JP3444101B2 - 物品の着脱装置 - Google Patents

物品の着脱装置

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JP3444101B2
JP3444101B2 JP21193696A JP21193696A JP3444101B2 JP 3444101 B2 JP3444101 B2 JP 3444101B2 JP 21193696 A JP21193696 A JP 21193696A JP 21193696 A JP21193696 A JP 21193696A JP 3444101 B2 JP3444101 B2 JP 3444101B2
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厚宏 金藤
桂三 滝澤
章良 若城
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品の着脱装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、管廊の側壁に斜めに等間隔で多
数取り付けられたランプのうち、故障したものや不良と
なったものを新しいランプと取り替えるのに人手で行っ
ていた。然るに、このような場所は自由に作業するには
狭く、また環境は余りよくない。従って、ロボットによ
り自動的に取替作業を行なうことが検討されている。こ
の場合、所定の間隔をおいて一対の円開口を形成させ、
両側壁部に係合孔を形成させたランプを、所定の取付位
置に前記所定の間隔と同じ間隔で立設させた挿通ピン
を、前記円開口に挿通させることにより取り付けるよう
にし、該物品を前記取付位置から取り外す場合には物品
着脱機構の一対の係合ピンを前記係合孔に係合させた
上、該係合ピンを上方に移動させて、該物品を前記挿通
ピンから抜き出すようにした物品の着脱装置が考えられ
る。然しながら、これだけでは自動化が出来ない。例え
ば、正しくランプを取り付けるための位置決めができな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、上述のような場所でも自動的に斜めに取
り付けられているランプでも取り替えを行なうことがで
き、人手が不要な物品の着脱装置を提供することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、所定の間
隔をおいて一対の円開口を形成させ、両側壁部に係合孔
を形成させた物品を、所定の取付位置に前記所定の間隔
と同じ間隔で立設させた挿通ピンを、前記円開口に挿通
させることにより取り付けるようにし、該物品を前記取
付位置から取り外す場合には物品着脱機構の一対の係合
ピンを前記係合孔に係合させた上、該係合ピンを上方に
移動させて、該物品を前記挿通ピンから抜き出すように
し、前記物品着脱機構は軌条に懸吊され、該軌条に沿っ
て移動可能である物品の着脱装置において、前記物品着
脱機構に前記軌条を両側から挟圧すべく相近接する方向
及び相遠去かる方向に移動可能な一対の押圧部材を設
け、前記物品の取り付け時及び取り外し時には、前記物
品着脱機構の前記所定の取付位置に対向する位置での
止状態で前記一対の押圧部材により前記軌条を両側から
挟圧することにより前記所定の取付位置に対して前記
物品着脱機構が位置ずれを生じないようにしたことを特
徴とする物品の着脱装置、によって解決される。
【0005】又は所定の位置に設けられた一対の取付部
材に、物品に形成された一対の被取付部を係合させて、
該物品を取付け、前記一対の取付部材と、前記被取付部
との係合を解くことにより該物品を前記所定の位置から
離脱させるようにし、軌条に懸吊され、該軌条に沿って
移動可能である物品の着脱装置において、一対のコ字形
状のセンサ取付部材と、該センサ取付部材の一方の水平
アーム部分に第1方向に所定の距離をおいて取り付けら
れた第1、第2発光素子と、該第1、第2発光素子に対
向して他方の水平アーム部分に取り付けられた第1、第
2受光素子と、前記センサ取付部材の垂直アーム部分に
各々、取り付けられた係合部材と、前記一対の取付部材
に各々、取り付けられたT字形状の遮光板と、前記係合
部材を回動可能に支持する支軸と、前記係合部材を前記
支軸のまわりに回動させる第1駆動部と、前記第1方向
と交差する第2方向に前記係合部材をそれぞれ移動させ
る第2駆動部とを備え、前記係合部材を前記第1駆動部
により、前記第1発光素子からの光線が前記遮光板によ
り遮光されるべく前記支軸のまわりに回動させ、次いで
前記係合部材を前記第2駆動部により前記第2発光素子
からの光線が前記遮光板により遮光されるべく前記第2
方向に移動して、前記一対の取付部材に対し位置決めさ
せるようにし、該位置決め時には、前記軌条を一対の押
圧部材により両側から挟圧するようにしたことを特徴と
する物品の着脱装置、によって解決される。
【0006】又は所定の位置に設けられた一対の取付部
材に、物品に形成された一対の被取付部を係合させて、
該物品を取付け、前記一対の取付部材と、前記被取付部
との係合を解くことにより該物品を前記所定の位置から
離脱させるようにし、軌条に懸吊され、該軌条に沿って
移動可能である物品の着脱装置において、前記一対の取
付部材に、T字形状の遮蔽板を固定させ、一対のコ字形
状で、上下の水平アーム部にそれぞれ第1、第2検出素
子及び第1、第2被検出素子を固定させた検出部材と、
該検出部材の垂直アーム部に固定された係合手段とを有
する検出・係合装置と、該検出・係合装置を所定の支軸
のまわりに回動させる第1駆動装置と、前記検出・係合
装置を相近接する方向及び相遠去かる方向に駆動する第
2駆動装置と、前記取付部材と前記物品の被取付部との
係合、非係合を行うべく前記検出・係合装置を駆動させ
る第3駆動装置とを備えた物品移送装置を設け、前記所
定の位置にある古い物品を取り外す場合には、前記一対
の検出・係合装置を前記第2駆動装置により相遠去かっ
ている第1位置に位置させ、前記第1駆動装置により、
前記検出・係合装置を前記支軸のまわりに回動させて前
記第1検出素子が前記遮蔽板の外側水平アーム部によ
り、対向する前記第1被検出素子から遮蔽されると該第
1駆動装置を停止させ、次いで前記第3駆動装置により
前記検出・係合装置の前記係合手段を前記物品の被係合
部に対向する位置へと移動させ、次いで、両前記第2検
出素子が、前記遮蔽板の突出アーム部により、対向する
前記第2被検出素子から遮蔽されるように前記第2駆動
装置を駆動して、前記係合手段を前記所定の位置に対し
位置決めし、更に該第2駆動装置により該係合手段を同
時に相接近する方向に駆動して前記物品の被係合部に係
合させ、次いで前記第3駆動装置の駆動により前記物品
の前記一対の被取付部と前記一対の取付部材との係合を
解除し、前記第1駆動装置の駆動により前記検出・係合
装置を前記支軸のまわりに所定角度回動させるようにし
て、該物品の離脱を行ない、前記所定位置に新しい物品
を取り付ける場合には、前記係合手段を該物品の前記被
係合部に係合させて、前記第1駆動装置により前記検出
・係合装置を前記支軸のまわりに回動させて、前記第1
検出素子が前記遮蔽板の内側水平アーム部により、対向
する前記第1被検出素子から遮蔽されると該第1駆動装
置を停止させ、次いで前記第2駆動装置により両前記第
2検出素子が、前記遮蔽板の突出アーム部により、対向
する前記第2被検出素子から遮蔽されるように、前記検
出・係合装置を駆動して、前記新しい物品を前記所定の
位置に対し位置決めし、次いで前記第3駆動装置により
前記物品の被取付部を前記一対の取付部材に係合させ、
次いで前記第2駆動装置により前記係合手段を同時に相
遠去かる方向に駆動して前記物品の前記被係合部から離
脱させ、次いで前記第1駆動装置の駆動により前記係合
手段を前記支軸のまわりに所定角度回動させるようにし
て、該物品の取付けを終了させるようにし、前記物品の
