JPH07112826A - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

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JPH07112826A
JPH07112826A JP26071893A JP26071893A JPH07112826A JP H07112826 A JPH07112826 A JP H07112826A JP 26071893 A JP26071893 A JP 26071893A JP 26071893 A JP26071893 A JP 26071893A JP H07112826 A JPH07112826 A JP H07112826A
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JP
Japan
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box
empty
magazine
stocker
storage box
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JP26071893A
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Inventor
Takeshi Baba
剛 馬場
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ストッカに対し、バッファユニットが比較的安
価ですむようにした物品供給装置を提供する。 【構成】物品を収納した収納箱を所定の位置に供給する
ために昇降動作を行なう第1の昇降台102aを有する
第1の昇降機構と、空の収納箱を排出側へ移動させる機
構と、空の収納箱を排出するために昇降動作を行なう第
2の昇降台102bを有する第2の昇降機構と、第1及
び第2の昇降台102a,102bをシーソー運動する
ための駆動装置107と、上昇された第1の昇降台10
2aの最上部の収納箱を分離するための分離機構105
a,105bとを有した物品供給装置において、物品を
収納した実収納箱を第1の昇降台102a上に投入する
ための投入開口部101b1と、第2の昇降台102b
上から空収納箱を取り出すための取り出し開口部101
b2とをそれぞれ独立して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動組立装置あるいは
自動加工装置等において組立部材あるいは未加工部材等
の物品が収納された収納箱を所定の位置に供給するため
の物品供給装置に関し、特に、物品の入った収納箱を供
給する部分と、空の収納箱を排出する部分とを有する物
品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動組立装置あるいは自動加工装置にお
いては、組立部材あるいは未加工部材等の物品(以下、
「ワーク」という)が収容された収納箱(以下、「マガ
ジン」という)を自動的に所定のワーク供給位置へ搬送
し、前記自動組立装置あるいは自動加工装置のワーク供
給ロボット等によってマガジン内のすべてのワークが取
り出されたのち、空になったマガジンを新たなマガジン
と交換する(マガジン供給装置を以下ストッカとい
う)。
【0003】該マガジン供給装置(以下ストッカとい
う)は、エンドレスチェーンによって互いに逆方向に等
距離を昇降される実箱(ワークの入った収納箱)昇降台
と空箱(空の収納箱)昇降台を有し、前記エンドレスチ
ェーンは、モータや駆動用スプロケットからなる駆動装
置によって、時計回り、または反時計回りに移動する。
【0004】実箱昇降台はエンドレスチェーンが時計回
りに移動することで下降し、反時計回りに移動すること
で上昇する。また、空箱昇降台はこの逆である。このス
トッカによるマガジン供給は、以下の様なサイクルで行
われる。
【0005】まず、所定数のワークを収容したマガジン
を実箱昇降台上に段積みする。次に実箱昇降台を上昇さ
せて最上段のマガジンの左右側方フランジを本体の上端
にあって開いた状態で待機するシャッターの上方へ位置
させ、マガジンの上端を実箱上端センサで検知し、該シ
ャッターが閉じた後に下降させることで、最上段のマガ
ジンを残りのマガジンから分離する。実マガジンがこの
ように分離された状態で、外部のロボット等によって、
実マガジンから部品を取り出し、所定の位置に搬送す
る。ロボット等が、実マガジンから部品を順次取り出
し、マガジンが空になって空マガジンとなると、この空
マガジンが実箱昇降台の上方の位置から、空箱昇降台の
上方の位置へとスライドされる。その後、空箱昇降台が
上昇して空マガジンを持ち上げ、シャッターが開かれ
て、空箱昇降台が再び下降する。これにより、空マガジ
ンは空箱昇降台上に回収される。
【0006】上記動作を繰り返した後、空箱昇降台上に
空マガジンが段積みされる。段積みされた空マガジン
