダ内に密閉され、点火プラグ
7の電気火花で着火および爆発が起こり、この時の爆発
力でピストン6を押し下げ機械的動力を発生させる。燃
焼後の排ガスはエグゾースト8から排出される。なお、
本エンジンは、排ガス対策の一環として、燃焼ガスの一
部がEGR(Exhaust Gas Recirculation )バルブ9を
通してインテークマニホルド4側にフィードバックされ
たEGRシステムが採用された例である。
【0021】図2はスロットルボディ2の拡大図とバタ
フライバルブ3の角度制御を説明するための図である。
【0022】図2の右から左に空気が通過する管100
が貫通している。その管100の中央部で、管100と
直交した、すなわち、該管100の中心軸線に垂直に設
けた貫通軸または回転軸101が回転自在(軸受は省
略)に軸承され、該軸中央部には先に説明した空気の流
量を調整するためのバタフライバルブ3(後述するスロ
ットルバルブと同一のもので、以後「バルブ」と呼ぶ)
が、一端にアクチュエータ103(図2では手前)が、
他端には角度センサ102が配置された構成である。
【0023】アクチュエータ103はさらに、軸101
に直接固定されているロータ104(後述)、トロイダ
ル巻線を施したステータ105(後で詳述)で構成され
ており、アクチュエータ103はスロットルボディ(本
実施の形態ではアルミダイキャストで出来ている)内
に、前記ステータ105の外周面を嵌合させることで組
込まれている。ステータ105の外周の2個所の窪み7
00はスロットルボディ2側の突起部と嵌合するように
なっている。この窪み、すなわち位置決め機構700に
よりバルブ角度に対応した適切な位相関係(詳細につい
ては図4参照)に発生トルク波形を合わすことができ
る。
【0024】次に図2を用いて流量制御の一例を説明す
る。バルブ3の開閉角度により空気の流量が変わること
は自明である。従って、アクチュエータ103を用いた
バルブ3の角度制御を説明すれば事足りることになる。
角度制御はアクチュエータ駆動回路1000、制御回路
1100、アクチュエータ103と角度センサ102で
行われる。
【0025】まず、現在のバルブ角度検出信号θm (現
在のバルブ開閉角度がθm である事に相当する)とした
上で、新たな角度指令信号θr が制御回路1100に入
力されると、バルブの現在角度θm と角度指令θr との
角度誤差Δθ=θr−θm <0が増大して、アクチュエ
ータ駆動回路1000から、早く角度誤差Δθをゼロ
(θm =θr )とするように、大きなコイル励磁電流I
(コイル励磁電流Iと発生トルクとの関係については図
4参照)をアクチュエータ103に出力する。その結
果、バルブ3は高トルクおよび高速で角度指令値θr
傍まで一気に移動する。θm がθr 近傍に達すると、角
度誤差Δθ>0は徐々に小さくなるので、コイル励磁電
流IもΔθの低下に連れて低下し、発生トルクも同時に
小さくなる。最終的にΔθ=0(θm =θr )でコイル
励磁電流Iはゼロとなり、アクチュエータの発生トルク
もゼロとなり、バルブ3は角度指令値θr の位置で停止
する。ここで、例えば、何らかの要因で、バルブ3が動
き角度指令θr より行き過ぎてしまえば、角度誤差Δθ
=θr −θm >0が発生する。Δθ>0ではΔθ<0の
時と、電流の向きを逆にしてコイルを励磁するので逆向
きのトルクが発生してバルブ3を角度指令値θr (Δθ
=0に成るまで)の角度になるまで戻す。更に、角度指
令θr が新たに与えられれば、角度誤差Δθが新たに生
じるのでΔθ=0(θm =θr )に成るように、コイル
励磁電流Iの大きさと向きを変える。このように、新た
なに角度指令値θr が時間と共にダイナミックに変わる
と、その指令値に絶えず追随してバルブ開閉角度θm
変えていくことができる。図3はトロイダル型アクチュ
エータの原理を説明する図であり、(a)はアクチュエ
ータの正面図、(b)はアクチュエータの側面部分断面
図を示す。なお、図3のコイルは1層、磁石一極のなす
中心角(図14のβに相当する)は80度の場合を示し
たものである。アクチュエータの構成は次のとおりであ
る。ロータ104は磁石200(本実施の形態では焼結
のNdFeB系)、ロータヨーク500(本実施の形態では
純鉄)と回転軸101から構成されており、回転軸10
