JP3445043B2 - 静電荷像現像用負帯電性カラートナー - Google Patents

静電荷像現像用負帯電性カラートナー

Info

Publication number
JP3445043B2
JP3445043B2 JP34646295A JP34646295A JP3445043B2 JP 3445043 B2 JP3445043 B2 JP 3445043B2 JP 34646295 A JP34646295 A JP 34646295A JP 34646295 A JP34646295 A JP 34646295A JP 3445043 B2 JP3445043 B2 JP 3445043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
fine powder
image
color toner
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34646295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09160288A (ja
Inventor
誠 神林
育 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34646295A priority Critical patent/JP3445043B2/ja
Priority to EP95309503A priority patent/EP0720065B1/en
Priority to DE69512882T priority patent/DE69512882T2/de
Priority to US08/579,729 priority patent/US5607806A/en
Publication of JPH09160288A publication Critical patent/JPH09160288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445043B2 publication Critical patent/JP3445043B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真,静電記
録,静電印刷等における静電荷像を現像するための乾式
の静電荷像現像用負帯電性カラートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】静電手段によって光導電材料の表面に像
を形成し、トナーにより現像することは従来周知であ
る。
【0003】即ち、米国特許第2,297,691号明
細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43−
24748号公報等、多数の方法が知られているが、一
般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像上にトナーと呼
ばれる極く微細に粉砕された検電材料を付着させること
によって静電潜像に相当するトナー像を形成する。
【0004】次いで必要に応じて紙の如き画像支持体表
面にトナーを転写した後、加熱,加圧或は溶剤蒸気など
により定着し複写物を得るものである。また、トナー画
像を転写する工程を有する場合には、通常残余のトナー
を除去するための工程が設けられる。
【0005】電気的潜像をトナーを用いて可視化する現
像方法は、例えば、米国特許第2,221,776号明
細書に記載されている粉末雲法、同第2,618,55
2号明細書に記載されているカスケード現像法、同第
2,874,063号明細書に記載されている磁気ブラ
シ法、及び同第3,909,258号明細書に記載され
ている導電性磁性トナーを用いる方法などが知られてい
る。
【0006】これらの現像法に適用されるトナー粒子と
しては一般には熱可塑性樹脂に着色剤を混合分散後、微
粉化した着色剤含有樹脂粒子が用いられる。熱可塑性樹
脂としては、ポリスチレン系樹脂が最も一般的である
が、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系
樹脂、ウレタン系樹脂等も用いられる。黒色着色剤とし
てはカーボンブラックが最も広く使用され、また磁性ト
ナーの場合は、酸化鉄系の黒色の磁性粉が多く用いられ
る。いわゆる二成分系現像剤を用いる方式の場合には、
トナーは通常ガラスビーズ,鉄粉,フェライト粉などの
キャリア粒子と混合されて用いられる。
【0007】紙などの最終複写画像形成部材上のトナー
像は、熱,圧力等により支持体上に永久的に定着され
る。従来より、この定着工程は熱によるものが多く採用
されている。
【0008】また、トナー画像を転写する工程を有する
場合には、通常、感光体上の残余のトナーを除去するた
めの工程が設けられる。
【0009】近年、複写機等においてモノカラー複写か
らフルカラー複写への展開が急速に進みつつあり、2色
カラー複写機やフルカラー複写機の検討及び実用化も大
きくなされている。例えば「電子写真学会誌」Vol
22,No.1(1983)や「電子写真学会誌」Vo
l 25,No.1,P52(1986)のごとく色再
現性、階調再現性の報告もある。
【0010】しかしテレビ、写真、カラー印刷物のよう
に実物と直ちに対比されることはなく、また、実物より
も美しく加工されたカラー画像を見なれた人々にとって
は、現在実用化されているフルカラー電子写真画像は必
ずしも満足しうるものとはなっていない。
【0011】フルカラー電子写真法によるカラー画像形
成は一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナーを用いて全ての色の再現を行うもの
である。
【0012】その方法は、まず原稿からの光をトナーの
色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを通して
光導電層上に静電潜像を形成させ、次いで現像、転写工
程を経てトナーを支持体に保持させる。この工程を順次
複数回行い、レジストレーションを合わせつつ、同一支
持体上にトナーを重ね合わせた後、一回の定着によって
最終のフルカラー画像を得る。
【0013】一般に現像剤がトナーとキャリアとからな
るいわゆる二成分系の現像方式の場合において現像剤
は、キャリアとの摩擦によってトナーを所要の帯電量及
び帯電極性に帯電せしめ、静電引力を利用して静電像を
現像するものであり、従って良好な可視画像を得るため
には、主としてキャリアとの関係によって定まるトナー
の摩擦帯電性が良好であることが必要である。
【0014】今日上記の様な問題に対してキャリアコア
剤、キャリアコート剤の探索やコート量の最適化、或は
トナーに加える電荷制御剤、流動性付与剤の検討、更に
は母体となるバインダーの改良などいずれも現像剤を構
成するあらゆる材料において優れた摩擦帯電性を達成す
べく多くの研究がなされている。
【0015】例えば帯電性微粒子の如き帯電補助剤をト
ナーに添加する技術として、特公昭52−32256号
公報、特開昭56−64352号公報には、トナーと逆
極性の樹脂微粉末を、また特開昭61−160760号
公報にはフッ素含有化合物をそれぞれ現像剤に添加し、
安定した摩擦帯電性を得るという技術が提案されており
今日でも多くの帯電補助剤の開発が行なわれている。
【0016】更に上記の如き帯電補助剤を添加する手法
としては色々工夫されている。例えばトナー粒子と帯電
補助剤との静電力或いは、ファンデルワールス力等によ
りトナー粒子表面に付着せしめる手法が一般的であり、
撹拌、混合機等が用いられる。しかしながら、該手法に
おいては均一に添加剤をトナー粒子表面に分散させるこ