は、ストッカより取り出される。例えば、ストッカは厚
み50mmのマガジンでは10枚収納することができ、1
枚当たりのワークの収納数を12ケ、1ワーク当り加工
時間10secとすると、 10枚×12ケ×10sec=1200sec=20分 したがって、上記の場合では、20分間に1度、ストッ
カへのマガジンの投入・取り出しの作業が必要となる。
【0007】また、ワークの収納個数の少ないマガジン
を使用する場合には、上記したマガジン投入・取り出し
の作業を頻繁に行なう必要がある。そこで、マガジン投
入・取り出し作業を頻繁に行なわなくてもいいように、
大容量のストッカを用意すると、オーバースペックとな
り、コスト高になってしまう。特に、自動組立機器はコ
スト面が重要視されているため、製作コストの低価格化
は市場からのニーズである。従って、必要に応じて、ス
トッカの容量(マガジンの収納枚数)を変更できること
が望ましい。
【0008】そこで、ストッカに対し、マガジンの収納
枚数増容量装置(以下「バッファユニット」と呼ぶ)を
用意する必要がある。そして、自動組立機器である以
上、バッファユニットも製作コストの低価格化は必須な
条件である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストッ
カ100は図20,図21に示すように、矢印,で
示す方向から、マガジンの投入・取り出しの作業が行わ
れる様になされている。そして、ストッカ100はマガ
ジンの取り出し開口部100bと投入開口部100bと
が同一であるため、バッファユニット1000では、空
マガジンの取り出し作業(矢印方向に取り出し、矢印
方向に移動させる)を行った後、実マガジンの投入作
業を行う(矢印方向)。従って、バッファユニット1
000から実マガジンの投入を行う場合、空マガジンを
ストッカ100から矢印方向に沿って一旦バッファユ
ニット1000に取り出した後、矢印方向に待避させ
る必要があり、この退避のための機構がバッファユニッ
ト1000に必要となる。そのためバッファユニットの
製作コストが上昇することとなる。
【0010】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、ストッカ
に対し、バッファユニットが比較的安価ですむようにし
た物品供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の物品供給装置は、物品を
収納した収納箱を所定の位置に供給するために昇降動作
を行なう第1の昇降台を有する第1の昇降手段と、空の
収納箱を排出側へ移動させる手段と、空の収納箱を排出
するために昇降動作を行なう第2の昇降台を有する第2
の昇降手段と、前記第1及び第2の昇降台をシーソー運
動するための駆動手段と、前記第1の昇降手段により上
昇された第1の昇降台の最上部の収納箱を分離するため
の分離手段とを有した物品供給装置において、物品を収
納した実収納箱を前記第1の昇降台上に投入するための
投入開口部と、前記第2の昇降台上から空収納箱を取り
出すための取り出し開口部とをそれぞれ独立して設けた
ことを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる物品供給装置にお
いて、空の収納箱の排出方向と略直交する方向に前記投
入開口部と前記取り出し開口部とを並べて設けたことを
特徴としている。
【0013】
【作用】以上の様に、この発明に係わる物品供給装置は
構成されているので、並べて配置された投入開口部と取
り出し開口部から、収納箱の投入と排出を略並行して行
うことが可能となり、従来の様に空の収納箱を一旦退避
させる機構が必要なくなるので、装置のローコスト化を
図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明を適用した一実施例の自動
組立システムの全体図である。このシステムは、先端に
部品を把持できるフィンガ301を有するロボット組立
装置300と、このロボット装置300を固定するため
の架台500と「ストッカ」と称する部品供給装置10
0,200とから概略構成されている。
【0016】架台500は、組立用ロボット装置300
と、部品を供給するストッカ100,200とを固定し
ている。ストッカ(100,200)の上空には部品の
位置を検出するCCDカメラ700,701が配置され
ている。
【0017】ストッカ(100,200)には、ストッ
カ用I/Oの駆動部であるスレーブ制御部(413,4
14)が夫々固定されている。また、架台500には、
システム全体を制御するマスタ制御部400とロボット
用スレーブ制御部415と画像処理装置417が収納さ
れている。
【0018】マスタ制御部400とスレーブ制御部(4
13,414,415,417)は、図2のようにコネ
クタ付ケーブルで接続されている。そして、画像処理装
置416(417)は夫々カメラ700(701)に専
用のケーブルを介して接続され、ロボット用スレーブ制
御部415はロボット組立装置300に専用ケーブルで