1は軸受(図示されていないが、一般的には、スロット
ルボディ2のバルブ3の両端部に取付けられている)で
回転自在に固定されている。ステータ105はコイルの
巻き芯となっている円筒状コア201に電気的絶縁処理
(例えば、電着塗装やエポキシ樹脂コーティング等)を
施した後、コイル202がその周囲に本図では1層巻回
されて、コイル202の中の上部コイル202AがA相
コイルを、下部コイル202BがB相コイルを形成して
おり、本実施の形態ではこれらの上部コイル202Aと
下部コイル202Bは直列に接続されている。動作原理
は次の通りである。今仮に、図3(a)のコイルの矢印
の向きに直流電流を流せば、A相コイルは巻き始め側(
図3の左端)がS極に、巻き終わり側(図3の右端)が
N極に励磁される。一方、B相コイルも巻き始め側(図
3の右端)がN極、巻き終わり側(図3の左端)がS極
に励磁される。これにより、ロータ磁石200のS極は
コイル202の右端(N極)に、逆にロータ磁石200
のN極はコイル202の左端(S極)に移動し、矢印
(CCW)の向きのトルクが発生する。もちろん、コイ
ルに逆向きの電流を流せば、逆向き(CW)の向きのト
ルクを発生するので先に説明したように、バルブの角度
制御が可能となるのである。なお、図3(a)のロータ
磁極が垂直の場合には発生トルクは最大となり、磁極が
水平(図3(a)の状態から左右に90度回転した状
態)がトルク零の状態である。また、図3(a)のよう
にコイル202を励磁したとき、コイル202のN極の
向きをX軸とし、且つ、前記X軸とロータ磁石200の
N極の向きが成す角度をθ度(図3(a)の状態はθ=
90度)とすれば、θが0から180度の範囲はCCW
方向のトルクが、θが180から360度の範囲ではC
W方向のトルクを発生する。なお、θが0と180度で
はトルクは零であることは前述したとおりである。
【0026】図4は具体的な角度ートルク特性の一例を
示す図であり、コイル励磁電流と発生トルクとの関係を
示す。縦軸にトルク(Ncm)、横軸にθ(度)を示す。
【0027】図4のグラフは図3のアクチュエータの特
性であり、電流が2A(アンペア)、4A(アンペア)
および6A(アンペア)の条件のものである。図4よ
り、トルクのフラット範囲(以後「フラットトルクレン
ジ」と呼び、厳密な定義はトルクピーク値の90%ダウ
ンの角度範囲である。)はほぼ90度確保されており、
バルブ動作時90度の開閉角が確保されることに対応す
る。また、入力電流値にほぼ正比例してトルク値が増大
していることから、先に説明したような簡単な制御回路
で、安定したバルブ角度制御が正確にできることを意味
する。
【0028】図5は本発明の第1の実施の形態の概略構
成を説明する図である。
【0029】本発明によるコストダウン効果を有するス
テータ構造の特徴を以下に説明する。先ず第1に、本発
明に重要な要素である相分離材(この実施の形態では非
磁性で且つ、絶縁材であるフェノール樹脂を使用)につ
いて説明する。図5はステータに相分離材を有する第1
の実施の形態であり、基本的には図3で説明したアクチ
ュエータと同一の構成のものである。相分離材10a、
10bはコイルの巻き始めおよび巻き終わり部の2箇所
に、本実施の形態では180度離れた位置に配置され
る。この相分離材10a、10bはコイル巻き始めおよ
び巻き終わり時の土手の役目をする効果があり、コイル
の巻き崩れを防止すると同時に、一定の高い巻線密度で
巻線できる特徴がある。実際には、特性を上げるために
巻線を複数層(図14、16で詳述する)施さなければ
ならないが、その際には特に効果がある。相分離材10
a、10bの中心角度α度は狭ければ狭いほど、巻線に
割り当てるスペースが広くなり層当たりの多巻線化が可
能となり、特性的に有利であるが第1の実施の形態では
αは10度としている。α=10°程度であれば、巻線
スペースが十分確保でき、且つ絡げ端子挿入(後述す
る)および相分離材自体の固定用スペースも十分取れる
からである。なお、相分離材10a、10bのコア20
1への固定はこの実施の形態では非磁性のネジ300で
行っている。なお、相分離材10a,bが非磁性でなけ
ればならない理由は、相分離材が軟磁性材であると、コ
イルを励磁したときこれが突極を構成して、周方向のパ