取り外し時及び取り付け時には、一対の押圧部材により
前記軌条を両側から挟圧するようにしたことを特徴とす
る物品の着脱装置、によって解決される。
【0007】以上のような構成により、物品がどのよう
な姿勢で所定の位置に取り付けられていたとしても、自
動的に、ここに取り付けられているこの物品を確実に取
り出すことが出来、また新しい物品をこの取付位置に自
動的に正確に取り付けることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本実施の形態の物品、すなわちラ
ンプMの着脱装置の全体を示すが、全体において1で示
され、また図2はその全体を図1における矢印A方向か
ら見た側面図である。図において直線的に延びる第1レ
ール2及び第2レール3には、後述するように、駆動車
両4、第1交換車両5及び第2交換車両6が懸吊されて
おり、これら車両は連結機7、8により連結されてい
る。図2に明示されるように、本実施の形態は管廊に所
定の間隔で取り付けられているランプMを着脱するため
に用いられるが、直立した支柱9にやはり後述するよう
な機構でランプMが取り付けられており、上述の第1レ
ール2及び第2レール3は、この垂直支柱9に直角に取
り付けられた横材10に固定されている。
【0010】図1に明示されるように、第1交換車両5
はランプMを保持しており、第2交換車両6は保持して
いないが、このランプMは古いランプMで所定の位置か
ら取り外して保持している状態を示し、また第2交換車
両6は新しいランプMを所定の取り付け位置に取り付け
た後の状態を示し、駆動車両4は矢印B方向に更に次の
ランプの取り替えのために走行している状態を示す。
【0011】図3に明示されるように、垂直支柱9には
ランプ取付フレーム11が斜めに固定されており、これ
に電力供給装置12が固定され、これに後述する方法で
ランプMが取付けられている。図4に明示されるよう
に、第1の交換車両5(第2交換車両6は同様の構成で
あるので、以下、これについてのみ説明する)には、一
対のマイクロスイッチ13a、13bが取付られてお
り、また、第1レール2の上壁部には台形状のカム板1
4、15が第1交換車両5の走行方向Bの垂直方向に大
部分を重ね合わせて固定されており、マイクロスイッチ
13a、13bの作動子13aa、13baは、このカ
ム板14、15によりオン/オフされる。
【0012】本実施の形態では、今、走行方向において
前方にあるマイクロスイッチ13bの作動子13baが
一方のカム板15の斜面15aに乗り上げ、オンとなる
と駆動車両4が搭載する電動機の駆動を低速にして低速
又は微速走行に切り換えられ、後方のマイクロスイッチ
13aの作動子13aaが他方のカム14板の斜面14
aに乗り上げてオンとなると停止指令を発し駆動車両4
を停止させる。これにより第1交換車両5をランプMの
取付位置に対向する位置に停止させるようにしている。
なお、第1の交換車両5は第1レール2にはローラ16
によりレール2に沿って走行自在に懸吊されており、ま
た図3に明示されるように、第2レール3は断面がL字
形状であるが、この水平アーム部に一対のローラ17に
より、この第2レール3に沿って走行自在に懸吊されて
いる。すなわち、この第2レール3及びローラ17によ
り第1交換車両5は、図3に明示されるように、図にお
いて右方へ重心が偏在しているが、これによる回転モー
メントにより全体が偏倚するのを防止させる働きをして
いる。
【0013】次に、第1交換車両5の内部構造について
詳細を説明する。なお、第2交換車両6も同様な構成で
ある。
【0014】図3乃至図5において、側面がほゞ三角形
状のフレーム20’は左右一対の側板21a、21b、
この上壁部に固定された上壁板22から成っており、後
述する各種部材を内蔵している。側板21a、21bに
は懸吊部材23a、23bを取り付けており、この上端
部に上述のローラ16を回動自在に支承している。これ
は図3及び図4に示すように、第1レール2に圧接した
状態で回動自在になっている。更に側板21a、21b
は、図3、図5に明示されるように、前後で一対の斜め
アーム部材24a、24bを固定させており、これは図
3に示すように、斜め上方に向かって延在しているが、
その上端部に第2レール3に回転自在な一対のローラ1
7、17を支承している。
【0015】次にフレーム20’内に内蔵される各部材
について説明する。フレーム20’内において、先ずラ
ンプMを取り付け、または交換する際の、ランプMを回
動させる駆動機構について説明する。これに主として関
与する回動板25a、25bは、図6乃至図9に明示さ
れるような多角形状を呈し、その上端部において回動軸
27により連結されており、その両端部は軸受26a、
26bにより回動可能に支承されている。この一方の軸
受26bから更に外方へ突出する軸端側の側板21bに
は第1のモータ28が固定されており、この回転軸の軸
端に取り付けられたギヤ29は上述の回動軸27の軸端
に固定されたギヤ30とチェーン31を介して連結され
ている。すなわちモータ28の駆動によりギヤ29、3
0、チェーン31を介して回動板25a、25bは回動
軸27の軸心の周りに回動可能とされている。回動板2
5a、25bは回動軸27によって上端部で一体化され
ているが、更にこれを補強するために連結板32によっ
ても一体化されている。
【0016】以上により、ランプMを回動させる機構を
説明したが、次に、ランプMの取付時又は取り外し時の
ランプ取付位置に対して上下動させるための機構につい
て説明する。
【0017】やはりフレーム20’内において、その中
央部には第2のモータ33が、図7に明示されるように
連結板32に取り付けられており、これは取付板36も
介して回動板25a、25bに対して固定されているの
であるが、このモータ33の軸端に取り付けられたギヤ
34と、噛合する従動ギヤ35には、ねじロッド38が
固定されており、これは可動フレーム39のねじ係合ア
ーム部41に固定されたねじ部材42に螺合している。
その下端部は可動フレーム39の水平アーム部40の丸
孔40aを遊嵌している。可動フレーム39の全体は図
4に明示されているが、左右一対として形成されてお
り、図4において下方の水平アーム部40が両側の回動
板25a、25bの近くまで延びており、この両端部に
直角に外アーム部43a、43bが固定され、内側には
内アーム部44a、44bが固定されている。これら外
アーム部43a、43bと内アーム部44a、44bと
の間にガイドロッド45a、45bが固定されており、
この下方には送りねじ46a、46bがこれらアーム部
43a、43b及び44a、44bにより回転自在に支
承されている。
【0018】送りねじ46a、46bの内アーム部44
a、44bから突出する軸端にはギヤ47a、47bが
固定されており、これは図10に明示されるように、回
動板25a、25bに対して固定された左右で一対の第
3のモータ49a、49bの回転軸の軸端に固定された
ギヤ48a、48bに噛合している。ピン取付係合板5
0a、50bは送りねじ46a、46bに螺合してい
る。更にその水平アーム部50aa、50baには、図
10に明示されるような係合ピン51a、51a、51
b、51bを横方向に突出して固定させている。更に可
動フレーム39の外アーム部43a、43bの外壁部に
はガイド部材81a81bを固定させており、これ
は、やはり図10に明示されるように、直線的なガイド
レール52a、52bに係合している。これは図8及び
図9にも明示されるが、これにより上述のランプMを上
下動させる駆動機構により、回動板25a、25bに対
し正確に所定方向にガイドさせて上下動すべく構成され
ている。
【0019】ピン取付係合板50a、50bの端部に
は、図6及び図7に明示されるように、コ字形状のセン
サ取付部材53a、53bが固定されており、その上下
の水平アーム部にはそれぞれ一対の発光素子54a、5
