JP3442930B2 - 液晶表示パネルの洗浄方法 - Google Patents

液晶表示パネルの洗浄方法

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JP3442930B2
JP3442930B2 JP13653196A JP13653196A JP3442930B2 JP 3442930 B2 JP3442930 B2 JP 3442930B2 JP 13653196 A JP13653196 A JP 13653196A JP 13653196 A JP13653196 A JP 13653196A JP 3442930 B2 JP3442930 B2 JP 3442930B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
洗浄方法及び洗浄装置に関するものであり、特に、液晶
表示パネルに偏光板を貼り付ける前に行う液晶表示パネ
ルの洗浄方法及び液晶表示パネル用洗浄装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの製造工程は、透明電極
パターン形成、配向膜形成、配向処理、貼り合わせ、セ
ル化分断、液晶材料注入、液晶材料注入口封止、偏光板
貼り付け等の工程を有することが一般的である。これら
の工程の他に、例えば、カラー表示を行う液晶表示パネ
ルであればカラーフィルターの形成工程が、TFT方式
の液晶表示パネルであればTFTの形成工程が追加され
ていくことになる。
【0003】また、液晶表示パネルの製造工程における
静電気対策として、ショートリングを形成している場合
には、液晶材料注入口封止後、ショートリングを除去す
るために面取りを行う必要がある。
【0004】前述した液晶表示パネルのほとんどの製造
工程では、純水、超音波、紫外線、アルカリ性溶液、ア
ルコール系溶液等による洗浄を行っている。これらの洗
浄方法だけでは、汚れ及び付着物を完全に除去すること
は困難であるため、ブラシを使用した洗浄方法も用いら
れている。
【0005】このブラシを使用した洗浄方法の洗浄効果
を向上させる洗浄装置として、特開平6−170340
号公報に記載されているように、被洗浄物の進行方向に
対してブラシを斜めに配置し、被洗浄物の段差に応じて
ブラシの角度を調節することができ、さらに、被洗浄物
の段差に応じてブラシの毛足の押し込み量を調節するこ
とができる洗浄装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶材料注入口封止の
後の液晶表示パネルの洗浄は、紫外線を用いた洗浄方法
では、配向膜及び液晶材料が劣化し、表示むらとなるた
め、好ましいものではない。また、アルカリ性溶液また
はアルコール系溶液を用いた洗浄方法では、シール材料
及び液晶材料注入口封止樹脂が劣化し、信頼性が悪くな
るため、好ましいものではない。
【0007】これらの問題を回避するため、液晶材料注
入口封止の後の液晶表示パネルの洗浄は、洗剤を用いて
超音波またはブラシにより洗浄を行っているが、超音波
を用いると液晶表示パネル内のスペーサーが移動し、セ
ルギャップにばらつきが生じることから、表示色むらと
なり、好ましいものではない。そこで、洗剤とブラシを
併用した洗浄方法が主流となっており、この方法によれ
ば、液晶表示パネル表面に付着した液晶材料を含む有機
物を問題なく除去することができる。
【0008】しかし、偏光板を貼り付ける直前の液晶表
示パネルの表面には、液晶材料を含む有機物だけではな
く、セル化分断及びショートリングを除去するための面
取り作業の際に発生するガラスの微小な破片が付着して
いる。この液晶表示パネルの表面に付着したガラスの微
小な破片は、通常の状態であれば、前述した洗剤とブラ
シを併用した洗浄方法で除去できるのだが、ガラスの微
小な破片の平面部分と液晶表示パネルの平面部分とが密
着していた場合、両者の間は真空状態となっているた
め、洗剤とブラシを併用した洗浄方法では除去が困難で
ある。
【0009】液晶表示パネルの表面に、ガラスの微小な
破片が付着した状態で偏光板を貼り付けると、ガラスの
微小な破片が付着した部分では、液晶表示パネルと偏光
板との間に気泡が混入してしまい、不良品となる。
【0010】液晶表示パネルと偏光板との間に気泡が混
入した場合、偏光板の貼り直しも可能であるが、液晶表
示パネルから剥がした偏光板は、再度貼り付けて使用す
ることができないため、新たな偏光板が必要となり、コ
ストアップとなる。また、液晶表示パネルから偏光板を
剥がす際に、シール剥がれが発生したり、液晶表示パネ
ル内のスペーサーが移動し、表示色むらが発生する場合
があり、これらの場合には完全な不良品となり、良品率
を下げてしまうことになる。
【0011】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、液晶材料注入後の液晶表示パネル
表面への付着物を除去し、偏光板を液晶表示パネルへ貼
り付けた後の良品率を向上させることができる液晶表示
パネルの洗浄方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明にかかる液晶表示パネルの洗浄方法は、