ーミアンス変化をもたらすからであり、結果として、広
い安定したフラットトルクレンジ特性を持たなくなるか
らである。
【0030】この相分離材10a、10bの中心角αが
種々の理由で内径部と外径部で異なる場合があるが、本
発明ではその場合には実質的に巻線の土手になっている
部分の角度を意味するものとする。相分離材10a、1
0bの数は、本発明ではロータ磁極数と同数の2個であ
るが、巻崩れを防ぐため、もしくは整えるため、また
は、ステータ105の全体を樹脂で一体モールド(図1
2参照)する場合には補助相分離材750(図15参
照)を付加した実質4本構成(図15参照)としてもよ
い。4本構成では樹脂モールドのとき、モールド金型内
での該ステータ105の座りが安定するからである。
【0031】図12は図5に示された実施の形態1のス
テータを樹脂(この実施の形態ではPPS )で一体モール
ドする第2の実施の形態を示す図である。
【0032】図12のように巻線後のステータ105
を、相分離材10の内径部R1 (ステータ105の最
内径寸法)および外径部R2 (ステータ105の最外
径寸法)を基準としてモールド金型を作り、樹脂900
で一体的にモールドして仕上げれば、ステータの内径お
よび外径の必要寸法が正確に確保できる。特に、巻き上
がり寸法が安定しない、コイル202の最内径Rc1、最
外径Rc2を相分離材10の最内径R1、 最外径R2を用い
て、 R1 =Rm1≦Rc1 且つ R2 =Rm2≧Rc2 と設定すればコイル202全体が図12のように樹脂モ
ールドされ、巻き崩れや変形の心配がなく、取り扱いが
容易となる。なお、Rm1は樹脂モールド後の内径寸法、
m2は外形寸法を示している。図12ではR1 =Rm1で
あり、さらにR2=Rm2の例を示しているが、Rm1≦Rc
1が確保されればコア内径部のコイルは樹脂で完全に封
止されるし、また、Rm2≧Rc2が確保されればコア外径
のコイルは樹脂で完全封止されるので、コイル202巻
き上がり寸法が安定しないステータ105に対して組立
および組付け時にも基準寸法を与えることができる利点
があるばかりではなく、ステータ105全体が樹脂モー
ルドされるので、使用環境が厳しいエンジンスロットル
ボディ内にコイル(銅線)が直接表出しない。この樹脂
モールド構成は信頼性という点で非常に効果がある。
【0033】なお、先に述べたように図2では、アクチ
ュエータはモールド上がりのステータ105の外径寸法
m2をスロットルボディ2に嵌合させる設定になってい
る。また、図2では相分離材10にステータ回転止め機
構700が設けられている例を示しているが、樹脂モー
ルド後のステータ樹脂部にステータの回転止機構700
を設けてもよいし、スロットルボディへの組付け用フラ
ンジ部を樹脂で一体的に設けてもよいことは当然であ
る。さらにまた、回転軸101の回転を規制する為の機
械的ストッパ機構をこの樹脂900とロータコア500
の一部を利用して、アクチェータ103内部に組込んで
もよい。
【0034】もちろん、ステータ105は全体をモール
ド処理しなくても、相分離材10の基準となる寸法R1
、R2 を利用してスロットルボディ2に嵌合させこと
が可能である。その際安定性強化のために、補助相分離
材750(図15参照)を付加してもよい。
【0035】図6は同じくステータ105の構成を示す
第3の実施の形態を示す図である。図6は相分離材とコ
イル絶縁材(この実施の形態ではフェノール樹脂である
が、PPS 、PAまたは耐熱性及び機械的強度を上げるため
に45%程度のガラス繊維入りを使用してもよい)とを一
体化した、いわゆる一体型相分離材20の例を示したも
のである。これを用いることにより、一体化した相分離
材20をコア201に対して、上下から挟み込んだ構成
のステータ構造とすれば、コア201の絶縁処理を行わ
ずに、コイル202(図示せず)を巻くことができる。
また、基準とする相分離材10a、10bの位置精度を
予め正確に設定することができる。一体型相分離材20
の上下部の形状は本実施の形態では同一であるが、端子
部の配置によっては( 詳細について図8、9参照)異な
る形状でもよい。
【0036】図7は一体型相分離材20の説明図であ
り、図6の上側のものを示している。図7より、相分離
材に相当する部分は10a、10bの2個所である。ま