4b(ランプ)及びこれに対向して受光素子としてのフ
ォトトランジスタ55a、55bが固定されている。
【0020】次に、所定の位置にランプMを取り付ける
ための構成について、特に図5及び図11を参照して説
明するが、本実施の形態における物品としてのランプM
は、全体としてほゞ直方形状であるが、その本体62内
に発光源を内蔵しており、その下壁部には電力供給装置
12の電力供給口12aに挿通される差し込みプラグ6
3を形成させており、また両側壁部には突出板部64
a、64bが形成され、これに上下に貫通して円開口6
5a、65bが形成されている。更に図3に明示される
ように、ランプMの突出板部64a、64bの側壁部に
は円形の66及びトラック形状の67が形成されて
いる。これらの径及び幅は係合ピン51a、51bの大
径部に密嵌する大きさとなっている。
【0021】更に電力供給装置12の上面の両側には、
請求項における挿通ピンに相当する取付ピン60a、6
0bが直立固定されており、これは下方から基部D、大
径部E、中径部F、テーパ部G、最も先端の小径部Hか
らなっているが、大径部Eに平面的形状がT字形状の遮
光板61a、61bが固定されている。この取付ピン6
0a、60bの中径部Fが、ランプMの突出板部64
a、64bに形成される円開口65a、65bに密嵌す
る大きさの径となっている。更にピン取付係合板50
a、50bに横方向に突出して固定された係合ピン51
a、51bは、図11に明示されるように、基部側から
大径部J、テーパ部K及び最先端の小径部Lからなって
おり、この大径部JがランプMの突出板部64a、64
bの側壁部に形成された円形の66及びトラック形状
67の径及び幅に密嵌する大きさとなっている。
【0022】図3乃至図4において特に明示されるよう
に、第1レール2の垂直壁部2aの両側には、シリンダ
ピストン100a、100b、また、このレール2に沿
って前後して同様な構成のシリンダピストン101a、
101bが相対向して配設されており、第1、第2交換
車両5、6はカム板14、15とマイクロスイッチ13
a、13bの機能で所定の位置に停止されるのである
が、この停止位置でこれらシリンダピストン100a、
100b及び101a、101bが、図示しない圧縮空
気源より圧縮空気を供給され、そのピストンロッドRを
レール2の垂直部2aに向かって突出させ、内蔵する
ピストンに固定されたこのロッドRがレール2の垂直壁
部2aを挟圧する。よって駆動車両4はモータを内蔵
し、この駆動が停止されるとモータブレーキをかけら
れ、レール2の延在方向に対してはブレーキがかけられ
その位置で停止するのであるが、上述したように、ラン
プ着脱機構20は第1、第2、第3モータ以外に各種部
材を内蔵しており、図3において重心が右方に偏在して
いる。これによりランプ着脱機構20と一体的なランプ
着脱機構20が回転モーメントを受けてローラ16、1
7を支点として回動せんとする。第2レール3の水平ア
ーム部をローラ17で挟圧しているので、若干の回動防
止を行なうが、なおこれでも不充分であるのでシリンダ
ピストン100a、100b及び101a、101bの
ピストンロッドRで第1レール2の垂直部2aを挟圧
することにより回動を完全に防止している。
【0023】以上、本発明の実施の形態によるランプの
着脱装置1の構成について説明したが、次にこの作用に
ついて説明する。
【0024】上述したように、第1、第2交換車両5、
6の一方に新しいランプMを搭載してランプの取付位置
に至るが、他方は空であり、交換されたランプを搭載し
て基地に戻る。図1及び図2に明示されるように、今、
駆動車両4により矢印B方向に、第1、第2レール2、
3に沿って駆動車両4は第1、第2交換車両5、6を牽
引して所定の取付位置(ランプMの取付位置)に対向す
る位置に至るのであるが、図4に示されるように、レー
ル2に沿ってローラ16が転動するが、第1交換車両5
に固定されたマイクロスイッチ13a、13bの作動子
13aa、13baのうち、走行方向に関して先行する
マイクロスイッチ13bの作動子13baが、先ず一方
のカム板15の斜面部15aaに乗り上げることにより
オンとなる。その後、低速走行し、カム板15の水平部
を転動し、このカム板15の他方の斜面部15a’に至
るとオフとなるのであるが、このオフとなる直前に、後
行するマイクロスイッチ13aの作動子13aaが、他
方のカム板14の斜面14aに乗り上げてオンとなる。
この両マイクロスイッチ13a、13bが両者ともオン
となった時点で駆動車両4が搭載するモータに駆動停止
指令を出して、第1交換車両4は取り換えるべきランプ
の直前に正確に位置決めして停止する。
【0025】モータにはギヤブレーキが取り付けられて
おりモータ駆動停止指令が出されることによりこのブレ
ーキが働いてレール2に沿うローラ16の転動方向に対
する移動は規制されるのであるが本実施の態様によれば
更に第1レール2の垂直壁部2aの両側に設けられたシ
リンダピストン100a、100b、101a、101
bが作動される。なお図3及び図5には作動前の状況を
示している。垂直壁部2aがシリンダピストン100
a、100b、101a、101bのピストンに連結さ
れているロッドRの挟圧により図3において左右方向の
ずれを防止することができる。
【0026】図3は取り換えられるべきランプMが、こ
の停止位置に取り付けられていて、第1交換車両5によ
り、これを電力供給装置12から取り外さんとしている
状況を示している。図4において、第1の駆動モータ2
8が駆動される。ギヤ29、チェーン31、他ギヤ30
により、回動軸27が軸受26a、26bにより支承さ
れているが、この周りに回動板25a、25bが所定角
度回動する。やはりこれに固定されたピン取付係合板5
0a、50b及びセンサ取付部材53a、53bも共に
同角度回動するのであるが、図11は回動直前の位置を
示し、図13は図11の各部材を上方から見た図である
が、実線で回動前、一点鎖線で回動直後を示す。
【0027】センサ取付部材53a、53bを取り付け
たピン取付係合板50a、50bは、図11で示すよう
に矢印R'に沿って回動する。すなわち、回動軸27の
軸心の周りに回動し、図11では図を分かり易くするた
めに取り換えられるべきランプMは一点鎖線で示してい
るが、図12で示すように、所定の角度回動させると一
点鎖線で示す位置を取る。この位置から実線で示す位置
に、図7に示す第2の電動機33の駆動によりギヤ3
4、35の噛合によりねじロッド38に螺合しているね
じ部材42が可動フレーム39と共に図7において下動
する。下動にあたってはガイド部材81a81bがガ
イドレール52a、52bにガイドされ、正確に直線的
に下動する。なお、この下動距離は下動始点から第2電
動機33の回転数に比例するパルスをカウントして、所
定値に達すると停止させるようにしてもよく、センサを
適宜取り付けて所定距離を検知すると第2電動機33を
停止させるようにしてもよい。すなわち、図12におい
てピン取付係合板50a、50bが下動するが、この前
に、図13に示されるように、センサ取付部材53a、
53bの上方水平アーム部に取り付けられた第1ランプ
54aが遮光板61a、61bの外方水平アーム部nに
より、下方のフォトトランジスタ55aに対してその光
線が遮光されることにより、確かに所定角度回動したこ
とを検知している。なお、この検知と共に第1モータ2
8の駆動を停止させるようにしてもよい。この検知の
後、上述したように第2駆動装置の第2モータ33の駆
動により所定距離下動するが、この位置は図12で実線
で示され、図14で一点鎖線で示されている。
【0028】この位置から第3の駆動装置、すなわち、
図10に明示される第3のモータ49a、49bの駆動
により、かつ、またギヤ48a、48b及び47a、4
7bの噛合により送りねじ46a、46bが回動する。
これにより、これに螺合しているピン取付係合板50