液晶表示パネル内に液晶材料を注入し、液晶材料注入口
を封止した後、偏光板を貼り付ける前に行う液晶表示パ
ネルの洗浄方法において、刃物を前記液晶表示パネルに
接触させ、摺動させることにより、前記液晶表示パネル
への付着物を除去した後、前記刃物を、清掃手段内に移
動させて清掃することを特徴としている。
【0013】本発明の液晶表示パネルの洗浄方法は、上
記の液晶表示パネルの洗浄方法において、前記液晶表示
パネルへの付着物を除去する際に、前記液晶表示パネル
にイオン化した空気を吹き付けることを特徴としてい
る。
【0014】本発明の液晶表示パネルの洗浄方法は、上
記の液晶表示パネルの洗浄方法において、前記液晶表示
パネルへの付着物の除去を水中で行うことを特徴として
いる。
【0015】液晶表示パネル用洗浄装置は、液晶表示パ
ネル内に液晶材料を注入し、液晶材料注入口を封止した
後、偏光板を貼り付ける前に洗浄を行うための液晶表示
パネル用洗浄装置において、前記液晶表示パネルに接触
させ、摺動させることにより、前記液晶表示パネルへの
付着物を除去する刃物が取り付けられた付着物除去手段
を有している構成である
【0016】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記付着物除去手段が
回転することにより、前記液晶表示パネルへの付着物を
除去する構成である
【0017】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記付着物除去手段
は、一般公差の真直度を有する第1の刃物と、前記第1
の刃物より高精度の真直度を有する第2の刃物とを有し
ている構成である
【0018】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記付着物除去手段
は、サスペンション機構を有している構成である
【0019】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記付着物除去手段
は、空気噴出口を有している構成である
【0020】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記液晶表示パネルへ
の付着物を除去する際に、イオン化した空気を前記液晶
表示パネルに吹き付けて静電気を除去する除電手段を有
している構成である
【0021】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記空気噴出口より、
イオン化した空気を前記液晶表示パネルに吹き付ける
成である
【0022】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記液晶表示パネルへ
の付着物の除去を水中で行うことができる水槽を有して
いる構成である
【0023】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記水槽内の水を流動
させることができる構成である
【0024】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記付着物除去手段を
清掃するための清掃手段を有している構成である
【0025】液晶表示パネル用洗浄装置は、上記の液晶
表示パネル用洗浄装置において、前記液晶表示パネルへ
の付着物を除去した後、前記液晶表示パネルの外観不良
を検査する検査手段を有している構成である
【0026】本発明の液晶表示パネルの洗浄方法によれ
ば、セル化分断及びショートリングの面取り時に発生し
たガラスの微小な破片の平面部分が、液晶表示パネルの
平面部分に密着して付着し、両者の間が真空状態となっ
て、ガラスの微小な破片が液晶表示パネルに強固に付着
している場合であっても、刃物を液晶表示パネルに接触
させ、摺動させることにより、液晶表示パネルへの付着
物を削り取るように除去するので、液晶表示パネルに強
固に付着しているガラスの微小な破片も除去することが
できる。
【0027】また、液晶表示パネルへの付着物を除去す
る際に、イオン化した空気を液晶表示パネルに吹き付け
ることにより、付着物除去時に発生する静電気を除電す
ることができ、TFTの破壊、透明電極に静電気が帯電
することにより発生する表示不良等の静電気に起因する
問題を防止することができる。
【0028】また、液晶表示パネルへの付着物の除去を
水中で行うことにより、付着物除去時に静電気を発生さ
せることがなく、TFTの破壊、透明電極に静電気が帯
電することにより発生する表示不良等の静電気に起因す
る問題を防止することができるとともに、空気中に除去
した付着物を飛散させることがないため、クリーンルー
ム内のクリーン度を悪化させることがない。
【0029】上記の液晶表示パネル用洗浄装置によれ
ば、セル化分断及びショートリングの面取り時に発生し
たガラスの微小な破片の平面部分が、液晶表示パネルの
平面部分に密着して付着し、両者の間が真空状態となっ
て、ガラスの微小な破片が液晶表示パネルに強固に付着
している場合であっても、刃物が取り付けられた付着物
