JP3443731B2 - 棒状部材の外周部形成用トリーマ - Google Patents

棒状部材の外周部形成用トリーマ

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末義 鈴木
金次郎 徳永
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フクダエンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、供給された丸棒状
素材の外周部をトリーミング加工により所定形状に形成
する棒状部材の外周部形成用トリーマに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば丸頭をなすボルト素材の多
角形頭部を形成するトリーマとして、実公昭54−22
759号公報に示されたものが知られている。この公報
に記載されたトリーマは、機台に設けられたトリーマダ
イスと、該ダイスの前方で該ダイスに対して前後動し、
ボルト素材の丸頭部外周への圧入によりその丸頭部を6
角形状に切削する刃部を有するトリーマパンチと、該パ
ンチにより切削されたボルト素材を打圧して切削屑を上
記丸頭部から分離する打圧ピンとを備えた構成となって
いる。 【0003】そして、このトリーマでは、上記パンチが
その前進動作により、ボルト素材の軸部をダイス内に挿
入させると共に、上記素材の丸頭部外周に圧入して、そ
の丸頭部外周を6角形状に切削する。そして、上記パン
チの前進終了後、上記打圧ピンのパンチ側への前進によ
り一部が丸頭部に繋がっていて上記ダイスとパンチとの
間に残存する切削屑をその頭部から分離すると共に、ボ
ルト素材をパンチ内に設けられた取出孔に向けて押し出
し外部に排出するようになされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したト
リーマにあっては、頭部高さが低い通常のボルトにおけ
る頭部外周へのトリーミング加工については問題がない
のであるが、上記トリーマを用いて、例えば頭部高さが
通常のボルトよりも高く設定された特殊なボルトにおけ
るボルト素材頭部へのトリーミング加工や、円筒状素材
の外周部両側に全長に亙る扁平面を形成してなる断面小
判形の埋込用ナットにおける素材外周部へのトリーミン
グ加工などを行おうとした場合、パンチによる切削スト
ロークが長くなってパンチへの負担が大きくなることか
ら、採用が困難となる問題があった。 【0005】そのため、上記特殊ボルトや埋込用ナット
などの外周部を所定形状に形成する場合には、トリーマ
を用いずにフライス盤によりボルト素材の丸頭部やナッ
ト素材の外周面に切削を施して所定形状に形成している
のが現状であるが、その場合、作業が煩雑で手間を要
し、生産性が悪い問題があった。 【0006】そこで本発明は、切削ストロークを長く必
要とする丸棒状素材であっても、フライス盤による切削
を施すことなく、トリーミング加工により簡単かつ迅速
にその外周部を所定形状に形成することができ、生産性
の向上を図ることができる棒状部材の外周部形成用トリ
ーマの提供を課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本願発明は、機台4に設けられたトリーマーダイス
1と、該ダイス1の前方で該ダイス1に対して前後動
し、切削ストロークを長く必要とする丸棒状素材Aの外
周部への圧入によりその外周部を所定形状に切削する刃
部6aを有するトリーマーパンチ6と、該パンチ6によ
り切削された上記素材Aを打圧して切削屑aをその外周
部から分離する打圧部材10とを備えた棒状部材の外周
部形成用トリーマであって、上記ダイス1が上記素材A
の圧入によりそのダイス側外周部を所定形状に切削する
刃部aと、その切削された外周部の所定量の挿入を許
し、かつそれ以後の挿入を阻止する孔部1bとを備える
一方、上記ダイス1における刃部1a前面の刃厚Xが上
記パンチ6における刃部6a前面の刃厚Yよりも薄く形
成され、最初に上記刃部1aで所定長さ切削した後、刃
部6aで残りの部分を切削するようにしたことを特徴と
する。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形熊】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、図2に示す円筒状のナッ