とは容易ではなく、またトナー粒子に未付着で添加剤同
士が凝集物となって、いわゆる遊離状態となった添加剤
の存在を避けることは困難である。この傾向は、帯電補
助剤の比電気抵抗が大きいほど、粒径が細かいほど顕著
となってくる。この様な場合、トナーの性能に影響が出
てくる。例えば、摩擦帯電量が不安定となり画像濃度が
一定せず、またカブリの多い画像となる。
【0017】或いは連続コピー等を行うと帯電補助剤の
含有量が変化し、初期時の画像品質を保持することが出
来ない、などの問題点を有していた。
【0018】他の添加手法としては、トナーの製造時に
結着樹脂や着色剤と共に、あらかじめ帯電補助剤を添加
する手法がある。しかしながら、荷電制御剤の均一化が
容易でないこと、また実質的に帯電性に寄与するのは、
トナー粒子表面近傍のものであり、また粒子内部に存在
する帯電補助剤や荷電制御剤は帯電性に寄与しないた
め、帯電補助剤の添加量や表面への分散量等のコントロ
ールが容易ではない。また、この様な手法で得られたト
ナーにおいてもトナーの摩擦帯電量が不安定であり、前
述の如く現像剤特性を満足するものを容易に得ることは
出来ないなど、帯電補助剤を使用するだけでは十分満足
な品質のものが得られていないのが実情である。
【0019】トナー粒子に外添剤を付与して、トナーの
摩擦帯電性を安定化することが提案されている。例え
ば、疎水化処理したアルミナを使用することは、特開昭
61−275862号公報,特開昭61−275863
号公報等に提案されている。これらはアミノ変性シリコ
ーンオイルにより被覆されたアルミナであり、処理後の
アルミナ粒子の凝集が避けられず、トナーに高流動性を
付与することは困難である。
【0020】また、疎水化処理したアルミナを用いるこ
とは、特開昭62−8164号公報,特開昭62−12
9860号公報,特開昭62−129866号公報,特
開昭62−209538号公報,特開平4−34516
8号公報,特開平4−345169号公報に提案されて
いる。しかしながら、これらは、均一疎水化処理するた
めのアルミナ粒子の表面活性ならびに結晶構造等に関し
ては一切言及しておらず、またこれらは主に帯電の安定
化のために使われているにすぎず、シリカ等と併用する
ことによってトナーに高い流動性を付与しており、アル
ミナ自身による高流動性の付与という点において改善す
べき点がある。
【0021】さらに、特開平2−251970号公報に
は、カップリング剤による表面処理が施された外部滑性
剤としてアルミナも記載されているが、通常のアルミナ
を処理しただけでは特に高温高湿下での帯電安定化に問
題が生じやすく、必ずしも帯電の安定化の点で満足のい
くものではなかった。
【0022】また、疎水化処理したアルミナ微粉体を用
いて、流動性の確保と帯電の安定化、特に低温低湿下で
の過帯電防止を目的として特開平4−280254号公
報,特開平4−280255号公報,特開平4−345
169号公報に、疎水化度40%以上のアルミナ微粉体
が提案されている。確かに帯電の安定化には効果がある
ものの、やはりシリカ等の高BET比表面積の微粉体と
比較して、流動性付与の点でさらなる改善が求められる
ところであり、均一処理が施されており、なおかつ凝集
粒子が少なく高BET比表面積を維持した疎水化アルミ
ナ微粉体が強く求められている。
【0023】さらに特開平3−191363号公報に、
疎水性γ晶アルミナ研磨物質を含有するトナーの記載が
あるが、これは従来から示されているアルミナの研磨効
果を非晶質シリコンの感光体を用いた時に均一かつ効果
的に発揮されるべく検討されたものであり、流動性の付
与と帯電安定化の2つの機能を同時に満足するアルミナ
微粉体とは性質を異にするものである。
【0024】更に近年、複写機の高精細,高画質化の要
求が市場では高まっており、当該技術分野では、トナー
の粒径を細かくして高画質カラー化を達成しようという
試みがなされているが、粒径が細かくなると単位重量当
りの表面積が増え、トナーの帯電量が大きくなる傾向に
あり、画像濃度薄や、耐久劣化が懸念されるところであ
る。加えて、トナーの帯電量が大きいために、トナー同
士の付着力が強く、流動性が低下し、トナー補給の安定
性や補給トナーへのトリボ付与に問題が生じてくる。
【0025】また、カラートナーの場合は、磁性体やカ
ーボンブラック等の導電性物質を含まないので、帯電を
リークする部分がなく一般に帯電量が大きくなる傾向に
ある。この傾向は、特に帯電性能の高いポリエステル系
バインダーを使用した時により顕著である。
【0026】特にカラートナーにおいては、下記に示す
ような特性が強く望まれている。 (1)定着したトナーは、光に対して乱反射して、色再
現を妨げることのないように、トナー粒子の形が判別出
来ないほどのほぼ完全溶融に近い状態となることが必要
である。 (2)そのトナー層の下にある異なった色調のトナー層
を妨げない透明性を有する着色トナーでなければならな
い。 (3)構成する各トナーはバランスのとれた色相及び分
光反射特性と十分な彩度を有しなければならない。
【0027】このような観点から多くの結着樹脂に関す
る検討がなされており、上記の特性を満足するトナーが
待望されている。今日当該技術分野においてはポリエス
テル系の樹脂がカラー用結着樹脂として多く用いられて
いるが、ポリエステル系樹脂からなるトナーは一般に温
度及び/又は湿度の影響を受け易く、低湿下での帯電量
過大、高湿下での帯電量不足といった問題が起こり、広
範な環境においても安定した帯電量を有するカラートナ
ーの開発が急務とされている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の如き問題点を解決した静電荷像現像用負帯電性カラー
トナーを提供することにある。
【0029】すなわち、本発明の目的は、カブリのない
鮮明な画像特性を有し、且つ耐久安定性に優れた静電荷
像現像用負帯電性カラートナーを提供することにある。
【0030】本発明の更なる目的は、流動性に優れ、且
つ現像忠実性と転写性に優れた静電荷像現像用負帯電性
カラートナーを提供することにある。
【0031】本発明の更なる目的は、温度及び/又は湿
度等の環境に左右されにくく、安定した摩擦帯電性を有
する静電荷像現像用負帯電性カラートナーを提供するこ
とにある。
【0032】本発明の更なる目的は、クリーニング性が
良好であり、感光体へのフィルミング、または汚染の少
ない静電荷像現像用負帯電性カラートナーを提供するこ
とにある。
【0033】本発明の更なる目的は、定着性に優れ、O
HP透明性にも優れた静電荷像現像用負帯電性カラー
ナーを提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、結着
樹脂 着色剤及び負荷電制御剤を含有するトナー粒子と
疎水性アルミナ微粉体とを有する静電荷像現像用負帯電
性カラートナーであり、 該疎水性アルミナ微粉体は、
素ガスによるBET比表面積が130m2/g以上のア
ルミニウムアンモニウムカーボネートハイドロオキサイ
ド微粉体を熱分解処理することにより生成したアルミナ
微粉体を下記式 a 2a+1 −Si−(OC b 2b+1 3 [式中、aは4〜12の整数を示し、bは1〜3の整数
を示す]で示されるアルキルアルコキシシラン化合物で
疎水化処理したBET比表面積130m2/g以上
一次平均粒径が0.002〜0.1μm且つメタノール
疎水化度が30〜90%の疎水性アルミナ微粉体であ
り、 該カラートナーは 重量平均粒径が3〜7μmであ
り、4μm以下の粒径のトナー粒子を10〜70個数%
有し、8μm以上の粒径のトナー粒子を2〜20体積%
有し、該カラートナーは凝集度が2〜25%であり、
着色剤が、フタロシアニン顔料又はマゼンタ顔料である