除去手段を液晶表示パネルに接触させ、摺動させること
により、液晶表示パネルへの付着物を削り取るように除
去するので、液晶表示パネルに強固に付着しているガラ
スの微小な破片も除去することができる。
【0030】さらに、液晶表示パネル上に円を描くよう
に、刃物が取り付けられた付着物除去手段を回転させて
液晶表示パネルへの付着物を除去することにより、短時
間に液晶表示パネルへの付着物を除去することができる
とともに、同一の付着物に対して、付着物除去手段に取
り付けられた刃物を短時間により多く接触させることが
でき、液晶表示パネルへの付着物を除去できる確率を高
めることができる。
【0031】さらに、付着物除去手段は、一般公差の真
直度を有する第1の刃物と、第1の刃物より高精度の真
直度を有する第2の刃物とを有していることにより、第
1の刃物で比較的大きな液晶表示パネルへの付着物を除
去し、第2の刃物では第1の刃物で除去できない微小な
液晶表示パネルへの付着物を除去するため、効率良く液
晶表示パネルへの付着物を除去することができるととも
に、高精度の真直度を有する第2の刃物が液晶表示パネ
ルへの付着物に接触した際の衝撃を弱めることができ、
刃物の寿命を長くすることができる。
【0032】さらに、付着物除去手段がサスペンション
機構を有していることにより、付着物除去手段が液晶表
示パネルと接触した際に、付着物除去手段が破損するこ
とを防止できるとともに、液晶表示パネルが破損するこ
とを防止できる。
【0033】さらに、付着物除去手段が空気噴出口を有
していることにより、液晶表示パネルへの付着物を除去
する際に、空気噴出口より、液晶表示パネルに空気を吹
き付けることができ、除去したガラスの微小な破片等の
付着物を吹き飛ばし、液晶表示パネルに再付着すること
を防止することができる。
【0034】また、液晶表示パネルへの付着物を除去す
る際に、除電手段により、イオン化した空気を液晶表示
パネルに吹き付けて静電気を除去することにより、付着
物除去時に発生する静電気によるTFTの破壊、透明電
極に静電気が帯電することにより発生する表示不良等の
静電気に起因する問題を防止することができる。
【0035】さらに、付着物除去手段に設けた空気噴出
口より、イオン化した空気を液晶表示パネルに吹き付け
て静電気を除去することにより、付着物除去時に発生す
る静電気によるTFTの破壊、透明電極に静電気が帯電
することにより発生する表示不良等の静電気に起因する
問題を防止することができるとともに、除去したガラス
の微小な破片等の付着物を吹き飛ばし、液晶表示パネル
に再付着することを防止することができる。
【0036】また、液晶表示パネルへの付着物の除去を
水中で行うことができる水槽を有していることにより、
水中での液晶表示パネルへの付着物の除去を行うことが
できるため、付着物除去時に静電気を発生させることが
なく、TFTの破壊、透明電極に静電気が帯電すること
により発生する表示不良等の静電気に起因する問題を防
止することができるとともに、空気中に除去した付着物
を飛散させることがないため、クリーンルーム内のクリ
ーン度を悪化させることがない。
【0037】さらに、水槽内の水を流動させることによ
り、除去した付着物が液晶表示パネルに再付着すること
を防止することができる。
【0038】また、付着物除去手段を清掃するための清
掃手段を有していることにより、液晶表示パネルから除
去したガラスの微小な破片等の付着物が付着物除去手段
に付着した場合であっても、別の液晶表示パネルに、付
着物除去手段に付着したガラスの微小な破片等を付着さ
せてしまうことを防止することができる。
【0039】また、付着物除去手段により液晶表示パネ
ルへの付着物を除去した後に、液晶表示パネルの外観不
良を検査する検査手段を有していることにより、不良品
を後工程へ流すことがなくなり、偏光板及び駆動回路等
の部材を不良品に取り付けてしまうことがないため、こ
れらの部材を節約することができるとともに、これらの
部材の取り付けにかかる時間と労力を節約することがで
きる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1乃至図10を用いて本発明の
実施の形態について説明する。
【0041】(実施の形態1) 本発明の実施の形態に係わる液晶表示パネル用洗浄装置
を図1及び図2に示す。図1は本発明の実施の形態に係
わる液晶表示パネル用洗浄装置の平面図、図2は本発明
の実施の形態に係わる液晶表示パネル用洗浄装置の側面
図である。
【0042】ローダー部1には、液晶表示パネル収納用
カセット2が複数個セットされている。この液晶表示パ
ネル収納用カセット2から液晶表示パネル3を順次1組
ずつ取り出す際に、液晶表示パネル収納用カセット2の
支柱と液晶表示パネル3の端子部とが接触することによ
り、静電気が発生し、TFTが静電気破壊しないよう
に、液晶表示パネル収納用カセット2の中心と液晶表示
パネル3の中心とが一致するように位置決めされてい
る。
【0043】液晶表示パネル3は、取り出しアーム4に
吸着固定され、液晶表示パネル収納用カセット2から取
り出され、取り出しアーム4の上方に設けられた供給ア
ーム5に吸着固定され、上面洗浄ステージ6に供給され
