JP3445162B2 - 炭焼き窯 - Google Patents

炭焼き窯

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JP3445162B2
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勇 遠藤
勉 浅井
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Coke Industry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭焼き窯に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、炭は昔から、素材の味を最
高に引き出す優れた調理用燃料として一部では知られて
いる。しかし、昨今のアウトト゛ア・フ゛-ム及び使用の簡便性等
の面から、再び多くの人に利用される状況となった。ま
た最近では、燃料以外の面でも、いろいろと私達の生活
に有益である(効能がある)ことが分かり、例えば、新
聞・雑誌・テレヒ゛等でも広く紹介されている。その中で
も、よく知られている効能としては、住まいの防湿・防
虫効果、防臭効果、水質浄化作用、土壌改良効果、精神
の鎮静効果、マイナス(-)イオン効果、等がその例である。更に
は趣味の多様化又は地球環境の面からも注目されてい
る。即ち、森林を育てるための間伐材、又は家の庭木の
剪定枝葉を利用する。この間伐材、枝葉等を、炭化して
日本古来のクリーンなリサイクル燃料、又は炭化し、細かく砕い
て土に混ぜれば、土壌も改良されて最も身近なエコロシ゛ー循
環となると考えられている。
【0003】以上のようなことから、炭焼き窯又は炭焼
きに関する器具、方式等も種々紹介又は実用に供されて
いる。しかし、簡易に移動できる構造、繰り返し使用で
きる構造、又は何人も簡易かつ効率的に使用できる構造
は少なかった。尚、文献として、実開平5-81259号の移
動式木炭窯がある。内容は、焚き口と煙突穴を有する窯
本体と、この窯本体の開口を閉塞する天井蓋と、前記煙
突穴に設けられる煙突とで構成されており、移動の簡易
化、使用の簡便化等が図れる特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、簡易に移動し
て、何人も簡易に炭焼きをするのに適切な炭焼き窯は提
案又は市販されていないのが現況であり、その改良が望
まれている。
【0005】尚、前記文献は、従来の課題を解決するに
は役立つ考案である。しかし、鉄製であることから、保
温性の面で少なからず問題があり、仕上りの美しさ、又
は機能面の充実に課題を残す処である。また窯本体と天
井蓋との密封度も十分でなく、炭化へのスムース゛な移行が
期待できない処である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、炭化
時に窯の密封度を高めて良質な炭を作ること、又は珪そ
う土の保温性を利用して仕上りが美しく、かつ機能的に
優れた炭を製造すること、等を目的とする。
【0007】請求項1は、内底面に突起を設けた吸込口
と排気口を有する珪そう土でなる窯本体と、この窯本体
の開口部に取付・取外し自在に設けられる珪そう土でな
る遮蔽体と、前記開口部と遮蔽体との隙間をうめる密蔽
用の流動物体と、前記吸込口及び排気口を閉塞する栓
と、前記排出口に着脱自在に設けた煙突と、で構成され
ている炭焼き窯である。
【0008】
【0009】
【0010】請求項2の発明は、窯本体の形状の確保
と、窯本体を従来の手法で製造することを目的とする。
【0011】請求項2は、窯本体を、珪そう土塊体より
くり抜き手段で構成した炭焼き窯である。
【0012】
【発明の実施の形態】周知の如く、炭焼きは、炭材の物
性、炭焼き時の状勢、気候条件、時間等により色々とな
るので、後述する取扱いは、一例である。炭材の選定
と、当該炭材の長さ、大きさ、太さ、等を整理し、可能
な限り、これらを均一化する。そして、炭材は十分乾燥
していることが好ましいが、生木の場合は、いたしかた
ない。
【0013】窯本体の吸込口、排気口をそれぞれ吸込用
栓を排気用栓で閉塞する。遮蔽体を取外し窯本体を開放
した後、この開放口より炭材を充填する。炭材は適度な
間隔で、かつ突起を利用して中心部の炭材を突出させる
とともに(イ)、後述する着火用の着火用資材への着火の
向上を図る。排気口に煙突を取付ける(ロ)。その後、充
填された炭材の上に着火用資材を載置し、この着火用資
材に着火する(ハ)。そして望ましくは、着火した着火用
資材を炭材の隙間に落し込み燃焼の効率化を図る(ニ)。
次いで、窯本体に遮蔽体を設け、当該窯本体を密蔽する
(ホ)。そして、窯本体及び炭材の略全体に火が回ったこ
と及び煙の色に着目し、当該煙の色が白色であることを
確認する(ヘ)。尚、この場合、吸気口を調整して、窯本
体への空気の吸込量を拡充する(ト)。前記煙は黄色で鼻
をつく臭いから青色で透き通った無刺激臭となる。その
後、煙の変化を見ながら密封のタイミンク゛を待つ。煙は、水