た、図5と同様に、相分離材10a、10bは同一形状
であり、その中心角αは10°に設定されている。相分
離材10a、10bで上下が対向する部分に双方が嵌合
し合う凸(図6の600)凹(図6の500)を形成し
て互いの位置決めをしてもよい。図7の20a、20b
は巻線を施す部位を示している。この部位はできるだけ
薄肉(肉厚は0.5mm 以下が好ましい)にして、巻線抵
抗の増大を防ぐことが好ましい。
【0037】図8、9は一体型相分離材20(同じく図
6の上側を示す)を用いた場合で、コイル絡げ用端子3
0a、30bをコイル巻回する必要がなく、肉厚が十分
取れる相分離材に挿入した実施の形態を示す。
【0038】これにより、コイル巻き始めおよび巻き終
わりをこの端子に絡げ処理することで、巻きほつれがな
くなり、手離れがよいステータとすることができる。図
8は2つの相分離材10a、10bに端子を一本づつ設
けた場合を示しているが、図9のように片方の相分離材
部10bに2個の端子30a、30bを設けて、端子部
を片側にまとめても配置してもよい。もちろん、この絡
げ用端子は相分離材が独立して設けられている図5の構
成のものに適用してもよいことは当然であり、絡げ用端
子の向きは垂直方向だけでなく適宜決めてもよい。
【0039】図10、11はコア201の構成方法を示
したものである。
【0040】図6ではコア201は機械加工で円筒型に
削り出している場合を示しているが、これだとコアの精
度は確保されるが、コストアップが避けれない。図1
0、11は表面を絶縁処理した薄帯をロール状にしてコ
アを構成する方法である。
【0041】図10の図(a)は巻き始め前の軟磁性材
の均一幅の薄帯を示したものであり、図(b)はロール
し始めの状態を、図(c)はロール終了後のコア201
完成体を示したものである。軟磁性薄帯は、一般的には
表面が絶縁処理された0.2mmから0.5mm厚の電磁鋼板
を用いる。なお、薄帯が磁気異方性を持っている場合に
は磁化容易軸を薄帯の長手方向(図aの矢印方向)にす
るのが磁気特性上好ましい。
【0042】図11はコアの構成方法を説明する図であ
り、(a)は巻き始めの状態を示し、(b)はロール終
了後のコア完成体を示し、(C)は別の材料の巻き始め
の状態を示す。
【0043】図11が図10と異なる点は、図11では
薄帯先端(巻き始め)にテーパが付けてある点である。
こうすることにより、図10では周方向のパーミアンス
が巻き始めの位置で大きく変化し、ここでのコギングト
ルクおよびトルクリップルの発生は避けられない。結果
として前述した角度に依存しないトルク特性が確保し難
い欠点があるが、図11のように、巻き始め部にテーパ
を付ければ周方向のパーミアンス変化をなだらかにする
ことができるので、コギングトルクおよびトルクリップ
ルの発生を抑えることができる。テーパ部の長さLは、
コギングトルクおよびトルクリップルを抑えるという点
では、できるだけ長いに超したことはないが、長ければ
長いほど、等価エアギャップ長が大きくなり、トルク特
性が低下する欠点がある。図11(a)(c)ではこの
テーパ長Lはπdとしており、ロール状にした際、最内
周だけがテーパ状となるように設定している。このこと
によりコギングトルクおよびトルクリップルの発生と、
トルク特性低下を最小限に抑えることができる。図11
(a)は巻き始めの状態を示し、図11(b)はロール
終了後のコア201の完成体を示す。
【0044】さらに図11(c)はテーパを持つ薄帯で
構成する方法である。この方法は巻き始めと巻き終わり
部両端に同一ナイフ形状の長さLのテーパ部を持つ。こ
のことによりゴギングトルクおよびトルクリップルの発
生をさらに小さくできるとともに、図11(a)に比べ
ると薄帯からの材料取りがよくなり、材料の無駄がでな
い特徴がある。
【0045】図13には、さらに別のコア構成方法を説
明する図であり、(a)は巻始めの状態を、(b)はコ
ア完成体の状態を示す。
【0046】図13はコアの巻き芯としてパイプ材を用
いて構成する方法を示している。
【0047】このように巻き芯として軟磁性で来たパイ
プ材を用いれば、寸法精度のよいコア201を構成でき
る。もちろん、先に図10で述べた、薄帯の巻き始めの
段差による周方向のパーミアンスの変化も抑えられ、薄