る。
【0044】上面洗浄ステージ6に供給された液晶表示
パネル3は、上面洗浄ステージ6に吸着固定され、上方
から複数の刃物7が取り付けられた付着物除去手段8が
回転しながら下降して液晶表示パネル3と接触し、液晶
表示パネル3に付着しているガラスの微小な破片の除去
を行う。
【0045】液晶表示パネル3上面の全面についてガラ
スの微小な破片を除去するため、上面洗浄ステージ6が
移動することにより、液晶表示パネル3上面の全面の洗
浄を行う。全面の洗浄を行うためには、付着物除去手段
8が移動するように構成されていても構わないし、付着
物除去手段8と上面洗浄ステージ6との両方が移動する
ように構成されていても構わない。
【0046】液晶表示パネル3上面の洗浄が終了する
と、付着物除去手段8は回転しながら上昇し、上昇して
いく途中で回転を停止してから上昇を終了する。上昇を
終了した付着物除去手段8は、刃物7に付着したガラス
の微小な破片の除去を行うため、清掃手段9に移動し、
清掃手段9内へ下降して回転する。
【0047】清掃手段9では、イオン化した空気を回転
している付着物除去手段8へ吹き付け、ガラスの微小な
破片を吹き飛ばして除去するとともに、付着物除去手段
8に帯電している静電気を除電する。清掃が終了する
と、付着物除去手段8は回転を停止して上昇し、次の液
晶表示パネル3が上面洗浄ステージ6に供給されるまで
待機する。
【0048】液晶表示パネル3上面の洗浄が終了する
と、液晶表示パネル3は上面洗浄ステージ6への吸着固
定が解除され、上面洗浄ステージ6内部にある突き上げ
ピン10が上昇し、液晶表示パネル3は突き上げピン1
0に突き上げられた状態で、突き上げピン10に吸着固
定される。この状態を保持し、反転アーム11のある位
置まで上面洗浄ステージ6が移動した後、突き上げピン
10が下降し、液晶表示パネル3が突き上げピン10へ
の吸着固定を解除され、反転アーム11に移載される。
上面洗浄ステージ6は、元の位置に戻って次の液晶表示
パネル3が供給されるまで待機する。
【0049】反転アーム11は液晶表示パネル3の上下
面を反転させ、下面洗浄ステージ12が反転アーム11
のある位置まで移動する。下面洗浄ステージ12内部に
ある突き上げピン10が上昇し、液晶表示パネル3は反
転アーム11への吸着固定を解除され、突き上げピン1
0に吸着固定される。下面洗浄ステージ12が元の位置
まで移動し、突き上げピン10が下降して、液晶表示パ
ネル3は突き上げピン10への吸着固定を解除され、下
面洗浄ステージ12に吸着固定される。
【0050】液晶表示パネル3下面に付着したガラスの
微小な破片の除去については、前述した液晶表示パネル
3上面と同様に行い、液晶表示パネル3下面の洗浄を終
了する。
【0051】液晶表示パネル3からガラスの微小な破片
を除去する際に発生する静電気を除電するため、液晶表
示パネル3上面及び下面ともに、ガラスの微小な破片を
除去する際に、除電手段13によりイオン化した空気を
液晶表示パネル3に吹き付けることにより、発生した静
電気を除電している。
【0052】液晶表示パネル3下面の洗浄が終了する
と、液晶表示パネル3は下面洗浄ステージ12への吸着
固定が解除され、下面洗浄ステージ12内部にある突き
上げピン10が上昇し、液晶表示パネル3は突き上げピ
ン10に突き上げられた状態で、突き上げピン10に吸
着固定される。この状態を保持し、移載アーム14のあ
る位置まで下面洗浄ステージ12が移動した後、突き上
げピン10が下降し、液晶表示パネル3が突き上げピン
10への吸着固定を解除され、移載アーム14に移載さ
れる。下面洗浄ステージ12は、元の位置に戻って次の
液晶表示パネル3が供給されるまで待機する。
【0053】液晶表示パネル3は、移載アーム14によ
り、ウェット洗浄部15へ移載される。ウェット洗浄部
15では、液晶表示パネル3は、搬送コンベア16によ
り搬送されながら、液晶表示パネル3の上下に設置され
たシャワーノズル17及びブラシ18により、両面に純
水を吹き付けられながらブラッシングされた後、乾燥ブ
ロアー19により、付着した水滴を吹き飛ばされてウェ
ット洗浄を終了し、本工程における洗浄を完了する。
【0054】洗浄を完了した液晶表示パネル3は、液晶
表示パネル3を上下から撮像できるように設置したライ
ンセンサーカメラ20により、全体を撮像され、その画
像を2値化処理することにより、液晶表示パネル3表面
のキズ及び液晶表示パネル3周縁部のカケの有無につい
て自動検査が行われ、良否判定をされながら搬送コンベ
ア16により搬送される。
【0055】ラインセンサーカメラ20付近に設置され
た画像モニター21には、ラインセンサーカメラ20に
よって撮像された液晶表示パネル3上下面の画像が表示
され、目視によっても外観不良検査及び良否判定を行え
るようになっている。
【0056】外観検査が終了した液晶表示パネル3は、
液晶表示パネル収納用カセット2の支柱と液晶表示パネ
ル3の端子部とが接触することにより、静電気が発生
し、TFTが静電気破壊しないように、液晶表示パネル
収納用カセット2の中心と液晶表示パネル3の中心とが
一致するように、位置決めピン22によって位置決めさ