ト素材Aをその外周部両側面が扁平となるようにトリー
ミング加工して図3に示すような埋込用ナットNの外周
部を形成するトリーマを示す。 【0011】図1において、1は機台2におけるダイス
ホルダー3内に設けられたトリーマダイスで、該ダイス
1の前方には、クランク(図示せず)の作動により前後
動せしめられるラム4が配置され、該ラム4に固設され
たパンチホルダ5内には、上記ダイス1と同一軸心上に
トリーマパンチ6が設けられている。 【0012】上記ダイス1は、図4および図5に示すよ
うにナット素材Aの外周部における2側面を切削して小
判形に形成する小判形刃部1aと、該刃部1aにより切
削されたナット素材Aの挿入を許す断面小判形の孔部1
bとを有し、該ダイス1の後端部は、ダイスホルダ3内
に支持された荷受ブロック7に支持されている。また、
孔部1b内には、その軸心上に支持ブロック8に固定さ
れたガイドピン9が貫通されていると共に、該ガイドピ
ン9の外周には、断面小判形の筒状ストリッパ10がガ
イドピン9、トリーマダイス1および荷受ブロック7に
対し摺動可能に支持されている。上記ガイドピン9の先
端部は、上記ダイス1の刃部1aよりもやや前方に突出
している。 【0013】上記ストリッパ10は、押し出しピン11
や摺動体12などを備えたけり出し手段(図示せず)に
より上記パンチ6の打ち込み後パンチ側へけり出される
ようになされている。 【0014】また、上記パンチ6は、図6および図7に
示すようにナット素材Aの外周部における2側面を切削
して小判形に形成する小判形刃部6aと、該刃部6aに
より切削されたナット素材の挿入を許す小判形の孔部6
bとを有している。また、上記パンチホルダ5のパンチ
後方には、上記孔部6bに連通する連通孔5aを介して
ナット素材Aの取出孔5bが形成されている。 【0015】そして、上記ダイス1における刃部1a前
面の刃厚Xがパンチ6aにおける刃部6a前面の刃厚Y
よりも薄く形成されていると共に、ダイス1のその刃部
1aに続く傾斜前面1cの逃げ角がパンチ6aのその刃
部6aに続く傾斜前面6cの逃げ角よりも小さく形成さ
れている。 【0016】次に、以上のように構成されたトリーマの
作用について説明する。 【0017】ラム4が後退位置から前進する際、適宜素
材移送手段(図示せず)を介して機台一側より上記ダイ
ス1とパンチ6との間にナット素材Aが移送され、該素
材Aはパンチ6によりダイス1に打ち込まれる。 【0018】その場合、ナット素材Aの貫通孔内にガイ
ドピン9が挿入され、該ピン9に案内されてナット素材
Aはダイス1内に打ち込まれる。そして、上記ダイス1
における刃部1aの刃厚Xがパンチ6aにおける刃部6
aの刃厚Yよりも薄くなっているので、ナット素材A
は、まず、その外周部におけるダイス側部分がダイス1
の刃部1aにより小判形に切削されながらダイス1の孔
部1bに打ち込まれる。 【0019】そして、ナット素材Aのダイス側端部がダ
イス1の孔部1bに所定長さ打ち込まれると、該素材A
のダイス側端部がストリッパ10に当接して該素材Aの
ダイス1内への押し込みが阻止される。これにより、図
8に示すようにナット素材Aのダイス側が所定長さ切削
される。これに続いてパンチ6の刃部6aによりナット
素材Aの外周部におけるパンチ側が切削されることにな
る。 【0020】その場合、図9に示すようにダイス1とパ
ンチ6との衝突による破損を防止するため、切削屑aが
ナット素材Aの外周部より分離される寸前でパンチ6の
前進が停止される。そして、パンチ6の前進が停止した
瞬間ストリッパ10がパンチ側に前進して、ナット素材
Aをパンチ側に押し出す。これにより、切削屑aが素材
外周部から切断されて分離すると共に、トリーミング加
工された埋込用ナットNがパンチホルダ5の連通孔5a
および取出孔5bを介して外部に取り出されることにな
る。 【0021】なお、分離された切削屑aは、上記ストリ
ッパ10のパンチ側への前進動作途中でパンチ6が後退
することによりダイス前方に移動され、ストリッパーが
後退するときダイス前方位置にて落下せしめられる。以
後上記作用が反復されてラム4の往復毎にナット素材A
における外周部の両側面が扁平状にトリーミング加工さ
れて、断面小判形の埋込用ナットNが形成される。 【0022】また、以上の実施の形態では、断面小判形
を呈する埋込用ナットの外周部形成用トリーマについて
説明したけれども、埋込用ナットの外周部形状は断面小