a、50bがガイドロッド45a、45bに案内され
て、図4において相近接する方向に移動する。その結
果、図14で実線で示す位置で停止するのであるが、こ
の時には、第2のランプ54b、54bが遮光板61
a、61bの垂直突出アーム部pにより遮光され、これ
により所定距離移動したことを検知するのであるが、こ
の検知で第3モータ49a、49bの駆動は停止する。
この時には、図14に明示されるように、係合ピン51
a、51bの小径部Lが孔66、67に、図32に明示
されるように挿入されている。この状態で再び第2のモ
ータ33の駆動によりピン取付係合板50a、50bを
所定距離(上述と同様に所定のパルス数分)上方移動さ
せる。
【0029】係合ピン51a、51bの小径部Lは最初
は孔66、67に、あるクリアランスをもって挿入され
ていたのであるが、この孔66、67内で移動し、この
孔66、67の上壁部と当接させると、このランプMを
この後、上方移動させる。これによりランプMの両側の
突出板部64a、64bの円開口65a、65bに密嵌
している取付ピン60a、60bの中径部Fが若干抜き
出され、この時、ピン取付係合板50a、50bが取付
ピン60a、60bに対し正確にセンタリングされてお
らずとも、係合ピン51a、51bの小径部Lに連接し
てテーパ部Kが形成されており、また小径部Lと孔66
と67との間にはクリアランスがあるので、この部分と
小径部Lとの間で図において左右の移動が可能である。
従って取付ピン60a、60bの中径部Fが円形開口6
5a、65bから抜け出す時に、無理な力が加わること
なく、いわば自動調心を受けながら抜き出されるので、
ランプMには無理な力が加わることなく引き出される。
この後、図15に明示されるように、モータ49a、4
9bの駆動により、ねじロッド46a、46bに螺合す
るピン取付係合板50a、50bが更に相近接する方向
に移動する。よって、図15で実線で示すように係合ピ
ン51a、51bは孔66、67に密嵌する。なお、モ
ータ49a、49bの停止時点は図示せずとも近接スイ
ッチが、ランプMの突出板部64a、64bの孔66、
67の近傍に設けられおり、これにピン取付係合板50
a、50bが近接したことを検知すると、この検知信号
によりモータ49a、49bの駆動を停止するようにし
ている。この後、モータ33の駆動によりピン取付係合
板50a、50bは更に上昇する。よって、ランプMは
取付ピン60a、60bから完全に抜き出され、図11
に示すR’の方向とは逆方向に回動すべく、第1のモー
タ28を駆動することにより、図11の実線で示す位置
をとる。なお、この時には取り換えるべきランプMを保
持している(図11では図示されていない)。この状態
で、図1及び図2で示す第1交換車両5内の所定位置に
この取り替えたランプMを積載する。
【0030】以上においては、古いランプの取り外しに
ついて、特に図13乃至図15を参照して説明したが、
更に他の図をも参照し更に敷衍して説明すると以下の通
りである。
【0031】すなわち上述したように、図11及び図1
2では一点鎖線で示されているが、古いランプMが電力
供給装置12に取り付けられている状況を示し、図5及
び図17においては、それぞれ平面図及び正面図におい
てやはりランプMが電力供給装置12に取り付けられて
いる状況を示している。このような状況において上述し
たように係合ピン51a、51bがランプMの側壁部に
形成した突出板部64a、64bの側壁に形成した孔6
6、67に先ずその小径部Lを挿入することにより、本
発明に係る作用である自動調心作用を行って、取付ピン
60a、60bからの取り外しを始めるのであるが、図
16においては、この古いランプMに対してセンサ取付
部材53a、53bが所定の回動を行なった直後を示し
ており、図12における一点鎖線の位置を示している。
【0032】これはまた図17では正面図で示されてい
るが、ランプMは電力供給装置12の取付ピン60a、
60bに、その突出板部64a、64bに形成した円開
口65a、65bにその中径部Fが密嵌した状態で確実
に取り付けられているが、これに対して直上方に持ち来
たらされたセンサ取付部材53a、53bに固定された
係合ピン取付板50a、50bが直上方にあるのを示し
ており、この位置では上述したように、図13で一点鎖
線で示す位置であり、遮光板61a、61bの外側水平
アーム部nにより一方のランプ54a、54aが遮光さ
れている。図16においては、第1のランプ54aがこ
れに対向するフォトトランジスタ55aから遮光板61
a、61dで遮光されている状況を明示している。ま
た、この後、センサ取付部材53a、53bは下降する
のであるが、この位置での係合ピン51a、51bとラ
ンプMの側壁部に形成した突出板部64a、64bとの
水平方向における距離の隔たりも明示している。
【0033】図18は、図17の位置からセンサ取付部
材53a、53b、すなわち、係合ピン取付板50a、
50bを所定距離低下させた状況を示しており、図18
において一点鎖線で示す位置が図16における実線で示
す位置と同じである。これは図14において、係合ピン
取付板50a、50bが相近接する方向に移動する直前
を示しており、図14では一点鎖線で示している。
【0034】図19は、図18における[19]−[1
9]線方向で見た正面図であるが、ランプMの側壁に形
成された突出板部64a、64bの高さまで係合ピン5
1a、51bを低下させた状況を示しており、この状態
では突出板部64a、64bの側壁に形成した孔66、
67と対向している。
【0028】この位置から第3の駆動装置、すなわち、
図10に明示される第3のモータ49a、49bの駆動
により、かつ、またギヤ48a、48b及び47a、4
7bの噛合により送りねじ46a、46bが回動する。
これにより、これに螺合しているピン取付係合板50
a、50bがガイドロッド45a、45bに案内され
て、図4において相近接する方向に移動する。その結
果、図14で実線で示す位置で停止するのであるが、こ
の時には、第2のランプ54b、54bが遮光板61
a、61bの垂直突出アーム部pにより遮光され、これ
により所定距離移動したことを検知するのであるが、こ
の検知で第3モータ49a、49bの駆動は停止する。
この時には、図14に明示されるように、係合ピン51
a、51bの小径部Lが孔66、67に、図32に明示
されるように挿入されている。この状態で再び第2のモ
ータ33の駆動によりピン取付係合板50a、50bを
所定距離(上述と同様に所定のパルス数分)上方移動さ
せる。
【0036】この後、図15で示すように、係合ピン5
1a、51bが孔66、67に挿入され、その大径部J
が密嵌状態になり、この後、更に上動させて完全に取付
ピン60a、60bから抜き出す。この後、図11で示
すR'の方向とは逆方向に回動させて図20で示す位置
をとる。すなわち、ランプ着脱機構20内に配置する。
この後、駆動車両4を駆動して新しいランプMを搭載し
た交換車両5を上述のカム板14、15により取付位置
の直前に位置決めして停止させる。
【0037】次に、新しいランプMを所定の位置に取り
付ける場合について説明する。図1において、第2の交
換車6が、やはり図4に示すマイクロスイッチ13a、
13bを設けているので、この所定の位置に対応して第
1レール2に設けられたカム板14、15により上述と
同様にして位置決めされて停止する。図21に示される
ように、回動板25a、26b内では、既に新しいラン
プMを、ピン取付係合板50a、50bの係合ピン51
a、51bにより保持されており、図示した実線で示す
位置をとっているのであるが、図4に示す第1のモータ
28の駆動により回動軸27の周りに所定角度回動し、
図22で示す位置を取る。図23はこれを平面的に見た
図であるが、最初は実線で示す位置から上述の所定の角
度回動して一点鎖線で示す位置を取るのであるが、図2