蒸気中心の白い色からアメ色の混じった白へとかわり、少
しづつ量も少なくなって最後には紫がかった透明に変わ
る(チ)。通常は1〜2時間程度である。このタイミンク゛を捉え
て、窯本体への空気の出入を止める。具体的には、吸込
口に栓をするとともに、煙突を取外し、排気口に栓をす
る(リ)。そして、さらに窯本体の密蔽度(密封度)を向上
させるために、開口部と遮蔽体との隙間に砂を充填する
(ヌ)。この窯本体の密蔽が炭化を製造する基本的作業で
あり、数時間をかけるとともに、窯本体の冷えるのを待
つ。略2〜4時間程度である。その後、窯本体が冷えた処
で、遮蔽体を取外し炭を取出す。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0015】1は珪そう土の塊体をくり抜いて構成した
開口部111を有する窯本体で、この窯本体1の壁面1aには
当該窯本体1の空洞部112に達する吸込口113及び排気口1
14を有する。この吸込口113と排気口114とは対峙関係に
開設することが、空気又は燃焼空気の流通に役立つ特徴
がある。この窯本体1の空洞部112の内底面1bには突起11
5が設けられている。尚、窯本体1は図例の如く、縦型に
限定されない。また珪そう土の使用は保温性の向上に役
立つ特徴がある。また窯本体1は、説明・図示の如く、
縦置き方式に限らず、例えば、横置き方式もできる。
【0016】2は遮蔽体で、この遮蔽体2は窯本体1の開
口部111に設けられており、密蔽度向上を意図して、開
口部111と遮蔽体2との隙間に砂3等の充填材をつめる。
この砂3は隙間の大小に限定されなく、当該隙間を密蔽
できる処が特徴である。尚、遮蔽体2は窯本体1の製造時
に生成される珪そう土の残りを固めて構成し、材料の有
効利用と保温性の向上を図る。
【0017】6は排気口114に着脱自在に設けられた煙突
で、金属製とする。尚、図例では二つの部材より構成さ
れている。
【0018】4は吸込口113を閉塞する栓、5は排気口114
又は煙突6を閉塞する栓、をそれぞれ示す。
【0019】7は凹状の把手を示す。また窯本体1に把手
を設けることもできる(図示せず)。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、内底面に突起を設け
吸込口と排気口を有する珪そう土の窯本体と、この窯
本体の開口部に設けられる珪そう土でなる遮蔽体と、開
口部と遮蔽体との隙間をうめる密蔽用の流動物体と、吸
込口及び排気口を閉塞する栓と、煙突で構成されている
炭焼き窯である。従って、炭化時に窯の密封度を高めて
良質な炭を作り得ること、又は珪そう土の保温性を利用
して仕上りが美しく、かつ機能的に優れた炭を製造でき
ること、等の特徴がある。
【0021】
【0022】請求項2の発明は、窯本体を、珪そう土塊
体よりくり抜き手段で構成した炭焼き窯である。従っ
て、窯本体の形状の確保と、窯本体を従来の手法で製造
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窯本体の斜視図である。
【図2】窯本体の拡大断面図である。
【図3】窯本体に炭材を充填した状態の拡大断面図であ
る。
【図4】窯本体に炭材を充填した、当該炭材に着火した
状態の拡大断面図である。
【図5】(イ)〜(ヌ)は炭材の充填から着火、炭化の状態を
経て炭になる過程を示す模式図であり、(イ)は窯本体へ
の炭材の充填を、(ロ)は炭材が充填された窯本体への煙
突の取付けを、(ハ)は窯本体に充填された炭材上に載置
した着火用資材への着火を、(ニ)は着火した着火用資材
の炭材の隙間への落し込みを、(ホ)は着火、燃焼する炭
材が充填されている窯本体を遮蔽体で密蔽する状態を、
(ヘ)は煙突から排気される煙を判断する状態を、(ト)は窯
本体への空気の吸込量を拡充する状態を、(チ)は煙が少
なくなった状態を、(リ)は燃焼する炭材を充填した窯本
体を密蔽する状態を、(ヌ)は燃焼する炭材を充填した窯
本体と遮蔽体の隙間を砂で充填する状態を、それぞれ示
す。
【符号の説明】
1 窯本体 111 開口部 112 空洞部 113 吸込口 114 排気口 115 突起 1a 壁面 1b 内底面 2 遮蔽体 3 砂 4 栓 5 栓 6 煙突 7 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10B 53/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内底面に突起を設けた吸込口と排気口を
    有する珪そう土でなる窯本体と、この窯本体の開口部に
    取付・取外し自在に設けられる珪そう土でなる遮蔽体
    と、前記開口部と遮蔽体との隙間をうめる密蔽用の流動
    物体と、前記吸込口及び排気口を閉塞する栓と、前記排
    出口に着脱自在に設けた煙突と、で構成されている炭焼
    き窯。
  2. 【請求項2】 上記の窯本体を、珪そう土塊体よりくり
    抜き手段で構成した請求項1に記載の炭焼き窯。
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