帯巻き始めのテーパ部も省略できるメリットがある。な
お、パイプ材の肉厚は巻き芯としての機能と薄帯巻き始
め部のパーミアンス変化を小さくするためにも厚肉が好
ましいが、実験の結果薄帯の板厚の5〜7倍程度が好ま
しい。図13の方法では薄帯厚0.2tに対して、パイプ肉
厚は1.0tの場合のコギングトルクは1.35Ncmで、切削
コアを用いた場合のコギングトルクは1.15Ncm(凡
そ、17%アップ)なので実質上問題のないレベルであっ
た。
【0048】最後に、アクチュエータ外形寸法と、コア
内径とロータ磁石外径とのエアギャップY1と、相分離
材の最内径とロータ磁石外径との成すエアギャップY2
とコイルの巻き層数の関係について説明する。エンジン
スロットバルブ駆動装置に組込むことができるアクチュ
エータサイズはほぼ決まっており、その外形寸法はφ70
以下である。このサイズで出来るだけ多くの巻線を施
し、大きなトルクを得るには各部のエアギャップを適切
に設定する必要があることは容易に推定できる。実験の
結果、コア201内径と挿入されるロータ磁石200の
最外径で作るエアギャップ長Y1 (mm)は1.5mm≦Y
1 ≦5mmと設定することが好ましい。また、相分離材
10の最内径とロータ磁石200の最外径で作るエアギ
ャップ長Y 2 (mm)はY1 −Y2 ≦0.5 (mm)とする
ことで3乃至4層巻きの比較的多層巻きのコイル構成に
おいても、コイルの巻き崩れが生じ難く、安定した密度
で巻線ができることが分かった。上記を図14について
説明する。
【0049】図14は第4の実施の形態を説明する図で
ある。
【0050】図14のステータ外径は65mmであり、ロ
ータ磁石200の最外径で作るエアギャップ長Y1(m
m)は3mm、又、相分離材10の最内周とロータ磁石
200の最外径で作るエアギャップ長Y2(mm)は0.4
mmで、コイルは3 層巻きの例を示している。以上説明
した実施の形態ではコイルの巻き層数が1層の場合で説
明してきたが、この図14の実施の形態ではコイルの層
数が3層の場合である。従来と同一部品には同一符号を
付記し、説明に直接関係ない部品の説明は省略した。先
に説明したように、トルク特性を上げるためには、コイ
ル巻き層数を上げることが必須である。しかし、その場
合コイル巻き高さが高くなり、巻き崩れの可能性が大き
くなる欠点があるけれども、本発明では層分離材10
a,bがあり、Y1 −Y2 =0.4 (≦0.5 )と設定して
いることから、相分離材の突き出し高さを、ロータ磁石
に干渉しない範囲で十分高くする設定することができる
ため、3層巻線にしても相分離材の土手がしっかり確保
され、巻き乱れが発生せず、安定した巻線が確保できて
いる。一方、コア201内径と挿入されるロータ磁石2
00の最外径で作るエアギャップ長Y1(mm)はY1
3mm(1.5mm≦Y1 ≦5mm)あり、コア201上に
φ0.5 程度の(本実施の形態では芯線径0.45、被覆最大
径は0.508)のマグネットワイヤを3層重ね巻きしても
コイル表面はロータ磁石200と干渉することはない。
このようにトルク特性を上げるため、3乃至4層巻きを
前提に構成することは効果がある。この際、Y1 は1.5
mm≦Y1≦5mmの範囲としないで、Y1 <1.5mmで
はY1 が小さすぎ、コイルを3乃至4 層巻した時コイル
がロータ磁石と干渉する欠点がある。又、Y1 >5mm
ではコイルがロータ磁石と干渉する欠点はないが、Y1
が大きい分磁気抵抗が大きくなる欠点があるばかりでな
く、Y1が大きいと外形が決まっている(70mm以
下)条件では、コアの肉厚が小さくなり、これ又磁気抵
抗が大きくなり最悪磁気飽和を起こす欠点がある。
【0051】また、条件Y1−Y2≦0.5 はコイル巻回時
の土手の役目をする相分離材の突出量をできるだけ高く
取りつつ、ロータ磁石への干渉をなくすための条件であ
り、これにより、相分離材の機能を最大限発揮させるこ
とができる。なお、巻き層数を5層以上に増やしてトル
ク特性を上げる方法も考えられるが、トロイダル巻きが
必要である本発明では、巻線作業が著しく困難になるだ
けでなく、実質的に5層目以上の巻線は揃わず(安定し
た巻線できず)、均一な曲率状態に巻き上げることがで
きない。結果として、Y1を必要以上に大きく設定しな