接続され、ストッカ用スレーブ制御部413は専用ケー
ブルによりストッカ100に接続され、ストッカ用スレ
ーブ制御部414は専用ケーブルによりストッカ200
に接続され、フィンガ301のためのNC装置にはサー
ボ回路420から専用ケーブルを介して接続されてい
る。
【0019】<ストッカ装置の構成>図3にストッカ装
置100(200)の斜視図を示す。図4はこのストッ
カにおいて使用されるマガジンの構造を示すものであ
る。
【0020】本システムでは、ロボット組立装置300
は、ストッカ100,200の夫々が供給する2つのマ
ガジンから各々部品を取り出して、ワークユニットとし
て組み上げていく。従って、機能的には、ストッカ10
0も200も同じ機能を有し、構造的にも実質的に同一
である。従って、以下のストッカに関する構造上の説明
及び単体動作についての説明では、ストッカ100につ
いてのみ行なう。
【0021】ストッカ100は、図3に示すように、所
定数のワークWを収容したマガジン(図4)である箱3
0〜33を昇降台102aに載せ、それらを1個ずつそ
の上端に搬送するものである。各箱30〜33には後述
するシャッタ115に係止する両側縁である左側方フラ
ンジ30aおよび右側方フランジ30bが設けられ、こ
れらはそれぞれ切欠30c,30dを有する。他の箱3
1〜33についても同様であるので説明は省略する。
【0022】ストッカ100の本体101は箱形のフレ
ームである。その前端には、ワークWを収容した箱(以
下、「実箱」という)の搬入および空になった箱(以
下、「空箱」という)の搬出を行うための開口101b
が設けられ、本体101の開口101bと反対側の側面
には垂直方向にのびる実箱昇降台ガイドシャフト101
A,101Bおよび空箱昇降台ガイドシャフト101
C,101Dが配置され、また、上端には長方形の上枠
101gが配置されている。前記実箱昇降台ガイドシャ
フト101A,101Bは、実箱昇降台102aを支持
する実箱昇降台ガイド103A,103Bを垂直方向に
案内する。同様に、前記空箱昇降台ガイドシャフト10
1C,101Dは第2の昇降台である空箱昇降台102
bを支持する空箱昇降台ガイド103C,103Dを垂
直方向に案内する。また、実箱昇降台102a、空箱昇
降台102bは、それぞれ実箱、空箱が載置されている
か否かを検出するための実箱有無センサ104a、空箱
有無センサ104bを有する。
【0023】前記実箱昇降台102aおよび空箱昇降台
102bは、前記実箱昇降台シャフト101A,101
Bおよび空箱昇降台シャフト101C,101Dに沿っ
て時計方向または反時計方向に移動するエンドレスチェ
ーン105によって、互いに逆方向に昇降する。エンド
レスチェーン105を時計方向または反時計方向に移動
させる駆動用スプロケット106は、減速機106aを
介して駆動手段であるモータ106b(不図示)によっ
て駆動される。本体101の上端および下端にはエンド
レスチェーン105を移動自在に支持するアイドラー用
スプロケット107aと、チェーン105のテンション
を調整するためのテンション調整用スプロケット107
bとが配置されている。
【0024】本体101の下端近傍には、開口101b
1および開口101b2を通って投入/取り出しされる
実箱および空箱を案内するための二対のガイドレール1
09a1,109b1,109a2,109b2が配置
される。
【0025】図5は、実箱昇降台102a上に複数の実
箱を、所定の位置に投入し易くするための機構を示した
ものであり、ストッカ装置100を上方から見た平面図
である。また、図6は図5を矢印B方向から見た図であ
り、図7は図5のC−C断面図である。図5において、
ストッカ装置100と隣接した位置には、ストッカ装置
100に実箱を投入するためのバッファユニット100
0が配置されている。図5乃至図7に示すように、本体
101の内側の周囲には、側板110a〜110hが設
けられている。側板110d,110eはガイドレール
109a1,109b1に沿って実箱を案内する。側板
110a,110bは、開口101b1から前記ガイド
レール109a1,109b1に沿って投入された実箱
(図示せず)をこれに突き当てることで実箱昇降台10
2a上に停止させる。また、バッファユニット1000
の、ガイドレール109a1,109b1の中央の位置
には、実箱をストッカ装置100に搬入するためのコン
ベア1010が配設されている。
【0026】一方、空箱昇降台102b上から複数の空
箱を取り出し易くするための機構は、以下の様に構成さ
れている。
【0027】取り出し開口部101b2に対応した位置
には、空箱を取り出し易くするためのガイドレール10
9a2,109b2が配置されている。また、バッファ
ユニット1000の、ガイドレール109a2,109
b2の中央の位置には、空箱をバッファユニット100
0に取り出すためのコンベア1011が配設されてい
る。
【0028】また、図8は複数の実箱から全てのワーク