ことを特徴とする静電荷像現像用負帯電性カラートナー
に関する。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明者らは、静電荷像現像用ト
ナーの帯電安定化と高流動性の確保を目的として鋭意検
討した結果、外添剤として、BET比表面積が130m
2/g以上のアルミニウムアンモニウムカーボネートハ
イドロオキサイド微粉体から生成したアルミナ微粉体が
有効であることを知見した。
【0036】BET比表面積130m2/g以上のアル
ミニウムアンモニウムカーボネートハイドロオキサイド
を300〜1200℃の温度範囲内で熱分解して得られ
るアルミナ微粉体が好ましく、さらに、その後、溶液中
でシラン系カップリング剤を加水分解させながら処理し
たアルミナ微粉体が好ましい。特に疎水化度が30〜9
0%であって、BET比表面積が130m2/g以上
あって、一次粒径が0.002〜0.1μmである様な
表面処理アルミナ微粉体が特に好ましい。
【0037】一般式 NH4AlO(OH)HCO3又は
NH4AlCO3(OH)2で示されるアルミニウムアン
モニウムカーボネートハイドロオキサイドを、例えば酸
素雰囲気下で300〜1200℃の温度範囲内で焼成し
アルミナ微粉体を得るのが好ましい。すなわち、下記式 2NH4AlCO3(OH)2→Al23+2NH3+3H
2O+2CO2 なる化学反応の後、得られるアルミナ微粉体が好まし
い。ここで焼成温度として300〜1200℃の範囲内
の温度が選択されるのは、本発明で目的とする活性が高
くしかも高BET比表面積のアルミナが高収率で得られ
るからである。
【0038】焼成温度が1200℃よりも高い場合、生
成されるアルミナ微粉体中にαアルミナの割合が急激に
増す。当然粉体は構造成長し、一次粒径は大きくなり、
BET値で示される比表面積は低下する。加えて、粉体
同士の凝結の程度が強まり、処理工程での原体の分散に
多大なエネルギーが必要となるし、こういう状態の粉体
では、凝集粒子の少ない微粉体を生成することが困難で
ある。
【0039】一方、焼成温度が300℃よりも低い場
合、アルミニウムアンモニウムカーボネートハイドロオ
キサイドの完全な、もしくは充分な熱分解が行なわれ
ず、生成したアルミナ中にH2O,NH3,CO2等のガ
ス成分が残存してしまう。これではいくら均一に疎水化
処理しようとしても、目的とするレベルまで疎水化度は
上げられず、また見かけの疎水化度は仮に上げられたと
しても、どうしても安定した帯電性が得られず耐久で種
々の問題が発生しやすい。よって、焼成温度は300℃
〜1200、好ましくは300℃〜1100℃、より好
ましくは400℃〜1000℃が良い。
【0040】次に、疎水化処理剤について説明する。
【0041】疎水化処理剤としては、表面改質の目的、
たとえば帯電特性のコントロール、さらには高湿下での
帯電の安定化および反応性に応じて適宜選択すれば
く、反応処理温度にて、それ自体が熱分解しないものが
良い。
【0042】特に好ましいものとしては、カップリング
剤等の揮発性を有し、疎水性基及び反応性に富んだ結合
基の双方を有している式C a 2a+1 −Si−(OC b
2b+1 3 [式中、aは4〜12の整数を示し、bは1〜
3の整数を示す]で示されるアルキルアルコキシシラン
化合物が良い。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】ここで一般式における、aが4より小さい
と、処理は容易となるが良好な疎水性が得られにくい。
また、aが13より大きいと疎水性は十分になるが、微
粉体同士の合一が多くなり流動性付与能が低下してしま
う傾向を示す。
【0047】また、bは3より大きいと反応性が低下し
て良好な疎水化が得られにくい。
【0048】したがって本発明において、aは好ましく
は4〜12、より好ましくは4〜8であり、bは好まし
くは1〜3、より好ましくは1〜2が良い。
【0049】その処理量は、アルミナ微粉体100重量
部に対して1〜50重量部、好ましくは3〜45重量部
とし、疎水化度を30〜90%、好ましくは40〜80
%にすれば良い。
【0050】すなわち、疎水化度は30%より小さい
と、高湿下での長期放置による帯電量低下が大きく、ハ
ード側での帯電促進の機構が必要となり、装置が複雑化
する。また、疎水化度が90%を超えると、アルミナ微
粉体自身の帯電コントロールが難しくなり、結果として
低湿下でトナーがチャージアップしやすい。
【0051】さらに処理微粉体は、流動性付与の点から
平均粒径は、好ましくは0.002〜0.1μm、より
好ましくは0.005〜0.05μmが良い。
【0052】平均粒径が0.1μmより大きいと、流動
性が低下し、トナーの帯電が不均一となりやすく、結果
として、トナーの飛散,カブリ等が生じやすく、高画質
な画像を生成しにくくなる。また、平均粒径が0.00
2μmより小さいと、トナー粒子表面に処理微粉体が埋
め込まれやすくなり、トナー劣化が早く生じやすく、耐
久性が低下しやすい。この傾向はシャープメルト性のカ
ラートナーに適用した場合、より顕著である。また、
0.002μmより小さいと、どうしても粒子の活性が
高く、粒子同士が凝集しやすくなり、目的とする高流動
性が得られにくい。なお、本発明における処理微粉体の
粒径は、透過型電子顕微鏡により0.001μm以上の
粒子を測定した。
【0053】本発明において、アルミナ微粉体の処理方
法は、溶液中でアルミナ微粉体を機械的に一次粒径とな
るように分散しながら、カップリング剤を加水分解させ
て処理する方法が効果的であるが、特に何ら限定するも
のではない。
【0054】本発明に好適な処理微粉体の含有量は、ト
ナー粒子に対して0.5〜5重量%、好ましくは0.6
〜3重量%、より好ましくは0.7〜2.5重量%であ
る。
【0055】0.5重量%より少ないと、いくら本発明
のごとき粒径の細かい処理微粉体であっても、トナー粒
子への流動付与性が低く、また逆に5重量%より多い時
にはトナーから離脱した処理微粉体が、キャリア表面を
汚染してキャリア自身の帯電付与能を低下させたりして
好ましくなく、また遊離した処理アルミナは現像時に感
光体表面上に飛びやすく、クリーニング不良の原因にも
なりやすい。さらにカラートナー用として用いる場合、
処理微粉体が多く含有されていると、OHPの投影像に
かげりが生じやすく、鮮明なものが得られなくなってし
まう。
【0056】さらに本発明においては、処理微粉体のB
ETが130m2/g以上であることが好ましい。
【0057】BETが130m2/gより小さいと、粒
子成長した、もしくはαアルミナまで結晶変化したアル
ミナが一部混在していることが考えられ、これでは目的
とする高流動性が得られにくい。また、処理前のいわゆ
る未処理の段階では非常に高いBET値を示していたに
もかかわらず、処理の工程で大きくBET値も低下させ
てしまい、結果的にBETが130m2/gより小さく
なってしまったものは、粒子が溶液中で均一に分散され
ずに凝集体になったまま処理剤と反応してしまったケー
スや、もしくは処理剤自体が自己縮合し、一部オイル状
となって粒子または凝集体表面に付着してしまったケー
ス等がこれにあてはまり、目的とする均一表面処理微粉
体が得られにくい。
【0058】次にトナーの粒度分布について説明する。
【0059】本発明者らは、現像剤の画像濃度,ハイラ
イト再現性,細線再現性等について鋭意検討した結果、
トナーの重量平均粒径が3〜7μmにある時、感光体上
の潜像に対して忠実に現像可能であることと、また、4
μm以下の粒子の量が特にハイライト再現性向上に大き
く寄与することを見い出した。
【0060】すなわち、トナーの重量平均粒径が7μm
より大きい時は基本的に高画質化に寄与し得る微粒子が