3では、この回動する前の位置を実線で示している。な
お、図を分かり易くするために取付位置に対してセンタ
ーを大きくずらして示している。従って、所定角度回動
した時には一方のセンサ取付部材53bに取り付いてい
る第1のランプ54aは一方の遮光板61bの垂直アー
ム突出部pにより遮光されているが、他方のセンサ取付
部材53aに取り付けられている第1ランプ54a’
(53b側と区別するためにダッシュ(’)をつける)
は遮光板61aの内方水平アーム部mで遮光されてい
る。これによっても所定角度回動したことが検出されて
いるが、ランプ取付位置に対しては、図23、図24に
示されるようにaの距離だけずれている。
【0038】従って、第2のランプ54bは遮光板61
b側では遮光されているが、他方の遮光板61a側では
遮光されておらず、これによりセンターずれが生じてい
ることが検知される。この検知出力によりモータ49
a、49bが同じ角度だけ回転される。よって、係合ピ
ン取付板50a、50bは図24において、同時に左方
へと移動され、第2のランプ54bはそれぞれ遮光板6
1a、61bの垂直アーム突出部pの内縁部で遮光さ
れ、これによりセンター決めされたと検知し、第3のモ
ータ49a、49bの駆動は停止される。次いで、第2
のモータ33の駆動により所定距離下動する。
【0039】図24に示されるように取付ピン60a、
60bの先端部Hは、若干、ランプMの突出板部64
a、64bに形成されている円開口65a、65bに挿
入される。この状態で、図25に示されるように、ピン
取付係合板50a、50bを相離隔する方向に駆動す
る。係合ピン51a、51bは大径部Jで密嵌していた
のが、図示するように大径部J及びテーパ部K及び小径
部Lの一部が孔66、67から抜け出す。これにより大
径部Jからテーパ部Kを介して順次、小径部Lに至るの
で、ランプMは徐々に自然落下する。この時、既に取付
ピン60a、60bに対してはセンター決めされている
のであるが、仮に取付ピン60a、60bに対して偏心
されていたとしても、この小径部Hだけが円形開口65
a、65bに挿通しているので、この自然落下と共に自
動調心作用を受けて正確にこの取付ピン60a、60b
の中心軸に沿ってランプMが落下する。
【0040】図29はこのような状態を示すものであ
る。係合ピン51a、51bが、図29で示したような
相離隔した位置に至ると、第2のモータ49a、49b
の駆動が停止される。次いで、第3のモータ33が駆動
され、ピン取付係合板50a、50bは、図29におい
て下方へ移動する。これによりランプMも追随して下動
するが、この時にも係合ピン51a、51bは突出板部
64a、64bの側壁部に形成した孔66、67に遊嵌
状態にあるので、取付ピン60a、60bに対して更に
自動調心作用を行い、この中心軸に正確に沿ってランプ
Mは下動し、結局、取付ピン60a、60bの中径部F
に対しランプMの突出板部64a、64bの円形開口6
5a、65bに正確に整列して嵌入される。この後、ピ
ン取付係合板50a、50bは、第2のモータ49a、
49bにより、更に相離隔する位置へと移動され、図2
5で一点鎖線で示す位置に至り、図30では実線で示す
位置に至り、ランプMからは完全に離脱する。この後、
第1のモータ28の駆動により、上述の方向Rとは逆方
向に回動する。よって、新しいランプMの取り付け作業
を終了する。
【0041】なお以上では、新しいランプMの取付方法
につき、特に図23乃至図25を参照して説明したが、
更に他の図を参照してより詳しく説明すると、以下の通
りである。すなわち、第2の交換車両5内においては新
しいランプMを内蔵しているのであるが、この状況は図
26及び図27に示されており、新しいランプMは係合
板50a、50bが最も相近接する位置、すなわち、そ
の係合ピン51a、51bをランプMの突出板部64
a、64bの側壁部の孔66、67に密嵌させていて新
しいランプMを保持している。この状態から上述したよ
うに回動軸27の周りに所定角度回動させる。図26は
この回動させた直後を示しており、図23における一点
鎖線で示す位置に対応する。次いで、図28で示すよう
に、遮光板61a、61bの中央突出アーム部pの縁部
で第1、第2ランプ54a、54b共に遮光されるよう
にセンター位置決めされる。すなわち、図23及び図2
4に示すように、aの距離だけ挿通取付ピン60a、6
0bの軸心に対しランプMの突出板部64a、64bの
円開口65a、65bの中心とが隔たっている。これを
補償するために、図28で示すように、実線で示す位置
から一点鎖線で示す位置にランプMを移動させる。これ
により、突出板部64a、64bに開口した円開口65
a、65bは取付ピン60a、60bの軸心の真上に来
る。この後、係合板50a、50bを所定距離下動させ
る。この時には、やはり上述したように、ガイドレール
52a、52bとガイド部材81a、81bとの係合に
より正確に所定の距離下動する。よって、図27で一点
鎖線で示す位置にランプMが下方位置をとり、取付ピン
60a、60bの小径部Hのみが突出板部64a、64
bの円開口65a、65b内に挿入される。すなわち、
図29がこの状況を示しているが、相離隔方向に移動し
て小径部Lを残して抜き出されるのであるが、この係合
ピン51a、51bの大径部が孔66、67に密嵌した
状態から抜き出すために、テーパ部Kから小径部Lに移
る時に孔66、67の上壁部を摺動しながら抜き出され
るのでランプMは自然落下する。
【0042】この途中で取付ピン60a、60bの小径
部Hが突出板部64a、64bに形成した円開口65
a、65bに挿入される。図29はこの状況を示してい
る。すなわちこの図から明らかなように、係合ピン51
a、51bの小径部Lと孔66、67との間には所定の
遊度があり、また取付ピン60a、60bの小径部Hと
円開口65a、65bとの間に遊度がある。従って、上
述の自然落下中において既にセンター位置決めされてい
るのであるが、なおかつ、円開口65a、65bの取付
ピン60a、60bの軸心に正確に整列していなけれ
ば、この時に完全に整列状態とさせながら、その小径部
Hを円開口65a、65bに挿通させる。いわば自動調
心を行って挿通させる。この後、更に係合ピン取付板5
0a、50bを所定距離低下させることにより、ランプ
Mは係合ピン51a、51bに、図29に示すように、
その上壁部で当接させているので追随して低下し、円開
口65a、65bにその中径部Fを密嵌させた状態とな
り下動を停止する。よって、新しいランプMは電力供給
装置12に正確に位置決めして取り付けたこととなる。
勿論上述の下動と共に、ランプMの底壁部に形成したプ
ラグ63は電力供給装置12の中央部に形成した電力供
給口12aに整列して下動して、図30で示すように係
合する。よって、ランプMが内蔵する発光源は発光す
る。図30に示す状態から、係合ピン取付板50a、5
0bは、図11に示す矢印R'方向とは逆方向に回動し
て第2交換車両5内に戻る。
【0043】上述したように、図3乃至図4においては
特に明示されるように、第1レール2の垂直壁部2aの
両側には、シリンダピストン100a、100b、ま
た、レール2に沿って前後して同様な構成のシリンダピ
ストン101a、101bが相対向して配設されてお
り、第1、第2交換車両4、5はカム板14、15とマ
イクロスイッチ13a、13bの機能で所定の位置に停
止されるのであるが、この停止位置でこれらシリンダピ
ストン100a、100b及び101a、101bが、
図示しない圧縮空気源より圧縮空気を供給され、そのピ
ストンをレール2の垂直壁部2aに向かって突出させ、
内蔵するピストンに固定されたロッドがレール2の垂
部2aを挟圧する。よって駆動車両3はモータを内
蔵し、この駆動が停止されるとモータブレーキをかけら
れ、レール2の延在方向に対してはブレーキがかけられ
その位置で停止するのであるが、上述したように、ラン