れる。位置決めされた液晶表示パネル3は、搬出アーム
23に吸着固定され、収納アーム24上に供給される。
【0057】収納アーム24は、アンローダー部25に
セットされている複数の液晶表示パネル収納用カセット
2に、外観検査での判定結果に基づき、良品と不良品の
区別をして液晶表示パネル3を収納し、本工程を完了す
る。
【0058】図3乃至図5を用いて付着物除去手段8に
ついて説明する。図3は付着物除去手段8の一例を示す
斜視図、図4はサスペンション機構26及び空気噴出口
27を有する付着物除去手段8の一例を示す説明図、図
5は空気噴出口27の他の例を示す断面図である。
【0059】図3に示すように、2枚の刃物7は、モー
ター28によって回転しながらガラスの微小な破片を除
去するため、互いに刃先を逆方向に向けて取り付けられ
ている。刃物7の材質については、セラミックまたは金
属等を用いることができ、特に限定されるものではな
く、取り付ける刃物7の数についても、特に限定される
ものではない。
【0060】この刃物7の刃先角は、25〜35°が望
ましく、さらに望ましいのは30°である。刃先角が2
5°より鋭角になった場合、刃物の強度が弱くなり、3
5°より鈍角になった場合、ガラスの微小な破片を充分
に除去することができない。
【0061】また、液晶表示パネル3(図3には図示せ
ず)と刃物7との接触角は、25〜35°が望ましく、
さらに望ましいのは30°である。液晶表示パネル3と
刃物7との接触角が25°より鋭角になった場合、刃物
7によって液晶表示パネル3に加える圧力が弱くなり、
ガラスの微小な破片を充分に除去することができなくな
り、液晶表示パネル3と刃物7との接触角が35°より
鈍角になった場合、刃物7によって液晶表示パネル3に
加える圧力が強くなり、液晶表示パネル3の表面にキズ
が付いてしまうとともに、刃物7の寿命が著しく短くな
る。
【0062】また、刃物7の回転数は、80〜140r
pmが望ましく、さらに望ましいのは100〜120r
pmである。刃物7の回転数が80rpmより低い場
合、ガラスの微小な破片の液晶表示パネル3への密着力
に刃物7が負けて浮いてしまい、再度液晶表示パネル3
へ接触した際に液晶表示パネル3の表面にキズが付いて
しまい、140rpmより高い場合、刃物7がガラスの
微小な破片に接触した際の衝撃力が強まるため、刃物7
の寿命が著しく短くなる。
【0063】尚、本発明の刃物は、ナイフの刃等のよう
に、紙または木等を切断または切削できるものでも構わ
ないし、定規等のように、紙または木等を切断または切
削することが困難なものでも構わない。
【0064】図4に示すように、バネを用いたサスペン
ション機構26は、刃物7とモーター28との間に設け
られ、空気噴出口27は、モーター28付近の回転しな
い箇所に設けられている。
【0065】このバネの反発力によって刃物7が液晶表
示パネル3(図4には図示せず)に加える荷重は、80
0〜1200gが望ましく、さらに望ましいのは900
〜1100gである。刃物7が液晶表示パネル3に加え
る荷重が800gより小さい場合、ガラスの微小な破片
の液晶表示パネル3への密着力に刃物7が負けて浮いて
しまい、再度液晶表示パネル3に接触した際に液晶表示
パネル3の表面にキズが付いてしまい、1200gより
大きい場合、刃物7にかかるストレスが大きくなり、刃
物7の寿命が著しく短くなる。
【0066】また、空気噴出口27には、空気またはイ
オン化した空気を供給するための管(図示せず)が接続
されている。この空気噴出口27からの空気またはイオ
ン化した空気の噴出速度は、12〜16m/secが望
ましい。この噴出速度でイオン化した空気を液晶表示パ
ネル3に吹き付けた場合、液晶表示パネル3から除去し
たガラスの微小な破片を吹き飛ばすことができるととも
に、液晶表示パネル3の表面に1000V以上帯電して
いる静電気を50V以下まで除電することができる。
【0067】図5に示すように、空気噴出口27を刃物
7に設け、管29を接続して空気またはイオン化した空
気を空気噴出口27へ供給することもできる。この場
合、刃物7を回転させてガラスの微小な破片を除去する
ときには不向きであるが、刃物7を直線的に動かしてガ
ラスの微小な破片を除去するときには有効である。
【0068】図6を用いて清掃手段9について説明す
る。図6は清掃手段9の一例を示す斜視図である。付着
物除去手段8(図6には図示せず)を中心の凹部に入
れ、排気管30から排気を行いながら、複数のエアーノ
ズル31より空気またはイオン化した空気を付着物除去
手段8に吹き付けることによって清掃を行う。エアーノ
ズル31には、空気またはイオン化した空気を供給する
ための管(図示せず)が接続されている。
【0069】図7を用いて検査手段について説明する。
図7は検査手段の一例を示す説明図である。液晶表示パ
ネル3をラインセンサーカメラ20の撮像視野内に入れ
るために、ガイドピン32が液晶表示パネル3の両側に
設けられている。このガイドピン32は、液晶表示パネ
ル3の搬送コンベア16による進行方向に対して負荷が
かからないように、ベアリング(図示せず)を介して取
り付けられている。
【0070】また、液晶表示パネル3を撮像するための