少ないことを意味し、確かに高い画像濃度が得られ易
く、トナーの流動性に優れる等のメリットもあるもの
の、ドラム上微細な潜像上には忠実に付着しづらく、ハ
イライト再現性に乏しく、さらに良好な解像性も得られ
なくなってしまう。また、必要以上の現像、すなわちト
ナーの乗りすぎが起こりやすく、トナー消費量の増大を
招きやすい傾向にもある。
【0061】逆にトナーの重量平均粒径が3μmより小
さい時にはトナーの単位重量あたりの帯電量が極端に高
くなることを意味し、濃度薄、特に低温低湿下での画像
濃度薄が生じやすい。これでは、グラフィック画像など
の画像面積比率の高い用途には好ましくない。
【0062】さらに、3μmより小さい時には、キャリ
アとの接触帯電がスムーズに行なわれにくく、充分に帯
電し得ないトナー粒子が増大し、非画像部への飛び散
り、すなわちカブリが目立つ様になる。これに対処すべ
くキャリアの比表面積を稼ぐべくキャリアの小径化が考
えられるが、重量平均粒径が3μm未満のトナーでは、
トナー自己凝集も起こり易く、キャリアとの均一混合が
短時間では達成されず、トナーの連続補給耐久において
は、どうしてもカブリトナーが生じてしまう傾向にあ
る。
【0063】よって本発明においては、トナーの重量平
均粒径は3〜7μmが好ましい。
【0064】また本発明のトナーは、これまで述べてき
たことを基に4μm以下の粒径のトナー粒子を全粒子数
の10〜70個数%、好ましくは15〜60個数%とす
る。4μm以下の粒径のトナー粒子が10個数%未満で
あると、高画質のために必須な成分である微小のトナー
粒子が少ないことを意味し、特に、コピー又はプリント
アウトを続けることによってトナーが連続的に使われる
に従い、有効なトナー粒子成分が減少して、本発明で示
すトナーの粒度分布のバランスが悪化し、画質がしだい
に低下する傾向を示す。
【0065】また、4μm以下の粒径のトナー粒子が7
0個数%を超えると、トナー粒子相互の凝集状態が生じ
易く、本来の粒径以上のトナー塊としてふるまうことも
多くなり、その結果、荒れた画像となったり、解像性を
低下させたり、又は潜像のエッジ部と内部との濃度差が
大きくなり、中抜け気味の画像となり易く、好ましくな
い。
【0066】また、8μm以上のトナー粒子が2〜20
体積%であることが良く、好ましくは3.0〜18.0
体積%が良い。20体積%より多いと画質が悪化すると
ともに、必要以上の現像、すなわちトナーの乗り過ぎが
起こり、トナー消費量の増大を招きやすい。一方、2体
積%未満であると、流動性の低下により、画像性が低下
する恐れがある。
【0067】さらに本発明の効果をより一層向上させる
ために、トナーの帯電性,流動性を向上させる目的で、
5.04μm以下の粒子が40個数%より大きく90個
数%以下、好ましくは、40個数%より大きく80個数
%以下、また10.08μm以上の粒子が、0〜6体積
%、より好ましくは0〜4体積%とするのが良い。
【0068】特に本発明のごとき微粒子のトナーを使い
こなすためには、流動性の向上と帯電の安定化が大きな
ポイントである。
【0069】それゆえ、上記のごとき粒度分布を有する
微粒子トナーのポテンシャルを最大限に引き出し、高解
像度,高階調を達成するためには、前述のごとき流動性
付与能の大きな表面処理微粉体を外添して用いることが
重要であり、両者の組み合わせによって良好な画像が得
られる。
【0070】またトナーの微粒子化によってトナー1個
当たりの有する電荷は小さくなり、一般にトナー飛散し
やすくなる傾向を示すが、本発明の微粉体は帯電付与能
も高く、流動性向上と帯電安定化の両立が図れる。これ
は、他の外添剤では決して達成し得なかったことであ
る。
【0071】さらに本発明においては、トナーの凝集度
が2〜25%(好ましくは2〜20%、より好ましくは
2〜15%)であることが良い。
【0072】凝集度が25%を超える場合は、トナーホ
ッパーから現像器へのトナーの搬送性の低下、トナーと
キャリアとの混合不良、さらにはトナーの帯電不良等の
問題が発生しやすい。したがって、トナーを細かくし、
トナーの着色力を適正化しても、高品位な画質が得られ
にくい。
【0073】トナーの凝集度を下げる目的で、BET比
表面積の大きいシリカ微粉体を添加するのが一般的であ
るが、シリカ微粉体を添加すると、トナーの環境特性が
低下しやすく、高湿下でのトナーの帯電量の低下、低湿
下でのトナーの帯電量の増加が生じやすい。さらにシリ
カ微粉体は、それ自身が大きな負帯電性を示すので、外
添剤として用いた時、トナー粒子間の静電的凝集力が高
まり、目的とする流動性の高いトナーは得られにくい。
【0074】本発明のトナーのトナー粒子に使用する結
着樹脂としては、従来電子写真用トナーの結着樹脂とし
て知られる各種の材料樹脂が用いられる。
【0075】例えば、ポリスチレン、スチレン・ブタジ
エン共重合体、スチレン・アクリル共重合体等のスチレ
ン系共重合体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体のような
エチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系樹
脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、マレイン酸系樹脂等である。また、いずれ
の樹脂もその製造方法は特に制約されるものではない。
【0076】これらの樹脂の中で、特に負帯電能の高い
ポリエステル系樹脂を用いた場合本発明の効果は絶大で
ある。すなわち、ポリエステル系樹脂は、定着性にすぐ
れ、カラートナーに適している反面、負帯電能が強く帯
電が過大になりやすいが、本発明の構成にポリエステル
樹脂を用いると弊害は改善され、優れたトナーが得られ
る。
【0077】特に、次式
【0078】
【化1】
【0079】(式中Rはエチレンまたはプロピレン基で
あり、x,yはそれぞれ1以上の整数であり、かつx+
yの平均値は2〜10である。)で代表されるビスフェ
ノール誘導体もしくは置換体をジオール成分とし、2価
以上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低級ア
ルキルエステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など)とを共
縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有
するのでより好ましい。
【0080】本発明に使用される着色剤としては、非磁
性トナーとしては公知の染顔料、例えばフタロシアニン
ブルー、インダスレンブルー、ピーコックブルー、パー
マネントレッド、レーキレッド、ローダミンレーキ、ハ
ンザイエロー、パーマネントイエロー、ベンジジンイエ
ロー等を使用することができる。その含有量としては、
OHP用フィルムの透過性に対し敏感に反映するため
に、結着樹脂100重量部に対して12重量部以下であ
り、好ましくは0.5〜9重量部である。
【0081】また、本発明のトナーは、特に負荷電特性
を安定化させる目的で荷電制御剤を添加することが好ま
しい。負荷電制御剤としては例えばアルキル置換サリチ
ル酸の金属錯体(例えば、ジ−ターシャリーブチルサリ
チル酸のクロム錯体又は亜鉛錯体)の如き有機金属錯体
又は有機金属塩が挙げられる。
【0082】
【0083】本発明のトナーには必要に応じてトナーの
特性を損ねない範囲で添加剤を混合しても良い。そのよ
うな添加剤としては、例えば有機樹脂粒子、金属酸化物
の如き帯電助剤、あるいはテフロン、ステアリン酸亜
鉛、ポリフッ化ビニリデンの如き滑剤、あるいは定着助
剤(例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピ
レンなど)が挙げられる。
【0084】トナー粒子を作製するには熱可塑性樹脂を
必要に応じて着色剤としての顔料又は染料、荷電制御
剤、その他の添加剤等をボールミルの如き混合機により
充分混合してから加熱ロール、ニーダー、エクストルー
ダーの如き熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉して樹
脂類を互いに相溶せしめた中に顔料又は染料を分散又は
溶解せしめ、冷却固化後粉砕及び厳密な分級をおこなっ
てトナー粒子を得ることが出来る。
【0085】本発明のトナーを二成分現像剤として用い
る場合、使用されるキャリアとしては、例えば表面酸化
または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マ
ンガン、クロム、希土類等の金属およびそれらの合金ま
たは酸化物及びフェライトなどが使用できる。また、そ
の製造方法としては特別な制約はない。
【0086】または、上記キャリアの表面を樹脂等で被
覆する方法としては、樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解も
しくは懸濁せしめて塗布しキャリアコアに付着せしめる
方法、単に粉体で混合する方法等、従来公知の方法がい
ずれも適用できる。
【0087】キャリア表面への固着物質としてはトナー
材料により異なるが、例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、モノクロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ
化ビニリデン、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド、ポリビニ
ルブチラール、アミノアクリレート樹脂などを単独或は
複数で用いるのが適当であるが、必ずしもこれに制約さ
れない。
【0088】上記材料の処理量は、キャリアが前記条件
を満足するよう適宜決定すれば良いが、一般には総量で
キャリアに対し0.1〜30重量%(好ましくは0.5
〜20重量%)が好ましい。
【0089】これらのキャリアの平均粒径は10〜10
0μm、好ましくは20〜70μmを有することが好ま
しい。
【0090】特に好ましい態様としては、磁性フェライ
トであり、その表面をシリコーン樹脂、またはフッ素系
樹脂とスチレン系樹脂の如き樹脂の組み合せ組成物を
0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%コー
ティングし250メッシュパス、400メッシュオンの
キャリア粒子が70重量%以上ある上記平均粒径を有す
る磁性コートフェライトキャリアであるものが挙げられ
る。
【0091】上記コートフェライトキャリアは粒径分布
がシャープな場合、本発明のトナーに対し好ましい摩擦
帯電性が得られ、さらに電子写真特性を向上させる効果
がある。
【0092】本発明におけるトナーと混合して二成分現
像剤を調製する場合、その混合比率は現像剤中のトナー
濃度として、2重量%〜15重量%、好ましくは3重量
%〜13重量%、より好ましくは4重量%〜10重量%
にすると通常良好な結果が得られる。トナー濃度が2重
量%未満では画像濃度が低く実用不可となり、15重量
%を超える場合ではカブリや機内飛散を増加せしめ、現
像剤の耐用寿命が短くなる傾向にある。
【0093】次に本発明のトナーを使用して非磁性一成
分トナー現像を行う場合の現像装置の一例を説明する。
必ずしもこれに限定されるものではない。図1に、潜像
保持体上に形成された静電像を現像する装置を示す。潜
像保持体1において、潜像形成は図示しない電子写真プ
ロセス手段または静電記録手段により成される。現像剤
担持体2は、アルミニウムあるいはステンレス等からな
る非磁性スリーブからなる。非磁性一成分カラートナー
はホッパー3に貯蔵されており、供給ローラー4により
現像剤担持体2上へ供給される。供給ローラー4は現像
後の現像剤担持体2上のトナーのはぎ取りも行ってい
る。現像剤担持体2上に供給されたトナーは現像剤塗布
ブレード5によって均一かつ薄層に塗布される。現像剤
塗布ブレード5と現像剤担持体2との当接圧力は、スリ
ーブ母線方向の線圧として、3〜250g/cm、好ま
しくは10〜120g/cmが有効である。当接圧力が
3g/cmより小さい場合、トナーの均一塗布が困難に
なり、トナーの帯電量分布がブロードになり、カブリや
飛散の原因となりやすい。当接圧力が250g/cmを
超えると、トナーに大きな圧力がかかるために、トナー
同士が凝集したり、あるいは粉砕されやすく好ましくな
い。当接圧力を3〜250g/cmに調整することで小
粒径トナーの凝集を良好にほぐすことが可能になり、ト
ナーの摩擦帯電量を瞬時に立ち上げることが可能にな
る。現像剤塗布ブレード5は、所望の極性にトナーを帯
電するに適した摩擦帯電系列の材質のものを用いること
が好ましい。
【0094】本発明においては、シリコーンゴム、ウレ
タンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等が好適である。
導電性ゴムを使用すれば、トナーが過剰に摩擦帯電する
のを防ぐことができて好ましい。更に必要に応じて、ブ
レード5の表面コートを行ってもよい。特に、ネガトナ
ーとして使用する場合、ポリアミド樹脂の如き正帯電性
樹脂をコートするのが好適である。
【0095】ブレード5により現像剤担持体2上にトナ
ーを薄層コートするシステムにおいては、充分な画像濃
度を得るために、現像剤担持体2上のトナー層の厚さを
現像剤担持体2と潜像保持体1との対向空隙長よりも小
さくし、この空隙に交番電場を印加することが好まし
い。図1に示すバイアス電源6により現像剤担持体2と
潜像保持体1間に交番電場または交番電場に直流電場を
重畳した現像バイアスを印加することにより、現像剤担
持体2上から潜像保持体1上のトナーの移動を容易に
し、更に良質の画像を得ることができる。
【0096】以下に各特性値の測定法について述べる。
【0097】トナーの粒度分布の測定 測定装置としては、コールターカウンターTA−II或
いはコールターマルチサイザーII(コールター社製)
を用いる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約
1%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISOTON
−II(コールターサイエンティフィックジャパン社
製)が使用できる。測定方法としては、前記電解水溶液
100〜150ml中に分散剤として、界面活性剤(好
ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を、0.1〜
5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。試
料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーと
して100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子の体
積及び個数を各チャンネルごとに測定して、トナーの体
積分布と個数分布とを算出する。それから、トナー粒子
の体積分布から求めた重量基準のトナーの重量平均粒径
(D4)(各チャンネルの中央値をチャンネル毎の代表
値とする)を求める。
【0098】チャンネルとしては、2.00〜2.52
μm;2.52〜3.17μm;3.17〜4.00μ
m;4.00〜5.04μm;5.04〜6.35μ
m;6.35〜8.00μm;8.00〜10.08μ
m;10.08〜12.70μm;12.70〜16.