プ着脱機構20は第1、第2、第3モータ以外に各種部
材を内蔵しており、図3において重心が右方に偏在して
いる。これによりランプ着脱機構20が回転モーメント
を受けてローラ16、17を支点として回動せんとす
る。第2レール3の水平アーム部をローラ17で挟圧し
ているので、若干の回動防止を行なうが、なおこれでも
不充分であるのでシリンダピストン100a、100b
及び101a、101bで第1レール2の垂直部2a
を図16及び図1に明示されるように挟圧することに
より回動を完全に防止している。上述のような遮光板6
1a、61bとセンサ54a、54b、55a、55b
との検出・被検出を確実に行い、また係合ピン51a、
51bの小径部LのランプMの突出板部64a、64b
に形成した孔との係合及び取付ピン60a、60bの小
径部と突出板部64a、64bの円形開口65a、65
bとの整列作用を確実に行わせることが出来る。勿論、
ランプ着脱機構20における上記各種部材の配設によっ
ては、あるいは第2レール3の水平アーム部を挟圧して
いるローラ17の挟圧力や第2レール3の位置によって
は、このシリンダピストン100a、100b及び10
1a、101bを省略することが出来る。
【0044】上述したように、本発明の実施の形態にお
いては、レール2の垂直壁部2aの両側にシリンダピス
トン100a、100b、101a、101bを配設
し、これらのロッドRで垂直壁部2aを挟圧することに
より、フレーム20’内に配設されている各種部材の重
量により回転軸27の周りに回動力を生じ、これにより
偏倚するのを防止するようにしているが、これを用いな
い場合について、更に図31乃至図34を参照して説明
すると、図32は上述の図5に対応するものであり、所
定の位置に取り付けられたランプMを取り外しに行く場
合であり、図31はその側面図であるが、図32に明示
されるようにレール2に対してローラ16が大きく偏在
し(発明の効果を分かり易くするために誇張して示
す)、図32において左側のローラ対16、16では上
方がレール2の上縁部より外れんとしており、更に右方
のローラ対16、16においては、図において下方のロ
ーラ16がやはり下縁部より外れんとしている。このよ
うな偏在により、図31(これは上述の図16に対応す
るものである)に示すように、当然のことながら回動軸
27のランプ取付位置に対する相対的位置がずれる。上
述したようにコ字形状の取付部材53a、53bが回動
軸27の周りに回動するのであるが、これと所定の位置
に取り付けられたランプMに対する相対位置がずれてい
るので、古いランプMを取り外す場合であるが、センサ
ー取付部材53a、53bが図3に示すような位置を取
り、これから下方に移動するが、その前に所定の角度回
動したことを検知させる遮光板61a、61bの水平ア
ーム部で受光素子55aが、図31、図32から明らか
なように遮光されなくなる。これにより所定角度以上に
回動するために図示した位置から更に第1駆動モータ
の駆動により回動させ、結果として遮光板61a、6
1bの外側水平アーム部により遮光された状態をとり、
これから所定距離下降し、更に上述のようにして第
ータ49a49bの駆動によりセンタリング位置決め
したとしても係合板50a、50bに取り付けられてい
る係合ピン51a、51a、51b、51bがランプM
の突出板部64a、64bに形成された孔66、67に
整列せず、また取付ピン60a、60bが丸孔貫通孔6
5a、65bには整列せず、更にセンタリング位置とし
ても係合ピン51a、51a、51b、51bの小径部
Lの一方が孔66又は67に挿入することができなくな
るので、仮にセンタリングしたとして更なる第モータ
49a49bの駆動により相近接する方向に移動して
も小径部Lが孔66、67に挿入されないので、勿論そ
の大径部まで嵌入することができず、ランプMを取り外
すことは出来ない。
【0045】次に図33、34は新しいランプMを所定
の位置に取り付ける場合を示しているが、図33に示す
ようにフレーム20’内に新しいランプMを収容してお
り、回動軸27の周りに所定角度回動する場合には、更
に上述の重心の偏在が顕著に現れ、図34に示すよう
に、図32の場合とは逆方向にローラ16、16が偏倚
しているが、垂直壁部2aに当接しているローラ16、
16はより強い押圧力で当接しており、更にこの状態で
センサ取付部材53a、53bを回動させたとしても、
上述と同様に、センサ取付部材53a、53bの上下水
平アーム部に取りつけられた受光素子55a、55bの
何れも遮光されることなく、従って、センタリング位置
を取ることができず、図34で示すように、新しいラン
プMの突出壁部64a、64bに形成された貫通丸孔6
5a、65bには取付ピン60a、60bは挿通される
ことができず、場合によってはこの新しいランプMを破
壊することがある。なお、図31、図33で細線Sによ
り取付ピン60a、60bとセンサ取付部材53a、5
3bとの相対的位置ずれを明確に示している。
【0046】以上のような不具合、あるいは事故を生ず
るのであるが、本発明の実施の形態によれば、シリンダ
ピストン100a、100b、101a、101bを設
けているので上述したように正確にランプMを取付ピン
60a、60bに対し位置決めしてこれらに嵌入させる
ことも正確に行なうことができる。あるいは遮光板61
a、61bの水平アーム部及び中央突出部の長さや幅を
大きくすることにより、多少の偏倚ずれを吸収すること
も可能であるが、係合ピン51a、51a、51b、5
1bの孔66、67に対する挿入のためには、更にこれ
らの孔径を大きくしなければならず、却って取付ピン6
0a、60bに対する正確な自動調心を得ることが出来
なくなることも生ずる。
【0047】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明これに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0048】例えば以上の実施の形態では、駆動車両4
は矢印B方向に走行する場合について説明したが、交換
車両5、6を押動させるべく、矢印Bと反対方向に走行
する場合についても同様にランプMの取り換え作業は行
える。
【0049】また、以上の実施の形態では、取付ピン6
0a、60bにT字型の遮光板61a、61bが取り付
けられ、ランプMの回動角やセンターに対するずれの検
出を行なうようにしたが、上述のように、第1、第2の
交換車両5、6をランプを付けている所定の位置に正確
に位置決めして停止させる場合には不要とすることが出
来る。すなわち、コ字形状のセンサ取付部材53a、5
3bを省略しても、係合ピン51a、51bとランプM
の突出板部64a、64bの側壁部に形成した孔66、
67とに大きな遊度があり、また取付ピン60a、60
bと突出板部64a、64bに形成した円形開口65
a、65bとの間にも大きな遊度があれば、上述のよう
な係合ピン取付板50a、50bの移動により確実に円
形開口65a、65bに整列して取付ピン60a、60
bを嵌入させ得ることは明らかである。取り外しの場合
も同様である。
【0050】また、以上の実施の形態ではセンサ取付部
材53a、53bの上下水平アーム部にランプ54a、
54b及びフォトトランジスタ55a、55bを取り付
けたが、これに代えて、レーザ発射体及びレーザ感知体
を設けてもよい。
【0051】なお、以上の実施例では、取付ピン60
a、60bの中径部Fが円開口65a、65bに密嵌す
るのであるが、請求項ではこの中径部Fを大径部と定義
している。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明の物品の着脱装
置によれば、物品が如何なる位置に如何なる姿勢で所定
の位置に取り付けられていたとしても、或はこの位置に
取り付けるにしても、自動的に確実に、かつ正確に物品
に対して損傷を与えることなく取り付けることができ