が取り出されて、空箱昇降台102b上に空箱が段積み
された状態を示している。この状態で、ストッカ装置1
00から段積みされた空箱が取り出され、更にバッファ
ユニット1000から段積みされた実箱がストッカ装置
100に投入される。
【0029】尚、本実施例のストッカ100には、上述
したように、バッファユニット1000に複数のマガジ
ンを投入させ、又は空のマガジンを排出させることを許
す投入モードと、投入された複数のマガジンのうちの最
上段のマガジンをシャッタ115上において分離するた
めの分離モードとが設定されている。
【0030】本体101の上枠101gは、その前端に
固着された一対の位置決め基準114a,114b,1
14cと、1組のシャッタ115a,115bと、1組
のシリンダ116a,116bと、マガジン位置決め装
置とを支持する。シャッタ115a,115bは、実箱
昇降台102aが上昇したとき、これに搭載された実箱
のうちで最上端の実箱を後述する方法で残りの実箱から
分離する。シリンダ116a,116bはシャッタ11
5a,115bを駆動する。マガジン位置決め装置は、
シャッタ115a,115bによって分離された実箱の
位置決めを行う左右2つの位置決め装置117,118
からなる。シャッタ115は近接および離間する方向へ
移動自在なシャッタ板115a,115bからなり、該
シャッタ板115a,115bを前記シリンダ116
a,116bによって前記方向へ移動させることで、シ
ャッタ115の開閉が行われる。
【0031】図9,図10は、ストッカ100と架台5
00との接続固定手法を示す。ストッカ100の後端に
設けられた固定ボルト150は、自動組立装置あるいは
自動加工装置の架台500に対するストッカ100の位
置決めを行うものである。
【0032】図9において、ロボット300を搭載した
架台500は、架台の底部より梁を両側に出し、その梁
上にストッカ100とストッカ200を配置している。
レベル出し部材501A,501B,501C,501
Dはストッカ100の本体枠体に4カ所で結合してい
る。また、図10において、レベル出し部材は架台50
0側面に対し、ボルト501A2の押込みやボルト50
1A3の引込みにより架台側面とストッカ本体枠台の隙
間を調整できる。
【0033】また、ストッカの下部ボルトと架台の底部
の梁とが結合できる。
【0034】図11は、ストッカ装置に設けられた空マ
ガジンを空箱昇降台102b方向に押すプッシャ装置1
44と、マガジンの蓋を外す蓋外し装置146を示す。
これらの装置は本体101の上枠101gの上方に設け
られている。
【0035】プッシャ装置144は、エアシリンダ14
4aと、このエアシリンダ144aに連結されたロッド
144bとからなる。エアシリンダ144aにエアが供
給されると、ロッド144bは前方に駆動され、逆方向
からエアが供給されると、ロッド144bは戻る。
【0036】蓋外し装置146は、支持部材149に支
持された吸引用の真空パッド148と、部材149を回
動自在に支持するシャフト149aと、エアシリンダ1
47と、このエアシリンダ147のアクチュエ−タに接
続されたロッド149bとを有し、エアシリンダ147
がオンするとロッド149bを介してパッド148a,
148b,148cを回動させることになる。
【0037】左位置決め装置117は、本体101の中
心に向かって移動するピストン棒117aとこのピスト
ン117aを駆動する位置決め駆動手段であるところの
シリンダ117bとからなる。右位置決め装置118
は、シリンダ118bと本体101の中心に向って移動
するピストン棒118aを有する位置決め駆動手段であ
るシリンダ118bとからなる。117a,118aの
先端形状は、円弧形状になっており、マガジンの切欠3
0c,30dは傾斜しており、117aが駆動すること
により実箱を114cへ、118aを駆動することによ
り、114a,114bにおしつけられる。こうして、
マガジンのシャッタ115上での位置決めが行なわれ
る。位置決めは、ロボット装置300のフィンガが正確
にマガジン内の部品を把持するために必要である。この
位置決めが正確に行なわれないと、カメラ700,70
1による画像処理が不正確になり、その結果、マガジン
内の部品位置の検出が不正確になる。
【0038】さらに、本体101の上枠101gにはシ
ャッタ115によって分離される実箱の上端が所定の高
さへ上昇したことを検知する実箱上端センサ120a,
120bと、シャッタ115が閉じた後にシャッタ11
5上に下降した実箱があるか無いかを検出する検出手段
である実箱有無センサ121が設けられる。上枠101
gの前端には本体101の位置決め基準114a,11
4bと、この後端に設けられたストッパーアングル12
2a,122bと、シャッタ115を開く前に空箱昇降
台102bによって所定の高さへ上昇される空箱の上端
を検知する空箱上端センサ123と、シャッタ115が
閉じている時に上枠101gの前端から後端へスライド
された空箱の有無を検知する空箱プッシュセンサ124