00μm;16.00〜20.20μm;20.20〜
25.40μm;25.40〜32.00μm;32.
00〜40.30μmの13チャンネルを用いる。
【0099】凝集度測定 試料(外添剤を有するトナー等)の流動特性を測定する
一手段として凝集度を用いるものであり、この凝集度の
値が大きいほど試料の流動性は悪いと判断する。
【0100】測定装置としては、デジタル振動計(デジ
バイブロ MODEL 1332)を有するパウダーテ
スター(細川ミクロン社製)を用いる。
【0101】測定法としては、振動台に200メッシ
ュ,100メッシュ,60メッシュのフルイを目開の狭
い順に、すなわち60メッシュフルイが最上位にくるよ
うに200メッシュ,100メッシュ,60メッシュの
フルイ順に重ねてセットする。
【0102】このセットした60メッシュフルイ上に正
確に秤量した試料5gを加え、振動台への入力電圧を2
1.7Vになるようにし、デジタル振動計の変位の値を
0.130にし、その際の振動台の振幅が60〜90μ
mの範囲に入るように調整し(レオスタット目盛約2.
5)、約15秒間振動を加える。その後、各フルイ上に
残った試料の重量を測定して下式にもとずき凝集度を算
出する。
【0103】
【数1】
【0104】尚、試料は温度23℃,60%RHの環境
下で約12時間放置したものを用い、測定環境は温度2
3℃,60%RHである。
【0105】アルミナ微粉体の平均粒径の測定方法 一次粒子径は、アルミナ微粉体を透過電子顕微鏡で観察
し、視野中の0.001μm以上の100個の粒子径を
測定して平均粒子径を求め、トナー上の分散粒子径は走
査電子顕微鏡で観察し視野中の100個のアルミナ微粉
体をXMAにより定性し、その粒子径を測定して平均粒
子径を求める。
【0106】疎水化度測定 メタノール滴定試験は、疎水化された表面を有するアル
ミナ微粉体の疎水化度を確認する実験的試験である。
【0107】処理されたアルミナ微粉体の疎水化度を評
価するために本明細書において規定される“メタノール
滴定試験”は次の如く行う。供試アルミナ微粉体0.2
gを容器中の水50mlに添加する。メタノールをビュ
ーレットからアルミナ微粉体の全量が湿潤されるまで滴
定する。この際、容器内の溶液はマグネチックスターラ
ーで常時撹拌する。その終点はアルミナ微粉体の全量が
液体中に懸濁されることによって観察され、疎水化度は
終点に達した際のメタノールおよび水の液状混合物中の
メタノールの百分率として表わされる。
【0108】BET比表面積の測定方法 アルミナ微粉体のBETの実測は次のようにして行う。
【0109】BET比表面積は、湯浅アイオニクス
(株)製、全自動ガス吸着量測定装置:オートソーブ1
を使用し、吸着ガスに窒素を用い、BET多点法により
求める。なお、サンプルの前処理としては、温度50℃
で10時間の脱気を行う。
【0110】結晶構造解析の方法 本発明においてアルミナ微粉体の結晶構造解析は次のよ
うにして行う。
【0111】X線結晶構造解析は、Cuの特性X線のK
α線を線源として用いたX線回折スペクトルにより求め
られる。測定機としては、例えば強力型全自動X線回折
装置MXP18(マックサイエンス社製)が利用できる。
【0112】アルミナが明確な結晶構造を有する場合、
すなわちαタイプのアルミナである場合は2θ(de
g)が20〜70にシャープなピークが観測される。
【0113】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0114】処理微粉体の合成例1 3リットルの2M重炭酸アンモニウム溶液に、0.2M
アンモニウム明バン溶液2リットルを、液温を35℃に
保ちながら1時間に0.8リットルの速度で滴下し、激
しく撹拌しながら反応させ、NH4AlCO3(OH)2
のアルミニウムアンモニウムカーボネートハイドロオキ
サイド微粉体を生成し、次いで、濾過,乾燥した。得ら
れたアルミニウムアンモニウムカーボネートハイドロオ
キサイド微粉体はBET比表面積280m2/gを有し
ていた。該微粉体を約900℃で約2時間加熱処理し
て、親水性アルミナ微粉体を生成した。生成した親水性
アルミナ微粉体は、BET比表面積250m2/gを有
し、結晶形態はX線回折によってγ系であることが確認
された。
【0115】次に、トルエン中で上記アルミナ微粉体を
均一分散せしめた後、イソブチルトリメトキシシランを
アルミナ微粉体100重量部に対して固型分で30重量
部になる様に粒子が合一しないように滴下混合し、加水
分解反応せしめた。その後、濾過,乾燥した後、180
℃で2時間焼き付けし、その後充分に解砕処理して、表
面疎水化処理微粉体1を得た。この処理微粉体の一次粒
子径は0.005μm,BETは190m2/g,メタ
ノール疎水化度は66%であった。
【0116】処理微粉体の合成例2 γ−アルミナである市販の酸化アルミニウム微粉体(日
本アエロジル社製オキサイド−C,BET比表面積10
0m2/g)を、イソブチルトリメトキシシラン15重
量部を用いて合成例と同様にして疎水化処理をおこなっ
て表面疎水化処理微粉体2を得た。
【0117】処理微粉体の合成例3 有機アルミニウムの加水分解法により生成したγ−アル
ミナ(BET比表面積146m2/g)を、イソブチル
トリメトキシシラン20重量部を用いて合成例1と同様
にして疎水化処理をおこなって表面疎水化処理微粉体3
を得た。
【0118】処理微粉体の合成例4 合成例1で使用したNH4AlCO3(OH)2結晶を、
約1260℃で約60分間焼成し、α−アルミナ微粉体
を入手した。この微粉体はX線回折データに鋭い明確な
ピークを示し、α−タイプであることを確認した。
【0119】このα−アルミナ微粉体を用いた合成例1
と同じように(但し、処理剤の量は10重量%に減らし
て)処理して、処理微粉体4を入手した。
【0120】処理微粉体の合成例5 合成例1で生成したNH4AlCO3(OH)2結晶を約
550℃で約2時間焼成し、アルミナ微粉体を生成し
た。
【0121】次にトルエン中で上記アルミナ微粉体を均
一分散せしめた後、アルミナ微粉体100重量部に対し
てn−オクチルトリメトキシシランを固型分で20重量
部になる様に滴下混合し、あとは合成例1と同様にし
て、処理微粉体5を生成した。
【0122】処理微粉体の合成例6 市販の親水性シリカ微粉体(日本アエロジル社製AER
OSIR200,BET比表面積200m2/g)を合
成例1と同様にして疎水化処理をおこなって表面疎水化
処理微粉体6を得た。
【0123】処理微粉体の合成例7 チタンアルコキシドを酸化した生成したアモルファス酸
化チタン微粉体(BET比表面積135m2/g)をイ
ソブチルトリメトキシシラン20重量部を用いて合成例
1と同様にして疎水化処理をおこない表面疎水化処理微
粉体7を得た。
【0124】各微粉体の物性を表1に示す。
【0125】
【表1】
【0126】実施例1 ・プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸を 100重量部 縮合して得られたポリエステル樹脂 ・フタロシアニン顔料 4重量部 ・ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯塩 4重量部
【0127】上記材料をヘンシェルミキサーにより十分
予備混合を行い、2軸式押出し機で溶融混練し、冷却後