ラインセンサーカメラ20及びライン型光源33は、液
晶表示パネル3の上下面を同時に検査するため、液晶表
示パネル3を上下から挟み込むような位置に設置されて
いる。このラインセンサーカメラ20によって撮像され
た画像は、画像処理部(図示せず)及び判定部(図示せ
ず)よって2値化され、良否判定が行われるとともに、
上面、下面用の画像モニター21に画像が表示され、作
業者が目視による確認を行うこともできる。
【0071】また、良否判定によって不良を検出した場
合、パトライト(図示せず)等で作業者に知らせること
により、刃物7(図7には図示せず)の交換時期を確実
なものにすることができる。
【0072】(実施の形態2) 図8乃至図10を用いて、本発明の他の実施の形態につ
いて説明する。図8は本発明の他の実施の形態に係わる
液晶表示パネル用洗浄装置の側面図、図9は付着物除去
手段8の他の例を示す説明図、図10は水槽内部を示す
説明図である。
【0073】ローダー部1にセットされている液晶表示
パネル収納用カセット2から、液晶表示パネル3を取り
出しアーム4よって取り出し、供給アーム5によって上
面洗浄ステージ6に供給する。
【0074】上面洗浄ステージ6に供給された液晶表示
パネル3は、上面洗浄ステージ6に吸着固定され、上面
洗浄ステージ6が上面洗浄用水槽34内に下降し、図9
に示すような第1の刃物35及び第2の刃物36が取り
付けられた付着物除去手段8を液晶表示パネル3と接触
させながらA方向に平行移動させ、液晶表示パネル3に
付着しているガラスの微小な破片の除去を行う。
【0075】液晶表示パネル3上面の洗浄が終了する
と、反転アーム11によって液晶表示パネル3の上下面
を反転させ、移載アーム14によって下面洗浄ステージ
12に液晶表示パネル3が供給される。
【0076】液晶表示パネル3下面に付着したガラスの
微小な破片の除去については、前述した液晶表示パネル
3上面と同様に下面洗浄用水槽37内で行い、液晶表示
パネル3下面の洗浄を終了する。
【0077】液晶表示パネル3下面の洗浄が終了する
と、液晶表示パネル3は移載アーム14によってウェッ
ト洗浄部15へ移載される。ウェット洗浄部15でウェ
ット洗浄を終了し、本工程における洗浄を完了する。
【0078】洗浄を完了した液晶表示パネル3は、搬出
アーム23によって収納アーム24上に供給され、アン
ローダー部25にセットされている液晶表示パネル収納
用カセット2に収納され、本工程を完了する。
【0079】ここで、図9に示した付着物除去手段8に
ついて説明する。
【0080】第1の刃物35及び第2の刃物36の刃先
角は25〜35°が望ましく、さらに望ましいのは30
°である。刃先角が25°より鋭角になった場合、刃物
の強度が弱くなり、35°より鈍角になった場合、ガラ
スの微小な破片を充分に除去することができない。
【0081】また、液晶表示パネル3と第1の刃物35
及び第2の刃物36との接触角は25〜35°が望まし
く、さらに望ましいのは30°である。液晶表示パネル
3と第1の刃物35及び第2の刃物36との接触角が2
5°より鋭角になった場合、第1の刃物35及び第2の
刃物36によって液晶表示パネル3に加える圧力が弱く
なり、ガラスの微小な破片を充分に除去することができ
なくなり、液晶表示パネル3と第1の刃物35及び第2
の刃物36との接触角が35°より鈍角になった場合、
第1の刃物35及び第2の刃物36によって液晶表示パ
ネル3に加える圧力が強くなり、液晶表示パネル3の表
面にキズが付いてしまうとともに、第1の刃物35及び
第2の刃物36の寿命が著しく短くなる。
【0082】また、第1の刃物35及び第2の刃物36
の真直度は、例えば第1の刃物35の真直度が0.1m
mの場合、第2の刃物36の真直度は0.01mmが望
ましい。このように、第1の刃物35及び第2の刃物3
6の真直度を異ならせ、付着物除去手段8の移動方向で
あるA方向の前側にある第1の刃物35で比較的大きな
付着物の除去を行い、後側にある第2の刃物36で微小
な付着物の除去を行うことにより、第2の刃物36が付
着物と接触した際の衝撃を弱めることができ、高精度の
真直度を有する第2の刃物36の寿命を延ばすことがで
きる。
【0083】また、バネを用いたサスペンション機構2
6を用いた場合、このバネの反発力によって第1の刃物
35及び第2の刃物36が液晶表示パネル3に加える荷
重は、水中で付着物の除去を行うときには、空気中より
も付着物が除去しやすくなるため、300〜600gが
望ましく、さらに望ましいのは400〜500gであ
る。第1の刃物35及び第2の刃物36が液晶表示パネ
ル3に加える荷重が300gより小さい場合、ガラスの
微小な破片の液晶表示パネル3への密着力に第1の刃物
35及び第2の刃物36が負けて浮いてしまい、再度液
晶表示パネル3に接触した際に液晶表示パネル3の表面
にキズが付いてしまい、600gより大きい場合、第1
の刃物35及び第2の刃物36にかかるストレスが大き
くなり、第1の刃物35及び第2の刃物36の寿命が著
しく短くなる。
【0084】ここで、図10を用いて上面洗浄用水槽3
4及び下面洗浄用水槽37について説明する。
【0085】上面洗浄用水槽34及び下面洗浄用水槽3