が設けられている。
【0039】また、シャッタ板115a,115bに
は、シャッタ115が開いたことを検知するシャッタ開
センサ125a,125d,125e,125hが設け
られ、さらに前記実箱昇降シャフト101A,101B
の上端近傍には、空箱昇降台102bがその昇降路の下
端にあることを検知する空箱下端センサ127が設けら
れ、前記空箱昇降シャフト101C,101Dの上端近
傍には実箱昇降台102aがその昇降路の下端にあるこ
とを検出する実箱下端センサ126が設けられている。
【0040】<箱分離の確実化>本実施例のストッカに
は、シャッタ115上で行なわれる実箱の分離動作を確
実に行なうための工夫がなされている。それは、図9,
図11に示されているように、枠101gに設けられた
実箱上部突き当て140a,140bである。この突き
当て140a,140bはシリンダ141a,141b
に接続されることにより、シリンダ141a,141b
が摺動動作を行なうと、突き当て140a,140bも
摺動運動を行なう。
【0041】図9は、シャッタ115と突き当て140
a,140bの動作をよりよく表す。シリンダ141
a,141bが作動すると、これらに押されて突き当て
140a,140bは左右から枠101gに対してよっ
てくる。シャッタ115a,115bが左右に開いてい
る状態で実箱が102aに載って上昇してくると、図9
に示すように、最上段の実箱のフランジは突き当て14
0a,140bに当接する。マガジンは成形品であるの
で、そのままでは多段積み重ねるとマガジンの右側と左
側の高さがちがってくる。また、薄形のマガジンの場合
には、上段のマガジンと1つ下のマガジンのフランジ同
士の隙間にシャッタ−115a,115bが入るときに
フランジに突き当たるおそれがある。ところが、最上位
の実箱が突き当て140a,140bに当たると、昇降
台102aが全ての実箱を下から突き当て140に突き
当てるので、実箱の形状に少しの変形があっても整形さ
れて所要の通りの形状に戻り、シャッタ115が箱のフ
ランジ部分に突き当たるということは防止される。
【0042】<ストッカの動作の概略>図12〜図18
を用いて、ストッカ100の全体的な動作を説明する。
【0043】図13は、図12を上方から見た平面図で
あるが、バッファユニット1000により段積みされた
実マガジンPは、図13の矢印D方向から投入される。
即ち、段積みされたマガジンPをマガジン案内板109
a1,109b1に乗せ、昇降台102a上まで押し込
む。このとき、段積みされた実マガジンPが側板110
(図5)に突き当たったところで、実マガジンの投入の
完了とする。
【0044】図14はロボット装置300が、実箱内の
部品にアクセスできる状態を示している。即ち、図14
は、図12の状態から1つの箱が分離された後の状態を
示している。即ち、1つの箱が分離されるためには、実
箱上部突き当て用シリンダ141a,141bを閉方向
に駆動して実箱上部突き当て140a,140bを閉方
向に移動させる。さらに、モータ106bが所定の方向
に回転することによりチェーン105が台102aを上
昇させる。1つの箱がシャッタ115の上方まで上昇さ
れる(これは、箱が突き当て140a,140bに当接
したときを上昇位置センサ120a,120bにより実
箱の存在が検知されることによりなされる)と、シャッ
タ115が閉じる。そこで、モータ106が逆転して、
実箱昇降台102aを下げて、シャッタ115上の実箱
と他の実箱とを分離する。これにより、1つの箱がシャ
ッタ115により支持される。この状態で、前述の位置
決め装置117,118がその箱を位置決めする。これ
で、ロボット300のフィンガが正確に箱内の部品を把
持することができる。
【0045】図15は空箱の押し出し動作を示してい
る。即ち、ロボット装置300によりマガジン内の部品
が消費されると、その空箱を空昇降台102b上に移載
する必要がある。この移載のためには、図15に示すよ
うに、シャッタ115が閉じている状態で、プッシャ装
置144がその箱を押してシャッタ板115上を摺動さ
せて、昇降台102b側に押し出すものである。
【0046】図16は空箱昇降台102b上への回収を
示す。即ち、台102bが上昇するように、チェーン1
05がモータ106によって回転され、箱とシャッタ1
15とが干渉しなくなった時点で、チェーン105の回
転は停止する。箱とシャッタ115とが干渉しなくなっ
たかどうかは、空箱上昇位置センサ123により検出さ
れる。そして、シャッタ115が開いて、次にチェーン
105が反対方向に回転して、昇降台102bを下降さ
せる。
【0047】昇降台102bの下降は昇降台102aの
上昇をもたらす。シャッタ115を開いたままでチェー
ン105を回転させれば、図17に示すように、新たな
実箱がシャッタ115の上方に来る。この状態は、セン
サ120a,120bにより検出される。そこで、図1
8に示す用にシャッタ115を閉めて、チェーン105
を時計方向に回転させて、その実箱をシャッタ115上