る。或は取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を表すランプの着脱装置の
全体を示す斜視図である。
【図2】図1における矢印A方向から見た側面図であ
る。
【図3】同正面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の側面図で
ある。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図4における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図4における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図4における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図4における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】図4における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図11】同実施の形態における要部の作用を示す拡大
斜視図である。
【図12】同作用を示す拡大斜視図である。
【図13】同作用を示す拡大平面図である。
【図14】同作用を示す拡大平面図である。
【図15】同作用を示す拡大平面図である。
【図16】同作用を示す着脱装置の正面図である。
【図17】図16における[17]−[17]線方向の
断面図ある。
【図18】同作用を示す着脱装置の正面図である。
【図19】図18における[19]−[19]線方向の
断面図である。
【図20】更に同作用を説明するための着脱装置の部分
破断正面図である。
【図21】新しいランプを取り付ける場合の着脱装置の
平面図である。
【図22】新しいランプを所定の位置に取り付けられる
途中を示す斜視図である。
【図23】新しいランプを所定の位置に取り付ける第1
段階の拡大平面図である。
【図24】同第2段階の平面図である。
【図25】同第3段階の平面図である。
【図26】新しいランプを取り付ける上記第1段階にお
ける着脱装置の部分破断正面図である。
【図27】図26における[27]−[27]線方向の
断面図である。
【図28】上記第2段階における図27と同様な側面図
である。
【図29】同作用の第3段階の図28と同様な部分破断
側面図である。
【図30】新しいランプを所定の位置に取り付け完了し
た状況を示す側面図である。
【図31】上記実施の形態におけるシリンダピストン1
00a、100b及び101a、101bを設けない場
合に生じる不具合を示す図であり、ランプの交換装置の
正面図である。
【図32】同正面図である。
【図33】更にシリンダピストン100a、100b及
び101a、101bを設けない場合で、新しいランプ
を所定の位置に取り付ける場合を示す物品の着脱装置の
部分破断正面図である。
【図34】同正面図である。
【符号の説明】
1 ランプ着脱装置 2 第1レール 4 駆動車両 5 第1交換車両 6 第2交換車両20 ランプ着脱機構 20’ フレーム 25a 回動板 25b 回動板 26a 軸受 26b 軸受 27 回動軸 28 第1のモータ 33 第2のモータ 37 駆動軸 38 ねじロッド 39 可動フレーム 45a ガイドロッド 45b ガイドロッド 46a 送りねじ 46b 送りねじ 49a 第3のモータ 49b 第3のモータ 50a ピン取付係合板 50b ピン取付係合板 53a センサ取付部材 53b センサ取付部材 54a ランプ 54b ランプ 55a フォトトランジスタ 55b フォトトランジスタ 60a 取付ピン 60b 取付ピン 100a シリンダピストン 100b シリンダピストン 101a シリンダピストン 101b シリンダピストン M ランプ R ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 爪 光男 愛知県豊橋市三弥町字元屋敷150 神鋼 電機株式会社 豊橋製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−47089(JP,A) 特開 平4−276416(JP,A) 特開 平5−259699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 - 3/20 B25J 1/00 - 21/02 G05B 19/18

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて一対の円開口を形成
    させ、両側壁部に係合孔を形成させた物品を、所定の取
    付位置に前記所定の間隔と同じ間隔で立設させた挿通ピ
    ンを、前記円開口に挿通させることにより取り付けるよ
    うにし、該物品を前記取付位置から取り外す場合には物
    品着脱機構の一対の係合ピンを前記係合孔に係合させた
    上、該係合ピンを上方に移動させて、該物品を前記挿通
    ピンから抜き出すようにし、前記物品着脱機構は軌条に
    懸吊され、該軌条に沿って移動可能である物品の着脱装
    置において、前記物品着脱機構に前記軌条を両側から挟
    圧すべく相近接する方向及び相遠去かる方向に移動可能
    な一対の押圧部材を設け、前記物品の取り付け時及び取
    り外し時には、前記物品着脱機構の前記所定の取付位置
    に対向する位置での停止状態で、前記一対の押圧部材に
    より、前記軌条を両側から挟圧することにより前記所
    定の取付位置に対して前記物品着脱機構が位置ずれを生
    じないようにしたことを特徴とする物品の着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記挿通ピン及び前記係合ピンはそれぞ
    れ先端から、小径部、テーパ部及び大径部から成り、前
    記大径部はそれぞれ、前記円開口及び係合孔に密嵌する
    径に形成され、前記物品を前記取付位置に取り付ける場
    合には前記係合ピンを前記係合孔に密嵌させて、該物品
    を前記挿通ピンの直上方に持ち来たし、前記円開口を前
    記挿通ピンの小径部を挿入させる位置にまで下動させ、
    次いで前記係合ピンを前記係合孔からその小径部まで抜
    き出すことにより、前記物品を自然落下させて、次いで
    前記係合ピンを更に所定距離下動させて、前記挿通ピン
    を前記円開口に密嵌させ、この後、該係合ピン全体を前
    記係合孔から抜き出すようにし、前記物品を前記取付位
    置から取り外す場合には前記係合ピンの小径部のみを前
    記係合孔に挿入し、該物品を所定距離上動させた後、該
    係合ピンを前記係合孔に密嵌すべく挿入し、該物品を更
    に上動させて前記円開口から前記挿通ピンを抜き出すよ
    うにした請求項1に記載の物品の着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記挿通ピンにそれぞれ位置検出部材及
    び前記係合ピン又は該係合ピンを取り付ける部材に前記
    位置検出部材を検出するセンサを設け、該センサの検出
    により前記係合ピンの小径部のみを前記係合孔に挿入す
    るか、該小径部のみを残して前記係合孔から抜き出すた
    めの係合ピンの位置を決めるようにした請求項1又は2
    に記載の物品の着脱装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検出部材は遮光板であり前記セ
    ンサは発光素子と受光素子の対で成る請求項3に記載の
    物品の着脱装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出部材はT字形状の遮光板で
    あり、前記センサは該遮光板の中央突出アーム部の延在
    方向には略平行な方向に並ぶ第1、第2発光素子及びこ
    れらに対向する第1、第2受光素子であり、前記遮光板
    の水平アーム部が前記第1発光素子からの光線を遮光す
    ることにより、前記物品の取付位置の直上方への持ち来
    たしを検知し、前記第2発光素子からの光線を前記遮光
    板の中央突出アーム部が遮光することにより、前記係合
    ピンの小径部の前記係合孔への挿入位置及び小径部まで
    の抜き出し位置を検知するようにした請求項2に記載の
    物品の着脱装置。
  6. 【請求項6】 前記物品の両側に一対の突出板部が形成
    され、該突出板部に前記円開口が形成され、かつ該突出
    板部の側壁部に前記係合孔が形成されている請求項2に
    記載の物品の着脱装置。
  7. 【請求項7】 前記物品着脱機構は前記係合ピンを前記
    挿通ピンと垂直になる位置に回動させる第1駆動手段、
    前記係合ピンを前記挿通ピンと平行に上下動させる第2
    駆動手段及び前記係合ピンを前記係合孔に対し挿入する
    方向及び抜き出す方向に駆動させる第3駆動手段を備え
    ている請求項2〜請求項6の何れかに記載の物品の着脱
    装置。
  8. 【請求項8】 前記物品着脱機構は前記取付位置を検出
    する位置検出手段を設けている請求項2〜請求項7の何
    れかに記載の物品の着脱装置。
  9. 【請求項9】 前記係合孔内に前記挿通ピンの前記物品
    の円開口からの抜け止め機構を設け、前記係合ピンが前
    記係合孔内に挿入すると前記抜け止め機構を解除するよ
    うにした請求項6に記載の物品の着脱装置。
  10. 【請求項10】 所定の位置に設けられた一対の取付部
    材に、物品に形成された一対の被取付部を係合させて、
    該物品を取付け、前記一対の取付部材と、前記被取付部
    との係合を解くことにより該物品を前記所定の位置から
    離脱させるようにし、軌条に懸吊され、該軌条に沿って
    移動可能である物品の着脱装置において、一対のコ字形
    状のセンサ取付部材と、該センサ取付部材の一方の水平
    アーム部分に第1方向に所定の距離をおいて取り付けら
    れた第1、第2発光素子と、該第1、第2発光素子に対
    向して他方の水平アーム部分に取り付けられた第1、第
    2受光素子と、前記センサ取付部材の垂直アーム部分に
    各々、取り付けられた係合部材と、前記一対の取付部材
    に各々、取り付けられたT字形状の遮光板と、前記係合
    部材を回動可能に支持する支軸と、前記係合部材を前記
    支軸のまわりに回動させる第1駆動部と、前記第1方向
    と交差する第2方向に前記係合部材をそれぞれ移動させ
    る第2駆動部とを備え、前記係合部材を前記第1駆動部
    により、前記第1発光素子からの光線が前記遮光板によ
    り遮光されるべく前記支軸のまわりに回動させ、次いで
    前記係合部材を前記第2駆動部により前記第2発光素子
    からの光線が前記遮光板により遮光されるべく前記第2
    方向に移動して、前記一対の取付部材に対し位置決めさ
    せるようにし、該位置決め時には、前記軌条を一対の押
    圧部材により両側から挟圧するようにしたことを特徴と
    する物品の着脱装置。
  11. 【請求項11】 所定の位置に設けられた一対の取付部
    材に、物品に形成された一対の被取付部を係合させて、
    該物品を取付け、前記一対の取付部材と、前記被取付部
    との係合を解くことにより該物品を前記所定の位置から
    離脱させるようにし、軌条に懸吊され、該軌条に沿って
    移動可能である物品の着脱装置において、前記一対の取
    付部材に、T字形状の遮蔽板を固定させ、一対のコ字形
    状で、上下の水平アーム部にそれぞれ第1、第2検出素
    子及び第1、第2被検出素子を固定させた検出部材と、
    該検出部材の垂直アーム部に固定された係合手段とを有
    する検出・係合装置と、該検出・係合装置を所定の支軸
    のまわりに回動させる第1駆動装置と、前記検出・係合
    装置を相近接する方向及び相遠去かる方向に駆動する第
    2駆動装置と、前記取付部材と前記物品の被取付部との
    係合、非係合を行うべく前記検出・係合装置を駆動させ
    る第3駆動装置とを備えた物品移送装置を設け、前記所
    定の位置にある古い物品を取り外す場合には、前記一対
    の検出・係合装置を前記第2駆動装置により相遠去かっ
    ている第1位置に位置させ、前記第1駆動装置により、
    前記検出・係合装置を前記支軸のまわりに回動させて前
    記第1検出素子が前記遮蔽板の外側水平アーム部によ
    り、対向する前記第1被検出素子から遮蔽されると該第
    1駆動装置を停止させ、次いで前記第3駆動装置により
    前記検出・係合装置の前記係合手段を前記物品の被係合
    部に対向する位置へと移動させ、次いで、両前記第2検
    出素子が、前記遮蔽板の突出アーム部により、対向する
    前記第2被検出素子から遮蔽されるように前記第2駆動
    装置を駆動して、前記係合手段を前記所定の位置に対し
    位置決めし、更に該第2駆動装置により該係合手段を同
    時に相接近する方向に駆動して前記物品の被係合部に係
    合させ、次いで前記第3駆動装置の駆動により前記物品
    の前記一対の被取付部と前記一対の取付部材との係合を
    解除し、前記第1駆動装置の駆動により前記検出・係合
    装置を前記支軸のまわりに所定角度回動させるようにし
    て、該物品の離脱を行ない、前記所定位置に新しい物品
    を取り付ける場合には、前記係合手段を該物品の前記被
    係合部に係合させて、前記第1駆動装置により前記検出
    ・係合装置を前記支軸のまわりに回動させて、前記第1
    検出素子が前記遮蔽板の内側水平アーム部により、対向
    する前記第1被検出素子から遮蔽されると該第1駆動装
    置を停止させ、次いで前記第2駆動装置により両前記第
    2検出素子が、前記遮蔽板の突出アーム部により、対向
    する前記第2被検出素子から遮蔽されるように、前記検
    出・係合装置を駆動して、前記新しい物品を前記所定の
    位置に対し位置決めし、次いで前記第3駆動装置により
    前記物品の被取付部を前記一対の取付部材に係合させ、
    次いで前記第2駆動装置により前記係合手段を同時に相
    遠去かる方向に駆動して前記物品の前記被係合部から離
    脱させ、次いで前記第1駆動装置の駆動により前記係合
    手段を前記支軸のまわりに所定角度回動させるようにし
    て、該物品の取付けを終了させるようにし、前記物品の
    取り外し時及び取り付け時には、一対の押圧部材により
    前記軌条を両側から挟圧するようにしたことを特徴とす
    る物品の着脱装置。
  12. 【請求項12】 前記一対の取付部材は前記所定の位置
    に平行に立設させた直立ピンであり、前記一対の被取付
    部は前記物品の両側端部に形成された突出部の貫通丸孔
    であり、前記係合手段は前記直立ピンに垂直に横設され
    た横ピンであり、前記物品の被係合部は前記突出部の側
    壁部に形成した孔である請求項11に記載の物品の着脱
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2検出素子は発光素子及
    び受光素子の一方であり、前記第1、第2被検出素子は
    他方である請求項11又は12に記載の物品の着脱装
    置。
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