ければならず、巻線増の割にトルクアップ効果が得られ
ない欠点がある。
【0052】図15は第5の実施の形態を説明する図で
ある。
【0053】もちろん、図14の方法においても、相分
離材を寸法基準としたステータ部の樹脂モールドが可能
であり、相分離材にコイル絡げ用端子を設けてもよい。
また、磁性薄帯をロール状にしたコアで構成してもよ
い。また、巻き崩れを防ぐために補助相分離材750
(図15参照)を用いてもよい。
【0054】上記の説明ではエンジンスロットルバルブ
駆動装置を中心に説明したが、本発明はその他の流体一
般の流量調整装置にも当然応用することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、バルブ付きアクチュエ
ータ装置において、アクチュエータのステータ部には独
自の相分離材を用いてコイルを分離するので、巻線がし
易く、且つコイル占積率を上げることができる、また、
巻線作業後の端末処理および、巻線後のステータのロー
タとの位置決め並びにその固定方法が改善され、手離れ
よいバルブ付きアクチュエータの構造が提供できる。特
に、装置に組み込む際必要なステータ部寸法を、上記相
分離の内径寸法と外形寸法により精度よく設定すること
ができるので、スロットルボディ内に一体的に組込むこ
とができる利点がある。また、アクチュエータのステー
タコアとして、軟磁性薄帯をロール状にして用いること
で、鉄損の少ない、安価な円筒状コアが提供できる。そ
の結果、安価で高性能なバルブ付きアクチュエータ装置
を構成できる効果がある。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアクチュエータ装置を使用するガ
ソリンエンジンのエンジンスロットルバルブ近傍の概略
構成を説明する図である。
【図2】図1に示したガソリンエンジンのバタフライバ
ルブの角度制御を説明する図である。
【図3】本発明のバルブ付きアクチュエータ装置の原理
を説明する図であり、(a)はアクチュエータの正面
図、(b)はアクチュエータの側面部分断面図である。
【図4】本発明のバルブ付きアクチュエータ装置の角度
ートルク特性の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の概略構成を説明す
る図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の概略構成を説明す
る図である。
【図7】一体型相分離材の説明図である。
【図8】一体型相分離材の説明図である。
【図9】一体型相分離材の説明図である。
【図10】コアの構成方法を説明する図であり、(a)
は工作前の均一幅の薄帯を示し、(b)はロールし始め
の状態を示し、(c)はロール終了後のコアの完成体を
示す。
【図11】コアの構成方法を説明する図であり、(a)
は巻き始めの状態を示し、(b)はロール終了後のコア
完成体を示し、(C)は別の材料の巻き始めの状態を示
す。
【図12】本発明の第2の実施の形態の概略構成を説明
する図である。
【図13】コアの巻き芯としてパイプ材を用いて構成す
る方法を示し、(a)は巻始めの状態を、(b)はコア
完成体の状態を示す。
【図14】本発明の第4の実施の形態の概略構成を説明
する図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態の概略構成を説明
する図である。
【符号の説明】
1 エアフィルタ 2 スロットルボディ 3 スロットルバルブ 4 インテークマニホルド 5 シリンダ 6 ピストン 7 点火プラッグ 8 エグゾースト 9 EGRバルブ 10a 相分離材 10b 相分離材 100 管 101 貫通軸 102 角度センサ 103 アクチュエータ 104 ロータ 105 ステータ 200 磁石 202 コイル 202Aコイル 202Bコイル 300 ネジ 500 ロータヨーク 700 窪み 750 補助相分離材 1000 駆動回路 1100 制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 37/14 H02K 37/14 B (56)参考文献 特開 平10−160027(JP,A) 特開 昭60−59954(JP,A) 特開 昭57−126113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11 F02D 11/10 H02K 1/06 H02K 21/14 H02K 37/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を通す管に流量調整用バルブを固定