に安置させる。
【0048】次に上記の様に構成された物品供給装置に
おけるロボット装置への一連の部品供給動作について、
図19に示すフローチャートを参照して説明する。
【0049】初期状態として、ストッカ100に実マガ
ジンが投入された直後からスタートするものとする。
【0050】まず、ステツプS2において、シャッタ1
15a,115bを駆動して開いた状態とする。
【0051】次にステツプS4において、実箱昇降台1
02aを上昇させて、昇降台102a上の最上段の実マ
ガジンをシャッタ115a,115bの上方に突出させ
る。このとき、実マガジンがシャッタ115a,115
bの上方に突出したか否かを実箱上端センサ120a,
120bにより検出する。
【0052】ステツプS4において、最上段の実マガジ
ンがシャッタ115a,115bの上方に突出したこと
が確認されると、ステツプS6ではシャッタ115a,
115bが閉じられる。
【0053】ステツプS8では、実箱昇降台102aが
下降されることにより、最上段の実マガジンがシャッタ
115a,115b上に安置される。これにより実マガ
ジンが1箱分離された状態となる。
【0054】次にステツプS10では、シリンダ117
b,118bを動作させて、実マガジンをロボットとの
アクセスが可能な所定位置に位置決めする。
【0055】ステツプS10で実箱の位置決めが終了す
ると、ステツプS12では、蓋外し機構146により実
マガジンの蓋が取り外される。これにより、ロボット装
置300は、実マガジンからのワークの取り出しが可能
となる。
【0056】そして、ステツプS14において、ロボッ
ト装置300により実マガジンからのワークの取り出し
が行われる。
【0057】ステツプS16では、実マガジンからのワ
ークの取り出し個数がカウントされ、実マガジン内のワ
ークがなくなったか否かが判断される。実マガジン内の
ワークがなくなるまでステツプS14のロボット装置3
00によるワークの取り出し動作を繰り返す。
【0058】ステツプS18では、ワークが全て取り出
されて空になった空マガジンに蓋が装着され、ステツプ
S20では、プッシャ装置144により、空マガジンが
実箱昇降台102aの上方の位置から空箱昇降台102
bの上方の位置へとスライドされる。
【0059】次にステツプS22では、実箱昇降台10
2aが下降すると共に空箱昇降台102bが上昇し、シ
ャッタ115a,115b上の空マガジンを、シャッタ
115a,115bの上空に持ちあげる。
【0060】この状態で、ステツプS24で、シャッタ
115a,115bが開かれる。そして、ステツプS2
6で実箱昇降台102aが上昇、すなわち空箱昇降台1
02bが下降することにより、空マガジンが空箱昇降台
102b上に回収される。
【0061】ステツプS28では、シャッタ115a,
115bが閉じられる。
【0062】ステツプS30では、実箱昇降台102a
上の実マガジンがすべてなくなったか否かが判断され
る。ステツプS30で、実マガジンがまだ残っている場
合には、ステツプS2に戻り、ステツプS2〜ステツプ
S28を繰り返す。実マガジンが実箱昇降台102上に
残っているか否かは、実箱有無センサ121により検出
する。
【0063】ステツプS30で、実マガジンがすべてな
くなった場合には、ステツプS32に進み、空箱昇降台
102b上に段積み状態となっている空箱をバッファユ
ニット1000側に取り出す。
【0064】次に、ステツプS34では、再び実箱昇降
台102aを下降させて実箱昇降台102a上に実マガ
ジンを投入可能な状態とする。
【0065】そして、ステツプS36で、バッファユニ
ット1000から実箱昇降台102a上に実マガジンを
投入し、リターンする。
【0066】以上のようにして、実箱の投入→位置決め
→空箱移載→空箱の回収と並行した実箱の供給というサ
イクルが連続的になる。
【0067】以上説明した様に、本実施例の物品供給装
置においては、実マガジンの投入用の投入開口部と空マ
ガジン取り出し用の取り出し開口部がそれぞれ独立に設
けられているので、マガジンの投入・取り出しの動作が
簡素化され、バッファユニットの製作コストを下げるこ
とができる。
【0068】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0069】また、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。
【0070】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の物品供給装
置によれば、並べて配置された投入開口部と取り出し開
口部から、収納箱の投入と排出を略並行して行うことが
可能となり、従来の様に空の収納箱を一旦退避させる機
構が必要なくなるので、装置のローコスト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の自動組立システム
の全体図である。
【図2】図1のシステムで用いられる各種制御部の接続