7は同じ構造でよく、給水口38及び排水口39を有
し、付着物除去手段8の移動方向であるA方向と同じ方
向であるB方向に水40が流動するようにすることが望
ましい。このようにすることで、液晶表示パネル3から
除去された付着物が液晶表示パネル3に再付着したり、
上面洗浄ステージ6または下面洗浄ステージ12に付着
することを防止することができる。
【0086】水40の流速は5〜10m/minが望ま
しく、この流速の場合に、液晶表示パネル3から除去し
た付着物が効率よく排水口39に流動していくため、液
晶表示パネル3から除去した付着物の液晶表示パネル3
への再付着及び上面洗浄ステージ6または下面洗浄ステ
ージ12への付着を防止することができる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
パネルの洗浄方法によれば、刃物を液晶表示パネルに接
触させ、摺動させることにより、液晶表示パネルに強固
に付着しているガラスの微小な破片も除去することがで
き、偏光板を液晶表示パネルに貼り付ける際に、偏光板
と液晶表示パネルの間に気泡が混入することを防止する
ことができるため、良品率を向上させることができる。
【0088】また、液晶表示パネルへの付着物を除去す
る際に、イオン化した空気を液晶表示パネルに吹き付け
て静電気を除去することにより、静電気によるTFTの
破壊、透明電極に静電気が帯電することにより発生する
表示不良等の静電気に起因する問題を防止することがで
きる。
【0089】また、液晶表示パネルへの付着物の除去を
水中で行うことにより、静電気によるTFTの破壊、透
明電極に静電気が帯電することにより発生する表示不良
等の静電気に起因する問題を防止することができるとと
もに、クリーンルーム内のクリーン度を悪化させること
がない。
【0090】上記の液晶表示パネル用洗浄装置によれ
ば、刃物が取り付けられた付着物除去手段を液晶表示パ
ネルに接触させ、摺動させることにより、液晶表示パネ
ルに強固に付着しているガラスの微小な破片も除去する
ことができ、偏光板を液晶表示パネルに貼り付ける際
に、偏光板と液晶表示パネルの間に気泡が混入すること
を防止することができるため、良品率を向上させること
ができる。
【0091】さらに、液晶表示パネル上に円を描くよう
に、付着物除去手段を回転させて液晶表示パネルへの付
着物を除去することにより、短時間に液晶表示パネルへ
の付着物を除去することができるとともに、液晶表示パ
ネルへの付着物を除去できる確率を高めることができ
る。
【0092】さらに、付着物除去手段は、一般公差の真
直度を有する第1の刃物と、第1の刃物より高精度の真
直度を有する第2の刃物とを有していることにより、効
率良く液晶表示パネルへの付着物を除去することができ
るとともに、刃物の寿命を長くすることができる。
【0093】さらに、付着物除去手段がサスペンション
機構を有していることにより、付着物除去手段が破損す
ることを防止できるとともに、液晶表示パネルが破損す
ることを防止できる。
【0094】さらに、付着物除去手段が空気噴出口から
液晶表示パネルに空気を吹き付けることができ、除去し
たガラスの微小な破片等の付着物が、液晶表示パネルに
再付着することを防止することができる。
【0095】また、液晶表示パネルへの付着物を除去す
る際に、除電手段により、イオン化した空気を液晶表示
パネルに吹き付けて静電気を除去することにより、静電
気によるTFTの破壊、透明電極に静電気が帯電するこ
とにより発生する表示不良等の静電気に起因する問題を
防止することができる。
【0096】さらに、付着物除去手段に設けた空気噴出
口より、イオン化した空気を液晶表示パネルに吹き付け
て静電気を除去することにより、静電気によるTFTの
破壊、透明電極に静電気が帯電することにより発生する
表示不良等の静電気に起因する問題を防止することがで
きるとともに、除去したガラスの微小な破片等の付着物
が液晶表示パネルに再付着することを防止することがで
きる。
【0097】また、液晶表示パネルへの付着物の除去を
水中で行うことができる水槽を有していることにより、
静電気によるTFTの破壊、透明電極に静電気が帯電す
ることにより発生する表示不良等の静電気に起因する問
題を防止することができるとともに、クリーンルーム内
のクリーン度を悪化させることがない。
【0098】さらに、水槽内の水を流動させることによ
り、除去した付着物が液晶表示パネルに再付着すること
を防止することができる。
【0099】また、清掃手段により、付着物除去手段を
清掃することによって、液晶表示パネルから除去したガ
ラスの微小な破片等の付着物が付着物除去手段に付着し
た場合であっても、別の液晶表示パネルに、付着物除去
手段に付着したガラスの微小な破片等を付着させてしま
うことを防止することができる。
【0100】また、付着物除去手段により液晶表示パネ
ルへの付着物を除去した後に、検査手段により、液晶表
示パネルの外観不良を検査することによって、不良品を
後工程へ流すことがなくなり、偏光板及び駆動回路等の
部材を不良品に取り付けてしまうことがないため、これ
らの部材を節約することができるとともに、これらの部