判形に限られるものではなく断面6角形など任意形状で
あってもよい。また、棒状部材としては、埋込用ナット
に何ら限定されるものではなく、例えば頭部高さが通常
のボルトよりも長く設定された特殊なボルトなどの棒状
部材における外周部を所定形状に形成する場合にも適用
できることは勿論である。 【0023】さらに、上記ナット素材Aとして圧造成形
機により圧造成形されたものを用いる場合、上記したト
リマーを圧造成形機内に一体に組み込むことが可能で、
このように構成すれば、例えば線材から断面小判形の埋
込用ナットNを一貫して製造することが可能となる。 【0024】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、トリーマ
ーパンチ6に設けられた刃部6aとは別に、トリーマー
ダイス1に丸棒状素材Aの圧入によりそのダイス側外周
部を所定形状に切削する刃部1aと、その切削された外
周部の所定量の挿入を許し、かつそれ以後の挿入を阻止
する孔部1bとを設けたから、トリーマーパンチ6の刃
部6aとダイス1の刃部1aとの両方で丸棒状素材Aの
外周部を切削することが可能となる。これにより、切削
ストロークを長く必要とする丸棒状素材Aであっても、
フライス盤による切削を施すことなく、トリーミング加
工により簡単かつ迅速にその外周部を所定形状に形成す
ることができ、生産性の向上を図ることができる。 【0025】しかも、トリーマーダイス1における刃部
1a前面の刃厚Xをトリーマーパンチ6における刃部6
a前面の刃厚Yよりも薄く形成したから、最初に前面の
刃厚の薄いダイス1の刃部1aにより丸棒状素材Aのダ
イス側外周部を切削しながらダイス1の孔部1bに所定
長さ打ち込み、その後、丸棒状素材Aが孔部1bに所定
量打ち込まれて孔部1bによりそれ以後の挿入が阻止さ
れたとき、前面の刃厚の厚いパンチ6の刃部6aにより
丸棒状素材Aの残りのパンチ側外周部を切削することが
可能となる。これにより、ダイス1とパンチ6との両方
で所定長さづつ切削する場合にダイス1とパンチ6とに
よるそれぞれの切削長さを正確に設定することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るトリーマの要部断面図である。 【図2】 ナット素材の側面である。 【図3】 埋込用ナットの側面図である。 【図4】 トリーマダイスの正面図である。 【図5】 図4のア−ア線断面図である。 【図6】 トリーマパンチの正面図である。 【図7】 図6のイ−イ線断面図である。 【図8】 トリーマパンチの打ち込み途中の状態を示す
説明図である。 【図9】 トリーマパンチの打ち込み終了状態を示す説
明図である。 【符号の説明】 1 トリーマダイス 1a 刃部 2 機台 6 トリーマパンチ 6a 刃部 10 ストリッパ(打圧部材) A ナット素材(丸棒状素材) a 切削屑
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 13/14 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00 B23D 79/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機台4に設けられたトリーマーダイス1
    と、該ダイス1の前方で該ダイス1に対して前後動し、
    切削ストロークを長く必要とする丸棒状素材Aの外周部
    への圧入によりその外周部を所定形状に切削する刃部6
    aを有するトリーマーパンチ6と、該パンチ6により切
    削された上記素材Aを打圧して切削屑aをその外周部か
    ら分離する打圧部材10とを備えた棒状部材の外周部形
    成用トリーマであって、上記ダイス1が上記素材Aの圧
    入によりそのダイス側外周部を所定形状に切削する刃部
    aと、その切削された外周部の所定量の挿入を許し、
    かつそれ以後の挿入を阻止する孔部1bとを備える一
    、上記ダイス1における刃部1a前面の刃厚Xが上記
    パンチ6における刃部6a前面の刃厚Yよりも薄く形成
    され、最初に上記刃部1aで所定長さ切削した後、刃部
    6aで残りの部分を切削するようにしたことを特徴とす
    る棒状部材の外周部形成用トリーマ。
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