JPH0714988Y2 - フイルムマガジン用駆動構造 - Google Patents

フイルムマガジン用駆動構造

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JPH0714988Y2
JPH0714988Y2 JP1987000668U JP66887U JPH0714988Y2 JP H0714988 Y2 JPH0714988 Y2 JP H0714988Y2 JP 1987000668 U JP1987000668 U JP 1987000668U JP 66887 U JP66887 U JP 66887U JP H0714988 Y2 JPH0714988 Y2 JP H0714988Y2
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magazine
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take
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフイルムをマガジン内から取出して撮影装置、
カセツテ等へ供給するために用いられるフイルムマガジ
ン用駆動構造に関する。
[従来の技術] X線フイルムを撮影装置又は撮影のためのフイルム収容
用カセツテへ供給する場合には、複数枚のX線フイルム
をマガジン内へ収容し、このマガジンを供給装置に装填
してマガジン内からフイルムを順次取出すようになって
いる。
供給装置には異なる種類のフイルムに対応して多数のマ
ガジンが装填できるようになっており、これらはフイル
ム取出機構に対応されたマガジン内からフイルムが順次
取出されるようになっている。この場合多数のマガジン
の中から、所望の種類のフイルムが収容されたマガジン
が選択されてフイルム取出機構と対応することになる
が、フイルム取出機構を多数のマガジンにも拘らず一組
のみ設ける場合には、所望のマガジンをこのフイルム取
出機構まで移動させなくてはならない。
このマガジンの駆動構造は多数のマガジンに対応してそ
れぞれ設ける必要があるので、簡単な構造でない場合に
は、部品点数が多く、コストアツプの原因となる。
そこで本考案は、簡単な構造でマガジンを退避位置から
フイルム取出位置まで駆動することができるフイルムマ
ガジン用駆動構造を得ることが目的である。
[考案の概要及び作用] 本考案のフイルムマガジン用駆動構造は、 フイルムを収容したマガジンを退避位置からフイルム取
出位置まで駆動するフイルムマガジン用駆動構造であっ
て、 各々マガジンが、この駆動方向に沿って若干量移動可能
に搭載される複数の移動台と、 これらの移動台へ搭載されたマガジンからフイルムを取
出すフイルム取出機構と、 所望の移動台をフイルム取出機構へ対応させる第1駆動
手段と、 この対応された移動台と前記フイルム取出機構との間に
設けられ少なくとも一方が開放されたフツク状とされ他
方がこのフツクへ入り込むことにより移動台を退避位置
からフイルム取出位置まで移動させる第2駆動手段と、 前記移動台を退避位置において位置決めする退避位置決
め部と、 前記移動台のフイルム取出位置側端部を前記フイルム取
出位置で位置決めする位置決め手段と、 前記フイルム取出位置で前記移動台に搭載された前記マ
ガジンのフイルム取出位置側端部を退避位置方向へ押圧
して前記マガジンの退避位置側端部を前記移動台の退避
位置側端部に当接させる押圧手段と、 を有することを特徴とする。
上記構成によれば、以下の作用効果が奏せられる。
複数の移動台のうちの所望の移動台が第1駆動手段によ
りフイルム取出機構へ対応されると、第2駆動手段は移
動台を退避位置からフイルム取出位置まで移動させてフ
イルム取出しに備える。
これにより、簡単な構造でマガジンを退避位置からフイ
ルム取出位置まで移動することができる。
また、退避位置決め部によって移動台が退避位置で位置
決めされているので、第1駆動手段により所望の移動台
をフイルム取出機構へ対応させる過程等で移動台が退避
位置から不用意に移動することがなく、第2駆動手段で
移動台を退避位置からフイルム取出位置まで移動させる
ために移動台と前記フイルム取出機構との間に設けられ
た一方のフツクへ他方を入り込ませることが的確に行わ
れる。
移動台がフイルム取出位置まで移動すると、位置決め手
段が移動台をフイルム取出位置に位置決めする。
そして、マガジンのフイルム取出位置側端部が押圧手段
で退避位置方向へ押圧され、マガジンの退避位置側端部
が移動台の退避位置側端部に当接する。
これにより、マガジンは移動台に対して相対位置が特定
され、マガジンを移動台へ収容する場合にマガジンを移
動台で若干量移動自在としてマガジンを移動台へ収容し
易くできるとともに、フイルムを取り出す場合、例え
ば、フイルムを吸着盤で吸着して取り出すような場合
に、吸着盤がフイルムの適正な位置に当接でき、フイル
ムの取出が確実となる。
[考案の実施例] 第1,2図には本考案が適用されたX線フイルム供給装置1
0が示されている。このX線フイルム供給装置10では多
数のマガジン本体12がそれぞれ搭載収容される移動台14
(第4図参照)がフレーム11内へ配置されており、これ
らの移動台14は上下方向に一定間隔で昇降台16へ支持さ
れている。フレーム11は前方(第1図右方向)の開閉蓋
11Aを開放してフイルムの出入用とし、閉止すれば内部
が遮光されるようになっている。
マガジン本体12は中空箱状で頂部の後半分は開閉蓋68が
設けられ、第3図に示される如くこの開閉蓋68のスライ
ドによって内部が開放できるようになっている。
昇降台16は一対の側壁18,22を有しており、これらの間
に掛渡される支軸24によって垂直で互いに平行に固定さ
れている。
この昇降台16は側壁18から突出されるブラケツト26へガ
イドロツド28が貫通しており、このガイドロツド28は軸
心が垂直とされて、上下両端部がフレーム11へ軸支され
ている。
また側壁22へ軸支されるローラ30はフレーム11へ垂直に
固定されるガイドレール32へ当接されている。昇降台16
の上下動時の案内用となっている。
さらに側壁22には、上下方向に張設されるエンドレスチ
エン25の一部が係止され、このエンドレスチエン25は一
対のスプロケツトホイル27へ巻掛けられている(第2図
には下方のスプロケツトホイルが図示省略)。スプロケ
ツトホイル27はモータ29によって駆動力を受け、昇降台
16を上下移動するようになっている。
昇降台16へ設けられる各移動台14は、第2,4図に示され
る如く幅方向(左右方向)の端部が垂直に立設された立
壁14Aとされており、この立壁14Aの上端部が直角に屈曲
されて水平に延長される水平壁14Bとなっている。これ
らの水平壁14Bは側壁18,22へ軸支されるガイドローラ3
4,36上へ搭載されて移動台14をこのガイドローラ34,36
を介して昇降台16へ支持させるようになっている。
水平壁14Bには第5図に詳細に示される如く長手方向の
一部が欠如する一対の切欠38が形成され、これらの切欠
38以外の部分がガイドローラ34,36に対応すると、移動
台14は水平壁14Bがガイドローラ34,36上をガイドローラ
34,36を回転させながら移動することができる。しかし
これらの切欠38がガイドローラ34,36に対応する状態に
なると、ガイドローラ34,36の一部が切欠38内へ入り込
むことにより、移動台14が若干量だけ降下して移動台14
の水平移動に対して抵抗力を与え、移動台14を位置決め
できる。この位置決めされた位置は退避位置とされてい
る。
移動台14の底面にはその前方端部(第1図の右方向端
部)及び後方端部に底プレート40,42が固着されてい
る。これらの底プレート40,42に形成される立設部40A,4
2Aは移動台14内へ挿入されるマガジン本体12の前方端部
及び後方端部に対応しており、移動台14内へ収容される
マガジン本体12の水平前後方向(第1図左右方向)移動
を制限するようになっている。またマガジン本体12の幅
方向移動は一対の立壁14Aで制限される。
ここに立設部40A,42Aの間隔は、マガジン本体12の長手
方向間隔よりも若干量だけ大きく形成されており、これ
によってマガジン本体12を移動台14内へ収容し易くする
と共に、移動台14内で若干量だけ移動可能としている。
移動台14の後方端部には底プレート42へ固着される屈曲
プレート45,47によってフツク48が形成されている。す
なわち屈曲プレート45,47の先端部は互いに平行に下方
向に向けて突出されており、移動台14を駆動する力を受
けるようなっている。これらの屈曲プレート45,47の幅
方向中央部には切欠48Aが形成されている。
フレーム11内には第1図に示される如く、フイルム取出
機構49の一部として一対のプーリ50,52が軸支されてお
り、これらの間に無端タイミングベルト54が掛渡されて
いる。プーリ50はモータ56へと連結されており、モータ
56の回転力を受けて往復運動できるようになっている。
無端タイミングベルト54の一部には略水平方向に配置さ
れる駆動棒材58の中央部が取り付けられており、プーリ
50の回転により無端タイミングベルト54と共に移動でき
るようになっている。
この駆動棒材58は第1図に実線で示される状態からプー
リ50,52の反時計方向回転によって第3図に示される状
態まで移動することができ、この移動ストロークの端部
はリミツトスイツチ62,64で検出されるようになってい
る。
従ってこのプーリ50,52は反時計方向の回転によって駆
動棒材58がフイルム取出機構に対応した移動台14のフツ
ク48内へ入り込み、フツク48を移動台14と共に第1図に
実線で示される退避位置から第3図に示されるフイルム
取出位置まで駆動できるようになっている。
プーリ52の上方にはマガジン本体12の幅方向中央部に対
応してマグネツト66がフレーム11へ取り付けられてい
る。このマグネツト66はマガジン本体12の開閉蓋68から
突出される磁性ブロツク70(第4図)と対応しており、
マガジン本体12が第1図に示される退避位置から第3図
に示されるフイルム取出位置まで移動される途中で磁性
ブロツク70がマグネツト66と当接吸着し、開閉蓋68をマ
ガジン本体12と相対移動させて開放させるようになって
いる。
しかしマガジン本体12が第3図に示されるフイルム取出
位置から第1図に示される退避位置まで移動する場合に
は、マグネツト66がその磁力で磁性ブロツク70を吸着し
ており、開閉蓋68をマガジン本体12と逆方向に相対移動
させて閉止させるようになっている。
プーリ50の上方にはブラケツト71で移動台吸着マグネツ
ト72がフレーム11へ取りつけられている。この移動台吸
着マグネツト72はマガジン本体12が退避位置から第3図
に示されるフイルム取出位置まで移動されると、移動台
14底プレート立設部42Aを磁力により吸着保持するよう
になっている。
またこの移動台吸着マグネツト72の上方には押圧ロツド
74が水平方向にブラケツト76で軸支されて軸方向に移動
可能となっている。押圧ロツド74とブラケツト76との間
に介在される圧縮コイルばね80は押圧ロツド74をマガジ
ン本体12方向へ向けて突出させるようになっている。
このため第3図に示される如くこの押圧ロツド74は移動
台14が移動台吸着マグネツト72へ磁力で吸着された場合
に、移動台14内のマガジン本体12を圧縮コイルばね80の
付勢力で前方(右方向)へ移動させて底プレート40の立
設部40Aへと当接させるようになっている。このように
マガジン本体12が移動台14内において前後方向に若干量
移動可能であっても、フイルム取出位置では押圧ロツド
74がマガジン本体12の配置を特定して位置決めできるよ
うになっている。
この圧縮コイルばね80の付勢力は移動台吸着マグネツト
72による移動台14の吸着力よりも僅かに小さくなってい
る。このため、第3図の状態で移動台吸着マグネツト72
は押圧ロツド74の付勢力に拘らず移動台14を確実に吸着
保持しているが、第3図に示される状態からプーリ50,5
2が時計方向に回転されると、圧縮コイルばね80の付勢
力に助けられ駆動棒材58は軽い操作力で移動台14を退避
位置へと移動させることができる。
フイルム取出位置におけるマガジン本体12の上方にはフ
イルム取出アーム84が配置されている。このフイルム取
出アーム84は下端部に吸着盤86(第6図に示される吸着
盤86A,86B,86C,86Dによって構成される)を備え、上端
部はピン88によって回動アーム90へ軸支されている。こ
の回動アーム90はその下端部がピン92によりフレーム11
へ軸支されている。
このフイルム取出アーム84はピン88,92回りに回転し、
吸着盤86がマガジン本体12内のX線フイルム13を吸着し
て取出せるようになっている。
第6図に示される如く吸着盤86A,86B及び86Cは負圧配管
94が連通され、これらの負圧配管94は一本に集合されて
第7図に示される如く負圧ポンプ102及び負圧配管98,10
0,101を介して電磁開閉弁96へ連通されている。また吸
着盤86Dは負圧配管103,電磁開閉弁104及び負圧配管106
を介して負圧配管98と100の連結部へと連通されてい
る。
負圧ポンプ102は作動時に負圧配管94を介して吸着盤86A
〜86Cを、及び負圧配管98,106,103を介して吸着盤86Dを
それぞれ負圧にするが、電磁開閉弁104は開閉によって
負圧ポンプ102の負圧を吸着盤86Dへ連通遮断できるよう
になっている。また電磁開閉弁96は通常時に閉止されて
いるが、大気開放により負圧配管101の負圧を解除し、
各吸着盤86の負圧を解消できるようになっている。
このため負圧ポンプ102が作動している場合に、電磁開
閉弁96,104が共に閉止されると、吸着盤86A,86B及び吸
着盤86Cが共に負圧力を生じ、幅の狭いX線フイルム13
の吸着に対応し、さらに電磁開閉弁104が開放される
と、吸着盤86Dも負圧力を生じ、幅の広いX線フイルム1
3を吸着できるようになっている。
負圧配管100と101との間からは負圧配管107によって吸
盤108が連通されており、この吸盤108は負圧配管100か
らの負圧が連通されると可撓壁109を吸着変形させ、こ
の変形がリミツトスイツチ110で検出できるようになっ
ている。従ってこのリミツトスイツチ110は吸着盤86A〜
86Dへの負圧作用状態を検知できる。
この実施例では吸着盤86Dへ負圧を伝える負圧配管103が
電磁開閉弁104,負圧配管106を介して、負圧配管98,100
の連結部へ連通されているので、吸盤108、リミツトス
イツチ110を全吸着盤用に兼用することができる。すな
わち、吸着盤86Dからの負圧配管を吸着盤86A〜86Cとは
別系統で負圧ポンプ102へ伝えるように構成すると、第
7図に想像線で示される如く、吸盤108,リミツトスイツ
チ110が共用できないので、これらを別系統用にそれぞ
れ準備しなくてはならない。
フイルム取出アーム84、回動アーム90は図示しないモー
タの回転力により駆動され、各吸着盤86がX線フイルム
13の端部付近を吸着した状態で上昇し、第3図に示され
る如く一対の搬送ローラ112へとX線フイルム13の先端
部を挟持させることができるようになっている。搬送ロ
ーラ112は図示しないモータの駆動力を受け、供給され
たX線フイルム13をガイドローラ114,116,118のローラ
対へと順次供給できるようになっている。
一対のガイドローラ116は第8,9図に示される如く一方の
ローラ116Aがピン122により揺動アーム120の一端へ軸支
されている。揺動アーム120の中間部はピン129でフレー
ム11へ軸支され、引張コイルばね126の付勢力でローラ1
16Aが他方のローラ116Bへ押圧されるようになってい
る。
また揺動アーム120は他端部にピン122とピン129との間
の間隔の数倍離れた位置にリミツトスイツチ130が対応
している。このためローラ116A、116B間を上昇されるX
線フイルム13がこの2枚分以上の厚さを有する場合、す
なわちマガジン本体12内のX線フイルム13が複数枚密着
したままの状態で取り出されると、肉厚変化をてこ比に
より拡大された状態で検出するリミツトスイツチ130が
この異常取り出し状態を検出して図示しない警報装置を
作動させることができるようになっている。
なお、ローラ116A,116Bは他のガイドローラと異り第9
図に示される如く移動台14の幅方向端部のみに対応して
いる。
このようにローラ116A,116Bは移動台14の幅方向端部の
みを挟持する構成であるので、フイルムの幅が異る場合
であっても、フイルム厚の変化の検出が正確にできる。
なおX線フイルム供給装置10の上部にはカセツテオープ
ナローダ136が設けられ、マガジン本体12から取り出さ
れたX線フイルム13を図示しないカセツテへ装填すると
共にカセツテ内の撮影済のフイルムを取り出せるように
なっている。また必要に応じてこのカセツテオープナロ
ーダ136に隣接し、X線フイルム13の現像装置が接続さ
れる。
次に本実施例の作用を説明する。
大きさが異なるX線フイルム13はそれぞれ複数のマガジ
ン本体12内へ同一寸法のものが重ねて収容される。これ
らのマガジン本体12はそれぞれ移動台14内へ搭載されて
フレーム11の開閉蓋11Aが閉止される。各移動台14は第
1図に示される如く、退避位置にあり、第5図(A)の
如く切欠38がガイドローラ34,36に対応しているので、
移動台14が不用意に前後方向へ移動することはない。
所定の大きさのX線フイルム13を用いて画像を露光する
必要が生じた場合に、図示しない制御装置はその大きさ
のX線フイルム13が収容されたマガジン本体12(一例と
して第1図に示される上から4番目のマガジン本体12)
が収容された移動台14をフイルム取出機構49へ対応させ
るために昇降台16を上下移動させる。
この場合、第1図に示される如く横方向から見てプーリ
52はフツク48と干渉しているが、フツク48には第4図に
示される如く切欠48Aがあるので、プーリ52はこの切欠4
8A内を通ることになり、昇降台16Aの上下動が妨げられ
ることはない。
このため、フツク48は駆動棒材58の移動軌跡内に入り込
み、モータ56の駆動によりプーリ50,52が反時計方向に
回転すると、駆動棒材58はプーリ52に沿って円弧状に移
動上昇し、その上昇端でフツク48内へ入り込み、プーリ
50と52の間で直線的に移動してマガジン本体12を第1図
の退避位置から第3図のフイルム取出位置まで移動す
る。
この場合、退避位置からフイルム取出位置へと移動する
移動台14は若干量上昇して、水平壁14Bがガイドローラ3
4,36上へと乗り上げ、水平方向へ容易に移動される。
退避位置からフイルム取出位置へ移動される移動台14内
へ収容されて移動するマガジン本体12はその開閉蓋68の
磁性ブロツク70がマグネツト66に当接して停止し、フイ
ルム取出位置へ移動するマガジン本体12と相対移動し、
これによって開閉蓋68がマガジン本体12の上方を開放す
る。
またフイルム取出位置に移動した移動台14は移動台吸着
マグネツト72によって吸着され、且つマガジン本体12の
前方端部は圧縮コイルばね80の付勢力によって押圧ロツ
ド74で押圧力を受け、底プレート立設部40Aへと当接さ
れる。
従ってマガジン本体12は移動台14に対して相対位置が特
定され、フイルム取出アーム84,回動アーム90の回転に
より吸着盤86A〜86Dが降下した場合にも、X線フイルム
13の端部付近がこれらの吸着盤によって確実に吸着され
る。
この場合、X線フイルム13の幅寸法が狭いと電磁開閉弁
96及び104を共に閉止し、吸着盤86A,86B及び86Cのみに
よってX線フイルム13を吸着し、幅寸法が大きいと電磁
開閉弁104を開放すれば吸着盤86A〜86Cに加え、吸着盤8
6Dも負圧力を生ずるため、幅寸法の大小に拘らず各フイ
ルムの幅方向全域に渡って吸着力を作用させ得る。
吸着後はフイルム取出アーム84,回動アーム90の回動に
より、X線フイルム13の先端部はガイドローラ114間へ
と挟持搬送される。
このガイドローラ114は図示しないモータの駆動力によ
り、X線フイルム13を上方へ送り出し、ガイドローラ11
6,118間へと挟持させる。ここで、マガジン本体12から
取り出されたX線フイルム13が不用意に複数枚密着した
まま搬送されると、ローラ116Aがフイルム肉厚の増大に
よってローラ116Bからフイルム複数枚の肉厚だけ離され
るので、この間隔増大を揺動アーム120のてこ比により
拡大した状態がリミツトスイツチ130で検出される。
これによって図示しない警報装置を作動させたり、この
2枚送りフイルムをエラーフイルムとして取出すことが
できる。このため作業員はあらたに再びマガジン本体12
内から1枚のX線フイルム13を取り出す操作を行うこと
ができる。
上昇されたX線フイルム13はガイドローラ116間を通っ
てカセツテオープナローダ136へと送り出され、図示し
ないカセツテ内へ装填されて必要な画像が露光される。
次に異るサイズのX線フイルム13が選択される場合に
は、モータ56が逆転し、駆動棒材58はマガジン本体12を
移動台14と共に退避位置まで復帰させる。この場合移動
台14は圧縮コイルばね80の駆動力を受ける押圧ロツド74
によって退避位置方向へ押圧されているので、小さな駆
動力で確実に移動台14を退避位置へと移動させることが
できる。
このフイルム取出位置から退避位置への移動時に、磁性
ブロツク70はマグネツト66へ吸着されたままの状態にあ
るので、開閉蓋68は相対的にマガジン本体12と移動して
マガジン本体12の上部を遮閉する。
マガジン本体12が完全に退避位置まで移動すると、再び
切欠38がガイドローラ34に対応して移動台14が若干量降
下して位置決めされるので、移動台14が不用意に水平移
動することはない。
ここで昇降台16が再び所定高さだけ上下動し、次に要求
されるX線フイルム13が収容されたマガジン本体12が駆
動棒材58の取出位置へと対応する。その後は前記と同様
の作動が繰返されてフイルムが取出される。
なお上記実施例ではフツク48を移動台14へ取りつけ、駆
動棒材58をモータ56で駆動したが、逆に駆動棒材58を移
動台14へ取りつけ、フツク48をモータ56で駆動してもよ
い。また、フツク48と駆動棒材58の組合せに限らず、少
なくとも一方がフツク48のように開放されたフツク状と
されるものであればよい。また上記実施例で示された吸
盤108,リミツトスイツチ110に代えて、負圧状態を検知
できる異る構造の検知手段を用いてもよい。
上記実施例では移動台14の水平壁14Bに切欠38を形成し
てガイドローラ34,36の収容用としたが、切欠に限らず
ガイドローラを収容できる凹部であればよい。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案は、簡単な構造でマガジンを退
避位置からフイルム取出位置まで移動することができる
とともに、マガジンは移動台に対して相対位置が特定さ
れ、マガジンを移動台へ収容する場合にマガジンを移動
台で若干量移動自在としてマガジンを移動台へ収容し易
くできるとともに、フイルムを取り出す場合、例えば、
フイルムを吸着盤で吸着して取り出すような場合に、吸
着盤がフイルムの適正な位置に当接でき、フイルムの取
出が確実となる優れた効果を有する。
また、退避位置決め部によれば、移動台が退避位置で位
置決めされるので、第1駆動手段により所望の移動台を
フイルム取出機構へ対応させる過程等で移動台が退避位
置から不用意に移動することがなく、第2駆動手段で移
動台を退避位置からフイルム取出位置まで移動させるた
めに移動台と前記フイルム取出機構との間に設けられた
一方のフツクへ他方を入り込ませることが的確に行われ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたX線フイルム供給装置を示
す断面正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は第1
図の作動図、第4図は移動台及びその関連部品を示す斜
視図、第5図(A)、(B)は移動台に対応する支持ロ
ーラとの関係を示す断面側面図、第6図はX線フイルム
と吸着盤との関係を示す断面側面図、第7図は吸着盤へ
の配管を示す平面図、第8図は第1図の一部拡大図、第
9図は第8図の右側面図である。 12……マガジン本体、13……X線フイルム、14……移動
台、28……ガイドローラ、29……モータ、48……フツ
ク、50,52……プーリ、54……無端タイミングベルト、5
8……駆動棒材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムを収容したマガジンを退避位置か
    らフイルム取出位置まで駆動するフイルムマガジン用駆
    動構造であって、 各々マガジンが、この駆動方向に沿って若干量移動可能
    に搭載される複数の移動台と、 これらの移動台へ搭載されたマガジンからフイルムを取
    出すフイルム取出機構と、 所望の移動台をフイルム取出機構へ対応させる第1駆動
    手段と、 この対応された移動台と前記フイルム取出機構との間に
    設けられ少なくとも一方が開放されたフツク状とされ他
    方がこのフツクへ入り込むことにより移動台を退避位置
    からフイルム取出位置まで移動させる第2駆動手段と、 前記移動台を退避位置において位置決めする退避位置決
    め部と、 前記移動台のフイルム取出位置側端部を前記フイルム取
    出位置で位置決めする位置決め手段と、 前記フイルム取出位置で前記移動台に搭載された前記マ
    ガジンのフイルム取出位置側端部を退避位置方向へ押圧
    して前記マガジンの退避位置側端部を前記移動台の退避
    位置側端部に当接させる押圧手段と、 を有することを特徴とするフイルムマガジン用駆動構
    造。
JP1987000668U 1987-01-07 1987-01-07 フイルムマガジン用駆動構造 Expired - Lifetime JPH0714988Y2 (ja)

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CA000555792A CA1311508C (en) 1987-01-07 1988-01-04 Automatic machine for unloading film sheet from magazine
US07/141,395 US4878799A (en) 1987-01-07 1988-01-07 Automatic machine for unloading film sheet from magazine
DE3800249A DE3800249C2 (de) 1987-01-07 1988-01-07 Automat für die Entnahme von Filmblättern aus Magazinen

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JPS5118158A (en) * 1974-08-05 1976-02-13 Hitachi Ltd Sentakukino seigyokairo

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