ハンマーミルを用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次
いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。
更に得られた微粉砕物を分級して重量平均粒径約5.8
μmの着色剤含有樹脂粒子をトナー粒子として得た。
【0128】このトナー粒子100重量部と合成例1の
疎水化処理微粉体1の1.5重量部とをヘンシェルミキ
サーで混合し、負帯電性のシアントナーとした。トナー
粒子上の処理微粉体をSEMにて観察してみると、均一
にほぼ一次粒子の状態でトナー表面に付着している様子
を確認した。トナー凝集度は15%であった。
【0129】平均粒径50μmの磁性フェライトキャリ
アコアに、シリコーン樹脂0.5重量%コーティングし
た磁性コートフェライトキャリア95重量部と、シアン
トナー5重量部を混合し二成分現像剤とした。
【0130】この現像剤を用いて市販の普通紙カラーレ
ーザー複写機(CLC550、キヤノン製)にて現像コ
ントラストを300Vに設定し、23℃/65%RH下
で画出しを行った。得られた画像はマクベスRD918
型でSPIフィルターを使用して反射濃度測定を行った
(以後の画像濃度測定方法も同様)。トナー画像濃度は
1.62と高く、カブリもない鮮明なものであった。以
後、更に10,000枚のコピーを行ったが、その間の
濃度変動は0.08と小さく、カブリ、鮮明さも初期と
同様のものが得られた。低温低湿下(20℃/10%R
H)においても現像コントラストを300Vに設定し、
画出しを行ったところ、画像濃度は1.54と高く、低
湿下での帯電量制御にも効果があった。
【0131】OHP用フィルムにシアントナー像を転写
し、定着したものをオーバーヘッドプロジェクトで透光
したところ鮮明なシアン色の像がスクリーン上に投影さ
れた。
【0132】高温高湿下でも(30℃/80%RH)同
様に現像コントラストを300Vに設定し、画出しを行
ったところ、画像濃度も1.68と非常に安定で良好な
画像が得られた。
【0133】更に23℃/60%RH、20℃/10%
RH、30℃/80%RHの各環境に1カ月間放置後の
初期画像においても、全く異常は認められなかった。
【0134】表2に画像特性を示し、表3にトナーの粒
度分布・凝集度を示す(以下同様)。
【0135】比較例1 未処理の親水性アルミナ微粉体を使用する以外は、実施
例1と同様にしてトナー及び二成分系現像剤を調製し、
高温高湿下(30℃/80%RH)でテストしたとこ
ろ、実施例1と比較して画像濃度が高くなり、全体的に
カブリの多い画像になった。
【0136】比較例2 表面疎水化処理した処理微粉体2を使用し、実施例1と
同様にしてトナー及び二成分系現像剤を調製し、実施例
1と同様にテストした。
【0137】高温高湿環境下で耐久評価したところ、初
期は帯電的にも安定していたが、耐久が進むにつれて帯
電量は低下し、トナー機内飛散が激しくなり耐久を中断
した。
【0138】比較例3 処理微粉体3を用いること以外は、実施例1と同様に評
価した。
【0139】トナーの凝集度は37%と高く、添加量を
2重量部に増量してもトナー流動性はさほど向上しなか
った。
【0140】高温高湿環境下,低温低湿環境下のいずれ
でもガサついた画像した得られなかった。
【0141】比較例4 処理微粉体4を用いること以外は、実施例1と同様にし
てトナーを調製し評価した。トナーの凝集度は56%と
流動性が低く、この傾向は添加する外添剤量を2重量部
及び3重量部と増量してもさほど変わらなかった。
【0142】また、トランスペアレンシーの透明性が悪
く、鮮やかなOHP画像が得られなかった。
【0143】23℃/65%RH下でも初期からガラつ
いた画像であった。
【0144】実施例2 実施例1において、フタロシアニン顔料をキナクリドン
系のマゼンタ顔料に代えたことを除いて、あとはほぼ同
様にして重量平均径約6μmのトナー粒子を得た。
【0145】このトナー粒子100重量部と合成例5に
記載の処理微粉体5を1.2重量部用いることを除いて
実施例1と同様に評価した。
【0146】トナーはすぐれた流動性を示し(凝集度1
6%)低温低湿環境下ではハーフトーン部の再現性に優
れた画像が得られた。長期の耐久評価を行なったが、画
像濃度も帯電量もともに安定していた。高温高湿環境下
でも特に問題は発生しなかった。
【0147】比較例5 処理微粉体6を用いること以外、実施例2と同様にして
トナーを調製し評価した。
【0148】低温低湿環境下では、転写不良と思われる
ベタ部での不均一性が目立ち、ハーフトーン部ではガサ
ついた画像が得られた。また、高温高湿環境下では、そ
こそこの画質が得られたものの、耐久とともに帯電量は
低下し、トナー飛散しはじめた。
【0149】低温低湿環境と高温高湿環境の温度差は
0.52であった。
【0150】比較例6 処理微粉体7を用いること以外実施例1と同様にしてト
ナーを調製し評価した。
【0151】高温高湿環境下での画出しにおいて、初期
は良好な画質が得られたものの、耐久放置後の帯電量は
低下傾向を示し、若干のガサつきが目立ちはじめた。
【0152】トナー表面をSEMで観察してみると処理
微粉体がいくつか凝集して表面に付着している様子が確
認でき、実施例1と比較して一次粒子の状態で付着いて
いる微粉体の割合は少なかった。
【0153】処理微粉体の添加量を2重量部に増量して
みたがガサつきは解消できなかった。
【0154】参考例 実施例1と同様にして重量平均粒径約8.5μmのトナ
ー粒子を得た。このトナー粒子100重量部と処理微粉
体1の1重量部とを混合してシアントナーを調製し、実
施例1と同様にして二成分系現像剤を得た。但し、トナ
ー濃度は6.5%とした。
【0155】この現像剤を用いて低温低湿環境下で耐久
評価した。濃度は1.63と高く、安定していたもの
の、ハイライト再現性が実施例1と比較して若干低下し
ていた。
【0156】
【表2】
【0157】
【表3】
【0158】実施例3 実施例1と同様にして調製したシアントナーを図1に示
す現像装置に導入して画出し試験をおこなったところ良
好なシアントナー画像が得られた。
【0159】
【発明の効果】本発明のトナーは、外添剤として特定な
出発原料から生成した親水性アルミナ微粉体を表面疎水
化処理した表面疎水化処理アルミナ微粉体を有すること
により、流動性に優れ、安定した帯電特性を有し、OH
P透明性にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電荷像現像用トナーを適用し得る非
磁性一成分系トナーを使用する現像装置の一具体例を示
す概略説明図である。
【符号の説明】
1 潜像保持体(感光ドラム) 2 現像剤担持体(現像スリーーブ) 3 ホッパー 4 供給ローラー 5 現像剤塗布ブレード 6 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−209538(JP,A) 特開 昭62−59536(JP,A) 特開 昭61−146794(JP,A) 特開 平9−127727(JP,A) 特開 平7−301944(JP,A) 特開 平6−298826(JP,A) 特開 平6−263435(JP,A) 特開 平6−202374(JP,A) 特開 平4−316056(JP,A) 特開 平3−240068(JP,A) 特開 平3−163561(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂 着色剤及び負荷電制御剤を含