    した回転軸を貫通させ、前記回転軸の延長部にアクチュ
    エータおよび角度センサを直結し、制御回路に入力され
    る角度指令値に基づき、アクチュエータ駆動回路の出力
    電流値に対応するトルクで前記バルブを回転させ、前記
    角度センサの信号を前記指令値に合わせる角度制御によ
    り管内流量を調整するトロイダル型バルブ付きアクチュ
    エータを用いた装置において、 前記回転軸に回転自在に軸承され且N、S2極の磁極を
    持つ永久磁石で構成されたロータと、前記ロータ磁石と
    ラジアル方向に微小エアーギャップを介して該ロータ磁
    石外周部に配置された軟磁性体からなる円周状のコアに
    巻線を施したステータとを有し、 前記コア周上に非磁性体からなる2個の相分離材を設
    け、該相分離材同士が互いに幾何学的にほぼ180度の
    角度をなすように配置され、前記相分離材で分割された
    コア円周上の巻線領域内に、該コアを芯として独立した
    2組みのコイルをほぼ均等な密度で巻回するとともに、 前記相分離材の外径が、バルブの本体ボディに嵌合する
    ような寸法になっていること を特徴とするバルブ付きア
    クチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記流体が空気であり、前記管の外部で
    前記バルブを取付けた回転軸の一端にアクチュエータ
    を、その他端に角度検出器をエンジンスロットルボディ
    に一体的に組込んだことを特徴とする請求項1に記載の
    エンジンスロットルバルブ付きアクチュエータ装置。
  3. 【請求項3】 前記相分離材の材質が樹脂であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のバルブ付きアクチ
    ュエータ装置。
  4. 【請求項4】 前記相分離材が前記コア周上において中
    心角で10度以下であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のバルブ付きアクチュエータ装置。
  5. 【請求項5】 アクチュエータの円周状コア外径寸法が
    70mm以下であり、該コア内径とロータ磁石外径とで
    作るエアギャップ長Y1(mm)が1.5mm≦Y1≦
    5mmであり、相分離材最内径とロータ磁石外径で作る
    エアギャップ長Y2(mm)はY1−Y2≦0.5mm
    で有り且つ、前記コアに巻回する2組のコイルが3乃至
    4層巻きであることを特徴とする請求項2に記載のエン
    ジンスロットルバルブ付きアクチュエータ装置。
  6. 【請求項6】 前記相分離材に、コアと巻線間を電気的
    に絶縁するための絶縁部を一体的に設けたことを特徴と
    する請求項3に記載のバルブ付きアクチュエータ装置。
  7. 【請求項7】 前記相分離材の少なくとも1つにはコイ
    ルからげ用の端子が設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載のバルブ付きアクチュエータ装置。
  8. 【請求項8】 前記円筒状のコアは同一幅の軟磁性薄帯
    をロール状に丸めて構成し、前記ロール状軟磁性薄帯の
    巻き始めの最内径端から順次連続的に幅広となるテーパ
    部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    バルブ付きアクチュエータ装置。
  9. 【請求項9】 前記円筒状コアはパイプ状軟磁性材を芯
    として、その上に同一幅の軟磁性体薄帯をロール状に巻
    回して構成することを特徴とした請求項8に記載したバ
    ルブ付きアクチュエータ装置。
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