材の取り付けにかかる時間と労力を節約することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる液晶表示パネル用
洗浄装置の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる液晶表示パネル用
洗浄装置の側面図である。
【図3】付着物除去手段の一例を示す斜視図である。
【図4】サスペンション機構及び空気噴出口を有する付
着物除去手段を示す説明図である。
【図5】空気噴出口の他の例を示す断面図である。
【図6】清掃手段の一例を示す斜視図である。
【図7】検査手段の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係わる液晶表示パネ
ル用洗浄装置の側面図である。
【図9】付着物除去手段の他の例を示す説明図である。
【図10】水槽内部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ローダー部 2 液晶表示パネル収納用カセット 3 液晶表示パネル 4 取り出しアーム 5 供給アーム 6 上面洗浄ステージ 7 刃物 8 付着物除去手段 9 清掃手段 10 突き上げピン 11 反転アーム 12 下面洗浄ステージ 13 除電手段 14 移載アーム 15 ウェット洗浄部 16 搬送コンベア 17 シャワーノズル 18 ブラシ 19 乾燥ブロアー 20 ラインセンサーカメラ 21 画像モニター 22 位置決めピン 23 搬出アーム 24 収納アーム 25 アンローダー部 26 サスペンション機構 27 空気噴出口 28 モーター 29 管 30 排気管 31 エアーノズル 32 ガイドピン 33 ライン型光源 34 上面洗浄用水槽 35 第1の刃物 36 第2の刃物 37 下面洗浄用水槽 38 給水口 39 排水口 40 水
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−328447(JP,A) 特開 平2−2144(JP,A) 特開 平7−335601(JP,A) 特開 平7−335607(JP,A) 特開 平7−161676(JP,A) 特開 平7−14810(JP,A) 特開 平6−99159(JP,A) 実開 昭55−167485(JP,U) 実開 昭54−56466(JP,U) 実開 昭58−137492(JP,U) 実開 昭59−79282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 1/00 - 1/04 B08B 5/00 - 13/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネル内に液晶材料を注入し、液
    晶材料注入口を封止した後、偏光板を貼り付ける前に行
    う液晶表示パネルの洗浄方法において、刃物を前記液晶
    表示パネルに接触させながら摺動させるとともに、液晶
    表示パネル上に円を描くように回転させ、かつ前記液晶
    表示パネルにイオン化した空気を吹き付けることによ
    り、前記液晶表示パネルへの付着物を除去した後、 前記刃物を、清掃手段内に移動させて、前記刃物を回転
    させるとともに、前記刃物にイオン化した空気を吹き付
    けて清掃することを特徴とする液晶表示パネルの洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】前記刃物を上方から回転させながら下降さ
    せて、前記液晶表示パネルへの付着物を除去した後、前
    記刃物を回転させながら上昇させることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示パネルの洗浄方法。
  3. 【請求項3】前記刃物の回転数は、80〜140rpm
    であることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表
    示パネルの洗浄方法。
  4. 【請求項4】前記清掃手段は、排気を行いながら清掃す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    載の液晶パネルの洗浄方法。
  5. 【請求項5】前記刃物を液晶表示パネルにサスペンショ
    ン機構により800〜1200gの荷重で密着させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の
    液晶表示パネルの洗浄方法。
  6. 【請求項6】前記液晶表示パネルへの付着物の除去を水
    中で行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか記載の液晶表示パネルの洗浄方法。
  7. 【請求項7】前記刃物を液晶表示パネルにサスペンショ
    ン機構により300〜600gの荷重で密着させること
    を特徴とする請求項6記載の液晶表示パネルの洗浄方
    法。
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