を説明する図である。
【図3】図1のシステムのストッカの構成を示す斜視図
である。
【図4】実施例で用いられるパレットの構造を説明する
図である。
【図5】ストッカ装置とバッファユニットを上方から見
た平面図である。
【図6】図5を矢印B方向から見た図である。
【図7】図5のC−C断面図である。
【図8】空マガジンが空箱昇降台上に段積みされた状態
を示した図である。
【図9】ストッカと架台との接続を説明し、併せてスト
ッカにおけるマガジン突き当て機構の構造を説明する図
である。
【図10】ストッカと架台との接続方法を説明する図で
ある。
【図11】ストッカの上部の構成を示す斜視図である。
【図12】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図13】図12を上方から見た図である。
【図14】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図15】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図16】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図17】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図18】ストッカにおける分離動作を説明する動作図
である。
【図19】物品供給装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図20】従来のストッカ装置を示す図である。
【図21】従来のストッカ装置における空箱の取り出し
と実箱の投入動作を説明するための図である。
【符号の説明】
30,31,32,33 マガジン 100,200 ストッカ装置 101 本体 102a 実箱昇降台 102b 空箱昇降台 103A,103B 実箱昇降台ガイド 103C,103D 空箱昇降台ガイド 104a 実箱有無センサ 104b 空箱有無センサ 105 エンドレスチェーン 106,107 スプロケット 109 ガイドレール 110 側板 114 位置決め基準 115 シャッタ 116 シリンダ 117,118 位置決め装置 121 実箱有無センサ 122 ストッパーアングル 123 空箱上端センサ 124 空箱プッシュセンサ 125 シャッタ開センサ 126 実箱下端センサ 140 突き当て 141 シリンダ 144 プッシャ装置 146 蓋外し装置 147 エアシリンダ 148 パッド 149 シャフト 300 組立用ロボット装置 301 フィンガ 400 マスタ制御部 413,414,415,417 スレーブ制御部 416 画像処理装置 500 架台 501 レベル出し部材 700,701 カメラ 1000 バッファユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納した収納箱を所定の位置に供
    給するために昇降動作を行なう第1の昇降台を有する第
    1の昇降手段と、 空の収納箱を排出側へ移動させる手段と、 空の収納箱を排出するために昇降動作を行なう第2の昇
    降台を有する第2の昇降手段と、 前記第1及び第2の昇降台をシーソー運動するための駆
    動手段と、 前記第1の昇降手段により上昇された第1の昇降台の最
    上部の収納箱を分離するための分離手段とを有した物品
    供給装置において、 物品を収納した実収納箱を前記第1の昇降台上に投入す
    るための投入開口部と、前記第2の昇降台上から空収納
    箱を取り出すための取り出し開口部とをそれぞれ独立し
    て設けたことを特徴とする物品供給装置。
  2. 【請求項2】 空の収納箱の排出方向と略直交する方向
    に前記投入開口部と前記取り出し開口部とを並べて設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の物品供給装置。
JP26071893A 1993-10-19 1993-10-19 物品供給装置 Withdrawn JPH07112826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800206B1 (ko) * 2003-05-26 2008-02-01 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 워크피스의 공급 장치와 수납 장치

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KR100800206B1 (ko) * 2003-05-26 2008-02-01 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 워크피스의 공급 장치와 수납 장치

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