    有するトナー粒子と疎水性アルミナ微粉体とを有する静
    電荷像現像用負帯電性カラートナーであり、 該疎水性アルミナ微粉体は、 窒素ガスによるBET比表
    面積が130m2/g以上のアルミニウムアンモニウム
    カーボネートハイドロオキサイド微粉体を熱分解処理す
    ることにより生成したアルミナ微粉体を下記式 a 2a+1 −Si−(OC b 2b+1 3 [式中、aは4〜12の整数を示し、bは1〜3の整数
    を示す]で示されるアルキルアルコキシシラン化合物で
    疎水化処理したBET比表面積130m2/g以上
    一次平均粒径が0.002〜0.1μm且つメタノール
    疎水化度が30〜90%の疎水性アルミナ微粉体であ
    り、 該カラートナーは 重量平均粒径が3〜7μmであり、
    4μm以下の粒径のトナー粒子を10〜70個数%有
    し、8μm以上の粒径のトナー粒子を2〜20体積%有
    し、該カラー トナーは凝集度が2〜25%であり、 該着色剤が、フタロシアニン顔料又はマゼンタ顔料 であ
    ることを特徴とする静電荷像現像用負帯電性カラートナ
    ー。
  2. 【請求項2】 アルミニウムアンモニウムカーボネート
    ハイドロオキサイド微粉体は、下記式(1)又は(2) NH4Al(O)(OH)HCO3 (1) NH4AlCO3(OH)2 (2) で示される請求項1に記載の静電荷像現像用負帯電性
    ラートナー。
  3. 【請求項3】 アルミニウムアンモニウムカーボネート
    ハイドロオキサイド微粉体は、温度300〜1200℃
    の条件下で熱分解処理されている請求項1又は2に記載
    の静電荷像現像用負帯電性カラートナー。
  4. 【請求項4】 疎水性アルミナ微粉体は、トナー粒子に
    対して0.5〜5重量%混合されている請求項1乃至
    のいずれかに記載の静電荷像現像用負帯電性カラートナ
    ー。
JP34646295A 1994-12-28 1995-12-12 静電荷像現像用負帯電性カラートナー Expired - Fee Related JP3445043B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34646295A JP3445043B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 静電荷像現像用負帯電性カラートナー
EP95309503A EP0720065B1 (en) 1994-12-28 1995-12-28 Toner for developing electrostatic images
DE69512882T DE69512882T2 (de) 1994-12-28 1995-12-28 Toner für die Entwicklung elektrostatischer Bilder
US08/579,729 US5607806A (en) 1994-12-28 1995-12-28 Toner with organically treated alumina for developing electrostatic image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34646295A JP3445043B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 静電荷像現像用負帯電性カラートナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09160288A JPH09160288A (ja) 1997-06-20
JP3445043B2 true JP3445043B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=18383593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34646295A Expired - Fee Related JP3445043B2 (ja) 1994-12-28 1995-12-12 静電荷像現像用負帯電性カラートナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445043B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7532109B2 (ja) 2020-06-22 2024-08-13 キヤノン株式会社 トナー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09160288A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2704756B2 (ja) カラートナー
JP2992924B2 (ja) カラートナー及びその製造方法
US5512402A (en) Carrier for electrophotography, two-component type developer, and image forming method
EP0843224B1 (en) Toner for developing electrostatic image
JP5159100B2 (ja) 補給用現像剤及び画像形成方法
EP0720065B1 (en) Toner for developing electrostatic images
JP3652161B2 (ja) トナー
JP3029180B2 (ja) 電子写真用キャリア、二成分系現像剤及び画像形成方法
JP3030603B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH09127737A (ja) 静電像現像用キャリア
JPH086286A (ja) カラートナー及び現像剤
JP2987796B2 (ja) カラートナー
JP3445043B2 (ja) 静電荷像現像用負帯電性カラートナー
JP4311053B2 (ja) 静電潜像現像用乾式トナー、現像剤及び画像形成方法
JP3937882B2 (ja) トナー
JP3800044B2 (ja) 静電潜像現像用トナー
JPH0675430A (ja) カラートナー、カラー現像剤及び画像形成方法
JP2000131873A (ja) トナー
JP3198367B2 (ja) トナー
JP2835990B2 (ja) トナー
JP3122768B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤
JP3284486B2 (ja) 電子写真用トナー
JPH0566607A (ja) トナー
JP3748486B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3950572B2 (ja) 電子写真用トナー

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees