JPH08174343A - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JPH08174343A
JPH08174343A JP32442894A JP32442894A JPH08174343A JP H08174343 A JPH08174343 A JP H08174343A JP 32442894 A JP32442894 A JP 32442894A JP 32442894 A JP32442894 A JP 32442894A JP H08174343 A JPH08174343 A JP H08174343A
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JP
Japan
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box
magazine
positioning
real
shutter
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Withdrawn
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JP32442894A
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Inventor
Takeshi Baba
剛 馬場
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プッシャーの数を削減して、ローコスト化を図
ることができる物品供給装置を提供する。 【構成】物品を収納した収納箱を所定の位置に供給する
ために昇降動作を行なう第1の昇降台102aと、空収
納箱を排出するための昇降動作を行なう第2の昇降台1
02bと、第1及び第2の昇降台102a,102bをシー
ソー運動させるための駆動機構と、第1の昇降台102
aにより上昇された最上部の収納箱を分離するためのシ
ャッター115と、分離された収納箱を所定の位置に位
置決めするための位置決め機構とを有した物品供給装置
において、位置決め機構は、収納箱に当接して収納箱を
位置決めする基準部材114と、収納箱を基準部材11
4に押し付けるためのプッシャー117とを備え、基準
部材114は、収納箱との摩擦を軽減するローラ114
dを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動組立装置あるいは
自動加工装置等において組立部材あるいは被加工部材等
の物品が収納された収納箱を所定の位置に供給する物品
供給装置に関し、特に、物品の入った収納箱を供給する
部分と、空の収納箱を排出する部分とを有する物品供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動組立装置あるいは自動加工装置にお
いては、組立部材あるいは被加工部材等の物品(以下、
「ワーク」という)が収納された箱等の収納箱(以下、
「マガジン」という)を自動的に所定のワーク供給位置
へ搬送し、前記自動組立装置あるいは自動加工装置のワ
ーク供給ロボット等によってマガジン内のすべてのワー
クが取り出されたのち、空になったマガジンを新たなマ
ガジンと交換するマガジン供給装置が提案されている。
例えば、特願平4−294246等。
【0003】該マガジン供給装置(以下ストッカーとい
う)は、エンドレスチェーンによって互いに逆方向に等
距離を昇降される実箱(ワークの入った収納箱)昇降台
と空箱(空の収納箱)昇降台を有し、前記エンドレスチ
ェーンは、モータや駆動用スプロケットからなる駆動装
置によって、時計回り、または反時計回りに移動する。
【0004】実箱昇降台はエンドレスチェーンが時計回
りに移動することで下降し、反時計回りに移動すること
で上昇する。また、空箱昇降台はこの逆である。このス
トッカーによるマガジン供給は、以下のようなサイクル
で行われる。
【0005】まず、所定数のワークを収容したマガジン
を実箱昇降台上に段積みする。次に、実箱昇降台を上昇
させて最上端のマガジンの左右側方フランジを本体の上
端にあって開いた状態で待機するシャッタの上方へ位置
させ、マガジンの上端を実箱上端センサで検知し、該シ
ャッタが閉じたのちに下降させることで、最上位のマガ
ジンを残りのマガジンから分離する。マガジンの分離が
完了し、マガジンを基準面に対してプッシャーで押し付
けることでマガジンの位置決めが完了すると、ロボット
等のワークを供給する装置が作動する。決められた個数
のワークの供給が終了するとロボットからマガジンの交
換要求が出され、マガジン供給装置が新しいマガジンの
交換動作を行なう。実マガジンを交換する動作は、旧マ
ガジンを圧力により空マガジン側に移動させ、エンドレ
スチェーンを時計まわりに回転させて、昇降台を上昇さ
せ、最上端の空マガジンの上昇位置に到達したところ
で、シャッタを開き実箱昇降台を下降させ、空箱昇降台
を上昇させるというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来例においては、マガジンを位置決めする際に
は、2つのプッシャーによりマガジンの2つの切り欠き
部を押して、マガジンを基準面に押し付けるようにして
いた。
【0007】2つのプッシャーで位置決めする理由は、
図16で示すように片方のプッシャーだけでは位置決め
基準114a,114b,114cに突き当たらないか
らである。
【0008】また、図17に示すようにマガジンの対角
線に沿う方向に押す方法も考えられるが、マガジンはシ
ャッタの上に乗っているため、マガジンを基準面に押し
つけるため移動時には、当然摩擦が発生する。また、位
置決め基準114a,114b,114cとの間にも摩
擦が発生し、位置決め基準114a,114b,114
cに突き当らないことがある。従って、2つのプッシャ
ーはマガジンを正確に位置決めするために必須のもので
あった。
【0009】しかしながら、このように2つのプッシャ
ーを設けるということは、部品点数の増加につながり、
それに伴って装置のコストも高くなるという問題点があ
った。
【0010】したがって、本発明は上述した課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、プッ
シャーの数を削減して、ローコスト化を図ることができ
る物品供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる物品供給装置
は、物品を収納した収納箱を所定の位置に供給するため
に昇降動作を行なう第1の昇降手段と、空の収納箱を排
出側へ移動させる手段と、空収納箱を排出するための昇
降動作を行なう第2の昇降手段と、前記第1及び第2の
昇降手段をシーソー運動させるための駆動手段と、前記
第1の昇降手段により上昇された最上部の収納箱を分離
するための分離手段と、分離された収納箱を前記所定の
位置に位置決めするための位置決め手段とを有した物品
供給装置において、前記位置決め手段は、収納箱に当接
して収納箱を位置決めする基準部材と、収納箱を前記基
準部材に押し付けるためのプッシャーとを備え、前記基
準部材は、収納箱との摩擦を軽減する摩擦軽減手段を有
していることを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる物品供給装置にお
いて、前記摩擦軽減手段は、収納箱と当接する少なくと
も1つのローラからなることを特徴としている。
【0013】
【作用】以上のようにこの発明に係わる物品供給装置は
構成されているので、基準部材にマガジンとの摩擦を減
少させる摩擦減少手段を設けることにより、プッシャー
を1つにすることができ、そのためシリンダ、電磁弁な
どの配管部品、配線部品と、それらを取りつけるための
作業が大幅に減少し、物品供給装置のコストを減少させ
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明を適用した実施例の自動組
み立てシステムの全体図である。このシステムは、先端
に部品を把持できるフィンガ301を有するロボット組
立装置300と、このロボット装置300を固定するた
めの架台500と、「ストッカー」と称する部品供給装
置100,200とからなる。
【0016】架台500は、組立用ロボット装置300
と、部品を供給するストッカー100,200とを固定
している。ストッカー(100,200)の上空には部
品の位置を検出するCCDカメラ700,701が配置
されている。
【0017】ストッカー(100,200)には、スト
ッカー用I/Oの駆動部であるスレーブ制御部(41
3,414)が夫々固定されている。また、架台500
には、システム全体を制御するマスタ制御部400とロ
ボット用スレーブ制御部415と画像処理装置417が
収納されている。
【0018】マスタ制御部400とスレーブ制御部(4
13,414,415,417)は、図2のようにコネ
クタ付ケーブルで接続されている。そして、画像処理装
置416(417)は夫々カメラ700(701)に専
用のケーブルを介して接続され、ロボット用スレーブ制
御部415はロボット組立装置300に専用ケーブルで
接続され、ストッカー用スレーブ制御部414は専用ケ
ーブルによりストッカー200に接続され、フィンガ3
01のためのNC装置にはサーボ回路420から専用ケ
ーブルを介して接続されている。
【0019】<ストッカー装置の構成>図3,図4にス
トッカー装置100(200)の斜視図を示す。図5は
このストッカーにおいて使用されるマガジンの構造を示
す。
【0020】本システムでは、ロボット組立装置300
は、ストッカー100,200の夫々が供給する2つの
マガジンから各々部品を取り出して、ワークユニットと
して組み上げていく。従って、機能的には、ストッカー
100も200も同じ機能を有し、構造的にも実質的に
同一である。従って、以下のストッカーに関する構造上
の説明及び単体動作についての説明では、ストッカー1
00についてのみ行なう。
【0021】ストッカー100は、図3に示すように、
所定数のワークWを収容したマガジン(図5)である箱
30〜33を昇降台102aに乗せ、それらを1個ずつ
その上端に搬送するものである。各箱30〜33には後
述するシャッタ115に係止する両側端である左側フラ
ンジ30aおよび右側フランジ30bが設けられ、他の
箱31〜33についても同様であるので説明は省略す
る。
【0022】ストッカー100の本体100は箱形のフ
レームである。その前端には、ワークWを収容した箱
(以下、「実箱」という)の搬入および空になった箱
(以下、「空箱」という)の搬出を行うための開口10
0bが設けられ、本体100の各側面には垂直方向にの
びる実箱昇降台ガイドシャフト101A,101Bおよ
び空箱昇降台ガイドシャフト101C,101Dが配置
され、また、上端には長方形の上枠160gが配置され
ている。前記実箱昇降台ガイドシャフト101A,10
1Bは、実箱昇降台102aを支持する実箱昇降台ガイ
ド103A,103Bを垂直方向に案内する。同様に、
前記空箱昇降台ガイドシャフト101C,101Dは第
2の昇降台である空箱昇降台102bを支持する空箱昇
降台ガイド103C,103Dを垂直方向に案内する。
また、実箱昇降台102a、空箱昇降台102bは、そ
れぞれ実箱、空箱が載置されているか否かを検出するた
めの実箱有無センサ104a、空箱有無センサ104b
を有する。
【0023】前記実箱昇降台102aおよび空箱昇降台
102bは、前記実箱昇降台シャフト101A,101
Bおよび空箱昇降台シャフト101C,101Dに沿っ
て時計方向または反時計方向に移動するエンドレスチェ
ーン105によって、互いに逆方向に昇降する。エンド
レスチェーン105を時計方向または反時計方向に移動
させる駆動用スプロケット106は、減速機106aを
介して駆動手段であるモータ106b(不図示)によっ
て駆動される。本体100の上端および下端にはエンド
レスチェーン105を移動自在に支持するアイドラー用
スプロケット107aと、チェーン105のテンション
を調整するためのテンション調整用スプロケット107
bとが配置されている。
【0024】本体100の下端近傍には、開口100b
を通って搬入/排出される実箱および空箱を案内するた
めの一対のガイドレール109a,109bが配置され
る。
【0025】図6は、実昇降台102a上に複数の実箱
を所定の位置に載置し易くするための機構を示す。図6
に示すように、本体100の下部の周囲には、側板11
0a〜110hが設けられている。側板110a〜11
0dはガイドレール109a,109bに沿って実箱を
案内する。側板110b,110cは、開口100bか
ら前記ガイドレール109a,109bに沿って搬入さ
れた実箱(図示せず)をこれに突き当てることで実箱昇
降台102a上に停止させる。
【0026】尚、本実施例のストッカー100には、上
述したように、作業者に複数のマガジンを投入させ、又
は空のマガジンを排出させることを許す投入モードと、
投入された複数のマガジンのうちの最上位のマガジンを
シャッタ115上において分離するための分離モードと
が設定されている。
【0027】本体100の上枠160gは、その前端に
固定された一対の位置決め基準114a,114b,1
14cと、1組のシャッタ115a,115bと、1組
のシリンダ116a,116b,116c,116d
と、マガジン位置決め装置とを支持する。なお、位置決
め基準114cには、マガジンの摩擦を軽減するための
ローラー114dが設けられている。シャッタ115
a,115bは、実箱昇降台102aが上昇したとき、
これに載置された実箱のうちで最上端の実箱を後述する
方法で残りの実箱から分離する。シリンダ116a,1
16b,116c,116dはシャッタ115a,11
5bを駆動する。マガジン位置決め装置は、シャッタ1
15a,115bによって分離された実箱の位置決めを
行う位置決め装置117からなる。シャッタ115は近
接および離間する方向へ移動自在なシャッタ板115
a,115bからなり、該シャッタ板115a,115
bを前記シリンダ116a,116bによって前記方向
へ移動させることで、シャッタ115の開閉が行われ
る。
【0028】図7,図8は、ストッカーと架台50との
接続固定手法を示す。本体100の後端に設けられた固
定ボルト150は、自動組立装置あいるは自動加工装置
の架台500に対するストッカー100の位置決めを行
うものである。
【0029】図7において、ロボット300を搭載した
架台500は、架台の底部より梁を両側に出し、その梁
上にストッカー100とストッカー200を配置してい
る。レベル出し部材501A,501B,501C,5
01Dはストッカー100の本体枠体に4ケ所で結合し
ている。また、図8において、レベル出し部材は架台5
00の側面に対し、ボルト501A−1の押込みやボル
ト501A−2の引込みにより、架台側面とストッカー
本体枠台の隙間を調整できる。
【0030】また、ストッカーの下部のボルトと架台の
底部の梁とが結合できる。
【0031】図4は、ストッカー装置に設けられた空マ
ガジンを空昇降台102b方向に押すプッシャー装置1
44と、マガジンの蓋を外す蓋外し装置146を示す。
これらの装置はストッカー100の上枠160gの上方
に設けられている。
【0032】プッシャー装置144は、エアシリンダ1
44aと、このエアシリンダ144aに連結されたロッ
ド144bとからなる。エアシリンダ144aにエアが
供給されると、ロッド144bは前方に駆動され、逆方
向からエアが供給されると、ロッド144bは戻る。
【0033】蓋外し装置146は、支持部材149に支
持された吸引用の真空パッド148と、部材149を回
動自在に支持するシャフト149aと、エアシリンダ1
47と、このエアシリンダ147のアクチュエータに接
続されたロッド149bとを有し、エアシリンダ147
がオンするとロッド149bを介してパッド148a,
148b,148cを回動させることになる。
【0034】位置決め装置117は、マガジンの対角線
に向って移動するピストン棒117aとこのピストン棒
117aを駆動する位置決め駆動手段であるところのシ
リンダ117bとからなる。117aの先端形状は、平
形状になっており、マガジン位置決め動作としては、実
箱昇降台102aを上昇させマガジンとシャッタ115
a,115bの間に隙間を与えておき、117aが駆動
することにより実箱を114cへ、ローラー114dが
回転することで、114a,114bに押しつけられ
る。こうして、マガジンのシャッタ115上での仮位置
決めが行なわれる。更に、シリンダを引きこんで、実箱
昇降台102aは下降し、マガジンをシャッタに接触さ
せ、再びシリンダ117bを駆動して位置決めが完了す
る。位置決めは、ロボット装置300のフィンガが正確
にマガジン内の部品を把持するために必要である。この
位置決めが正確に行なわれないと、カメラ700,70
1による画像処理が不正確になり、その結果、マガジン
内の部品位置の検出が不正確になる。
【0035】さらに、本体100の上枠160gにはシ
ャッタ115によって分離される実箱の上端が所定の高
さへ上昇したことを検知する実箱上端センサ120a,
120bと、シャッタ115が閉じた後にシャッタ11
5上に下降した実箱があるか無いかを検出する検出手段
である実箱有無センサ121が設けられる。上枠160
gの前端には本体100の位置決め基準114a,11
4bと、この後端に設けられたストッパーアングル12
2a,122bと、シャッタ115を開く前に空箱昇降
台102bによって所定の高さへ上昇される空箱の上端
を検知する空箱上端センサ123と、シャッタ115が
閉じている時に上枠100aの前端から後端へスライド
された空箱の有無を検知する空箱プッシュ完センサ12
4が設けられている。
【0036】また、シャッタ板115a,115bに
は、シャッタ115が開いたことを検知するシャッタ開
センサ125a,125d,125e,125hが設け
られ、さらに前記実箱昇降シャフト101A,101B
の上端近傍には、空箱昇降台102bがその昇降路の下
端にあるときを検知する空箱下端センサ127が設けら
れ、前記空箱昇降シャフト101C,101Dの上端近
傍には実箱昇降台102aがその昇降路の下端にあると
きを検出する実箱下端センサ126が設けられている。
【0037】<ストッカーの動作の概略>図9〜図14
を用いて、ストッカー100の全体的な動作を説明す
る。
【0038】人手により段積みされた実マガジンPは、
図9の矢印方向から投入される。即ち、段積みされたマ
ガジンPをマガジン案内板109に乗せ、昇降台102
a上まで押し込む。このとき、段積みされた実マガジン
Pがフレーム110(図6)に突き当たったところで、
実マガジンの投入の完了とする。
【0039】図10はロボット装置300が、実箱内の
部品にアクセスできる状態を示している。即ち、図10
は、図9の状態から1つの箱が分離された後の状態を示
している。即ち、1つの箱が分離されるためには、モー
タ106bが所定の方向に回転することによりチェーン
105が台102aを上昇させる。1つの箱がシャッタ
115の上方までおかれると、シャッタ115が閉じ
る。そこで、モータ106が逆転して、実箱昇降台10
2aを下げて、シャッタ115上の実箱と他の実箱とを
分離する。これにより、1つの箱がシャッタ115によ
り支持される。この状態で、前述の位置決め装置117
がその箱を位置決めする。これで、ロボット300のフ
ィンガは正確に箱内の部品を把持することができる。
【0040】図11は空箱の押し出し動作を示してい
る。即ち、ロボット装置300によりマガジン内の部品
が消耗されると、その空箱を空箱昇降台102b上に移
載する必要がある。この移載のためには、図11に示す
ように、シャッタ115が閉じている状態で、プッシャ
ー装置144がその箱を押してシャッタ板115上を摺
動させて、昇降台102b側に押し出すものである。
【0041】図12は空箱の空箱昇降台102b上への
回収を示す。即ち、台102bが上昇するように、チェ
ーン105がモータ106によって回転され、箱とシャ
ッタ115とが干渉しなくなった時点で、チェーン10
5の回転は停止する。箱とシャッタ115とが干渉しな
くなったかどうかは、空箱上昇位置センサ123により
検出される。そして、シャッタ115が開いて、次にチ
ェーン105が反対方向に回転して、昇降台102bを
下降させる。
【0042】昇降台102bの下降は昇降台102aの
上昇をもたらす。シャッタ115を開いたままでチェー
ン105を回転させれば、図13に示すように、新たな
実箱がシャッタ115の上方に来る。この状態は、セン
サ120a,120bにより検出される。そこで、シャ
ッタ115を閉めて、チェーン105を時計方向に回転
させて、その実箱をシャッタ115上に安置させる(図
14)。
【0043】次に上記の様に構成された物品供給装置に
おけるロボット装置への一連の部品供給動作について、
図15に示すフローチャートを参照して説明する。
【0044】初期状態として、ストッカー100に実マ
ガジンが投入された直後からスタートするものとする。
【0045】まず、ステップS2において、シャッタ1
15a,115bを駆動して開いた状態とする。
【0046】次にステップS4において、実箱昇降台1
02aを上昇させて、昇降台102a上の最上段の実マ
ガジンをシャッタ115a,115bの上方に突出させ
る。このとき、実マガジンがシャッタ115a,115
bの上方に突出したか否かを実箱上端センサ120a,
120により検出する。
【0047】ステップS4において、最上段の実マガジ
ンがシャッタ115a,115bの上方に突出したこと
が確認されると、ステップS6ではシャッタ115a,
115bが閉じられる。
【0048】ステップS8では、実箱昇降台102aが
下降されることにより、最上段の実マガジンがシャッタ
115a,115b上に安置される。これにより実マガ
ジンが1箱分離された状態となる。
【0049】次にステップS10では、シリンダ117
bを動作させて、実マガジンをロボットとのアクセスが
可能な所定位置に位置決めする。
【0050】ステップS10で実箱の位置決めが終了す
ると、ステップS12では、蓋外し機構146により実
マガジンの蓋が取り外される。これにより、ロボット装
置300は、実マガジンからのワークの取り出しが可能
となる。
【0051】そして、ステップS14において、ロボッ
ト装置300により実マガジンからのワークの取り出し
が行われる。
【0052】ステップS16では、実マガジンからのワ
ークの取り出し個数がカウントされ、実マガジン内のワ
ークがなくなったか否かが判断される。実マガジン内の
ワークがなくなるまでステップS14のロボット装置3
00によるワークの取り出し動作を繰り返す。
【0053】ステップS18では、ワークが全て取り出
されて空になった空マガジンに蓋が装着され、ステップ
S20では、プッシャー装置144により、空マガジン
が実箱昇降台102aの上方の位置から空箱昇降台10
2bの上方の位置へとスライドされる。
【0054】次に、ステップS22では、実箱昇降台1
02aが下降すると共に空箱昇降台102bが上昇し、
シャッタ115a,115b上の空マガジンを、シャッ
タ115a,115bの上空に持ちあげる。
【0055】この状態で、ステップS24で、シャッタ
115a,115bが開かれる。そして、ステップS2
6で実箱昇降台102aが上昇、すなわち空箱昇降台1
02bが下降することにより、空マガジンが空箱昇降台
102b上に回収される。
【0056】ステップS28では、シャッタ115a,
115bが閉じられる。
【0057】ステップS30では、実箱昇降台102a
上の実マガジンがすべてなくなったか否かが判断され
る。ステップS30で、実マガジンがまだ残っている場
合には、ステップS2に戻り、ステップS2〜ステップ
S28を繰り返す。実マガジンが実箱昇降台102上に
残っているか否かは、実箱有無センサ121により検出
する。
【0058】ステップS30で、実マガジンがすべてな
くなった場合には、ステップS32に進み、空箱昇降台
102b上に段積み状態となっている空箱を取り出す。
【0059】次に、ステップS34では、再び実箱昇降
台102aを下降させて実箱昇降台102a上に実マガ
ジンを投入可能な状態とする。
【0060】そして、ステップS36で、実箱昇降台1
02a上に実マガジンを投入し、リターンする。
【0061】以上のようにして、実箱の投入→位置決め
→空箱移載→空箱回収と並行した実箱の供給というサイ
クルが連続的になる。
【0062】尚、本発明は、シャッターとマガジンとの
摩擦を軽減する方法として、図22に示すようにシャッ
タより空気を吹き出して、マガジンを浮上させることも
可能である。また、図23に示すように、シャッタ上面
にボールを埋設し、回転方向に自由に回動させる様にし
ても良い。
【0063】以上説明したように、上記の実施例によれ
ば、プッシャーをひとつにすることができ、そのための
シリンダ、電磁弁などの配管部品や配線部品と、それら
を取付けるための作業が大幅に減少し、物品供給装置の
ローコスト化を図ることができる。
【0064】また、ローラでの方法は、転がり摩擦であ
るから、すべり摩擦に比べ、安定かつ安価である。
【0065】
【発明の効果】以上の説明したようにこの発明に係わる
物品供給装置によれば、基準部材にマガジンとの摩擦を
減少させる摩擦減少手段を設けることにより、プッシャ
ーを1つにすることができ、そのためシリンダ、電磁弁
などの配管部品、配線部品と、それらを取りつけるため
の作業が大幅に減少し、物品供給装置のコストを減少さ
せることができる。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動組立システムの全体図で
ある。
【図2】図1のシステムで用いられる各種制御部の接続
を説明する図である。
【図3】図1のシステムのストッカーの構成を示す斜視
図である。
【図4】図1のシステムのストッカーの上部の構成を示
す斜視図である。
【図5】実施例で用いられるパレットの構造を説明する
図である。
【図6】ストッカーにおけるマガジン投入機構の構造を
説明する平面図である。
【図7】ストッカーと架台との接続を説明し、併せてス
トッカーにおけるマガジン突き当て機構の構造を説明す
る図である。
【図8】ストッカーと架台との接続方法を説明する図で
ある。
【図9】ストッカーにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図10】ストッカーにおける分離動作を説明する動作
図である。
【図11】ストッカーにおける分離動作を説明する動作
図である。
【図12】ストッカーにおける分離動作を説明する動作
図である。
【図13】ストッカーにおける分離動作を説明する動作
図である。
【図14】ストッカーにおける分離動作を説明する動作
図である。
【図15】物品供給装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】従来の物品供給装置のマガジン位置決め方法
を示す図である。
【図17】シリンダ1つのマガジン位置決め方法を示し
た図である。
【図18】シャッターから空気を吹き出す構造を示した
図である。
【図19】シャッターにボールを埋設した状態を示した
図である。
【符号の説明】
100,200 ストッカー装置 300 ロボット装置 400 マスタ制御部 500 架台 115 シャッタ 114a,114b,114c,114d ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納した収納箱を所定の位置に供
    給するために昇降動作を行なう第1の昇降手段と、 空の収納箱を排出側へ移動させる手段と、 空収納箱を排出するための昇降動作を行なう第2の昇降
    手段と、 前記第1及び第2の昇降手段をシーソー運動させるため
    の駆動手段と、 前記第1の昇降手段により上昇された最上部の収納箱を
    分離するための分離手段と、 分離された収納箱を前記所定の位置に位置決めするため
    の位置決め手段とを有した物品供給装置において、 前記位置決め手段は、収納箱に当接して収納箱を位置決
    めする基準部材と、収納箱を前記基準部材に押し付ける
    ためのプッシャーとを備え、前記基準部材は、収納箱と
    の摩擦を軽減する摩擦軽減手段を有していることを特徴
    とする物品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦軽減手段は、収納箱と当接する
    少なくとも1つのローラからなることを特徴とする請求
    項1に記載の物品供給装置。
JP32442894A 1994-12-27 1994-12-27 物品供給装置 Withdrawn JPH08174343A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108091922A (zh) * 2018-01-02 2018-05-29 南京信息工程大学 一种用于电池组自动装配封装系统的电池进料装置
CN109051486A (zh) * 2018-09-06 2018-12-21 山东冠信烟草机械有限公司 一种智能化配料系统
CN109625739A (zh) * 2018-12-31 2019-04-16 广州富港万嘉智能科技有限公司 物料罐收送装置及agv运载车

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